連載
posted:2016.3.18 from:兵庫県神戸市 genre:暮らしと移住 / 旅行
sponsored by 神戸市
〈 この連載・企画は… 〉
旅するように暮らす、暮らすように旅する。それができるのが神戸の魅力。
ブックレット『CLASS KOBE』で紹介した場所、そして、オリジナル記事も加えた、
神戸の暮らしを訪ねたくなるコロカルの神戸案内です。
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文:左近智子(glass)
撮影:貝原弘次
Supported by 神戸市
全国でも2番目にパンの消費量が多い神戸。確かに神戸のまちは
各所にベーカリーがあり、まちの人が日常のパンを買っている姿をよく見ます。
なかでも神戸の人が愛してやまないのは、〈イスズベーカリー〉です。
1946年の創業以来神戸の人を虜にしているのは、
小麦粉の旨みが最大限に引き出された風味豊かなパンのおいしさにほかなりません。
イスズベーカリーではイーストの使用を極力抑えて、
小麦粉の生地が醗酵しようとする力を引き出すために長時間醗酵法を採用。
そのため小麦粉のおいしさが噛めば噛むほど感じられる、深い味わいになっているのです。
そのパンづくりの姿勢から、イスズベーカリー2代目の井筒英治さんは、
ハイレベルな技能者に与えられる“神戸マイスター”にパン部門で初めて認定されています。
お店は三宮、元町、北野に計4店舗ありますが、
なかでも2006年7月にオープンした元町店には130種類以上のパンが並び、
洋菓子なども含めると、アイテム数がなんと200種類以上。
もちろんほかのイスズベーカリーの店舗と比べても、品ぞろえの多さは群を抜いています。
しかしこちらのお店、人気なのは品ぞろえの豊富さだけではありません。
訪れるお客さんは、地元の40~50代の人が中心。
イスズベーカリーのパンは毎日食べたい味だから、というのが
多くの人を魅了し続ける理由なのです。
朝は朝食としてサンドイッチを買う出勤前の人、
15時を過ぎるとお母さんたちが明日の朝食用に食卓に並べる食パンを、
夕方以降は仕事帰りのOLさんが自分へのごほうびに菓子パンを買って帰る……。
つまりイスズベーカリーのパンは、神戸の人のエネルギーそのもの。
いつでも食べたい、そして食べれば元気になれる神戸パンの代表です。
おやつにも、食卓にも、毎日の生活においしパンがあれば、
それはそれは、ハッピーに違いありません。
information
イスズベーカリー 元町店
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