連載
posted:2016.3.10 from:兵庫県神戸市 genre:暮らしと移住 / 旅行
sponsored by 神戸市
〈 この連載・企画は… 〉
旅するように暮らす、暮らすように旅する。それができるのが神戸の魅力。
ブックレット『CLASS KOBE』で紹介した場所、そして、オリジナル記事も加えた、
神戸の暮らしを訪ねたくなるコロカルの神戸案内です。
writer profile
Rie Shikita
シキタリエ
エディター/ライター。愛媛生まれ、兵庫県尼崎市住まい。関西の情報誌編集部を経てフリーに。料理・カフェ専門誌や広告のコピーライティングなどに携わる。一番心躍るのは、甘いものの取材。1歳娘の影響でただいま絵本に夢中。
credit
撮影:松浦光洋
Supported by 神戸市
JR神戸駅から徒歩5分ほど。
湊川神社のほど近くに、青の外観が目を引く天ぷら屋があります。
といっても高級なイメージではなく、立ち呑みの気楽なスタイル。
開店するやいなや、常連と思われる女性ひとり客やサラリーマンのグループ、
カップルなどが次々とのれんをくぐっていく姿が見られます。
店主は、神戸の風景を切り取るのがライフワークでもある、
フォトグラファーの國米恒吉さん。幼なじみの和食料理人と
タッグを組んで、かねてより思い描いていた店を構えました。
東山商店街で毎朝仕入れる新鮮な素材を使った天ぷらは、
独自のパリッとした衣から弾けるように広がる素材の旨みが印象深く感じられます。
海老入りのおまかせ4品から始まり、
明石蛸、豚角煮、半熟玉子、紅しょうがと、どんどん食べ進め……。
主役の天ぷらだけではなく、ショーケースにはナムルや煮物が数種並び、
一品料理には神戸の地ソースが添えられるメニューまで。
立ち呑みとはいえ、2軒目としてさくっと立ち寄るよりも、
お腹いっぱい食事を楽しんでいく人が多いというのにも納得のラインナップです。
うれしいのは、奥にはテーブル席があり、5名以上なら3日前までの予約で
ゆったりとコース料理を堪能することもできること。
仕事帰りには立ち呑み、週末の集まりにはテーブルでと
使い分けられる勝手のよさなど、オープンからまだ1年そこそこというのに、
地元の人に愛されている理由がいくつもあるようです。
今日も地酒を片手にお客さんが堪能しているのは
神戸の食材と、そしてまちへの深い思いです。
information
天ぷら・立ち呑み 國(こく)
住所:兵庫県神戸市中央区多聞通4-1-4
TEL:078-341-6426
営業時間:17:00~23:00(LO22:30)、土曜 16:00~22:00(LO 21:30)
定休日:日曜、祝日
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