立川〈PLAY!〉で遊びつくそう! 新街区〈GREEN SPRINGS〉に 複合文化施設がオープン!

大人も子どもも遊べるミュージアム&プレイパーク

2020年6月、東京・立川北側にある
新街区〈GREEN SPRINGS(グリーンスプリングス)〉内に
〈PLAY! MUSEUM(プレイミュージアム)〉と
〈PLAY! PARK(プレイパーク)〉がオープンしました。

PLAY! MUSEUMは、絵とことばがテーマの美術館。
PLAY! PARKは、子どもの屋内遊び場。

ロゴマークやサインを手掛けたのは、デザイナーの菊地敦己さん。

ロゴマークやサインを手掛けたのは、デザイナーの菊地敦己さん。

PLAY! PARKの合言葉は「未知との出会い」。
子供が遊ぶ遊具も身近な素材で、
ユニークな大型遊具や工具を使って楽しむファクトリーなどがある
子どものための屋内広場です。
また、大人も子供も楽しめる造形や音楽のワークショップをはじめ
親子で参加できるプログラムがそろっています。

エリック・カール『はらぺこあおむし』イラストレーション 1990 年 Collection of Eric and Barbara Carle, Courtesy ofThe Eric Carle Museum of Picture Book Art, Amherst, Massachusetts. © 1969, 1987 Eric Carle.

エリック・カール『はらぺこあおむし』イラストレーション 1990 年 Collection of Eric and Barbara Carle, Courtesy ofThe Eric Carle Museum of Picture Book Art, Amherst, Massachusetts. © 1969, 1987 Eric Carle.

PLAY! MUSEUM 展示室 企画展「tupera tupera のかおてん.」

PLAY! MUSEUM 展示室 企画展「tupera tupera のかおてん.」

GREEN SPRINGSは、2020年4月、
JR立川駅北側に誕生した複合型プロジェクト。
ショップやレストラン、ホテルなど9つの棟の中心には、
約1万平方メートルの広場があり、何とも気持ちのいいロケーション。

〈GREEN SPRINGS〉「空と大地と人がつながる、ウェルビーイングタウン」をコンセプトにした未来型の文化都市空間。長さ約120メートルにおよぶ階段状のカスケード(人工滝)では水遊びも楽しめます。カスケードを登った先には、緑豊かな昭和記念公園を見下ろす屋上展望スペースが広がっています。

〈GREEN SPRINGS〉「空と大地と人がつながる、ウェルビーイングタウン」をコンセプトにした未来型の文化都市空間。長さ約120メートルにおよぶ階段状のカスケード(人工滝)では水遊びも楽しめます。カスケードを登った先には、緑豊かな昭和記念公園を見下ろす屋上展望スペースが広がっています。

PLAY! は当日の再入場もOKなので、
展覧会と屋外を行き来しながら、1日中遊べます。
それでは、建物の中に入ってみましょう。
美術館は建物の2階にあります。エントランスはこんな感じ。

PLAY! MUSEUM エントランス

PLAY! MUSEUM エントランス

大きな弧を描く壁は、うずまき状になっています。

PLAY! MUSEUM 展示室 企画展「tupera tupera のかおてん.」

PLAY! MUSEUM 展示室 企画展「tupera tupera のかおてん.」

PLAY!を設計したのは〈手塚建築研究所〉

内装設計を手掛けたのは、同市内の〈ふじようちえん〉などの設計で知られる
〈手塚建築研究所〉の手塚貴晴さんと手塚由比さん。
内装設計だけではなく、遊具の制作にも関わっています。
子どもはもちろん、大人もわくわくさせられる空間です。

3階は、PLAY! PARK。
こちらはPLAY!のシンボルでもある「大きなお皿」。
直径22メートルもある、お皿型のスペースです。

PLAY! PARK 「大きなお皿」

PLAY! PARK 「大きなお皿」

この巨大なスペースに、子どもたちは大喜び。
駆け回ったり、円形のへりですべったりして遊んでいました。
こちらは小さな子ども(3歳未満)が遊べる「小さなお皿」。

PLAY! PARK 「小さなお皿」

PLAY! PARK 「小さなお皿」

そして、小さな工房「ファクトリー」と絵本が充実した「ライブラリー」、
アニメーションを上映する「シアター」。

「ファクトリー」様々な材料や工具を使い、ものづくりできる場所。「まいにちのワークショップ」を開催。

「ファクトリー」さまざまな材料や工具を使い、ものづくりできる場所。「まいにちのワークショップ」を開催。

PLAY! PARK 「ライブラリー」。常時700冊の国内外の絵本が読み放題。本棚に座ったり、地面に寝転んだり、自由に楽しめます。

PLAY! PARK 「ライブラリー」。常時700冊の国内外の絵本が読み放題。本棚に座ったり、地面に寝転んだり、自由に楽しめます。

PLAY! PARK 内観 「シアター」。多摩美術大学グラフィックデザイン学科の学生によるアニメーション作品「タマグラアニメーション」を上映します。

PLAY! PARK 内観 「シアター」。多摩美術大学グラフィックデザイン学科の学生によるアニメーション作品「タマグラアニメーション」を上映します。

音楽家・Kan Sanoさんの旅コラム
「愛知県のちいさな離島で行われた
1泊2日の〈篠島フェス〉にて」

さまざまなクリエイターによる旅のリレーコラム連載。
第9回は、ミュージシャンのKan Sanoさんが
愛知県の離島で行われたフェス〈篠島フェス〉に出演した話。
炎天下でのライブにはじまり、離島の雰囲気や泊まった旅館でのできごとなど、
ライブはおろか、県外に出られない現状のなかで
楽しかったフェスの思い出を綴ってくれました。

小さな離島、篠島で行われた〈篠島フェス〉の“思ひ出”

この数年ほぼ毎月地方で演奏してきたが、コロナが始まって以来ずっと東京にいる。
ここまで県外に出ないのは久しぶりだ。
どうやって息抜きをすればいいのか、いまだに答えが見つからない。
自分にとってツアーやフェスは仕事でありながら、
気分転換にもなっていたのだと痛感する。年間200本演奏した年もあった。
会場の趣きやお客さんの表情は場所によってさまざまだ。
それぞれの場所で生きる人たちにふれ、まちにふれ、文化を知る。
ミュージシャンはラッキーな職業だなと思う。

ライブにまつわる思い出はたくさんあるが、
大変な思いをしたイベントほどよく覚えているものだ。
2年前の7月、愛知の離島、篠島のフェス〈篠島フェス〉に出演した。
離島で演奏するのは初めての経験だった。
バンドメンバーの森川君(bass)とシン君(drums)と早朝の東京で集合し車1台で出発。
最寄りの港に着いたのは昼頃。
まずはシラス丼をいただく。
もともとシラスは好物だったが、自宅でメダカを飼い始めて以来、
若干の複雑な感情をともないながら食べることになってしまった。
その後小さなフェリーに乗り、島へ向かう。
同伴スタッフはいないので自分たちで機材を手分けして運ぶ。

篠島のサイズがわかる。

篠島のサイズがわかる。

この日は夏一番の猛暑日。夏の東京の暑さは異常だが、愛知も負けてはいない。
むしろ愛知のほうが暑く感じる。
移動だけでかなり体力を消耗するが、途中船上に出て浴びた海風の心地よさに救われた。
フェリーにはフェスのお客さんと思われる人もたくさん乗っていて少し気まずかった。

〈LIFE〉相場正一郎さんの旅コラム
「日常ではなくなってしまった
千葉・平砂浦へのサーフトリップ」

さまざまなクリエイターによる旅のリレーコラム連載。
第8回は、カジュアルイタリアン〈LIFE〉のオーナーシェフ相場正一郎さんが
千葉の平砂浦を訪れた話。
新型コロナウイルスの影響で、お店の営業も、趣味のマラソンやサーフィンも
自粛せざるを得ない状況が続いていましたが、
久しぶりにサーフトリップをしたことで自分を見つめ直し、前向きになれたようです。

コロナ自粛で、20代からのルーティンが失われた

今年3月頃から、新型コロナウイルス禍での自粛が本格的になり、
外出自体に制限がかかり、県をまたいでの遠出はもちろんのこと、
近所での買い物すらままならない状況になってしまいました。

僕は飲食業を営んでいるので、その影響を直接に受けました。
政府の外出自粛要請の影響で、お店のお客さまは激減です。
僕の商売として、「ヤバイ」を超えていました。

4月7日の「緊急事態宣言」後には、お店も営業できない状態になり、
僕は毎日、気づけば溜息ばかり。
雇用のこと、お店の継続のこと、そして僕ら家族の生活のこと。
考えればキリがない。

趣味のサーフィンにも行けず。これは愛用のサーフボードとウェットスーツ。

趣味のサーフィンにも行けず。これは愛用のサーフボードとウェットスーツ。

何が一番怖いかというと、「未来」が霞んだこと。
僕にとって、今までに経験したことのない心境に襲われたことが、
自分でももっとも恐怖なことでした。
何が原因かは、まだはっきりと説明できませんが、
今までに経験をしたことがない失望感でした。

世の中の飲食業が、このコロナで大打撃。それは等しく僕らも一緒です。
渋谷区、代々木公園付近で飲食店を2店舗営んでいることもあって、
代々木公園が封鎖されて、ちょっとしたジョギングもできない状態です。

僕は常日頃から毎朝のマラソンは欠かさず、仕事の合間を見つけて、
月に何度か海にサーフィンに行っていました。
僕の唯一のストレス解消法です。

シングルフィンのサーフボードで楽しんでいる。

シングルフィンのサーフボードで楽しんでいる。

その当たり前の日常も一気に失われたようでドキドキしました。
その当たり前のルーティンは、自分でお店を始めてから、崩したことはなかったし、
もっといえば、その前の20代の頃からずっと変わっていません。

しかしこのコロナで「未来への期待」と「毎日のルーティン」が
一気に壊されてしまいました。
つい最近までの普通の日常が、一気に様変わりしてしまったのです。
僕は本当に不安な気持ちでいっぱいになりました。

〈ドライブインシアター2020〉 映画を安全に楽しめる ドライブインシアターをつくろう

今こそ、わくわくする映画体験を

2020年4月、新型コロナウイルスの影響をふまえ、
シアタープロデュースチーム〈ドゥイット・シアター〉が、
ドライブインシアターの復活を呼びかけています。

ドライブインシアターとは、駐車場にスクリーンを配置し、
カーステレオから音を出して車に乗ったまま映画が鑑賞できる上映施設。
アメリカ発祥のこの鑑賞スタイルは1950年〜60年にブームとなり、
日本でも90年年代に流行したのだとか。
しかし2020年現在、国内で体験する方法はほぼありません。

ドライブインシアターイメージ

新型コロナウイルスの問題に直面している今、
本来であれば世の中を勇気づけるエンターテインメント業界が力を発揮できず、
多くの人たちが家でフラストレーションをため、
シアターやライブハウスなどは倒産、閉館の危機に瀕しています。

そこでドゥイット・シアターは、現在の状況下でも実現可能で、
多くの人を楽しませ、同時に世の中を応援するシステムとして、
クラウドファウンディングプロジェクトを立ち上げました。

クラウドファウンディングプロジェクト

第1弾のドライブインシアターは、
神奈川県の大磯ロングビーチ駐車場にて開催予定。
5月の開催を目標に、医療関係者のアドバイスのもと、
感染予防と拡大防止に細心の注意を払い準備を進めています。

4月に入り、SNS上で観たい映画を募集したところ、
わずか3日間で275作品、650ものリクエスト寄せられたのだとか。
今、出かける楽しみがいかに求められているかということがわかります。

観たい映画275作品

〈一般社団法人リバーバンク〉
村の消滅を
健やかに看取るためにできること

リバーバンクをサポートしてくれたメンバーたち

自分たちの居場所をつくろうとやっていた
フェスティバル〈グッドネイバーズ・ジャンボリー〉。
もともとはその運営をしていただけだったものが、
会場だった廃校〈かわなべ森の学校〉の再生に取り組むことになり、
ついに地域の人びとや行政まで巻き込んで
地域課題に取り組む団体をつくることになったのです。

鹿児島県川辺町の地域課題を解決するための団体として、
〈一般社団法人リバーバンク〉は、2018年7月に登記が完了し、
法人としてスタートしました。

法人化したのは、多額の交付金申請の受け皿としての必要に迫られたものですが、
このときも本当にそこまで踏み込んでいいものかどうか悶々と悩みました。

税金である交付金を使って法人運営するということは、
報告義務や説明責任も生まれます。
いままでのように自分たちが楽しむためにやっていた活動とは、レベルが違う。

さらに、この活動がうまくいかなかったら
「やっぱり過疎地域の廃校運営なんてうまくいかないんだ……」という諦念を、
地域に残してしまうのではないか。そんなプレッシャーもありました。
少なくとも10年くらいの長期スパンで活動を考えないと、
中途半端なところでは投げ出せない。ひとりでやりきるのは当然無理があるので、
いままでよりも多くの人を巻き込む覚悟も必要です。

最終的にそれでもやろうと思えたのは、
サポートしてくれるメンバーが周りで手を挙げてくれたからです。
BAGN Inc.(BE A GOOD NEIGHBOR)という僕の会社のメンバーも、
会社の営利に関わる活動ではないにもかかわらず、表に裏にサポートしてくれました。

最初のグッドネイバーズ・ジャンボリーから参加してくれている末吉さん。

最初のグッドネイバーズ・ジャンボリーから参加してくれている末吉さん。

ほかにもグッドネイバーズ・ジャンボリーを始めたときから
ボランティアでも参加してくれていて、
ここ数年はボランティアサポーターの取りまとめをしてくれている末吉剛士さん。
彼も自分で人材関係の会社を起業していますが、行政との仕事も多く、
その活動で得た知見を生かして事務局の運営を担ってくれることになりました。

駅名の長さ日本一! 等持院・立命館大学衣笠キャンパス前駅 が京都に誕生

嵐電北野線・等持院駅の名前を一新

2020年3月20日(金)、京都に日本一長い名前の駅が誕生しました。
その名も〈等持院・立命館大学衣笠キャンパス前駅〉。
文字数なんと17字、音読数だと26字で、日本で最長の駅名となるのだそう。

もともと嵐電北野線の〈等持院駅〉という名称であった
等持院・立命館大学衣笠キャンパス前駅。
それが立命館大学などを運営する学校法人立命館と京福電気鉄道株式会社が、
2020年3月13日(金)に連携・協力に関する協定を結んだことや、
次駅の北野白梅町駅のリニューアル供用開始に合わせ、
“等持院”がこの地域の地名を表すと同時に、
嵐電が立命館大学へのアクセスしやすいことを伝えるため、
このたび改称される運びとなりました。

あらためて駅名の字面を見ると、なかなかインパクトがありますね。
学生が利用する駅ということで、彼らのさまざまなカルチャーの洗礼を受け、
多くの人に親しまれる駅となりそうです。
今後、地元の人はこの駅をどのような愛称で呼ぶようになるのでしょうか。

〈第8回全日本まくら投げ大会 in 伊東温泉〉 “始まくら式”に畠山愛理さんが登場

大人も子どもも楽しめるスポーツ、まくら投げ

2020年2月22日・23日、静岡県伊東市にて
〈第8回全日本まくら投げ大会in 伊東温泉〉が開催され、
開会式に元新体操選手の畠山愛理さんが登場しました。

本大会のイメージビジュアルのモデルも務めた畠山さんが登場すると、会場に歓声が。
冒頭の挨拶で「昨年モデルのお話しをいただいた時は、
本気のまくら投げって何だろうと少し困惑しました(笑)。
幼少期は新体操の練習で修学旅行に行けなかったので、
今日は初めて間近でスポーツとしてのまくら投げを
見られるのでとても楽しみです」と語りました。

全日本まくら投げ大会in 伊東温泉のイメージビジュアル

全日本まくら投げ大会in 伊東温泉のイメージビジュアル

その後は始球式ならぬ「始まくら式」にて、まくら投げを披露。

始まくら式での畠山愛理さん。

始まくら式での畠山愛理さん。

さらには、まくら投げ競技体験も。

まくら投げ競技に挑戦する畠山さん。

まくら投げ競技に挑戦する畠山さん。

競技体験後には、
「まくら投げは笑顔になりながら楽しめるスポーツです。
すてきなスポーツですね。ほかのスポーツにはない魅力があると思います」
とコメントしました。

今年は、新型コロナウイルスによる肺炎の影響が懸念された本大会。
参加者全員にマスクが配布され、会場の常時換気、
アルコール消毒の呼び掛けを行ったうえでの開催となりました。

参加者は、1道2府1都17県から384名の選手と子供の部含めた総勢434名。
接戦の戦いの結果、教員免許を持つイメージバーで
結成された「知多半島教員選抜with Bouzu」が
2020年のまくら投げチャンピオンに輝きました。

一般の部・優勝チーム「知多半島教員選抜 with Bouzu」

一般の部・優勝チーム「知多半島教員選抜 with Bouzu」

子供の部・優勝チーム「コロンパA」

子供の部・優勝チーム「コロンパA」

〈かわなべ森の学校〉廃校の残し方。
地域に入り、対話を続けて
再生への道が開けた

予算も法律も……、廃校保存って何から手をつければいいのか?

2010年に僕が鹿児島県川辺町で立ち上げたフェス〈グッドネイバーズ・ジャンボリー〉は、
〈かわなべ森の学校〉を会場にしています。
戦前に建てられた旧長谷小学校で、校舎はかなり老朽化が進んでいました。
しかし2016年、この木造校舎が取り壊しの方向に進んでいったのです。
(地域の廃校への思いは前回vol.004を参照)

愛着のあるこの校舎を残すべく、僕は廃校を保存する活動を始めました。
地域に残された古い廃校をなんとか取り壊しからは救いたい。
その一心で動きだしましたが、
どこから、何をどう手をつけていけばいいものやらまったくわからない。
誰に許可をとればいいのか? 予算は? 法律は?
役場に問い合わせても、この地域では廃校の再生は前例もなく、
誰からも明確な答えが返ってきません。

築90年を乗り越えてきた木造校舎の廊下。

築90年を乗り越えてきた木造校舎の廊下。

とにかく、地元中心にいままでつき合ってこなかったような行政や、
僕らのコミュニティではない人の声も聞かないことには始まらない。
力になってくれそうな人に片っ端から会って話を聞いて回りました。

そんなときに「鹿児島未来170人会議」というイベントの存在を知りました。
県が主催して鹿児島県民170万人の0.01%にあたる170人で
エリアの未来を考えようという趣旨のイベント。
鹿児島県内でさまざまなソーシャルな活動をしている12組がプレゼンをして、
活動を知ってもらい語り合うという場です。
そこに参加すれば、広くいろんな人たちの耳にも届き、なにか糸口がつかめるかもしれない。
さっそくエントリーし、まずはその12組に入れてもらうことができました。

「鹿児島未来170人会議」でのプレゼンテーション。

「鹿児島未来170人会議」でのプレゼンテーション。

しかし、そこで公に向けて発表するということは、
その前に地元の行政や地域の卒業生のみなさんに活動の承認を得ておかなければいけません。
そもそもこの学校のオーナーは南九州市ですし、勝手に突っ走るというわけにはいかない。

それで、幾度となく地元の行政や自治会の会合にも出席して、
森の学校を残す運動を認めてほしいと訴えることから始めました。

自治会での説明会。地区公民館にて。

自治会での説明会。地区公民館にて。

フェス開催の危機!
鹿児島県川辺町の廃校も取り壊し寸前。
あらためて廃校問題を考える。

フェス会場だった廃校が取り壊しの危機に

2010年に僕が鹿児島県川辺町で立ち上げたフェス
〈グッドネイバーズ・ジャンボリー(以下、GNJ)〉は、順調に回を重ねていました。
(立ち上げまでの物語はこちらから)
次第に地域では夏の終わりの風物詩として認識してもらえるようになり、
協力してくれる人や協賛してくれる企業も増えてきました。
ところが7回目の開催を迎えようとしていた2016年に、
ショッキングなニュースが飛び込んできました。

たくさんの人であふれる校庭。

たくさんの人であふれる校庭。

それは、地元自治体の議会で、
GNJの会場である〈かわなべ森の学校〉を閉鎖し、取り壊すという知らせでした。

かわなべ森の学校は、戦前に建てられた旧長谷小学校。
その校舎はかなり老朽化が進んでいました。
それでも地域の卒業生の方々が中心になってイベントや集会に使う場所として
大切に維持してきたのですが、
老朽化とともにイベントなどでの稼働も少なくなっていました。

年に1回、僕らのフェスティバルが夏に行われるのと、
地域の人々が秋に「森の収穫祭」というイベントを開催していましたが、
あとは少人数の集まりがちらほらある程度。
日数ベースの年間稼働率でいうと5%ほどになっていました。

あちこちほころびが目立つようになってきた校舎。

あちこちほころびが目立つようになってきた校舎。

どこの地域でも、廃校になった学校は、だいたいは地元自治体が管理をしています。
それゆえ年間数日しか使われない施設に維持費を出し続けるというのは、
人口減少の止まらない自治体としては厳しい。
戦前の木造校舎は耐震という観点からも危険性があるため、
今のうちに取り壊したほうがいいという意見は以前からもありました。

さらにこの廃校の維持をボランティアとしてがんばってきた地元の卒業生の人たちも、
だんだんと高齢になっています。
オーナーである自治体が維持のための予算をつけないのであれば、
「ここらが潮時かもしれない」というあきらめのような雰囲気も漂っていました。

さらに2016年には隣の熊本県と大分県で大規模な震災が起きました。
そのことも影響し、いよいよ倒壊の危険性のある老朽化した建物の維持を止め、
取り壊しもやむなしという方向に拍車がかかってしまったのです。

老朽化が進む木造校舎。

老朽化が進む木造校舎。

しかし、地元の人たちや外から関わる僕らだけでなく、
年に数度かもしれないけれど毎年イベントのたびにかわなべ森の学校に通って、
この場所に愛着を持っている人たちが全国にたくさんいます。
取り壊しの知らせにショックを受けながら、
本当にこのまま指をくわえて見ていていいのかと何度も自問しました。

人に寿命があるように、建物にも寿命があります。
古いものをただなんでも残せばいいというものではない、ということはわかっています。
しかし、ここには日本の教育の原風景のような建物が
ほとんど手を加えられずそのまま残っています。
気温や湿度が高く、木造建築が傷みやすい鹿児島では特に珍しい。
壊すことはすぐできますが、つくり直すことは二度とできません。
失ってしまうものはとても大きい。

「風景印」とは? どうやったらもらえるの? 日本全国のご当地スタンプが面白い!

ご近所にもあるかも? 個性あふれる風景印

郵便局に風景印(ふうけいいん)という消印があるのをご存知ですか?

消印といえば、あの切手の隅に押される、局名と年月日が記された判子。
風景印には、さらにその地域の名所やゆかりのある存在、特産物などが描かれているんです。

そんなのあったっけ、と思った方もいらっしゃるかもしれません。
じつは風景印は、ポストに投函するだけでは押されず、
郵便局の窓口で依頼する必要がある消印なのです。

現在は全国の半数近くの郵便局に配備されているとのこと。
これを利用しないなんて、もったいないと思いませんか?

風景印には全国さまざまなデザインが

青森県・三戸郵便局 意匠図案:「写生するねこ」馬場のぼる作『11ぴきのねことぶた』から。

青森県・三戸郵便局 意匠図案:「写生するねこ」馬場のぼる作『11ぴきのねことぶた』から。

こちらは、青森県三戸郡三戸町にある「三戸郵便局」の風景印。
ご存知、馬場のぼるさんの絵本「11ぴきのねこ」シリーズに
登場する猫が描かれています。なんともかわいらしい!

三戸町は、馬場のぼるさんのふるさと。
地元の商店街や三戸町では、“11ぴきのねこのまち”として、
まちづくりに取り組んでいるのだとか。
町内には記念館〈ほのぼの館 馬場のぼるの部屋〉があり、
商店街や郵便局でも、猫の絵や像と出会うことができます。

こちらは、今年話題になったラグビーの選手が描かれた風景印。

大阪府・東大阪花園郵便局 意匠図案:東大阪市花園ラグビー場、ラグビー選手、桜の花。

大阪府・東大阪花園郵便局 意匠図案:東大阪市花園ラグビー場、ラグビー選手、桜の花。

生駒山の麓にある東大阪市花園ラグビー場を背景に、
地名「花園」のいわれである桜の花と
聖地花園で激闘を繰り広げる選手たちが描れています。
大阪府東大阪市にある東大阪花園郵便局で押してもらえます。

民芸品を風景印にしている郵便局もあります。
長野県下水内郡栄村にある平滝郵便局の風景印には、「猫つぐら」が。

長野県・平滝郵便局 意匠図案:苗場山、野々海池、ブナ林、日本最高積雪量の標柱、猫つぐら 図案作成者名:小林 豊(平滝郵便局 局長)。

長野県・平滝郵便局 意匠図案:苗場山、野々海池、ブナ林、日本最高積雪量の標柱、猫つぐら 図案作成者名:小林 豊(平滝郵便局 局長)。

縁起のいい絵を添えるなら、愛知県名古屋市北区にある
名古屋福徳郵便局の風景印はいかがでしょう?

愛知県・名古屋福徳郵便局 意匠図案:丸型ポスト、七福神。

愛知県・名古屋福徳郵便局 意匠図案:丸型ポスト、七福神。

七福神をのせた、縁起の良いポストが描かれています。
なんとこの郵便局の前にあるポストには、
本当に常滑焼でつくられた七福神があしらわれているそう。
「福徳郵便局」という名前も縁起がいいですね。

特撮映像作品のヒーローを描いたものもあります。
こちらは何ともインパクトある「ウルトラマン」の風景印。

福島県・須賀川郵便局 意匠図案:ウルトラマン、牡丹 図案作成者名:株式会社円谷プロダクション(C)円谷プロ

福島県・須賀川郵便局 意匠図案:ウルトラマン、牡丹 図案作成者名:株式会社円谷プロダクション(C)円谷プロ

円谷プロダクションの創設者、円谷英二監督の出身地である須賀川市が、
ウルトラマンの故郷である「M78星雲 光の国」と姉妹都市になったことを記念して、
「ウルトラマン」と須賀川市の花「牡丹」を描いています。

「老いと演劇」OiBokkeShiが 新作『認知の巨匠』を岡山で公演。 認知症の人が見ている世界を 一緒に楽しむ

7作目となる最新作は、『認知の巨匠』

「老いと演劇」OiBokkeShi(オイ・ボッケ・シ)が、
11月23日(土)・24日(日)、岡山県和気町の〈ENTER WAKE〉で
待望の新作『認知の巨匠』を公演します。

主宰の菅原直樹さん(撮影:草加和輝)

主宰の菅原直樹さん(撮影:草加和輝)

OiBokkeShiは、「老人介護の現場に演劇の知恵を、
演劇の現場に老人介護の深みを」という理念のもと、
2014年に岡山県和気町で設立された演劇プロジェクト。
徘徊演劇『よみちにひはくれない』などの活動が評価され、主宰の菅原直樹さんは、
平成30年度文化庁「芸術選奨文部科学大臣新人賞(芸術振興部門)」を受賞しました。

新作『認知の巨匠』の見どころとは

岡田忠雄さん(撮影:黑田菜月)

岡田忠雄さん(撮影:黑田菜月)

7回目となる今回は、認知症をテーマに、
93歳の狂気の道連れとなった周りの人々の「その場しのぎ」を
コミカルでありながらもあたたかに描きました。
OiBokkeShiの看板俳優であり、
今年でなんと93歳になる岡田忠雄さんの魅力を、
実力派の共演者たちが最大限に引き出します。

過去公演『BPSD:ぼくのパパはサムライだから』

過去公演『BPSD:ぼくのパパはサムライだから』

「岡田さんとは、88歳の時に出会ってからこれまで7本の芝居を作ってきましたが、
今回の作品が1番岡田さんらしさが出ていると思います。
岡田さんは舞台に出ずっぱりで、せりふ量も膨大。
芝居をつくり始めた当初は、年を重ねるごとに
演技の負荷を軽くしようと考えていたのですが、
実際は逆になってしまいました」と主宰の菅原さん。

創作の過程を公開しお客さんと作品を共有する
「ワーク・イン・プログレス」という手法で時間をかけて創作することにより、
この5年間の集大成ともいえる作品を目指しています。

過去公演『ポータブルトイレットシアター』(撮影:南方幹)

過去公演『ポータブルトイレットシアター』(撮影:南方幹)

認知症の人の介護をする側として大切なことを伺うと、
「過去のその人の姿にとらわれるのではなく、
今のありのままの姿を受け入れること。また、介護をされる側に立つと、
人は主体性を奪われる傾向にあります。その人の主体性を引き出す工夫や、
その人がやろうと思ったことを共に楽しむ視点が大切です」と菅原さん。

介護する人も、される人も、今この瞬間を楽しむことが大切。
演劇を通して、お互いを尊重しあえる関係性のヒントを探してみませんか。

information

map

OiBokkeShi 
オイ・ボッケ・シ

作品名:認知の巨匠

日時:11月23日(土・祝)17:00〜/11月24日(日)14:00〜

会場:岡山県和気郡和気町福富607-3 ENTER WAKE 3階 ENTER WAKE BASE

料金:一般 2,500円/20歳以下 1,000円

インターネット予約:OiBokkeShi

問い合わせ:「老いと演劇」OiBokkeShi

メールアドレス:問い合わせ

WEB:OiBokkeShi

連絡事項

・チケット料金は当日受付にてお支払いください。

・20歳以下の方は公演当日、受付にて年齢が確認できるもののご提示をお願いいたします。

・会場はJ R山陽本線「和気駅」北口前にあります

・お車でお越しの際は和気駅南駐車場(「和気駅」南口前)をご利用ください。

岡山県瀬戸内市の野外上映会 〈ほしのさざなみ映画館〉 地域の個性に合わせ 『ボヘミアン・ラプソディ』など上映。

岡山県瀬戸内市で入場無料の野外上映会を開催!

地元だけれど馴染みのなかったあの場所が、
いつも見慣れたこの場所が、一夜限りのスペシャルな映画館になる。
そんな地域のロケーションを生かした野外上映会〈ほしのさざなみ映画館〉が、
岡山県瀬戸内市の各所で開催されます。

野外上映の日程は11月3日、10日、24日とすべて日曜日。
毎週日曜日が楽しみになる、すてきな11月になりそうです。
舞台となるのは、〈邑久光明園〉〈道の駅 黒井山グリーンパーク〉
〈寒風陶芸会館〉の3か所。

そのほか、瀬戸内市在住のアーティストや
ゲストハウスが企画する屋内上映も行われます。

〈GOOD NEIGHBORS JAMBOREE〉
を象徴するハウスバンドが誕生!
そして音楽フェスから地域課題の解決へ

2010年、記念すべき第1回のドタバタ劇

2019年の今年、10周年を迎えたフェス、
〈GOOD NEIGHBORS JAMBOREE(グッドネイバーズ・ジャンボリー)〉始まりの物語。
前回は、すべてが整い開催発表をするところまでお話しました。

しかし、本当に大変なのはここからでした。
携帯の電波も届かず交通インフラもない中山間地域でイベントをやるとなると、
実際の運営は足を運んで地域のことを知ったうえで構築しないとどうにもなりません。
それでも現地で協力してくれるメンバーと連絡を取り合いながら、
なんとか話をまとめ、第1回の開催決定にこぎつけました。
予定した日程は2010年7月24日。2か月前にチケットの発売を開始しました。

森の学校の俯瞰図。周囲にはまったく人家がありません。

森の学校の俯瞰図。周囲にはまったく人家がありません。

ところが、そのとき僕らの動きとは関係なく東京の中心である出来事が起きました。
ようやくチケットを発売して数日たった頃、
永田町で当時の政権の総辞職が決まり、解散総選挙が行われそうだということになりました。
それによって、僕らは予定していた日程で
イベントの開催ができなくなるという事態に陥ってしまったのです。

誰もいないシンボルツリー下のステージ。

誰もいないシンボルツリー下のステージ。

なぜ僕らのイベントに影響したかというと……。

当時、開催場所として予定していた〈かわなべ森の学校〉は自治体の管轄で、
地域の人たちの公民館的な使われ方をしていました。
選挙が行われると選挙会場となり、その日に予定しているイベントなどは
すべて強制的にキャンセルされてしまうという決まりになっていた、……らしいのです。

「らしい」というのは、地域の人たちも今までそんなイベントと
選挙がかぶったということがなく、
かぶったとしてもグラウンドゴルフの練習などがほとんどだったので、
じゃあ日程変えるかくらいのノリ。
チケットを発売して何百人も人を呼ぼうとしているイベントなんて経験がなかったようで、
借りるときは特に説明もなく、
「え? そんな大きなイベントやろうとしてたの?」くらいの感じでした。
東京の感覚でいたこちらとしては小さな規模だとは思っていましたが、
まさか選挙によって強制的にイベントができなくなるとは思ってもいませんでした。

この頃は地域の公民館的な使われ方もしていた廃校舎。

この頃は地域の公民館的な使われ方もしていた廃校舎。

香川県丸亀市で 『聴象発景 / evala (See by Your Ears) feat. 鈴木 昭男』が開催。 中津万象園でサウンドアートを楽しむ

聴覚と視覚を刺激する新感覚のアート作品が、日本庭園に登場

香川県丸亀市にある、築330年余の池泉回遊式の大名庭園・中津万象園。
この秋、ここでテクノロジーを駆使する先鋭的サウンドアーティスト・evala氏と
サウンドアートの世界的パイオニアである鈴木昭男氏による企画展
『聴象発景 / evala (See by Your Ears) feat. 鈴木昭男』が
開催されます。会期は9月27日(金)から11月24日(日)まで。

京都出身の音楽家、サウンドアーティスト・evala(See by Your Ears)

evala(See by Your Ears) 京都出身の音楽家、サウンドアーティスト。先鋭的な電子音楽作品を国内外で発表。立体音響システムを新たな楽器として駆使し、2016年より新たな聴覚体験を創出するプロジェクト〈See by Your Ears〉を始動。代表作に〈大きな耳を持ったキツネ〉(Sonar+D, Barcelona 2017) 〈Our Muse〉(ACC, Gwangju Korea 2018)のほか、ソニーの立体音響技術Sonic Surf VRを用いた576ch音響インスタレーション〈A coustic Vessel Odyssey〉(SXSW, Austin 2018)を展開。舞台、映画、公共空間などにおいても、先端テクノロジーを用いた多彩なサウンドプロデュースを行なっている。

平壌出身のサウンドアーティスト・鈴木昭男

鈴木昭男 平壌出身のサウンドアーティスト。1960年代より、常に「聴く」側にまわり、音と場の関わり方を模索する姿勢によって音のイベントやパフォーマンス、インスタレーションなどを国内外で開催。1963年に名古屋駅のホームの「階段に物を投げる」ことに始まる、空間への「なげかけ」と「たどり」のイベントとして行い、世界各地で展開。その後、フェスティバル・ドートンヌ・パリ(フランス、1978)や、ドクメンタ8(ドイツ、1987)などに参加。1990年代からは、「聴く」という行為を鈴木独自の思考や方法によって探求したコンセプチュアルなサウンドインスタレーションを、世界各地の美術館、ギャラリーで精力的に発表している。

evalaと鈴木昭男

万象園の中に佇むevalaと鈴木昭男。

国内最大級の登山・アウトドアイベント 〈TANZAWA山モリ!フェス 2019〉が 10月5〜6日に開催。

2018年の〈山モリ!フェス〉開催時は、2日間で登山・アウトドアファンの1万5千人以上が集った大人気イベント。

登山・アウトドア好きの皆さん、〈TANZAWA山モリ!フェス 2019〉に集まれ〜!

今年もやってきました、
〈山モリ!フェス〉が10月5〜6日の2日間に渡って開催されます! 

会場となるのは神奈川県秦野市の秦野戸川公園。
塔ノ岳、鍋割山といった表丹沢の山々へアプローチする際の拠点にされることも多く、
山や森を感じられる緑豊かなエリアです。

ボルダリングを体験できるロックステーション

ボルダリングを無料で体験できるロックステーションを常設。3歳以上ならばどなたでも体験可能です。

この〈山モリ!フェス〉の魅力といえば
“登山とアウトドア”をテーマにしたコンテンツが、
どどーんと山盛りに詰め込まれているところ。

例えば、自然の中を駆け抜けるトレイルランや林道を
マウンテンバイクで走る体験ができ、
登山ボディを手に入れるトレーニング法を伝授してもらえます。

また、登山初心者にはありがたい、山の天気の見方や、
安心して登山するための歩き方、
地図とコンパスの使い方やテーピング講座などもラインナップ。

細引きづくりワークショップ

細引きづくりのワークショップ。参加費は300円。おとな女子登山部メンバーと一緒に細引きでジッパータグづくりに挑戦します。

燻製づくり体験

燻製づくり体験。参加費は500円。おとな女子登山部と一緒に、SOTOスモークポッドを使って自宅でも簡単にできる燻製づくりに挑戦します。

さらに、オリジナルバゲッジタグや缶バッジ、
燻製や山ごはんのワークショップなど、「つくる」「食べる」のコンテンツが充実。
雑誌『山と溪谷』などの編集長を歴任した萩原浩司さんによる、
山にまつわる名著を切り口にしたトークイベントもおもしろそう……。

既に山の魅力を知っている人にも、
これから山と関わっていきたいと思っている人にもピッタリなイベントです。
山に関わるモノ・コトを満喫し尽くしましょう!

9月21日・22日 〈ウンカイ・ナチュラル・キャンプ〉が開催。 ライヴ、森林サウナ、キャンプ、雲海、 棚田で朝ごはん!

Photo by fujirockers.org

3連休はぜひ〈ウンカイ・ナチュラル・キャンプ〉へ

中四国をはじめ全国のアウトドア好きから人気を集める
キャンプイン・フェスティバルの〈ナチュラル・キャンプ〉は今年でなんと10回目。
アニバーサリーイヤーとなる2019年は、〈ウンカイ・ナチュラル・キャンプ〉として、
9月21日(土)、22日(日)に開催されます! 

場所は岡山県美作市のキャンプ場〈Oh!ashi Forest Camp〉。
このキャンプ場がある大芦高原は澄んだ空気と美しい星空が魅力。
朝晩の寒暖差が激しいので、タイミングが合えば雲海にも巡り会えます。
そんな〈ウンカイ・ナチュラル・キャンプ〉の見どころとは……!?

〈ナチュラル・キャンプ〉は瀬戸内市牛窓のオリーブ園からはじまり、無人島、キャンプ場へと会場を移してきました。Photo by HARA MASAMI(HAMA)

〈ナチュラル・キャンプ〉は瀬戸内市牛窓のオリーブ園からはじまり、無人島、キャンプ場へと会場を移してきました。Photo by HARA MASAMI(HAMA)

あの〈LORD ECHO〉が出演、自然あふれるアクティビティも

10周年の目玉となるのは、
ニュージランドを拠点に活動するアーティスト〈LORD ECHO(ロード エコー)〉のライヴ。
今回は7人編成のフルバンドセットで登場するそう。
そのほか、岡山で活躍するバンドやDJも多数出演します。

Photo by KAMP

Photo by KAMP

そして、毎年ながら自然にまつわるアクティビティが大充実。
特におすすめなのは〈棚田朝ごはんツアー〉です。
キャンプ場から麓まで約1時間のトレッキングを行なった後は、
1000年の歴史を持つという棚田の風景を眺めながら
おいしく朝ごはんをいただきます。

▲Photo by KAMP

Photo by KAMP

さらに、森林の中で入れるサウナも出現! 
薪で焚かれた石に水をかけ、
約60度の蒸気で温められたテントサウナでリフレッシュしましょう。
ちなみに、〈大芦高原温泉 雲海〉
(利用受付時間は12:00〜20:20)も会場の近くにありますよ。

早起きに成功したら、キャンプ場から徒歩15分の展望台で雲海を待つもよし、
ヨガで調子を整えるもよし。
連日、中四国から集まるフードショップの腕によりをかけたお料理も楽しみ放題です。

〈グッドネイバーズ・ジャンボリー〉
鹿児島川辺町と東京、
ダブルローカルが始まった。

毎週末、鹿児島へ。分刻みで人に会いまくる!

2019年の今年、10周年を迎えた
〈GOOD NEIGHBORS JAMBOREE(グッドネイバーズ・ジャンボリー)〉を
始めるまでのストーリー。前回の連載では場所を見つけるまでをお話しました。

まずはどうなるかわからないけれど、
南九州市川辺町(かわなべちょう)の森の中にある廃校でイベントをやってみよう。
そう思い立ったはいいものの、打ち合わせでその場所に行くだけでも大変です。
当時も今も、僕は首都圏に暮らし東京中心に仕事をしています。
鹿児島を離れてから20年以上経っており、
生まれ育ちが鹿児島というだけで完全によそもの。
東京での仕事の合間を縫って、
なんとか週末に時間をつくって毎月鹿児島に行くという生活が始まりました。

美しい朝焼けの桜島。

美しい朝焼けの桜島。

とにかく時間がないので、
鹿児島に着くとそこから分刻みで夜中までアポを入れて協力してくれそうな人、
おもしろいことをしていそうな人を紹介してもらっては会いに行くという日々。

この頃、雑誌『relax』の元編集長の岡本仁さんも、
〈ランドスケープ・プロダクツ〉の中原慎一郎君の案内で
鹿児島をめぐりながらブログを書いていました。
中原くんと一緒に岡本さんを案内していた鹿児島の人たちが、
僕もあちこち連れて行ってくれることになりました。
このときに出会って仲良くなった友人たちは、
今でもグッドネイバーズ・ジャンボリーの実行委員として活動してくれています。

ブログがきっかけになってできた『BE A GOOD NEIGHBOR〜ぼくの鹿児島案内』(岡本仁 著)。

ブログがきっかけになってできた『BE A GOOD NEIGHBOR〜ぼくの鹿児島案内』(岡本仁 著)。

そんななかで紹介されて訪れた場所のひとつが、
鹿児島市にある知的障がい者支援施設〈しょうぶ学園〉でした。
この施設は障がいのある方々と一緒にアートやクラフトを制作する活動に取り組んでいて、
園内にギャラリーがあるという話は聞いていました。

実は僕の家系は社会福祉法人を営んでいて障がい者施設も運営していたので、
利用者が趣味で画を描いたり陶芸をしたりという活動には馴染みがありました。
逆にそういうことを知っていたせいで、
当時の僕は障がいのある人たちのアートと言われても、
正直、趣味程度のものとしか思っておらず、
ピンときていなかったというのが正直なところでした。
友人の案内がなかったら自分ではそのとき、足を運んでいなかったかもしれません。

美術館のような〈しょうぶ学園〉。

美術館のような〈しょうぶ学園〉。

ところが園を訪れてみると、
広々とした公園のような敷地にすてきなデザインの工房や居住施設があって
居心地のよさそうなカフェまであり、
とてもそれまで思い描いていた旧態依然とした「障がい者施設」などではありませんでした。

園内を見せてもらいながら
趣味のレベルなどはるかに超えた圧倒的な作品の数々に見入っていると、
ギャラリーに民族楽器を使った現代音楽のような音楽が
うっすらと流れていることに気がつきました。
気になってこれは誰の演奏かと職員に尋ねたところ、
園の利用者さんが演奏しているものだと教えてくれました。

僕が相当に興味を示したこともあって、
あとで施設の方がその演奏をおさめたDVDを送ってくれました。
その映像を見た瞬間、
そのユニークすぎる音楽とパフォーマンスにあらためて衝撃を受けました。
何度も何度もそのDVDを見返しながら、
熱病にかかったような勢いで企画書を書いて
次の鹿児島滞在のときにしょうぶ学園の園長に会いに行きました。
会いに行ったというより一方的に押しかけたというほうが正しかったと思います。

まだイベントのタイトルすらも決まっていませんでしたが、
考えていることをとにかく必死で伝え、聞いてもらいました。
その頃のしょうぶ学園は外でチケット代をとるようなイベントで
音楽の披露をしたことはほとんどなく、
鹿児島の森の中でフェスティバルを開催したいという僕の話も
半信半疑だったと思うのですが、僕の異常な勢いになにかを感じてくれたのか、
なんとか出演してもらえることになりました。

それがこの10年間、
毎年グッドネイバーズ・ジャンボリーでトリを務めてくれている
パフォーマンスバンド〈otto&orabu〉です。

〈otto&orabu〉によるライブ。

〈otto&orabu〉によるライブ。

“和歌”を切り口に 伝統文化の行く末を 見つめるトークイベントが 京都で開催

後鳥羽院をご祭神として奉っている隠岐神社。今年創建80周年。

後鳥羽上皇ゆかりの地である隠岐と京都に通じる“和歌”

京都の朝廷で生まれ、新古今和歌集の編纂を命じ、
中世屈指の歌人として君臨した後鳥羽上皇。

才能に恵まれ文武両道、華々しい活躍をしていましたが、
1221年に自身が起こした承久の乱で大敗、
隠岐諸島・中ノ島(海士町)に島流しに合い、
亡くなるまでの19年間をこの島で過ごしました。

後鳥羽院御影(複製隠岐神社蔵)

後鳥羽院御影(複製隠岐神社蔵)

悲しい運命にあった後鳥羽上皇ですが、
隠岐の島での生活では約700首の和歌を詠み、
最後まで愛する和歌に情熱を注いだと言われています。

海士町には後鳥羽上皇のゆかりの地を巡ろうと、
今でもたくさんの和歌や短歌、俳句の愛好者たちが訪れるのだとか。

わたしのまちの「夏祭り」
能登の壮大な祭りから、
知られざる小さな祭りまで

今月のテーマ 「わたしのまちの夏祭り」

日本各地で開催される、さまざまな「夏祭り」。
〈青森ねぶた祭り〉〈京都祇園祭〉〈高知よさこい祭り〉など、
全国的によく知られる夏祭りを筆頭に、
地元住民だけが参加する、知られざる小さな祭りもたくさん開催されています。
そういう祭にこそ、地域の特色が色濃く反映されていたりするものです。

今回は、日本各地に暮らす皆さんから、
地域住民が楽しみにしている、大小さまざまな夏祭りを紹介してもらいました。

【岩手県一関市】 手描きあんどんに思いを込めて

私のまちの夏祭りは、穏やかに楽しむ“美術展”のようなお祭りです。
名前は〈摺沢水晶あんどん祭り〉。

手づくりあんどん

今から33年前、お盆の時期に弔いの思いを込めて、
六角形のあんどんをまちに飾ったのが始まりだといわれています。
あんどんの形が六角形なのは、この摺沢の地が水晶の産地だったことに由来します。

このお祭りの、もうひとつの特徴は、
六角形の和紙に住民が「絵」を描き、その絵をあんどんにして、まち中に飾るところにあります。
7月になると、子どもも大人も「今年はどんな絵を描こうか」と頭を捻り、
思い思いの絵を描きます。

あんどん絵を描く子どもたち

私も子どもの頃、下手ながらあんどん絵を描いた思い出があります。
というのも、あんどん絵を描くと、まちで使える商品券がもらえるのです。
その商品券を使って、まちの本屋さんで欲しい漫画を買う。
それもまた、あんどん祭りのワンシーンのような気がします。

そんな現金な子も、絵が得意な子も、当日は描いた絵があんどんとして灯されるので、
家族や友だちと見に行き、各地区で行われる縁日に寄って帰ります。
ゆっくりと穏やかな時間が流れる、小さな芸術祭が私のまちの夏の祭りです。

摺沢水晶あんどん祭りの開催の様子

information

map

摺沢水晶あんどん祭り

開催場所:岩手県一関市大東町摺沢 摺沢商店街

開催期間:毎年8月13日~15日

Facebook:https://www.facebook.com/surisawa.andonfes/

photo & text

櫻井 陽 さくらい・よう

岩手県一関市出身。2016年よりUターンで一関市の地域おこし協力隊に着任し、農業分野の地域団体の活動支援を行う。好きな食べ物はカレー。趣味の硬式テニスをやらないと病にかかる体質。2017年より一関で楽しく暮らしたい20代のための地域団体〈TAKU。(たくまる)〉を発足し、各々がまちを楽しむためのさまざまな企画を実施する。

石見神楽の未来をつくる場に。 構想10年、神楽専用劇場が 島根県・江津にオープン

脈々と歴史が受け継がれる「石見神楽」

石見地方において、室町時代後期にはすでに
演じられていたと言われている伝統芸能「石見神楽」。
この5月に日本遺産にも認定されました。

たくさんの装飾が施された眩しいほどの煌びやかな衣裳、
あちらの世界に足を運んでしまったかのようにも思えるダイナミックな舞、
単純明快、だけども引き込まれてしまうほどのストーリーなど、
石見神楽の魅力はひと言では語りきれません。

大人が懸命に取り組んでいる姿から、幼いながらも神楽の魅力に触れ、
幼稚園や小学校から神楽を演じている子もいまだにいるんだとか。
地元の浜田商業高校でも、神楽がひとつの部活動として認められているなど、
その歴史は廃れることなく、今でも脈々と受け継がれています。

待望の石見神楽専用小屋がオープン

石見小屋外観

今年の3月、そんな石見神楽を披露する
県内で初となる石見神楽専用の芝居小屋〈石見小屋〉が、
島根県江津(ごうつ)市のドライブイン〈神楽の里舞乃市〉内にオープンしました。

石見小屋座席

この〈石見小屋〉は、神楽の社中さんが設計から内装まで手がけており、
木造平屋建て165平方メートルの館内は約100人の収容が可能。

専用の音響システムと4基のムービングライトなどが完備され、
神楽の舞に合わせ、場内に迫力の光と音が降り注ぎます。

石見神楽本来のスタイルである、演者と観客が一体となって楽しむスタイルを継承し、
壇上と客席は同じ高さに。

ちょうちん

天井を見上げると約200個のちょうちんが垂れ下がっています。

ここまで設備の整った石見神楽専用劇場は石見初なのだそう。

ここで「舞乃座(まいのざ)」として月4回ほど神楽を上演し、
それ以外はバーベキューハウスとして、
石州瓦型の器の上で地元の食材を使ったバーベキューや料理などを楽しむスペースとして
運営されます。

デジタルアートな 夜の阿寒湖をウォーキング。 体験型アトラクション 〈KAMUY LUMINA〉が開催

アイヌの伝説をデジタル技術で再現

火山・森・湖が織りなす自然豊かな阿寒摩周国立公園の阿寒湖。

現在、そんな阿寒湖にてデジタルアートの体験型アトラクション
ナイトウォーク〈KAMUY LUMINA(カムイ ルミナ)〉が開催されています。

この〈KAMUY LUMINA〉は、光や映像、音響、
インタラクティブな仕掛けが散りばめられた幻想的な夜の森を冒険しながら
自然とアイヌ伝説を体感する、新感覚のデジタルアートアトラクション。

デジタルアートアトラクション2

デジタルアートアトラクション

アイヌの伝説として語り継がれてきた謡〈コンクワ〉を元に、
カナダのマルチメディア・エンターテイメント・カンパニー、
〈Moment Factory〉社と阿寒湖の人々との共同制作により誕生しました。

舞台となる夜の森には、プロジェクションマッピングや
シノグラフィー(光と音の舞台装置)など最新鋭のデジタル技術で
動物の姿が映し出されるほか、阿寒湖ならではの地形や景観を
活かした演出、インタラクティブな仕掛けが登場。

ゲスト自らが登場人物の一員となり、森の中を歩きながら
物語を実体験するようなスタイルとなっています。

10周年を迎えた鹿児島のフェス
〈グッドネイバーズ・ジャンボリー〉。
音楽家が廃校の運営を始めたわけ。

だれも取り残さない「みんなでつくる真夏の文化祭」

みなさんこんにちは。はじめまして。音楽家/プロデューサーの坂口修一郎です。

今回こちらで僕のちょっと不思議なキャリアのお話をさせてもらうことになりました。
よろしくお願いします。

僕はもともとミュージシャンとして活動を始めた人間ですが、
いつの間にやら脱線に脱線を重ね、いまでは会社や団体をいくつか運営して、
全国のフェスティバルやイベント、施設のプロデュースなどを行うようになりました。
そして、鹿児島県の川辺町という中山間地域で、
廃校の運営とまちづくりに携わっています。

無国籍楽団〈ダブルフェイマス〉

そんな自分の活動をご紹介しながら、
なぜミュージシャンである自分が中山間地域のまちづくりというような
畑違いの領域に携わるようになったのか、
そんなことをこちらでお伝えできればと思います。

今の活動に至るまでを時系列で語ることも考えたのですが、
まずは僕が今のような活動をすることになった最大のきっかけである、
鹿児島で10年間、続けてきたフェスティバルの話をしようと思います。

それが〈GOOD NEIGHBORS JAMBOREE(グッドネイバーズ・ジャンボリー、以下GNJ)〉です。

GNJは2010年に初回を開催し、今年(2019年8月24日)で10回目になります。
夏、そしてフェスティバルというと音楽をフィーチャーしたものが
イメージとしてあると思いますが、
僕らが目指しているのは、だれも取り残さない「みんなでつくる真夏の文化祭」。

10周年をむかえるグッドネイバーズ・ジャンボリー2019のロゴ

コンテンツのひとつとして音楽はもちろんありますが、
それだけではなくクラフト、アート、食、文学、映像からスポーツまで、
ジャンルを超えてたくさんのコンテンツが集まるイベントです。
大人も子どもも、障害のあるなしも、ジェンダーも地域も、表現のジャンルも、
プロフェッショナルもアマチュアも、
いろんなものを超えてみんなが楽しめる場をつくりたい。
10年前の第1回からこの方向性は変わりません。
なぜそういうことを考えたかというと、
僕が生まれ育った地方=鹿児島に対して、感じていたことがいくつかあったからです。

ひとつは本物にふれる体験の格差。
僕が鹿児島で暮らしていた頃はまだインターネットもありませんでしたから
とにかく情報に飢えていました。
今は情報はバーチャルであればいくらでも手に入ります。
そしてもモノもワンクリックで翌日には届く時代。
だけど、アーティストの本物のパフォーマンスやものづくり体験というものは
今でも地方には少ない。

ライブの様子

もうひとつは地方の自己肯定感の低さ。
中央集権が進んでしまったことで自分の地域には「なにもない」と
つい口にしてしまう自己肯定感の低さをなんとかしたほうがいいと思っていました。
まだまだ地方にはそうしたマインドセットが残っています。


なにもないというのは「都会にあるものが“ない”」という意味で使われることが
多いと思います。たしかに地方に超高層ビルはないかもしれませんが、
たとえば鹿児島であれば桜島という世界中どこにもないシンボルがある。
どの地域にもそこにしかないものは見つかります。
それを磨いて誇りに思い、それぞれの地域で認め合えれば
それだけで十分楽しく暮らしていけるんじゃないか。
地方の文化をそこに暮らす人々が生み出し(地産)、認め合えばいい(地消)。

鹿児島のシンボル、桜島

そのときは、地域のメンバーだけで、
音楽だけとかクラフトだけというような特定のジャンルで固まるのではなくて、
そこで生み出されるものをみんなでリスペクトし合って
ジャンルを超えて交流するほうがいいと思いました。

岡山〈桃ボート〉に 〈蛇口から出る桃ジュース〉。 おひとり様が桃太郎気分を満喫する方法

岡山城を眺めながらボートを楽しめます。

どんぶらこ〜どんぶらこ〜〈桃ボート〉

岡山市中心部は新幹線が停車するし四国へのアクセスにも便利だけれど、
観光としては岡山城や後楽園ぐらい? と思っているあなたへ。
岡山市では桃太郎気分を存分に味わうことができますよ。

まず手始めに後楽園近くのカフェ〈碧水園(へきすいえん)〉へ向かいましょう。
ここで料金を支払い、案内に従って川辺へ行くと……

目の前に現れるのは〈桃ボート〉。
丸い、かわいい、スワンが霞むほどの圧倒的桃感。いざ、乗船です。

〈桃ボート〉

自覚が芽生えたことで背筋が伸び、猫背が解消された筆者。

旭川のゆるやかな流れの中、どんぶらこ〜どんぶらこ〜と水面を漂います。
しばらくすると湧き上がってくる勇者としての自覚。
かの桃太郎もまた、おばあさんに拾われてパックリ誕生するまでは
桃の中で静かに英気を養っていたのかもしれません。

湖上の桃ボートVS白鳥ボート

ボートを降りるときには、もはや桃太郎として産声をあげたも同然。
きたる鬼との戦いに向け、腹ごしらえのために先ほどのカフェ〈碧水園〉へ。

揚げたてきびだんご(きなこ、醤油)

揚げたてきびだんご(きなこ、醤油)1本190円。抹茶もあります。

〈碧水園〉では〈碧水園トマトソースオムライス〉や
〈黒ごまとほうれん草の碧水園カレー〉など食欲をそそられるメニューばかり。
後ろ髪を引かれながらも、それっぽいからという理由で「揚げたてきびだんご」をいただきましょう。

心の清い者だけに見えるという、キジ・猿・犬たち。筆者には見えませんでしたが脳内イメージは、ばっちり。もちもちのきびだんごとカリッサクッとした衣の食感が美味すぎて、、「これをもらったらお供しちゃいますよね」と納得。

〈碧水園〉から見える水面

〈碧水園〉から見える爽やかな風景は最高。

窓際の席から見える岡山城と旭川の美しい風景が故郷を思い出させ、血気盛んな心をセンチメンタルにさせます。ですが戦いから逃げるわけにはいきません。

約2000個の風鈴が登場。 夏の風物詩・川越〈縁むすび風鈴〉

風鈴に良縁を祈願する

風が人の想いを運んでくれる。
——そんな言い伝えを風鈴に託し、良縁を願うお祭りが、今年も開催されます。

“縁結びの神様”として知られる埼玉県川越市の川越氷川神社。
ここで7月6日(土)から9月8日(日)までの期間に
行われるのが〈縁むすび風鈴〉。

このお祭りの一番の見どころは、何と言っても
境内に2000個以上吊り下げられた江戸風鈴。
職人さんたちが手づくりした、色も形も音も違う風鈴は、
願いごとを書いた木の短冊を結び付けられるようになっています。

願いを乗せて奏でる風鈴の姿はなんとも趣深く美しい。
2000個以上の風鈴がそれぞれ鈴を鳴らす姿に
思わず圧倒されてしまうことでしょう。

境内の小川にも〈縁むすび風鈴〉にちなんで、
幻想的な仕掛けが施されています。
川越氷川神社の由緒を記録した古い文書にあった
“光る川の伝説”を題材に午後7時から9時にかけて、
光ファイバーで川を光らせた光る川が出現。
夜空にきらめく天の川のような、幻想的な空間が広がります。