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posted:2019.11.22 from:岡山県和気町 genre:エンタメ・お楽しみ
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writer profile
Saki Ikuta
生田早紀
いくた・さき●インディペンデントな広告会社『ココホレジャパン』の新米アシスタント。生まれも育ちもド田舎の27歳。やばい芋ねえちゃんとして青春時代を過ごす。その野暮さは現在も健在! さりげなく韻を踏むことが生業です。
「老いと演劇」OiBokkeShi(オイ・ボッケ・シ)が、
11月23日(土)・24日(日)、岡山県和気町の〈ENTER WAKE〉で
待望の新作『認知の巨匠』を公演します。
OiBokkeShiは、「老人介護の現場に演劇の知恵を、
演劇の現場に老人介護の深みを」という理念のもと、
2014年に岡山県和気町で設立された演劇プロジェクト。
徘徊演劇『よみちにひはくれない』などの活動が評価され、主宰の菅原直樹さんは、
平成30年度文化庁「芸術選奨文部科学大臣新人賞(芸術振興部門)」を受賞しました。
7回目となる今回は、認知症をテーマに、
93歳の狂気の道連れとなった周りの人々の「その場しのぎ」を
コミカルでありながらもあたたかに描きました。
OiBokkeShiの看板俳優であり、
今年でなんと93歳になる岡田忠雄さんの魅力を、
実力派の共演者たちが最大限に引き出します。
「岡田さんとは、88歳の時に出会ってからこれまで7本の芝居を作ってきましたが、
今回の作品が1番岡田さんらしさが出ていると思います。
岡田さんは舞台に出ずっぱりで、せりふ量も膨大。
芝居をつくり始めた当初は、年を重ねるごとに
演技の負荷を軽くしようと考えていたのですが、
実際は逆になってしまいました」と主宰の菅原さん。
創作の過程を公開しお客さんと作品を共有する
「ワーク・イン・プログレス」という手法で時間をかけて創作することにより、
この5年間の集大成ともいえる作品を目指しています。
認知症の人の介護をする側として大切なことを伺うと、
「過去のその人の姿にとらわれるのではなく、
今のありのままの姿を受け入れること。また、介護をされる側に立つと、
人は主体性を奪われる傾向にあります。その人の主体性を引き出す工夫や、
その人がやろうと思ったことを共に楽しむ視点が大切です」と菅原さん。
介護する人も、される人も、今この瞬間を楽しむことが大切。
演劇を通して、お互いを尊重しあえる関係性のヒントを探してみませんか。
information
OiBokkeShi
オイ・ボッケ・シ
作品名:認知の巨匠
日時:11月23日(土・祝)17:00〜/11月24日(日)14:00〜
会場:岡山県和気郡和気町福富607-3 ENTER WAKE 3階 ENTER WAKE BASE
料金:一般 2,500円/20歳以下 1,000円
インターネット予約:OiBokkeShi
問い合わせ:「老いと演劇」OiBokkeShi
メールアドレス:問い合わせ
WEB:OiBokkeShi
連絡事項
・チケット料金は当日受付にてお支払いください。
・20歳以下の方は公演当日、受付にて年齢が確認できるもののご提示をお願いいたします。
・会場はJ R山陽本線「和気駅」北口前にあります
・お車でお越しの際は和気駅南駐車場(「和気駅」南口前)をご利用ください。
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