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writer profile
Kanae Yamada
山田佳苗
やまだ・かなえ●島根県松江市出身。青山ブックセンターやギャラリースペース、ファッション・カルチャー系媒体などを経て、現在フリーのライター、編集者として活動中。まだまだ育ち盛り、伸び盛り。ファッションと写真とごはんが大好きです。
2020年3月20日(金)、京都に日本一長い名前の駅が誕生しました。
その名も〈等持院・立命館大学衣笠キャンパス前駅〉。
文字数なんと17字、音読数だと26字で、日本で最長の駅名となるのだそう。
もともと嵐電北野線の〈等持院駅〉という名称であった
等持院・立命館大学衣笠キャンパス前駅。
それが立命館大学などを運営する学校法人立命館と京福電気鉄道株式会社が、
2020年3月13日(金)に連携・協力に関する協定を結んだことや、
次駅の北野白梅町駅のリニューアル供用開始に合わせ、
“等持院”がこの地域の地名を表すと同時に、
嵐電が立命館大学へのアクセスしやすいことを伝えるため、
このたび改称される運びとなりました。
あらためて駅名の字面を見ると、なかなかインパクトがありますね。
学生が利用する駅ということで、彼らのさまざまなカルチャーの洗礼を受け、
多くの人に親しまれる駅となりそうです。
今後、地元の人はこの駅をどのような愛称で呼ぶようになるのでしょうか。
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「自由と清新」を建学の精神とし、2030年に向けて
「挑戦をもっと自由に」をビジョンに掲げ、教育研究活動により、
未来の社会と地域文化の創造に寄与していくことを目指す立命館。
そして「沿線深耕」を経営ビジョンに、
関係先との広範な連携を通じた沿線地域の活性化に取り組み、
「地域になくてはならない交通事業者」として
社会に貢献していくことを目指している京福電気鉄道。
今回結ばれた協定では、この両者が手を取り合うことで、
学術研究、教育、健康、スポーツ、地域文化伝統等の継承と振興・発展や
地域貢献、魅力あるまちづくり及び観光振興の推進、
SDGsの推進、人材の育成を行っていくそうです。
「立命館創始150年・学園創立120年にあたる2020年は、節目の年です。
“京都・衣笠エリアのまちのブランド化”を進めていきたいと思っています。
大学が地域社会と一体となって地域の未来を創っていくために、
京福電気鉄道との協定は、大きな推進力になると考えています」
そうコメントするのは、学校法人立命館の理事長・森島朋三氏。
京福電気鉄道株式会社取締役社長の大塚憲郎氏は以下のようにコメントしています。
「公共交通手段として安全・安心を追究し続けると同時に、
“沿線地域あっての鉄道会社”として、沿線地域が将来に向けて
魅力と活力ある地域であり続けるよう、協定を通じて立命館から知恵と力を借り、
ともに学びながら、少しでも地域の皆様のお役に立っていきたいと考えております」
この連携を通して、若者が地域の資産を柔軟に活用し、
若い感性でまちに新たな波を起こしていく。
具現化されたサービスや活動が、まちにどのような影響を及ぼしていくのでしょう。
何はともあれ、京都がより活気のある場所となるといいですね。
今後の動きに、こうご期待を。
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等持院・立命館大学衣笠キャンパス前駅
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