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香川県丸亀市で
『聴象発景 / evala (See by Your Ears)
feat. 鈴木 昭男』が開催。
中津万象園でサウンドアートを楽しむ

コロカルニュース

posted:2019.9.30  from:香川県丸亀市  genre:エンタメ・お楽しみ

〈 コロカルニュース&この企画は… 〉  全国各地の時事ネタから面白情報まで。
コロカルならではの切り口でお届けする速報ニュースです。

writer profile

Kanae Yamada

山田佳苗

やまだ・かなえ●島根県松江市出身。青山ブックセンターやギャラリースペース、ファッション・カルチャー系媒体などを経て、現在フリーのライター、編集者として活動中。まだまだ育ち盛り、伸び盛り。ファッションと写真とごはんが大好きです。

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写真:Kenshu Shintsubo

聴覚と視覚を刺激する新感覚のアート作品が、日本庭園に登場

香川県丸亀市にある、築330年余の池泉回遊式の大名庭園・中津万象園。
この秋、ここでテクノロジーを駆使する先鋭的サウンドアーティスト・evala氏と
サウンドアートの世界的パイオニアである鈴木昭男氏による企画展
『聴象発景 / evala (See by Your Ears) feat. 鈴木昭男』が
開催されます。会期は9月27日(金)から11月24日(日)まで。

京都出身の音楽家、サウンドアーティスト・evala(See by Your Ears)

evala(See by Your Ears) 京都出身の音楽家、サウンドアーティスト。先鋭的な電子音楽作品を国内外で発表。立体音響システムを新たな楽器として駆使し、2016年より新たな聴覚体験を創出するプロジェクト〈See by Your Ears〉を始動。代表作に〈大きな耳を持ったキツネ〉(Sonar+D, Barcelona 2017) 〈Our Muse〉(ACC, Gwangju Korea 2018)のほか、ソニーの立体音響技術Sonic Surf VRを用いた576ch音響インスタレーション〈A coustic Vessel Odyssey〉(SXSW, Austin 2018)を展開。舞台、映画、公共空間などにおいても、先端テクノロジーを用いた多彩なサウンドプロデュースを行なっている。

平壌出身のサウンドアーティスト・鈴木昭男

鈴木昭男 平壌出身のサウンドアーティスト。1960年代より、常に「聴く」側にまわり、音と場の関わり方を模索する姿勢によって音のイベントやパフォーマンス、インスタレーションなどを国内外で開催。1963年に名古屋駅のホームの「階段に物を投げる」ことに始まる、空間への「なげかけ」と「たどり」のイベントとして行い、世界各地で展開。その後、フェスティバル・ドートンヌ・パリ(フランス、1978)や、ドクメンタ8(ドイツ、1987)などに参加。1990年代からは、「聴く」という行為を鈴木独自の思考や方法によって探求したコンセプチュアルなサウンドインスタレーションを、世界各地の美術館、ギャラリーで精力的に発表している。

evalaと鈴木昭男

万象園の中に佇むevalaと鈴木昭男。

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小さな茶室の中で、音を全身で体験するということ

この展覧会のテーマは「先鋭テクノロジー×サウンド×日本庭園」。
evala氏と鈴木昭男氏が最先端のサウンドアートを中津万象園の中に仕掛け、
美しい景観の中に最先端のテクノロジーアートスポットを出現させました。

庭園各所の音や瀬戸内の海の音が煎茶室に響きわたる
evala氏の8.1chサウンドインスタレーションや、
園内の地面に描かれた足跡のような耳のマークの上に立つと音が流れる、
鈴木氏の代表作『点音(おとだて)』など、
いずれも聴覚と視覚を刺激する、新感覚のアート作品が会場に点在します。
音のありかを目で追ったり、壮大でかつ繊細な音に包まれたりと、
きっと「初めての感覚」になるに違いありません。

回遊式の大名庭園・中津万象園

1688年に丸亀二代目藩主・京極高豊候により築庭されたという回遊式の大名庭園・中津万象園。庭の中心には京極家先祖の地である近江の琵琶湖を形どった八景池を置き、「近江八景」になぞらえた8つの島が。「万象園」の名前は森羅万象を意味するのだとか。なんともロマンチックです。

瀬戸内国際芸術祭や岡山芸術交流など、
近隣でも魅力的なアートイベントが開催されるこの時期。
瀬戸内国際芸術祭の基点となる岡山港から車で50分、
高松駅から電車とタクシーで40分、岡山駅からも1時間ほどの
中津万象園・丸亀美術館にも、併せて足を運びたいですね。

information

map

聴象発景 / evala (See by Your Ears) feat. 鈴木昭男

会期:2019年9月27日(金)~11月24日(日)

会場:中津万象園・丸亀美術館

住所:香川県丸亀市中津町25-1

開館時間:9:30~17:00(最終受付 16:30)/金・土 9:30~20:00(最終受付 19:30)

休館日:水曜日

アクセス:

電車・JRご利用

JR 丸亀駅よりタクシー 約6分(徒歩30分)

JR 四国多度津駅よりタクシー 約5分 JR予讃線 讃岐塩屋駅より徒歩 約15分

*近隣スポット:岡山駅~丸亀駅(快速)約55分/高松駅~丸亀駅(快速マリンライナー)約30分

参加作家

キュレトリアル・ディレクター:阿部一直

企画制作:M&Iアート株式会社、一般社団法人Whole Universe

協賛:株式会社 中川製作所

後援:瀬戸内国際芸術祭実行委員会

主催:公益財団法人 中津万象園保勝会 中津万象園・丸亀美術館

Web:http://www.bansyouen.com/sound/

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