〈FIL〉から熊本県・阿蘇の風物詩
“野焼き”にインスパイアされた
家具シリーズ 〈SUMI LIMITED〉が誕生!

熊本県阿蘇郡南小国町を拠点にする〈株式会社Foreque〉が
企画・運営するインテリア・ライフスタイルブランド〈FIL〉。
その家具ライン「MASSシリーズ」に、
今年新たに〈SUMI LIMITED〉が誕生しました。

SUMI LIMITEDは、阿蘇の風物詩 “野焼き”によって生まれる
「黒墨色」の景観にインスパイアされた炭化した杉材と、スチールフレームによる
異素材のコントラストをテーマにしたコレクションです。

野焼きは草花の芽立ちを助け、春を待つ小さな生命が眠りから目覚める役割を担う。

野焼きは草花の芽立ちを助け、春を待つ小さな生命が眠りから目覚める役割を担っています。

「千年の草原」。阿蘇で暮らす人々は、野焼きによって千年以上も畜産や農業、自然と共生しこの美しい草原を保ってきた。

「千年の草原」。阿蘇で暮らす人々は、野焼きによって千年以上も畜産や農業、自然と共生しこの美しい草原を保ってきました。

FILが拠点を置く南小国でも、毎年野焼きが行われ
スタッフの方も参加されているのだそう。
阿蘇の野焼きは雄大な自然を維持するために
千年に渡って続く独自の文化であり、
その慣習から生まれた人々の深いつながりや
自然の営みと人々の生業が共にあることで、
命豊かな景観が維持されているといいます。

山梨〈るうふ〉
古民家一棟貸しの
“時を超える宿”

築100年の古き良き古民家に泊まる

この秋、山梨の自然豊かな地に、
3軒の築100年を迎えた伝統的な古民家一棟貸しの宿
〈るうふ澤之家〉〈るうふ 書之家〉〈るうふ 丘之家〉がオープンしました。

一棟貸しなので1日1組限定。

「時を超える宿」をコンセプトに、
コロナ禍に対応する宿泊施設として、地域を観光するのではなく、
宿内で完結したアクティビティが楽しめるようになっています。

映画『建築と時間と妹島和世』
大阪芸術大学 アートサイエンス学科の
「丘の上の校舎」ができるまで

監督・撮影はホンマタカシさんが担当

アートとサイエンスとテクノロジーを柔軟に連携させ、
これまでになかった研究と教育を行う大阪芸術大学アートサイエンス学科。
2018年11月に誕生したこの学科の新校舎は、
建築界のノーベル賞と称されるプリツカー賞を日本人女性で初めて受賞した、
日本が誇る世界的建築家の妹島和世さんが手掛けました。

妹島和世(せじまかずよ) 建築家。1956年茨城県生まれ。1981年日本女子大学大学院家政学研究科を修了。1987年妹島和世建築設計事務所設立。1995年西沢立衛とともにSANAAを設立。2010年第12回ベネチアビエンナーレ国際建築展の総合ディレクターを務める。日本建築学会賞*、ベネチアビエンナ ーレ国際建築展金獅子賞*、プリツカー賞*、芸術文化勲章オフィシエ、紫綬褒章などを受賞。現在、ミラノ工科大学教授、横浜国立大学大学院建築都市 スクール(Y-GSA)教授、日本女子大学客員教授、大阪芸術大学客員教授。*はSANAAとして。

妹島和世(せじまかずよ) 建築家。1956年茨城県生まれ。1981年日本女子大学大学院家政学研究科を修了。1987年妹島和世建築設計事務所設立。1995年西沢立衛とともにSANAAを設立。2010年第12回ベネチアビエンナーレ国際建築展の総合ディレクターを務める。日本建築学会賞*、ベネチアビエンナ ーレ国際建築展金獅子賞*、プリツカー賞*、芸術文化勲章オフィシエ、紫綬褒章などを受賞。現在、ミラノ工科大学教授、横浜国立大学大学院建築都市 スクール(Y-GSA)教授、日本女子大学客員教授、大阪芸術大学客員教授。*はSANAAとして。

10月3日(土)より渋谷のユーロスペースより順次全国で公開される
映画『建築と時間と妹島和世』は、
そんな新校舎が完成するまでを記録したドキュメンタリー。
監督・撮影はホンマタカシさんが担当しています。

「国立競技場の時も、競技するけど、それで閉じるんじゃなく、もうちょっと街に繋がっていく競技場がないかっていうのをやっていました。ここも高橋先生の立派なキャンパスがあって、でもそのキャンパスを見るとすごく、コンクリートの建物と、その間の庭や何かが色んな断面計画をされているので、その延長に、だんだん少しづつ繋がっていけるようになったらいいな、と思っていたんですけどね。形はぜんぜん違うけど。だからランドスケープ的なモノが出来たら良いなと思って。」(妹島さん)

「国立競技場の時も、競技するけど、それで閉じるんじゃなく、もうちょっとまちに繋がっていく競技場がないかっていうのをやっていました。ここも高橋先生の立派なキャンパスがあって、でもそのキャンパスを見るとすごく、コンクリートの建物と、その間の庭や何かが色んな断面計画をされているので、その延長に、だんだん少しづつつながっていけるようになったらいいな、と思っていたんですけどね。形はぜんぜん違うけど。だからランドスケープ的なモノができたら良いなと思って」(妹島さん)

〈KOTO-PORT〉
池袋〈IKE・SUNPARK〉に
グルメな屋外エリアが誕生!

ピクニックをするように楽しむ、新しい外食スタイル

2020年9月1日、東京・東池袋にある公園〈イケ・サンパーク〉に
小型店舗が集まる屋外エリア〈コト・ポート(KOTO-PORT)〉がオープンしました。
ここは、三密を避けてグルメを楽しめるスポット。

〈KOTO-PORT〉株式会社日比谷アメニス、メディアサーフコミュニケーションズ株式会社が運営。

〈KOTO-PORT〉株式会社日比谷アメニス、メディアサーフコミュニケーションズ株式会社が運営。

今夏開園したばかりのイケ・サンパークに、
〈HIGUMA Doughnuts x SOUR the park〉〈プラマーナ・スパイス〉
〈あわてらす〉〈カフェ バンブー〉の4店舗がオープンしました。

気になるポイントは、お酒が好きな方にうれしいメニューが揃っていること。
学芸大学で人気の〈HIGUMA Doughnuts〉は、
京都・河原町にあるフレッシュフルーツのサワー専門店、〈SOUR〉と共同出店。

〈HIGUMA Doughnuts x SOUR the park〉

〈HIGUMA Doughnuts x SOUR the park〉

北海道産の食材にこだわった手づくりドーナッツと、
全国の契約農家から仕入れたフルーツを使ったサワーを提供します。
フルーツそのものを豪快に使用したサワーは、
まるでフルーツを食べているかのような満足感なのだとか。

〈HIGUMA Doughnuts x SOUR the park〉北海道出身の〈HIGUMA Doughnuts〉オーナーが週末限定のハンバーガーやジンギスカンなどの食事メニューも準備中。

〈HIGUMA Doughnuts x SOUR the park〉北海道出身の〈HIGUMA Doughnuts〉オーナーが週末限定のハンバーガーやジンギスカンなどの食事メニューも準備中。

〈あわてらす〉は、東池袋の日本酒が楽しめる名店
〈稲水器あまてらす〉オーナー、古賀哲郎さんによる新業態。
「公園でもライトに楽しめる日本酒」をテーマにした
スパークリングと揚げ物のペアリングを楽しめます。

〈あわてらす〉

〈あわてらす〉

〈あわてらす〉今後は全国の蔵元生産者とのつながりを生かし、あわてらす限定の日本酒スパークリングも開発予定。

〈あわてらす〉今後は全国の蔵元生産者とのつながりを生かし、あわてらす限定の日本酒スパークリングも開発予定。

〈IWA〉
富山県立山町から
日本酒の新ブランドが誕生。
津田直さんとコラボレーション

津田直さんが富山で見出した“水の旅”とは

世界有数の深雪地であり、立山連峰を水源とする
清らかな水に恵まれた、富山県立山町白岩。
この地に、日本酒の新たなブランド〈IWA〉が誕生しました。

このお酒がこれまでになく新しい理由は、
フランスのシャンパーニュ地方の中心に生まれ、
28年にわたり〈ドン ペリニヨン〉を率いた
リシャール・ジョフロワさんが手がけていること。

リシャール・ジョフロワさん。

リシャール・ジョフロワさん。

最初のリリースとなる日本酒〈IWA 5〉は伝統的な技法で醸されながらも、
日本酒にとって画期的な手法であるブレンド技術を用いて完成したといいます。

同ブランドでは様々なクリエイターとコラボレーションを行っており、
ボトルのプロダクトデザインはマーク・ニューソンさん、
ラベルのアートディレクションは中島英樹さん、
題字は書道家の木下真理子さん、
酒蔵の設計は建築家の隈研吾さんが手がけています。

「IWA 5」Photo:JONAS MARGUET

〈IWA 5〉Photo:JONAS MARGUET

今回ご紹介するのは、写真家・津田直さんとのプロジェクト。
2019年冬から2020年秋まで、およそ1年かけて
IWAが生まれた舞台を撮影するもので、
公式サイトにて、順次シリーズを公開していきます。

津田さんは、IWAのコラボレーターのひとり、
〈桝田酒造店〉当主・桝田隆一郎さんを訪ねた際に、
あるテーマを見出したといいます。

「今回のお話を頂いてから富山にある桝田さんの酒蔵を訪れ、
日本酒がどのように生まれるか——米を磨き、
研ぎ、浸し、蒸し、麹を加えて発酵させ、搾り、
ようやく一滴のお酒が落ちるまでの過程を見せていただきました。
そのときに、なんと長い旅を経てお酒が生まれるんだ、という印象を受けたんですね。
また、立山町は山と海のつながりが見て取れる場所にあり、
3000メートル級の山から一気に山肌が下り、
水深1000メートルの富山湾の海へと入っていくんです。
山頂から海底迄は、4000メートルもの高低差があります」

靄がかった山中の風景

「その地形について調べていたときに、雪解け水が山から富山湾へそそぐ過程と
日本酒が生まれるまでの過程が僕の中で重なり、"水の旅"のようなものを想像し始めました。
そこでリシャールさんに、1年を通じて富山のランドスケープを撮影し、
水を巡る旅を追ってみてはどうですか、とご提案しました」

それからミーティングを重ね、パリで合流した際には
意気投合したという津田さんとリシャールさん。
かくして2019年冬より、撮影プロジェクトがスタートしました。

『猫村さん』作者の壁画がおしゃれ。
東京は下町の銭湯〈黄金湯〉が
リニューアルオープン!

レトロでモダンな東京下町の新名所

スカイツリーや隅田川を横目にたたずむ長閑な下町、東京都墨田区太平。
ここに先日、創業88年の銭湯〈黄金湯(こがねゆ)〉がリニューアルオープンしました。
場所は、複合型商業施設〈オリナス錦糸町〉の近く。

黄金湯は老朽化に伴い、昨年1月末より休業し、大規模な改装を実施。
クラウドファウンディングの目標金額の2倍、600万円もの資金を集め、
2020年8月に無事、リニューアルを果たすことになりました。

ところどころにあそびが効いたつくりに

オーナーである新保さんの「これまでにない銭湯にしたい!」という意向で、
全体のクリエイティブディレクションを〈HIROCOLEDGE〉のデザイナーで
アーティストの高橋理子(ひろこ)さんが、
内装設計をスキーマ建築計画代表の長坂常さんが担当。

さらに、風呂場の壁画は、
ドラマ化もされた『きょうの猫村さん』作者のほしよりこさんが手がけました。
銭湯壁画の定番と言えば「富士山」ということで、
特に男湯と女湯の間に描かれた富士山は見もの。
荘厳な富士山がやわらかなタッチで描かれていて癒されます。

昭和のレトロな味わいを残しつつ、
ところどころにモダンなエッセンスを感じさせるつくりとなっています。

気になる浴場はというと、
熱湯、中温湯、低温炭酸泉、水風呂と4つのバリエーションが。
水はすべて、お肌に優しい軟水を使用。

サウナも併設されており、
男湯には輻射熱でしっかりと汗がかける
〈麦飯石とヒバで作られたオートロウリュサウナ〉が。
そのあとは、水深90センチの冷たい水風呂と外気浴で整えて。

一方の女湯には、小さいながらも本格的に作られた
〈国産ヒノキのセルフロウリュサウナ〉が設備されています。

ビアバー

ビアバー。この法被も高橋理子さんデザイン。

また、エントランスのコミュニティスペースにはビアバーを併設。 
クラフトビールなど、こだわりのセレクトのドリンクを
お風呂上がりに楽しむことができます。

ここには、以前より開催していた〈レコード市〉を想定し、DJブースも設置予定。
コミュニティスペースとしても機能する銭湯になりそうですね。

「黄金湯」のロッカーキー

「次の世代に銭湯を繋いでいく」という使命感のもと、
より老若男女に愛される、モダンな銭湯になった黄金湯。
まちのシンボルとして、多くの人に愛されそうです。

『MIND TRAIL
奥大和 心のなかの美術館』
奈良県の世界遺産で開催される
“歩く”芸術祭

奈良県吉野町(会場風景)

プロデューサーはライゾマティクス・アーキテクチャーの斎藤氏

コロナ禍で多くの芸術祭が中止になっていますが、
そんな中でも開催されるユニークな芸術祭があるのをご存知ですか?
その名も『MIND TRAIL 奥大和 心のなかの美術館』。
会期は2020年10月3日(土)から11月15日(日)まで。

会場は世界遺産を含む奈良県の吉野町、天川村、曽爾村の3か所の町村。
この3つの地域をそれぞれ3〜5時間かけて歩きながら、
自然に囲まれたアート作品を鑑賞・体験します。

プロデューサーはライゾマティクス・アーキテクチャーの齋藤精一氏、
キュレーターは特定非営利活動法人インビジブルの林曉甫氏。

参加アーティストは、井口皓太、上野千蔵、
oblaat(覚和歌子、カニエ・ナハ、谷川俊太郎、永方佑樹、則武弥、松田朋春)、
菊池宏子+林敬庸、木村充伯、毛原大樹、齋藤精一、佐野文彦、力石咲、
中﨑透、ニシジマ・アツシ、細井美裕 他、
奈良在住の北浦和也、小松原智史、坂本和之、武田晋一、西岡潔、
飯田華那、逢香、タカ ホリイ、松田大児。

彼らがどのように自然と調和するアートを生み出すのか、期待に胸が膨らみますね。
ちなみに観賞にはかなりの時間を要するため、複数泊することをおすすめします。

京都は老舗工房の息づかいを見る。 写真展 『継ぐもの -In between crafts-』

写真家・町田益宏が収めた6つの老舗工房

京提灯、西陣織、漆精製……。
今なお職人による、日本古来の豊かな伝統工芸が息づくまち・京都。

現在京都伝統産業ミュージアムでは、そんな京都の伝統工芸を受け継ぐ
6つの工房を記録した写真展『継ぐもの -In between crafts-』が開催されています。

9月から開催される『KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭』の関連プログラムである本展。

町田 益宏群馬県生まれ。大学時代よりカメラに触れる。当時写真部の壁に掲げられた、「芸術は夜生まれる」という言葉を信じ、夜な夜な暗室に引きこもる。同時にオフロードバイクにて海外レースなどに参戦。写真の師である土井浩一郎氏に師事。独立後に京都に移住。最近は写真の刹那的で記録としての要素に強く惹かれる。

町田 益宏
群馬県生まれ。大学時代よりカメラに触れる。当時写真部の壁に掲げられた、「芸術は夜生まれる」という言葉を信じ、夜な夜な暗室に引きこもる。同時にオフロードバイクにて海外レースなどに参戦。写真の師である土井浩一郎氏に師事。独立後に京都に移住。最近は写真の刹那的で記録としての要素に強く惹かれる。

「これからも長く続くであろう時間の一点に立ち会い、そこにあるものをそのまま記録した」

そう話すのは、今回すべての工房の撮影を担当した、写真家の町田益宏氏。
町田氏は、以前より多くの工房を取材してきた写真家です。

展示やワークショップから、過去から未来へと続く叡智を知る

今回写真に収められたのは、約200年以上をも続く京提灯の老舗〈小嶋商店〉、
西陣織の伝統的な手法と志を受け継ぐ〈紫紘株式会社〉、
明治42年から京都で漆の精製・販売を行ってきた〈堤淺吉漆店〉、
祇園祭の鉦も制作する、鳴物神仏具店〈南條工房〉、
京都はもちろん、全国の神社・祭りの祭具を手掛ける〈牧神祭具店〉、
京都で唯一、和鏡制作を行う〈山本合金製作所〉。

いずれも京都を京都たらしめる、日本が誇る技術と哲学、美意識を持つ工房ばかり。
町田氏は、そんな工房の作業風景とその家族の姿を、刻々とカメラで捉えました。

100年後の南部町のために 廃棄される剪定枝で燻す。 〈COFFEE STAND & SMOKE NANBUDOKI〉

〈COFFEE STAND & SMOKE NANBUDOKI〉の根市大樹さん・雪奈さん夫婦

剪定枝をチップに利活用

岩手県と接する青森県南部に位置する南部町。
その三戸駅のすぐそばに〈COFFEE STAND & SMOKE NANBUDOKI〉はあります。

三戸駅そばにあるカフェ COFFEE STAND & SMOKE NANBUDOKI 店内風景

人口約1万6千人の小さなまちでカフェを営むのは、
「次の世代に誇れる故郷を残す」ことをミッションに、
南部町の資源を活用し、魅力発信を行う〈合同会社南部どき〉の
代表・根市大樹さんと奥様の雪奈さん。

店ではコーヒーと燻製のエッセンスが入った軽食や商品を販売しています。
食品を燻すチップは、南部町で育まれた果物の剪定枝を利活用したものです。

山に囲まれた南部町は、
朝晩の寒暖の差が激しく果物栽培に適した土地。
多くの果樹農家がありますが、高齢化もあり、
剪定枝の処理が問題になっていました。

看板商品のスモークナッツ。左からサクランボ・ブドウ・梅・リンゴの枝で燻したもの。香りは科目(サクランボ・梅・リンゴはバラ科、ブドウはブドウ科)や収穫時期で違いが出るんだそう。

看板商品のスモークナッツ。左からサクランボ・ブドウ・梅・リンゴの枝で燻したもの。香りは科目(サクランボ・梅・リンゴはバラ科、ブドウはブドウ科)や収穫時期で違いが出るんだそう。

果樹による香りの違いを尋ねると、
「秋冬に収穫するリンゴは実を成熟させるために栄養が枝に残らないため、
クセや香りが少ないんです。
夏に収穫する実の小さなサクランボは、
枝に樹液が豊富に含まれているので甘味が出ます。
ビールやワインにはリンゴやサクランボがおすすめ。
ブドウはタンニンの渋みがあり、
舌にピリッとくるのでウィスキーと合いますよ」と大樹さん。

サクランボの旬は7月。収穫後、実に栄養を送る役目を終えた枝からは樹液が滴るほど。

サクランボの旬は7月。収穫後、実に栄養を送る役目を終えた枝からは樹液が滴るほど。

ウッドチップではナッツのほか、
オイル、コーヒー、しめ鯖や鮭トバなども冷燻。
燻したマヨネーズとナッツをはさんだサンドウィッチや、
オイル・ナッツ・チーズ・ベーコンを燻して
トッピングしたピザなど軽食もテイクアウト可能です。

SMOKED COFFEEのドリップパック。かわいらしいイラストは雪奈さんが描いたもの。

SMOKED COFFEEのドリップパック。かわいらしいイラストは雪奈さんが描いたもの。

〈とらや パリ店〉40周年記念展
『京の伝統産業 × Paris × Wagashi』

京版画 森愛鐘

京都の若手職人の趣あふれる工芸作品が集結

今年40周年を迎える〈とらや パリ店〉。
これを記念し、〈虎屋 京都ギャラリー〉にて9月26日(土)より、
『京の伝統産業 × Paris × Wagashi』と題した企画展がスタートします。

本展は、京都の若手職人が「パリ」をテーマに制作した、
和菓子を楽しむためのさまざまな工芸作品を展示。
「贈答」「ディスプレイ」「和菓子でもてなす空間」と3つのコーナーを設け、
とらやの和菓子と工芸作品のコラボレーションを楽しめます。

参加作家は、京表具、京焼、京七宝など12ジャンル19人。
浮世絵美人が描かれた、フランスからの逆輸入品のような木版の羊羹パッケージや、
薔薇がモチーフのミニ風呂敷、
パリ店40周年記念に誕生したとらやの生菓子を魅せるディスプレイなど、
趣向を凝らした作品に心を奪われることでしょう。

南魚沼産コシヒカリの新ブランド
〈然然〉誕生に際し、
ポップアップイベントを開催

南魚沼産コシヒカリの魅力を伝えるお米ブランド

日本有数の米どころ、新潟県魚沼地方。
ここで特に美味しいと言われているのが
南魚沼産(旧南魚沼郡塩沢地区)のコシヒカリです。
この秋、そんな南魚沼産のお米の新ブランド〈然然(シカジカ)〉が誕生します。

〈然然〉

〈然然〉

トータルプロデュースは、新潟県南魚沼発、
農業の新しい価値の発見・発信を目指すクリエイティブ集団
〈Soil Works(ソイルワークス)〉。

ブランド名の「然然」は新潟県田上町方言で、
「かくかく。これこれ。うんぬん。しかじか」
と繰り返して言ったり、詳しく言ったりする、
必要のないときにその代わりに使う語です。

わざわざ語らなくとも、
「新潟県南魚沼産コシヒカリは最高峰のお米って知ってるよね?」
という誇りと自信から名付けられているそう。
〈然然〉は、そんな南魚沼のコシヒカリのすばらしさ、
背後にあるストーリーをも伝えるブランドになればという想いがきっかけで
生まれました。

〈佐賀10000円ショップ〉が好評! 名産品がお得に買える ECサイトがオープン

佐賀の魅力が10000円に凝縮!

今年の8月にオープンした佐賀のプレミアムなものがお得に手に入る
特設ECサイト〈佐賀10000円ショップ〉。

さが県産品流通デザイン公社が、県産品の消費喚起・拡大を目的に
「佐賀支え愛応援キャンペーン」の一環として展開するこのプロジェクトは、
県知事も「1万円以上の価値がある!」と太鼓判を押す
佐賀の名産品が勢揃いしています。

税込み・送料込みの1万円均一で、なかには通常価格より
20%以上もお得な商品やここでしか手に入らない限定商品などが
産地直送で各ご家庭に届けられます。

サイトオープンから約1か月、好評のラインナップに加え
9月に新たに追加された商品をご紹介します。

漁師直送の希少な有明海産天然うなぎなど、
ここでしか買えない商品が目白押し。
9月は9つのアイテムが新たに追加され、
佐賀ならではのラインナップがさらに充実しています。

とくに今回おすすめしたいのが〈タニタ食堂〉とのコラボ商品。
タニタ食堂監修による、県が誇る食材とレシピがセットになった魅惑の内容です。

〈BELPA FARM〉
美容と農業で地域とつながる、
美容師たちの野菜づくり

美と健康は農業から! 美容院からの新たな提案

長野県松本市から、ヘアサロン〈BELPA(ベルパ)〉の美容師さんたちが
畑で野菜づくりに挑戦しているというニュースが届きました。

発端は、「美容で人とつながる、楽しいことをし続けるヘアサロンでありたい。
長野の美容室ならではの面白い活動ができないか」と考えていた
代表の高橋亮太朗さんが「美容を追求する立場だからこそ、
自分たち自身も規則正しい生活や健康的な食事に努めていこう」
とスタッフに農業を提案したこと。

それからスタッフの実家の畑を借りられることになり、
2020年4月より、週に5〜6日は畑に出ているのだそう。

野菜を手に取るヘアサロン〈BELPA(ベルパ)〉代表の高橋さん

スタッフの皆さん。〈BELPA〉は松本市で50年余りヘアサロンを展開しているベルパームグループの本店。

スタッフの皆さん。〈BELPA〉は松本市で50年余りヘアサロンを展開しているベルパームグループの本店。

畑仕事は、農業のベテランである、スタッフの祖父が“厳しく”指導。
野菜ごとの土づくりから植え方、収穫時期など、
細かくアドバイスを受けたおかげで、
近所の農家さんからも「毎日しっかり管理してるから
立派な野菜ができてるね〜」と声をかけられるのだとか。

畑仕事中の風景

こちらが、収穫した野菜。とても立派でおいしそう!

収穫した野菜

この活動には、地域の方との交流を広げ、
まちにとってサロンがより身近な存在になれば、というねらいもあるといいます。

現在は、お客さんに野菜をプレゼントしたり、
コロナ禍のなか、飲食店のテイクアウト商品をデリバリーする事業を立ち上げた
信州大学の学生グループに野菜を進呈し、喜ばれているようです。

信州大学の学生に野菜を渡す高橋さん。学生グループに野菜を進呈したのは、野菜不足になりそうな一人暮らしの学生さんに喜ばれるのでは、という思いから。

信州大学の学生に野菜を渡す高橋さん。学生グループに野菜を進呈したのは、野菜不足になりそうな一人暮らしの学生さんに喜ばれるのでは、という思いから。

また、みんなで畑仕事をすることでチームワークが育まれ、
農業での学びが、仕事への意識向上にもつながるという効果も生まれているよう。

スタッフからは「朝の作業はつらいです」
「食べ物に感謝するという想いが高まりました」
「カエルが気持ちわるいです」
「お客さんに喜んでもらえて嬉しいです」
「野菜づくりも美容の仕事も土台が大切だと思いました」
——などの声があがっているようです。

都内30のセレクトショップに
日本各地の伝統工芸が登場。
〈JAPAN TRADITIONAL CRAFTS WEEK〉

今年で7回を迎える人気イベント

現在、東京都内の約30ものライフスタイルショップでは、
〈JAPAN TRADITIONAL CRAFTS WEEK〉と題し、
日本各地の伝統工芸に出合えるイベントが開催中。

今年で7回目を迎える同イベント。
それぞれのショップが、
独自の見立てで選んだ伝統工芸品とコラボレーションし、
その魅力を発信します。

メイン会場となる〈伝統工芸 青山スクエア〉では、
全店舗の商品がラインナップ。

会期中は、日本各地の工芸品が当たるプレゼント企画や、
各ショップでは産地のものづくり体験、
工芸品の使い方を紹介するワークショップも行われます。

ぜひこの機会に、
日本各地で花咲いた豊かな伝統工芸の魅力に触れてみてください。

民藝運動の影の立役者
富山の木工家で建築家・安川慶一の
仕事、美学、志

『卓』安川慶一

柳宗悦をも心を向けた氏の功績とは?

木工家・建築家の安川慶一。
日本民藝館常任理事、松本民芸家具の製作指導・相談役、
日本陶芸展審査員などを務め、民藝界に大きく貢献、
富山という地に、民藝運動の意識を根付かせた人物でもあります。

民藝運動の父、柳宗悦の集大成『美の法門』を書き上げた場所でもある、
富山県南砺市の城端別院善徳寺。
ここには空間そのものが民藝を体現する「研修道場」があり、
もともと詰所だった建物を安川氏が改修設計を担当。
シンプルで質朴な空間は、今も静謐な空気に満ちています。

現在、〈D&DEPARTMENT TOYAMA GALLERY〉では、
そんな氏をテーマにした企画展『安川慶一の仕事展』が開催。
多くの功績を残してきたにも関わらず、作家作品や記録資料などが乏しく、
今まであまり知られていなかった氏について、
この企画展では、三方向からクローズアップします。

伊万里市でしか食べられない!?
“くずきゅうり”でつくった つぶつぶ食感の
〈きゅうりアイス〉

きっかけは伊万里ならではのデザートつくり

夏野菜の代表格、みずみずしさ満点の「きゅうり」。
酢の物や糠漬けなど日本の家庭料理に欠かせない食材であるきゅうりは、
夏バテ解消に効果があるとされています。

佐賀県伊万里市にきゅうりを使った珍しいデザートがあると聞きつけました。
見た目にも涼しい、〈きゅうりアイス〉をご紹介します。

伊万里市で農業を営むフェルマ木須のみなさん。

伊万里市で農業を営む〈フェルマ木須〉のみなさん。

佐賀県伊万里市木須町にある〈株式会社 フェルマ木須〉は、
米・麦・豆・キビなどの農作物を、種まきから袋詰め、
加工販売まで一貫生産する農家さんです。
きゅうりアイスの販売元であるフェルマ木須(旬ちゃん工房)は、
木須さんご家族と従業員さんで営まれています。

100年は経っているという風情あるフェルマ木須の家屋。

100年は経っているという風情あるフェルマ木須の家屋。

伊万里焼の産地としてが有名な伊万里市ですが、
昭和後期に農協の指導者らが尽力されたこともあり、
きゅうりの生産が盛んになったのだそう。
フェルマ木須でも、33年ほどきゅうりを栽培してきたといいます。

きゅうりアイスが生まれたのは15年ほど前。
「伊万里をどうにかしたい!」という思いから立ち上がった
「伊万里食三昧実行委員会」の実行委員の1人として活動していたのが、
フェルマ木須の木須旬子さんです。
「伊万里らしいデザートを作ろう」と話が持ち上がり、
きゅうりアイスの開発に乗り出したといいます。

伊万里市内の直売所で販売されるきゅうりアイス。内容量90cc 250円(税込)※今年の生産分は直売所にある在庫のみ。

伊万里市内の直売所で販売されるきゅうりアイス。内容量90cc 250円(税込)※今年の生産分は直売所にある在庫のみ。

きゅうりアイスの販売・加工を担当する木須さん。
「きゅうりは水分が多くて加工品に向いていないので、
採れたきゅうりを砂糖漬けにして水分を抜いて、
さらに炊くことで水分を飛ばしてペースト状にしています」
と教えてくれました。

その気になる味わいはというと……?
青臭さはまったくなく、まるでメロンのような風味。
爽やかさとミルクのコクが絶妙なバランスで
野菜のアイスと思えない食べやすさです。

きゅうりのつぶつぶ食感がクセになりそう!

以前はきゅうりの皮を取り除いていたそうですが、
実行委員の仲間から「なんできゅうりの皮ば捨てると?」
とアドバイスを受けて、きゅうりの皮ごと使うようになったのだそう。
つぶつぶの食感がたのしめる、伊万里ならではのきゅうりアイスです。

〆切まであと4日! 高岡伝統工芸の名手たちと共に 新たな価値創造に挑むクリエイターを 募集

ものづくりのまち、富山県高岡市

鉄、銅合金、錫、アルミ、漆、菅(すげ)などの優れた資源に、
400年にもわたり代々継承されてきた伝統工芸の技術、
そして職人たちの情熱。

日本海沿岸を代表するものづくりのまち・富山県高岡市には、
そのような素晴らしい資産に溢れています。

2019年より始まった、
富山県高岡市のものづくりの魅力を発信するイベント〈Creators Meet TAKAOKA〉では、
今回、全国から4組のクリエイターを募集し、高岡の工房とともに、
そのような由緒ある高岡の伝統工芸の新たな価値創造を目指し、
作品やプロダクトを開発・発信するプロジェクトが実地されます。

〈Waphyto(ワフィト)〉 愛知県東三河の恵みを受けた 日本初の、 植物バイオメソドロジーブランド

人生100年時代にふさわしい一生もののケアを

愛知県東三河地方。
日本最長の断層帯、中央構造線の上に位置するため
エネルギーに満ち溢れ、四季折々の豊かな自然に恵まれた地として知られます。

この秋、そんな東三河地方の恩恵を受けた、
日本初の植物バイオメソドロジー(バイオ植物療法)ブランドが誕生しました。
その名も〈Waphyto(ワフィト)〉。

森田敦子氏

森田敦子氏。フィトテラピーが日本に根付く20年以上も前に、パリ13大学医薬学部で植物療法を学び、日本での普及に尽力する第一人者。帰国後は植物バイオ研究に関わり、数々の賞を受賞。また、AMPPフランス植物療法普及医学協会認定校「ルボア フィトテラピースクール」の設立やサロン運営に着手するなど、植物療法の普及に努める傍ら、人生100年時代を見据え、出産や介護の現場を通じて女性の健康をトータルにサポートする可能性を探求。

手掛けたのは、植物療法の第一人者である森田敦子氏。
22年もの間、日本の薬草を研究に取り組み、
植物療法の普及に尽力してきた人物です。

花と葉 葉にふれる人の手

森田氏の集大成となる〈Waphyto〉の、
一番のキーワードは「植物バイオメソドロジー」。

これは、フランスで体系化されたフィトテラピーと日本で確立した本草学、
そしてバイオテクノロジーを融合させた植物バイオ療法のこと。
この革新的なアプローチのもと、東三河地方で無農薬栽培された
桑、菊、ゴツコラ、ヨモギ、スギナの効果効能を科学的に分析。

そうして出来上がったのが、香りにもこだわった、
スキンケアをはじめ、ヘア、ボディ、デリケートゾーン用のケアシリーズ。
歳を重ねるごとに現れるトラブルに対応した、
人生100年時代を併走してくれる、充実のラインナップです。

〈空家スイーツ〉 空き家に実った果物から レトロな“ニュータウン土産”が誕生

かわいい・おいしい・地域の魅力を伝える“ニュータウン土産”

埼玉県比企郡鳩山町にある鳩山ニュータウンで
空き家の果物を使ったプロジェクトがスタートしました。
その名も〈空家スイーツ〉。
空き家で人知れず実っている果物を活用して、
“ニュータウン土産”になるお菓子をつくるというものです。

第一段はこちらの〈ロシアケーキ〉。

八朔、柚子、金柑のジャムを使用したロシアケーキ。ジャムは季節によって変わります。

八朔、柚子、金柑のジャムを使用したロシアケーキ。ジャムは季節によって変わります。

なんとも可愛らしいですね!
鳩山ニュータウンは高齢化率が埼玉県ナンバー1なのですが、
近年ではこのまちの魅力に惹かれて若い人たちが移住してきており、
新しい取り組みが始まっているようです。
コロカルでも今年の4月に建築家、藤村龍至さんが手がけた
シェアハウス〈はとやまハウス〉をご紹介しました。

空家スイーツを手がけた生活芸術家/アーティスト菅沼朋香さんと
焼き菓子作家の山本蓮理さんも、鳩山ニュータウンに惹かれた若手のひとり。

生活芸術家/アーティストの菅沼朋香さん

生活芸術家/アーティストの菅沼朋香さん

焼き菓子作家の山本蓮理さん

焼き菓子作家の山本蓮理さん

菅沼さんは2017年より移住。鳩山町の町おこし拠点である〈鳩山町コミュニティマルシェ〉に
コーディネーターとして携わりながら、アートプロジェクトであり
実際に飲食店として営業している〈ニュー喫茶幻〉を運営しています。

元空家の1室をセルフリノベーション(!)した〈ニュー喫茶幻〉。2019年2月にオープンし、地域の方の憩いの場に。500円でコーヒー、トースト、ゆで卵がつくモーニングセットなどが人気です。

元空家の1室をセルフリノベーション(!)した〈ニュー喫茶幻〉。2019年2月にオープンし、地域の方の憩いの場に。500円でコーヒー、トースト、ゆで卵がつくモーニングセットなどが人気です。

一方山本さんは2017年〜2019年まで鳩山町コミュニティマルシェを務めていました。
現在は焼き菓子作家として活動しています。

プロジェクトのきっかけは、菅沼さんが道端に空き家の柿が落ちているのを見つけたこと。
それから空家スイーツを構想し、山本さんに相談を持ちかけたところから
このプロジェクトがスタートしました。

2020年2月には、ニュー喫茶幻の常連さんが地域の方に呼びかけ、
庭に実っている柑橘類を使わせてもらえることに。
柚子や金柑、八朔を大量に収穫することができ、まずは柚子のクッキーを試作。
できあがったクッキーは、柚子の香りが高く、
菅沼さんもびっくりするほどのおいしさだったそうです。

それから山本さんは試作を重ね、菅沼さんはパッケージを制作。
資金はクラウドファウンディングで募り、
9月1日、いよいよ一般発売されました。
商品はオンラインショップと鳩山町コミュニティ・マルシェでのみ販売。
9月5日はマルシェにて発売記念イベントも予定されています。(オンライン配信も予定)

青森・秋田・岩手の醸造家が共同開発! コロナ禍だからこそ生まれた ハードサイダー〈D.A.V.〉が新発売!

青森・秋田・岩手の醸造家が共同開発

秋田県横手市のゲストハウス&発酵バル〈Hostel&Bar CAMOSIBA〉が
プロデュースするハードサイダー(シードル)ブランド〈OK, ADAM〉から、
〈D.A.V.(ダヴ)〉が発売になりました!

青森・秋田・岩手の北東北3県の醸造家が、
それぞれの知恵を持ち寄り共同でつくりあげた新商品です。

〈CAMOSIBA〉とタッグを組んだのは、
「ホップの里からビールの里へ」という理想を掲げ、
行政・民間・生産者が連携したまちづくりを実践する
岩手県遠野市のマイクロブリュワリー〈遠野醸造〉と、
青森県弘前市の〈もりやま園〉で
サイダーの醸造研修を行うサイダーメーカー及川貴史さん。

〈CAMOSIBA〉の阿部円香さんと松橋真美さん、サイダーメーカーの及川貴史さんが〈遠野醸造〉に集結!

〈CAMOSIBA〉の阿部円香さんと松橋真美さん、サイダーメーカーの及川貴史さんが〈遠野醸造〉に集結!

〈もりやま園〉は、青森県弘前市で100年以上続くりんご園で、
摘果作業で間引かれ廃棄されていた果実をつかった
〈テキカカシードル〉を開発し、話題となっています。
岩手県大船渡市出身の及川さんは、
盛岡でクラフトビール専門店HOPPERSを経営した後、
ハードサイダーに出会い〈もりやま園で〉修行を開始。
2021年春には岩手県紫波町でサイダリーのオープンも予定しています。

商品名〈D.A.V.〉は三者の結束を「夏の大三角形」になぞらえ、3つの恒星のデネブ(Deneb)、アルタイル(Altair)、ベガ(Vega)の頭文字から名付けられました。

商品名〈D.A.V.〉は三者の結束を「夏の大三角形」になぞらえ、3つの恒星のデネブ(Deneb)、アルタイル(Altair)、ベガ(Vega)の頭文字から名付けられました。

ゲストハウス&発酵バル〈Hostel & Bar CAMOSIBA〉

〈CAMOSIBA〉を秋田県横手市で運営するのは、地元出身の阿部円香さん。

〈CAMOSIBA〉を運営する地元出身の阿部円香さん

円香さんは、東京の大学に在学中、休学して半年間海外に滞在。
ゲストハウスのおもしろさを味わい、
いずれ地元でゲストハウスを開きたいという思いをもって帰国します。
大学時代の恩師からもらった「いずれ帰るなら今帰ればいいじゃない」
という言葉をきっかけに、東京での就職活動をいっさいやめてUターン。
実家が創業100年を超える麹屋であるというルーツから、
2017年、発酵バルを併設したゲストハウスをオープンしました。

建物は大正後期に建てられた旧加藤茶舗店蔵をクラウドファンディングの支援も受け改装。今年国の有形文化財としての登録も決定しました。茶箱が椅子やテーブルとして活用されています。店を発酵バルとして、母屋をゲストハウスとして運営。

建物は大正後期に建てられた旧加藤茶舗店蔵をクラウドファンディングの支援も受け改装。今年国の有形文化財としての登録も決定しました。茶箱が椅子やテーブルとして活用されています。店を発酵バルとして、母屋をゲストハウスとして運営。

地域の人とつくるハードサイダー

発酵バルでは、実家である〈阿部こうじ屋〉の糀や味噌を使用した料理や、
オリジナルのハードサイダーをいただけます。

クリームチーズの味噌漬け

クリームチーズの味噌漬け

発酵のエッセンスを取り入れたメニュー

発酵のエッセンスを取り入れたメニュー

ハードサイダーづくりに欠かせないのは、
地域の人たちをはじめとした周りの人たちとのつながり。
ビールが好きで、横手はホップの産地でもあるため、
クラフトビールもつくりたいと思っていた円香さんでしたが、
〈CAMOSIBA〉を始めると、近所の果樹農家さんが発酵バルに来てくれるようになります。

「横手市の十文字地区はさくらんぼの産地ということはわかっていたんですが、
桃やリンゴなどいろんな果物が採れるんです。
お店に来てくれる果樹農家さんと仲良くなって話を聞いていると、
リンゴにも種類があって味も食感も全然違うことや、
そのおいしさをあらためて知ることができました。
そんなときにリンゴを原料としてつくる発泡酒・ハードサイダーの存在を知って……。
横手にはホップもリンゴもある、
ハードサイダーなら全部横手のものでつくることができるって思ったんです」

自分の好きなものに正直な円香さん。だからこそ軸がぶれずに〈CAMOSIBA〉ができあがったのかもしれません。

自分の好きなものに正直な円香さん。だからこそ軸がぶれずに〈CAMOSIBA〉ができあがったのかもしれません。

円香さんは真美さんとともに
アメリカ・オレゴン州のサイダリーで1か月醸造技術を学び、
ハードサイダーブランド〈OK, ADAM〉を設立。
秋田県内のマイクロブッリュワリーに委託醸造し、
2020年2月から横手産のりんご〈ふじ〉や〈紅の夢〉を使用した
ハードサイダーの販売をスタートしました。

秋田県羽後町の〈羽後麦酒〉とつくった〈HOP IN!〉と秋田市の〈BREWCCOLY〉とつくった〈PIQUANT RED〉。

秋田県羽後町の〈羽後麦酒〉とつくった〈HOP IN!〉と秋田市の〈BREWCCOLY〉とつくった〈PIQUANT RED〉。

「いろんな人に手伝ってもらって、
ゲストハウスも発酵バルもつくってくることができたから、
これからは地域の人たちと同じラインに立って、
周りの人たちと一緒にものをつくることで
(周囲に)還元できたらいいなと思っています」と話す円香さん。
ハードサイダーづくりはそのひとつの活動です。

〈石徹白洋品店〉 岐阜県・石徹白発、 農作業着から生まれた日常着

伝統衣と出会って始まったものづくり

岐阜県郡上市の山の奥に、縄文時代から続く、
石徹白(いとしろ)という集落があります。
今回ご紹介するのは、その小さな集落にある〈石徹白洋品店(いとしろようひんてん)〉。
この地に受け継がれてきた伝統衣をベースに、
染め材などの原料を育てるところから洋服づくりに取り組んでいます。

山の中に立つ女性

岐阜県と福井県との県境に位置する石徹白。昭和30年頃までは、険しい峠道を歩いて越え、ようやくたどり着ける“秘境”のような場所だったのだそう。

岐阜県と福井県との県境に位置する石徹白。昭和30年頃までは、険しい峠道を歩いて越え、ようやくたどり着ける“秘境”のような場所だったのだそう。

〈石徹白洋品店〉

〈石徹白洋品店〉

店主の平野馨生里(かおり)さんがお店を開いたのは、2012年のこと。
きっかけは、石徹白に伝わる農作業着「たつけ」との出会いでした。

石徹白で作られてきた、昔ながらの「たつけ」

石徹白で作られてきた、昔ながらの「たつけ」

平野さんは地元のおばあちゃんたちから「たつけ」のつくり方を教わり、
すべて直線裁断で一切布が無駄にならないことに驚いたといいます。
さらに履いてみると、足もとはスリムで、
ウエスト周りがたっぷりとしているため、とても動きやすい。

また、伝統衣が生まれた背景や、
受け継がれてきた知恵に感銘を受けた平野さん。
石徹白に伝わる民衣を学び、現代的な創造性を加えて
次の世代に伝えていきたいと、洋品店を始めました。

こちらは、初期の頃からの定番商品〈[たつけ]コットン/藍染ダーク〉。

「[たつけ]コットン/藍染ダーク」

〈[たつけ]コットン/藍染ダーク〉

石徹白でよくつくられていた藍染のたつけに近づけつつ、
使いやすさを追求した一枚です。
濃紺のたつけは合わせやすく、男女ともに人気があるのだとか。

石徹白に伝わる衣は「たつけ」だけではありません。
ワイドパンツのような「はかま」、
たつけより少しゆとりがある「かるさん」、
「越前シャツ」「さっくり」などがあり、
それぞれ復刻し、現代的にアレンジしたデザインを手がけています。

子供用のたつけ

子ども用のたつけ

春や秋におすすめなのは、長袖の越前シャツや、越前ワンピース。
かつて福井県だった石徹白には「越前の国」の名残が見られます。

「越前シャツ」

「越前シャツ」

こちらは新作の〈越前チュニック〉。
みかんの皮で染め上げた淡いイエローが何とも優しい印象です。

「越前チュニック」

〈越前チュニック〉

〈チャプター〉 日本茶を日常的に嗜む ニュースタンダードな湯飲み

〈チャプター〉のクレイベージュ。心地よい穏やかな色合いが好感です。

日常のもっと「いいひと区切り」をこの湯飲みから

なかなかアクティブな外出が難しく、気分の晴れない毎日が続きます。
みなさんそれぞれが工夫を凝らした日々を送ってらっしゃるかと思いますが、
そのひとつとして、身の回りのプロダクトを一新してみるのはいかがでしょう?

「日常に、小休止を。」をテーマに掲げる
日本茶ブランド〈美濃加茂茶舗〉から発売される湯呑み〈チャプター〉。
日本茶を飲む行為が、日々の営みに「いいひと区切り」をもたらす
新たな習慣となることを願った、リモートワーク時代のニュータイプな湯飲みです。

お茶を飲む時はこのようなスタイルで。

お茶を飲む時はこのようなスタイルで。

「ひとりデスクで煎茶を飲む」。その行為に最適なプロダクトにすべく、
創業100年以上の老舗、岐阜県多治見市にある〈丸朝製陶所〉と、
クリエイティブユニット〈TENT〉とともに考案しました。

繭のようなコロンとスマートな容器は、
上の蓋をひっくり返すと、そのまま茶葉のティーパック置きに。
湯飲みの内側を見ると、湯の適量を示す線が入っており、
いつでもおいしいお茶が飲める仕様となっています。
そして使わない時は蓋をしてコンパクトに収納が可能。

また、丸朝製陶所が誇る高温処理製法「多治見締め」により、
素地なのに汚れに強く、頑丈で100年も使うことができます。

ウェブサイト 『ほんものにっぽんにのへ』に学ぶ 岩手・二戸「ほんもの」の営み

(画像:『ほんものにっぽんにのへ』ウェブサイト内動画より)。

ウェブサイト『ほんものにっぽんにのへ』公開

岩手県二戸市が、南部美人や浄法寺漆など、
土地の資源や気候を生かし、
持続可能な産業を育むことで培われてきた
テロワールの魅力を紹介するウェブサイト『ほんものにっぽんにのへ』を公開しました。

ウェブサイトでは、
国産漆生産の70%を占める浄法寺の漆で器をつくる
塗師・岩舘巧さんや、世界40か国・地域に輸出され、
国内外のコンペティションでも数々の受賞歴がある
南部美人の5代目蔵元・久慈浩介さんなど、
二戸で生きる人々の魅力を伝える記事や動画が掲載されています。

南部美人の久慈浩介さん(画像:『ほんものにっぽんにのへ』ウェブサイト内動画より)。浄法寺漆と南部美人については、こちらの記事でも紹介しています。

南部美人の久慈浩介さん(画像:『ほんものにっぽんにのへ』ウェブサイト内動画より)。浄法寺漆と南部美人については、こちらの記事でも紹介しています。

その土地に適した、無理のない方法で育まれてきたからこそ価値があり、
世界的にも誇れる素材となっている二戸のテロワール。
首都圏の30代~40代の知的好奇心の高い女性や、
インバウンドの富裕層をターゲットとした観光プロジェクトですが、
新型コロナウイルス感染症の拡大により、県外との行き来は困難に。

それでも二戸では、辛抱強く、力強く、ほんものの営みが続けられています。

7月に開催されたウェブサイトのお披露目会では、二戸のテロワールを育むつくり手が登壇し、これからの観光産業の展開を考える意見交換会が開催されました(左から浄法寺うるしび合同会社代表社員三角裕美さん、株式会社南部美人代表取締役社長久慈浩介さん、二戸市観光協会会長中田勇司さん、株式会社小松製菓執行役員青谷耕成さん、おぼない旅館若女将大建ももこさん、藤原淳二戸市長)。

7月に開催されたウェブサイトのお披露目会では、二戸のテロワールを育むつくり手が登壇し、これからの観光産業の展開を考える意見交換会が開催されました(左から浄法寺うるしび合同会社代表社員三角裕美さん、株式会社南部美人代表取締役社長久慈浩介さん、二戸市観光協会会長中田勇司さん、株式会社小松製菓執行役員青谷耕成さん、おぼない旅館若女将大建ももこさん、藤原淳二戸市長)。

「このコロナは絶対乗り越えられる」

そう話すのは国税庁が酒類製造免許の取得手続きなどを簡素化したことを受け、
いち早く消毒用エタノールの代替品となる
〈南部美人アルコール65/77〉を製造した南部美人の久慈浩介さん。
「スペイン風邪やペストを乗り越えて、今この世界に私たちがいる。
ここに生きながらえている人たちは、世界の疫病を克服してきた末裔です。
だから絶対乗り越えられる」と熱く思いを語りました。

二戸の魅力をもう一度学び直す作業を始めたのは、
開湯380年の金田一温泉郷にある〈おぼない旅館〉。

おぼない旅館の若女将大建ももこさん(画像:『ほんものにっぽんにのへ』ウェブサイト内動画より)。

〈おぼない旅館〉の若女将大建ももこさん(画像:『ほんものにっぽんにのへ』ウェブサイト内動画より)。

金田一温泉郷の従来の宿泊は、関東関西九州が主流。
「日ごろ日帰り温泉を利用している
おじいちゃんおばあちゃんたちを守らなければならない」
という思いから4月末からゴールデンウィークにかけて
温泉郷全体で休業を決意します。
(おぼない旅館はこちらの記事でも紹介しています)。

緑美しい金田一温泉郷の景色(画像:『ほんものにっぽんにのへ』ウェブサイト内動画より)。

緑美しい金田一温泉郷の景色(画像:『ほんものにっぽんにのへ』ウェブサイト内動画より)。

「ずっと営業していた明かりが消えて、
源泉も天然資源なので一回止めて、温泉にお湯が入っていない状態を1か月過ごしたんです。
真っ暗い金田一温泉郷のなかから外に出ないで、
気持ちも落ち込んでいたときに、常連さんからぽつぽつメールが来るようになって」
と教えてくれたのは、おぼない旅館の大建ももこさん。

メールに書かれていたのは、
「もうちょっと頑張っててね」「待っててくださいね」という励ましの言葉。
それもいろんな国の言葉で。

東京の「神社仏閣」を モダンにフィーチャー。 『TOKYO ARTRIP』第7号が発売!

『TOKYO ARTRIP 神社仏閣』1700円(税抜)

心穏やかになる約30の神社仏閣が登場

美術出版社が2017年10月にスタートした、
日本のカルチャーをアート&デザインラバー向けに紹介する
日英バイリンガルの東京ガイド『TOKYO ARTRIP』シリーズ。

『TOKYO ARTRIP』シリーズ

Noritakeさんによる表紙イラストが特徴的な『TOKYO ARTRIP』シリーズ。

日本茶、和菓子、建築、和骨董、日本酒、喫茶店と、
日本文化を今も受け継ぐ、趣ある題材をテーマに掲げる本シリーズは、
既刊のうち一部が簡体字中国語版として発売されるなど、
日本はもちろん、海外でも人気を集めています。

そんな、国内外が注目する『TOKYO ARTRIP』の
2020年7月31日に発売された最新号のテーマは「神社仏閣」。
今にふさわしい、心穏やかになる約30の神社仏閣が
美しい写真とともに紹介されています。

気になる構成はというと、
東京国立博物館の皿井舞さん、建築家の福島加津也さん、
スウェーデン出身庭師の村雨辰剛さんらのアドバイスをもとに、

①仏像・日本美術を鑑賞する
②建築、都市論という視点で、見る
③東京の歴史や風土に触れる
④お参り+αを楽しむ

という4つの切り口で、おすすめの場所をセレクト。
美しい写真を大胆に配したページの節々から、
東京の「神社仏閣」の歴史や見方を知ることができます。