京都は老舗工房の息づかいを見る。 写真展 『継ぐもの -In between crafts-』
写真家・町田益宏が収めた6つの老舗工房
京提灯、西陣織、漆精製……。
今なお職人による、日本古来の豊かな伝統工芸が息づくまち・京都。
現在京都伝統産業ミュージアムでは、そんな京都の伝統工芸を受け継ぐ
6つの工房を記録した写真展『継ぐもの -In between crafts-』が開催されています。
9月から開催される『KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭』の関連プログラムである本展。

町田 益宏
群馬県生まれ。大学時代よりカメラに触れる。当時写真部の壁に掲げられた、「芸術は夜生まれる」という言葉を信じ、夜な夜な暗室に引きこもる。同時にオフロードバイクにて海外レースなどに参戦。写真の師である土井浩一郎氏に師事。独立後に京都に移住。最近は写真の刹那的で記録としての要素に強く惹かれる。
「これからも長く続くであろう時間の一点に立ち会い、そこにあるものをそのまま記録した」
そう話すのは、今回すべての工房の撮影を担当した、写真家の町田益宏氏。
町田氏は、以前より多くの工房を取材してきた写真家です。
展示やワークショップから、過去から未来へと続く叡智を知る
今回写真に収められたのは、約200年以上をも続く京提灯の老舗〈小嶋商店〉、
西陣織の伝統的な手法と志を受け継ぐ〈紫紘株式会社〉、
明治42年から京都で漆の精製・販売を行ってきた〈堤淺吉漆店〉、
祇園祭の鉦も制作する、鳴物神仏具店〈南條工房〉、
京都はもちろん、全国の神社・祭りの祭具を手掛ける〈牧神祭具店〉、
京都で唯一、和鏡制作を行う〈山本合金製作所〉。
いずれも京都を京都たらしめる、日本が誇る技術と哲学、美意識を持つ工房ばかり。
町田氏は、そんな工房の作業風景とその家族の姿を、刻々とカメラで捉えました。



