2022年に開業70周年を迎える〈ホテル椿山荘東京〉。
広大な庭園を有し四季折々の美しい景観を堪能できる、
まさに都会のオアシスといえるこちらで、
期間限定で〈椿絵巻~東京椿インスタレーション・アート〜〉が開催されます。

美しくデザインされた苔庭と椿の演出。
自然と現代技術を掛け合わせた演出を行う
ホテル椿山荘東京の「庭園プロジェクト」。
1年を通して「7つの季節7つの絶景」が繰り広げられます。
桜や雲海、新緑などその季節ごとにテーマと演出が異なり、
訪れるひとを癒し、楽しませてくれます。

季節の花々や雲海などさまざまなテーマで庭園が彩られる。
1年のスタートを飾るのは、
2月8日から5週間に渡って開催される、
〈椿絵巻~東京椿インスタレーション・アート〜〉です。
椿をテーマに、庭園の細部まで丁寧につくり込まれた空間演出を
ぜひご覧ください。

凛とした佇まいを感じさせる竹穂垣。

大島と五島から植樹した樹齢約40年のヤブツバキも生い茂る。

特別に製作された萩ガラスの石燈ろう。
竹穂垣、苔、ヤブツバキの大樹、
萩の石が配置された道を進むと群生椿の世界が広がります。
昨年、新たに約500本が植えられたという〈玉有明〉は
1枚の花弁が紅白に染まる八重咲きの品種。
華やかでめでたい椿に迎えられる〈椿花小路〉は必見です。
期間中、庭園には約2300本、100種以上もの椿が咲き誇ります。
訪れる頃に、どんな品種の椿が咲いているのか楽しみですね。

東京椿鑑賞MAP
またホテル椿山荘東京に宿泊できるチャンスも。
現在、WEB限定で開業70周年を記念した
70組様ご宿泊ご招待キャンペーンを実施中とのこと。
詳しくは、こちらの応募要項をご覧ください。
※応募期間:2022年1月11日(火)12:00~1月27日(木)17:00
青森県の西北、五所川原市に〈モホドリ蒸溜研究所〉がオープンしました。
蒸溜しているのは、青森県産りんごを原料とするアップルブランデー。
JR五能線「五所川原」駅から徒歩約5分の市街地に、工場と直営店を構えます。

毎年8月4日~8日、街中を運行する立佞武多(たちねぷた)を展示する〈立佞武多の館(たちねぷたのやかた)〉の向かいに建つ〈モホドリ研究所〉。屋上スペースがあり、まつり期間は有料の観覧席になります。高さ約23メートルの大型立佞武多が館から出陣する様子を真正面に見られる好立地。
運営する〈有限会社サンアップル醸造ジャパン〉は、
代表の木村愼一さんが、2003年にアップルブランデーの製造販売を目的として設立した会社。
約20年前に一度製造を試みましたが、醸造免許を取得できず、断念した事業でした。
愼一さんは、五所川原農林高校を卒業後、
農業に携わり「大規模で、企業的で、給料をもらう農場」を夢見て、
青森県の白神山地と岩木山の麓に1976年〈黄金崎農場〉を設立したメンバーのひとり。
アップルブランデーには、1989年、農業研修に行ったドイツで出会い、
その味に魅了され「自分でブランデーをつくりたい」という夢をもったのだと言います。

アップルブランデー製品第1号となった〈LOVEVADOS BRANDY〉。樽で熟成させていないため、透明で、癖のない爽やかな仕上がりです。180ml 1518円、500ml 2860円。カラフルなリキュールを入れると色も映えるので、〈カフェドブリック〉(五所川原市)、〈パブリックバーファミリア〉(青森市)、〈ペントハウス〉(青森市)、〈Bar聖〉(ひじり)(板柳町)など、青森県内の飲食店でもオリジナルカクテルが提供されています。
2003年の会社設立当時は、免許取得が叶わなかったため、
その後農業に専念してきた愼一さんでしたが、2016年、偶然にも酒税課長との出会いがあり、
当時より免許取得のハードルが下がっていることを知ります。
「今ならできるのでは」と背中を押された愼一さんは、
「もう一度チャレンジしたい」と地元の協力者と工場建設に向けて動き出します。
2021年には念願の酒造免許を取得、30年越しの夢を実現させました。

工場には、ドイツのアーノルドホルスタイン社製の蒸溜釜を2基設置し、
店舗から作業風景を見ることができます。
収穫後の工程は、すべてこの場所で行います。
使用するりんごは、弘前に構える自社農園のほか、近隣の農家からも仕入れ、
品種を限定せずに混ぜ合わせています。
アルコールを抽出すると、風味や香りが残らない品種もあるため、
複数の品種を混ぜ合わせたほうがブランデーには適しているのだそう。
酵母は、複数種実験し、
発酵のスピードや香りなどから白神山地で採取される〈白神酵母No.251〉を採用、
割り水にも岩木山麓の湧水を使用するなど、品質を求めた結果、
青森由来のものを原料に使用することになりました。

店内には、りんごの収穫からアップルブランデーの完成まで、工程をわかりやすく紹介するイラストも展示。このスペースは貸しギャラリーとしても使っていきたいと考えています。
オープン1年目となる今年、販売している製品は、
りんごを破砕機でマッシュ(すりおろし)の状態にし、発酵・蒸溜を終えた後、
ステンレスタンクで熟成し瓶詰めを行ったもの。
樽の色や風味がついていないため、透明ですが、
今後は樽詰めをして熟成し、ブレンドをした製品も販売していく予定です。

オーク、アカシアなど、樽は全部で7種類を用意。樽の焼き・蒸し具合や、ブランデーの配合(ブレンド)で味や香りは変わるため、製品にする組み合わせは無限です。
「カルヴァドスは、フランスのノルマンディー地方で一定の条件に従ってつくられるもので、
最低2年、樽で熟成させなくてはならない決まりがありますが、
ここは日本なので、樽に入れて様子を見ながら、
よければ早く出してもいいと思っています。
まずはやってみよう、試してみようという気持ちで、
おいしいポイントをこれから探っていきます」

お話をうかがった、店舗責任者で取締役の山口真未さん。「代表がブランデーに魅了されたことが事業の出発点なので、シードルもワインもつくる気持ちがありませんでした。他の酒づくりの経験がない人がブランデーをつくるのは、珍しいのではないでしょうか」
すみだペンギン相関図2022。特設サイトで、拡大しながらじっくり楽しめる。
東京墨田区のスカイツリー内にある水族館〈すみだ水族館〉では、
ペンギンの個性や関係性をまとめた「ペンギン相関図2022」を、
特設サイトと館内パネルにて公開中!
ペンギン相関図は、それぞれ個性を持つペンギンと、
その個性により年々変わるペンギン同士や飼育スタッフたちとの多様な関係性を、
多くの人に知ってもらいたいとの想いから2018年からスタート。
今回で3回目のアップデートを迎える人気コンテンツです。
すみだ水族館で暮らす49羽のマゼランペンギンの行動を飼育スタッフが日々観察し、
それぞれの個性や関係の変化などの最新情報がまとめられています。
「3分くらいでなんとなくわかって、1時間くらい見ていられる!」
というキャッチフレーズの通り、じっくり読み込むほどおもしろい!
相関図では、親子や兄弟のつながりといった家系図だけではなく、
友人関係やカップルの恋愛模様のほか、
飼育スタッフも加わったペンギンたちの関係がわかりやすく表現されているのがユニークです。

飼育スタッフとペンギンたち。
ペンギンたちは、見た目や鳴き声の違いだけではなく、
人間と同じように性格や好みのご飯まで個性豊か。
その個性までもが細かく記載されていて、
普段からペンギンたちの暮らしを見守る飼育スタッフの深い愛情を感じることができます。

相関図には「あずま」とずっともどかしい関係性が続いているという「あんこ」。
今年の見どころのひとつは、新人飼育スタッフである佐藤さんが
ペンギンの信頼を勝ち取ろうと奮闘していることだそう。
相関図を見てみると、残念ながら今のところは多くの信頼は得ていない様子。

また、今年生まれたばかりの「ぼんぼり」にも注目。
過保護に育てられた彼は、体も態度も大きく成長しているのだとか。
“0歳にして誰よりも大きい”という彼をぜひこの目で見てみたい!

沖縄・久米島にある〈サイプレスリゾート久米島〉は、
すべてのゲストルームを島の伝統工芸品である
「久米島紬(くめじまつむぎ)」のデザインをあしらった内装に一新しました。

ベッドボードには、久米島紬の代表的な文様をもちいたアクリルパネルを配置。2層を重ねることで、織りの構造がわかるようになっている。さらに見る角度によって表情が変わる、遊び心のあふれるデザインも素敵。
「久米島Tsumugi」ルームと名づけられたこの客室では、
ベッドスローから照明、クッション、タペストリーまで
至るところに「久米島紬」の文様がちりばめられています。
さらに壁には琉球王朝時代に描かれた「御絵図(みえず)」の復刻版が飾られ、
その歴史も存分に感じられる部屋になっています。

本物の久米島紬を用いた照明スイッチ。
照明スイッチやクローゼットの引き手には本物の久米島紬を使用。
実際に手で触れ、繊細な織りの美しさやその手触りを堪能できます。
手作業でつくられる久米島紬はひとつとして同じものがなく、
どんな文様に出会えるかは客室についてからのお楽しみです。

「久米島Tsumugi」オリジナルグッズ、久米島紬柄クッションカバー2色。
同館では期間限定のオリジナルグッズも販売開始。
クッションカバーや蒔絵シールなどを旅の思い出に持ち帰ることができますよ。
2022年1月21日〜23日に、
福島県西会津の奥地にてアートツーリズム
〈ならやま凮土譚(ふうどたん)〉が開催されます。
「譚(たん)」とは、物語を語ること。
物語の舞台となるのは、
西会津町奥川郷で360年以上続く、
地元でも秘境といわれている楢山集落です。

雪深く、眼下に雲海を望むこともあるという楢山集落。
楢山集落は1660年の開拓以降、稲作を中心に炭焼きや養蚕、
林業など百姓の暮らしが棲み継がれてきたといいます。
そして2019年より立ち上げられたのが、
〈楢山プラネタリーヴィレッジプロジェクト〉。
〈NIPPONIA 楢山集落〉という
“集落に暮らすように泊まれる”古民家ホテルを運営しながら、
持続可能な集落づくりが進められています。

NIPPONIA楢山集落。
今回のならやま凮土譚とは、参加者自身が
民話や伝承に登場するような異郷へ迷い込む「旅人」になり、
ともに物語を共創するという、
2泊3日の新たな宿泊体感型アートツーリズム。
土着の文化(年中行事や民俗文化)が、
さまざまな媒体を使ったアートパフォーマンスとして表現され、
見る者に新たな価値を気づかせてくれることでしょう。
〈酒粕チーズムース〉テイクアウト価格1個400円(税込)、イートイン価格1個440円(税・サ込) ※アルコールが微量に含まれるため、小さな子どもや車を運転する方は食べられません。
この冬〈琵琶湖ホテル〉から新しいご当地スイーツが誕生しました。
その名も〈酒粕チーズムース〉です。
このスイーツには、滋賀県の銘酒である〈萩乃露〉の酒粕が使用されています。
萩乃露は地元で260年以上の歴史を持つ蔵元〈福井弥平商店〉の看板商品。
近江米と比良山系の伏流水から生まれ、
深い旨みとまろやかな口当たりが魅力の日本酒です。
琵琶湖ホテルの製菓料理長・廣瀬彰さんは、
萩乃露の酒粕が持つみずみずしい質感に着目し、
ムースの素材として活用することを決めたそう。
スイーツ素材としてもポテンシャルの高い萩乃露の酒粕を使うことで
しっとりとした食感とともに、
苦み・渋みなど奥行きのある味わいが表現できたといいます。
甘すぎない味わいで、まさに大人向けのスイーツです。

酒粕チーズムース5種。テイクアウト用の詰め合わせ用BOXも。
そんなムースに華を添えるのが、トッピングのジューシーなソース。
ぷるんとした食感で、ムースのしっとりした口当たりとのコントラストも楽しめます。
味は全部で5種類。
日本五大銘茶に数えられる朝宮茶を使った抹茶味や、
滋賀県安曇川(あどがわ)流域で栽培されるボイセンベリーを使用したアドベリー味など
地元の食材をふんだんに使ったソースが魅力。
ほかにもブルーベリー味やマンゴー味、期間限定のイチゴ味など
カラフルなラインナップでお土産にも喜ばれそうなスイーツです。
東北6県にてドラッグストアの〈薬王堂〉を展開する〈薬王堂ホールディングス〉が、
発酵ベンチャーの〈ファーメンステーション〉と共同して、
新しいスキンケアシリーズ〈and OHU(アンオフ)〉を開発しました。

スキンケアシリーズ〈and OHU(アンオフ)〉。植物由来の原料や燃焼時のCO₂を約60%削減など環境に配慮した容器を採用している。
同シリーズは、東北地方に眠る未利用資源を原料としているのが特徴。
ファーメンステーションが持つ独自の技術を生かし、
これまで活用されてこなかった自然素材や副産物を再生利用する仕組みを実現しました。
さらに生産工程で出る発酵粕なども無駄なく使うことで、
環境に配慮したものづくりを進めています。
2社がタッグを組んだきっかけは、共通の知り合いを通じた出会いでした。
薬王堂ホールディングス常務取締役の西郷孝一さんは、
ファーメンステーション代表取締役 酒井里奈さんの熱い想いに
徐々に共感を強めていったと言います。
「未利用資源を再生・循環させる、ほかの人がしないような取り組みを
もう10年以上続けている酒井さんを単純に素晴らしいなと思いましたね。
僕は使っていなかったり、捨てられていたりする資源だけでなく、
多くの人にその存在を知られていないものも未利用資源だと思っているんです。
この商品開発を通して地球環境に貢献するだけでなく、
地域の生産者さんとの関わりを深め、東北を盛り上げていきたい、
そんな想いが合致して今回の共同開発が実現しました」
実は企画段階ではスキンケア製品ではなく、
ウェットティッシュの製造を考えていたそう。
あえてスキンケア製品にしたのは、
“多くの人に東北の資源を知ってもらいたい”という2人の共通の想いがありました。
「もちろんウェットティッシュやアロマスプレーなどでも
サステナブルをコンセプトにした商品は作ることができます。
でもこの原料の素晴らしさをより実感できるものはほかにあるなと感じていて。
化粧品なら直接肌に使えて、その機能性の高さを実感できるし、
何より性別問わずいろいろな人に利用してもらえます。
最終的に未利用資源をなくすためには、
多くの人に使ってもらうことも大事だと考えているんです」と酒井さん。

ファーメンステーションでは、生産者のもとへ直接足を運んで厳選した素材を使い、
丁寧に時間をかけて原料を手作りしています。
だからこそ素材の良さがそのまま残り、
機能性が高く肌にやさしいスキンケア製品の開発に成功したと言えるでしょう。
日本有数の木工家具の産地である福岡県大川市で生まれた
国産材を活用する家具ブランド〈SHIKI(シキ)〉。
日本の繊細で豊かな美の感性を独自に解釈し、
新たなカタチで提案することでその美しさを感じて欲しい
というコンセプトのもと、洗練されたインテリアを展開しています。

そんな〈SHIKI〉から昨秋、ふとしたシーンや余白の時間に寄り添い、
木と日常生活をつなぐ新たなインテリア〈MITSUKI(ミツキ)〉が誕生しました。
製造・販売を〈志岐〉が、デザインを〈FANFARE〉が担当。
一番の特徴はすっと伸びた3つ脚。
この"3"という要素は、縁起のよい場面やことわざ、節目など、
古くから日本のさまざまなシーンに登場します。
また点と線は3つをつなぐことではじめて形状化する、
つまりは安定をもたらす要素を示す数字でもあり、
木が3つで森という字も完成しますよね。
そんな「木と親密に」「生活の中にたくさんの木(森)を」、
形状の安定性をもたらす「3」、
そして3つ脚の特徴からMITSUKIと命名されました。

〈MITSUKI〉コートラック 幅400mm 奥行400mm 高さ1600mm 34430円

こちらはMITSUKI誕生のきっかけとも言えるコートラック。
元々は森をイメージしたインスタレーションとして製作されました。
無垢材を生かしたフォルムは改良を重ねてミニマルに洗練され、
枝からひとつなぎで伸びた脚は、まっすぐ伸びる森の木々を連想させます。
枝部分は溝をつくることでハンガーなどのずれ落ちを防止する工夫が。
今秋、米どころ福島県から、14年もの歳月をかけて開発された
トップブランド米が本格デビューしました。

名前は〈福、笑い〉。
一般公募を行い、全国から集まった6234点のネーミング案を元に、
福島県のクリエイティブディレクターの箭内道彦さんをはじめ、
お米マイスター、料理人、流通関係者など、各分野のアドバイザーたちが命名。
「つくる人、食べる人、みんなが笑顔になり、幸せになりますように」。
そんな願いが込められています。
福島県が「日本一の米をつくりたい」
そんな想いで2006年より開発が始まった〈福、笑い〉は、
コシヒカリの血を引く〈新潟88号〉を母、
ひとめぼれの血を引く県育成系統〈郡系627〉を父として交配。
2019年には福島県奨励品種決定審査会で奨励品種となり、
コシヒカリ、ひとめぼれ、天のつぶ、里山のつぶなどと並び、
福島県のトップブランド米に位置付けられました。
青森駅から徒歩約5分、
青森市安方に、市内初のクラフトビール醸造所〈Aomori Brew Pub〉がオープンしています。
ギャレス・バーンズさんが代表を務める弘前で人気のクラフトビール醸造所
〈Be Easy Brewing〉&タップルーム〈ギャレスのアジト〉の姉妹店です。

自社製品のほか、国内外のクラフトビールを販売。毎週訪れても新商品に出会えるほど、品揃えは日々変わっています。
弘前の人気店が、青森にも店を構えるきっかけとなったのは、
2019年青森市で開催された〈ドイツビアフェスト in アスパム〉。
〈Be Easy Brewing〉も出店し、
訪れた人から「やっと飲めた」という声を多く聞いたことでした。
「ずっと飲みたいと思っていたけど、
青森から弘前に飲みに行く機会がなかなかなくてというお客さんが多かったんです」
と話してくれたのは、代表のギャレスさん。

2016年に〈Be Easy Brewing〉&〈ギャレスのアジト〉をオープン。平川市在住で、〈Be Easy Brewing〉で提供する野菜を育てる〈Be Easy Brewing Farms〉も運営。年に1度、自家栽培ホップを収穫したその日のうちに醸造する〈青森フレッシュホップエール〉も販売しています。
「青森県内は、車で移動する人が多いこともあって、
たしかに、自分も五所川原や青森に気になるお店があっても、
なかなか行けずに数年経ってしまうことはあるなとその時気がつきました。
待っているお客さんがいるのなら、青森市内にも店をもちたいと思ったんです」
物件との縁もあって着々と話は進み、
2020年夏に〈Aomori Brew Pub〉はオープンしましたが、世はコロナ禍。
当初は食事も提供する予定でいましたが、計画を変更し、
醸造所とボトルショップという現在のスタイルとなります。

店内では、弘前の〈Be Easy Brewing〉で醸造する缶ビールと、
国内外100種類以上のクラフトビールを販売。
〈Aomori Brew Pub〉で醸造するビールを購入できるのはここだけです。

(左から)〈Aomori Brew Pub〉で醸造した〈後潟(うしろがた)蕎麦エール〉、〈横内(よこうち)ブルーベリーセゾン〉、〈喫茶 マロン〉(青森市)の自家焙煎コーヒー豆を使用した〈マロンコーヒーポーター〉。〈マロンコーヒーポーター〉は需要が高く再販しましたが、基本定番商品はないので気になったものは早めに購入することをおすすめします。
商品名に付く、「後潟」や「横内」は青森市の地名。
第1号商品は〈安方(やすかた)ペールエール〉で、
〈Aomori Brew Pub〉がある地名がつけられました。
「この場所から、徐々にクラフトビール文化が広がっていくイメージで名前をつけています。
いきなり浅虫温泉のような、ここから距離のある有名観光地に飛ぶのではなくて、
青森のことをもっと知ってもらったり、再発見してもらえるように、
古川(ふるかわ)とか長島(ながしま)といった
お店の近くの地名から名前をつけています。
いずれ青森の地名のビールを全部つくれたらいいなと思っているんです」

おつまみとして自家製のスモークナッツも販売します。現在ビールは瓶・缶製品の販売のみ(店内の席で飲むことは可能)ですが、コロナウィルスの流行が落ち着いたときには、生ビールも提供したいと考えています。
〈Aomori Brew Pub〉では、100リットルのタンクで醸造を行っているため、
ひとつのタンクでできるビールは約250本。
いろんな素材を使ったビールづくりに挑戦できることが魅力だと
ギャレスさんは話します。
「“遊び場”や“研究所”のようなイメージです。
〈Be Easy Brewing〉では1000リットルのタンクで醸造しているので、
たくさん売れる商品でないと醸造することが難しいですが、
〈Aomori Brew Pub〉では、
スタッフがつくってみたいというビールや、変わったビールもつくることができます。
パクチーのビールとか、ホップを使わないハーブのビールとか、
青森県産のブナを使用した木工品〈ブナコ〉で風味づけをするビールとか……。
うまくいくかわからないけど挑戦できる。
青森県産のハチミツを使ったミードもつくってみたいですね」
ときどき、旅先でちょっとレトロなお土産を見かけることはありませんか?
そんな懐かしさと愛おしさを感じる昔ながらのお土産と、
若手クリエーターのアイディアを反映した新しい土産物店
〈新熱海土産物店ニューアタミ〉が、静岡県熱海市に誕生しました。
新熱海土産物店ニューアタミを手がけるのは、
熱海を拠点に活動する〈ハツヒ株式会社〉。
ハツヒは、熱海に縁のあるプロデューサーやデザイナーなどが所属し、
「大好きな熱海の光景を守りたい」という想いから2019年に活動スタート。
熱海にあるホテルや喫茶店、レストランなど、
熱海の街と歴史をつくってきた数々の老舗にフィーチャーしたお土産を制作し、
幅広く発信することを目的に活動しています。
そんなハツヒが、熱海に新しい観光名所をつくり、
ここを起点に新しい潮流を生み出したいと新たにスタートしたのがお土産屋さん。
お店では、今までハツヒが制作してきた老舗のお土産や熱海土産のデッドストック品ほか、
ショップオリジナルグッズを販売しています。

ニューアタミのオリジナルグッズの数々。
さて、ニューアタミがあるのは、老舗の干物屋さんからおしゃれカフェまで、
個性豊かなお店が軒を連ねる熱海銀座商店街のすぐそば。
熱海銀座商店街は、サンビーチからもほど近く、
いつもたくさんの観光客で賑わっている観光スポットです。
商店街から1本路地に入っていくと、
2010年に休館してしまった映画館〈ロマンス座〉の1階にお店を見つけました。
お隣には、鍵をもらって中に入るプライペートな古書店〈ひみつの本屋〉や、
老舗の純喫茶〈ボンネット〉もあります。
お店はこの看板が目印です。

ニューアタミロゴを用いた看板。

ニューアタミ外観。
2名ほどしか入れない小さな店内は、どこか秘密基地感があって、
ワクワクする空間になっています。

ニューアタミ内観。
看板やカウンターの什器は、クリエイティブユニットSUEKKO LIONSが手がけているそう。

ロゴやピクトグラムを用いた看板もかっこいい。
鎌倉市に店を構えるチョコレート専門ブランド〈CHOCOLATE BANK〉が、
バレンタインに先立って新作コレクション〈NEW WORLD〉を、
12月24日のクリスマスイブから新年1月3日まで、数量限定で発売します。

鎌倉駅前の銀行跡地に構える〈CHOCOLATE BANK〉の外観。
鎌倉生まれのアロマ生チョコブランド、
〈MAISON CACAO〉の姉妹ブランドであるCHOCOLATE BANK。
独立したブランドであると同時に、
MAISON CACAOのひとつのセクションとして、
コロンビアでのカカオ栽培から、
加工用チョコレートの現地製造までを担っています。

パッケージも鮮やかで気分が上がりそう。
新作コレクションNEW WORLDは、
カカオバターを主役にしたスイーツ2種類を展開。
「カカオの可能性を探求する」をテーマに、
チョコレートが生まれる過程の素材にあえてこだわり、
新たなカカオの楽しみ方を提案しています。

CACAO BUTTER CARAMEL SAND 6枚入り(税込2160円)/10枚入り(税込3240円)
サクサクほろっとしたサブレクッキーに
とろけるカカオバターキャラメルがサンドされている
〈CACAO BUTTER CARAMEL SAND〉は、
華やかな味わいのビターチョコレートと
ミルキーですっきりとした後味のホワイトチョコレートの
2種のフレーバーが楽しめます。
想像しただけで口の中の幸福度が高まります……!

CACAO BUTTER CARAMEL 各12粒入り(税込2376円)※写真右
コロンビア産の希少なカカオバターが主役の
〈CACAO BUTTER CARAMEL〉は、カカオ豆を収穫後、丁寧に発酵させて
カカオバターを抽出することで口に入れた瞬間にとろけ出す、
カカオのやわらかな香りが広がるキャラメルに仕上げられています。
フレーバーは、チョコレート、シーソルト、アールグレイ、
フランボワーズ、パッション、マンゴーの6種類と豊富。
どんな香りや味わいなのか? 期待が膨らみますね。

MAISON CACAOおよびCHOCOLATE BANK創業者、カカオディレクターである石原紳伍氏。
また関西圏にお住まいの方に朗報!
今回の新作コレクションは大阪と名古屋の
2022年バレンタイン催事会場でも購入できます。
ジェイアール名古屋タカシマヤでは、
2022年1月19日〜2月14日の期間で、
阪急うめだ本店では、2022年1月20日〜2月14日に開催されます
鎌倉が遠方という方は、ぜひ会場に足を運んでみてはいかがでしょう?
京都市上京区に、
今年11月にオープンしたばかりの〈堀川新文化ビルヂング〉。
「モノに触れ、文化に深く感じ入り、心を豊かにする施設」
として京都・西陣の地に誕生しました。
堀川新文化ビルヂング(大垣書店)が運営する
ギャラリー&イベントスペース〈NEUTRAL〉では、
『デザインのひきだし』との2者合同で〈『デザインのひきだし』のひきだし展〉を
開催中です。

「本がつくれる本屋」を目指す堀川新文化ビルヂング。
堀川新文化ビルヂングは、書店、印刷工房、カフェバー、
ギャラリー&イベントスペース、レンタルオフィスという
ざまざまな要素で構成される施設。
今回の展示会の企画者である堀川新文化ビルヂング・NEUTRALの大垣さんは、
「“じっくりといいものを少しずつ”を体現している
『デザインのひきだし』を通して、紙や印刷、
製本の世界が身近で楽しいことを広く地域の方々や
お客さまに知ってもらいたい」と考え企画したと話します。

NEUTRALでの展示風景。これまで発行された『デザインのひきだし』がずらりと並ぶ。
『デザインのひきだし』とは、
グラフィック社が2007年に創刊し年に3回ペースで発刊される、
デザイン・印刷・紙・加工の実践情報誌。
毎号反響が大きく、発売後すぐに売り切れるほどの人気ぶりなんです!
最新号の『デザインのひきだし44』はその厚さゆえ、
SNS上で「鈍器」「ひきトッツォ」「紙トッツォ」などと呼ばれ話題に。
(厚みは7センチ、重さは1.5キロほどにもなります)

特集「板紙・厚紙とそのかっこいい使い方」。
『デザインのひきだし44』の制作にあたって収集された膨大な資料やサンプル、
編集作業の過程で出されたさまざまな指示書や
印刷加工実験したもの、台割、ラフ、束見本などが、今回一挙に展示されています。

『デザインのひきだし44』の記事「編集部オススメ 板紙・厚紙徹底紹介」において紹介されている板紙・厚紙のサンプルと、それを誌面に掲載するために封筒に書かれた撮影指示。圧巻。
印刷・紙もの好きのファンの心を捉えてやまない
『デザインのひきだし』が、どのようにできあがっていくか?
現場の様子や制作の舞台裏を垣間見れる貴重な機会ですね。

書名:『デザインのひきだし44』定価:2420円(税込)表紙はヨーロッパから輸入された厚み約1mmという厚手の色板紙を使用。文字は加熱空押し技術で制作されている。
今や入手困難といえる『デザインのひきだし』の
魅力をたっぷり体感できるこちらの企画。
気になる方は、こちらのホームページで最新情報をご確認ください。
『デザインのひきだし』のひきだし展
会期:2021年12月17日(金)〜2022年1月16日(日)
会場:NEUTRAL D/E 京都府京都市上京区皀莢町287 堀川新文化ビルヂング2F
入場料:無料
営業時間:10:00~20:00 ※物販は1階にて10:00~22:00

『デザインのひきだし44』の表紙はオリーブ、オレンジ、ルビーの3色。※中身(本文内容)はすべて同一です。
広島県広島市にある〈広島市現代美術館〉(通称・ゲンビ)は、
1989年に公立として初の現代美術を専門とする美術館として開館しました。
ゲンビは、広島市内を一望することができる比治山の丘陵、
桜の名所としても人気の比治山公園内に位置し、
先端的な表現を紹介する特別展や、所蔵品から選りすぐりの作品を紹介するコレクション展、
ワークショップなどで来館者を魅了してきました。
美術館の建築設計は建築家・黒川紀章氏が手がけ、
広島を代表するポストモダン建築のひとつ。
建物の素材が地面から高くなるに従って、自然石、磨き石、タイル、アルミと
現代的な素材へと軽やかに変わっていく特徴的な外観も人気です。

広島市現代美術館の外観。写真:花田ケンイチ

美術館を象徴するスポットのひとつ、アプローチプラザ。
そんなゲンビは、昨年2020年12月より、改修工事に伴って長期休館中。
再オープンは2023年3月を予定し、休館期間は2年3か月間と長期にわたります。
今回のリニューアルは、設計者である黒川紀章氏の思想と意匠を受け継ぎながら、
美術館として必要な基本的機能の回復とともに、
一部デザインの変更やスペースの新設を行うことで、
来客者の多様なニーズに対応していくことが目的とのことです。
コロカルは日本のローカルをテーマに、各地の先進的な取り組みや、
その土地ならではのライフスタイルなど、さまざまな話題を発信するウェブマガジンです。
2012年より株式会社マガジンハウスが運営しています。
このたび、日本の地域のヒト、モノ、コトについて執筆していただける
全国各地にお住まいのコロカル地域ライター(経験者)を募集します。
お住まいの地域のことをご自身の視点で切り取り、コロカルで発信するだけでなく、
コロカルや関係媒体において、編集部が指定するテーマの記事を制作していただく、
私たちのパートナーを探しています。
応募していただける方は、
以下の内容を、info@colocal.jp宛に、
件名を【コロカル地域ライター募集】としてお送りください。
(1)コロカルで書きたいテーマをお書きください。
(2)プロフィール、職務経歴(ポートフォリオ、掲載誌などもあれば)
※地域の制限はありません。
※添付ファイルの容量が大きい場合は、外部のストレージサービス等をご利用していただいて構いません。
採用された方には、コロカル地域ライターコーナーへの寄稿、
ニュースコーナーへの寄稿のほか、
コロカルの原稿制作のお仕事をご相談させていただく予定です。
採用の際には、弊誌規定の原稿料をお支払いいたします。
締め切りは2022年1月17日(月)となります。
2016年に、創業400年を迎えた有田焼。
前後数年間には、地元企業と国内外のクリエイターが手を組み、
数多くの記念事業が進められました。
産地商社〈KIHARA〉と、クリエイティブディレクターの佐藤可士和氏も
そのタイミングで出会い、
パリで行われた国際見本市〈メゾン・エ・オブジェ〉への
出展などで信頼関係を築いて以降、
親交を深めながら、さまざまな挑戦を続けています。
2021年春に国立新美術館にて開催された〈佐藤可士和展〉でも、
〈KIHARA〉はミュージアムモデルの制作に協力。
その際に誕生したのが、ここで紹介する〈SHIRO & HALF〉です。

潔くシンプルな〈SHIRO〉と、呉須の青色が印象的な〈HALF〉
究極にシンプルで、美しいプロポーションを求め、
数々の試作が重ねられた〈SHIRO & HALF〉。
特に〈HALF〉は、鮮やかな発色を実現するため、
通常は釉薬で色を付ける技法が一般的なところ、
有田焼の絵付けに用いられる呉須を掛けわけるという方法を選択。
デザインに関しても、佐藤氏自ら窯元の〈畑萬陶苑〉に何度も足を運び、
掛け分け技法を試しながら白磁と藍色の位置やバランスを調整。
さらに境目のラインを波打たせたりするなどさまざまな試作を実施し、
最終的に、直線的なラインが際立つ〈HALF〉が完成したのだとか。
プレート、ボールともにそれぞれ4サイズを展開、
組み合わせを楽しめるところも魅力です。

どこまでもシンプル。凛とした表情の〈SHIRO〉は、プレート、ボール共に990円〜

金の縁取りもモダン。白と青のコントラストが美しい〈HALF〉は、プレート、ボール共に2750円〜
「ローカルのルーツは土壌(SOIL)から見つかる」をコンセプトに、
先日広島県の瀬戸田にオープンした注目施設〈SOIL SETODA〉。
そんなSOILシリーズの2号目となる〈SOIL NIHONBASHI〉が
2021年12月に東京・日本橋にオープンしました。

同施設は、日本橋小舟町の堀留児童公園に隣接した
築38年のオフィスビルを一棟リノベーションし、
都市とローカル(地域)で活動する人の拠点として機能します。
再開発で都市化が進む東京はローカルとかけ離れたイメージですが、
日本橋エリアは町人文化の中心地としての伝統が深く残り、
五街道の発着点だったという特性からも、
日本中の「ローカル」を感じることができる地と、〈SOIL NIHONBASHI〉は定義。

1階は、地域の子どもたちが駆け回る緑豊かな児童公園に隣接した
カフェベーカリー〈Parklet Bakery(パークレット ベーカリー)〉を併設。
2階以上は公園ビューのコーポラティブオフィスとなっています。
このコーポラティブオフィスは、一ヶ月から利用可能で、
2階はフリーアドレス、固定席などのプランを用意したラウンジ、
3階以上は50平米~の個室区画。
「入居者=お客様」というフルサービスのシェアオフィスではなく、
「入居者=共同運営者」であり入居者同士が自治(コーポラティブ/CO-OPERATIVE)
しながら繋がる「コーポラティブオフィス」と定義し、
入居者の得意分野や専門分野を生かしたイベントの自主企画・発足を促し、
多様かつ強固な顔の見えるスモールコミュニティ醸成を目指していくそう。

現在、尾道市瀬戸田、福島、軽井沢、富山、北杜や白樺湖など、
全国各地の魅力的なローカルと深い繋がりのある企業や団体が入居予定。
なんだかわくわくするオフィスですね。
また、「公園を拡張する役割を担いたい」という想いから、
施設から公園へ自由に出入りできるのも魅力的!
施設内のギャラリーやイベントスペースを公園とつなげ、
入居企業が繋がる各ローカルから農家やクラフトマンが出店するマルシェ、
地域の子どもたちや家族に向けたワークショップやカルチャーイベントを開催し、
まちに学びと発見の場を生み出していくそうです。
熊本県出身のミニチュア写真家・田中達也さんと
コラボレーションする〈ミニチュアくまもと旅するモン〉。
2016年に起きた熊本地震からの、創造的復興活動の一環としてスタートしました。
県産品を使い各地の美しい風景に見立てた
ミニチュアの熊本を、小さなくまモンが旅します。

スイカの船に乗るミニチュアくまモン。
ミニチュア写真家・見立て作家として全国で活躍中の田中さん。
2011年に、ミニチュアの視点で日常にある物を
別の物に見立てたアート「MINIATURE CALENDAR」を開始し、
以降毎日作品をインターネット上で発表し続けているアーティストです。

作品『スイカがスイスイ』。
豊かな農産物や広大な自然を誇る熊本が、
田中さんの手によってギュッと手のひらサイズに凝縮され、
より魅力的に表現されています!
小さなくまモンがさまざまな風景の中を旅する様子が、
特設サイトおよびSNSで約3か月間、
計12回にわたり公開されるとのこと。
日常とは違う視点のミニチュアアートによって、
くまモンの旅の記録をアーカイブするとともに、
「創造的復興」の教訓を伝えるプラットフォームとして全国に発信されます。
くまモンと一緒にどんな世界が登場するか、ワクワクしますね!
詳しくは〈ミニチュアくまもと旅するモン〉特設サイトをご覧ください。

くまモンのサイズを実寸で測る田中さん。
特設サイトではミニチュアアートがどのように制作されているのか?
撮影の裏側も覗けるとのことなので、アートやものづくりに興味のある方は必見です!

専用のボックスにはミニチュアの人形がびっしり!
「生まれ育った熊本の魅力を、ミニチュアと見立てを通して世界中の人に
知ってもらえる機会を設けていただき大変嬉しいです。
また、ずっと応援してきたくまモンとコラボできることも光栄に思います。
今回つくるすべの作品は、熊本の名物を使って、熊本の名所を表現しています。
熊本県出身の写真家による、
熊本づくしの作品をぜひお楽しみください」(田中さん)
地方の人口減少や過疎化に伴い、日本各地で増加の一途を辿る空き家。
日本の一社会問題ともなるこの問題に、今さまざまな企業や団体が
新たなアイデアで解決を試みています。

今日ご紹介する、熊本のデザイン会社〈白青社〉が編み出した
無人店舗〈マドカイ〉というユニークなサービスデザインもそのひとつ。
このマドカイは、空き店舗のショーウィンドウとECサイトを連動させ、
オンライン販売を行うと同時に、まちの発展にも貢献するというもの。

〈マドカイ〉を導入したショーウインドウ。熊本の長崎次郎書店がセンスよく活用しています。
歴史的建物や奥に人が住んでいる建物なども、無人でありながら、
まちのにぎわいを創出する店舗として蘇ります。
わずか2坪程度の面積があれば、おおよそのショーウインドウの改装が可能。
建築許可といった大掛かりな申請も入りません。
施工はお好みの設計事務所や工務店などに依頼するかたちです。
商品の横にはQRコードを設置し、商品詳細へと飛ばします。
そのページにはもちろん動画や写真を挿入でき、購入のあった商品は後日発送。
これぞまさしくウインドウショッピングです。
ショーウインドウを通してネットでものを買う、というのは
今までも実現可能な世界観でしたが、
こうしてシステムがパッケージングされると
社会全体の空き家活用の視点がさらに広がりそうですよね。
まちづくりやしくみづくりを生業とする白青社は
このマドカイを地方に必要な仕組みと考え、すべてのシステムをオープンソース化。
実質、費用は施工費、店舗デザイン費、ウェブ制作費のみで、
全国どこからでも〈マドカイ〉のサービスデザインを利用することができます。
施工費も一般店舗に比べると安価なので、
実店舗の改装を何倍もカジュアルに取り組めるシステムといえるでしょう。
依然、新型コロナウイルスの勢いが油断できない2021年。
そんななかでもコロカル編集部は、さまざまなローカルの取材を続けてきました。
都心とローカルの夢のような二拠点生活や、
キャンプングカーで日本中を旅する夫婦などなど、
今年もさまざまな人気記事が生まれました。
さて、2021年はどんな記事がもっとも読まれたのでしょうか。
第10位から発表していきます。

〈SON OF THE CHEESE〉や〈BUY ME STAND〉など、
都内でコンセプチュアルなショップを手がけている山本海人さんは、
東京と神奈川県・真鶴で二拠点生活を送っています。
東京で人気店を生み出しながら、真鶴でローカルな暮らしを営む
ライフスタイルが、多くの読者から共感を呼びました。
連載:ローカルの暮らしと移住

自分たちの暮らしを自分たちで丁寧につくりたい。
そんな思いの詰まった、津留崎さん一家の連載からは
ドクダミや枇杷を使ったチンキづくりの記事がランクインしました。
チンキとは、薬草をエタノールに浸けて
成分を抽出させた液体のこと。
移住一家が、ローカル暮らしで手に入れたノウハウを
日々の暮らしで自分たちも実践しようと
試してみた人も多いのではないでしょうか。
連載:暮らしを考える旅 わが家の移住について

さまざまなクリエイターがローカルを旅したときの「ある断片」を
綴っていただくリレー連載「旅からひとつかみ」。
連載も20回を超え、さまざまなクリエイターの方に
登場いただきましたが、なかでも金継ぎ師&漫画家・堀道広さんが
四国八十八ヶ所を旅したエピソードが第8位に。
堀さんのイラストとともに、綴っていただきました。
連載:旅からひとつかみ
日本最大級の冒険の森〈ツリーピクニックアドベンチャーいけだ〉。
そろそろ旅行にも行きたい気分。旅先では冬には冬の楽しみ方が待っています。
今回は、2024年春の北陸新幹線延伸で注目される、冬の福井丹南エリアをご紹介。
丹南エリアは、福井県の中央部に位置する
鯖江市・越前市・池田町・南越前町・越前町の5市町で構成され、
5つの国指定伝統的工芸品
(越前和紙・越前焼・越前打刃物・越前漆器・越前箪笥)が近接し、
国内屈指の伝統工芸の産地と言われています。

そんな丹南エリアでは、ここでしかできないさまざまなモノづくり体験のほか、
冬の季節しか食べられないグルメまで、
海・山・川がすべて揃った自然豊かなエリアならではの
アクティビティが盛りだくさんです。
大人の遊び場、スナック。
人情あふれる日本独自のカルチャーで、
古今多くの大人のホットスポットとして、なくてはならない存在です。
そんなスナックが一番多い県をご存知ですか?
実は九州は宮崎県なのだそう。
同県は、2010(平成22)年のNTTタウンページ集計で、
電話帳に登録されている人口10万人当たりのスナック店数日本一を記録。
その中でも、多くのスナックが軒を連ねる宮崎市内の繁華街ニシタチは、
“日本一のスナック街”として県内外の人から親しまれています。

今秋、そんなニシタチで生まれたユニークなサービスが、
グッドデザイン賞を受賞しました。
「商業のための建築・環境」カテゴリーで受賞を果たしたのが、
〈スナック入り口〉というスナック。
多彩なスナックがひしめくニシタチを誰もが目一杯楽しめるよう、
訪れた人に合わせておすすめのスナックを紹介する、その名の通り
ニシタチの“入り口”となることを目指したお店です。
料金体系は1時間2000円の飲み放題制、プレミアム焼酎+300円〜。

スナック看板を集めたような楽しげなファサードや、中の様子を見ることができるガラス張りの路面店というスナックらしからぬ外観で、誰もが入りやすい雰囲気を醸し出しています。
〈スナック入り口〉誕生によって、スナック同士の横のつながりが生まれたり、
スナックをニシタチのカルチャーとしてより印象づけることにつながったそう。
また、イベントやラジオ、ライブ配信なども実施し、
オープンなスナック文化の情報発信地にもなっています。
グッドデザイン賞審査員からは、以下のようなコメントが。
「高齢化し減少しつつあるスナック文化をオフライン、オンラインの両側面から
訴求させるこの新たなマッチングの仕組みにはどこか温かみを感じる。
明快なネーミングとキャッチーなファサードデザインは実に広告的であり
視覚効果として秀逸なデザインといえるだろう。
コロナ禍により窮地に立たされている業界をエンパワメントするという趣旨や、
地域文化を継承するという点においても、
世代を超えクロスオーバーする社会を目指す上での好例と言えるだろう」
岩手県・盛岡市のおみやげ品をリブランディングするプロジェクト
〈MOYANE〉が始まりました!
〈MOYANE(モヤーネ)〉は、
「もりおか やっぱり いいよね」から文字をとった造語。
これまでもいいと思っていたけれど「やっぱり いいよね」
と盛岡の魅力を再発見することを目指すプロジェクトです。
プロジェクトの第1弾では、
盛岡市民に広く親しまれてきた老舗事業者のお菓子を
リブランディングした商品を発売しました。

明治26年創業・盛岡駄菓子の老舗〈関口屋菓子舗〉で長年愛されてきた〈焼酎糖〉は、そのカラフルな商品の魅力が伝わるように、透明かつ、色のグラデーションを表現したパッケージにリニューアル。12個入り1箱540円(税込)。
コロナ禍でおみやげ品の売り上げが低迷するなか、
「新たなパッケージで商品を手に取ってもらい、
地元の人にも、旅行者にも盛岡の魅力を再発見してもおう」と、
ブランド名や商品パッケージは、岩手在住、20代の若手デザイナーが手がけました。

焼酎洋酒と砂糖でできた〈焼酎糖〉は、砂糖・コーヒー・山ぶどう・抹茶・ペパーミント・ブランデー・メロン・ざくろと8種あり、味ごとに色が異なります。
農耕馬に感謝し、毎年6月の第2土曜日、
着飾った数十頭の馬と馬主が、岩手県滝沢市の鬼越蒼前(おにこしそうぜん)神社から、
盛岡市の盛岡八幡宮まで約14キロの道のりを行進する伝統行事〈チャグチャグ馬コ〉。
その馬コをイメージした人気菓子〈馬ッコ本舗みやざわ〉の
〈チャグチャグ馬ッコ子馬のポルカ〉は、形や味はそのままに、パッケージを一新。
「買って、食べた後にも楽しんでもらいたい」と、
馬コが行進するルートマップや馬コの装飾品を紹介する
イラストなどが添えられています。

〈馬ッコ本舗みやざわ〉の〈チャグチャグ馬ッコ子馬のポルカ〉。香ばしいくるみとお米が詰まった最中で、2個入り450円(税込)。「チャグチャグ」とは、馬コが行進するときに鳴る鈴の音のこと。
2021年11月12日、千葉県鋸南町に
新たな高級リゾート施設〈amane(あまね)〉が誕生しました。

コンセプトは「海の“美”と“癒し”を優雅に楽しむ」。
浜辺にもアクセスしやすい立地で、
美しい海とともに富士山や伊豆大島の絶景が眺められます。

客室のタイプは大きく分けて2種類。
ひとつは海との一体感がより楽しめるフラットルームです。

フラットルームの専用テラスと庭。海の音や香りで安らぐ、癒しの時間。
吹き抜けのダイニングや天然石タイルを使用したプライベートテラスなど、
施設と海辺をダイレクトにつなぐ設計で非日常の空間を演出。
お酒やドリンクを味わいながら、移ろいゆく海の景色を眺める時間は格別です。

プレミアムフラットルーム専用のバレルサウナ。
さらにプレミアムフラットルームには屋外にバレルサウナを完備。
自然に囲まれた空間で心も体もリラックスできそうです。
もうひとつの部屋タイプは愛犬と一緒にくつろげるメゾネットルーム。
犬専用の猫足バスタブやベッドが用意され、
プライベートテラスには30平方メートルの芝生ドッグランもついています。

メゾネットルーム2階のベランダ。海を見ながら愛犬とゆったり楽しめる。
ベランダで愛犬と絶景を眺めながら休んだり、
波打ち際をのんびり散歩したりなど、楽しみ方もさまざま。
一緒に遊べるルーフテラスやハンモックなどのアイテムも充実しています。

高級調理家具でシェフ特製の料理を仕上げて食べるスタイル。
もっとも特徴的なのは自由に楽しめる食事スタイル。
いずれの客室も高級調理器具が揃ったプライベートキッチン付きで
シェフ自慢の料理を好きなタイミングで仕上げ、出来立てを味わえます。
地元産の魚介類をふんだんに使った料理やバーベキュー用の豪華食材など、
贅沢なラインナップでお腹も心もいっぱいに満たされそうです。