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posted:2021.12.23 from:佐賀県西松浦郡有田町 genre:アート・デザイン・建築
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writer profile
Satoko Shikada
鹿田 吏子
しかだ・さとこ●長崎県出身、福岡県在住。情報誌編集部を経て、フリーランスに。雑誌や企業広報誌などで編集、取材、執筆などを行う。時間ができると国内外の旅に出かけ、存分に楽しんだのち、日常に戻る瞬間が好き。
2016年に、創業400年を迎えた有田焼。
前後数年間には、地元企業と国内外のクリエイターが手を組み、
数多くの記念事業が進められました。
産地商社〈KIHARA〉と、クリエイティブディレクターの佐藤可士和氏も
そのタイミングで出会い、
パリで行われた国際見本市〈メゾン・エ・オブジェ〉への
出展などで信頼関係を築いて以降、
親交を深めながら、さまざまな挑戦を続けています。
2021年春に国立新美術館にて開催された〈佐藤可士和展〉でも、
〈KIHARA〉はミュージアムモデルの制作に協力。
その際に誕生したのが、ここで紹介する〈SHIRO & HALF〉です。
究極にシンプルで、美しいプロポーションを求め、
数々の試作が重ねられた〈SHIRO & HALF〉。
特に〈HALF〉は、鮮やかな発色を実現するため、
通常は釉薬で色を付ける技法が一般的なところ、
有田焼の絵付けに用いられる呉須を掛けわけるという方法を選択。
デザインに関しても、佐藤氏自ら窯元の〈畑萬陶苑〉に何度も足を運び、
掛け分け技法を試しながら白磁と藍色の位置やバランスを調整。
さらに境目のラインを波打たせたりするなどさまざまな試作を実施し、
最終的に、直線的なラインが際立つ〈HALF〉が完成したのだとか。
プレート、ボールともにそれぞれ4サイズを展開、
組み合わせを楽しめるところも魅力です。
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隙のない美しい佇まいゆえ、
「特別なときに」と思わせる〈SHIRO & HALF〉ですが、
日常の食卓に気軽に取り入れてほしいというのが
KIHARA、佐藤氏両者の思い。
〈KIHARA〉の公式オンラインストア内で展開している「STYLE BOOK」では、
ディナーにはもちろん、朝食やティータイムなど、
それぞれのモデルを多彩なシーンで取り入れた
コーディネートが紹介されています。
計算し尽くされた器だからこそ、どんな食材・料理もすっと受け止め、
映えさせてくれる懐の広さにも注目を。
ちなみに〈SHIRO〉は、食洗機や電子レンジでの使用もOK。
結婚や誕生日のギフトにも喜ばれそうです。
購入は、〈KIHARA〉公式オンラインストア、佐賀県・有田町の〈KIHARA ARITA本店〉、また東京・富ヶ谷の〈KIHARA TOKYO〉にてどうぞ。
information
KIHARA ARITA本店/KIHARA TOKYO
*価格はすべて税込です。
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