森の循環を発信する〈MAPLE BASE〉誕生!
前回に引き続き、開店準備の様子をお伝えします。
とうとう、シュガーハウスの店名が決まりました!
秩父から森の循環を発信する拠点=〈MAPLE BASE(メープルベース)〉と言います。
日本初のシュガーハウスということで、準備をしてきましたが、
そもそも日本人にとって馴染みのないシュガーハウスという施設は
多くの知らない人に説明するのがとても大変。
「シュガー」と聞くと、どうしても白い砂糖をイメージしてしまうので、
「太る」とか「健康によくない」といった印象を持たれてしまいます。
加えて、カナダとはメープルシロップをつくっている背景や目的、
規模もまったく違います。
秩父ならではのシュガーハウスのあり方を模索していった結果、
たどり着いたのが〈MAPLE BASE〉なのでした。

MAPLE BASEのロゴ。秩父から森の循環始まります!
ただ国産のメープルシロップをつくるというもの珍しさだけではなく、
地域に永続的に根づいていけるように、
地域の人と地域外の人が関わり続けられるような仕組みづくり、
その拠点となるベースを目指していきます。
このコラムでずっと発信してきましたが、
木と関わり続けるのは本当に長い年月と労力が必要です。
メープルの活動を通じて、本当に未来につながる
理想の森づくりが行えるのかどうか、実際誰もわかりません。
でも、いま始めないと何も変えられない!
と若干フライング気味に走り始めたこのプロジェクト。
この熱い気持ちを「カタチ」にしてくれたのが、
岩手で循環型プロジェクトを行っている〈ファーメンステーション〉です。

岩手県奥州市の、のどかな田園風景のなかで広がる循環の輪。さまざまな刺激とインスピレーションをもらっています。
ファーメンステーションは、岩手県の奥州で休耕田で米を栽培し、
エタノールを製造しています。
そのようすは以前コロカルでも紹介されていますが
そこでできたエタノールを化粧品の原材料やアロマの材料にしたり、
製造過程で出てくる米もろみ粕をにわとりの飼料にしたりと、
無駄なく地域内で資源を循環させています。
いわば、循環のエキスパートであるファーメンステーションに協力いただき、
「循環の見える化」を図りました。

この循環の輪が広がることで、森は変われるはず……!
カエデの花壇が完成!
秩父には、日本にある28種類のカエデのうち21種類が生えています。
いままで聞くことはあっても、実際にすべて見たことはありませんでした。
これまでカエデの活動を通して、たくさんの方にお会いすることができましたが、
もともと建築設計をやられていた加藤佳英さんと
元農林振興センター職員の斎藤透さんとの出会いは、それを可能にしてくれました。
加藤さんは、自宅でイロハモミジの苗を1万株以上育てていて、
市や県の公共施設などに寄贈しているのです。

加藤さんの自宅はイロハモミジに囲まれた「モミジ御殿」。紅葉のシーズンは圧巻の美しさ!
秩父をモミジで赤く彩り、住民や観光客に喜んでもらいたいと、
エネルギッシュに活動している加藤さんからは、たくさん刺激をもらいました。
そして、斎藤さんは林業のプロとして活躍されていて、
秩父の21種類のカエデを調査研究しています。
木材加工品についてもさまざまな取り組みをされていて、
これからもいろいろなことを教えてもらいたいと思っています。

ふたりが丹精込めて育てた秩父産カエデの赤ちゃん。成長が楽しみです。
この強力なサポーターのおふたりの力を借りて、
敷地内の殺風景な前庭にカエデの花壇をつくりました。
「カエデで花壇?」と思うかもしれませんが、
まだまだ赤ちゃんの苗なので、花壇サイズがちょうどいいのです。

カエデの花壇の打ち合わせ中。完成は実物をご覧ください。
それぞれ葉っぱの形も違えば、生育環境も違うので、育てるのは簡単ではないですが、
MAPLE BASEのひとつの大きな目玉になるでしょう!











































































































