〈呉海自カレーフェア〉 12隻の海軍カレーが銀座に登場! 広島・呉発の艦艇カレー

2016年6月12日(日)、
東京・銀座の広島ブランドショップ〈TAU(たう)〉で、
イベント〈呉海自カレーフェア in TAU〉が開催されます。
これは、旧海軍の時代から“海軍カレー”の伝統をもつ
広島県呉市発のイベント。
海上自衛隊呉基地に所属する、12隻の艦艇のカレーを
忠実に再現したレトルトカレーを販売します!

“海軍カレー”とは、海上自衛隊で食されているカレーのこと。
海上自衛隊の海上での任務でなくなりがちな
曜日感覚を取り戻すという役割もあり、
毎週金曜日が“カレーの日”とされています。
海上自衛隊の艦艇は、それぞれの艦ごとに
独自のカレーのレシピを持っており、
呉基地においてもその艦艇の数だけレシピが存在するんです!!

こちらのフェアでは、呉基地に所属する艦艇のうち、
12隻のレシピを忠実に再現したレトルト商品を開発。
TAU1階にて販売します。お値段は600円〜700円(税抜)。
参加する艦艇はこちらのとおり。

・いずしまカレー

・いなづまカレー

・海軍伝承いせカレー

・かしま牛舌カレー

・呉基地業務隊牛すじカレー

・護衛艦とね 特製キーマカレー

・潜水艦〈そうりゅう〉カレー 

・〈ぶんご〉のキーマカレー

・補給艦とわだカレー

・まきしおチキンカレー

・輸送艦しもきたカレー

・潜水艦けんりゅうの〈ソードドラゴンカレー〉

勝手に作る商店街サンド: 今回の舞台はもんじゃソースの 香り漂う、東京都月島!

商店街サンドとは?

「商店街サンド」とは、
ひとつの商店街(地域)で売られているパンと具材を使い、
その土地でしか食べられないサンドイッチを作ってみる企画。
必ずといっていいほどおいしいものができ、
ついでにまちの様子や地域の食を知ることができる、一石二鳥の企画なのだ。

もんじゃ天国、月島で作る!

今回は、築地や銀座にほど近い東京都中央区月島にやってきた。
月島は明治25年に東京湾を埋め立てて誕生した、人工の島だ。
当時は富国強兵の国策に沿って重工業化が進み、
鉄工所や工場が多く並んでいたという。
隅田川沿いには海運業や倉庫も並び、
労働者が流入、人口が急増したのだそう。

このメンバーで向かいます。後ろは子育て支援施設〈グロースリンクかちどき〉の遊び場。

いつもはおにぎりを作るメンバーと!

今回ご縁があって一緒に商店街サンドを作ることになったのは、
月島近くに住む3歳から6歳の子どもたちと、その親御さん。

グロースリンクかちどきの人気イベント〈おにぎ隣人祭り〉を
主催する親子食育のプロ集団〈Foozit〉さんに、
一緒にワークショップをやりたいとお声がけいただいたのだ。

ちなみに〈おにぎ隣人祭り〉とは、
参加者の郷土の食材を使っておにぎりを作る
体験型食育×地域コミュニティイベントだそうだ。

おにぎ隣人祭りの様子。

〈郷土の味〉をぎゅっとまとめて楽しむところが
商店街サンドと似ていておもしろい。

いつもはおにぎりを握るメンバーが、今回はサンドイッチに挑戦。
はたしてどうなるのか楽しみである。

やんちゃな男の子たち。ふたりからカメハメ波を受けているのは今回声をかけてくれた〈グロースリンクかちどき〉の斎藤雄介さん。

焼き色が気になるパン屋

なお今回は時間の都合で、
事前に斎藤雄介さんと一緒にパンを調達してきている。

月島には名物パン屋さんがふたつ。
ひとつは、パンがよーく焼けている(というか焦げてる?)ことで
有名な〈みなみ屋〉さん。

下町のパン屋さんといった、年季が感じられるお店。

焼きが強いのが特徴。気になって、たまらずカツサンドを購入。あんドーナツをオマケしてくれた。

商店街サンド用に食パンを切ってもらった。こちらの焼き加減は普通だった。

もうひとつは、山口百恵さんのウェディングケーキをつくった、
というので有名な〈Tant Pour Tant(タンプルタン)〉さんのパン。
こちらは洋風で今どきな外観。

左がパン屋さん、右がケーキ屋さんになっている。

うん、どれもフカフカでおいしそうだ!

よっしゃ、食材探し行くぞー!

都会のオアシス、もんじゃストリート

月島はもんじゃで有名なまちとあって、
浅草のような、いかにも下町の景色を想像する人が多いかもしれない。
確かに、もんじゃストリートや路地裏の長屋など
昔ながらの風景が見られる。

横道にそれると下町らしさ全開。

しかし実はここ、少し引いて見てみると、
まわりは子育て世代の移住者を多く受け入れる
タワーマンションに囲まれていることがわかる。

情緒残る月島西仲通り商店街(もんじゃストリート)。その奥には500世帯も入る新しいタワーマンションがニョキニョキと。おもしろい光景だ。

東京駅にもアクセスしやすいため、
小さい子どもを持つ働き盛りの世代に人気のエリアのようだ。
新しい都市型住宅環境の中に残るオアシス、
それが月島なのだ。

昼間からもんじゃ屋さんが開き、ソースの香りがただよう商店街。

元気いっぱいの子どもたちのあとについて行くかたちで
食材を探した。

いきなりスーパーに入ろうとする子どもたち。

ビルの中にあった神社を見つけて「おはようございます!」と元気にお参り。自由だ。

〈土佐野菜〉 高知産限定の野菜通販サイト。 野菜も段ボールもmade in 高知!

高知産限定の野菜通販サイト〈土佐野菜〉
農環境に恵まれた高知で育てた野菜だけを産直で届けるサービスです。
コンセプトは“土佐婆ちゃんからの野菜の仕送り”。
サイトから注文をすると、ダンボールに入って、
高知で採れた野菜の他に“土佐のおばあちゃんからの便り”や
“土佐野菜を使ったレシピ”、“お裾分け”が同封されます。

料金は、プチヴェール、原木シイタケ、白鵬かぼちゃ、
ほうれん草、ズッキーニ、山東白菜など、旬の野菜13品目を
月に1回の配達で3,380円(税抜、リニューアル特別価格)。
農家と消費者の間に介在する業者をカットすることでコストを下げ、
収穫の翌日にお届けすることが可能に。
“高知の不器用な農家さん”の収益が増えることで、
より価値の高い野菜を提供できる循環モデルです。
また、野菜だけではなく、段ボールから梱包に使用する材料など
全て高知の企業が行っています。

高知は、南側をスッポリと黒潮が流れる太平洋に囲まれ、
北側は森林に覆われるという、日本のなかでも特殊な地形。
特に農作物にとって大事な水を作り出す森林の割合が84%と
日本一を誇ります。一年中温暖な平野部と、
寒暖差の激しい山間部とで旬をずらすことにより、
年間を通して安定的に農作物が収穫できるという
好条件が揃っているんです。

週末のお散歩イベント 〈西荻茶散歩〉 101店舗が参加!

2016年6月4日(土)と6月5日(日)の二日間にわたり、
古道具屋や古本屋さんが並ぶ西荻のまちをお散歩するイベント、
〈西荻茶散歩(ニシオギチャサンポー)〉が開催されます!

本イベントの開催は今年で8年目。
今年は西荻のお店なんと101店舗が参加し、
体験型ワークショップや展覧会、お得なセールなど、
各店舗の趣向を凝らしたイベントが町中で行われます。

ニシオギチャサンポーに参加する店舗は二通り。
無料のお茶を頂ける〈チャサンポー店〉と、
嬉しい特典が楽しめる〈チャサンポー飲食&サービス店〉。
サイトからダウンロードできる〈チャサンポーマップ〉を片手に、
参加店舗の目印“やかんマーク”を探してみませんか?

information

map

西荻茶散歩(ニシオギチャサンポー)

日程:2016年6月4日(土)、5日(日)

時間:11:00〜19:00

会場:西荻窪界隈の101店舗

URL:公式サイト

新市庁舎が、森のなかにオープン? 未来の先まで続く仕掛けとは。 Green Creative Inabe vol.3

三重県いなべ市では、「選ばれるまち」を目指して
市民参加型の地域活性化プロジェクト
〈Green Creative Inabe〉(グリーンクリエイティブいなべ)」が進行している。
市民と行政が連動してつくっていくまちの未来とは?
vol.1では、自然豊かな土地に惹かれて移住してきた若者たち、
vol.2では山間部でのこれまでの実践者たちを紹介してきた。
未来に向けて、どのような動きが始まっているのか。

三重県北部に位置するいなべ市は、
名古屋を中心に半径 30~40キロ圏内を結ぶ東海環状自動車道の建設が続いている。
全面開通後は、東は豊田市、北は岐阜市、西は四日市市までが連結され、
東名阪、中央などの高速道路ともスムーズにアクセスできるようになる予定だ。
平成31年春に、森の中にオープンする新市庁舎の建設を控え、
いなべがどんな場所になっていくべきかと市民が考えながら参加していくプロジェクト
〈Green Creative Inabe〉(グリーンクリエイティブいなべ)が始まった。

Green Creative Inabe ってなんだろう?

Green Creative Inabe では、
いなべの資源を「グリーン」と定義し、
それを都会的に磨き上げられたセンス、感性で
ローカルを再評価することを「ローカルセンス」と呼ぶ。
そのふたつをかけあわせることで、
都会の人たちにここにしかないものに
魅力を感じてもらいたい、ということだそうだ。
キャンパーたちから高い評価を得ている
いなべ市内の〈青川峡キャンピングパーク〉で一夜を過ごしてみると
その意味がさらに、わかった気がした。
何しろ、清潔で、ムードが、いい。
若いスタッフが、和やかに働いている。
手ぶらでやってきたとしても“山にきた!”と感じられる場づくり。
何か新しいモノゴトに興味を抱くにはその門戸は広く開かれているほど、入りやすい。

青川峡キャンピングパークのログキャビンに宿泊してみた。ここでは、食材以外のすべてが完備されているキャビンから、レンタルテント、そして自分で持ち込むテントまで、訪れる人のアウトドアのスキルによって滞在方法が選べる。取材班は野菜の直売所で山菜や野菜、塩や胡椒などシンプルな調味料を買い、キッチンでパエリアやサラダ、マリネなどをつくっていなべの食材を味わった。

vol.1で登場してもらった八風農園・寺園風さんの野菜を
何度か取り寄せてみたが、荷物が届くたびにうれしかった。
なぜなら、箱を開けると出てくる少量多品種の野菜セットが
みずみずしい、緑の花束のようだったから。
茹でると甘くなるビーツや苦味を感じさせるトレビスなどの
西洋野菜も少しずつ入り、味はもちろんのこと、色も鮮やか。
冷蔵庫から出すときはいなべの風を思い出して気分がよくなった。
自分の心地よいことに従って生きている人のセンスは受け手に伝わるものなのだなと思った。
この、しつらえのあり方そのものが Green Creative Inabe でいう
「ローカルセンス」というものなのかもしれない。

にぎわいの森に集う人たちをイメージして

Green Creative Inabe では、
新市庁舎建設に合わせてオープンする〈にぎわいの森〉に
大阪、名古屋市でファンの多いお店を招聘した。
現在、出店が決まっている
瑞穂区にあるベーカリー〈peu frequente〉(プーフレカンテ)、
天白区のフレンチビストロ〈FUCHITEI à vous〉(フチテイ ア ヴ)は
どちらも中京圏のグルメに大人気のお店だ。
プーフレカンテは12種類もあるという食パンを求めて行列ができるほどで、
メディアでもしょっちゅう紹介されている。

フチテイは住宅地で10年、地元住民に愛されるビストロを続けており、
連日ランチは予約でいっぱいになる。
なぜ、そんな話題のお店がいなべ新市庁舎の敷地内に出店するのか。
それは、今後活躍する世代にも、いなべの素材力を暮らしのなかで体感してもらうため、
より大きな新しい魅力に再編集してもらおうということだ。

プーフレカンテの狩野義浩さんは、プロデューサーの石黒靖敏さんの関わるイベントに狩野さんが出店するなど年月をかけて関係を築いてきた。その関係性により、いなべに出店を決めたという。3年後の出店に向けて狩野さんがいなべの魅力を知るのはこれから。

愛知県を中心に活動する店づくり・まちづくりプロデューサーの石黒靖敏さんは、
これまで数々のプロジェクトに参画し、成功させてきた。
特に、1997年から関わった名古屋の覚王山商店街の事例が有名だ。
それまで寂れたシャッター商店街だったのが
現在では出店待機者が絶えないくらいのにぎわいになっている。
今や、覚王山が名古屋を代表するまちであることは
中京圏の人には、すでに知られたことだろう。
そんな彼に声をかけたのは、いなべ市の日沖靖市長だった。

市内の阿下喜(あげき)商店街にぎわい創出に関わり、
まちの議論を活性化させた実績のある彼に
Green Creative Inabe のコンセプトづくりから骨子づくりを任せたのだ。

江戸時代には岐阜県から運ばれてくる木材の荷上げを行っていたことから“あげき”といわれ、桑名に運ぶための交通の要所だった阿下喜のまち。昭和の始めはにぎわいも最盛期だったが、近頃は閉めている店も多かった。

「市の未来を決める大切な事業を外の人に任せるなんて」
「よその人気店が出店しても、そこが儲かるだけじゃないか」
Green Creative Inabe の内容に反対の声も聞かれるなか、
なぜ、今、プロジェクトを始めるのかと日沖市長に質問をしてみたら、
こんな答えが返ってきた。

「いなべ市民は、現状の生活にそこそこ満足しています。
だから、その先をイメージできる人がいない。
そこそこ満足して何もしなければ物事は衰退する一方なんです。
未来に向かって一石を投じるために、
外から客観的に市を眺めてくれる存在が必要と思い、
Green Creative Inabe 全体のデザインを彼に依頼しました」

「人が何を期待していなべに来てくれるかと考えると、自然に魅力を感じてくれる人しかこない。だから、出店者には森の中にお店を出すことに魅力を感じてもらいたいし、外からくる人にはいなべに住みたいと思ってほしい」と言う日沖市長。

デンソーやトヨタ車体、太平洋セメントなど大きな企業があり、
企業誘致も成功しているいなべ市の財政は、現在とても健全だ。
ところが、普通交付税が減額されていく平成31年度には
20 億円の財源が減ってしまう見込みとなっている。
2003 年に4つのまちが合併し、10年以上経ったが、いまだに庁舎はバラバラなまま。
そういった意味では、ひとつの市庁舎となることも必要だった。

「市役所は、本来ならば職員のオフィスビルの
機能だけがあればよいのだけど、どうせなら、おもしろくしてやろうじゃないか、
とプラスアルファの部分をつくることにしたのです」

大きなモールの中に多種多様なお店が存在するようなイメージを
新しい市庁舎に思い描いていた市長は、
市庁舎の敷地内にテナントを入れることを考えていたという。
石黒さんがデザインしたのは、大阪、名古屋で大人気のお店のほか、
地元の生産者や生業としてがんばっている人々も参加し、
訪れた人すべてが楽しめる〈にぎわいの森〉をつくること。
「グリーン」を生かしたまちのイメージを長きにわたり
根づかせるために、農学校もつくることになった。
そこに入るのは、「自産自消」ができる社会を実践する京都の〈マイファーム〉だ。

未来のその先までもがつながるような仕掛けは続く。
遠方から出店するお店は、いなべの食材を使い、
広い空間でアトリエを持ったつもりで仕事ができる。
人気のある店はローカルセンスを発揮し、訪問者にいなべを体験してもらえる玄関となる。

フチテイがいなべで出店する際にお店で出すものは、本格フレンチではなく、みんながふだんから食べやすいもの。いなべの豚肉を使って発色剤や保存剤などを使用しないソーセージを出す予定。プーフレカンテとのコラボレーションも企画中とか。

市長は、石黒さんに初めて会ったときエネルギッシュな人柄に
ひょっとすると何かできるかもしれない、という希望が見えたという。
「放っておくと、結局は何も生まれないんですよ。
だから、阿下喜のまちの活性化を
地元の方と根気よく続けた石黒さんの存在が必要だったんですね」

よそもの、ばかもの、わかものはまちを変えていくのか

石黒さんは、このプロジェクトをどのように進めるのだろうか。
「いなべの環境を考えると、それを生かしたまちづくりが大前提となる。
農と食に特化したほうがいいと考えました」
さまざまな商店街を活性化させてきた石黒さんだが、農村地帯は初めて。しかも行政単位だ。

「土地の“材”を“財”へ変化させることを意識し、共鳴する人を集め、コアメンバーをつくり、
プロジェクトが自立していくように進めます」と語る。
描いた理想系を自分たちのものとしてカスタマイズし、走っていく地域の人たちが必要だ。

キャプション:Green Creative Inabe のイメージを描くプロデューサーの石黒靖敏さん。決していなべ市サイドの目線にはならず、第三者を貫く。距離をおいて見つめ、必要と思う場所にはさまざまな企画や人を投入し、まちに刺激を与える。

さて、新市庁舎で働くことになる市役所職員たちの反応はどうだろう?

グレアムさんの京都旅行が 無印良品〈HOW to GO〉に登場。 個展も開催!

コロカルにて連載中の『グレアムさんの神戸日記』
でお馴染みのアーティスト、グレアム・ミックニーさん。
ただいま東京・丸の内の〈MUJI to GO KITTE丸の内〉にて
開催されているシリーズ企画〈HOW to GO〉に、
グレアムさんが登場しています!

シリーズ企画〈HOW to GO〉では、
京都の銭湯〈サウナの梅湯〉番頭の湊三次郎 (みなとさんじろう)さんと
グレアムさんが“銭湯旅”と題した京都旅行におでかけする模様をレポート。
無印良品のショップ〈MUJI to GO〉の新しい手ぬぐい、
ハンカチ、パラグライダークロスを紹介するリーフレットを作成。

〈MUJI to GO KITTE丸の内〉の会場では、
実際の商品や旅でグレアムさんが描いたスケッチや作品、
先代梅湯の暖簾などが展示されています。

グレアムさんと一緒に旅をした湊三次郎さんは、
自他ともに認める銭湯好き。
銭湯を目当てにした旅をすることも多く、
一日10軒以上まわることもあるのだとか。
銭湯好きが高じて、廃湯寸前だった京都の銭湯〈梅湯〉の
経営に名乗りをあげ、2015年より番頭を勤めているんです。
その活動はTwitterにて発信中。

レタスの村の大変革。 川上村の女性たちに 起き始めた変化とは

女性たちのアイデアで村を変えていく

八ヶ岳の麓に広がる、長野県南佐久郡川上村。
人口4000人ほどの小さな村ながら、標高1300メートルの
冷涼な気候で育まれるレタスは、日本一の出荷量を誇っています。
世帯の平均年収が2500万円という裕福な村なのですが、レタス栽培は重労働。
収穫時期となる夏場は、深夜1時くらいに起きて暗いなかで収穫が行われ、
朝採りの新鮮なレタスが首都圏などに出荷されます。

そんなレタス農家を陰で支えているのが、女性たち。
そのなかでも家事と育児の両立で、
自由な時間をなかなか持てないお嫁さんたちを中心に、
村ではいま、小さな変化が起きようとしています。

日本一の出荷量を誇る川上村のレタス。その農家を支える女性たちが動き出しました。

〈KAWAKAMI Re:BRANDING事業〉というプロジェクトは、
「変わることは、希望。」という事業コンセプトのもと、
村が抱えるさまざまな問題を解決しながら、村民の意識改革を促すもの。
村の女性たちが家の中だけでなく、社会的にも活躍できる場や機会を創出するのが、
柱のひとつになっています。
その実現のためにつくられた仕組みが〈KAWAKAMI IDEA FOREST〉で、
村の女性などから出たアイデアを、企業や専門家のサポートを得ながら
事業化していくことを目指します。

村の農産物などを活用した新しい特産品のアイデアを募集する
「地域特産品事業アイデア部門」と、
ライフスタイルを向上させる事業のアイデアを募集する
「地域ライフスタイル事業アイデア部門」の2部門でさっそく募集をしたところ、
村内外46名の応募者から106点のアイデアが寄せられました。
そして2月21日に開催された
『KAWAKAMI 地域イノベーションアイデアコンテスト 2016』で、
一次選考を通過した8点のアイデアがプレゼンテーションされました。
こうした試みは初めてなので、どんなアイデアが出てくるのか
予測がつかない不安はあったものの、蓋を開けてみると興味深いものがズラリ。

最優秀賞を受賞した「Mama's Rescue『森の手当て屋さん』」は、
病院のない川上村の課題に着目。
アロマテラピーなど薬草を使った自然療法で、
病気を未然に防ぐことを目的とした地域社会をつくるという、
いかにも女性の視点らしいアイデアでした。
ほかにも、おにぎりをレタスで包んだ「レタむすび」の商品アイデアをSNSで募り、
決勝大会を川上村で開催する「全国レタむすび選手権 in 川上村」や、
さるなしのジャムとヨーグルトと川上村の水で作る「さるなっしーでラッシー」と、
川上村産レタスと白菜を使った「川上ぎょうざ」を商品化し、
ご当地グルメにするアイデアなどなど。

『KAWAKAMI 地域イノベーションアイデアコンテスト 2016』には審査員としてライフスタイルプロデューサーの村上萌さんやコロカル編集長の及川卓也も参加。

最優秀賞に選ばれた川上知美さんの提案する『森の手当て屋さん』は、アロマテラピーによるストレスケアやハーブティーを提供することなどにより、病気を未然に防ごうというアイデア。

またコンテストと同時に、『#discoverkawakami』と名づけた
ワークショップが開催され、ライフスタイルプロデューサーの村上萌さんとともに、
村の女性たちが川上村のいいもの、いいところを話し合う場も。
参加した女性は、次のような感想を述べています。

「いままでは周りに何か言われるのが怖くて、こんなことがしたいと
言えずにいましたが、コンテストとワークショップを通して
たくさんの人に関わらせていただき、共感してもらったり刺激をもらって、
自分でも何かできるかも、何かしてみたいと思うようになりました」

ワークショップなどを通じて、女性たちに希望や自信が生まれていったよう。

シャクヤクよ、棚田に咲き誇れ。 限界集落がつないだ100人以上の 「大家族」の挑戦

「棚田をシャクヤクでいっぱいに!」
とある夫婦と100人の若者たちは、どう耕作放棄地をよみがえらせたか

高知県大豊町。
四国のほぼ中央に位置し、高知随一の豪雪地帯としても知られる。
平均標高450メートルの山岳地帯に位置する大豊町は、平地がとても少ない。
代わりにここの人たちが先祖代々つくりあげてきたのが、
急勾配の山の斜面に延々と続く棚田である。
田植えの時期は青々とした水田が、稲刈りの時期は黄金色の稲穂が、
冬には積もった雪が、季節ごとに色を変えて棚田をパレットのように染める。
フィリピンでは、山肌に沿って空まで続く棚田のことを「天国への階段」と表現するが、
なるほど確かに言い得て妙だ。

大豊町は四国有数の豪雪地帯。雪が積もると棚田は白い階段に装いを変える。

その大豊町で、耕作放棄地となった棚田に
シャクヤク(芍薬)を咲かせるプロジェクトが始まっている。
発起人のひとりが、8年前に大豊町に移住をしてきた大谷一夫・咲子ご夫妻だ。
「山が好きだったから、登山に来たことが最初のきっかけ。
来てみたら、すっかりこの棚田の風景に惚れ込んでしまって。
ちょうどお父さんの主治医から、
空気のいいところに引っ越した方がいいって言われたこともあって移住を決めたの」

しかし、大豊町は四国で最初に限界自治体を迎えたまちでもある。
「だんだん、集落の人も年をとっていって、野良仕事が難しくなっている。
人が入らなくなくなった棚田は、耕作放棄地になって、すぐに崩れていく。
この美しい棚田の景色に惚れ込んできたのに、それがなくなっていくことが悲しくてね。
なんとかできないかって集落の人たちと作戦会議をしたの」

大谷一夫さん(左)と咲子さん(右)。この日は咲子さんの誕生日を祝って大学生がケーキを持ってきていた。

大谷さんご自慢の家からの景色。この景色を見ながら、ふたりに会いに来た若者とごはんを食べるのが恒例行事。

耕作放棄地となった棚田(左)と、農作地の棚田(右)。放棄地となった棚田は、草木が生い茂り、土砂崩れなどの原因にもなる。

高知大学の教授や、地域の要人が集まった会議で、棚田をどのように生かせるか、
どうしたら大豊の棚田を残せるかを話し合った。
人もいない、予算もない、でもなんとかしたい。
そんななかで、プロジェクトは咲子さんのひと言で決まった。
「棚田をシャクヤクでいっぱいにしよう」

咲子さんに聞くと、
「シャクヤクにしようと言ったのは、この辺りに準絶滅危惧種の
ヤマシャクヤクが自生してるっていうのもあるんだけど……
しんどいことは嫌! と思ったから(笑)。
ほかの花と違って、シャクヤクは1株植えたら毎年花を出してくれる。
もちろんお世話は必要だけど、
これだったら人がいないこの土地でもみんなの力でできると思った。
私たちの力で、私たちの土地を守っていけるって」
そして2013年、〈大豊シャクヤクの会〉は誕生した。

準絶滅危惧種に指定されているヤマシャクヤクの花。

耕作放棄地となった棚田にシャクヤクを咲かせるべく、毎週のように開墾作業や会議を続けた。
高知大学の浜田和俊先生と集落のつながりもあって、大学生ボランティアも徐々に増えていった。
ここでも中心になったのは一夫さん。
農機具の使い方や生活の知恵に至るまで、大学生と一緒に畑に立って、
ひとつひとつ手ほどきをしながら教えた。
民間の助成金や寄付金を募る傍ら、
クラウドファンディングにも挑戦して全国から120万円の資金も集めた。
地元民の力、地域の大学生の力が合わさって、
限界集落に少しずつシャクヤク畑が広がっていった。
1年目は500平米だった畑も、2016年の今年は2000平米へと広がった。

シャクヤクの植えつけ作業をする高知大学生団体MBのメンバー。

人口減の山あいの暮らしを 次の世代につなげるには? Green Creative Inabe vol.2

三重県いなべ市では、「選ばれるまち」を目指して
市民参加型の地域活性化プロジェクト
〈Green Creative Inabe〉(グリーンクリエイティブいなべ)が進行している。
市民と行政が連動してつくっていくまちの未来とは?
vol.1で紹介した魅力的な移住者たちに出会ったあと、
取材班はいなべ市の北部、山間部に向かいました。

いなべの山は、知る人ぞ知るアウトドアの聖地

いなべといえば、関西ではかなり知られたアウトドアの聖地だ。
それは、花の百名山・藤原岳や竜ヶ岳のほか、
鈴鹿山脈で唯一、滝めぐりができる宇賀渓があるから。
さらには、アウトドア雑誌のランキングで常に1、2位の人気を誇る、
キャンプ場〈青川峡キャンピングパーク〉の存在が大きい。

藤原岳と竜ヶ岳の間、青川峡を流れる清流、青川に沿ってつくられた青川峡キャンピングパーク。その魅力はなんといっても、自然のままの景観の良さだ。

青川峡キャンピングパークは若いスタッフが多く、躍動感にあふれている。左から、今年からこちらに出向中のいなべ市役所の吉本将弓さん、青川峡キャンビングパークの金津拓哉さんと出口孟さん。

青川峡キャンピングパークを訪れると、スタッフのひとりがクッキーを焼いていた。
週末や大型連休などに数々のアウトドアイベントが
開催されているため、クッキーの出番も多いのだろう。
そうでなくとも、彼らのようなキャンプライフクリエイターは
何でも自分たちで手づくりすることがふだんから身についている。
そうやって人が生きていくための「学びの場」。
これまで、青川峡キャンピングパークはそこを目指して運営を行ってきた。
手づかみした魚を自分で調理したり、田植えをしたりと
数々のイベントに、県外から通ってくる人も多い。

設備が行き届いていて、清潔感のあるコテージ。

筆者が訪れた4月の平日にも、滋賀や名古屋などの車のナンバープレートが見られた。
山あいの幹線道路で車を走らせていると
ただ森や田畑だけが広がり、本当に何もなく、ひっそりとして見えるのだが
アウトドアを楽しむ人にとってはアクセスしやすい自然のフィールドなのかもしれない。

ありのままに、記録しておくことの大切さ

いなべの自然の豊かさを目の当たりにしつつも、
この土地はもともとどんな場所だったのだろう。
藤原岳の麓、坂本地区に住む、農業を営む藤井樹巳さんを尋ねた。
生まれ育ったまちの歴史を調査し、『藤原岳史』を編んでいる藤井さんの存在を知り、
地域の宝のような人なのではと思い、会いに出かけた。

「昔話や歴史の本が好き」
それだけの理由で50年間も地元の歴史を調査し続けているという藤井さん。
『藤原岳史』は、平成8年から始めた自分用の記録だ。
合計181冊。日々の出来事を日記として残している。
ぱらりページをめくると、新聞記事などのスクラップや写真を織り交ぜ、
どの時期に地域に何があったのかなど記されていた。

東員町と藤原町の町史編纂にも関わった藤井さんは、たくさん資料を展示する〈いなべまちかど博物館 史学庵〉を開いている。

畑を掘ると、石器などが出てくるほどこの地は
古くから人が暮らしを営んできた場所なんだそう。
藤井さんは、藤原岳の信仰、自然、人の営み、民話、産業などを
民俗学的な手法で調べ、記しているという。
「やり方は自己流なんですけどね、
藤原岳を中心とした人間の関わりを書いているんです」

坂本地区は、土石流が起きた過去がある。
藤原岳史では、その土石流の被害がどのようだったのか、まちの人間の反応までが書かれていた。
まちで起きた出来事は、事実と数値に現れる影響のみ新聞記事などに記事として残されるが、
藤原岳史では、そのときの住民のありようが淡々とつづられており、
価値観の変化と時代性が浮き彫りになっていた。
「民俗学調査は、狭い土地のことを深く掘り下げていくほうがよりよいわね。
でも、そうすると、個人情報保護の関係で調査をしても事実を残せないこともでてきた。
いま、歴史をやるのは本当に難しい。本当は悪いことも書かにゃいかんのだけど
それは書かないでと言われることもあるしね」とぽつり。

では、今進められているGreen Creative Inabeについてはどう思いますか、と聞いたら
「ええね、いい取り組みだね」と微笑んだ。
農家でもある藤井さんは〈屋根のない学校 田んぼと畑の学校〉で
子どもたちに農のある暮らしを教えている。
土地の恵みを生かして、生業にしながら、
次の世代へ伝えていくことの大切を誰よりも感じてきた。
藤井さんは、先人の知恵を後世につなぐ役割を担っているように見えた。

未来へ向かうためには、過去も見る必要がある。
藤井さんのようにこの土地の暮らしと密接に関わる
地域の歴史を研究する後継者を育成することも
Green Creative Inabeの重要な課題だといえるだろう。

発掘調査をした地元の畑から出てきた縄文の遺物、石器。歴史好きの藤井さんのもとに時空を超えてやってきた大切な宝物だ。

2017年に100歳を迎える 〈井の頭公園〉の映画 『PARKS』製作スタート!

2017年に100歳を迎える、東京・吉祥寺の〈井の頭公園〉。
たくさんの人の思い出の場所となってきたこの公園が、
2017年、映画になります。映画のタイトルは『PARKS』。
監督は瀬田なつきさん、音楽監修はトクマルシューゴさんです。

記者会見にて

監督の瀬田なつきさん

音楽監修のトクマルシューゴさん

『PARKS』が作られることになったきっかけは、
閉館した吉祥寺の名物映画館〈吉祥寺バウスシアター〉の
オーナー、本田拓夫さんが、映画配給会社〈boid〉にかけた、
「吉祥寺と井の頭公園の映画を作りたい」という一本の電話からでした。

井の頭恩賜公園100年実行委員会100年事業企画として
実現されたこの映画は、街と公園の映画。
主役は、吉祥寺というまちそのものや、井の頭公園!
そこに集い、その空気を呼吸し、それぞれの時間を生きる人々の、
さまざまな過去や現在や未来が詰め込まれた映画になるのだそう。

フリーペーパー『PARKS』

映画の公開は2017年春テアトル新宿、
その後順次全国公開を予定。
それまでは定期的にフリーペーパー『PARKS』が制作され、
吉祥寺のお店や都内映画館などに配布されるのだそう。
『PARKS』はネット上からもダウンロードできます。

有機栽培の伊予柑だから安心。 ソーシャルプロダクト yaetoco〈家族外遊びスプレー〉

愛媛県で、約40年にわたって、有機農業とまちづくりに
取り組む〈無茶々園〉。
無茶々園で育てられた柑橘をつかい、
化学成分を一切使用しない
ボディ/フェイスケアブランドの〈yaetoco〉から、
虫が気になる時のための、天然成分由来でできた〈家族外遊びスプレー〉が
発売されました。

〈家族外遊びスプレー〉は、
無茶々園の伊予柑の蒸留水と精油に
レモングラス(コウスイガヤ油)・ユーカリなどの
虫よけ効果をもった精油を加えて作ったスプレー。
さわやかな香りに、ベトベトしない使用感。
これからの季節、外に遊びに行くときや夏の花火大会などの
アウトドアイベントで活躍しそうです。
天然成分由来なので、家族で安心して使うことができます。

このスプレーを製造するのは、
新潟にある障がい者就労支援施設、
NPO法人〈あおぞら〉さん。
安心安全な食べ物を通して地域づくりを目指す無茶々園と、
新潟であたらしい障がい者就労のありかたを
展開し続けているあおぞらさんとの
コラボが実現した、ソーシャルプロダクトです。

〈家族外遊びスプレー〉は80mlで1,296円(税込)。
ご購入は〈yaetoco〉Webサイトから。

information

家族外遊びスプレー(伊予柑)

内容量:80ml

価格:1,296円(税込)

Web:無茶々園

無職からのスタート? 神山町で設計を始めた理由。 坂東幸輔建築設計事務所 vol.1

坂東幸輔建築設計事務所 vol.1

はじめまして。
建築家の坂東幸輔です。

東京の吉祥寺に設計事務所を構え、京都の大学で教鞭をとるかたわら、
全国の過疎地域で空き家のリノベーションをしてまちづくりをしています。
この連載ではこれまで行ってきた
徳島県神山町や出羽島での「空き家再生まちづくり」の活動や、
現在進行中のほかの地域のフレッシュな活動を紹介していけたらと思っています。
みなさま、半年間のおつき合いよろしくお願いします。

全国で地域に残る古民家や空き家、廃校などをリノベーションして、
ゲストハウスにしたり、カフェにしたりと
いまでは、コミュニティを盛り上げるまちづくりが活発に行われています。
私が神山町で空き家再生の活動を開始したのは、
今ほど空き家の活用が盛んではなかった2010年からです。
それよりも少し時間を遡って、
まずはどうして私が日本の過疎地域に関わるようになったかということから
ご紹介したいと思います。

リーマン・ショックで大きく変わった価値観

ハーバード大学大学院デザインスクールの卒業式の様子。

私は2006年9月から2年間、
ハーバード大学大学院デザインスクールで建築の勉強をしました。
世界中の有名な建築家や優秀な学生たちが集まるハーバード大学の授業は
大変刺激的なものでした。
スラムの健全化や公害・災害復興の支援など
社会的な問題をデザインの力で解決しようという、
建築による社会貢献の精神が教育の根底にありました。
設計の授業でトルコやギリシャ、ブラジルを訪ね、
社会問題解決のために実践している建築デザインを、
現地の建築家に建築や都市を案内してもらいながら学んだ経験は、
今でも私の活動の糧になっています。

いつかは指導をしてくれた建築家たちのように、美術館や音楽ホールといった
大きな公共的な建築を都市の中に設計して社会の役に立ちたいという夢を持って
ハーバード大学を出ました。

ハーバード大学を出たら世界中の設計事務所で働けると思っていたので、
設計を指導してくれた先生のオフィスに入ろうと願書を送る前から、
先生のオフィスのあるニューヨークに引っ越しをしました。
2008年9月のはじめのことです。

しかし、引っ越しをした翌週にリーマン・ショックが起きてしまい、
ニューヨークの会社はどこもリストラの嵐。
建築家を数百人抱える大手設計事務所が大規模なリストラをするなかでの就職活動は
ひとつも実を結びませんでした。
2010年に東京藝術大学の助手になるまでの2年間、
私はほぼ無職の状態でした。

リーマン・ショックによって失った海外の設計事務所での経験、
この頃から大きな企業や組織といったものに頼って
生きることへの疑問を感じるようになりました。
そういう疑問を抱えながら出会ったのが神山町でした。

熊本地震から1か月、 大林千茱萸監督が 九州に寄せるメッセージ。 埼玉にて震災復興イベントも開催

2016年5月14日で、熊本地震から1か月がたちました。
被災された皆様に心よりお見舞いを申し上げるとともに、
一刻も早く安心して過ごせる日が戻りますよう、お祈り致します。

今月、映画作家の大林宣彦さんの長女で料理家としても
活躍する大林千茱萸(ちぐみ)監督が、熊本を訪ねました。
以前、大分県臼杵市の有機農業の取り組みを追った
ドキュメンタリー映画『100年ごはん』を撮るために、
4年間現地へ通った大林さん。

今回の訪問ではたくさんの方に会ったそうですが、
危険度判定で使用可能と診断された家屋でも、
一歩なかに入ると「ひと月たってもこれほど……」と言葉を失ったといいます。
大林さんから、現地の様子を伝えるメッセージをいただきました。

「5月9日~11日まで、熊本市益城町から水俣、芦北へ、
被災された農家さんのところへ収穫のお手伝いに行ってきました。
また、友人一同からお預かりした支援金を
上映会でお世話になった皆さんへお渡ししてきました。
熊本では、震災からひと月がたち、野外の避難所がたたまれても、
避難者の皆さんが安心して家に帰れず、
車中で寝ている現実を目の当たりにしました。

皆さんと話し、作業をしながら感じたのは、自分ができることは
猫の手ほどのことかも知れませんが、微力ではあるけれど、無力じゃない。
ひとりひとりが『出来ること』をもち寄り、
一歩一歩を積み重ねてゆくことが力になるということ。
はじめの1歩は100歩分の力を必要とするけれど、
すべての歩みに無駄はなく、未来につながる。
熊本で起きていることは決して他人事ではなく、みんなの自分ごと。応援活動を続けます」

現地には、まだ避難所やテント、車中に暮らしている方が大勢いるといいます。
コロカルニュースでは、ひき続き熊本地震を支援するためにできる活動や、
各地での取り組みなどの情報をお伝えしていきます。

映画『100年ごはん』配給:TME

5月22日(日)は、埼玉県の熊谷にて、
大林さんの映画も上映される熊本大分震災復興イベント
〈“LOST & FOUND / 100 YEARS FOODS” OUTSTANDING
IN THE NEWLAND〉が開催されます。

当日は映画『100年ごはん』の上映会と、
福岡県うきは市にあるハムファクトリー
〈リバーワイルド〉のいちご豚を使用したバーベキューを開催。
売上金の一部は熊本大分震災復興のための義援金として送られ、
また、会場に募金箱が設置され、寄付を募ります。

映画『100年ごはん』は、臼杵土づくりセンターをはじめとする
臼杵市の取り組みを追いかけた65分のドキュメンタリー。
自然と共生し、豊かな食文化を未来につなげていこうとする
取り組みがていねいに描かれています。

大林さんが大切にしているのは、映画の世界を五感で感じてもらうこと。
今回は臼杵市から生産者の方をお招きし、みんなで語らい、
映画と食事を楽しみます。

メニューは、臼杵産ほんまもん農産物や大分の有機野菜を使ったカレーと、
臼杵生姜ジンジャーエールまたは福岡うきは明司農園の桃ソーダ。
化学合成農薬不使用・化学肥料不使用の野菜づくりを推進する
臼杵市で育った野菜のおいしさを味わえます。

上映会は午前11時と午後12時30分から、2回にわたり開催。
予約方法や料金など、詳細はこちらからご覧ください。

〈KITAKAGAYA FLEA〉 北加賀屋発、 見どころ盛りだくさんの マーケットイベント始動

2016年5月20日(金)、21日(土)、22日(日)の
3日間にわたり、大阪・北加賀屋の
名村造船所跡地〈クリエイティブセンター大阪〉にて、
新しいマーケットイベント〈KITAKAGAYA FLEA〉が始まります!

ローカルで活動する、ハイセンスな個性派ショップが多数揃うマルシェや、
音楽、パフォーマンスのライブまで、多種多様な催しが目白押しのイベントです。
それでは、気になる出店者をご紹介。

graf

大阪のクリエイティブユニット〈graf〉のカフェで
提供しているオリジナルソースなど使ったクレープや焼き菓子、紅茶などが登場。
製造からパッケージまでトータルで手がけるオリジナル製品を販売します。
21日(土)、22日(日)に出店。

ナナツモリ

奈良県北葛城郡のカフェ〈ナナツモリ〉。
誕生したばかりのオリジナルのおやつ〈オヤマフィン〉など、
たくさんの焼き菓子をご用意しています。
20日(金)、21日(土)、22日(日)に出店。

LUCKY SOCKS

2015年にスタートした靴下のブランド、〈LUCKY SOCKS(ラッキーソックス)〉が出店。
国産靴下の産地である奈良県の工場で、
昔ながらの機械と製法で丁寧に作られた靴下たち。
日本初、ひょっとすると世界初!?の、当たりくじ付きくつ下です。
20日(金)、21日(土)、22日(日)に出店。

北浦和也+P(北浦商店)

〈北浦商店〉は、彫刻家・北浦和也と
グラフィックデザインをメインに活動する〈penslifework〉のお店。
北浦和也による、似顔絵キボリのワークショップやグッズの販売、
〈penslifework〉がパッケージデザインした富山、静岡、小豆島の
手作りの品々が並ぶ、一日限りのショップです。
20日(金)に出店。

confiture de nia

“宝石みたいなコンフィチュール”をテーマに
和洋のフレッシュなフルーツを使ったコンフィチュールを手がける
〈Confiture de nia〉が出店。
フルーツ感たっぷりのオリジナルドリンクやフードがおすすめ。
21日(土)に出店。

シチニア食堂

兵庫県宝塚市にある、まちのはずれのちいさな食堂〈シチニア食堂〉が出店。
地元の、顔の見える農家さんたちが丁寧に育てた野菜を主役に、
食感や色合い、バランスなどを考えて素材の香りを
感じられるようなお料理づくりがモットー。
旬の野菜を中心にしたフードと、
旬の果物やスパイスをつかったドリンク、地ビールなどを提供します。
20日(金)、21日(土)、22日(日)に出店。

与謝野発、織物の可能性を みんなで作り考える 京都・与謝野町 〈YOSANO OPEN TEXTILE PROJECT〉

Web、コンテンツ、コミュニケーション、空間、イベントなどの“デザイン”を手がける
クリエイティブ・エージェンシー〈ロフトワーク〉がお届けする
「ロフトワーク ローカルビジネス・スタディ」。

7回目は、織物の新しい可能性をみんなで作り考える、
京都府与謝野町を舞台とした〈YOSANO OPEN TEXITLE PROJECT〉。
本プロジェクトのクリエイティブディレクターの国広からお届けします。

YOSANO OPEN TEXTILE PROJECTとは?

「ガシャガシャガシャ……ガッチャン……ガシャガシャガシャ……」

初めて与謝野町を訪れたとき、最も印象的だったのが
路地裏から聞こえる機織りの音でした。

丹後半島のつけ根にある与謝野町は、
古くから丹後ちりめんをはじめとする織物産業で栄えたまち。
ただ昭和40年代の全盛期に比べると織物産業の勢いが徐々に衰え、
若い継ぎ手の方も少なくなってきているという問題に直面していました。

そこで、次世代の織物産業を担う20〜30代の若き織物職人を対象に、
それぞれが持つものづくりの力と、
これまで直接的に出会うことの少なかったクリエイティブの世界が出会うことにより、
誰も考えなかった織物の未来を、共に考え、つくってみよう!
という目的で2016年1月より始まったのが、
〈YOSANO OPEN TEXTILE PROJECT(ヨサノオープンテキスタイルプロジェクト)〉です。

・異業種のクリエイターたちと若手織物職人がコラボレーションし、一緒に悩みつつ、
新しい「織り」の可能性を感じられるプロトタイプをつくる。

・それ自体が完成品ではなく、「何これ(笑)!」「おもしろいね」「私ならこうする」など、
あーだこーだ言える、議論のタネになるようなものを目指す。

・そしてそのプロセスをオープンにすることで、
多くの方に与謝野町の「織り」の技術や文化を伝えていく。

そんな思いを込めたプロジェクトにしたい! と考え、
ゲレンデが溶けるような熱い3か月間がスタートしました。

ちなみに私は、その実現のために「どういうメンバーで取り組み」
「どういう機会をつくり」「どういう発信をしていくか」を考え、
参加される方がワクワクできるような舞台づくりに奔走しました。

“しさく”を通じて“たいわ”する

このプロジェクトは「商品開発」ではありません。
外からきた人“だけ”で決めず、“みんなで”できる限り可能性を探索し、
答えを出していくコミュニケーションの過程こそが大切だと考えました。

そのため、アイデアの創出からプロトタイプづくりに至るまで、
「自発的に取り組んでいけるくらい楽しいプロジェクト」を目指しました。
ワークショップ、Webサイト、展示会など、プロジェクトに関わる織物職人、
クリエイター、一般の方たちが同じ視点でコミュニケーションできる場をつくっていきました。

例えば、アイデア創出のワークショップでは職人たちに
「マイフェイバリット」なモノを持ち寄ってもらいました。
これはアイデアをつくっていく際に、自分の好きなエッセンスを盛り込むことで
「自分ごと化」できるメリットがあります。
そこにクリエイターが機場を視察するツアーで得た気づきやアイデアの種をかけ合わせ、
さらに一般の方の視点も組み込みながらアイデアを練っていきました。

ワークショップ後、アイデアをもとに実験を行っていくチームを3つに分けました。
頻繁に会うこともできないため、チームごとに実験結果をFacebookやTumblrで共有。
小さくても手を動かし、失敗も含めた気づきを共有しあうことで、
「失敗しちゃった(笑) → じゃあこうしてみよう!」
「この構造が再現できるかわからない → じゃあ私が試してみる!」など
フランクなコミュニケーションが生まれました。

このプロセスはすべてオープンにしているので、この実験用Tumblrで見ることができます。
いろんな感情が入り混じるカオスな実験の模様を、ぜひご覧になってみてください。

各チームの実験がかたちになってきた段階で、
「うまくいったところ」「うまくいかなかったところ」を全員で共有しあう
中間報告会を実施。いろんな角度からの意見を取り入れ、さらにアイデアを磨いていきます。
日々の概念をとっぱらって、アイデアを飛躍させていくのは大変な作業ですが、
各チームのディスカッションでずっとやりとりを続けてきたからこそ、
みんなから笑顔がこぼれていました。

また試行錯誤のプロセスを多くの方に知ってもらうために、
実験したモノや与謝野の〈織り〉を構成する道具などをレイアウトした特別展示も行いました。
私も普段なかなか接することのできないカイコを20匹育て、
どう成長していくか、どう繭をつくっていくかを、
来場された方が目で見て学んでもらえるように工夫しました。

さらに一般の方で興味を持っていただいた方には、サポーターメッセージとして、
プロジェクトや与謝野の〈織り〉についてコメントをいただきました。

THE NORTH FACE 〈KIDS TREKKING in 玄岳・氷ヶ池〉 こどものための 伊豆半島トレッキング

アウトドア・ブランド、〈ザ・ノース・フェイス〉が主催する、
〈THE NORTH FACE KIDS NATURE SCHOOL
(ザ・ノース・フェイス キッズ・ネイチャー・スクール)〉。
2014年より始まった、子どもたちが自然と接し、体験し、
学ぶことを目的としたプログラム。
ただいま、2016年6月25日(土)に開催する
〈KIDS TREKKING in 玄岳・氷ヶ池〉の参加者を募集しています。

〈KIDS TREKKING in 玄岳・氷ヶ池〉は、
伊豆半島の最北に位置する〈玄岳(くろたけ)〉と、
神秘的な空気感を持つ〈氷ヶ池〉をめぐるトレッキングの旅。
伊豆半島の最北の位置にある玄岳は、標高798mの山。
山頂からは360度のパノラマに拡がる、美しい景色で知られています。

アウトドアプロデューサーの長谷部雅一さんの
ガイドのもと、こどもたちが過ごす、挑戦と冒険の1日。
頑張って登った先に見える富士山の姿は、
忘れられない思い出になりそうです。

次回は2016年8月20日、21日に、
長野県の〈信越トレイル〉を二日間かけて歩くプログラムも予定しています。
参加お申し込みはメールにて。
E-mail:tnf-kids-ns@be-nature.jp
TEL:03-6450-6481/FAX:03-6450-6482

information

map

THE NORTH FACE〈KIDS TREKKING in 玄岳・氷ヶ池〉

開催日:2016年6月25日(土)

集合・解散:THE NORTH FACE KIDS原宿 7:00集合(予定)~19:00解散(予定)

会場:玄岳・氷ヶ池(静岡県・熱海市)

募集定員:30名

参加費:子ども 8,000円

対象:小学校1年生以上の心身共に健康なお子様

Web:THE NORTH FACE KIDS NATURE SCHOOL

空き家と人のマッチングは どうしてるの? 一般社団法人ノオト vol.11

一般社団法人ノオト vol.11

こんにちは。第11回を担当します、ノオトの伊藤です。

いよいよ書き尽くされてきた感じがありますが、
今回は、これまでに語られた内容もピックアップしながら、
大阪→東京→兵庫へと移り住んだ自身の視点も交えて、
空き家とまち、空き家と人、そしてまち同士の結びつき方についてお話したいと思います。

地域が、もっとワクワク楽しくなるためには

vol.8の後半でも触れられていますが、ノオトが空き家活用の計画づくりを支援するときには、
空き家単体ではなく、必ず地域としての視点がセットになっています。

「Aさんの空き家」を「Bさん」が活用する、と考えるのではなく、
「地域の空き家群」を「地域」のために活用する、と考える。
集落をリノベーションする、城下町をリノベーションする……
vol.8より)

上記のとおり、目の前のひとつの建物だけを見て
「これは何に使えるか」と思案するだけでなく、
集落や小学校区といったひとつのまとまりのなかで、
複数存在している空き家をどう活用していけば、
その地区・地域がよりすてきになっていくかを考えています。

また、増え続ける空き家問題について、現在全国各地で声高に叫ばれている
「地域課題であり負の遺産である空き家問題をどう解決するべきか?」
というアプローチではなく、
「日本の文化を表現したすてきな建物がなくなっていくなんてもったいない。
どうすれば、この資産を生かしたすてきな場所にできるか?」
という視点をノオトでは、スタート地点としています。

vol.2でご紹介した集落丸山での取り組みは、
この集落の景観の美しさを残したい、
残すためには建物の内側から中身を充填しなくては、というところから
プロジェクトが始まっていたことは、ご紹介したとおりです。

集落丸山はウェディングパーティが行われるまでになりました。子どもが駆けまわる姿に、集落のみんなも思わず笑顔になっていました。

今では私もすっかりそういった視点で考えるようになりましたが、
最初にこの考え方を聞いた時には、あーなるほどなぁ……と思ったものです。
同じく連載されていた香川県の仏生山まちぐるみ旅館
「どうやったら、にやにやしながら暮らせるか」と表現されていますが、
着想は同じところにあるのだと感じています。

そして、たいていの地域でこのような視点で考えることができるはずですが、
どうしても「課題解決」というアプローチが主流になっており、
マイナスの視点からスタートすることが多いのは、とてももったいないことだと思います。

どうすればより楽しくなるかを考えるほうがワクワクしませんか?

視察で聞かれる、マッチングのこと

建物とまちを結びつけて考えて、それぞれの建物の活用イメージができ上がると、
次は、建物の中身を充填するために、不可欠な「人」のマッチングが
必要になっていきます。

温泉×ダンスバトル! 〈熱湯 湯もみダンス選手権 in 草津温泉2016〉開催!

群馬県の温泉地、草津温泉の名物といえば〈湯もみショー〉。
「草津よ〜いとこ~一度は〜おいで〜」
という歌にあわせ、板でお湯をかきまぜるパフォーマンスですが、
この湯もみ、ただの派手なパフォーマンスではありません。
草津の源泉は50度を超える高温のため、
水で温泉の成分を薄めることなく、
お湯を冷ますことを考えて生まれたものなんです。

そんな〈湯もみ〉をテーマにしたダンスバトル
〈第2回 熱湯 湯もみダンス選手権 in 草津温泉2016〉が、
2016年5月14日(土)と15日(日)の二日間にわたり行われます!

これは昨年から始まった、ポップス、ヒップホップなど様々なジャンルの
ダンスで湯もみをパフォーマンスするというイベントの第二回。

草津温泉〈熱乃湯(ねつのゆ)〉

予選は〈草津音楽の森国際コンサートホール〉、
決勝は湯もみの殿堂、草津温泉〈熱乃湯(ねつのゆ)〉という大舞台です。
昨年は、群馬県はもとより首都圏、上信越地区から
15チームが参加しました。

こども家具〈made in 東京〉は 多摩産材で作った、 東京生まれ&東京育ち

こどもが使う家具だから、安心・安全な素材にこだわりたい。
このたび、東京の保育施設向け家具ブランド〈 CoFa(コッファ)〉から
東京産の木材、“多摩産材”を使ったシンプルなデザインの
こども用家具シリーズ〈made in 東京〉が登場しました。

左:ヒノキのチェア 21,800円 中:ヒノキのスツール 14,800円 右:ヒノキのスクエアチェア 17,800円(いずれも税抜)

〈made in 東京〉で使っているのは、
多摩地域で生育し、生産された、スギ・ヒノキの集成材。
東京の森林を保全するための間伐から生まれたエコ素材です。

小さなこどもたちが使うものなので塗装はせず、
天然のオイルや蜜蝋ワックスで仕上げています。
スギ・ヒノキの柔らかい木質を活かしたやさしい肌触りや調湿性が特徴。
製造は東京都あきる野市の家具工房で行われており、
まさに東京生まれ・東京育ちの家具です。

価格は、ヒノキのチェアが21,800円、ヒノキのスツールが14,800円、
ヒノキのスクエアチェアが17,800円。ほか、ヒノキのテーブル(79,800円)や、
スギで作られた〈すぎのこチェア〉(17,200円)など、
2~5歳児用のイス・テーブルがラインナップしています(いずれも税抜価格)。

今後は収納家具や、和をテーマにしたロフトなど、
多数の新製品が発表される予定。
購入に関してなど、お問い合わせは〈CoFa〉公式サイトより。

information

CoFa(コッファ)

カーネーション日本一の長野県。 母の日にスペシャル新聞 『信濃“母日”新聞』発行

日頃の感謝をお母さんに伝える“母の日”だった昨日5月8日。
長野市の新聞社〈信濃毎日新聞社〉が
母の日のためのスペシャル版『信濃“母日”新聞』を
発行しました。

母の日限定で変更した題字

母の日の定番の贈り物といえばカーネーション。
実は長野県は、カーネーションの作付面積・出荷量ともに
日本一の名産地なんです。
それにちなみ、『信濃“母日”新聞』では、12ページにわたって、
カーネーションを使った様々な取り組みを行いました。
それでは長野発のユニークな母の日企画をご紹介!

こちらは〈立体カーネーション〉。
紙面をある角度から折ると、
カーネーションが立って見えます。
平面的なものを立体的に見せる錯視効果“アナモルフィックアート”で、
長野県南信地方、伊那市産のカーネーションを
朝刊とともに、いちはやくお母さんに届けるしかけです。

『パーソナル母の日新聞』

そしてこちらは、『パーソナル母の日新聞』。
県内外からお母さんに伝えたい思いを募集し、
そのメッセージを掲載した、世界で1部だけの
『パーソナル母の日新聞』を発行。
新聞販売店からお母さんのもとに届けるというサプライズ演出。
1部ずつ内容を変えることができる“可変印刷”の技術を駆使した新しい試みです。
新聞に感謝のメッセージが掲載されていたら
すごくうれしいですよね。

在本彌生、濱田英明らが出展! 〈山本写真機店〉にて 熊本地震チャリティー写真展開催中

山口県宇部市にある〈山本写真機店〉のギャラリー〈GRAFTO〉にて、
平成28年熊本地震チャリティー写真展〈Ima / COLOR〉が、
2016年5月22日(日)まで開催されています。

写真展〈Ima / COLOR〉展示風景

これは、店主の山本陽介さんが
熊本の友人の被災をきっかけにして企画した展覧会。
浅田政志、在本彌生、内田ユキオ、西山勲、
ハービー・山口、濱田英明ら、
名だたる写真家の作品を、展覧会の会場とオンラインにて、
なんと1万円という低価格で販売! 
売上金を寄付するというプロジェクトなんです。

〈Ima / COLOR〉出展作品

写真展タイトルの〈Ima / COLOR〉は〈Re:S〉の藤本智士さんが命名。
藤本さんの言葉を、チョークボーイさんが手描きでデザインした
ビジュアルが展覧会のために作られました。
このビジュアルには、作品を見る人が
7枚のレンズ(6人の写真家とヤマカメ)を通して、
九州の明るい未来を見ている、という思いが込められています。

藤本智士/チョークボーイ

山本さんがこれまで開催してきたイベントなどを通して
知り合った、ゆかりある作家たちの快い協力により、
奇跡のコラボレーションが宇部で実現しました。

各作品の販売枚数は作家により異なります。
オンラインでのご購入のお申し込み、問合せは〈山本写真機店〉

TEL:0836-31-5005

メール:contact@yamamotocamera.jpまで。

庭にある共有スペースの役割とは? 〈藤棚のアパートメント〉。 IVolli architecture vol.6

IVolli architecture vol.6

こんにちは。アイボリィの永田です。
今回は僕らがアイボリィを設立するきっかけとなった
木造アパートの改修プロジェクトを紹介したいと思います。

僕らは今年でアイボリィを設立して3年目になるのですが、
このプロジェクトのお話をもらったのは3年以上も前です。
紆余曲折あり現在まさに、
というか、やっと進み始めた非常につき合いの長いプロジェクトです。

この木造アパートは横浜の戸部というエリアの、
5つの商店街が連なる藤棚町にあります。
藤棚町は名前の通り、藤棚が由来となっているのですが、
通行人のための憩いの場として設けた藤棚が評判となって町名になり、
今でもまちの入り口にその名残を見ることができます。

藤棚商店街。

藤棚商店街の藤棚。

藤棚町と、オーナーの川口ひろ子さんと僕との出会いは大学院の頃。
僕はその頃、建築家の西田司さんが設計された、
戸部にある〈ヨコハマアパートメント〉というシェアアパートに住んでいました。

オーナーの川口さんと。

〈ヨコハマアパートメント〉は1階に大きな共有部をもつ特徴的なアパートで、
定期的に展示が行われたり、書き初めや流しそうめんといった
季節に合わせた住民同士のイベントが行われたり、
日頃からさまざまな活動が行われている場所です。

ヨコハマアパートメントでの展示。

住民同士での流しそうめん。

学校に通いながら展示の企画や会場構成などを仲間とやったり、
学校の課題制作をつくったりしながら2年ほど住んでいましたが、
その間にオーナーさんとも仲良くなりました。
卒業が決まって引っ越しをすることになったときに
「いずれ今度はあなたにアパートをお願いするから!」と
送り出してもらったのを覚えています。

その後2年ほど上海で働いていたあるときに、
川口さんから「アパートの改修はいつやってくれますか?」と連絡が。
正直本当にやるとは思っていなかったのでとてもうれしく、
ちょうど前の事務所を退職したタイミングというのもあったので帰国を決意しました。
日本ではその頃原崎もひとりで仕事を始めていたところだったので、
帰国したときに声をかけてこのプロジェクトを始動、
これを機にアイボリィも設立することになりました。

ヨコハマアパートメントの大きな特長だった1階の共有部。
今回のアパートでもそのような活動のできる場所が欲しいというのが
オーナーさんの要望でした。
同じオーナーさんが同じ地域に2軒、このようなアパートを展開することで、
まちとの関わりに広がりが生まれます。
それはとてもおもしろいことなのでぜひやりましょうと、この計画はスタートしました。

ただ、藤棚町にあるこのアパートは、いわゆる風呂なしアパートで、居室は3部屋。
それといって特徴があるわけではなく、どちらかというとありふれた古い建物でした。

改修前のアパート。

風呂なしアパートだったかつての室内。

おまけに崖の下で境界線は曖昧、車は入らない。施工もなかなか大変そう。

おんせん県、大分県の名湯。 別府、長湯、由布院は GWも元気に営業中!

平成28年熊本地震にて大きな揺れに見舞われた大分県。
既に通常営業を再開した温泉地も多くありますが、
いま、キャンセルによる空室が相次いでいます。
キャンセルは、地方の旅館経営においては一刻を争う死活問題。
元気に営業している温泉地をご紹介します。

日本一の源泉数、湧出量を誇る別府。
別府市内の旅館・ホテルや観光施設は、ほとんどの施設が
通常営業しています。別府市観光協会では、Webサイトにて
市内の観光施設、市営温泉、旅館、ホテルの最新情報を毎日更新中。
お出かけの参考に、ぜひチェックしてみてください。

また、GW期間中は別府観光協会が電話にて
宿泊できる旅館・ホテルの案内も行っています。
詳細は別府市観光協会公式サイトにて。

こちらは、大分県竹田市、久住山系の東の麓にある〈長湯温泉〉。
世界でも類を見ない高い炭酸濃度による、温泉入浴効果の高い泉質を誇る名湯ですが、
相次ぐ余震等により、多くの方のキャンセルが発生。
このゴールデンウィークでの損失額は数千万円とも言われています。

そこで現在〈長湯温泉〉では、クラウドファウンディングで、
来湯を訴えるキャンペーン〈長湯温泉の普及に力を貸してください〉を実施中。
500円の援助で、組合内旅館や温泉で使用できる
“立ち寄り湯無料入浴券”がリターンされます。
キャンペーンの詳細は、クラウドファウンディング キャンペーンサイトにて。

オフのゆふいんより

そして大きな損害を受けた施設も多い由布院温泉も、
4月29日現在、由布院温泉観光協会加盟店舗の9割強にあたる
168軒が営業を行っているんです。
通常営業中の施設のリストは、公式サイトで更新されていますのでぜひチェックを。
また、〈ゆふいん観光応援募金〉として、
由布院温泉での観光支援事業に充てられる募金も受付中です。

熊本・大分の応援のため、
是非この機会に、大分を訪れてみてはいかがでしょうか。
環境も泉質も抜群のおんせん県の温泉、オススメですよ。

information

別府、長湯、由布院はGWも元気に営業中!

首長が集まる熊本地震復興支援イベント 〈WITH THE KYUSHU ― 今こそ九州観光!―〉

熊本・大分県内に甚大な被害を及ぼした熊本地震。
いま、復旧・復興に向けた取り組みが進められていますが、
地震で観光施設等への被害が少ないところでも、
観光客の減少や宿泊客のキャンセルが相次ぐなど、
観光・レジャー面で大変大きな影響も出ています。

しかし地域経済の復興のためには、
今こそ九州観光を盛り上げていくことが大事。
そこで福岡市役所〈九州広場〉にて、
明日2016年4月30日(土)、午前10時10分~より、
福岡市が主催する緊急PRイベント
〈WITH THE KYUSHU ― 今こそ九州観光!―〉が開催されます。
イベントには、熊本県の天草市、小国町、大分県の大分市、別府市、中津市、日田市、
竹田市、豊後高田市、由布市、九重町、そして福岡市の市長、町長らの首長が参加。
九州観光緊急アピールを行い、まちの元気を発信します。

そして4月30日(土)と5月1日(日)には、
同じ福岡市役所〈九州広場〉を会場に、
熊本の飲食店や生産者による
WITH THE KYUSHU プロジェクト〈5ツ星マルシェ〉を開催!
熊本市や阿蘇市、八代市などの生産者、飲食店の皆さんが出店し、
デコポンかりんとうやブレンド茶葉、焼きアップルティーパイ
タマネギジャム、水俣産オレンジジュース、菜種油、乾しいたけなどなど
選りすぐりの品々が大集合。
熊本では、田畑が被災し、出荷できない生産者が多くいらっしゃいます。
ゴールデンウイークを前に、営業再開ができない飲食店も多くあるそうです。
復興支援マルシェで、熊本の飲食店や生産者の皆さんを元気に!
時間は10:00 ~15:00、売り切れ次第終了です。
詳細は福岡市Webサイトにて。

information

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WITH THE KYUSHUプロジェクト〈WITH THE KYUSHU ― 今こそ九州観光!―〉〈5ツ星マルシェ〉

住所:福岡市中央区天神1-8-1

日時:〈WITH THE KYUSHU ― 今こそ九州観光!―〉2016年4月30日(土)午前10時10分~(予定)

〈5ツ星マルシェ〉2016年4月30日(土)、5月1日(日)10:00 ~15:00(※売り切れ次第終了)

会場:福岡市役所〈九州広場〉

URL:福岡市公式サイト