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writer profile
Yu Miyakoshi
宮越裕生
みやこし・ゆう●神奈川県出身。大学で絵を学んだ後、ギャラリーや事務の仕事をへて2011年よりライターに。アートや旅、食などについて書いています。音楽好きだけど音痴。リリカルに生きるべく精進するまいにちです。
京都駅から下関駅まで、日本海沿岸のまちを結ぶ、山陰本線。
海、山、田畑を走る汽車は、
日本の原風景と出会える、情感あふれる乗りものです。
山陰本線
2020年3月下旬、その山陰本線にある阿川駅に
山陰の魅力を発信する商業施設〈Agawa〉がオープンします。
施設内には山陰のお酒や軽食などを楽しめるカフェ、
地元のおみやげを扱うショップ、レンタサイクルなどが展開するそう。
空間設計を手がけるのは、人気デザインスタジオ〈TAKT PROJECT〉。
山陰に、またすてきな施設が登場しそうです。
〈Agawa〉完成イメージ(TAKT PROJECT)
これは、山口県萩市にある〈萩ゲストハウスruco〉と
JR西日本、山口県、下関市による行政プロジェクト。
発起人は、萩ゲストハウスrucoのオーナー、塩満直弘さん。
〈萩ゲストハウスruco〉オーナー、塩満直弘さん
山口県萩市に生まれ、アメリカ、カナダ、東京、鎌倉での生活を経て、
萩市にUターンした塩満さんは、自分の生まれ育ったまちに
「既存の価値観だけでなくもっと多様な選択肢をつくりたい」と、
2013年10月に萩ゲストハウスrucoをオープンさせました。
〈萩ゲストハウスruco〉
そんな塩満さんが友人の案内で山陰本線沿線の無人駅を訪れ、
そこに溢れる旅情に圧倒されたのだとか。
阿川駅
それから、「この景色をもっとたくさんの人たちと共有できないものか」
「山陰本線と景観とを再編集することで新たな価値を
生むことができるのではないか」と、思考を巡らせた塩満さん。
1週間後にはJR 西日本・地域共生室の方と出会い、
老朽化していた駅待合室の新設に合わせ、
本プロジェクトが始動することになりました。
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現在塩満さんは、本プロジェクトにかかる資金を
クラウドファウンディングにて募っています。
塩満さんは、次のようにコメントを寄せています。
「私はこのプロジェクトを通じて、
この山陰に現存する美しい日本の原風景や地域の姿かたち、
価値観を再編集していきたいと考えています。
JR西日本、民間事業者、行政のそれぞれが
信頼、協力、尊重し合える関係性のなかで、
さまざまな土地の可能性を突き詰めていきたいと考えています。
山口県の少子高齢化、過疎化など、全国的に直視せざるおえない課題に対して、
目を逸らさずに向き合い、挑んでいきたいと思っています。
“駅”という存在が本質的に持つ価値と可能性を最大限に生かし、
新しい風景をつくっていくために、常設の店舗をつくりたいと思いました」
「ただ時代の移ろいに受け身でいるよりも、自ら旗を掲げ、表現していく。
“〜だからできない”ではなく“〜でもできる”という選択肢を。
なにかの所為にして諦めるでもなく、蚊帳の外から眺め、
単なる批評家になり保身に走るでもなく、
淡々と挑み続けていきたいと思います」
クラウドファウンディングのリターンにはAgawa オリジナル 手ぬぐい&ハンカチも。
クラウドファウンディングで集めた資金は、
当初予定してた設備工事諸々にかかる金額を
上回ってしまった300万円に当てられるそう。
支援してくださった方へのリターンは、
Agawaの料理人によるスペシャルディナーご招待や宿泊券、
塩満氏と大人の遠足・阿川のいいとこ探索ツアーなどなど。
Agawaへ行ってみたいと思った方は、リターンを利用して出かけてみては?
クラウドファウンディングの終了日は、2020年2月28日です。
また、2月23日(日)は東京・清澄白河〈リトルトーキョー〉で
開催される〈しごとバー〉に塩満さんが登場。
このプロジェクトにかける思いと過程、山口県の現状とこれからのこと、
塩満さんの思うところを余すことなくお話しします。
詳細は、下記インフォメーション欄をチェックしてみてください。
information
Agawa
店舗オープン日:2020年3月下旬予定
住所:山口県下関市豊北町阿川水取3653(山陰線阿川駅敷地内)
クラウドファウンディング期間:2020年2月28日 23:59まで
information
新しい無人駅ナイト【しごとバー】
日時:2020年2月23日 (日)
時間:20:00〜22:00 ※お店は24:00まで
参加費:1ドリンク代
会場:リトルトーキョー
住所:東京都江東区三好1-7-14
アクセス:清澄白河駅A3出口より徒歩3分
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