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posted:2020.2.19 from:東京都 genre:アート・デザイン・建築
〈 コロカルニュース&この企画は… 〉
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writer profile
Yu Miyakoshi
宮越裕生
みやこし・ゆう●神奈川県出身。大学で絵を学んだ後、ギャラリーや事務の仕事をへて2011年よりライターに。アートや旅、食などについて書いています。音楽好きだけど音痴。リリカルに生きるべく精進するまいにちです。
2020年にオリンピックを迎える東京のまちは、
いま急速に変化しています。
そんな東京を舞台とするアートプロジェクト
〈東京フォトグラフィックリサーチ〉が始まりました。
発起人は国際的に活躍する写真家の小山泰介さんと、キュレーターの山峰潤也さん。
ふたりをはじめアーティスト、デザイナー、研究者などが参加し、
アートを通じて未来へとつながる「たくさんのヴィジョン」を
生み出していくことを目的としています。
プロジェクトの核となるのは、
13組の若手アーティストによるアートワーク。
アーティストたちがさまざまな観点から
変わりゆく東京を見つめて可視化し、アーカイヴしていきます。
参加アーティストは、エマニュエル・ギヨー、
顧 剣亨、小林健太、小山泰介、砂山太一、谷口暁彦、
田村友一郎、築山礁太、永田康祐、細倉真弓、
三野 新 + 網守将平、吉田志穂、渡邉庸平。
作品は2019年〜20年にかけて、
公式サイト上で段階的に発表されます。
また、このプロジェクトではアーティストとさまざまなジャンルのゲスト、
オーディエンスが交流するためのパブリック・プログラム〈ヴィジョンズ〉も開催。
東京に点在するオルタナティブスペースにて、
サロン、ダイアログ、カンファレンスを行い、
人々が語り合い、ともに考えるクロスボーダーな場を創出します。
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東京フォトグラフィックリサーチでは、
2020年以降も見据え、継続的な活動を目指していくのだそう。
公式サイトで作品を発表後は、さまざまなコラボレーションや
写真集の制作、グループ展の開催、海外巡回展などを計画しています。
そして現在、このプロジェクトを続けていくために、
クラウドファウンディングを実施しています。
リターンアイテムの目玉は、東京都写真美術館で3月から開催される
『写真とファッション』展への参加をはじめ、
アートシーンでも活躍中のファッションレーベル
〈PUGMENT(パグメント)〉によるオリジナル・アイテム。
PUGMENTのアイテムはTシャツやトートバッグ、
彼らが撮影したルックブック+T-Shirtなどなど。
ほかには、主催者からのビデオメッセージやステッカー、
個人の方に向けたサポーターズ権、
企業として活動を支援して頂ける方へ向けた
コーポレートサポーター権も用意されています。
気になった方はぜひ最新情報をフォローして、
今後開催されるサロン、カンファレンスにも参加してみてください。
クラウドファウンディングページはこちらから。
近頃まちに出れば、巨大なビルができていたり、
駅のなかが迷路のように交錯していたり。
目まぐるしい変化に、ついていけないほどです。
そんなときこそ姿を消したもの、新たに生まれるものについて、
もう少し思いを巡らせてみたい。
東京フォトグラフィックリサーチのアーティストたちが
発するメッセージからも、大きなヒントが得られそうです。
information
東京フォトグラフィックリサーチ
クラウドファウンディング終了日:2020年2月28日
プロジェクトメンバー:小山泰介(写真家)山峰潤也(キュレーター)深井佐和子(SW_/プロデューサー)橋詰宗(クリエイティブディレクター/グラフィックデザイナー)萩原俊矢(ウェブデザイナー/プログラマー)飯岡陸(キュレーター)伊藤貴弘(東京都写真美術館 学芸員)深井厚志(編集者)濱中敦史(twelvebooks)砂山太一(建築家・美術家)網野奈央(torch press/編集者)東直子(Tokyo Art Book Fair/編集者)
クラウドファンディング:https://www.makuake.com/project/visions/
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