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Akiko Saito
齋藤あきこ
さいとう・あきこ●宮城県出身。図書館司書を志していたが、“これからはインターネットが来る”と神の啓示を受けて上京。青山ブックセンター六本木店書店員などを経て現在フリーランスのライター/エディター。
今年は、日本初の磁器である有田焼が誕生してから
400年のアニバーサリー・イヤー。この記念すべき年に、
フランスのブランド〈ゲラン〉の歴史ある香水〈ミツコ〉の
有田焼スペシャルボトルが登場しました。
〈ARITA PORCELAIN LAB〉ブランドを展開する窯元・有田製窯がゲランと協業。
ミツコ初の磁器ボトルを作り上げたのです。
コラボレーションのきっかけは、
佐賀県の有田焼創業400年事業のひとつである
海外展開〈ARITA 400 project〉の一環として出展した国際見本市
〈メゾン・エ・オブジェ〉から。
職人の卓越した技術を駆使し、ミツコの特徴的な“逆さハート”のボトルに
菊や牡丹など伝統的な文様を散りばめました。
お値段は45,000円(税抜)で、2016年5月1日(日)より日本で数量限定発売、
フランスや香港でも順次販売予定となっています。
この400年を祝うために佐賀県が行う
〈有田焼創業400年記念イヤー事業〉においては、
九州陶磁文化館にて、7月1日から4つの企画展が開催されます。
佐賀県が誇る人間国宝と三右衛門の超絶技巧から、
これまでの歴史、未来を感じさせる新しい潮流まで、
有田焼の魅力を詰め込んだ、見て楽しい特別企画展です。
そして九州陶磁文化館には、8月11日より、
館外のアプローチデッキに体験型施設〈USEUM ARITA(ユージアム アリタ)〉が登場。
この〈ユージアム〉は、有田焼を“使う”ことをテーマとした期間限定オープンの施設。
佐賀の食材にこだわったメニューを、人間国宝や三右衛門、
〈ARITA EPISODE 2〉の各プロジェクトで作られた有田焼の器でご提供。
ほかにも各プロジェクトの成果発表展示やワークショップ等を行います。
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ゴールデンウィークには、
全国から100万人もの観光客が集まる一大イベント〈有田陶器市〉に合わせて、
2016年5月2日(月)~4日(水・祝)の3日間にわたり、
世界で活躍するトップシェフを有田に招聘する
〈世界料理学会 in ARITA〉が開催されます。
器の使い手である国内外の料理人と、器の創り手である有田焼の職人が
コラボレーションする “器と料理のマリアージュ” を提供。
「有田に行けばシェフが使いたい&作りたい器が手に入る」という
評価を獲得し、世界中から料理人が集う環境づくりを
目指す狙いがあるのだそう。
イベントでは、料理人と有田焼の職人がものづくりを語る〈料理学会〉や、
シェフ仕様の食器の展示や佐賀県産食材を紹介する〈見本市〉、
一流シェフが作る、ここでしか味わえない一品料理を味わう〈ARITA – バル〉が登場。
詳細情報、チケット購入方法等は、
〈世界料理学会 in ARITA〉Webサイトにて。
いっぽう東京では、
東京ミッドタウンのセレクトショップ〈THE COVER NIPPON〉にて、
毎月テーマを設けて “今” の有田焼を紹介中。
4月は『シンプルな器ではじめる新生活』をテーマに、新生活を応援しています。
1616年に朝鮮陶工の李参平が有田の泉山で良質な磁石を発見し、
日本初の磁器である有田焼が誕生してから400年。
これからも進化する有田焼に注目です。
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