「命を無駄なく、おいしくいただく」 岩手県二戸で、 生産者が営むシャルキュトリー

二戸で育まれるブランド〈佐助豚〉

岩手県・二戸は、冷涼な気候で疫病発生のリスクが少ないことや、
隣県の八戸港に、大規模な飼料穀物コンビナートがあることなどから、
養鶏・養豚が盛ん。
(豊かな恵みを育む二戸の土地柄については、こちらで詳しく紹介しています)

なかでも〈久慈ファーム〉の〈佐助豚〉は、
雄のデュロック種、雌のランドレース種と大ヨークシャー種の
3つの品種を掛け合わせた三元豚で、
全国のレストランやホテルから直接注文が入る人気のブランド豚。
さっぱりしているのにコクがある脂や、きめ細かな肉質が特徴です。

持続可能な営みが生んだ味

佐助豚の脂は、約36度と人間の体温と同じくらいの融点なので、冷めても、体の中でも脂が固まりにくい。

佐助豚の脂は、約36度と人間の体温と同じくらいの融点なので、冷めても、体の中でも脂が固まりにくい。

佐助豚は、二戸の東端にそびえる〈折爪岳〉の伏流水と、
200~300万年前の地層から採取した
炭化植物が配合された飼料で育ちます。

この飼料、もともとは周辺環境に配慮し、
汚水や臭気対策として取り入れられたものですが、
使ってみると、炭の脱臭効果のように肉の獣臭さを抑え、
脂の融点を下げるなど、味や肉質にも良い影響があったそう。

徹底した温度管理や体重管理のもと健康的に肥育される環境はもちろん、
二戸という場所で長く営みを続ける方法を模索するなかで、
佐助豚の味は育まれてきたのです。

「佐助」は久慈ファーム初代の名前で、ブランドのイメージになっているイラストも佐助さんがモチーフ。祖父から子へ子から孫へ、その飼育技術が受け継がれています。(撮影:安彦幸枝)

「佐助」は久慈ファーム初代の名前で、ブランドのイメージになっているイラストも佐助さんがモチーフ。祖父から子へ子から孫へ、その飼育技術が受け継がれています。(撮影:安彦幸枝)

命をいただいているからこそのつとめ

久慈ファームでは、パテ・ド・カンパーニュや、レバーペーストなど、
シャルキュトリーの製造も行なっています。

日本人の消費量が増えているワインのつまみとしてもさることながら、
根底にあるのは、命を無駄にせず、おいしくいただくこと。

「ロースだけ売りたいと思ってもロースだけの豚はいないんです。
内臓から皮まで、1頭のすべてを無駄なく、おいしく食べてもらいたい」
「命をいただいているからにはそれがつとめ」と話すのは、3代目の久慈剛志さん。

佐助豚の豚耳、豚足、頭肉を香味野菜、スパイスとともに長時間煮込んだフロマージュ・ド・テット。

佐助豚の豚耳、豚足、頭肉を香味野菜、スパイスとともに長時間煮込んだフロマージュ・ド・テット。

シャルキュトリーは、冷蔵技術が発達していない時代、
熟成や燻製することで家畜の肉を長持ちさせ、
「無駄にせずおいしく食べるため」生まれた料理。
根底にある命を大切にする思いに共感した久慈さんは、
技術を学ばせるため職人を本場フランスに派遣し、
佐助豚でつくるシャルキュトリーを生みだしました。

京都・東山〈LURRA°〉 世界に向けて動き出した 次世代のレストラン

京都から世界へ働きかける食のプロジェクト

2019年7月、京都は東山に注目のレストランが誕生しました。
名前は〈LURRA°(ルーラ)〉。

「LURRA」はバスク語で「地球」という意味で、
Aの上の小さな丸は、その周りを回る月なんだそう。
合わせて「世界にここ以外にはないLURRA°という座標」
という意味が込められています。

〈LURRA°〉のロゴマーク。こちらの扉を開くと、新しい“食の旅”が始まります。

〈LURRA°〉のロゴマーク。こちらの扉を開くと、新しい“食の旅”が始まります。

ニュージーランドの〈Clooney(クルーニー)〉というレストランで
ヘッドシェフ、ヘッドソムリエ、バーマネジメントとして働き、
レストランアワード〈Cuisine Good Awards〉で
国内最高評価である3ハットを受賞した、
ジェイカブ・キアー、宮下拓己、堺部雄介の3人が、
日本から世界に向けたプロジェクトとしてスタートした同店。

「京都のように伝統と革新の両方が存在し、
自然豊かな国際都市は世界的に見ても多くは存在しません。
そのような京都で、食だけではなく、お店全体のシステムや
まちに根付く伝統・文化、自然などにまるっと向き合い、
多様なアウトプットで世界に向けて発信していけたらと思っています」

とゼネラルマネージャーの宮下さん。
何やらただならならぬ気配が漂います。

メイド・イン・ジャパンの いいところを集約! 萬古焼の料理鍋〈bestpot〉で 料理革命を!

10分火にかけるだけで料理が完成する魔法の土鍋!

鍋を火にかけ、10分したら止める。
それだけで煮込み料理ができる土鍋〈bestpot〉をご存知ですか?

伝統工芸と高精度技術を最大限に生かしてつくられており、
蓄熱性が高く、放っておくだけで手間のかかる煮込み料理が完成。
忙しい平日でも食材の旨みたっぷりのおいしい料理が簡単につくれるんです。

土鍋は昔から、食材に熱を入れるのに適していると言われている
私たちに馴染みのあるアイテムです。

この〈bestpot〉は、蓋と本体の密閉度を極限まで高められており、
素材の水分だけで調理が可能にした優れモノ。
食材が持つ栄養分と旨みを逃さず、まるごといただけます。
お出かけ前に仕込んでおけば、帰宅後にすぐにできたての料理が完成しているんです。

鍋本体部分は、三重県四日市市の伝統工芸である〈萬古焼〉を採用。
耐熱性に優れているという特徴があります。

それに加え、鍋内部に鉄分を多く含んだ阿蘇山の火山灰を釉薬を使い、
遠赤外線放出率を80%に安定させているんだとか。

肉じゃがやかぼちゃの煮物は10分程度火にかけるだけでOK。
あとは放っておくだけで完成するので、
環境にも優しく調理できるのが嬉しいですね。

羽釜のような独特の形状で、温められた空気が鍋の側面からも内部を温める仕組みに。これにより、均一に加熱されて効率よく調理が可能となっています。

羽釜のような独特の形状で、温められた空気が鍋の側面からも内部を温める仕組みに。これにより、均一に加熱されて効率よく調理が可能となっています。

世界各国の手仕事にフォーカスした 〈国際工芸アワードとやま〉 で、出品作品を募集中

日本に限らず、織物やガラス加工など
世界各国にはさまざまな手仕事に携わる職人がいます。

そんな各国に伝わる工芸の、
伝統的な技術や作品にスポットライトを当てた、
国際公募展〈国際工芸アワードとやま〉が富山で開催されることになりました。

本公募展のユニークな点は、
制作過程の中で必ず“手仕事”が施されている作品をピックしているところ、
そして50歳以下の若き職人を対象としているところです。

匠とよばれる高い技術を持つ職人は世界中にもいますが、
若い世代にも工芸に携わる人々は少なくありません。

新しい視点で工芸活動を行う世界各国の職人たちの活躍を見られるこの公募展は、
アナログがじわじわ人気となっているいまの時代のトレンドにもマッチ。
工芸に馴染みのない人にも興味を持つきっかけとなりそうです。

「ふたりいないとできない」 夫婦で二人三脚、岩手県・二戸で、 昔ながらの木炭で焼く南部せんべい

藤原せんべいの藤原秀俊さん・恵子さん夫婦

炭火で焼かれる香ばしいせんべい

岩手県・二戸に、昔ながらの木炭でせんべいを焼く〈藤原煎餅店〉があります。

金田一温泉郷のすぐそばで店を営むのは、藤原秀俊さん・恵子さん夫婦。
昭和37年に店を始めた秀俊さんの両親から引き継いだ焼き機で、
毎日500~600枚の「南部せんべい」を焼いています。

太平洋沿岸に吹く冷たく湿った東寄りの風「やませ」の影響で、
稲作に不向きだったこの地域では、
古くから小麦粉を原料とする「南部せんべい」が
ごはんやおやつ代わりとして親しまれてきました。

ふたりいないとできない味

せんべい4枚分の型が横に並ぶ焼き機。この列が8列あり、型に生地を流し込んでレバーで回すと、それぞれの型に火が当たり、せんべいが焼き上がります。

せんべい4枚分の型が横に並ぶ焼き機。この列が8列あり、型に生地を流し込んでレバーで回すと、それぞれの型に火が当たり、せんべいが焼き上がります。

店を訪れたのは午後。せんべいを焼き終え、選別・梱包しているところでした。
ガス焼きと違い、木炭焼きは一度火を起こすと止められないため、
午前中いっぱい、火が消えるまでせんべいを焼き続けます。

型を回さないと焦げてしまうため、
秀俊さんが焼き機につきっきりで回し、
その横で生地をつくって秀俊さんに渡すのが恵子さんの役目。
「生地をつくる人と焼く人、ふたりいないとできないんです」と秀俊さん。

焼き機のレバーを持ちながら、つくり方を教えてくれた恵子さん。先代から引き継いだ焼き機は、つくっているところがもう無いそう。「壊れちゃったらもう終わり。」と話します。

焼き機のレバーを持ちながら、つくり方を教えてくれた恵子さん。先代から引き継いだ焼き機は、つくっているところがもうないそう。「壊れちゃったらもう終わり」と話します。

ひとつとして同じものがない

毎朝1時間かけて(冬は寒いからもう少し時間がかかるそう)火を起こします。
「炭は生き物。火が強くなったり、弱くなったりもするの。
ガスのように温度が一定でないから、せんべいも、ひとつとして同じものがないんです」

焼き始めると焼き機から離れられないので、すぐに補充できるよう多めの木炭が準備されています。

焼き始めると焼き機から離れられないので、すぐに補充できるよう多めの木炭が準備されています。

生地の状態も、天気や気温、湿度で変わるため、
水の量を変えたり、冷やしたりして調整するそう。
「その日の焼き機のあたたまり具合でも生地の大きさを変えます。
温度が強ければ、小さくしないと膨れすぎちゃうので、
『今日は少し小さめで』と(秀俊さんから)言われると、その通りにつくるんです」
と恵子さん。

「ふたりいないとできない」、夫婦二人三脚のせんべいづくりです。

焼き場には、〈せんべいの耳〉をとる機械もあります。足元にあるペダルを踏むと、中段の円に置いた耳付せんべいが持ち上がって上の空洞を突き抜け、耳だけがとれて下に溜まっていきます。

焼き場には、〈せんべいの耳〉をとる機械もあります。足元にあるペダルを踏むと、中段の円に置いた耳付せんべいが持ち上がって上の空洞を突き抜け、耳だけがとれて下に溜まっていきます。

新春限定! 豪華・近江牛のランチを 東京・日本橋で。 「ココクール マザーレイク・セレクション」

母なる湖・琵琶湖を抱く滋賀県。
独自の発酵文化、食文化を以前コロカルでも紹介しましたが、
さらに強力なメッセージ性を持って滋賀県の魅力を発信する試みが始まっています。

滋賀ならではの資源や素材を活かし、
滋賀らしい価値観を持つ食や商品、サービスの良さを発信、体感し、
滋賀のファンになってもらう。
それが、県が2012年に始めた取組み「ココクール マザーレイク・セレクション」。
これまでも、インターナショナル・ギフト・ショーや
県のイベントなどで対外的な露出をしていましたが、
1月11日(土)〜13日(月・祝)に、2020年の始まりにふさわしいグルメイベントが、
東京・日本橋の滋賀県のアンテナショップ〈ここ滋賀〉で行われます。

「ココクール」とは、「“湖国”の“クール”な商品や暮らしぶり」と県内外の人々との出会いが生まれるようにという思いを込めた造語。

「ココクール」とは、「“湖国”の“クール”な商品や暮らしぶり」と県内外の人々との出会いが生まれるようにという思いを込めた造語。

日本橋駅からも三越前駅からもアクセス良しの〈ここ滋賀〉。

日本橋駅からも三越前駅からもアクセス良しの〈ここ滋賀〉。

〈ホテルロイヤルクラシック大阪〉が 大阪・なんばに開業。 そのみどころ、魅力を 一挙紹介!

旧新歌舞伎座の意匠を復元 アートを身近に感じるホテル

大阪・ミナミのランドマーク旧新歌舞伎座跡地に、
宿泊施設〈ホテルロイヤルクラシック大阪〉が、12月1日に開業。
旧新歌舞伎座の在りし日を思い起こさせる姿が、今注目を集めています。

さまざまな伝統文化の発信地として、
長年大阪の人たちに愛されてきた新歌舞伎座ですが、
老朽化などにより2009年6月に惜しまれつつ閉館。
冠婚葬祭事業を展開する〈ベルコ〉が跡地を引き継ぎ、
当時の意匠を受け継ぐ都市型ホテルとして産声をあげることになりました。

ホテルの設計は、東京オリンピック・パラリンピックの拠点となる
新国立競技場の完成も記憶に新しい、建築家・隈研吾氏が担当。
隈氏も敬愛する村野藤吾氏設計の旧新歌舞伎座の象徴とも言える、
幾重にもなった唐割風(からはふ)を低層部に復元するなど、
長く親しまれてきた“ミナミの顔”の意匠を継承した外観が特徴となっています。

2階のカフェラウンジ〈コアガリ〉や共有スペース、エントランスには、
旧新歌舞伎座で使用されていた金物や鬼瓦などが展示されており、
その歴史を垣間見ることができます。

旧新歌舞伎座 懸魚 真鍮製(直径600mm)

旧新歌舞伎座 懸魚 真鍮製(直径600mm)

旧新歌舞伎座 鬼瓦銅板製 辻普堂左・歌舞伎十八番「嫐(うわなり)」で使用された隈取をイメージ右・歌舞伎十八番「暫(しばらく)」で使用された隈取をイメージ

旧新歌舞伎座 鬼瓦銅板製 辻普堂 左・歌舞伎十八番「嫐(うわなり)」で使用された隈取をイメージ 右・歌舞伎十八番「暫(しばらく)」で使用された隈取をイメージ

館内は、天然木をふんだんに取り入れた和モダンな佇まい。
館内の階数表示やお手洗いのピクトグラムにも木を用いるなど、
スタイリッシュながらも温かみのある空間に仕上がっています。

全天候型のチャペルアトリウム〈大空〜SORA〜〉も木でつくるこだわりよう。

全天候型のチャペルアトリウム〈大空〜SORA〜〉も木でつくるこだわりよう。

青森県産ならではのあたたかさ。 青森育ちの羊毛の魅力を伝える 〈aomori wool〉が魅力的!

雪の中で育つコリデール種(大鰐自然村)

青森の羊の魅力を伝える〈aomori wool〉

本格的な冬到来を目前に、青森市の〈GALLERY NOVITA〉で、
〈冬を彩るaomori wool展2019~青森に暮らす羊たちと紡ぐ~〉が開催されました。

主催は、2016年から活動する〈青森県産羊毛の会 aomori wool〉。
青森市に暮らす女性6人が、青森育ちの羊の毛を自ら紡いで糸にし、
ホームスパンや編み物、フェルト作品の発表を通じて、その魅力を伝えています。

青森ヒバの木板に、青森県産の羊毛、羊毛フェルト、ドライフラワーをあしらってつくられたブローチ(福田直美さん作)

青森ヒバの木板に、青森県産の羊毛、羊毛フェルト、ドライフラワーをあしらってつくられたブローチ(福田直美さん作)

青森ならではのあたたかい毛質

「羊はその土地に合った毛質に育つので、
青森の羊の毛は寒さから体を守るために空気をふくんで弾力があり、
あたたかいんですよ。ムッチリ、ボンな毛質です」と話すのは、
ホームスパン作家で、代表の中川麻子さん。

羊毛の本来の色を生かした中川さんのホームスパン作品・大判ショール。「なるべく染めたくないと思っているので色のついた羊を探しているけどなかなか出会えないの」写真は階上(はしかみ)町のサフォーク。色つきはめずらしい。

羊毛の本来の色を生かした中川さんのホームスパン作品・大判ショール。「なるべく染めたくないと思っているので色のついた羊を探しているけどなかなか出会えないの」写真は階上(はしかみ)町のサフォーク。色つきはめずらしい。

写真左がその全容。

写真左がその全容。

中川さんは、メンバーのホームスパン作家大村知子さんと、
〈aomori wool〉結成前から織物の技術指導や作品発表を行なっていましたが、
当時使用していたのは輸入の羊毛。
「地元の羊の毛をつかいたいな」とぼんやりとは思っていましたが、
まだ青森の羊には出会っていませんでした。

大村さんが実際につかっている織機。以前は着物も織っていたそう。

大村さんが実際につかっている織機。以前は着物も織っていたそう。

今回出品された大村さんのホームスパン作品・大判ショール

今回出品された大村さんのホームスパン作品・大判ショール

〈伊藤佳美の日めくりカレンダー〉 日本全国、みんなの記念日で つくるカレンダー

2020年のカレンダーはもう見つけましたか?
今日は絵描きの伊藤佳美さんの日めくりカレンダーをご紹介します。

これは、伊藤さんが1日ひとりリクエストを受け、
“オーダーメイドの1日”を描いているカレンダー。

オーダーをする方は、結婚記念日や誕生日はもちろん、
宇宙遊泳をする日、タイムマシンで旅をする日など、
架空の1日を描いてもらうこともできます。

たとえばこちらは、長野県諏訪市で〈あゆみ食堂〉を営む
料理家の大塩あゆ美さんがオーダーした1日。

2月3日

「ワイワイ食卓を囲むのが一番幸せ」という大塩さんのために
「みんなでワイワイ食卓を囲む日」を描いています。
なんとも和やかでおいしそう!

こちらのカレンダーは、伊藤さんが2019年にスタートさせたプロジェクト。
口コミで少しずつ人気を集め、2年目となる2020年は全国にお客さんが広がっています。

11月28日、「いい庭の日」のために描かれた1枚。風景は、伊藤さんがもう一度訪ねたいという、アルゼンチンのバリローチェ。

11月28日、「いい庭の日」のために描かれた1枚。風景は、伊藤さんがもう一度訪ねたいという、アルゼンチンのバリローチェ。

ユニークなのは、各地で原画展を行い、
その場で来年のオーダーを承っていること。
今年も北海道のCoco-desse、岩手のCafe & Living UCHIDA、
東京のBUTSU / YOKU STORE、Diginner Gallery Workshop、
長野のRebuilding Center JAPAN、富山のHOUSEHOLDを巡りました。

こちらは、岩手県奥州市にあるCafe & Living UCHIDAでイベントを行ったときの様子。

愛犬を抱いている女性が伊藤さん。愛犬の名は、トロ。カレンダーにも登場しています。

愛犬を抱いている女性が伊藤さん。愛犬の名は、トロ。カレンダーにも登場しています。

愛犬を抱いている女性が伊藤さん。
真ん中のエプロンを掛けている男性は伊藤さんの友人であり、
Rebuilding Center JAPANスタッフの千葉夏生さん。
奥州のご出身で、Cafe & Living UCHIDAのオーナーと友人であったことから、
餃子と麻婆豆腐の店を出すために駆けつけてくれました。

このカレンダーには、現在伊藤さんが暮らす長野の方もたくさん登場します。
こちらは、前述のRebuilding Center JAPANの1日。

9月28日

同店は、長野県諏訪市にある古材と古道具のリサイクルショップ。
家屋や工場の解体や片づけの現場に駆けつけ、
行き場を失ってしまったものたちをレスキュー(引き取り)し、
新たなプロダクトに生まれ変わらせて販売しています。
9月28日は、同店の開店記念日なのだとか。
こんなかたちで記念日が残るなんて素敵ですよね。

富山県氷見市の海辺にあるHOUSEHOLDで行われた展示。

富山県氷見市の海辺にあるHOUSEHOLDで行われた展示。

豊岡市で、 「本と温泉」のアシスタントをする 地域おこし協力隊を募集中! 「本を通じた地域の活性化」とは?

兵庫県豊岡市。県の北東部に位置し、北は日本海、東は京都府に接し、
中央部には母なる川・円山川が悠々と流れ、
海岸部は山陰海岸国立公園、山岳部は氷ノ山後山那岐山国定公園に指定。
多彩な四季を織りなす自然環境に恵まれた地です。
また、日本有数の鞄の産地としても知られ、自然放鳥されたコウノトリが空を舞う。
西日本随一の温泉地・城崎温泉では浴衣で外湯をめぐりを体験……と、
さまざまな特色があるまちなのです。

豊岡のユニークで先進的な試みは以前よりコロカルでも紹介をしていますが、
現在、豊岡は都市像を「小さな世界都市-Local & Global city-」と定め、
豊岡というローカルに深く根ざしながら、世界で輝き「小さくてもいいのだ」という
堂々とした態度のまちをつくるという宣言をしています。

そんな豊岡では、2014年度から地域おこし協力隊の制度を導入し、
これまでに29人の隊員を委嘱。
現在15人の隊員が地域の方と一緒に活動しています。
そして再び「小さな世界都市」の実現に取り組む地域おこし協力隊を18名募集します。

そのなかでもちょっと変わっているのが、「本を通じた地域の活性化」という活動。
募集人数は1名ですが、これがなんともおもしろそう。どんなことをするのかというと、
・NPO「本と温泉」の活動のアシスタント
・既発行本のバイリンガル化のサポート
・文学や本を用いた地域活性化の企画立案から実施
とのこと。

「本と温泉」とは、2013年の志賀直哉来湯100年を機に、
次なる100年の温泉地文学を送り出すべく、
城崎温泉旅館経営研究会が立ち上げた出版レーベル。第3弾まで発売されています。

第1弾 文庫にしてわずか十数ページの小説に、
網羅的な解説を試みた超 “解説編”を合わせた二冊組の、
志賀直哉『城の崎にて』『注釈・城の崎にて』
第2弾 タオル地の表紙に撥水加工の中面の、万城目学による『城崎裁判』
第3弾 松葉がにの形を模した、湊かなえによる『城崎へかえる』

これらの地域限定発売の本を出版し、この冬には第4弾が発表になりますが、
地域おこし協力隊の方はこの次の出版にも携わることになりそうです。

恵文社一乗寺店の〈読香文庫〉 本を“匂いで選ぶ”ってどんな感覚?

香りで本を選ぶという体験を

本を選ぶとき、おそらく私たちはタイトルや装丁、
作家、帯の言葉などを見て決めています。

ところがいま、京都の〈恵文社一乗寺店〉にて“匂いで選ぶ”ブックフェア
〈読香文庫(どっこうぶんこ)〉が開催されており、話題を集めているようなのです。

恵文社一乗寺店

恵文社一乗寺店

そこに並んでいるのは、香りがつけられた真っ白な本、5冊。
そしてシルエットだけの香水。
お客さんは、本を購入して初めてタイトルを知ることができます。

フェア

香りだけで本を選ぶなんて難しくない? と思いますが、お客さんの反響は上々だそう。
フェアは2019年12月1日に始まり、開始後1週間で月間販売目標の70%を達成。
お客さんからは「普段香水をつけないが、本との出会い方としておもしろい」
「良い匂い。香水にも興味を持った」などといった感想が寄せられています。

企画したのは、デザイナーや香水専門店、本屋、編集者、大工、
同店のスタッフが参加するクリエイティブチーム〈混ぜるな危険〉。
香水は京都・東山にある香水専門店〈LE SILLAGE〉の店主が選びました。

ジビエシーズン到来! 長野県内外の約80店舗が参加する 〈信州ジビエフェア〉開催中

近頃、ブームになりつつあるジビエ(野生鳥獣肉)。
脂肪が少なく高タンパクで低カロリーなのに、
鉄分やカルシウムが豊富でクセもなく、
繊細な風味や食べごたえはあるとあって、ファンが急増中です。

なかでも山に囲まれ、古来、鹿肉を食べる文化が受け継がれてきた長野県では、
独自のジビエの認証評価を設定し、
各地で加工施設を整えて〈信州ジビエ〉として
高品質でレベルの高い安全な食材の提供をめざしています。
県内には工夫を凝らしたジビエ料理で人気を集める飲食店が数多くあり、
さらにその人気ぶりから独創的なジビエメニューに挑戦するお店も増加中。
信州はまさに、おいしい〈信州ジビエ〉が楽しめるジビエ天国なんです!

特に現在は狩猟解禁期間中(11月15日から2月15日まで)。
上質な〈信州ジビエ〉が楽しめるファン待望のシーズン到来とあって、
各店で極上のジビエ料理を提供しています。
それとあわせ、毎年恒例の〈信州ジビエフェア〉も開催中!
長野県内外の約80店舗のレストラン、居酒屋、ホテル・旅館などで、
それぞれ自慢の信州ジビエを使ったメニューを提供しており、
山の幸〈信州ジビエ〉を満喫する絶好のチャンスです。

ということで、フェアに参加するエリア別のおすすめ飲食店をピックアップ!

●ピッツェリア カスターニャ
(長野エリア)

ピッツェリア カスターニャ

長野駅から徒歩3分ほどに位置するピッツェリア。
イタリア・ナポリから直輸入したピザ窯で焼き上げるピザをはじめとする
イタリア料理を提供しています。ジビエは信頼のおけるマタギから入荷。
「青首鴨のロースト」や「鹿肉のロースト」「猪のストラコット」といった
季節のジビエ料理(2,200円〜)や「猪肉のラグーを使った自家製ピチ(1,760円)」などの
メニューがそろい、自然からの恵みを大切にしたシンプルな調理法が
素材の旨みをさらに引き立てます。

information


map

ピッツェリア カスターニャ

住所:長野市南石堂町1317

TEL:026-217-0008

営業時間:11:30〜14:00(LO)/17:30〜21:00(LO)(日曜LO20:00)

定休日:月曜

提供期間:通年

https://pizzeria-castagna.hatenablog.jp

●旬菜料理はたの(中野・飯山エリア)

旬菜料理はたの

奥信濃・飯山市の築100年を越える古民家で、
旬の地元素材とジビエを組み合わせた会席料理を古器で提供。
コクと旨みが詰まったジビエの肉はもちろん、
鴨出汁でじっくり煮込んだ、たっぷりの地元野菜もおすすめです。
「天然鴨鍋コース(6,930円/人)」は4人前からの提供で、2日前までの要予約。
3人以下の場合はお問い合わせを。

information

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旬菜料理はたの

住所:飯山市旭644

TEL:0269-67-0393

営業時間:11:30〜14:30(LO13:30)/17:30〜21:30(LO20:00)

提供期間:12月1日〜2月15日

https://kominka-washoku.com

●ブレストンコート ユカワタン
(上田・軽井沢エリア)

ブレストンコート ユカワタン

四季の変化が豊かな軽井沢の森に佇む
〈ホテルブレストンコート〉のメインダイニング。
フレンチの技術をベースに、信州の土地の恵みを生かした素材を使い、
日本人の感性や味覚に応えるフランス料理を提供しています。
この冬のコースは、ジビエ料理を含んだ
全9品の「王様のジビエ25,300円(サービス料別)」。
かつてフランス王侯貴族のための特別料理であった前菜「パテ・ド・ロワ」と、
古典フランス料理の最高峰とされるメインの肉料理「野兎のロワイヤル」など、
贅を尽くした希少なジビエ料理が楽しめます。

information

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ブレストンコート ユカワタン

住所:北佐久郡軽井沢町星野

TEL:050-5282-2267

営業時間:17:30〜(宿泊者以外も利用可)

定休日:1月14日~2月29日は不定休

提供期間:12月27日〜1月13日

http://yukawatan.blestoncourt.com

●農園カフェ ラビット
(大町・白馬エリア)

農園カフェ ラビット

北アルプスを望む標高900メートルの中山高原で、
自家製無農薬野菜を使用した地元産ジビエ料理が楽しめるカフェ。
地元の野生鳥獣処理加工施設「美麻ジビエ工房」の関係者でもある店主は、
化学調味料を一切使わず、素材の味を大切にした料理を提供しています。
「信州ジビエのカレークリームドリア(1,500円)」は
ピリッとしたカレー味が食欲をそそる一品。ボリュームのある鹿肉料理です。

information

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農園カフェ ラビット

住所:大町市大町8295−48 中山高原

TEL:0261-85-2120

営業時間:11:00〜15:00(4月1日〜11月30日)

定休日:火曜

提供期間:11月15日〜11月30日

https://cafe-rabbit.com

〈腑〉長田佳子・塩川いづみ・ 水島七恵が 「継ぐ」をテーマに ワークショップを開催

食べる、描く、編む3人によるワークショップ

2020年2月1日(土)・2日(日)、東京・御茶ノ水にあるTOKAS本郷にて
〈腑(はらわた)〉によるワークショップが開催されます。

腑は、菓子研究家の長田佳子さんとイラストレーターの塩川いづみさん、
編集者の水島七恵さんによるプロジェクト。
2017年にスタートし、ワークショップや展示などを通して
心と体の同時性を探求してきました。

イラスト:塩川いづみ デザイン:横山道雄(KUMA)

イラスト:塩川いづみ デザイン:横山道雄(KUMA)

左から、ワークショップ〈息を継ぐ〉ゲストのUtotoさん、イラストレーターの塩川いづみさん、菓子研究家の長田佳子さん、編集者の水島七恵さん。

左から、ワークショップ〈息を継ぐ〉ゲストのUtotoさん、イラストレーターの塩川いづみさん、菓子研究家の長田佳子さん、編集者の水島七恵さん。

記念すべき1回目のワークショップは水島さんにレポートしていただいたので、
記憶に残っている方もいるのではないでしょうか。

こちらは、2019年11月に葉山の〈Hayama Guesthouse〉で
行われたワークショップ〈息を継ぐ〉の様子です。

葉山ワークショップの様子1

葉山ワークショップの様子2

葉山ワークショップの様子3

今回のイベントは、〈トーキョーアーツアンドスペース(TOKAS)〉による、
あらゆる表現が集まるプラットフォーム〈OPEN SITE〉の教育普及プログラムとして開催。
「継ぐ」をテーマに、マーブリング(墨流し)のワークショップとトークを行います。

トーキョーアーツアンドスペース本郷は、1928年に建てられ、
職業訓練校、教育庁庁舎等として使用されていた歴史ある建物。
3人はこの建物と立地から「水」を想起させられたといいます。

『BEAMS EYE ON』 BEAMSが独自の目線で キュレーションした ローカルガイドブックを無料配布中!

BEAMSスタッフ一押しの高感度なローカル情報が満載!

全国各地のBEAMSスタッフだからこそ知る、
その土地にしか存在しない文化、そこでしか手に入らないもの、
現地の人が足繁く通うローカル店……。

トレンドに敏感で感度の高い彼らだからこそ、
心をグッと掴むローカル情報を熟知しているのは間違いない。
そんな狙いでまとめられたかのごとく誕生したのが、
全国のBEAMSスタッフがキュレーションしたシティガイド『BEAMS EYE ON』です。

新宿、静岡、大阪、神戸、広島、福岡、松山、長崎、熊本、
それぞれの都市をフィーチャーした第一弾を今年の7月にリリースし
人気を博した本シリーズですが、現在、第二弾となる
札幌、京都、大阪、仙台、金沢、名古屋の計6都市分が、
新宿の〈ビームス ジャパン〉などで無料配布されています。

実はソーシャルグッドな試み! 畑で採れた素材の味を直に味わえる アイスのお店〈AOBA〉

左・〈美咲ブルーファーム寒竹〉のブルーベリーのアイス。右・〈BriGarden〉の大実金柑のアイス。

地域の素材とアイスブレンダー〈BJ〉でつくる〈AOBA〉のアイス

岡山県はおいしい果物や野菜の一大産地。
旬の素材は採れたてで新鮮なときに食べるに限ります。
そんな、一番おいしいシーズンに採れた果物や野菜を
フレッシュな状態で「冷凍」してアイスにするお店〈AOBA〉が、
岡山市にオープンしました。

岡山後楽園の南側、旭川沿いにある店舗。

岡山後楽園の南側、旭川沿いにある店舗。

〈AOBA〉では、農家さんから直接仕入れた果物や野菜をそのまま冷凍したあと、
オリジナルアイスと混ぜ合わせることにより
畑で採れた素材の味を直に味わえるアイスに仕上げています。

2018年にグッドデザイン賞を受賞した〈BJ〉。ボディに使われるあたたかみのある木は、岡山県西粟倉村の木材メーカー〈木薫(もっくん)〉でつくられたもの。

2018年にグッドデザイン賞を受賞した〈BJ〉。ボディに使われるあたたかみのある木は、岡山県西粟倉村の木材メーカー〈木薫(もっくん)〉でつくられたもの。

その味わいをつくり出しているのが、耕運機と同じパワーを持ち、
冷凍した素材を瞬時に粉砕するアイスブレンダー〈BJ〉。
アイスの上部では繊細でクリーミーなジェラートが、
下部では力強くクラッシュされた素材のゴロゴロ食感が残る
フローズンフルーツが楽しめます。

「風景印」とは? どうやったらもらえるの? 日本全国のご当地スタンプが面白い!

ご近所にもあるかも? 個性あふれる風景印

郵便局に風景印(ふうけいいん)という消印があるのをご存知ですか?

消印といえば、あの切手の隅に押される、局名と年月日が記された判子。
風景印には、さらにその地域の名所やゆかりのある存在、特産物などが描かれているんです。

そんなのあったっけ、と思った方もいらっしゃるかもしれません。
じつは風景印は、ポストに投函するだけでは押されず、
郵便局の窓口で依頼する必要がある消印なのです。

現在は全国の半数近くの郵便局に配備されているとのこと。
これを利用しないなんて、もったいないと思いませんか?

風景印には全国さまざまなデザインが

青森県・三戸郵便局 意匠図案:「写生するねこ」馬場のぼる作『11ぴきのねことぶた』から。

青森県・三戸郵便局 意匠図案:「写生するねこ」馬場のぼる作『11ぴきのねことぶた』から。

こちらは、青森県三戸郡三戸町にある「三戸郵便局」の風景印。
ご存知、馬場のぼるさんの絵本「11ぴきのねこ」シリーズに
登場する猫が描かれています。なんともかわいらしい!

三戸町は、馬場のぼるさんのふるさと。
地元の商店街や三戸町では、“11ぴきのねこのまち”として、
まちづくりに取り組んでいるのだとか。
町内には記念館〈ほのぼの館 馬場のぼるの部屋〉があり、
商店街や郵便局でも、猫の絵や像と出会うことができます。

こちらは、今年話題になったラグビーの選手が描かれた風景印。

大阪府・東大阪花園郵便局 意匠図案:東大阪市花園ラグビー場、ラグビー選手、桜の花。

大阪府・東大阪花園郵便局 意匠図案:東大阪市花園ラグビー場、ラグビー選手、桜の花。

生駒山の麓にある東大阪市花園ラグビー場を背景に、
地名「花園」のいわれである桜の花と
聖地花園で激闘を繰り広げる選手たちが描れています。
大阪府東大阪市にある東大阪花園郵便局で押してもらえます。

民芸品を風景印にしている郵便局もあります。
長野県下水内郡栄村にある平滝郵便局の風景印には、「猫つぐら」が。

長野県・平滝郵便局 意匠図案:苗場山、野々海池、ブナ林、日本最高積雪量の標柱、猫つぐら 図案作成者名:小林 豊(平滝郵便局 局長)。

長野県・平滝郵便局 意匠図案:苗場山、野々海池、ブナ林、日本最高積雪量の標柱、猫つぐら 図案作成者名:小林 豊(平滝郵便局 局長)。

縁起のいい絵を添えるなら、愛知県名古屋市北区にある
名古屋福徳郵便局の風景印はいかがでしょう?

愛知県・名古屋福徳郵便局 意匠図案:丸型ポスト、七福神。

愛知県・名古屋福徳郵便局 意匠図案:丸型ポスト、七福神。

七福神をのせた、縁起の良いポストが描かれています。
なんとこの郵便局の前にあるポストには、
本当に常滑焼でつくられた七福神があしらわれているそう。
「福徳郵便局」という名前も縁起がいいですね。

特撮映像作品のヒーローを描いたものもあります。
こちらは何ともインパクトある「ウルトラマン」の風景印。

福島県・須賀川郵便局 意匠図案:ウルトラマン、牡丹 図案作成者名:株式会社円谷プロダクション(C)円谷プロ

福島県・須賀川郵便局 意匠図案:ウルトラマン、牡丹 図案作成者名:株式会社円谷プロダクション(C)円谷プロ

円谷プロダクションの創設者、円谷英二監督の出身地である須賀川市が、
ウルトラマンの故郷である「M78星雲 光の国」と姉妹都市になったことを記念して、
「ウルトラマン」と須賀川市の花「牡丹」を描いています。

webサイト『低空飛行』が美しい! 原研哉さんが 日本のよりすぐりスポットを紹介

写真や動画、文章も原さんが手がける

グラフィックデザイナーの原研哉さんが、
「こんな日本はいかがですか」と日本国内の
よりすぐりのスポットを紹介するwebサイト『低空飛行』を立ち上げました。

webサイトの名前となっている「低空飛行」は、
地上の景色をつぶさに眺められるような低い高度での飛行のこと。
日本の深部あるいは細部をくまなく見てまわる旅をイメージし、
そのように名付けたといいます。

サイトには原さんがセレクトした日本各地のスポットが
自身が手がけた動画、写真、文章とともに紹介。
そのほか観光にまつわるエッセイも掲載されています。

ちなみに現在までに公開されているスポットはこちら。
どれでも日本の奥深さを感じる美しいところばかりです。

・北海道 釧路湿原 塘路湖と釧路川

・北海道 倶知安町 坐忘林

・秋田県 乳頭温泉 鶴の湯

・石川県 能登 さか本

・石川県 山代温泉 べにや無何有

・栃木県 那須 アートビオトープ 水庭

・群馬県 みなかみ町 法師温泉

・神奈川県 湯河原 石葉

・神奈川県 小田原 江之浦測候所

・長野県 修善寺 あさば

・長野県 小布施 枡一客殿

・三重県 志摩 アマネム

・和歌山県 椿温泉 海椿葉山

・奈良県 吉野町 吉野杉の家

・瀬戸内海 客船旅館 ガンツウ

・鹿児島県 妙見温泉 雅叙苑

・鹿児島県 霧島連峰 テンクウ

二戸で見つけた「ほんもの素材」。 〈いわて短角和牛〉と〈南部美人〉、 “国産”漆を育むテロワールとは?

学びある二戸の旅を提案。〈ほんものにっぽんにのへ〉が始動!

〈二戸〉と書いて〈にのへ〉。
東京から東北新幹線で約2時間35分。
青森県・八戸からは、いわて銀河鉄道で約37分と、
青森県と接する岩手県最北端に位置する市の名前です。

聞き馴染みのない土地ですが、
二戸には、実は「ほんもののにっぽん」がある。
東端に〈折爪岳〉、西端に〈稲庭岳〉を有し、
その伏流水や、雪深い気候を生かした「ほんもの素材」が数多く育まれています。

学びある二戸の旅を提案するプロジェクト
〈ほんものにっぽんにのへ〉がスタートしました!

岩手生まれの短角和牛

〈稲庭岳〉のすそ野に広がる〈稲庭高原〉では、
雄大な土地に赤茶色の短角和牛の姿を見ることができます。

稲庭高原はツーリングコースにもなっていて、柵の外から牧野を自由に見ることができます。

稲庭高原はツーリングコースにもなっていて、柵の外から牧野を自由に見ることができます。

短角和牛は、日本固有の肉用専用種「和牛」として認定された
岩手生まれの食肉牛。
岩手県がまだ南部藩だったころ、
物資輸送に使われていた在来の〈南部牛〉と
ショートホーン種を掛け合わせ、品種改良を重ねて今に至ります。

二戸の気候に適した〈夏山冬里〉が生んだ肉質

短角和牛が放牧されるのは5月から10月の夏場だけ。
夏、穀物や葉タバコ栽培で忙しい農家にとって、
山への放牧は手離れがよく、
雪に閉ざされ農作業ができない冬場に里の牛舎で牛を育てる方式は、
「夏山冬里」と呼ばれ、負担なく営みを続けられる知恵でした。

浄法寺町牧野組合連合会の会長・斉藤さん。夏は葉タバコの生産や、牛の餌となる採草を行い、冬は牛舎で牛を育てます。二戸では、牧野組合連合会に委託して種牛や採草の管理・販売を行ってもらうなど、畜産支援が盛ん。

浄法寺町牧野組合連合会の会長・斉藤さん。夏は葉タバコの生産や、牛の餌となる採草を行い、冬は牛舎で牛を育てます。二戸では、牧野組合連合会に委託して種牛や採草の管理・販売を行ってもらうなど、畜産支援が盛ん。

牛は牧野で自然交配し、
子牛は自然栽培の牧草と母牛の乳だけで育ちます。
運搬につかわれていた筋肉質な南部牛のDNAや、冷涼な気候なため、
放熱しないよう脂肪が外につくこと、
広大な牧野で適度な運動ができることなどから、
健康的で、脂が少ない赤身主体の肉質が育まれます。
科学的にも黒毛和牛に比べてうま味成分の
グルタミン酸やアミノ酸が多いことが証明されているそう。

シェフの寺脇さんにより炭火で焼き上げられた短角和牛。あっさりとして重くなく、噛めば噛むほど肉のうま味を感じられます。

シェフの寺脇さんにより炭火で焼き上げられた短角和牛。あっさりとして重くなく、噛めば噛むほど肉のうま味を感じられます。

〈ほんものにっぽんにのへ〉プロジェクトが企画した旅のひとつ〈肉と酒のにのへ〉で、
二戸の食材を調理し紹介するアテンダーのひとりとして参加した
〈Globe Caravan〉の寺脇加恵さんは、
「牛がどこの餌を食べているかで安全性が決まるので、
今後日本の食は、意識がそこへ向かっていくと思う」と話します。
肉の等級は霜降り度合いで決まるのが現状。
「市場に迎合しないで、市が生産者と連携して
きちんとした生育環境を維持・保護しているのはすごいこと」と話します。

斉藤さんから育て方や飼料について話をうかがう寺脇さん。どう育成しているかを知ることは、私たち消費者にとっても、安心な食選びと、大切に育てられた命をいただく感謝を忘れない一歩。

斉藤さんから育て方や飼料について話をうかがう寺脇さん。どう育成しているかを知ることは、私たち消費者にとっても、安心な食選びと、大切に育てられた命をいただく感謝を忘れない一歩。

健康や食の安全を意識する傾向のなか注目される短角和牛は、
二戸の風土が育んだ「ほんもの素材」のひとつ。
二戸市内では〈Restaurant Bonheur〉や〈短角亭〉で味わうことができます。

〈茶寮原宿〉料理家・yoyo.さんの 人気フードイベントが 一夜限りの復活!

おしゃれで独創的なyoyo.さんのヴィーガン料理

新潟市沼垂地区でセンス溢れるヴィーガン料理を提供しているカフェ〈mountain△grocery〉。
こちらを手がけているのが、料理家で〈VEGEしょくどう〉主宰のyoyo.さんです。

yoyo.さんは南インドをひとり旅した際に出会った菜食文化に感銘を受け、
都内各所で店舗を持たない定食屋〈VEGEしょくどう〉をスタート。

「たべることはいきること。おいしいやさいはみんなのいのちをつなぐ」
をテーマに、オリジナリティ溢れるヴィーガン料理で一躍人気に。
※過去の記録はこちらをどうぞ。

アート、カルチャー系イベントへの出店やオリジナルレシピも考案するなど、
ヴィーガン料理を通し、インディペンデントでさまざまな活動を行っています。

2016年からは新潟県内の里山に移住し、
お米を作ったり、ビーガンカフェ〈mountain△grocery〉をオープンさせました。

そんなyoyo.さんですが、
過去何度も料理を振舞った場所である原宿のイベントスペース・VACANTに
12月11日(水)、一日限定で〈VEGEしょくどう〉を復活。
12月末に閉館を迎えるVACANTのクロージングイベントとして帰ってきます。

スタートアップと 〈笠原餅店〉が手がけた 究極のお餅ブランド 〈THE OMOCHI〉が気になる!

素材、製法……おいしい餅を探求した至極のお餅ブランド

宮城県大和町にあるお餅メーカー〈笠原餅店〉。

世に販売されているお餅の大半が、
餅米を炊く際にガスを使ってつくられているなか、〈笠原餅店〉のお餅は、
昔ながらの釜と薪でもち米を蒸すという方法でつくられています。
そうすることで、とろみのあるするっとした喉越しになり、
格段においしいお餅ができあがるのだそう。

お餅が並んでいる様子

そんな〈笠原餅店〉が、
シェフ、マーケター、科学者のチームで食の生産者のリブランディングを行う
〈dot science株式会社〉と共に、
〈THE OMOCHI〉という食のブランドをこの秋にスタート。

オリーブオイルと塩

オリーブオイルと塩でいただくお餅。

この〈THE OMOCHI〉は、
日本に古くから伝わる伝統食「餅」をアップデートすることを目的としており、
"釜戸と薪火”で蒸した餅米から究極のお餅づくりに挑戦する、
クラフツマンシップにとんだブランドを目指しているのだそうです。

目標は、おいしい餅づくりを次代に継承すること。
職人技に価値をつけ、職人が持続する価格で、
本当においしい餅を届けることがミッションとのこと。
とても未来あるプロジェクトですね。

そんな〈THE OMOCHI〉が手がけたお餅は、
厳選された素材を使い、繊細な火入れ、そして感覚を研ぎ澄ませた蒸かしを経て、
普通のお餅とは思えない、豊かな味わいが口いっぱいに広がります。
一番古く手間もかかる方法でつくられていますが、
これがお餅のおいしさを一番よく引き出し、唯一無二のお餅に昇華させるのだそう。

『しんじゅのこ』 〈KIGI〉渡邉良重が新作絵本を発表! 本物のびわ湖真珠を封入した限定版も

びわ湖真珠と出会って生まれた、時間の尊さを伝えるストーリー

〈KIGI〉のアートディレクターであり、
名作絵本『ブローチ』の作者でもある渡邉良重さんが
小説家の福永信さんとともに新作絵本『しんじゅのこ』を手がけました。

「真珠は、生きている」

そんなメッセージをたずさえたこの一冊は、
渡邉さんと「びわ湖真珠」の出会いから生まれました。

『しんじゅのこ』絵・ブックデザイン:渡邉良重 言葉:福永信 定価:本体1800円(税抜)ISBN:978-4-89815-512-7

『しんじゅのこ』絵・ブックデザイン:渡邉良重 言葉:福永信 定価:本体1800円(税抜)ISBN:978-4-89815-512-7

『しんじゅのこ』

シンプルで優しい絵、くりかえされる「問い」と
「答え」の心地よいリズムにのせて、時間の尊さを伝えます。
また絵本には解説冊子「びわ湖真珠ができるまで」もセットに。
さらに今回は、絵本と、本物の真珠ひとつぶを
パッケージした限定版も発売されます。
箔押しのオリジナルケースは、断面まで白さにこだわった上品な輝き。

『しんじゅのこ(限定版)』絵・デザイン:渡邉良重 言葉:福永信 定価:本体3800円(税抜)ISBN:978-4-89815-513-4

『しんじゅのこ(限定版)』絵・デザイン:渡邉良重 言葉:福永信 定価:本体3800円(税抜)ISBN:978-4-89815-513-4

『しんじゅのこ(限定版)』

2019年11月28日(木)より、この絵本の発売を記念し、
東京・白金のOFS galleryにて、刊行記念展を開催。
「しんじゅのこ」の紹介に加え、
これまでに渡邉さんが手がけた絵本の原画が展示されます。

〈えんなり和菓市〉 ふだんの暮らしに、和菓子をひとつ。 新宿ルミネゼロに26ブランドが集合!

コーヒーでも、お酒でも。新しい和菓子の楽しみ方

2019年12月7日(土)・8日(日)、新宿の〈ルミネゼロ〉にて
第2回〈えんなり和菓市〉が開催されます。

これは、〈ニュウマン新宿〉2階にある
和菓子のセレクトショップ〈えんなり〉による和菓子の祭典。
えんなりがセレクトした全26ブランドが
〈ルミネゼロ〉(ニュウマン新宿5階)に集まります。

展示企画〈和菓子の楽しみ方〉より、イラストレーター、河井いづみさんの暮らしのワンシーン。

展示企画〈和菓子の楽しみ方〉より、イラストレーター、河井いづみさんの暮らしのワンシーン。

2回目を迎える今年は、「ふだんの暮らしに、和菓子をひとつ」をテーマに、
お茶やお酒、コーヒー、そして、器や紙ものなどとのペアリングを提案。
和菓子の楽しみ方を学べるワークショップも開催されます。

コーヒーと和菓子のペアリング。

コーヒーと和菓子のペアリング。

2018年に開催された〈えんなり和菓市〉の様子。

2018年に開催された〈えんなり和菓市〉の様子。

見どころは、ペアリングする飲み物別に和菓子が並ぶ出店ブースエリア。
和菓子のほか、飲み物や器、紙ものブランドも勢揃い。

たとえばコーヒーとペアリングする和菓子ブランドは、
〈柿の専門いしい〉(奈良県)〈タケノとおはぎ〉(東京都)、
〈茶菓工房たろう〉(石川県)、〈菓游茜庵〉(徳島県) など。

〈柿の専門いしい〉日本で唯一の柿の専門店。さまざまな柿のお菓子を製造販売している。

〈柿の専門いしい〉日本で唯一の柿の専門店。さまざまな柿のお菓子を製造販売している。

〈茶菓工房たろう〉茶道の文化が根付く和菓子の街・金沢で、2005年に創業。職人の技術を大切にしながら、チョコレートやナッツなど洋の素材も取り入れている。

〈茶菓工房たろう〉茶道の文化が根付く和菓子の街・金沢で、2005年に創業。職人の技術を大切にしながら、チョコレートやナッツなど洋の素材も取り入れている。

お茶とペアリングする和菓子ブランドは、
〈まほろ堂蒼月〉(東京都)、〈田中屋せんべい総本家〉(岐阜県)、
〈とこなつ本舗 大野屋〉(富山県)などなど。

〈とこなつ本舗 大野屋〉1838年より、富山県高岡市の伝統的建造物群保存地区に指定されている通称「山町筋」で菓子屋を営み続ける老舗。

〈とこなつ本舗 大野屋〉1838年より、富山県高岡市の伝統的建造物群保存地区に指定されている通称「山町筋」で菓子屋を営み続ける老舗。

ユニークなのは、お酒と和菓子のペアリング。

左から〈東京 世田谷 升本屋〉、〈乃し梅本舗佐藤屋〉のお菓子。

左から〈東京 世田谷 升本屋〉、〈乃し梅本舗佐藤屋〉のお菓子。

こちらのコーナーには、〈五勝手屋本舗〉(北海道)や
〈御菓子つちや〉(岐阜県)、〈サムライ煎餅〉(北海道) などが並びます。

〈五勝手屋本舗〉南部藩の杣人、五勝手組が初めて蝦夷地で実らせた豆をもとに菓子を作り始めたのが由来。

〈五勝手屋本舗〉南部藩の杣人、五勝手組が初めて蝦夷地で実らせた豆をもとに菓子をつくり始めたのが由来。

和菓子とお酒のペアリングとはちょっと意外ですが、
190余年にわたり、銘菓〈乃し梅〉をつくり続けてきた老舗
〈乃し梅本舗佐藤屋〉(山形県)では、
「和菓子をちょっと自由に」をモットーに、以前から
お酒と和菓子のペアリングを提案してきたのだとか。

和菓子を引き立てる、器・紙もの、飲み物ブランドのコーナーにも、
オリジナリティ溢れるブランドが集まっています。

〈MARKUS〉東京の吉祥寺にある暮らしの道具の店。民藝にまつわる物や伝統工芸・地場産業の品、郷土食品まで揃う。

〈MARKUS〉東京の吉祥寺にある暮らしの道具の店。民藝にまつわる物や伝統工芸・地場産業の品、郷土食品まで揃う。

「肩書きが“デザイナー”ではない人 にこそ読んでほしい」 〈澁谷デザイン事務所〉の 10年をふり返る 『秋田デ、~秋田で、 デザインするということ~』

澁谷さんが教えてくれた「秋田で、デザインするということ」

こちらまで顔がくしゃくしゃになってしまうほどの笑顔で迎えてくれたのは、
書籍『秋田デ、~秋田で、デザインをするということ~』を出版した、
澁谷和之さん。

お父様を亡くした2009年から、「東京で、デザインすること」を辞め、
生まれ故郷の秋田県美郷町で〈澁谷デザイン事務所〉を営んでいます。

書籍が先行販売された連動企画展の会場で、手がけたデザインへの思いを、ひとつひとつ丁寧に教えてくれた澁谷さん。

書籍が先行販売された連動企画展の会場で、手がけたデザインへの思いを、ひとつひとつ丁寧に教えてくれた澁谷さん。

独立してから10年、パッケージやロゴマークをデザインする
「いわゆるデザイン」だけではないデザインに、
秋田という地で向き合い、走り続けてきました。

「デザイナーってなんだろうって考えるんです。
絵がうまいとか、パソコンが得意とかそういうことではなくて。
デザインは特定の人ではなく、みんなが持つべき思考だと思っているので」

「この本は、肩書きが“デザイナー”ではない人にこそ読んでほしい1冊」
と話す澁谷さんに、その思いをうかがいました。

かっこつけない、本当のデザイン

ページをめくって目に飛び込んでくるのは、
いわゆるデザインされた商品ばかりではなく、人、人、人。
それも皆、「いい顔」をしています。

秋田市のコーヒー店〈08COFFEE〉との物語

秋田市のコーヒー店〈08COFFEE〉との物語

書籍には、依頼されたロゴマークを「つくらない」ところから始まる、
コーヒー屋さんと、毎月“ラブレター”をやりとりするかのように
気にかけ合う関係のなかで築き上げてきたブランドデザインや、
屋号やロゴマークのデザインをお手伝いしていた農家さんの、
仲人までしてしまった「結婚というデザイン」など、
「いわゆるデザイン」の枠を超えて、秋田で暮らす人が抱える本当の問題を掘り起こし、
一緒に考え、寄り添ってきた物語がちりばめられています。

〈結婚というデザイン〉の物語

〈結婚というデザイン〉の物語

読み終えて感じたことは、澁谷さんの前ではみんなかっこつけずに、
素直になっているということ。

そこで思い浮かぶのは、ものづくりのみならず、
家族や農業など、澁谷さんの日常が綴られるブログ『泣いた“なまはげ”の天気読み』。

「デザイン会社は実績をかっこよく並べたホームページを持っているのが
一般的だと思うんですけど、あまり人が見えないなと思っていて。
僕はこういう人間なので(笑)、その部分だけは素直でいたい。
ブログを読んで僕のことを感じてもらって、デザインを相談してくれるのが健全で、
このかたちが密に人とつながれると思うんです」

たくさんの「いい顔」は、さらけ出して一緒に悩んで、
モヤモヤとした問題を解決した晴れやかな笑顔なのかもしれません。

「老いと演劇」OiBokkeShiが 新作『認知の巨匠』を岡山で公演。 認知症の人が見ている世界を 一緒に楽しむ

7作目となる最新作は、『認知の巨匠』

「老いと演劇」OiBokkeShi(オイ・ボッケ・シ)が、
11月23日(土)・24日(日)、岡山県和気町の〈ENTER WAKE〉で
待望の新作『認知の巨匠』を公演します。

主宰の菅原直樹さん(撮影:草加和輝)

主宰の菅原直樹さん(撮影:草加和輝)

OiBokkeShiは、「老人介護の現場に演劇の知恵を、
演劇の現場に老人介護の深みを」という理念のもと、
2014年に岡山県和気町で設立された演劇プロジェクト。
徘徊演劇『よみちにひはくれない』などの活動が評価され、主宰の菅原直樹さんは、
平成30年度文化庁「芸術選奨文部科学大臣新人賞(芸術振興部門)」を受賞しました。

新作『認知の巨匠』の見どころとは

岡田忠雄さん(撮影:黑田菜月)

岡田忠雄さん(撮影:黑田菜月)

7回目となる今回は、認知症をテーマに、
93歳の狂気の道連れとなった周りの人々の「その場しのぎ」を
コミカルでありながらもあたたかに描きました。
OiBokkeShiの看板俳優であり、
今年でなんと93歳になる岡田忠雄さんの魅力を、
実力派の共演者たちが最大限に引き出します。

過去公演『BPSD:ぼくのパパはサムライだから』

過去公演『BPSD:ぼくのパパはサムライだから』

「岡田さんとは、88歳の時に出会ってからこれまで7本の芝居を作ってきましたが、
今回の作品が1番岡田さんらしさが出ていると思います。
岡田さんは舞台に出ずっぱりで、せりふ量も膨大。
芝居をつくり始めた当初は、年を重ねるごとに
演技の負荷を軽くしようと考えていたのですが、
実際は逆になってしまいました」と主宰の菅原さん。

創作の過程を公開しお客さんと作品を共有する
「ワーク・イン・プログレス」という手法で時間をかけて創作することにより、
この5年間の集大成ともいえる作品を目指しています。

過去公演『ポータブルトイレットシアター』(撮影:南方幹)

過去公演『ポータブルトイレットシアター』(撮影:南方幹)

認知症の人の介護をする側として大切なことを伺うと、
「過去のその人の姿にとらわれるのではなく、
今のありのままの姿を受け入れること。また、介護をされる側に立つと、
人は主体性を奪われる傾向にあります。その人の主体性を引き出す工夫や、
その人がやろうと思ったことを共に楽しむ視点が大切です」と菅原さん。

介護する人も、される人も、今この瞬間を楽しむことが大切。
演劇を通して、お互いを尊重しあえる関係性のヒントを探してみませんか。

information

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OiBokkeShi 
オイ・ボッケ・シ

作品名:認知の巨匠

日時:11月23日(土・祝)17:00〜/11月24日(日)14:00〜

会場:岡山県和気郡和気町福富607-3 ENTER WAKE 3階 ENTER WAKE BASE

料金:一般 2,500円/20歳以下 1,000円

インターネット予約:OiBokkeShi

問い合わせ:「老いと演劇」OiBokkeShi

メールアドレス:問い合わせ

WEB:OiBokkeShi

連絡事項

・チケット料金は当日受付にてお支払いください。

・20歳以下の方は公演当日、受付にて年齢が確認できるもののご提示をお願いいたします。

・会場はJ R山陽本線「和気駅」北口前にあります

・お車でお越しの際は和気駅南駐車場(「和気駅」南口前)をご利用ください。