news
posted:2019.12.19 from:東京都文京区 genre:ものづくり
〈 コロカルニュース&この企画は… 〉
全国各地の時事ネタから面白情報まで。
コロカルならではの切り口でお届けする速報ニュースです。
writer profile
Yu Miyakoshi
宮越裕生
みやこし・ゆう●神奈川県出身。大学で絵を学んだ後、ギャラリーや事務の仕事をへて2011年よりライターに。アートや旅、食などについて書いています。音楽好きだけど音痴。リリカルに生きるべく精進するまいにちです。
credit
撮影:高野ユリカ
2020年2月1日(土)・2日(日)、東京・御茶ノ水にあるTOKAS本郷にて
〈腑(はらわた)〉によるワークショップが開催されます。
腑は、菓子研究家の長田佳子さんとイラストレーターの塩川いづみさん、
編集者の水島七恵さんによるプロジェクト。
2017年にスタートし、ワークショップや展示などを通して
心と体の同時性を探求してきました。
記念すべき1回目のワークショップは水島さんにレポートしていただいたので、
記憶に残っている方もいるのではないでしょうか。
こちらは、2019年11月に葉山の〈Hayama Guesthouse〉で
行われたワークショップ〈息を継ぐ〉の様子です。
今回のイベントは、〈トーキョーアーツアンドスペース(TOKAS)〉による、
あらゆる表現が集まるプラットフォーム〈OPEN SITE〉の教育普及プログラムとして開催。
「継ぐ」をテーマに、マーブリング(墨流し)のワークショップとトークを行います。
トーキョーアーツアンドスペース本郷は、1928年に建てられ、
職業訓練校、教育庁庁舎等として使用されていた歴史ある建物。
3人はこの建物と立地から「水」を想起させられたといいます。
Page 2
会場の下見のためにTOKAS本郷を訪れた3人。
建物1階の床に目を惹かれて下を見ると、焼かれた貝が埋まっていました。
日本を代表する左官職人さんが手がけたその床は
「海山たたき」と呼ばれているそうで、
なんともいえない味わいを醸し出していました。
また、最寄駅は御茶ノ水駅と水道橋駅。
近くには江戸時代に飲み水を供給する上水として
重要な役割を担っていた神田川が流れていました。
そこで想起させられたのが「水」というエレメント。
その昔、「アポロ17」の宇宙飛行士によって初めて撮影された地球は、
宇宙に浮かぶ青いビー玉のように見えることから「ザ・ブルー・マーブル」と呼ばれましたが、
その名の通り、地球表面積の約7割は水。また、人体の約7割も水で構成されています。
今回のワークショップでは、その水をマーブリング(墨流し)によって可視化。
同時に食を通じて体内の水の気配を捉えるワークショップを行い、
長田さんが作ったお菓子もいただけます。
さらにワークショップの1日目、2月1日(土)は
JAXA 第一宇宙技術部門地球観測研究センター研究開発員の
山地萌果さんと腑によるトーク、2日目は腑の3人によるトークも開催。
さらにワークショップの後は、制作した作品の展示も行われます。
申込締切は、12月23日まで。詳細はこちらから!
information
腑「継ぐ」
ワークショップ:2020年2月1日(土)、2日(日)13:00〜16:00
展示:2020年2月4日(火)〜9日(日)11:00〜19:00
会場:トーキョーアーツアンドスペース本郷
住所:東京都文京区本郷2-4-16
アクセス:御茶ノ水駅、水道橋駅、本郷三丁目駅、各駅より徒歩7分
申込締切:2019年12月23日(月) ※応募多数の場合は抽選
参加料:無料
主催:公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都現代美術館 トーキョーアーツアンドスペース
https://www.instagram.com/harawata2018/
https://www.tokyoartsandspace.jp/archive/exhibition/2019/20191123-6879.html
https://www.facebook.com/Tokyo-Arts-and-Space--219414598078624/
Feature 特集記事&おすすめ記事