Product Name: 2016/CK As if Product type: Set of bowls and platters Designer: Kueng Caputo
Brand/Manufacturer: 2016/ / 2016 Corporation Material: Porcelain, sprayed pigment Made in: Arita, Saga Prefecture
スイスデザインのイノベーションが
日本の職人技の卓越性と伝統と出会ったなら?
2019年10月、東京・原宿のB-SIDEにて、
この問いに答え、スイスデザインを紹介する
展覧会〈スイスデザイン/メイド・イン・ジャパン〉が開催されました。

Photo:Kenta Hasegawa
東京2020に向けたスイス大使館のキャンペーン
〈スイスへのとびら〉のひとつとして開催された本展。
会場に並んでいたのは、デザインも質感も目に新しい、生活の道具たち。
キュレーションしたのは、デザインディレクターのダヴィッド・グレットリさん。
すべてスイス人デザイナーがデザインを、
日本の企業・メーカー・製造業者が製作を手がけたものです。

〈スイスデザイン/メイド・イン・ジャパン〉展のアートディレクター/キュレーター、ダヴィッド・グレットリ(Glaettli Design Direction Ltd.)。ミラノとローザンヌ(ECAL)でインダストリアルデザインを学び、現在は日本を拠点に〈カリモクニュースタンダード〉〈スミダ コンテンポラリー〉のクリエイティブディレクションなどを手がける。Photo:Kenta Hasegawa
1階では、木製家具の〈カリモクニュースタンダード〉や
有田焼のブランド〈2016/ 〉などのアイテムを紹介。

1階の展示風景。Photo:Kenta Hasegawa
これらのアイテムは、スイスのデザイナーたちが
日本の職人技や伝統へ寄せる、深い関心から生まれたもの。
たとえば〈2016/CK As if〉は、デザイナーデュオ〈クーン・カプート〉が
有田の職人技を最大限に生かしたプロダクトシリーズ。

サラ・クーンとロヴィス・カプートによるデザイナーデュオ〈クーン・カプート〉が有田焼の工房を訪れた時の様子。Photo:Anneke Hymmen
鋳込み成形によって実現した幾何学的な形態が、何とも斬新。
繊細なグラデーションは特殊な吹き付け技術を用い、職人の手で仕上げています。

〈2016/CK As if〉展示風景。〈2016/〉は有田焼創業400周年を記念して立ち上げられたブランド。16社の有田の商社・窯元と16組の国際的なデザイナーの才能を結集する。Photo:Kenta Hasegawa
〈スミダ コンテンポラリー〉は、墨田区がグレットリさんを
ディレクターに招き、2017年にスタートさせたプロジェクト。
スイス人であるグレットリさんの視点でさまざまなコラボレーションが
展開されているということで、紹介されていました。

Product Name: - Product type: Child brush and hand mirror Designer: Carlo Clopath Brand/Manufacturer: SUMIDA CONTEMPORARY Material: Japanese maple wood Made in: Sumida, Tokyo
このプロジェクトでは、墨田区で300年前から発展してきた
ガラス、革製品、ブラシなどの製造技術を生かし、
国内外のデザイナーとの協業によって新しいプロダクトを生み出しています。
こちらは、柳宗理さんのデザインによるグラス。

〈スミダ コンテンポラリー〉の「Y Glass」Photo:Kenta Hasegawa
このグラスは柳さんによって1966年にデザインされたものの、
商品化されることはなかったのだとか。
グレットリさんは、東京の〈柳デザイン研究所〉で
そのグラスのドローイングとまだ残っていた
表面のサンプルを見せてもらい、製品化することを即決。
50年以上経ち、東京墨田区の〈廣田硝子〉で、ようやく製品化が実現しました。
こちらも、〈スミダ コンテンポラリー〉のプロダクト。

〈スミダ コンテンポラリー〉の屏風。Photo:Kenta Hasegawa
何世紀もの間、屏風をつくってきた〈片岡屏風店〉と
韓国人アーティストのチャン ウンモさんとのコラボレーションから生まれた屏風。
現代アートの媒体として屏風の可能性を広げる、新しい発想のアートピースです。