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posted:2019.11.7 from:鹿児島県西之表市 genre:買い物・お取り寄せ
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writer profile
Yu Miyakoshi
宮越裕生
みやこし・ゆう●神奈川県出身。大学で絵を学んだ後、ギャラリーや事務の仕事をへて2011年よりライターに。アートや旅、食などについて書いています。音楽好きだけど音痴。リリカルに生きるべく精進するまいにちです。
鹿児島に本社をおく自然電力グループの農業法人〈自然電力ファーム〉。
2019年秋、同社が手がける食品ブランド
〈HALO JAPAN FOOD(ハロージャパンフード)〉から、
長野県小布施町のフルーツを使用した新商品が発売されました。
2011年の設立以来、日本各地に自然エネルギーの発電所を建設し、
太陽光、風力、小水力を活用した電力をつくり、販売してきた自然電力グループ。
その発電所の周りには、その土地土地に根ざす農家さんがいました。
発電所を建設するために必要な広大な土地は、
農家の皆さんから借りているところも多いのだそう。
自然電力グループでは、エネルギーの使い方を考えたり、
発電所を維持するための仕組みや
地域コミュニティ、地域産業のことまで考えることで、
世の中の様々な課題の解決を目指しているのだとか。
ハロージャパンフードは、そんな同社による食品ブランド。
地場産の農産物を生かした食品を生み出し、
地域を明るく、日本の農業を元気にするために立ち上げられました。
この度発売されたグラノーラとパンケーキミックスには、
信州小布施のあんずとブラムリー、サワーチェリーが使われています。
おすすめは、ビーガンのパンケーキミックス〈マリールゥ〉との
コラボレーションから生まれた〈HALO OBUSE PANCAKE MIX〉。
豆乳と少しの油を混ぜて焼くだけで、ふわふわのパンケーキができ上がります。
甘さを控え、素材の風味が生かされたパンケーキは、
小布施産の蕎麦粉の風味と、酸味の効いたドライフルーツのハーモニーが絶妙。
おやつとしていただくときは、メープルシロップをたっぷりかけて。
マリールゥを営む鈴木さんご夫妻は、チーズを添えて、〈小布施ワイナリー〉の
白ワインと一緒に食べるのもおすすめしています。
ぜひためしてみたいですね!
グラノーラは、福岡の人気グラノーラ専門店
〈フラクタス〉とコラボレーション。
〈HALO OBUSE GRANOLA [CACAO]〉は、あんずとサワーチェリーの
ドライフルーツとカカオ味のグラノーラをミックス。
カカオ豆をくだいてフレーク状にした「カカオニブ」を使用し、
本格的なチョコレート味に仕上がっています。
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今回コラボレーションしたマリールゥについて、もう少し詳しくご紹介したいと思います。
もともとは新潟県新潟市で、カフェとしてスタートしたマリールゥ。
2018年にはパンケーキの人気が高じて、16年半続けたカフェを閉店。
現在はパンケーキミックスの製造と販売を専業としています。
マリールゥの鈴木英美子さんがカフェを開店した当初からこだわっていたのは、
でき合いのものを使わず、手づくりすること。
OBUSE PANCAKE MIXも、新潟にある工房でスタッフが手づくりしています。
マリールゥのアトリエ兼自宅では、偶然にも〈自然電力グループ〉の
関連会社がつくる「自然電力のでんき」を使っていたのだそう。
マリールゥの鈴木誉也(たかや)さんは、
今回のコラボレーションについて次のように語っています。
「ハロージャパンフードの取り組みについては
今回のお話をいただいた時に初めて知ったのですが、
電力事業者が食を通じて電力供給地と向き合い
貢献しようという姿勢に非常に感銘を受けました。
小布施は個人的にも大好きな場所でしたので、
小布施とご縁をいただけたこともとても喜んでいます。
HALO OBUSE PANCAKE MIXを通じて、たくさんの方に
もっと“自然電力のでんき”のことやハロージャパンフードの取り組みについて
知って欲しいと思っていますし、直接商品を
手にとっていただける機会も考えています」
ハロージャパンフードはこれまで、
熊本県や佐賀県の農家さんとも協業してきました。
販売が終了してしまった商品もありますが、
熊本県天草市の天草晩柑を使った〈HALO KUMAMOTO BEER〉は、
来年の収穫後に再生産を予定しているとのこと。
また、小布施に続き、新たな地域でも商品開発を進めて行くそうです。
今後の展開も楽しみですね。
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