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posted:2019.11.8 from:鳥取県鳥取市 genre:買い物・お取り寄せ
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writer profile
Kanae Yamada
山田佳苗
やまだ・かなえ●島根県松江市出身。青山ブックセンターやギャラリースペース、ファッション・カルチャー系媒体などを経て、現在フリーのライター、編集者として活動中。まだまだ育ち盛り、伸び盛り。ファッションと写真とごはんが大好きです。
日本一のカニの水揚げ量を誇る鳥取県は境港。
そんな境港で、カニ殻を使ったスキンケア〈KANIDANOMI(カニダノミ)〉が
開発されました。
「食べた後の大量の殻を有効活用したい」
株式会社マリンナノファイバーの代表取締役である伊福伸介さんが鳥取大学に赴任した際、
そう思いついたことがきっかけで開発がスタートした〈KANIDANOMI〉。
研究の末、カニ殻に含まれる〈キチン〉には
さまざまな成分が入っていることが分かり、特徴のひとつとして、
微細化したものをジェル状にすると
肌に馴染んでしっかりと潤いをもたらしてくれることが判明したんだそう。
〈KANIDANOMI〉には、〈キチン〉を極限まで微細化し、
汎用性の高いナノファイバーとして生まれ変わらせたものを使用。
水を含むとジェル状とになり、荒れたキメを整え、刺激から守ってくれるのだそうです。
まさにこれからの時期に頼りになること間違いなし!
そんな〈KANIDANOMI〉のスキンケアですが、今回展開されているのが、
以下のハンドクリーム、リップクリーム、モイスチャージェルの3点。
パッケージもシンプルで、洗練されています。
使うたびに愛らしいカニに和んでしまいそうですよね。
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ちなみに甲殻アレルギーの方、「もしかしたら私は使えないのでは?」
と思ってらっしゃる方もいるかと思います。こちら大丈夫のようです!
実は、甲殻アレルギーを引き起こすたんぱく質(アレルゲン)はカニの身の部分のみで、
今回使われているカニ殻には、その成分が入らないよう厳重に処理。
国の法律で定められた検査でも、アレルゲンが1ppm未満であることが確認されています。
甲殻アレルギーは身だけだったなんて意外ですね。
また〈キチン〉について詳しく説明すると、
昆虫などの節足動物の外骨格の主成分で、自然界が育んだ天然の繊維のようなものなんだそう。
きのこにも含まれており、意外とわたしたちに馴染みのある成分とのこと。
〈キチン〉はうるおい成分のほか、育毛・発毛効果、創傷治癒促進、
炎症の緩和、抗菌性など、
わたしたちの生活に役立つ機能をたくさん持っているようなんです。
同社は、そんな〈キチン〉を使い、今後さらなる製品開発を行なっていくそう。
もしかしたら、これからさらにあっと驚くアイテムが開発されるかもしれません。
これはぜひチェックしておきたいですね。
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カニダノミ
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