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posted:2019.10.30 from:広島県尾道市 genre:買い物・お取り寄せ
〈 コロカルニュース&この企画は… 〉
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writer profile
Saki Ikuta
生田早紀
いくた・さき●インディペンデントな広告会社『ココホレジャパン』の新米アシスタント。生まれも育ちもド田舎の27歳。やばい芋ねえちゃんとして青春時代を過ごす。その野暮さは現在も健在! さりげなく韻を踏むことが生業です。
地元産トマトの個性が際立つ、〈とまとジンジャージャム〉が新たに発売されました!
こちらの商品を手がけたのは、尾道に暮らす人と旅人が交差する宿泊施設〈LOG〉と、
尾道など近隣でとれる果実や野菜と、スパイス・ハーブをあわせたジャムをつくる
〈季節のジャムと日々のおやつ cosakuü コサクウ〉(以下、コサクウ)。
瀬戸内海の潮風に吹かれて育つ、
尾道市岩子島(いわしじま)産のトマトがこのジャムの主役です。
甘みと酸味のバランスがちょうどよい
トマト本来の風味をしっかり味わってもらえるよう、
さまざまな工夫がほどこされています。
例えば、ジャムづくりのはじまりは、トマトの熟れ具合を確かめるところから。
一番最適なタイミングを見計らってカットしていきます。
その際、使うのは包丁ではなくスパチュラ(へら)。
それは、きび砂糖とともに鍋で煮ながらも、
トマトのごろりとした大きい質感が残るようにしたいから。
ペースト状にしないのはあえてなんだそう。
ショウガについてはピリリ感を効かせるべく丁寧にすりおろし、
仕上げに白ワインを入れることで素材の香りをより引き立てています。
全体のバランスを意識して仕上げられた〈とまとジンジャージャム〉は、
定番のパンやヨーグルト以外に、ソテーした肉や魚の付け添え、
オリーブオイルや塩と合わせたサラダにもぴったり。
保存料や添加物などは入っていません。
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今回、ジャムの共同開発を〈コサクウ〉にお願いした理由をうかがうと
「季節の食材ひとつひとつの個性を大切にするところや、
生産者への感謝の気持ち、素材そのもののおいしさを
たっぷり味わっていただくことへの妥協のないこだわりなど、
同じ価値観を共有しているから」と〈LOG〉の大西好樹さん。
〈LOG〉では料理家の細川亜衣さん監修のもと、
ほんのわずかな塩や油、フルーツビネガーを使って
地場食材の良さを引き出すメニュー開発のほか、
今回のように尾道のお店や企業と共同で地域食材を用いた商品の開発に取り組んでいます。
「『食』の分野は、建築と共に〈LOG〉を
エネルギーが満ちる場所へと変えていく重要なテーマです」と大西さん。
〈LOG〉に行けば、その料理や商品を通して、
自らの志を大事にしながら尾道に根差す、
地元の人たちの存在に気づくことができます。
〈LOG〉は「尾道のいいもの・こと・ひと・お店」が一挙にわかる、
まるで良質なローカルマガジンのような、そんな役割も果たしていそうです。
岩子島産トマトのおいしさを味わえるだけでなく、
〈コサクウ〉というすてきなお店との出会いもくれるこのジャムを
心からおすすめいたします。
information
とまとジンジャージャム
価格:1,200円(税抜)
内容量:120グラム
開発者:季節のジャムと日々のおやつ〈cosakuü コサクウ〉とLOGの共同開発
販売店:LOGショップ(広島県尾道市東土堂町11-12)
オンラインストア:LOGオンラインストア
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