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posted:2019.11.11 from:青森県黒石市 genre:買い物・お取り寄せ
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writer profile
Haruna Sato
佐藤春菜
さとう・はるな●北海道出身。国内外の旅行ガイドブックを編集する都内出版社での勤務を経て、2017年より夫の仕事で拠点を東北に移し、フリーランスに。編集・執筆・アテンドなどを行なう。暮らしを豊かにしてくれる、旅やものづくりについて勉強の日々です。
津軽系こけしの産地・青森県黒石で、かわいいこけしのおみやげを見つけました!
その名も〈こけしのあたまんじゅう〉。
こけしモチーフのパッケージに、もちもち生地で黄身餡を包んだおまんじゅうが入っています。
販売するのは、黒石駅のすぐそばにある〈おかしのオクムラ〉。
1952年創業の家族で営む和洋菓子店で、〈黒い石だたみ〉が人気商品です。
「今年小学校4年生と2年生になった娘のためにつくったお菓子なんです」
と話すのは、創業者の孫で、店長の北山美希子さん。
美希子さんの長女・ひめりちゃんは大のこけし好き。
約4000本の伝統こけしの展示や、
こけし製作の実演が見られる〈津軽こけし館〉(黒石市)に、
なんと2歳の頃から通っているそう。
「こけし館のおみやげコーナーに、地元のお菓子屋さんでつくったお菓子がなくて。
娘の大好きな津軽こけしをモチーフにした
黒石らしいおみやげをつくれたらなと思って考案したんです」
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「せっかくつくるなら、こけし工人さんたちに認められる商品にしたい」と、
津軽こけしのつくり手である「工人(こうじん)」ひとりひとりに商品化の許可を得たそう。
賛同してくれたのは、阿保正文工人、阿保六知秀工人、石川美祈子工人、
小島利夏工人、嶋津誠一工人、長谷川健三工人、長谷川優志工人、
本間直子工人、盛美津雄工人、山谷レイ工人(50音順)の10名。
実際に工人が描くこけしの顔がパッケージになった、本格的な商品です。
商品デザインを担当したのは、
オリジナルのハンドメイドこけし雑貨をつくる弘前市のCOOKIES。
工人が描くこけし以外にも、季節限定のこけしをデザインしたパッケージも生まれました。
〈こけしのあたまんじゅう〉は〈おかしのオクムラ〉での限定販売でしたが、
2019年10月に開催された〈全国伝統こけし工人フェスティバル〉からは、
念願の〈津軽こけし館〉でも販売をスタートしました。
ひとつひとつのおまんじゅうのイラストは、実は丈夫な丸いシールになっていて、
剥がしてスマホケースやノートなど、好きなものに貼ることができます。
かゆいところに手が届くつくり!
娘さんへの愛とこけし愛がたっぷり詰まっているからこそ編み出された商品です。
黒石みやげにいかがですか?
information
おかしのオクムラ
住所:青森県黒石市大町2-53
電話番号:0172-52-2841 ※人気商品のため、売り切れの場合あり。電話で確認を
営業時間:9:00-20:00
定休日:不定休
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