人生の迷い路で再燃した古本愛 人気ブログ『Y氏は暇人』の山田全自動 が〈ふるほん住吉〉を4月26日開店!

自著12冊を並べて「地産地消コーナー」と紹介する山田孝之さん。

いつのまにか路上遺産ハンター&浮世絵イラストレーターに。
そして古書店をオープン

浮世絵風イラストレーター・山田全自動として活動する山田孝之さんは、
商業誌やWebメディアで連載しSNSのフォロワーは累計260万人を超す人気作家。
「子どもの頃勘違いしてたことあるある」「絶滅危惧種あるある」など、
絶妙な視点の「あるある」ネタを絵と言葉で表現し、
「わかる!」「やられた!」と膝を打つ人が後を断ちません。

インスタグラム@y_haikuの投稿

インスタグラム(@y_haiku)の投稿に1000件以上コメントがつくこともある 提供:山田全自動

一方、山田さんは寂れた路地裏や商店街に佇む味わい深い建造物、
レトロなシャッターの看板、変顔のお地蔵さんなど
自分がひそかに発見した路上ネタや隠れ観光スポットを記録するブログ
『Y氏は暇人』を20年近く続けてきました。

「山田全自動は“わかる”と“わからない”の間を攻めていますが、
『Y氏は暇人』は“わかってくれる人だけわかってくれたらいい”という感覚で、
完全に趣味として楽しんでいます」

ふたつの作者が同一人物であることに気づいていない人も多いそうです。

〈Y氏は暇人〉として初めて自費出版した『福岡のB面』

『Y氏は暇人』として初めて自費出版した『福岡のB面』。

佐賀県鹿島市に生まれた山田さんは、2004年に関西の大学を卒業後、
大手スーツメーカーに就職しますが、福岡市内の店舗を2年で辞めます。
趣味でホームページをつくっていたことから、Webデザインの会社に再就職。

まもなくフリーランスとして活動し、
クライアントから「イラストも描けない?」と聞かれたことがきっかけで、
いろいろなタッチのイラストを描くようになりました。
イラストをFacebookにあげては、4、5人から「いいね!」がつく日々。
ある日、何の気なしに葛飾北斎の『北斎漫画』を真似して、
「よく見たらギターを弾いている江戸時代の人」のイラストを公開したところ、
200以上の「いいね!」がつきました。
こうして“古いものに現代のアイテムが紛れ込んだイラストに短い注釈を入れる”
今の山田全自動スタイルが偶然生まれたのだそうです。

2011年にはWebデザインとイラストの会社を起業し、
4、5年経つとイラストだけで食べていけるようになりました。
以前からリトルプレスを自費出版して福岡の古本市で手売りするなど、
本をつくって売る楽しさを感じていた山田さん。
この頃から「Y氏は暇人名義で路上ネタ本を出さないか」と
出版社から声がかかり、自らも企画を出版社に持ち込むように。
『福岡路上遺産』(海鳥社)『福岡穴場観光』(書肆侃侃房)など
郷土史やまち歩きの本を続々と出版しました。

「自分が書いた本が本屋に並ぶうれしさにハマっちゃったんです。
ただ、本をつくるって想像以上に大変で、何度も挫折しかけました。
“本出したい人あるある”に陥りましたね」と当時を振り返ります。

出版社から「画号をつけましょうよ」と提案され、
家の周りをぶらぶらと散歩していたところ、
「自由律俳句」(五七五や季語にとらわれない自由な俳句)の魁であった
俳人・吉岡禅寺洞(よしおかぜんじどう)の句碑を公園で発見。
「へえ、近所にこんな文化人が暮らしてたんだな」と縁を感じた山田さんは、
この俳号にインスパイアされて山田全自動を名乗ります。

薬院(福岡市中央区)の三角公園に立つ禅寺洞の句碑。

薬院(福岡市中央区)の三角公園に立つ禅寺洞の句碑。

AI時代を生きるため、自分のクリエイティブに「見切りをつけたい」

すっかり売れっ子作家に見える山田さんですが、
自分の作品をおもしろいと感じられない時期もあったそう。

「誰かに“わかる”と言われるたびに、何だかつまらないなあと。
SNSで誰もが“あるある”をつぶやいているし、わかりやすいことに嫌気がさして」

ある日、「みんなついてこれるかな」という意地悪めいた気持ちから、
少しマニアックなネタをSNSに上げました。
それは、昔から好きだった「音収集」趣味から生まれた作品。

山田さんは高校時代、ポータブルカセットプレイヤーで友達の声を録音し、
会話風にコラージュしたものを「無理やり友達に聞かせて遊んでいた」とか。

「操作する音も手間も好き」と愛機を取り出す山田さん。

「操作する音も手間も好き」と愛機を取り出す山田さん。

「1990年代はテレビがアナログ放送だった時代で、
深夜に天気予報が流れた後、放送休止信号が発信されたんですよね。
画面が休止する瞬間が世界の終わりみたいで、怖いのにどこか心惹かれました。
あの深夜の音と映像を編集したシュールな作品をつくったんです」

会心作を山田全自動のInstagramに公開したところ、フォロワーが激減。

「“よくわからないんで普通のあるあるを上げてください”っていう
コメントが並んで。初めて体験した“炎上”でしたね」

山田さんはこの一件を経て、
「共感されなくても、自分がおもしろいと感じる作品は発信しよう」と
Xアカウント・山田全自動みゅーじっく(@ytanet)を立ち上げました。

「僕は作家としての強いこだわりとか、こうなりたいとかあまりなくて。
みんながいいね! と言ってくれることを続けてきただけで、
作家としての自分はどこか“全自動”式に編集されてきた気もします。
ただ、自分だけがおもしろいと感じるものを集めたい欲はあって」

半ば受け身とも思える姿勢で作家活動を続けてきた山田さんが、
2020年代に入る頃、強烈な危機感から自分の意志で決断したことがあります。
きっかけは、AIの台頭でした。

「僕の創作アイデアも表現もあっという間に学習されて、AIでもできる日が来る。
そうなる前に、自分のクリエイティブにきちんと見切りをつけることも大事。
創作一本で生きるのは怖い、次のおもしろいことを探そうと決めました」

地元で捕れる魚も展示?  マニアックさが人気の竹島水族館が リニューアルオープン

規格外のユニークさ、マニアも虜にする竹島水族館!

水族館の大きさが1000平米ほどの小さい規模でありながら、
地元の人はもとより、マニアも虜にする愛知県蒲郡市にある
〈竹島水族館〉、通称「タケスイ」。

地元の三河湾で捕れた魚が展示されていたり、詳細な魚の解説が
手書きだったり、水族館なのにカピパラのショーが上演されたり(※)と、
スタッフのアイデアと愛による、魅力あふれた水族館なのです。
※現在は、飼育展示を休止。新エリアでのクラウドファンディングを実施中。

そんなユニークな竹島水族館が、2024年4月1日に
リニューアルオープン。テーマも「More Deep」とし、
深海生物のスペースが拡大されました。

県内での深海魚水揚げ1位の地域密着型水族館

現在、およそ550種類、約5000匹の生き物が生息している
竹島水族館には、常時、約90種類、多い時には約140種類もの深海生物が
飼育されています。これは全国NO.1を誇る数だとか(竹島水族館調べ)。 

その理由は、自然豊かな蒲郡市が、深海生物の愛知県での水揚げ量が
90%を占める「深海のまち」だからです。
県内の「沖合底引き網漁船」4隻のすべてが、市内の漁港にあります。
この立地を生かした竹島水族館では、魚を鑑賞するだけでなく、
展示している地元で捕れたた魚を調理して食べる「タケスイをいただきます!」
というおもしろいYouTube企画も行っています。

スーパーで売っている地魚を、水族館が飼育していることもユニークですが、
珍しい生物の生態を知るだけでなく、生活と密接に関わっている魚を
観察できるところが大きな特徴だといえます。

魚屋さんに並ぶ魚が泳ぐ水槽の名前もユニーク

今回のリニューアルでは、人気の深海生物を細かく分類、水槽の数も増えました。
イソギンチャクやテヅルモズルなどの「キモキレイ」水槽や、
カニがうじゃうじゃと動いている「きもちわるい」水槽など、
独特なネーミングに、思わず笑ってしまいます。
また、各水槽での温度調節が可能になったことから、低い温度帯に生息する
キンメダイやアマダイといった、通常魚屋さんに並んでいる魚たちも
「おいしい深海魚」の水槽で泳いでいる姿を観察できます。

透明の水槽で全方向から見ることができるサンゴ水槽。

透明の水槽で全方向から見ることができるサンゴ水槽。

散髪されながらレコード鑑賞。 すこぶるトリッキーな 〈レコード音楽床屋セキ〉

音楽好きコロンボとカルロスがリスニングバーを探す巡礼の旅。
今回は特別編。
リスニングバーから飛び出し、
東京都西東京市の床屋へ。

まさにレトロな昭和ノスタルジック・ミュージアム

コロンボ(以下コロ): 今回はすごいよ、意外性たっぷり。
レコードバーじゃなくてレコードバーバー。

カルロス(以下カル): えっ、床屋さん?

コロ: 〈レコード音楽床屋セキ〉、レコードをかけながら散髪してくれるんだ。

カル: 店構えからイカしてるね。貼り紙のコラージュ!
《アナログレコード再生中です》だとか
《ビートルズを3音源で聴けます》だとか。

コロ: 3音源を貼り紙のまま説明すると、
①王道のレコード(ノイズ、歪みを含め熱い音で再生)
②スピーディなCD(好きな曲を選んで素早く聴けます)
③マニアックなUSENで(全曲大好きというマニアには
ランダム再生のUSENが最高)
だってさ。

カル: USENにビートルズ・チャンネルってあるね。
たしかになにがかかるかわからないのは楽しみ。本人は何が好きなの?

コロ: 店主の堰(セキ)信太郎さん的には
アルバムは『Please Please Me』で、楽曲だとほぼ全部なんだって。
「Now and Then」はありますか? って聞いたら、
聴いたけど、買ってないってさ。ビートルズは4人揃ってこそだと。

レコード推しのエントランス。取材時は小澤征爾さんや篠山紀信さんが撮影した南沙織さんのジャケットを飾り、追悼。

レコード推しのエントランス。取材時は小澤征爾さんや篠山紀信さんが撮影した南沙織さんのジャケットを飾り、追悼。

カル: たしかにね。微妙といえば微妙。
ところで、どうしてこんなトリッキーな床屋の形態になったの?

コロ: 創業は昭和41年だから、そろそろ60年。
レコードをかけるようになったのは、ここ15年くらい。

カル: 元々はUSENがメインだったんでしょう。

コロ: 家のオーディオやレコードが、家族に邪魔者扱いされて、
それじゃお店に置こうってことがはじまりだとか。

カル: たしかにオーディオって、関係ない人には邪魔だったりするよね。
スピーカーは箪笥みたいでかさばるし。

コロ: レコードも最初はラックに行儀よく並んでいたのが、
どんどん増えて、今じゃバーバー・チェアにも侵食して、
3つのうち2つを占領。1000枚は軽くあるかな。
とはいえ、レコードの半分はお客さんからのいただきものなんだってさ。

カル: だからいろんなジャンルがあるんだ。映画音楽も豊富。
サウンドトラックとは違って、
昔懐かしい、LP12枚組の映画音楽大全集があったり。

レコード屋にバーを併設。 〈LIVING STEREO〉は とびきりのコンプレックス

音楽好きコロンボとカルロスが リスニングバーを探す巡礼の旅、
次なるディストネーションは 福岡県福岡市。

どこでもドアを開けるとそこはとびきりのアンビエント・ワールド

カルロス(以下カル): なんだか、ドラえもんのどこでもドアみたいな入口だね。

コロンボ(以下コロ): カラフルなだけではなくて、これドア全体も回るんだよ。
回転ドアと普通のヒンジドアの2WAY。

カル: ここレコードも買えるんでしょう? 
お酒が飲めて、レコードも買えるお店があるといいなと思ってたんだ。
福岡にあったとは。

コロ: その手のお店って、ありそうでないよね。
伝説のレコ屋、青山の〈パイド・パイパー・ハウス〉も
最初の頃はコーヒーが飲めたりしたけど。

カル: 〈LIVING STEREO〉はレコ屋なの? カフェなの? バーなの?

コロ: お客さんは入ってくるなり、レコードコーナーを一周してから、
バーカウンターにって流れだから、建てつけとしてはレコ屋なのかな? 
うーむ…。

カル: 飲めて、買えるんじゃ、滞留時間が長くなりそうだね。

コロ: エスプリの効いた品揃えからもわかるように、
お客さんもその辺はわきまえてて、平均1時間くらいらしい。

カル: レコードの基本ラインナップはどんな感じなの?

コロ: 9割が中古だけど、新譜のセレクトがとんがってていいんだ。

カル: ミッドセンチュリーの空間に、面出しのレコードが華やかでいい感じだね。

コロ: 店内のデコレーションとしても面出しにはこだわっているそうだよ。
どこでも売っているものより、
とんがった〈LIVING STEREO〉ならではのものを仕入れる方針らしい。

カル: だからOgawa & Tokoro推しなんだ。バレアリックの日本人デュオだよね。
やわらかくて気持ちいい。

コロ: そう、かなり狭いところだけど、センスのいいところを突いてる。
新譜に関してはアンビエントやラウンジ系など、気分ものが中心で、
サバービアな感じかな。

カル: 韓国のアンビエントデュオのサラマンダもちゃんとフックアップしている。

コロ: LAベースのローレル・ヘイローの新譜『ATLAS』も推してたりね。

カル: 目利きの賜物だ。

コロ: アンビエントといえばブライアン・イーノくらいの薄い知識だからなー。
12.1.4chの空間オーディで聴いた
彼の『FOREVERANDEVERNOMORE』はすごかったぞ。
まさに音が降ってくるようだった。

カル: ボクはダンスミュージック流れのアンビエントは好きかな。
フェスや野外パーティで日の出とともに寝そべって聴いてるとたまらなく気持ちいい。

コロ: たしかに。朝のアンビエントもいい。

366日、佐賀の情報が満載! 郷土への“愛着や誇り”を育む 〈佐賀日めくりカレンダー〉で 2024年を迎えて

佐賀県発!毎日めくって楽しめる県民必見のカレンダー

〈佐賀日めくりカレンダー〉をご存知ですか?

佐賀県が発行する日めくりカレンダーで、
すべてのページに佐賀にまつわる情報が掲載されています。
佐賀のことをより深く知ることができる県民クイズや豆知識など、
さまざまな読み物に加えてイラストも豊富!
1年間に「佐賀」がたっぷり詰まった
〈佐賀日めくりカレンダー2024〉をご紹介します。

2024年は閏年なので366ページ+巻末おまけも。毎日1ページずつ読み進める、まるで一冊の本のよう。

2024年は閏年なので366ページ+巻末おまけも。毎日1ページずつ読み進める、まるで一冊の本のよう。

そもそもの始まりは、佐賀県が「佐賀に生まれ育つ若い世代に、
郷土である佐賀に愛着や誇りを持ってほしい」という思いのもとで、
2017年にさが創生推進課でプロジェクトが立ち上がったといいます。

“どうすれば佐賀を好きになってもらえるか?”

さが創生推進課の宮﨑咲江さんは、
「若い世代に佐賀のことを知ってもらい、
好きになってもらうことを目的に、佐賀日めくりカレンダーを制作しています。
子どもたちに興味を持ってもらえるように、
県民にも意外と知られていない佐賀のネタを入れたり、
情報がひと目で入ってくるようなデザインの工夫をしたり、
若い世代にもしっかり読んでもらえることを大事にしています」と話します。

さが創生推進課のみなさん(中央:宮﨑さん)

さが創生推進課のみなさん(中央:宮﨑さん)

なんと、佐賀日めくりカレンダーは
佐賀県内のすべての中学校・高校に配布され使用されているのだそう。

宮﨑さんが以前訪れた高校では、
教室の壁に掛けられた日めくりカレンダーが話の種になっていたようで、
「生徒同士がお互いの出身地や住んでいる地域について
語るきっかけになっている」といった担任の先生の話や、
「カレンダーの中から地元のネタを探すのが楽しい」
「誇れる伝統行事が地元にあってうれしい」という
生徒の声があったといいます。

その佐賀日めくりカレンダーには、
全ページに「今日はなんの日?」として、
過去の同じ日に起こった佐賀に関するできごとが掲載されています。

さらに「豆知識」「KENMIN QUIZ」「今日の佐賀弁」のほか、
佐賀の偉人や歴史、名所、祭りなどの伝統行事、
2024年10月に佐賀県で開催される
SAGA2024国スポ・全障スポ〉 にまつわるニュースも。
そのような読みものコンテンツが11種類もあるので、
1年を通して読み応えがありそうです。

日常で見たり聞いたりしたエピソードは何気なく頭に残っているもの。
一度忘れてしまっても、学校という身近な場所で
カレンダーに触れることで自然に知識が身に付いていくことでしょう。

福生〈Cafe ToRamona〉 フォークを聴きながら のどかにコーヒーブレイク

音楽好きコロンボとカルロスが
リスニングバーを探す巡礼の旅、次なるディストネーションは
東京都あきる野市。

ブリティッシュ・トラッドの深い沼にはまったオーナーの
フォーク・ミュージック遍歴とは

コロンボ(以下コロ): ニーナ・シモンが描かれたポートレートに迎えられて
中を覗くと、ずらり5000枚近くのレコード。
まるでレコードコレクターのお宅に招かれたみたいなカフェなんだよ。

カルロス(以下カル): 福生にあるんでしょう。
福生といえばなんたって、横田基地と大瀧詠一さんの〈福生45スタジオ〉。
アメリカン・カルチャーたっぷりなエリア。

コロ: といっても、ここ〈Cafe ToRamona〉のロケーションは、
いわゆる横田基地のある国道16号線沿いの
アメリカン気分のストリートとはちょっと違って、のどかな住宅街にあるんだ。

カル: マスターの浦野茂さんも福生が地元で、
大瀧さんと電車で一緒になったことがあるんだってね。

コロ: 立川駅で見かけて、失礼かと思ったものの、勇気を出して声をかけたら、
立川駅から青梅線の拝島駅までお話できたんだってさ。
1974年の出来事。

カル: 〈ToRamona〉の屋号は
ボブ・ディランの「To Ramona」のローマ字読みなんでしょう。
この曲、ディランの4枚目となる
『アナザー・サイド・オブ・ボブ・ディラン』に入った美メロ。
内省的なアルバムで、当時のディラン・ファンには肩透かし気味だったけど、
今聴くと素朴で端正ないいアルバムだよね。その影響からの命名なの?

コロ: ボクも最初はそう思ったんだけど、
お話を聞くと『深夜食堂』で使用されていることでもお馴染みの
弾き語りのスーマーが、
「トラモナ」という曲名で「To Ramona」を日本語カバーしたことが
きっかけなんだって。
浦野さんも『アナザー・サイド・オブ・ボブ・ディラン』は当時それほど、
ピンと来なかったらしい(笑)。

カル: あらためて聴いたら、相当よかったんだろうね。
このお店の売りはなんたって、フォーク・ミュージックの奥行きだよね。

コロ: まさに! フォークの底力に圧倒されました。
ボクの知識がどんだけ浅はかだったかを思い知ったね。深い、深い。

カル: ボブ・ディラン、ポール・サイモン、ジョニ・ミッチェル、
ジェイムス・テイラー、ザ・バンド、
そんでもってCSN&Yをはじめとするローレル・キャニオンのコミュニティと、
ボクらの知識はその程度だものね。

コロ: 1954年生まれの浦野さんも当初は、
そんなシンガー・ソング・ライターたちに傾倒していたそうだよ。

約5000枚のレコードコレクション。浦野さんは『レコード・コレクターズ』誌の「レコード・コレクター紳士録」への出演経験もある。

約5000枚のレコードコレクション。浦野さんは『レコード・コレクターズ』誌の「レコード・コレクター紳士録」への出演経験もある。

〈プラモLABO〉 静岡・TSUTAYA三島店にできた プラモデルを楽しく組み立て、学ぶ場

道具が揃っているので、手ぶらでOK

プラモデルの国内出荷額8割を誇る静岡県。
そんな文化を継承するユニークなTSUTAYAが誕生しました。

静岡県駿東郡の〈TSUTAYAすみや三島店〉。
同店が2023年11月3日に〈TSUTAYA三島店〉としてリニューアルオープンし、
全国のTSUTAYA初となる、プラモデルの組み立てができる
〈プラモLABO〉が併設されました。

「地域に交流を生む新しい時代の体験型書店」を目指して設けられた
〈プラモLABO〉は、店内で購入したプラモデルや、
持ち込んだプラモデルの作成用の有料レンタルスペースです。

〈TSUTAYA三島店 プラモLABO〉

〈TSUTAYA三島店 プラモLABO〉

プラモデルを楽しく組み立て、学ぶ場として、
誰でも簡単に制作ができるようプラモデルの知識を持ったスタッフが
正しい作成方法を教えたり、プラモデルの販売を行ったりと、
TSUTAYA独自の認定レベルを導入し、学びの場として機能。

塗装乾燥ブース

塗装乾燥ブース。

プラモデルの制作に必要なものは全て揃っており、
手ぶらで足を運んでも十分に楽しめます。
塗装乾燥ブースがあるので、自宅でやりづらい塗装作業も行えます。

〈星野リゾート バンタカフェ〉で あたたかな冬の沖縄の夜を楽しむ ライトアップとイルミネーション

海岸線の美しい崖の上に立つ“海カフェ”でナイトイベントを開催

沖縄本島の中部に位置する読谷村は、
高さ30メートルほどの断崖が2キロにも連なる残波岬をはじめ、
世界遺産に登録されている座喜味城や、陶芸工房の集まる〈やちむんの里〉、
体験型テーマパーク〈体験王国むら咲むら〉など、豊かな観光資源を有する村。

村の西側は東シナ海に面し、14キロにも及ぶ海岸線のほとんどは
埋め立てのない自然のままで、遠浅の美しい海を眺めることができます。

そんな読谷村の、おだやかな海に面した崖の上に立つ
〈星野リゾート バンタカフェ〉は、沖縄の⽅⾔で、
「⿂の影を⾒つけるために登る崖」を意味する「イユミーバンタ」に由来します。
グラデーションがかった水面や、白い砂浜、波に削られてできた荒々しい奇岩など、
絶景を一望できる“海カフェ”です。

海に面して設計されたカフェ。

海に面して設計されたカフェ。

県内随一の夕焼けの美しさを誇ることで知られる読谷村にある〈バンタカフェ〉。
普段は日の入り後1時間で営業を終了しますが、現在、冬だけの特別イベントを開催中です。

沖縄は、冬でも気温が15度を下回ることはめずらしく、
昼夜問わず屋外でも快適に過ごせる地域。
夜が長い冬だからこそ、あたたかな冬の沖縄の夜を心地よく過ごしてもらいたいと、
屋内でのナイトイベントを開催しています。

ナイトイベント『イルミーバンタ 海辺の夜あかり』

2024年1月31日まで開催のナイトイベント『イルミーバンタ 海辺の夜あかり』は、
「イユミーバンタ」と「イルミネーション」をかけ合わせた造語です。

眼下に広がる遠浅の海や白砂のビーチ、大きな奇岩がライトアップされ、
崖の上から海へと続く散歩道にはイルミネーションが灯ります。

ビーチをやさしい光で照らすのは、琉球ガラスのオリジナルランタン。

琉球ガラスは、100年以上の歴史を持ち、「廃瓶」を原料にしてつくられる工芸品です。
製造過程で生じる気泡や色ムラ、厚みのあるデザインが特徴。

今回は地元ガラス工房の協力を得て、通常は廃瓶となっていたソーダの瓶を
400本以上使い、大小50個のランタンへとアップサイクルしました。
漁具として使われている「浮き球」をモチーフにしたランタンは、海に似合います。

ミュージックセレクターが お店の表情を夜な夜な変える 仙台〈Bar Gimme Shelter〉

音楽好きコロンボとカルロスが
リスニングバーを探す巡礼の旅、次なるディストネーションは
宮城県仙台市。

〈Bar Gimme Shelter〉と〈Ribbon in the sky〉、
対を成すふたつのバー

カルロス(以下カル): レコードバーの選曲というと、
主人の嗜好がほぼほぼなんだけど、
ここ〈Bar Gimme Shelter(バー・ギミーシェルター)〉は
ミュージックセレクターが日替わりで、
じっくりお酒が飲めるDJバーって感じなんでしょう。

コロンボ(以下コロ): そうそう、
18人近くいるミュージック・セレクターが回すシステムなんだ。

カル: もちろんスタッフも回すんでしょう。

コロ: お店が温まった20:30〜23:30の時間帯を
ミュージックセレクターが受け持つんだよ。
セレクターには仙台を中心に活動するスカバンド〈ザ・ゴーストシンジケート〉の
セキ・ケンジロウさんがいたり、オーナーの大宮慎司さんがいたりと多士済々。

カル: 週末にやるにはそれなりの鍛錬が必要なのかな?

コロ: 平日にコツコツやって、感じをつかんで、
1~2年経ったら晴れて週末なんだってさ。

システムは〈ALTEC〉に〈McIntosh〉のゴールデンユニット。

システムは〈ALTEC〉に〈McIntosh〉のゴールデンユニット。

カル: オーナーの大宮さんも人気セレクターなんだってね。

コロ: セレクトのツボが老舗レコードバーではあまり聴かない感じで、
それが妙に新鮮なんだよ。

カル: ラウンジ系? それともスカし系?

コロ: 土曜日のプレイリストはこんな感じだったよ。
スタイル・カウンシルの「The Whole Point of No Return」から始まって、「Rollercoaster」Everything But The Girl →
「Rodeo Clowns」G.Love & Special Sauce →
「Echo」Tristan Prettyman →
「It’s Alright, It’s OK」Primal Screamという流れ。

カル: ギターのイントロが心地いい曲しばりかな(笑)。
こんな曲もあったよなー、って感じの趣味のいいセレクトだよね。

コロ: トーンは揃っているものの、年代もまちまち。
キラーチューンでもないけど、まったく耳なじみがない曲でもない。
やれそうでやれない、なかなかの塩梅なんだ。

カル: なるほど、オーナーの選曲が人気なわけだ。
スタカンといえば、ポール・ウェラー、来年、来日公演があって仙台にも行くね。

コロ: 「The Whole Point of No Return」はお店のブログにも、
「大宮さんが生きているうちにライブで聴きたい大好きな曲」って書いてあったけど、
そのオマージュだったのかもよ。

カル: やってくれるといいね。

コロ: 大宮さん、人気なんだけど、お客さんが盛り上がっていても、
時間がくるとやめちゃうのがたまにキズみたいだよ。
「こんなの社長だけですよ」ってスタッフに咎められるんだってさ(笑)。

カル: 淡白? それとも寸止めなのかな。

コロ: 僕らが行ったとき、
大宮さんは〈Ribbon in the sky(リボン・イン・ザ・スカイ)〉という
仙台にあるもう1軒の系列店で回していて、
そのときはシャーデーの「The Sweetest Taboo」とか、
ミスティ・オールドランドの「Got Me a Feeling」をかけていた。
これまた久しぶりに聴いて、かっこよかったなー。

カル: Ribbon in the skyはGimme Shelterとは
対を成すキャラクターのバーなんでしょう。

コロ: Gimme Shelterは仙台の歓楽街の国分町にある
オーセンティックなロックバー。
地下ガレージみたいなので屋号もローリング・ストーンズから拝借。

カル: Ribbon in the skyはスティービー・ワンダーの名バラードからってこと?

コロ: そのとおり。ここはビルの6階にあるので、
夜景も望めるロケーションで、すこぶる艶っぽい。
Gimme Shelterはロック、
Ribbon in the skyはブラックミュージックってことでもないんだけど、
ちょっとは意識しているそうだよ。

カル: 空間構成もそれなりにこだわりがあるんでしょう。

コロ: Gimme Shelterは文字通り、
シェルターに20名は座れる長いカウンターに、
ソファを置いたり、アンディ・ウォーホルのリトグラフがあったりと、
ガレージのアトリエを思わせる妖しい感じ。
一方、Ribbon in the skyはギャラリー風というか、
マイアミのデザインホテルのイメージなんだって。

カル: スピーカーもGimme Shelterは〈ALTEC〉で、
Ribbon in the skyは〈JBL〉というのも、なんともイカしたすみ分けだよね。
どちらもマッキン(マッキントッシュ)のブルーパネルが効いているけど。

コロ: 実はRibbon in the skyのスピーカー、
本当は〈TANNOY〉の「GRF」なんだけど、現在修理中なんだそうだ。

カル: 修理中とはいえ、ちゃんとすみ分けてる、さすが!

コロ: 同じエリアにキャラクターが違った店があるっていうのは、いいもんだよ。
連れや気分によって変えられる。

カル: それにしても、このお店はレコードバーには珍しく、
閉鎖的なところがないみたい。4人くらいで来ても肩身が狭くなさそうだね。

コロ: 静かに飲んでいればノープレッシャーなはずだよ。

カル: 仙台で3軒目っていうのはあるのかな?

コロ: 3軒目は沖縄あたりで考えているんだってさ。

カル: 店名は「Loveland, Island」かな?

コロ: もうちょっと練らない?

ウォーホルのリトグラフなどポップアートとヴィンテージで構成された妖しげな空間。

ウォーホルのリトグラフなどポップアートとヴィンテージで構成された妖しげな空間。

information

map

Bar Gimme Shelter 

住所:宮城県仙台市青葉区一番町4-4-1 村上ビルB1

tel:022-797-5234

営業時間:18:00〜2:00

定休日:日曜

Web:Bar Gimme Shelter

 

SOUND SYSTEM

Speaker:ALTEC 828C

Turn Table:DENON DP-500M

Power Amplifer:McIntosh MC2105

Pre Amplifer:McIntosh C28

Mixer:ALLEN & HEATH Xone:43

旅人

コロンボ

音楽は最高のつまみだと、レコードバーに足しげく通うロックおやじ。レイト60’sをギリギリのところで逃し、青春のど真ん中がAORと、ちとチャラい音楽嗜好だが継続は力なりと聴き続ける。

旅人

カルロス

現場としての〈GOLD〉には間に合わなかった世代だが、それなりの時間を〈YELLOW〉で過ごした音楽現場主義者。音楽を最高の共感&社交ツールとして、最近ではミュージックバーをディグる日々。

北海道の森で 自然と過ごすマルシェ 『森と本と木の椅子と』

弟子屈の森で開催した、『森と本と木の椅子と』

5年前、北海道に移住して初めての夏、
“マルシェ”が多いことに驚いた。
広場や公園や森の中で、
近隣の、ときには車で半日以上かかる遠くの市町村からも、
飲食店や雑貨店、農家や作家が出店するイベント。

北海道での生活においては、
市街地から離れた自分の店でお客さんを待つよりは
雪のない時期は、店の中身を車いっぱいに詰め込んで
自分から出かけて行ったほうが効率的なのだろう。

だから北海道では夏から秋の間、
いつもどこかで“マルシェ”が開かれる。

青空の下で本を自由に閲覧できる「あおぞら図書館」と、
薪割り体験をさせてくれる〈たき火屋さん〉と一緒に、
昨年秋、『森と本と木の椅子と』というイベントを開催した。
会場は、森の中のキャンプ場〈RECAMP摩周〉。

コンセプトは、
「森の中でのんびり過ごそう。
好きな本や気になる本を携えて。
そこには木の椅子があったらいい。
自分でつくった椅子だったら、もっといい」

“森”という空間を生かした出店が楽しい

2回目となる今年は、出店者を集めてマルシェの要素も加えた。
参加してくれたのは、移動古書店、お菓子屋、カレー屋、珈琲店。
さらに手編み靴下屋、くるみのかごや、お昼寝アートの撮影なんていうのもある。
人気が高かったのは、台湾式足もみやタイ式マッサージ。
“森の中での極楽気分”は、さぞかし心地いいことだろう。

「ビブリオバトル」「森ヨガ」「木のスツールづくり」といった、
プログラムも用意し、
日没の頃からは「Night Program」も企画した。

創業51年目の 仙台のスーパー老舗ロックカフェ 〈Peter Pan〉

音楽好きコロンボとカルロスが
リスニングバーを探す巡礼の旅、次なるディストネーションは
宮城県仙台市。

51年の歴史。お客さんと敵対した関係から寄り添う関係へ

コロンボ(以下コロ): レコードバーのご主人って、
お客さんの音楽の嗜好を探り出すのがうまいよね。

カルロス(以下カル): 初めて飲みに行った店でも、連れとの会話から推理して、
さり気なく好きな曲をかけたりしてくれると、驚く。

コロ: ここ〈Peter Pan〉の店主の長崎英樹さんに、それについて尋ねたら、
40%はドンピシャで、15%はハズレ、残りは当たらずしも遠からずだってさ。

カル: やっぱ会話からなの?

コロ: もちろんそれもあるけど、身なりと髪の長さもポイントらしい。
ボクがうかがったとき、試しにボクの場合は誰が好きそうですか? と聞いてみたら、
これが気持ち悪いくらいドンピシャなの。

カル: まさに創業51年の所業。どんな推理だったの?

コロ: 靴をチェックするのを忘れちゃったからと、「うーん」と考えていたんで、
「白いアディダスのスーパースターです」と教えたところ……。

カル: まさかニール・ヤングと?

コロ: そうなのよ、そのまさか。熟考の末、タンテに置いたのが『ハーヴェスト』。

カル: まさにドンピシャだ。

コロ: 悔しいから、いちばん好きなアルバムは『ZUMA』だって悪態ついたら、
それもかけてくれた。

富山へ繋がる扉! 新たな魅力に出合うリアルイベント 『写真で見る富山ガイド』を 東京・日本橋で開催

富山県の魅力に繋がる新しい扉。
皆さんの“とっておきの富山”を教えてください!

短い秋の名残を惜しむ富山。ですが、来たる冬も見どころはたくさんあるのです。
そんな富山の食・文化・観光などの新たな魅力を体験できる
「『doors TOYAMA』オープニングイベント〜富山へ繋がる扉!
写真で見る富山ガイド@日本橋〜」が、
東京・日本橋の〈+NARU NIHONBASHI〉で開催されます。

イナガキヤストさん

イナガキヤストさん

11月8日(水)ローンチ予定の
富山県とコロカルがコラボしたポータルサイト『doors TOYAMA』の
オープンを記念して開催される、このイベントの目玉は、
富山の魅力を知り尽くすゲストによるトークセッション。
登壇いただくのは、フォトグラファーのイナガキヤストさんです。
Instagramのフォロワー数はおよそ86,000人。
「#富山の本気」のハッシュタグで
四季折々のすばらしい富山の風景を発信しているイナガキさん。
射水や立山黒部アルペンルート公式アンバサダーを務め、
写真集『ぼくたちの大切な時間』(KADOKAWA刊)、
NHK『イナガキヤストの本気旅』、ジャポニカ学習帳とのコラボレーションなど、
さまざまなメディアで活躍されています。

イナガキさんが撮影した「富山を走るかぼちゃ色の電車」。『doors TOYAMA』では、イナガキヤストさんが、四季折々の富山の絶景を写真で切り取る新連載「イナガキヤストの心に効く景色」もスタート。11月の公開をお楽しみに!

イナガキさんが撮影した「富山を走るかぼちゃ色の電車」。『doors TOYAMA』では、イナガキヤストさんが、四季折々の富山の絶景を写真で切り取る新連載「イナガキヤストの心に効く景色」もスタート。11月の公開をお楽しみに!

イナガキさんが撮影する写真は、富山の日常の一瞬を切り取ったもの。
そびえ立つ立山連邦、桜と残雪、ハンノキ滝と紅葉など、
ダイナミックな構図は一見の価値あり。
今回は、これらのロケーションについてはもちろん、
周辺のグルメや写真には映っていないおすすめスポットも合わせて紹介していただきます。

また、こちらのイベントに応募の際に、
皆さんが撮影した“とっておきの富山”を「#とやまへのとびら」をつけて
Instagramに事前投稿いただくと、
イベントの際にイナガキさんから直接講評&素敵な景品が当たるチャンスも。
皆さんのとっておきの一枚をお待ちしています。

今回は天橋立で。音楽と食の祭典 〈KYOTOPHONIE〉が 10月7、8日に開催!

秋会期は美しい天橋立が舞台

2023年4〜5月に京都市内で〈KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭〉と同時に開催し、
禅寺や能楽堂などを会場に新しい音楽体験を探求したコンテンツで、
3000人を超える来場で大きな反響を呼んだ、
ボーダーレスな音楽が楽しめるミュージックフェスティバル〈KYOTOPHONIE〉。

同イベントが、2023年10月7〜8日の2日間、
日本三景のひとつで、“海の京都”と称される京都府北部・天橋立を舞台に、
「MUSIC and GASTRONOMY」を掲げて、ふたたび開催されます。
特別協賛は〈BOTTEGA VENETA〉というのも興味深いところ。

天橋立

全長3.6キロの砂洲に約6700本の松が生い茂る荘厳な景色のなかで、
天橋立の白い砂浜と水平線を借景に建てる「海のステージ(Beach Stage)」、
数百年の時を経て息づく木々と名水・磯清水に囲まれた「森のステージ(Forest Stage)」、
絶景の砂浜に置かれた駅ピアノならぬ「海ピアノ(Piano on the beach)」。
この3ステージに、レゲエ界のレジェンドのホレス・アンディを迎えた
ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブのジャマイカ版〈INNA DE YARD〉らをはじめ、
初来日の2組を含む5か国13組のアーティストがパフォーマンスを実施。

シコ・セザール

シコ・セザール

U-zhaan×環ROY×鎮座DOPENESS

U-zhaan×環ROY×鎮座DOPENESS

シシド・カフカ directs el tempo

シシド・カフカ directs el tempo

10月7日(土)
海のステージ:シシド・カフカ directs el tempo/シコ・セザール(Brazil)※26年ぶりの来日/U-zhaan×環ROY×鎮座DOPENESS

baobab

baobab

ジュリア・ショートリード

ジュリア・ショートリード

森のステージ:baobab(日本)/ジュリア・ショートリード(日本)

青葉市子

青葉市子

石橋英子 Band Set

石橋英子 Band Set

ルエジ・ルナ

ルエジ・ルナ

INNA DE YARD

INNA DE YARD

10月8日(日)
海のステージ:青葉市子/石橋英子 Band Set/ルエジ・ルナ(Brazil)※初来日/INNA DE YARD “The Soul of Jamaica” with HORACE ANDY, CEDRIC MYTON from The Congos and WINSTON McAnuff, backed by Home Grown(Jamaica)※初来日

西原鶴真

西原鶴真

Eki Shola

Eki Shola

仕立て屋のサーカス

仕立て屋のサーカス

森のステージ:西原鶴真/Eki Shola(UK)/仕立て屋のサーカス

子ども心が蘇る⁉︎ タミヤ監修の模型工房が 静岡市にオープン

恐竜やミニ四駆などの模型づくりを体験!

2021年5月、静岡市の伝統工芸体験施設〈駿府匠宿〉は、
建築設計会社・創造舎によって「歴史と未来を結ぶ場所」をコンセプトに、
〈駿府の工房 匠宿〉として、22年ぶりにリニューアルされました。

〈駿府の工房 匠宿〉

駿河竹千筋細工・陶芸・藍染・お茶染め・木工指物・漆などが体験できる各工房に、
第一線で活躍する職人を工房長として招聘し、ものづくり体験の提供と、
工芸職人の後継者候補の輩出を目指すために、さらに充実した同施設。

タミヤ監修の模型工房

タミヤの工具を使って、タミヤの工房長によるレクチャーのもと製作体験を行うことができます。

そんな〈駿府の工房 匠宿〉が2023年8月、
またユニークなスペースをオープンさせました。
プラモデルの出荷額が日本一(※1)を誇り、
模型・プラモデルメーカーの大手〈株式会社タミヤ〉の本社のある静岡県。
それにちなんで、タミヤ監修の模型工房を2023年8月8日に開設。
ここでは、タミヤの工具を使って、プラバンでアクセサリーづくりや恐竜組み立て色塗り、
ミニ四駆の製作体験を、タミヤの工房長によるレクチャーのもと、行うことができます。

*1:プラモデルの出荷額日本一(静岡県)

『遠野物語』をはじめて 知る人のための本 『本当にはじめての遠野物語』刊行

歴史的名著『遠野物語』を読むコツは、まずその舞台を訪ねること

2023年6月に刊行された『本当にはじめての遠野物語』は、
「日本民俗学の夜明けを告げた名著」とされる
『遠野物語』について、解説する入門書です。

『遠野物語』やその著者、柳田国男のことは知らなくても、
ザシキワラシや河童、天狗といった昔話に登場する不思議な存在には
馴染みがあるでしょう。
『遠野物語』にはそのザシキワラシや河童、山の神、
そして動物たちが人々と遭遇する話がいくつも収められています。

『本当にはじめての遠野物語』の著者でローカルプロデューサーの富川岳さんは、
2016年から岩手県遠野市に暮らしています。
その遠野を舞台とした『遠野物語』を初めて読もうとしたときは、
たったの10ページで挫折してしまったのだとか。

『遠野物語』は「日本民俗学の夜明けを告げた名著」と言われています。
119の物語が収められていて、一話一話が短く、オチもなく、
しかも難しい文語体で書かれています。
『遠野物語』のこういった特徴が挫折の理由だったと
富川さんは本書の「はじめに」の中で打ち明けています。

しかし「読み方のコツや楽しみ方さえわかれば、絶対に『遠野物語』はおもしろい本、
教材になる。そう確信しています」と宣言。
そんなにもおもしろいと思えるようになったのはいったいなぜなのでしょうか? 
そもそも読み方にコツがあるってどういうこと?

富川さんにとって『遠野物語』にまつわる状況が一変したのは、
地域史研究家の大橋進先生との出会いでした。
大橋先生は、「すぐに本は読まなくていい」と富川さんを、野に連れ出します。
そこは、河童やザシキワラシがいた物語の舞台でした。

『遠野物語』は今から110年ほど前の1910(明治43)年に出版されました。
東京に住む官僚だった柳田国男が、遠野出身で小説家志望の青年、佐々木喜善から聞いた、
遠野に伝わる不思議な話をまとめたものです。

伏見の天然地下水掛け流しの水風呂で “ととのう” 野外サウナフェス 〈京都サウナ大作戦〉が 9月16日~17日に開催!

京都初上陸のサウナバスも登場

京都市伏見で2023年9月16日~17日の2日間、
西日本最大級のサウナフェス〈京都サウナ大作戦〉が開催されます。

会場となるのは、近鉄竹田駅から徒歩5分ほどの場所にある
スーパー銭湯〈伏見力の湯〉に隣接するフットサルコート内。

一番の目玉は、水風呂にとことんこだわる滋賀県の銭湯〈都湯-ZEZE-〉が
監修した、伏見の天然地下水の源泉かけ流しによる水風呂です。

そして、主役となるサウナは、京都初上陸となる移動型サウナバス
(通称サバス)のほか、テントサウナやサウナ小屋、トラックサウナ、
バレルサウナなど全15台が登場。
最大80名が収容できる規模になるといいます。

当日パフォーマンスを行うアウフギーサー。

当日パフォーマンスを行うアウフギーサー。

また、ロウリュによって立ち昇る蒸気をサウナ客に送るパフォーマンス
「アウフグース」を競う〈Aufguss Championship Japan〉の関西予選で
第2位となったアウフギーサー(熱波師)ら5名とシークレットゲストによる
ショーも開催(別途有料)。
個性豊かなアウフギーサーの技を体感できる貴重な機会となっています。

そして「ととのいエリア」は、大空の下で風を感じながら外気浴を楽しめるよう
キャンプ用品ブランド〈DOD(ディーオーディー)〉による協力のもと、
全50脚のチェアが用意されるとか。

大阪〈yacipoci〉
音楽とビールの泡に
とことんこだわる

音楽好きコロンボとカルロスが
リスニングバーを探す巡礼の旅、次なるディストネーションは
大阪市中央区。

夏の終わりにふさわしいイカした立ち飲みレコードバー

コロンボ(以下コロ): このイカした立ち飲みレコードバーは
オーナー以外、そうやすやすとレコードをかけられないんだよ。

カルロス(以下カル): なんで? 機材の扱いがデリケートなの?

コロ: レコードラックにレコードが反対向きに入っているから、背表紙が見えないんだ。

カル: つまり、かけたいレコードが選べない?

コロ: そうなんだ、ジャケットを見ないことには
目的のレコードに到達しないわけなんだ。

カル: なんでまたそんなややこっしいシステムなんだ?

コロ: 背が奥だと、レコードが出しやすいし、しまいやすい。
それと店主の秋谷直弘さんは心斎橋のレコードバーの名店〈BAR JAZZ〉が
メンターなんだって。あのお店もそうしているらしい。

カル: なるほど。当然、収納ルールもアルファベット順とかじゃないわけだよね。

コロ: もちろん! 秋谷さんが選びやすい順。

カル: そこがネックだよね。どのお店もどこに、
どんなレコードがあるかわからないから、うっかりプレイできない。

コロ: レコードだけじゃないんだ、うっかりプレイできないのは。
ビールサーバーが「スイングカラン」というレトロなサーバーで、
いまでは老舗ビアホールぐらいでしか見かけない、
ヴィンテージ級の難儀なサーバーなんだよ。

カル: 一度注ぎでおいしいビールが注げるという
ビールファンにはたまらない魔法のサーバーのあれ? 
熟練の技術が必要なんでしょ? 
レコードに針を置いたり、
スイングカランのZ軸のサーバーで泡を操作したり、大変そうだね。

コロ: ビールはガス圧、レコードは針圧なんだって。

カル: このお店の前は自転車屋さんだったんでしょう。
よっぽどアナログが好きなんだね。

コロ: 音楽よりビールの泡の話で盛り上がっちゃったよ(笑)。
クリーミーな泡はほんとに素晴らしかったな。

Jリーグ
クリエイティブダイレクター・
清永浩文
都会とローカル、両方の視点で
60クラブのバランスをとる

アパレル業界からJリーグへ

2022年の6月、清永浩文さん自らが立ち上げたアパレルブランド〈SOPH.〉を
退任するというニュースは、ファッション界に驚きを与えた。
そしてその翌月、清永さんが〈Jリーグ〉のクリエイティブダイレクターに
就任するというニュースもまた意外性のあるものだった。

ほかのアパレルブランドならばいざ知らず、Jリーグではどんな仕事をしていくのか? 
Tシャツやプロダクトをつくり、ファッション性を高くしていくのかと思えば、
どうやらそうではないらしい。

Jリーグの野々村芳和チェアマンからは
「清永さん、Jリーグをかっこよくしてください」というひと言だけだったという。
その“ラフ”なスルーパスを清永さんはどのように受け取ったのか。

結論からいえば「自分が適任者だと思った」と言う。

大分が地元である清永さんは、1998年にSOPH.を立ち上げる。
99年には〈FCレアルブリストル〉というサッカーアパレルラインを立ち上げ、
大分トリニータへのスポンサーも開始。

「サッカー好きというサポーター目線。そしてスポンサー目線。
一時期、取締役や株主もやっていたのでチームの運営目線。
このように多方面の目線を持っている人はほかにいないのではないかと思います。
そんな僕のような人物が関われば、
今後のJリーグにとって有益なのではないかと思いました」

たしかにJリーグを、
もっといえばサッカー界をさまざまな角度から見ることができる人物だろう。

会議室、その名も「OLD TRAFFORD」にて。

会議室、その名も「OLD TRAFFORD」にて。

急激な変化は求めない

就任して約1年、Jリーグでは開幕30周年記念という大きなイベントがあり、
まずはそれらに携わることになった。
Jリーグ30周年コンセプトワード「よっしゃ いこ!」は、
かつてのSOPH.で展開されていたコピーを知る者にとっては清永さんらしいと思える。
「まいったな2020」や「最後の戦術。」などのコピーを
SOPH.として世に出してきたからだ。

Jリーグ30周年のコンセプトメッセージ。

Jリーグ30周年のコンセプトメッセージ。

Jリーグ30周年のロゴ。

Jリーグ30周年のロゴ。

またJリーグはオフィスを移転したばかりであり、その監修も担当をした。

「僕が出したアイデアは『オフィスに入るときの高揚感を大事にしてほしい』というもの。
選手がピッチに入っていくシーンをイメージして、
出社する社員やゲストが高揚したらいいなと」

ガラス扉のエントランスの向こうには、大画面が広がっている。
パスをかざして自動ドアが開くと、
スタジアムでサポーターが熱狂する姿が映し出された。
たしかに気分は高揚する。

さらにオフィスが移転するタイミングで、
名刺や封筒などのデザインも清永さんのディレクションで変更することになった。

メインカットでは「アルビレックス新潟」の背景だったが、チームは毎回変わり、これは「川崎フロンターレ」バージョン。

メインカットでは「アルビレックス新潟」の背景だったが、チームは毎回変わり、これは「川崎フロンターレ」バージョン。

ただし、ひとりでディレクションし決定したわけではなく、
チームで行ったことだと清永さんは強調する。
なんだかサッカーっぽい。

「30周年も、新オフィスも、”僕がやった”わけではありません。
僕が来てすべてをガラリと変えるわけではなく、長く見て、
なんとなくJリーグのイメージがいい方向に高まればいいと思っています」

ファッションの世界でいうと、
スターデザイナーがメゾンブランドなどに就任すると、
ガラッと方向性が変わることが確かにある。
しかし今回はそんなことを目指してはいない。

「確かに僕が今までSOPH.でやってきたことは、ゼロからイチを生み出すこと。
自分のトップダウンで始めたことです。
でもそれとはまったく違って、僕ひとりで完結することではありません」

Jリーグ30周年記念アンセムとして
RADWIMPS「大団円 feat.ZORN」が発表された。
これも清永さんが積極的に絡んでいるのではないか、と勘繰ってしまう。

「そのように、僕が関わり始めたことで
『最近、Jリーグおもしろいですね』と言ってもらえたり、
すこしでも興味を持ってもらえればいい。
それだけでも僕がここに来た価値はあるかなと」

Jリーグが開幕して30年経った。当初の若者も30年、歳を重ねている。
となると、次なる世代にまた30年、100年と
長くJリーグを応援してもらわなくてはならない。
だから清永さんが「気がつかない程度に、ゆっくり良くなっていきたい」という戦略に
納得できる。

島根県大森町に 本・人・地域と出合う図書館が誕生!

学生と町民と観光客をつなぐ新しい学びの場

島根県立大学が2023年4月29日に、
島根県大田市大森町にサテライトキャンパス
〈石見銀山まちを楽しくするライブラリー〉をオープンしました。
地元企業〈中村ブレイス株式会社〉の古民家再生プロジェクトの一環として、
学生と町民と観光客をつなぐ新しい学びの場を創出していくといいます。

この施設誕生のきっかけは、中村ブレイスの中村俊郎会長が
空き家となっていた町内の旧松原邸を
「島根県立大学の学生の学びの場となる施設として活用できないか」
と島根県立大学に提案したことから。
それからプロジェクトの構想がスタートし、プロジェクトの起点となった
島根県立大学 地域政策学部 地域づくりコースの故井上厚史教授の遺志を受け継ぎ、
同コースの平井俊旭講師がプロジェクトの統括と施設のデザインを設計。

〈石見銀山まちを楽しくするライブラリー〉

島根県立大学地域政策学部は、地域と共生し、
地域と共に生きる人材を育成することを目指しており、
この施設はそのビジョンを具現化する理想のモデルケースと位置付けています。

行燈本棚

行燈本棚。

エントランスには、畳の床から天井まである、
発光する巨大な行燈をモチーフとした3つの「行燈本棚」が。
学生が著名人や地域で活躍する方々に
「人生に影響を与えた本」というテーマで選書を依頼し
集めた200冊を超える本が開架されています。

神奈川・相模原市藤野地区の 自然の魅力が詰まった 〈地産ガチャ〉

緑区イメージキャラクターのミウルと設置したガチャガチャ(橋本公民館)1回200~300円。

「炭ガチャ」「樹木のキーホルダー」など、ユニークなガチャガチャがツボ!

四方を山々に囲まれ豊かな河川が貫流する
神奈川県相模原市藤野地区。
そんな自然の魅力が詰まった藤野地区のローカルな情報を発信する
ガチャガチャがあると面白いのではないかという
立案者・武笠太郎さんの思いから誕生した、
手作りの地産品を詰めた〈地産ガチャ〉が、
現在、藤野地区の公民館や市内商業施設に設置されています。

地方創生の推進のため結成された、
相模原市役所の若手職員によるワーキンググループ
〈中山間地域をもりあげるワーキング(通称:もりワーク)〉。
今回の公民館への地産ガチャ設置は「もりワーク」による事業提案のひとつで、
公民館における関係・交流人口の創出及び
中山間地域の課題解決の事業として、設置が決定されました。

〈樹木のキーホルダー2〉

〈樹木のキーホルダー2〉。

〈1/24丸太〉

〈1/24丸太〉。

〈炭ガチャ〉

〈炭ガチャ〉。

〈割れた陶器〉

〈割れた陶器〉。

ラインナップは、藤野・篠原地域の炭窯を使って作られた〈炭ガチャ〉や
伐採した木の端材で丁寧につくった〈樹木のキーホルダー2〉、
陶器の破片を磨いてシー陶器風に仕上げた〈割れた陶器〉など。
※シー陶器・・・割れた陶器の破片が波にもまれて角が取れ、浜辺に打ち上げられたもの。

どれも好奇心がくすぐられてしまうユニークなものばかり。
見かけたらついつい、ガチャガチャを回してしまいそうですね。
2023年10月27日まで設置されているとのことなので、
お近くに足を運んだ際はぜひゲットしてみてはいかがでしょう?

information

map

地産ガチャ

設置期間:実施中~2023年10月27日(金)

設置場所:市立橋本公民館 事務所前(緑区橋本6-2-1 シティプラザはしもと内)、市立津久井中央公民館 事務所前(緑区中野633-1)、市立相模湖公民館 事務所前(緑区与瀬1134-3)など

利用時間:9:00〜17:00

休館日:第4月曜

※時期によって販売商品の入れ替え、売り切れの場合があります。

※販売実績や公民館利用者の声などを踏まえ、常設や他の生涯学習施設への設置等を検討

Web:地産ガチャ 公式サイト

*価格はすべて税込です。

農園グランピング、神社境内の甘味処、
旅の情報誌など。
まちの「BRAND NEW THINGS」
に注目!


今月のテーマ 「まちのBRAND NEW THINGS」

何気ない日常やいつも通っている場所でも
まちは生きもの、常に新陳代謝が起こっています。

今回は全国にお住まいのみなさんに
まちの新しいモノやコトについて教えてもらいました。

できたばかりの新たな(=BRAND NEW)取り組みは
いずれも人気が集まりそうな予感。
話題になる前にぜひ先取りチェックしてみてください。

【東京都三鷹市】
東京の農園でグランピング体験できる〈ぶどうの森 グランピングフィールド〉

武蔵野市の隣に位置する三鷹市は、
駅から離れた住宅街に畑が点在しています。
なかには江戸時代から野菜や果物を育てている農家もある、自然豊かなまちです。
今回は、そんな東京の農園でキャンプ体験ができる
〈ぶどうの森 グランピングフィールド〉を紹介します。

農園で食べる食事は格別。

農園で食べる食事は格別。

〈ぶどうの森 グランピングフィールド〉を運営するのは
旅行会社〈旅倶楽部〉の代表を務める金子 晃さん。
安全な野菜づくりのカルチャースクールや、有機野菜塾を行っているほか、
オンライン開催されたパリコレの会場として場所提供するなど、
金子さんのアイデアによって、人が集う農園へと進化しています。

ぶどうの収穫は食育の一環として子どもたちに体験してもらいたいアクティビティ。

ぶどうの収穫は食育の一環として子どもたちに体験してもらいたいアクティビティ。

同施設では、無農薬野菜や無農薬のぶどうの収穫体験ができ、
収穫した野菜でバーベキューなどのデイキャンプが楽しめるほか、
今年から宿泊もできるキャンプ施設としての運営がはじまりました。

ぶどうの森 グランピングフィールド

園内にはキッチントレーラーや本格的なピザ窯も完備。
有機野菜を使った食事やオーガニックの自家製ドリンクを味わったり、
手づくりピザ体験もできます。

家族で楽しめるピザづくり体験。

家族で楽しめるピザづくり体験。

有機野菜をたっぷりと使ったメニューは農園ならでは。

有機野菜をたっぷりと使ったメニューは農園ならでは。

自然農のふかふかな土や草原が広がる農場には、
山羊も暮らしていてとってものどか。
農園の外に出るまで、ここが東京だということをすっかり忘れてしまうほどです。

農園で飼育されているヤギたちとのふれあいも可能です。

農園で飼育されているヤギたちとのふれあいも可能です。

都会のオアシス的な〈ぶどうの森 グランピングフィールド〉で
ここでしかできない体験をしてみては?

information

map

ぶどうの森 グランピングフィールド

住所:東京都三鷹市上連雀9-16(三鷹オーガニック農園内)

TEL:080-2001-1665

Web:ぶどうの森 グランピングフィールド

photo & text

Momo*Kinari きなり・もも

ライター・エディター。東京在住。Webや雑誌、旅行ガイドブックで撮影・執筆。 国内外でグルメや観光スポットを取材。たまに料理やモノづくり、イラストの仕事もしています。 Twitter:@Momo_kinari

〈KAAT 神奈川芸術劇場〉 は 劇場をまちに“ひらいて”いく。 県民劇『虹む街の果て』 2023年5月上演

より多くの人に劇場の魅力を感じてほしい

観劇という経験は、非日常的で特別なもの。
同時に劇場を日々の暮らしから遠く感じて、
滅多に足を踏み入れる機会がないという人も少なくないはずです。

〈KAAT 神奈川芸術劇場〉 、通称KAAT (カート)

〈KAAT 神奈川芸術劇場〉 、通称KAAT (カート)は、
横浜中華街や山下公園から近いアクセスのよい場所にあります。
神奈川県による舞台芸術をメインとした施設として2011年1月にオープン。
開館以来、創造型劇場として演劇やミュージカル、ダンス公演など
上質な舞台芸術を提供してきました。

そのKAATで、一般の神奈川県民を中心とした人たちが演者として参加する
県民劇『虹む街の果て』が上演されます。

2021年初演『虹む街』より 撮影:田中亜紀

2021年初演『虹む街』より 。 撮影:田中亜紀

この作品は、2021年に庭劇団ペニノのタニノクロウさんが作・演出した
『虹む街』のリクリエーションです。

飲食店の多い横浜市野毛地区を舞台として、
一般の神奈川県民と一緒に舞台を創ることを目指した演目で、
『虹む街の果て』では
2021年上演の『虹む街』から10年、20年、さらに100年が経ったまちが舞台です。

KAATでは2021年に演出家の長塚圭史さんが芸術監督に就任したあと、
劇場に季節感、リズム感を生み出そうと4月から8月までをプレシーズンと位置づけ、
開館以来夏に続けているKAATキッズ・プログラムに加えて、
ますます劇場をまちに“ひらいて”いくために、さまざまな仕かけを考えてきました。

2021年のプレシーズンに行う演目のため、
長塚さんとタニノさんは、それぞれにまちで取材を行いました。
そこで判明したのは、横浜の近隣に住む人たちさえ、
思っていた以上にKAATの存在を知らないということ。

歴史はまだ浅いものの、
演劇界や愛好家の間でKAATの存在感が確実に上がっていただけに、
「関係者はずいぶんショックを受けた」と話すのは副館長を務める堀内真人さん。

KAAT神奈川芸術劇場の副館長で事業部長でもある堀内真人さん。

KAAT神奈川芸術劇場の副館長で事業部長でもある堀内真人さん。

「今まで劇場に足を運んだことのない方、興味を持ったことがない方に、
どうやったら劇場の魅力、 演劇やダンスの魅力を知ってもらえるか、
とにかく考えようということになりました」

アップデイトされた
ブラジリアンを知りたいなら
小田原〈ももすけ〉を目指せ

音楽好きコロンボとカルロスが
リスニングバーを探す巡礼の旅、次なるディストネーションは
神奈川県小田原市。

〈大洋レコード〉も併設された自然光たっぷりのカフェ空間

コロンボ(以下コロ): ブラジル音楽はどうなの? 守備範囲?

カルロス(以下カル): ボサノバはなんだかくすぐったい(笑)。
ジャヴァンが好きだね。
ベタだけど『LUZ』というアルバムの1曲目、
スティービー・ワンダーが参加した「Samurai」が最高だな。

コロ: スティービー・ワンダーのハーモニカがいいよね。
ハーモニカだけのアルバムとか出してくれないかなと切望。
「Samurai」は今でも気の効いたお店でかかってる。
この間も青山の〈BAROOM〉でかかっていたっけ。

カル: ボク的にはブラジルと聞いて思い浮かぶのはダ・ラータだけど、
よく考えるとブラジリアンをやっているUKユニットだし。
正直言って、ブラジル音楽自体はあまり詳しくないかな。
ほかのジャンルにいち要素として、よく取り入れられているって印象。

コロ: いち要素ねー、たしかに。
ボクの場合はなんたって『ゲッツ/ジルベルト』だからな。

カル: ボサノバのセルジオ・メンデスが
ヒップボップにアプローチしていたりとか、
ブラジルものはそんな関わりのなかで聴いているね。

コロ: ボクはジャズ文脈になっちゃうんだ。
村上春樹さんが書いた「チャーリー・バーカー・プレイズ・ボサノヴァ」、
真っ白いジャケットの彼の架空のアルバム聴いてみたいな。

オープンして早6年。小田原駅前の喧騒から離れると現れる〈ももすけ〉。

オープンして早6年。小田原駅前の喧騒から離れると現れる〈ももすけ〉。

木更津〈KURKKU FIELDS〉に 本を読み耽られる〈地中図書館〉 がオープン

「農」「食」「自然」の循環を体験できるサステナブルファーム&パーク〈KURKKU FIELDS〉

千葉県木更津市、約9万坪(30ha)の広大な敷地で「農」「食」
そして「自然」の循環を体験できるサステナブルファーム&パークの
〈KURKKU FIELDS(クルックフィールズ)〉。
「育てる・作る・食べる・循環する」といった“人が本質的に生きる心地よさと喜び”を
感じる場所を目指し、広大な土地を10年前からゆっくりとすこしずつ育てています。

2022年秋には宿泊施設“創る暮らしを体感するvilla”〈cocoon(コクーン)〉がオープン。
そして2023年2月16日(木)、〈KURKKU FIELDS〉に、
〈NAP建築設計事務所〉の中村拓志氏の設計による
新たな施設〈地中図書館〉がオープンしました。

〈KURKKU FIELDS〉〈地中図書館〉で体験する一歩先行く晴耕雨読

天井から自然の光が差し込むホール

地中図書館はその名のとおり土の下に、ひっそりと隠されたように存在します。
晴れた日には畑を耕し、雨の日には読書をする。
地中図書館はそんな人のために構想されています。

すり鉢状の特徴的な形をした土地の中腹にあって、大地にそびえ立つのではなく、
洞窟のように地中に横たわる空間です。
訪れた人はKURKKU FIELDSをさまようなかで、突如入り口を見つけて
大地の中へと潜り込み、思いがけない空間と本に出合うことになります。
オープン時は約3000冊を収容し、自然や農的な暮らしに関するものを中心に詩、
哲学、歴史、宗教、科学や経済にも独自の広がりやつながりが感じられる選書です。

本棚の間を抜けると天井から自然の光が差し込むホールが現れます。
〈cocoon〉、〈TINY HOUSE VILLAGE〉の宿泊者は閉館後の17時以降も、
優しい明かりがこぼれる幻想的な〈地中図書館〉で夜の特別な時間を過ごせます。