コキアの紅葉が話題。 茨城県屈指の観光スポット 「みはらしの丘」は、 平和の象徴として誕生した絶景だった

茨城県の〈国営ひたち海浜公園〉は、ひたちなか市の太平洋岸にあり、
春はネモフィラ、スイセン、チューリップ、初夏にはポピーやバラ、
夏のジニア、ヒマワリ、秋にはコキア、コスモス、冬のアイスチューリップなど、
四季を通して色彩豊かな花々が楽しめます。
そんな花いっぱいの美しい公園にはこんなヒストリーがありました。

美しく花々が咲く丘は、かつて米軍の軍事演習場だった

コキア以外にもカラフルな花々が咲く「みはらしの丘」。

コキア以外にもカラフルな花々が咲く「みはらしの丘」。

茨城県屈指の観光スポットとなっている「みはらしの丘」は、
テレビやSNSでも話題を呼び、連日たくさんの人が訪れるほどの人気。
今でこそ立派な絶景スポットですが、現在の丘になるまでには長い年月がかかっています。
美しく花々が咲く公園は、かつて日本軍の水戸東飛行場があり、
終戦後は米軍により射爆撃場として使われていました。

爆撃場での演習風景。

爆撃場での演習風景。

長年騒音に苦しめられた地元住民たちの返還運動により、
昭和48(1973)年3月に日本に返還され、
「平和の象徴として公園を整備したい」という住民の強い思いにより、
〈国営ひたち海浜公園〉が誕生。
無数の爆弾や銃弾が撃ち込まれた標的の跡は、大型トラック20万台分の残土を使用し、
約25年の歳月をかけて高さ30メートルの丘が造成され、
住民たちが願った言葉の通り、平和で穏やかな絶景の丘が誕生しました。

〈ダイナースクラブ〉の レストランウィークがスタート。 新潟のアンテナショップで 18日間限定のコースを提供開始。

2024年10月18日(金)から 18日間、グルメのまち・銀座で
〈ダイナースクラブ 銀座レストランウィーク 2024 Autumn〉を開催。
今年8月に移転オープンした、新潟県のアンテナショップ
〈銀座・新潟情報館 THE NIIGATA〉の8階にある〈THE NIIGATA Bit GINZA〉では、
新潟を堪能できるコースを提供開始しました。
この機会だからこそ楽しめる特別なメニューをレポート。

食材だけでなく食器やカトラリーも新潟のプロダクトを使用

〈銀座・新潟情報館 THE NIIGATA〉。

〈銀座・新潟情報館 THE NIIGATA〉。

新潟県のアンテナショップ〈銀座・新潟情報館 THE NIIGATA〉の
8階にある〈THE NIIGATA Bit GINZA〉は、「新潟とともに生きる」という
コンセプトのもと、新鮮な新潟産の食材などを使用した料理を提供するレストランです。

銀座ならではの洗練された空間のなかで、ドリンク、カトラリー、器まで
可能な限りプロダクトにこだわり、 新潟が誇る新鮮な食材を堪能しつつ、
新潟でつくられたプロダクトに触れながら食事を楽しめます。

テーブルに準備されているカトラリーは、新潟・燕三条の〈サクライ〉のカトラリー。

〈ダイナースクラブ 銀座レストランウィーク 2024 Autumn〉の特別なコース

津南にんじんジュース。

津南にんじんジュース。

〈ダイナースクラブ 銀座レストランウィーク 2024 Autumn〉のプランには、
ドリンクも含まれています。ドリンクは、雪室熟成コーヒー、村上冨士美園紅茶、
津南りんごジュース、津南にんじんジュースなど新潟産のドリンクも選べます。

【フォカッチャ】

新潟産の小麦粉を使用したローズマリー風味の「フォカッチャ」は、
豊かな小麦の香りとローズマリーの爽やかな風味が楽しめる一品。

【新潟夏野菜のパフェ】

新潟夏野菜のパフェは、取材時旬だった新潟県産のトマト、きゅうり、
佐渡産とうもろこし、シャインマスカットなどを使用。

赤パプリカのピューレ、よもぎのクスクス、マスカルポーネチーズを添えた
季節の野菜のパフェが味わえます。

【新潟フレッシュトマトを使ったガスパチョ】

新潟産トマトを使用したフレッシュトマトのガスパチョは、
トマトのフレッシュな味わいの向こう側に、
浮身のうみぶどうやムール貝から、ほんのりと潮の風味を感じます。

お皿は新潟の秋葉区にあるガラス工房〈秋葉硝子〉の作品。
海のように美しい青色のお皿とガスパチョの味わいがマッチしたひと皿でした。

【魚沼市八色(やいろ)椎茸を使ったオイルパスタ】

肉厚で芳醇な味わいの八色椎茸から出るダシがソースとなって
パスタやほうれん草に絡んでいます。

シンプルな具材なのに、味わい深くて満足度が高い一皿です。
また、パスタをお米の料理に変更可。

その場合は新潟の最高級米、柏崎の「新之助」を使用。
「新之助」は京都の老舗米屋〈八代目儀兵衛〉が選定する厳選ブランド米で、
粒が大きく甘みがあるのが特徴のお米です。

屋号からして酒が進む アメリカンロック酒場、 横浜〈LAST WALTZ〉

音楽好きコロンボとカルロスが
リスニングバーを探す巡礼の旅、次なるディストネーションは
神奈川県横浜市。

厳格なまでにいにしえのアメリカンロックにこだわる店

コロンボ(以下コロ): 〈LAST WALTZ〉! 店名からしてボク好み。
屋号だけで飲めちゃう。

カルロス(以下カル): だろうね。
こういうオールドタイマー、うっとうしいほど多いんだよ。
しかも、この手の人はやたら音楽に詳しいから手に負えないわけ。

コロ: そう、ディスるなよ。
『LAST WALTZ』と聞くとざわつかないわけにはいかない世代なんだから。
あれは1976年の出来事で……。

カル: はいはい、時は1976年11月25日、所はサンフランシスコの〈ウィンターランド〉、
ザ・バンドのラストコンサートね。
マーティン・スコセッシ監督による同名の映画にもなった伝説のコンサート。

コロ: 知ってるじゃん!

カル:  基礎教養です。つまり、このお店、
アメリカンロック、バリバリのお店ってことになるのかな?

コロ: マスターの小泉豊太さんがアメリカンロックを聴くきっかけになったのが
『ラスト・ワルツ』なんだって。
でも、地味な映画って印象でピンとこなかったらしい。
わからないでもないけど。

カル: 単なるいちバンドのラストコンサートにディランやらクラプトンやら、
ゲストがこんなにたくさん集まるなんてなかなかないね。
トリビュートはあるけど、
ラストコンサートにゲスト多数っていうのはあまり記憶にない。

ノスタルジックなアメリカ酒場なカウンター。LAST WALTZはもちろん、イーグルスのLONG RUN TOURのポスターがある。

ノスタルジックなアメリカ酒場なカウンター。LAST WALTZはもちろん、イーグルスのLONG RUN TOURのポスターが

ブックコーディネーター・ 内沼晋太郎さんに聞く 「世界をより良くしていくための」 本と本屋

大型書店が姿を消し、増える独立系書店

「本が売れない時代」だといわれて久しい。
本の売り上げは1996年をピークに右肩下がりを続け、
日本出版インフラセンターの統計によると、
この10年で全国の書店数は3分の2に減少。
全国の市町村の4分の1以上が「書店ゼロ」のまちになっているという。

一方で、個人オーナーによる独自セレクトの小規模な独立系書店は
全国各地で次々と開店しているという驚きの事実もある。
たとえば2023年には全国で80店以上が新規開業しているというデータも。
つまり独立系書店は、
新しいかたちの「まちの本屋」として、着実にその存在感を発揮しているのだ。

こうしたムーブメントの背景にあるものはなんだろうか。
そして、その流れやスタイルは、都会とローカルとで違いがあるのだろうか。

そんな問いを抱いて訪ねたのが、現在、東京と長野県御代田町で
二拠点生活を送るブックコーディネーターの内沼晋太郎さんだ。

大開口から注ぐ光が心地よい内沼さんの御代田町の住まい。

大開口から注ぐ光が心地よい内沼さんの御代田町の住まい。

レコードはカッティングが命。 レコード屋&バー 〈SMOKIN’ FISH RECORDS〉の 溝にまつわる深いお話

音楽好きコロンボとカルロスが
リスニングバーを探す巡礼の旅、次なるディストネーションは
神奈川県横浜市。

レコード棚の仕分けでわかるマニアックなこだわり

コロンボ(以下コロ): 世の中、マニアックな店ってまだまだあるもんだね。

カルロス(以下カル): 感慨深めにどうしました? 
ボクらが行く店って、そもそもマニアックだけど。

コロ: ここ横浜、吉田町にある〈SMOKIN’ FISH RECORDS〉って店、
レコード屋でもあり、カフェや飲み屋でもあるんだけどさ、
レコード・ストックの棚の仕分けが超マニアックなわけ。

カル: アーティストやジャンルとかじゃないんだ。

コロ: それももちろんあるんだけど、お店の入口で待ちかまえている棚が、
マスタリングスタジオ別なんだよ。

カル: マスタリングスタジオって
レコードの音質を司るカッティングエンジニアなんかが関わるところだよね。

ソウルのストリートカルチャー溢れる 〈Good Morning Record Bar〉が 京都にあった

音楽好きコロンボとカルロスが
リスニングバーを探す巡礼の旅、次なるディストネーションは
京都府京都市。

朝はのどかでも、陽が落ちればゴリゴリのレアグルーブ

コロンボ(以下コロ): 〈Good Morning Record Bar〉って
名前からしてよくない?

カルロス(以下カル): レコードではじまる朝なんて、余裕がありそうだし、
丁寧な暮らしそう。やっぱりパット・メセニーって感じかな?

コロ: ボクだったらジョージ・ベンソンの『ブリージン』かな。
そんな気持ちいい朝はなかなかないけど。

カル: いずれにしてもフュージョン感……、
朝に対するイメージが貧困じゃない? 2020年代だよ。

高瀬川沿いに佇むガラス張りのポップな店がまえ。夜ともなると加熱気味なグルーブを発する。

高瀬川沿いに佇むガラス張りのポップな店がまえ。夜ともなると加熱気味なグルーブを発する。

コロ: お店的にはレアグルーブが多いんだって。

カル: 朝から?

コロ: いやいや、賑わってくる日没後だけど。
レアグルーブっていえば、カルロスの守備範囲じゃない?

カル: うーむ、レアグルーブ、難しいね。ジャンルでもないし定義が微妙。

コロ: あえて定義するとどうなの? 
やはりDJ文化というか、ヒップホップ以降というイメージだけど。

カル: サンプリングや元ネタという、人が注目しないところに美学を感じる
「レコード掘り師」の文化かな。
自分に照らし合わせてみると、レアグルーブは広すぎて
コンピレーションやDJミックスで知っていくものだったかも。
橋下徹選曲の「FREE SOUL」シリーズとかね。

銀座から京都へ。 外国人ツーリストを魅了する ザ・レコードバー〈ビートルmomo〉

音楽好きコロンボとカルロスが
リスニングバーを探す巡礼の旅、次なるディストネーションは
京都府京都市。

夜な夜な外国人客でごった返す京都屈指のレコード酒場

コロンボ(以下コロ): 今回は〈ビートルmomo〉というレコード酒場。

カルロス(以下カル):  四条、高瀬川沿いという絶好のロケーションだから、
桜の季節ともなれば外国人客でごった返しているんだろうね。

コロ: ごった返しているもなにも、いまはお客さんの9割が外国人なんだって。

カル: 桜とも関係なしに?

コロ:  桜の時期は特に。お店の窓から見る高瀬川の夜桜はサイコーだよ。
コロナまでは地元のお客さんや日本人の観光客、
たまに外国人客って感じのしっとりとしたリスニングバーだったけど、
コロナを機に外国人寄りのお店へと振り切ったんだってさ。

カウンター主体のお店から外国人ツーリストを意識してテーブル席などを追加。

カウンター主体のお店から外国人ツーリストを意識してテーブル席などを追加。

カル: 店主の肥田博貴さん、
もともとは銀座8丁目の路地裏で〈beatle lane〉っていう
イカしたお店をやっていたんでしょう。

コロ: 酔っぱらって行ったら2度と辿りつけない迷路みたいな小径の
小さなレコードバー。
というか、レコードをかけるバーって感じ。
朝6時までやっていたので、入稿明けによく行ったなー。

カル: わー、昭和。不適切にもほどがある。

コロ: そうは言っても2017年閉店だから、平成後期だよ。

カル: その銀座が立ち退きで惜しまれつつ閉店し、京都に?

コロ: そうみたい。
外国人のお客さんと日本人のお客さんは音楽の聴き方が違うから、
次第に相容れなくなっていったようだよ。

カル: 日本人がレコードバーに求めるものって、
外国人にとってのそれとはかなり違うからね。

コロ: 日本スタイルのレコードバーが
ニューヨークやロンドンで増えてきたっていうけど、
まだまだその辺のムードまでは浸透していないみたい。

カル: オープンでフレンドリーなPUB文化というか、
おとなしく飲むって意識が少ない外国人が、
肥田さんのかける音楽をちゃんと聴いてくれているのだろうか?

コロ: はじめのうちはおとなしく聴いていて、
「あなたのかける曲はグレートだ」とか言ってくれるんだけど、そのうちに騒ぎ始める。
バーに来た外国人に「静かにしてくれ」っていうのも野暮かなと、
最近は意識を改めたんだってさ。

神奈川の出版社や書店と 交流しながら本が買える 2DAYSブックマーケット〈本は港〉

神奈川県内の多様な出版社や書店が集まるブックマーケット〈本は港〉。
2023年5月に始まり、大好評を博した同イベントの第3回が、
2024年5月25日(土)・26日(日)の2日間にわたって開催されます。

2回を経た手応えや今後の展開などについて、
主催・会場の〈LOCAL BOOK STORE kita.〉の森川正信さん、
同イベントディレクターの神奈川新聞社・太田有紀さんに聞きました。

神奈川から本の文化を発信

東京と近いせいか独立系書店オープンの波が来るのがだいぶ遅かった神奈川にも、
2018年頃から個人経営の書店が少しずつ増え、
コロナ禍を機にその動きがさらに目立つようになってきました。

太田さんは、そんな書店を巡って店主の話を聞く「まちを耕す本屋さん」を
2022年7月〜12月まで神奈川新聞で連載。
県内の書店について特色を聞くと、
「いい意味でまとまりがない」といいます。

「神奈川県自体、海沿いと内陸で地域性がまったく違います。
まちの中心部でも観光地でもないところで
店主のキャラクターを生かした店づくりをしていたり、
その場所が好きでわざわざ移住して
まちを元気にするために本屋をやっていたり。
自分なりの理由を持って
ここで本屋をやるんだという思いが強い方が多い気がします。
どの本屋さんもその土地らしさが表れているんですよね」

太田さんの連載をまとめたZINE『まちを耕す本屋さん』。

太田さんの連載をまとめたZINE『まちを耕す本屋さん』。裏からは、書店主らが寄稿した『本屋のあるまち』が読めるつくりになっています。

横浜・妙蓮寺駅近くの〈本屋・生活綴方〉に立ち上げから携わってきた
出版社〈三輪舎〉の中岡祐介さんも、そんな取材先のひとり。
中岡さんと、長年コワーキング・イベントスペースを運営し
さまざまな場づくりや創業支援に携わってきた森川さんを
太田さんがつないだことから、〈本は港〉の企画がスタートしました。

「本の流通や制作に関してはこれまで東京がトレンド発信地でしたが、
出版活動は東京じゃなくてもできるし、神奈川にも個性的な書店が増えてきたので
イベントをやりたいというお話を中岡さんから伺っていました。
私も新聞社で働いているので、
地元の活字文化を活性化させたいという思いは常に頭にありました。
それぞれの生業は違いますが、
最大公約数をとればきっとまとまるだろうなと思っていました」(太田さん)

〈LOCAL BOOK STORE kita.〉は、棚ごとに違う“オーナー”さんがセレクトした本を販売する“ブックマンション”型の書店。コワーキングスペース〈マスマス | 関内フューチャーセンター〉に併設

〈LOCAL BOOK STORE kita.〉は、棚ごとに違う“オーナー”さんがセレクトした本を販売する“ブックマンション”型の書店。コワーキングスペース〈マスマス | 関内フューチャーセンター〉に併設されています。

歴史ある大浴場が都会的なカフェに。 〈温泉喫茶 si no no me〉が 愛知県蒲郡市にオープン

創業69年の老舗旅館の大浴場を改装

「老舗旅館の大浴場をカフェにリノベーション」

そんなユニークな取り組みがされたのは、
愛知県蒲郡市で、創業69年を迎えた老舗旅館〈銀波荘〉です。
1階にあった古い大浴場を改装し、
〈温泉喫茶 si no no me〉として再出発。

2024年1月のオープン以来、多くの人が訪れるスポットとなっています。

〈温泉喫茶 si no no me〉の店内に足を踏み入れると、
目を引くのは美しいオーシャンビュー。
中央にあるアール壁のオープンキッチンがあり、
テーブル席のほか、浴槽の腰掛けを活用したユニークな席も設けています。

外にあった露天風呂は、足湯も兼ねたテラス席に改装。
足湯に浸かりながら、ゆっくりティータイムを楽しむこともできます。

大浴場時代に使っていた手すりや排水溝も、あえて残しました。
ただ単におしゃれなだけではなく、
温泉旅館として長く愛された〈銀波荘〉の
歴史を体感できる空間にもなっています。

地元の味を楽しめるメニューの数々

店内では、クリームソーダやワッフルをはじめとした
軽食とスイーツ、ドリンクが多数。
なかでも地元の食材を気軽に味わえる、
フォトジェニックなメニューに注目です。

左から「黄昏クリームソーダ」「蒲郡クリームソーダ」「東雲クリームソーダ」(各950円)。

左から「黄昏クリームソーダ」「蒲郡クリームソーダ」「東雲クリームソーダ」(各950円)。

「蒲郡クリームソーダ」は蒲郡みかんのパウダーとジャムを使い、
さっぱりと仕上げた1杯。
ひと口味わうと、蒲郡みかんのさわやかな香りと
濃厚な甘さが広がります。

店の前に広がる海や山々を背景に写真撮影をすれば、
蒲郡を訪れた記念になる、すてきな1枚となることでしょう。

「西尾抹茶とみかん餡」(1200円)は、
抹茶を練り込んだワッフルに、
蒲郡の名産品であるみかんでつくった餡をのせ、抹茶ソースをかけた一品です。

抹茶は国内有数の産地である、お隣の西尾市で採れたものです。

ほかにもバラエティ豊かなソフトクリームや、
オリジナルブレンドのコーヒーなども用意しています。

人生の迷い路で再燃した古本愛 人気ブログ『Y氏は暇人』の山田全自動 が〈ふるほん住吉〉を4月26日開店!

自著12冊を並べて「地産地消コーナー」と紹介する山田孝之さん。

いつのまにか路上遺産ハンター&浮世絵イラストレーターに。
そして古書店をオープン

浮世絵風イラストレーター・山田全自動として活動する山田孝之さんは、
商業誌やWebメディアで連載しSNSのフォロワーは累計260万人を超す人気作家。
「子どもの頃勘違いしてたことあるある」「絶滅危惧種あるある」など、
絶妙な視点の「あるある」ネタを絵と言葉で表現し、
「わかる!」「やられた!」と膝を打つ人が後を断ちません。

インスタグラム@y_haikuの投稿

インスタグラム(@y_haiku)の投稿に1000件以上コメントがつくこともある 提供:山田全自動

一方、山田さんは寂れた路地裏や商店街に佇む味わい深い建造物、
レトロなシャッターの看板、変顔のお地蔵さんなど
自分がひそかに発見した路上ネタや隠れ観光スポットを記録するブログ
『Y氏は暇人』を20年近く続けてきました。

「山田全自動は“わかる”と“わからない”の間を攻めていますが、
『Y氏は暇人』は“わかってくれる人だけわかってくれたらいい”という感覚で、
完全に趣味として楽しんでいます」

ふたつの作者が同一人物であることに気づいていない人も多いそうです。

〈Y氏は暇人〉として初めて自費出版した『福岡のB面』

『Y氏は暇人』として初めて自費出版した『福岡のB面』。

佐賀県鹿島市に生まれた山田さんは、2004年に関西の大学を卒業後、
大手スーツメーカーに就職しますが、福岡市内の店舗を2年で辞めます。
趣味でホームページをつくっていたことから、Webデザインの会社に再就職。

まもなくフリーランスとして活動し、
クライアントから「イラストも描けない?」と聞かれたことがきっかけで、
いろいろなタッチのイラストを描くようになりました。
イラストをFacebookにあげては、4、5人から「いいね!」がつく日々。
ある日、何の気なしに葛飾北斎の『北斎漫画』を真似して、
「よく見たらギターを弾いている江戸時代の人」のイラストを公開したところ、
200以上の「いいね!」がつきました。
こうして“古いものに現代のアイテムが紛れ込んだイラストに短い注釈を入れる”
今の山田全自動スタイルが偶然生まれたのだそうです。

2011年にはWebデザインとイラストの会社を起業し、
4、5年経つとイラストだけで食べていけるようになりました。
以前からリトルプレスを自費出版して福岡の古本市で手売りするなど、
本をつくって売る楽しさを感じていた山田さん。
この頃から「Y氏は暇人名義で路上ネタ本を出さないか」と
出版社から声がかかり、自らも企画を出版社に持ち込むように。
『福岡路上遺産』(海鳥社)『福岡穴場観光』(書肆侃侃房)など
郷土史やまち歩きの本を続々と出版しました。

「自分が書いた本が本屋に並ぶうれしさにハマっちゃったんです。
ただ、本をつくるって想像以上に大変で、何度も挫折しかけました。
“本出したい人あるある”に陥りましたね」と当時を振り返ります。

出版社から「画号をつけましょうよ」と提案され、
家の周りをぶらぶらと散歩していたところ、
「自由律俳句」(五七五や季語にとらわれない自由な俳句)の魁であった
俳人・吉岡禅寺洞(よしおかぜんじどう)の句碑を公園で発見。
「へえ、近所にこんな文化人が暮らしてたんだな」と縁を感じた山田さんは、
この俳号にインスパイアされて山田全自動を名乗ります。

薬院(福岡市中央区)の三角公園に立つ禅寺洞の句碑。

薬院(福岡市中央区)の三角公園に立つ禅寺洞の句碑。

AI時代を生きるため、自分のクリエイティブに「見切りをつけたい」

すっかり売れっ子作家に見える山田さんですが、
自分の作品をおもしろいと感じられない時期もあったそう。

「誰かに“わかる”と言われるたびに、何だかつまらないなあと。
SNSで誰もが“あるある”をつぶやいているし、わかりやすいことに嫌気がさして」

ある日、「みんなついてこれるかな」という意地悪めいた気持ちから、
少しマニアックなネタをSNSに上げました。
それは、昔から好きだった「音収集」趣味から生まれた作品。

山田さんは高校時代、ポータブルカセットプレイヤーで友達の声を録音し、
会話風にコラージュしたものを「無理やり友達に聞かせて遊んでいた」とか。

「操作する音も手間も好き」と愛機を取り出す山田さん。

「操作する音も手間も好き」と愛機を取り出す山田さん。

「1990年代はテレビがアナログ放送だった時代で、
深夜に天気予報が流れた後、放送休止信号が発信されたんですよね。
画面が休止する瞬間が世界の終わりみたいで、怖いのにどこか心惹かれました。
あの深夜の音と映像を編集したシュールな作品をつくったんです」

会心作を山田全自動のInstagramに公開したところ、フォロワーが激減。

「“よくわからないんで普通のあるあるを上げてください”っていう
コメントが並んで。初めて体験した“炎上”でしたね」

山田さんはこの一件を経て、
「共感されなくても、自分がおもしろいと感じる作品は発信しよう」と
Xアカウント・山田全自動みゅーじっく(@ytanet)を立ち上げました。

「僕は作家としての強いこだわりとか、こうなりたいとかあまりなくて。
みんながいいね! と言ってくれることを続けてきただけで、
作家としての自分はどこか“全自動”式に編集されてきた気もします。
ただ、自分だけがおもしろいと感じるものを集めたい欲はあって」

半ば受け身とも思える姿勢で作家活動を続けてきた山田さんが、
2020年代に入る頃、強烈な危機感から自分の意志で決断したことがあります。
きっかけは、AIの台頭でした。

「僕の創作アイデアも表現もあっという間に学習されて、AIでもできる日が来る。
そうなる前に、自分のクリエイティブにきちんと見切りをつけることも大事。
創作一本で生きるのは怖い、次のおもしろいことを探そうと決めました」

地元で捕れる魚も展示?  マニアックさが人気の竹島水族館が リニューアルオープン

規格外のユニークさ、マニアも虜にする竹島水族館!

水族館の大きさが1000平米ほどの小さい規模でありながら、
地元の人はもとより、マニアも虜にする愛知県蒲郡市にある
〈竹島水族館〉、通称「タケスイ」。

地元の三河湾で捕れた魚が展示されていたり、詳細な魚の解説が
手書きだったり、水族館なのにカピパラのショーが上演されたり(※)と、
スタッフのアイデアと愛による、魅力あふれた水族館なのです。
※現在は、飼育展示を休止。新エリアでのクラウドファンディングを実施中。

そんなユニークな竹島水族館が、2024年4月1日に
リニューアルオープン。テーマも「More Deep」とし、
深海生物のスペースが拡大されました。

県内での深海魚水揚げ1位の地域密着型水族館

現在、およそ550種類、約5000匹の生き物が生息している
竹島水族館には、常時、約90種類、多い時には約140種類もの深海生物が
飼育されています。これは全国NO.1を誇る数だとか(竹島水族館調べ)。 

その理由は、自然豊かな蒲郡市が、深海生物の愛知県での水揚げ量が
90%を占める「深海のまち」だからです。
県内の「沖合底引き網漁船」4隻のすべてが、市内の漁港にあります。
この立地を生かした竹島水族館では、魚を鑑賞するだけでなく、
展示している地元で捕れたた魚を調理して食べる「タケスイをいただきます!」
というおもしろいYouTube企画も行っています。

スーパーで売っている地魚を、水族館が飼育していることもユニークですが、
珍しい生物の生態を知るだけでなく、生活と密接に関わっている魚を
観察できるところが大きな特徴だといえます。

魚屋さんに並ぶ魚が泳ぐ水槽の名前もユニーク

今回のリニューアルでは、人気の深海生物を細かく分類、水槽の数も増えました。
イソギンチャクやテヅルモズルなどの「キモキレイ」水槽や、
カニがうじゃうじゃと動いている「きもちわるい」水槽など、
独特なネーミングに、思わず笑ってしまいます。
また、各水槽での温度調節が可能になったことから、低い温度帯に生息する
キンメダイやアマダイといった、通常魚屋さんに並んでいる魚たちも
「おいしい深海魚」の水槽で泳いでいる姿を観察できます。

透明の水槽で全方向から見ることができるサンゴ水槽。

透明の水槽で全方向から見ることができるサンゴ水槽。

散髪されながらレコード鑑賞。 すこぶるトリッキーな 〈レコード音楽床屋セキ〉

音楽好きコロンボとカルロスがリスニングバーを探す巡礼の旅。
今回は特別編。
リスニングバーから飛び出し、
東京都西東京市の床屋へ。

まさにレトロな昭和ノスタルジック・ミュージアム

コロンボ(以下コロ): 今回はすごいよ、意外性たっぷり。
レコードバーじゃなくてレコードバーバー。

カルロス(以下カル): えっ、床屋さん?

コロ: 〈レコード音楽床屋セキ〉、レコードをかけながら散髪してくれるんだ。

カル: 店構えからイカしてるね。貼り紙のコラージュ!
《アナログレコード再生中です》だとか
《ビートルズを3音源で聴けます》だとか。

コロ: 3音源を貼り紙のまま説明すると、
①王道のレコード(ノイズ、歪みを含め熱い音で再生)
②スピーディなCD(好きな曲を選んで素早く聴けます)
③マニアックなUSENで(全曲大好きというマニアには
ランダム再生のUSENが最高)
だってさ。

カル: USENにビートルズ・チャンネルってあるね。
たしかになにがかかるかわからないのは楽しみ。本人は何が好きなの?

コロ: 店主の堰(セキ)信太郎さん的には
アルバムは『Please Please Me』で、楽曲だとほぼ全部なんだって。
「Now and Then」はありますか? って聞いたら、
聴いたけど、買ってないってさ。ビートルズは4人揃ってこそだと。

レコード推しのエントランス。取材時は小澤征爾さんや篠山紀信さんが撮影した南沙織さんのジャケットを飾り、追悼。

レコード推しのエントランス。取材時は小澤征爾さんや篠山紀信さんが撮影した南沙織さんのジャケットを飾り、追悼。

カル: たしかにね。微妙といえば微妙。
ところで、どうしてこんなトリッキーな床屋の形態になったの?

コロ: 創業は昭和41年だから、そろそろ60年。
レコードをかけるようになったのは、ここ15年くらい。

カル: 元々はUSENがメインだったんでしょう。

コロ: 家のオーディオやレコードが、家族に邪魔者扱いされて、
それじゃお店に置こうってことがはじまりだとか。

カル: たしかにオーディオって、関係ない人には邪魔だったりするよね。
スピーカーは箪笥みたいでかさばるし。

コロ: レコードも最初はラックに行儀よく並んでいたのが、
どんどん増えて、今じゃバーバー・チェアにも侵食して、
3つのうち2つを占領。1000枚は軽くあるかな。
とはいえ、レコードの半分はお客さんからのいただきものなんだってさ。

カル: だからいろんなジャンルがあるんだ。映画音楽も豊富。
サウンドトラックとは違って、
昔懐かしい、LP12枚組の映画音楽大全集があったり。

レコード屋にバーを併設。 〈LIVING STEREO〉は とびきりのコンプレックス

音楽好きコロンボとカルロスが リスニングバーを探す巡礼の旅、
次なるディストネーションは 福岡県福岡市。

どこでもドアを開けるとそこはとびきりのアンビエント・ワールド

カルロス(以下カル): なんだか、ドラえもんのどこでもドアみたいな入口だね。

コロンボ(以下コロ): カラフルなだけではなくて、これドア全体も回るんだよ。
回転ドアと普通のヒンジドアの2WAY。

カル: ここレコードも買えるんでしょう? 
お酒が飲めて、レコードも買えるお店があるといいなと思ってたんだ。
福岡にあったとは。

コロ: その手のお店って、ありそうでないよね。
伝説のレコ屋、青山の〈パイド・パイパー・ハウス〉も
最初の頃はコーヒーが飲めたりしたけど。

カル: 〈LIVING STEREO〉はレコ屋なの? カフェなの? バーなの?

コロ: お客さんは入ってくるなり、レコードコーナーを一周してから、
バーカウンターにって流れだから、建てつけとしてはレコ屋なのかな? 
うーむ…。

カル: 飲めて、買えるんじゃ、滞留時間が長くなりそうだね。

コロ: エスプリの効いた品揃えからもわかるように、
お客さんもその辺はわきまえてて、平均1時間くらいらしい。

カル: レコードの基本ラインナップはどんな感じなの?

コロ: 9割が中古だけど、新譜のセレクトがとんがってていいんだ。

カル: ミッドセンチュリーの空間に、面出しのレコードが華やかでいい感じだね。

コロ: 店内のデコレーションとしても面出しにはこだわっているそうだよ。
どこでも売っているものより、
とんがった〈LIVING STEREO〉ならではのものを仕入れる方針らしい。

カル: だからOgawa & Tokoro推しなんだ。バレアリックの日本人デュオだよね。
やわらかくて気持ちいい。

コロ: そう、かなり狭いところだけど、センスのいいところを突いてる。
新譜に関してはアンビエントやラウンジ系など、気分ものが中心で、
サバービアな感じかな。

カル: 韓国のアンビエントデュオのサラマンダもちゃんとフックアップしている。

コロ: LAベースのローレル・ヘイローの新譜『ATLAS』も推してたりね。

カル: 目利きの賜物だ。

コロ: アンビエントといえばブライアン・イーノくらいの薄い知識だからなー。
12.1.4chの空間オーディで聴いた
彼の『FOREVERANDEVERNOMORE』はすごかったぞ。
まさに音が降ってくるようだった。

カル: ボクはダンスミュージック流れのアンビエントは好きかな。
フェスや野外パーティで日の出とともに寝そべって聴いてるとたまらなく気持ちいい。

コロ: たしかに。朝のアンビエントもいい。

366日、佐賀の情報が満載! 郷土への“愛着や誇り”を育む 〈佐賀日めくりカレンダー〉で 2024年を迎えて

佐賀県発!毎日めくって楽しめる県民必見のカレンダー

〈佐賀日めくりカレンダー〉をご存知ですか?

佐賀県が発行する日めくりカレンダーで、
すべてのページに佐賀にまつわる情報が掲載されています。
佐賀のことをより深く知ることができる県民クイズや豆知識など、
さまざまな読み物に加えてイラストも豊富!
1年間に「佐賀」がたっぷり詰まった
〈佐賀日めくりカレンダー2024〉をご紹介します。

2024年は閏年なので366ページ+巻末おまけも。毎日1ページずつ読み進める、まるで一冊の本のよう。

2024年は閏年なので366ページ+巻末おまけも。毎日1ページずつ読み進める、まるで一冊の本のよう。

そもそもの始まりは、佐賀県が「佐賀に生まれ育つ若い世代に、
郷土である佐賀に愛着や誇りを持ってほしい」という思いのもとで、
2017年にさが創生推進課でプロジェクトが立ち上がったといいます。

“どうすれば佐賀を好きになってもらえるか?”

さが創生推進課の宮﨑咲江さんは、
「若い世代に佐賀のことを知ってもらい、
好きになってもらうことを目的に、佐賀日めくりカレンダーを制作しています。
子どもたちに興味を持ってもらえるように、
県民にも意外と知られていない佐賀のネタを入れたり、
情報がひと目で入ってくるようなデザインの工夫をしたり、
若い世代にもしっかり読んでもらえることを大事にしています」と話します。

さが創生推進課のみなさん(中央:宮﨑さん)

さが創生推進課のみなさん(中央:宮﨑さん)

なんと、佐賀日めくりカレンダーは
佐賀県内のすべての中学校・高校に配布され使用されているのだそう。

宮﨑さんが以前訪れた高校では、
教室の壁に掛けられた日めくりカレンダーが話の種になっていたようで、
「生徒同士がお互いの出身地や住んでいる地域について
語るきっかけになっている」といった担任の先生の話や、
「カレンダーの中から地元のネタを探すのが楽しい」
「誇れる伝統行事が地元にあってうれしい」という
生徒の声があったといいます。

その佐賀日めくりカレンダーには、
全ページに「今日はなんの日?」として、
過去の同じ日に起こった佐賀に関するできごとが掲載されています。

さらに「豆知識」「KENMIN QUIZ」「今日の佐賀弁」のほか、
佐賀の偉人や歴史、名所、祭りなどの伝統行事、
2024年10月に佐賀県で開催される
SAGA2024国スポ・全障スポ〉 にまつわるニュースも。
そのような読みものコンテンツが11種類もあるので、
1年を通して読み応えがありそうです。

日常で見たり聞いたりしたエピソードは何気なく頭に残っているもの。
一度忘れてしまっても、学校という身近な場所で
カレンダーに触れることで自然に知識が身に付いていくことでしょう。

福生〈Cafe ToRamona〉 フォークを聴きながら のどかにコーヒーブレイク

音楽好きコロンボとカルロスが
リスニングバーを探す巡礼の旅、次なるディストネーションは
東京都あきる野市。

ブリティッシュ・トラッドの深い沼にはまったオーナーの
フォーク・ミュージック遍歴とは

コロンボ(以下コロ): ニーナ・シモンが描かれたポートレートに迎えられて
中を覗くと、ずらり5000枚近くのレコード。
まるでレコードコレクターのお宅に招かれたみたいなカフェなんだよ。

カルロス(以下カル): 福生にあるんでしょう。
福生といえばなんたって、横田基地と大瀧詠一さんの〈福生45スタジオ〉。
アメリカン・カルチャーたっぷりなエリア。

コロ: といっても、ここ〈Cafe ToRamona〉のロケーションは、
いわゆる横田基地のある国道16号線沿いの
アメリカン気分のストリートとはちょっと違って、のどかな住宅街にあるんだ。

カル: マスターの浦野茂さんも福生が地元で、
大瀧さんと電車で一緒になったことがあるんだってね。

コロ: 立川駅で見かけて、失礼かと思ったものの、勇気を出して声をかけたら、
立川駅から青梅線の拝島駅までお話できたんだってさ。
1974年の出来事。

カル: 〈ToRamona〉の屋号は
ボブ・ディランの「To Ramona」のローマ字読みなんでしょう。
この曲、ディランの4枚目となる
『アナザー・サイド・オブ・ボブ・ディラン』に入った美メロ。
内省的なアルバムで、当時のディラン・ファンには肩透かし気味だったけど、
今聴くと素朴で端正ないいアルバムだよね。その影響からの命名なの?

コロ: ボクも最初はそう思ったんだけど、
お話を聞くと『深夜食堂』で使用されていることでもお馴染みの
弾き語りのスーマーが、
「トラモナ」という曲名で「To Ramona」を日本語カバーしたことが
きっかけなんだって。
浦野さんも『アナザー・サイド・オブ・ボブ・ディラン』は当時それほど、
ピンと来なかったらしい(笑)。

カル: あらためて聴いたら、相当よかったんだろうね。
このお店の売りはなんたって、フォーク・ミュージックの奥行きだよね。

コロ: まさに! フォークの底力に圧倒されました。
ボクの知識がどんだけ浅はかだったかを思い知ったね。深い、深い。

カル: ボブ・ディラン、ポール・サイモン、ジョニ・ミッチェル、
ジェイムス・テイラー、ザ・バンド、
そんでもってCSN&Yをはじめとするローレル・キャニオンのコミュニティと、
ボクらの知識はその程度だものね。

コロ: 1954年生まれの浦野さんも当初は、
そんなシンガー・ソング・ライターたちに傾倒していたそうだよ。

約5000枚のレコードコレクション。浦野さんは『レコード・コレクターズ』誌の「レコード・コレクター紳士録」への出演経験もある。

約5000枚のレコードコレクション。浦野さんは『レコード・コレクターズ』誌の「レコード・コレクター紳士録」への出演経験もある。

〈プラモLABO〉 静岡・TSUTAYA三島店にできた プラモデルを楽しく組み立て、学ぶ場

道具が揃っているので、手ぶらでOK

プラモデルの国内出荷額8割を誇る静岡県。
そんな文化を継承するユニークなTSUTAYAが誕生しました。

静岡県駿東郡の〈TSUTAYAすみや三島店〉。
同店が2023年11月3日に〈TSUTAYA三島店〉としてリニューアルオープンし、
全国のTSUTAYA初となる、プラモデルの組み立てができる
〈プラモLABO〉が併設されました。

「地域に交流を生む新しい時代の体験型書店」を目指して設けられた
〈プラモLABO〉は、店内で購入したプラモデルや、
持ち込んだプラモデルの作成用の有料レンタルスペースです。

〈TSUTAYA三島店 プラモLABO〉

〈TSUTAYA三島店 プラモLABO〉

プラモデルを楽しく組み立て、学ぶ場として、
誰でも簡単に制作ができるようプラモデルの知識を持ったスタッフが
正しい作成方法を教えたり、プラモデルの販売を行ったりと、
TSUTAYA独自の認定レベルを導入し、学びの場として機能。

塗装乾燥ブース

塗装乾燥ブース。

プラモデルの制作に必要なものは全て揃っており、
手ぶらで足を運んでも十分に楽しめます。
塗装乾燥ブースがあるので、自宅でやりづらい塗装作業も行えます。

〈星野リゾート バンタカフェ〉で あたたかな冬の沖縄の夜を楽しむ ライトアップとイルミネーション

海岸線の美しい崖の上に立つ“海カフェ”でナイトイベントを開催

沖縄本島の中部に位置する読谷村は、
高さ30メートルほどの断崖が2キロにも連なる残波岬をはじめ、
世界遺産に登録されている座喜味城や、陶芸工房の集まる〈やちむんの里〉、
体験型テーマパーク〈体験王国むら咲むら〉など、豊かな観光資源を有する村。

村の西側は東シナ海に面し、14キロにも及ぶ海岸線のほとんどは
埋め立てのない自然のままで、遠浅の美しい海を眺めることができます。

そんな読谷村の、おだやかな海に面した崖の上に立つ
〈星野リゾート バンタカフェ〉は、沖縄の⽅⾔で、
「⿂の影を⾒つけるために登る崖」を意味する「イユミーバンタ」に由来します。
グラデーションがかった水面や、白い砂浜、波に削られてできた荒々しい奇岩など、
絶景を一望できる“海カフェ”です。

海に面して設計されたカフェ。

海に面して設計されたカフェ。

県内随一の夕焼けの美しさを誇ることで知られる読谷村にある〈バンタカフェ〉。
普段は日の入り後1時間で営業を終了しますが、現在、冬だけの特別イベントを開催中です。

沖縄は、冬でも気温が15度を下回ることはめずらしく、
昼夜問わず屋外でも快適に過ごせる地域。
夜が長い冬だからこそ、あたたかな冬の沖縄の夜を心地よく過ごしてもらいたいと、
屋内でのナイトイベントを開催しています。

ナイトイベント『イルミーバンタ 海辺の夜あかり』

2024年1月31日まで開催のナイトイベント『イルミーバンタ 海辺の夜あかり』は、
「イユミーバンタ」と「イルミネーション」をかけ合わせた造語です。

眼下に広がる遠浅の海や白砂のビーチ、大きな奇岩がライトアップされ、
崖の上から海へと続く散歩道にはイルミネーションが灯ります。

ビーチをやさしい光で照らすのは、琉球ガラスのオリジナルランタン。

琉球ガラスは、100年以上の歴史を持ち、「廃瓶」を原料にしてつくられる工芸品です。
製造過程で生じる気泡や色ムラ、厚みのあるデザインが特徴。

今回は地元ガラス工房の協力を得て、通常は廃瓶となっていたソーダの瓶を
400本以上使い、大小50個のランタンへとアップサイクルしました。
漁具として使われている「浮き球」をモチーフにしたランタンは、海に似合います。

ミュージックセレクターが お店の表情を夜な夜な変える 仙台〈Bar Gimme Shelter〉

音楽好きコロンボとカルロスが
リスニングバーを探す巡礼の旅、次なるディストネーションは
宮城県仙台市。

〈Bar Gimme Shelter〉と〈Ribbon in the sky〉、
対を成すふたつのバー

カルロス(以下カル): レコードバーの選曲というと、
主人の嗜好がほぼほぼなんだけど、
ここ〈Bar Gimme Shelter(バー・ギミーシェルター)〉は
ミュージックセレクターが日替わりで、
じっくりお酒が飲めるDJバーって感じなんでしょう。

コロンボ(以下コロ): そうそう、
18人近くいるミュージック・セレクターが回すシステムなんだ。

カル: もちろんスタッフも回すんでしょう。

コロ: お店が温まった20:30〜23:30の時間帯を
ミュージックセレクターが受け持つんだよ。
セレクターには仙台を中心に活動するスカバンド〈ザ・ゴーストシンジケート〉の
セキ・ケンジロウさんがいたり、オーナーの大宮慎司さんがいたりと多士済々。

カル: 週末にやるにはそれなりの鍛錬が必要なのかな?

コロ: 平日にコツコツやって、感じをつかんで、
1~2年経ったら晴れて週末なんだってさ。

システムは〈ALTEC〉に〈McIntosh〉のゴールデンユニット。

システムは〈ALTEC〉に〈McIntosh〉のゴールデンユニット。

カル: オーナーの大宮さんも人気セレクターなんだってね。

コロ: セレクトのツボが老舗レコードバーではあまり聴かない感じで、
それが妙に新鮮なんだよ。

カル: ラウンジ系? それともスカし系?

コロ: 土曜日のプレイリストはこんな感じだったよ。
スタイル・カウンシルの「The Whole Point of No Return」から始まって、「Rollercoaster」Everything But The Girl →
「Rodeo Clowns」G.Love & Special Sauce →
「Echo」Tristan Prettyman →
「It’s Alright, It’s OK」Primal Screamという流れ。

カル: ギターのイントロが心地いい曲しばりかな(笑)。
こんな曲もあったよなー、って感じの趣味のいいセレクトだよね。

コロ: トーンは揃っているものの、年代もまちまち。
キラーチューンでもないけど、まったく耳なじみがない曲でもない。
やれそうでやれない、なかなかの塩梅なんだ。

カル: なるほど、オーナーの選曲が人気なわけだ。
スタカンといえば、ポール・ウェラー、来年、来日公演があって仙台にも行くね。

コロ: 「The Whole Point of No Return」はお店のブログにも、
「大宮さんが生きているうちにライブで聴きたい大好きな曲」って書いてあったけど、
そのオマージュだったのかもよ。

カル: やってくれるといいね。

コロ: 大宮さん、人気なんだけど、お客さんが盛り上がっていても、
時間がくるとやめちゃうのがたまにキズみたいだよ。
「こんなの社長だけですよ」ってスタッフに咎められるんだってさ(笑)。

カル: 淡白? それとも寸止めなのかな。

コロ: 僕らが行ったとき、
大宮さんは〈Ribbon in the sky(リボン・イン・ザ・スカイ)〉という
仙台にあるもう1軒の系列店で回していて、
そのときはシャーデーの「The Sweetest Taboo」とか、
ミスティ・オールドランドの「Got Me a Feeling」をかけていた。
これまた久しぶりに聴いて、かっこよかったなー。

カル: Ribbon in the skyはGimme Shelterとは
対を成すキャラクターのバーなんでしょう。

コロ: Gimme Shelterは仙台の歓楽街の国分町にある
オーセンティックなロックバー。
地下ガレージみたいなので屋号もローリング・ストーンズから拝借。

カル: Ribbon in the skyはスティービー・ワンダーの名バラードからってこと?

コロ: そのとおり。ここはビルの6階にあるので、
夜景も望めるロケーションで、すこぶる艶っぽい。
Gimme Shelterはロック、
Ribbon in the skyはブラックミュージックってことでもないんだけど、
ちょっとは意識しているそうだよ。

カル: 空間構成もそれなりにこだわりがあるんでしょう。

コロ: Gimme Shelterは文字通り、
シェルターに20名は座れる長いカウンターに、
ソファを置いたり、アンディ・ウォーホルのリトグラフがあったりと、
ガレージのアトリエを思わせる妖しい感じ。
一方、Ribbon in the skyはギャラリー風というか、
マイアミのデザインホテルのイメージなんだって。

カル: スピーカーもGimme Shelterは〈ALTEC〉で、
Ribbon in the skyは〈JBL〉というのも、なんともイカしたすみ分けだよね。
どちらもマッキン(マッキントッシュ)のブルーパネルが効いているけど。

コロ: 実はRibbon in the skyのスピーカー、
本当は〈TANNOY〉の「GRF」なんだけど、現在修理中なんだそうだ。

カル: 修理中とはいえ、ちゃんとすみ分けてる、さすが!

コロ: 同じエリアにキャラクターが違った店があるっていうのは、いいもんだよ。
連れや気分によって変えられる。

カル: それにしても、このお店はレコードバーには珍しく、
閉鎖的なところがないみたい。4人くらいで来ても肩身が狭くなさそうだね。

コロ: 静かに飲んでいればノープレッシャーなはずだよ。

カル: 仙台で3軒目っていうのはあるのかな?

コロ: 3軒目は沖縄あたりで考えているんだってさ。

カル: 店名は「Loveland, Island」かな?

コロ: もうちょっと練らない?

ウォーホルのリトグラフなどポップアートとヴィンテージで構成された妖しげな空間。

ウォーホルのリトグラフなどポップアートとヴィンテージで構成された妖しげな空間。

information

map

Bar Gimme Shelter 

住所:宮城県仙台市青葉区一番町4-4-1 村上ビルB1

tel:022-797-5234

営業時間:18:00〜2:00

定休日:日曜

Web:Bar Gimme Shelter

 

SOUND SYSTEM

Speaker:ALTEC 828C

Turn Table:DENON DP-500M

Power Amplifer:McIntosh MC2105

Pre Amplifer:McIntosh C28

Mixer:ALLEN & HEATH Xone:43

旅人

コロンボ

音楽は最高のつまみだと、レコードバーに足しげく通うロックおやじ。レイト60’sをギリギリのところで逃し、青春のど真ん中がAORと、ちとチャラい音楽嗜好だが継続は力なりと聴き続ける。

旅人

カルロス

現場としての〈GOLD〉には間に合わなかった世代だが、それなりの時間を〈YELLOW〉で過ごした音楽現場主義者。音楽を最高の共感&社交ツールとして、最近ではミュージックバーをディグる日々。

北海道の森で 自然と過ごすマルシェ 『森と本と木の椅子と』

弟子屈の森で開催した、『森と本と木の椅子と』

5年前、北海道に移住して初めての夏、
“マルシェ”が多いことに驚いた。
広場や公園や森の中で、
近隣の、ときには車で半日以上かかる遠くの市町村からも、
飲食店や雑貨店、農家や作家が出店するイベント。

北海道での生活においては、
市街地から離れた自分の店でお客さんを待つよりは
雪のない時期は、店の中身を車いっぱいに詰め込んで
自分から出かけて行ったほうが効率的なのだろう。

だから北海道では夏から秋の間、
いつもどこかで“マルシェ”が開かれる。

青空の下で本を自由に閲覧できる「あおぞら図書館」と、
薪割り体験をさせてくれる〈たき火屋さん〉と一緒に、
昨年秋、『森と本と木の椅子と』というイベントを開催した。
会場は、森の中のキャンプ場〈RECAMP摩周〉。

コンセプトは、
「森の中でのんびり過ごそう。
好きな本や気になる本を携えて。
そこには木の椅子があったらいい。
自分でつくった椅子だったら、もっといい」

“森”という空間を生かした出店が楽しい

2回目となる今年は、出店者を集めてマルシェの要素も加えた。
参加してくれたのは、移動古書店、お菓子屋、カレー屋、珈琲店。
さらに手編み靴下屋、くるみのかごや、お昼寝アートの撮影なんていうのもある。
人気が高かったのは、台湾式足もみやタイ式マッサージ。
“森の中での極楽気分”は、さぞかし心地いいことだろう。

「ビブリオバトル」「森ヨガ」「木のスツールづくり」といった、
プログラムも用意し、
日没の頃からは「Night Program」も企画した。

創業51年目の 仙台のスーパー老舗ロックカフェ 〈Peter Pan〉

音楽好きコロンボとカルロスが
リスニングバーを探す巡礼の旅、次なるディストネーションは
宮城県仙台市。

51年の歴史。お客さんと敵対した関係から寄り添う関係へ

コロンボ(以下コロ): レコードバーのご主人って、
お客さんの音楽の嗜好を探り出すのがうまいよね。

カルロス(以下カル): 初めて飲みに行った店でも、連れとの会話から推理して、
さり気なく好きな曲をかけたりしてくれると、驚く。

コロ: ここ〈Peter Pan〉の店主の長崎英樹さんに、それについて尋ねたら、
40%はドンピシャで、15%はハズレ、残りは当たらずしも遠からずだってさ。

カル: やっぱ会話からなの?

コロ: もちろんそれもあるけど、身なりと髪の長さもポイントらしい。
ボクがうかがったとき、試しにボクの場合は誰が好きそうですか? と聞いてみたら、
これが気持ち悪いくらいドンピシャなの。

カル: まさに創業51年の所業。どんな推理だったの?

コロ: 靴をチェックするのを忘れちゃったからと、「うーん」と考えていたんで、
「白いアディダスのスーパースターです」と教えたところ……。

カル: まさかニール・ヤングと?

コロ: そうなのよ、そのまさか。熟考の末、タンテに置いたのが『ハーヴェスト』。

カル: まさにドンピシャだ。

コロ: 悔しいから、いちばん好きなアルバムは『ZUMA』だって悪態ついたら、
それもかけてくれた。

富山へ繋がる扉! 新たな魅力に出合うリアルイベント 『写真で見る富山ガイド』を 東京・日本橋で開催

富山県の魅力に繋がる新しい扉。
皆さんの“とっておきの富山”を教えてください!

短い秋の名残を惜しむ富山。ですが、来たる冬も見どころはたくさんあるのです。
そんな富山の食・文化・観光などの新たな魅力を体験できる
「『doors TOYAMA』オープニングイベント〜富山へ繋がる扉!
写真で見る富山ガイド@日本橋〜」が、
東京・日本橋の〈+NARU NIHONBASHI〉で開催されます。

イナガキヤストさん

イナガキヤストさん

11月8日(水)ローンチ予定の
富山県とコロカルがコラボしたポータルサイト『doors TOYAMA』の
オープンを記念して開催される、このイベントの目玉は、
富山の魅力を知り尽くすゲストによるトークセッション。
登壇いただくのは、フォトグラファーのイナガキヤストさんです。
Instagramのフォロワー数はおよそ86,000人。
「#富山の本気」のハッシュタグで
四季折々のすばらしい富山の風景を発信しているイナガキさん。
射水や立山黒部アルペンルート公式アンバサダーを務め、
写真集『ぼくたちの大切な時間』(KADOKAWA刊)、
NHK『イナガキヤストの本気旅』、ジャポニカ学習帳とのコラボレーションなど、
さまざまなメディアで活躍されています。

イナガキさんが撮影した「富山を走るかぼちゃ色の電車」。『doors TOYAMA』では、イナガキヤストさんが、四季折々の富山の絶景を写真で切り取る新連載「イナガキヤストの心に効く景色」もスタート。11月の公開をお楽しみに!

イナガキさんが撮影した「富山を走るかぼちゃ色の電車」。『doors TOYAMA』では、イナガキヤストさんが、四季折々の富山の絶景を写真で切り取る新連載「イナガキヤストの心に効く景色」もスタート。11月の公開をお楽しみに!

イナガキさんが撮影する写真は、富山の日常の一瞬を切り取ったもの。
そびえ立つ立山連邦、桜と残雪、ハンノキ滝と紅葉など、
ダイナミックな構図は一見の価値あり。
今回は、これらのロケーションについてはもちろん、
周辺のグルメや写真には映っていないおすすめスポットも合わせて紹介していただきます。

また、こちらのイベントに応募の際に、
皆さんが撮影した“とっておきの富山”を「#とやまへのとびら」をつけて
Instagramに事前投稿いただくと、
イベントの際にイナガキさんから直接講評&素敵な景品が当たるチャンスも。
皆さんのとっておきの一枚をお待ちしています。

今回は天橋立で。音楽と食の祭典 〈KYOTOPHONIE〉が 10月7、8日に開催!

秋会期は美しい天橋立が舞台

2023年4〜5月に京都市内で〈KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭〉と同時に開催し、
禅寺や能楽堂などを会場に新しい音楽体験を探求したコンテンツで、
3000人を超える来場で大きな反響を呼んだ、
ボーダーレスな音楽が楽しめるミュージックフェスティバル〈KYOTOPHONIE〉。

同イベントが、2023年10月7〜8日の2日間、
日本三景のひとつで、“海の京都”と称される京都府北部・天橋立を舞台に、
「MUSIC and GASTRONOMY」を掲げて、ふたたび開催されます。
特別協賛は〈BOTTEGA VENETA〉というのも興味深いところ。

天橋立

全長3.6キロの砂洲に約6700本の松が生い茂る荘厳な景色のなかで、
天橋立の白い砂浜と水平線を借景に建てる「海のステージ(Beach Stage)」、
数百年の時を経て息づく木々と名水・磯清水に囲まれた「森のステージ(Forest Stage)」、
絶景の砂浜に置かれた駅ピアノならぬ「海ピアノ(Piano on the beach)」。
この3ステージに、レゲエ界のレジェンドのホレス・アンディを迎えた
ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブのジャマイカ版〈INNA DE YARD〉らをはじめ、
初来日の2組を含む5か国13組のアーティストがパフォーマンスを実施。

シコ・セザール

シコ・セザール

U-zhaan×環ROY×鎮座DOPENESS

U-zhaan×環ROY×鎮座DOPENESS

シシド・カフカ directs el tempo

シシド・カフカ directs el tempo

10月7日(土)
海のステージ:シシド・カフカ directs el tempo/シコ・セザール(Brazil)※26年ぶりの来日/U-zhaan×環ROY×鎮座DOPENESS

baobab

baobab

ジュリア・ショートリード

ジュリア・ショートリード

森のステージ:baobab(日本)/ジュリア・ショートリード(日本)

青葉市子

青葉市子

石橋英子 Band Set

石橋英子 Band Set

ルエジ・ルナ

ルエジ・ルナ

INNA DE YARD

INNA DE YARD

10月8日(日)
海のステージ:青葉市子/石橋英子 Band Set/ルエジ・ルナ(Brazil)※初来日/INNA DE YARD “The Soul of Jamaica” with HORACE ANDY, CEDRIC MYTON from The Congos and WINSTON McAnuff, backed by Home Grown(Jamaica)※初来日

西原鶴真

西原鶴真

Eki Shola

Eki Shola

仕立て屋のサーカス

仕立て屋のサーカス

森のステージ:西原鶴真/Eki Shola(UK)/仕立て屋のサーカス

子ども心が蘇る⁉︎ タミヤ監修の模型工房が 静岡市にオープン

恐竜やミニ四駆などの模型づくりを体験!

2021年5月、静岡市の伝統工芸体験施設〈駿府匠宿〉は、
建築設計会社・創造舎によって「歴史と未来を結ぶ場所」をコンセプトに、
〈駿府の工房 匠宿〉として、22年ぶりにリニューアルされました。

〈駿府の工房 匠宿〉

駿河竹千筋細工・陶芸・藍染・お茶染め・木工指物・漆などが体験できる各工房に、
第一線で活躍する職人を工房長として招聘し、ものづくり体験の提供と、
工芸職人の後継者候補の輩出を目指すために、さらに充実した同施設。

タミヤ監修の模型工房

タミヤの工具を使って、タミヤの工房長によるレクチャーのもと製作体験を行うことができます。

そんな〈駿府の工房 匠宿〉が2023年8月、
またユニークなスペースをオープンさせました。
プラモデルの出荷額が日本一(※1)を誇り、
模型・プラモデルメーカーの大手〈株式会社タミヤ〉の本社のある静岡県。
それにちなんで、タミヤ監修の模型工房を2023年8月8日に開設。
ここでは、タミヤの工具を使って、プラバンでアクセサリーづくりや恐竜組み立て色塗り、
ミニ四駆の製作体験を、タミヤの工房長によるレクチャーのもと、行うことができます。

*1:プラモデルの出荷額日本一(静岡県)

『遠野物語』をはじめて 知る人のための本 『本当にはじめての遠野物語』刊行

歴史的名著『遠野物語』を読むコツは、まずその舞台を訪ねること

2023年6月に刊行された『本当にはじめての遠野物語』は、
「日本民俗学の夜明けを告げた名著」とされる
『遠野物語』について、解説する入門書です。

『遠野物語』やその著者、柳田国男のことは知らなくても、
ザシキワラシや河童、天狗といった昔話に登場する不思議な存在には
馴染みがあるでしょう。
『遠野物語』にはそのザシキワラシや河童、山の神、
そして動物たちが人々と遭遇する話がいくつも収められています。

『本当にはじめての遠野物語』の著者でローカルプロデューサーの富川岳さんは、
2016年から岩手県遠野市に暮らしています。
その遠野を舞台とした『遠野物語』を初めて読もうとしたときは、
たったの10ページで挫折してしまったのだとか。

『遠野物語』は「日本民俗学の夜明けを告げた名著」と言われています。
119の物語が収められていて、一話一話が短く、オチもなく、
しかも難しい文語体で書かれています。
『遠野物語』のこういった特徴が挫折の理由だったと
富川さんは本書の「はじめに」の中で打ち明けています。

しかし「読み方のコツや楽しみ方さえわかれば、絶対に『遠野物語』はおもしろい本、
教材になる。そう確信しています」と宣言。
そんなにもおもしろいと思えるようになったのはいったいなぜなのでしょうか? 
そもそも読み方にコツがあるってどういうこと?

富川さんにとって『遠野物語』にまつわる状況が一変したのは、
地域史研究家の大橋進先生との出会いでした。
大橋先生は、「すぐに本は読まなくていい」と富川さんを、野に連れ出します。
そこは、河童やザシキワラシがいた物語の舞台でした。

『遠野物語』は今から110年ほど前の1910(明治43)年に出版されました。
東京に住む官僚だった柳田国男が、遠野出身で小説家志望の青年、佐々木喜善から聞いた、
遠野に伝わる不思議な話をまとめたものです。