リノベ施設〈THE 6〉 築36年の集合住宅を シェア型複合施設に!

集合住宅をまるごとシェア型複合施設にリノベーション!

宮城県仙台市にオープンした〈THE 6〉(ザ シックス)は、
築36年のオフィス併設集合住宅を一棟丸ごとリノベーションし、
シェアオフィス、アパートメント、イベントスペースなどを備えた
シェア型複合施設に変身させたプロジェクトです。

〈THE 6〉があるのは、仙台市中心部から程近い、
せんだいメディアテーク北側の仙台市青葉区春日町。

利用者として想定されるのは、仙台のクリエイターや学生、
また東北各県の企業人や、首都圏をはじめとした大都市圏からの
出張族など。利便性の良いエリアなので、幅広い方の利用が見込まれています。

それでは〈THE 6〉をご紹介!
施設は6フロアからなり、機能も6つ。

1. シェアオフィス

3階に位置するシェアオフィス。
フリーデスクエリア、固定デスク、個室タイプなど用途に
よって使い分けられる。

2. アパートメント

住居としてもSOHOとしても利用可能。
フリーデスクのフルタイム会員利用権付きのアパートメント。

3. イベントスペース

3階にある、トークやワークショップが行われるイベントスペース。

4. ショップ

オフィス関係者などのグッズを販売するショップ。

5. ルーフトップ

3階利用者に開放されているルーフトップ。
入居者向けのBBQイベントなどが開催されている。

6. シェアキッチン

シェアオフィススペースにある、充実のシェアキッチン。
クッキングのイベントなども開催。

『五島と鎌倉』 2つの地域を繋ぐ メディアとイベント

鎌倉と日本各地のさまざまな地域との交流を促すメディア、
○○と鎌倉』が創刊されました。
地域密着型のペーパーメディアですが、
既存のメディアと違うのは、地域と地域の交流を促していること。
つまり、鎌倉と、他の地域のコラボをテーマにし、
イベント連動型とする、まったく新しい形のメディアです。

この度創刊された第一号のタイトルは『五島と鎌倉』。
フィーチャーしたのは、美しい教会や寺社など、
独特の文化と歴史を持つ長崎県の五島列島。
まったく異なるバックグラウンドを持つふたつの地域の
共通点や違いを探しながら、
五島と鎌倉だからこそできる紙面づくりを行ったそう。

紙面では、五島うどんを鎌倉スパイスでアレンジする企画も。

タブロイドは、鎌倉市内、東京都内、五島列島で配布されています。

紙面では、地域密着型ミュージシャン対決や、
鎌倉の食堂と五島のコミュニティーカフェの
スタッフ対談、
“鎌倉スパイスでアレンジする五島うどん”レシピなど、
ユニークなコンテンツがいろいろ。

そんな『五島と鎌倉』のイベントが、
2016年11月26日(土)と27日(日)の2日間に渡って開催されます!
五島列島と、鎌倉の人や店がコラボレーション。
五島の椿をテーマに、トークショーやワークショップ、
鎌倉で活躍する作家による椿の木を使った限定商品の販売など、
鎌倉市内各所で交流イベントが盛りだくさんです。

宇都宮らしさって何だろう……? 代官山で「宇都宮らしさ」を テーマにしたイベントを開催

コロカルでも過去に紹介した、
大谷石採石場跡プロジェクトや、宇都宮ダブルプレイスなど、
地域の特色を生かしたチャレンジから目が離せない宇都宮市。
11月23日(水・祝)には、東京・代官山のサンドイッチと本のお店〈Bird〉にて、
「宇都宮らしさ」とは? をゲストと来場者が一緒に考えるイベントが開催されます。

トークセッションに登壇するのは、
クラフトビールのお店〈Blue Magic〉の店長であり醸造家の中尾真仁さん、
果実酒とウイスキーの〈BAR fleur-de-lis(バー フルールドゥリス)〉を営む
バーテンダー原百合子さん、
シェアハウス〈カマガワリビング〉の住人で、3拠点生活を送る平田唯さん。
この3名で、宇都宮でのものづくりについてや、
カマガワリビングや宇都宮での暮らしについて、
宇都宮をハブとした多拠点生活の楽しみ方についてなど、ざっくばらんにお話しします。
「宇都宮らしさ」って何だろう? 「宇都宮らしい」暮らし方ってどんな実践があるのだろう?
「宇都宮らしい」人ってどんな人だろう? ということを改めて考える機会になりそうです。

〈Blue Magic〉の店長で醸造家の中尾真仁さん。

〈BAR fleur-de-lis(バー フルールドゥリス)〉の原百合子さん

シェアハウス〈カマガワリビング〉の住人で、3拠点生活を送る平田唯さん。

当日は、原さんの旬の果実を使ったカクテル(ノンアルコールも)のほか、
中尾さんのつくった限定クラフトビール〈涼風(すずかぜ)〉もいただけます。
また、会場の〈Bird〉とコラボレーションした
宇都宮の旬の食材を使ったサンドウィッチも用意しています。
クリエイティブな活動をしたい人や、多拠点生活に興味がある人、
中心市街地を中心とした宇都宮のまちの楽しみ方に興味がある方におすすめのイベントです。
参加費無料ですが、事前申し込みが必要。
申し込み方法は下記をご覧ください。

会場となる代官山〈Bird〉。東急東横線代官山駅徒歩7分 JR山手線渋谷駅徒歩12分です。

information

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うつのみやらしく

場所:Bird(東京都渋谷区代官山町9-10 SodaCCo 2F)

時間:14:00(13:30開場)〜16:30

参加費:無料 ※事前申込制

申し込み方法:イベント申込専用アドレス(hinagata_event@prk.co.jp)宛に、お名前(フリガナ)、携帯番号、メールアドレス、人数をご明記のうえ、メールを送信してください。

〈世界文庫アカデミー〉開講! 古書店がひらく、 おとなの夢を叶える学校

京都にある古書店〈世界文庫〉が、
2017年1月から〈世界文庫アカデミー〉を開講します。

〈世界文庫〉といえば、クラムボンの原田郁子さんや、
ミナ ペルホネンデザイナーの皆川明さんら、
一線で活躍するクリエイターが自身の蔵書から
セレクトした本が並ぶ〈世界棚〉を設けていたりと、
店主・古賀鈴鳴さん独自のアイデアが光るお店です。

〈世界文庫アカデミー〉では、
“「これからの新しい働き方」をまなぶ・かんがえる・
つくる未来の学校”をテーマに、
各界のプロフェッショナル約20名を講師に迎えます。

授業は2017年1月末から1年間にわたって行われ、
すべての講師による持ち回り制。

「編集・キュレーション・場づくりコース」
「デザイン・ものづくり・場づくりコース」のいずれかを選び、
ZINE(個人誌、フリーペーパー)、WEBサイト、イべントまたは
展示の中からつくりたいものを決め、1年かけて完成させるという
実践的な内容となっています。

同じ会場で行われた過去のイベントの様子

この学校が特別なのは、講師の話を聞いて
終わる一方通行な授業ではなく、
「講師の方々に、あなたの、つよい「味方」に
なってもらおうと思っています」という
古賀さんの言葉にあるように、講師と生徒全員で協力し合い、
夢を叶えられるスタンスをとっていること。

どんな夢が生まれ、飛び立っていくのか。
今後の展開に注目したいプロジェクトです。
詳細は公式サイトから。

講師(敬称略)

・杉山早陽子(『御菓子丸』、和菓子作家)

・岡戸絹枝(『つるとはな』編集長、『クウネル』創刊編集長)

・荒井良二(アーティスト、絵本作家)

・中川正子 (写真家)

・安福望(『食器と食パンとペン』、イラストレーター)

・雪浦聖子(ファッションデザイナー、『sneeuw』)

・家入一真(『CAMPFIRE』、起業家)

・永原真夏(音楽家)

・惣田紗希(デザイナー、イラストレーター)

・いか文庫(エア本屋)

・安達薫 (『ONKUL』編集長)

・服部滋樹(『graf』、クリエイティブディレクター)

・長友啓典(アートディレクター、『K2』)

・小桧山聡子(『山フーズ』主宰)

・ナカムラクニオ(『6次元』店主)

・岸本千佳(不動産プランナー)

・河原尚子(『SIONE』代表、陶板画作家)

・ルーカス・B.B. (『PAPERSKY』編集長)

・古賀鈴鳴(アートディレクター、『世界文庫』)

information

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世界文庫アカデミー

住所:京都府京都市北区 紫野東舟岡町19

問合せ先:info@sekaibunko.com

Web:公式サイト

家康公の甲冑を蘇らせる! 国宝〈久能山東照宮〉の チャレンジとは…

静岡県静岡市にある、徳川家康公をお祀りする神社、
〈久能山東照宮(くのうざんとうしょうぐう)〉。
国宝に指定されているこの神社には、国内で唯一、
徳川家歴代15代将軍のすべての鎧甲冑が保存されています。

しかし長い年月の経過により、鎧甲冑は劣化し、
修復もされていない為、公開されていないんです。
鎧甲冑の修復には膨大な費用がかかるんですね。

そこでこのたび、徳川家康公ご鎮座400年を記念し、
クラウドファウンディングで修復資金を募ることに! 
〈徳川家歴代15代将軍 鎧甲冑 夢のそろい踏みプロジェクト〉
が立ち上がり、修復費の約500万円への支援を募集しています。

修復するのは、徳川家康公の甲冑〈白檀塗具足〉です。
金箔の上から透明の漆を塗るという、豪華な仕上げの甲冑。

甲冑は鉄だけではなく、皮や漆、糸などで作られているので、
修復が手遅れになるとサビや繊維の劣化で朽ち果ててしまいます。
しかし維持や修復は高額で、かかる費用は、なんと1領(着)につきおよそ1,000万円!

文化財に指定されたものは、国や県、市など行政からの
補助金が交付されますが、それでも1領につき
500万円くらいを捻出する必要があるのだそう。

〈郡山マルシェ〉開催! 野菜、スイーツ、できるだけの 郡山が代官山に集結!

福島県の中央に位置し、
東北地方で第3位の人口規模を誇る、東北の拠点都市・郡山市。

交通の利便性が良いことから「陸の港」とも称され、
人・モノ・情報が行き交う場として、
さまざまな産業や文化が発展し、根付いてきました。

そんな郡山市の魅力を多くの人に知ってもらおうと、
11月12日(土)、13日(日)の2日間、
東京・代官山の〈ログロード代官山〉にて
『郡山POP UP STORE ログロード~郡山マルシェ in 代官山~』が開催されます。

イベントは郡山市と、
福島の食の復興や地産地消推進のために
『開成マルシェ』などを企画してきた〈食大学〉による共催。

「見る・食べる・聴く・体験する・話す」の5つのキーワードをもとに、
郡山市の魅力を五感で楽しむ8つのブースを出展予定だそうです。

郡山の大地が育む野菜たち。一般公募で決めるというユーモアたっぷりの野菜名にも注目

ブースには、全国的に注目を浴びている「郡山ブランド野菜」の生産農場や、
郡山市内の蔵元、地元で人気のスイーツ店〈向山製作所〉などが出展。
生産者と直接コミュニケーションをとりながら、お買い物を楽しめます。

今回の『郡山マルシェ』では5軒の農家が出展予定。生産者との会話も楽しんで!

さらに、郡山市出身で〈KIHACHI〉レストランの
エグゼクティブシェフである鈴木眞雄氏とコラボレーションした
『郡山マルシェ』限定メニューも登場するとか。
郡山市の食材を使用した、ここでしか食べられない特別メニューです。

〈サバイバル下校〉 小林市のバズ動画再び! CMプランナーは地元高校生

宮崎県西部にある、人口4万人あまりの小林市。
昨年、驚愕のオチで話題になった移住促進PRムービー〈ンダモシタン小林〉
送り出すなど、クリエイティブなPRで注目を集めています。

そんな小林市の最新作、〈サバイバル下校〉がただいま話題! 
テーマは“うらぎり”。下校中の普通の女子高生が、何かから逃げようと
懸命に走っています。一体彼女は何から逃げているのか...?!

この動画は、宮崎県立小林秀峰高等学校 商業科・経営情報科3年生の
生徒29人がCMプランナーとなって企画に参加したもの。
CMクリエイターが小林市を訪れ、高校生たちと
約5ヶ月にわたるワークショップと、コンペ形式のガチバトルを行いました。
そこで作られたユニークなアイデアから選ばれた企画を実際のPRムービーと
して制作したのがこの作品なんです。

ネタ・モチーフ探し

ワークショップで高校生たちに与えられたのは「モチーフは自由」、
「うらぎりというテーマで、市民や出身者が元気になるようなPRムービー」
というお題。

小林市はクリエーティブディレクターの越智一仁さんの出身地ということで、
〈ンダモシタン小林〉が作られたのですが、
地元の高校生たちにもプロと一緒にCMを作る機会を提供しよう、
ということでこのプロジェクトが開催されました。

撮影現場には生徒もスタッフとして参加

〈未来工業〉 日本一幸せな会社をつくった、 「常に考える」精神

「97%の逆を行く」、創業時の発想

“日本一幸せな会社” “超ホワイト企業”などというキャッチフレーズが踊る企業がある。
岐阜県にある未来工業だ。
電設資材や管工機材を中心に製造するメーカーで、
そのひとつ、電気のスイッチボックスは100種類以上発売されており、
国内シェア約70%を誇っている。

スイッチボックスの数々。

1965年創業。現社長である山田雅裕社長の父である山田昭男氏が創業者である。
創業当初は「食べていくのが精いっぱい」。
ブラックだホワイトだと言っている場合ではなかったが、夢は大きかった。
山田雅裕社長が先代の創業当時を語る。

「大垣は戦前から工業のまちでした。
そこで創業メンバーは下請けはやめて、メーカーとして勝負していこうと考えたようです。
そして国の発表している高額所得法人に名を連ねる企業を志したと聞いています」

この高額所得法人は当時、法人総数の3%程度であったという。
しかし創業メンバーはその3%の真似をするのではなく、
「残り97%がやっていないことをやろう」と考えた。
成功モデルといえども、真似はしたくない。ユニークな発想である。
97%の逆張りをするということは、他社と同じことはやらないということ。
大多数が持つ常識や慣習など、すべてを疑っていく。

山田雅裕代表取締役社長。派手な柄シャツには意味がある。

山田昭男氏のよく知られている逸話がある。

「高級料亭などに行っても、靴を脱ぎっ放しにして揃えないんです。
それは自分がやることではないと。
バカと言われようが、変人と言われようが、徹底して人と違うことをやり続ける。
そういう生き方で未来工業を守ってきたんです」

山田昭男氏は夏はじんべえ、冬は作務衣を着ていたという。
一方、山田雅裕社長は、いつもアロハシャツを着ている。トレードマークだ。
取材日は秋を意識して茶系のシャツだったが、それでもハデな総柄シャツ。

山田雅裕社長の代になって4年。変えたことはあるのだろうか。

「何も変えていません。むしろ守ることに尽力しています。
放っておくと、人間はどんどん普通になっていくと思うんです。
そうならないために、いかにそこを引っ張りもどすか。
それが自分の仕事だと思っています」

普段から人と違うことをしていることで、
会社としてもライバルと差別化をつけていくことができるという哲学だ。

工場ではキャップ着用。

電気ケーブルが通るPVKボックスの仕上げ工程。

社内のルールは「常に考える」のみ

未来工業を語るうえで欠かせない、いくつもの有名な社内ルールがある。
“ホウレンソウ”禁止、残業禁止、ノルマ禁止など。
しかし未来工業のなかでは、報告・連絡・相談は普通に行われている。
それらがないとコミュニケーションが成り立たないだろう。

「“ホウレンソウ”をしなさいというキャンペーンや、
会社からの押し付けはやらないという意味です。
上司が部下に対して『なぜ報告しないんだ』と怒ることもありません。
そんな人は上司の資格なし」

ちょっと勘違いして世間に伝わっている部分もある。
明文化されているわけでもないし、
山田雅裕社長いわく「父が勝手にしゃべっただけ」という。
だから本当はルールではない。
しかしそれはきちんとした意味をともなって、今でも未来工業に伝わっている。
ノルマ禁止も世間のイメージとは少しニュアンスが違った。

「生産計画に基づく、売り上げ目標や計画はありますよ。
ただしそれを達成できなかったとしても、ペナルティはありません。
うちは毎年、新商品がたくさん発売されます。
全盛期は年間1000個以上、今でも500個は発売されていて、
期待値はとても大きいと言えます。
なぜそんなにたくさん発売できるかというと、お客様から情報を集めているから。
未来工業の営業マンは、“商品を売ること” “情報を集めてくること”。
このふたつが仕事なんです。
ノルマを取り入れて、売り上げに固執すれば、みんな一生懸命売ると思いますよ。
それでも数年はいいでしょう。でも情報収集がおろそかになります。
すると10年後、20年後、新商品を出すことができない。
そんな未来工業は、もしかするとこの世にいないかもしれません」

たくさんの製品が並ぶショールーム。一般にはお目にかからないものばかり。

こうしたルールの根底にあるのは、社是でもある「常に考える」。
会社を訪問するとわかるが、社内のいたるところにこの社是が掲示されている。
本当に右を向いても左を向いても、この言葉が視界に飛び込んでくる。

「中途採用が多いのですが、
転職組は過去の会社で叱られたり、命令されて仕事をしてきた経験があります。
未来工業に来て『好きにやっていい』と言われて、最初はとまどうみたいですが、
慣れると楽しくなってくるようです。
うちは何をしても怒られない。失敗して怒るのはとても簡単です。
管理職は命令も禁止。説得して納得させます。
子どもに対するのと同じようなアプローチで命令するのはかっこ悪いですよ」

だから山田社長は自信を持って言う。
「未来工業では、“常に考える”ことしか社員に要求しません」

「常に考える」ばかり見ていると……

「常に考える」癖がつく。

〈BEAMS EYE on BEPPU〉 別府市とのコラボで BEAMS店内に足湯が!?

この11月、東京・新宿にあるビームス ジャパンの店舗に、
毎週末、別府市から運ばれる源泉を注いだ“ビームスの足湯”が
登場します!

仕事の疲れがたまったから、温泉にでも行きたい。
でも、本場の温泉に行くには、休みを取って予定を立てなければ……。
遠くに行く前にちょっとだけ体験できてしまう魅力的なお試し企画。

数百キロ離れた大分県別府市から東京新宿まで運ばれたのは、
100%源泉のピュアな温泉水。

店内に設置された檜の桶に、足を浸らせてリラックス……。
下半身だけでも旅した気分が楽しめます。
効能としては、神経痛などの症状に効果があるそうです。

これは大分県別府市と協業してスタートした、
「BEAMS EYE on BEPPU」プロジェクトの一環。

店内には足湯だけでなく、
コンテンツとユニークなネーミングで話題となっている、
別府市の観光ウェブサイト〈温泉ハイスタンダード 極楽地獄別府〉の
ロゴを配したオリジナルの手ぬぐいも貰えます。

坂東幸輔建築事務所vol.6 空き家の活用アイデアは 誰が考えて、誰が始める?

坂東幸輔建築事務所 vol.6

こんにちは、建築家の坂東幸輔です。

これまでの連載では、徳島県の神山町や出羽島での空き家再生まちづくりを紹介してきました。
これからは徳島を飛び出し、北海道浦幌町や香川県丸亀市など
日本全国で行われている現在進行中のプロジェクトを紹介していけたらと思っています。

今回は北海道十勝郡浦幌町での空き家再生まちづくりの様子をお伝えしようと思います。
浦幌町の活動内容に加え、空き家再生まちづくりに関わってきて見えてきた、
方法論にも触れてみたいと思います。

浦幌町の中心市街地、シムシティでつくったようなグリッドのまち。車で移動しやすいようになっている。

リノベーションや空き家再生でまちづくりをしている方は全国にいますが、
私の特徴はと聞かれると、
「人口5000人程度の規模の過疎地域で活動することが多いです」
と返答しています。自分で選んでいるわけではないのですが、
神山町も出羽島のある牟岐町も人口5000人強のまち、
そういった場所での活動が最もやりやすいと感じています。
行政の担当者が個人の裁量でスピード感をもって
いろいろなことが決定できるちょうどいい人口規模なのでしょう。
人口が1万人を超えると、行政の意思決定が見えにくくなり、
相手が何を求めているのかわからずプロジェクトが停滞してしまうケースが多いです。

浦幌町とはどんなまち?

浦幌町も人口5000人規模のまちです。
大学はもちろん高校が町内になく、中学生以上の若者を見かけません。
空き家や遊休施設も目立ちます。この3つの特徴はこれまで関わってきた
徳島のふたつの過疎のまちと非常に似ています。

しかし、北海道ならではの雄大な自然が育む食料の自給率はなんと2900%、
農業・林業・漁業と1次産業がすべて揃っており、GDPはなんと神山町の3倍。
うらほろスタイルという独自の小中学生の教育プログラムも充実しており、
そのおかげか出生率も上がっているという、
私にとっては「本当に過疎地域なの?」と驚きの多い地域でもあります。

とかち帯広空港から浦幌町に向かう道路。山や畑の見える雄大な風景の中のまっすぐな道。

そういう驚異的な浦幌町ですが、
一方で、うらほろスタイルを通して地域への愛着をもった子どもたちが
大学卒業後や就職後に浦幌町に戻ってきたくても働く場所がない、
というのが問題も抱えています。

サテライトオフィス事業の成功によって
過疎地域に若者の働く場を生み出した神山町から学びたいと、
神山で人材育成を行っている祁答院(けどういん)弘智さんが
浦幌町の地方創生アドバイザーに任命され、
私は建築的なサポートを行うために呼んでいただきました。

「活用したい空き家(遊休施設)がある、改修のための予算も用意した、
しかし何に使っていいのかわからないから一緒に考えてほしい」
という、どの過疎地域に行っても
最初に聞く同じ悩みをやはり浦幌町の方たちも抱えていました。

建築家に求められていること

空き家再生では、建築家は設計をする以前の
コンサルティングの段階から関わる必要性を非常に感じます。地方公共団体だけでなく、
「先祖代々伝わる古民家に愛着があって壊すに壊せない」
という個人のクライアントも同じ悩みを抱えています。
人口よりも建物の数が上回ってしまっているのでしょう、
建物を直しても使い途がすぐには出てこないのです。

これからリノベーション・空き家再生に関わる建築家は行政や個人にかかわらず、
そういったクライアントに丁寧に寄り添って、
一緒に建物の使い途を考えていくことが大切な仕事になっていくと感じています。

浦幌町での依頼は10年前に廃校になった旧・常室小学校を
浦幌町の仕事創出の場として改修したいので、その手伝いをしてほしいというものでした。

10年前に廃校となった旧・常室小学校。中心市街地から車で10分ほど離れた場所にある、S造地上1階建の建物。

〈やっとかめ文化祭〉開幕! 伝統芸能と歴史文化だけじゃない、 名古屋のまち そのものを体感する祭

やっとかめ(久しぶり)! 今年はどう楽しむ? 名古屋文化の祭典

名古屋のまちを舞台に、名古屋の歴史、伝統文化を
新しい感覚で楽しむことができる一大イベント〈やっとかめ文化祭2016〉が、
今年も10月29日(土)~11月20日(日)までの約1か月間、名古屋市内各所で開催中。
いまでこそ自動車産業を中心とした
工業都市というイメージの強い名古屋(及び愛知県)ですが、
実は江戸時代から尾張徳川家のもとで豊かな文化を育んできた、“芸どころ”でもあります。
やっとかめ文化祭は、その名古屋文化に裏づけられた優れたコンテンツを一堂に集めた祭典。
4年目となる今回はさらにプログラムも充実しています。狂言のストリートライブ〈辻狂言〉、
都心の真ん中にモダンな茶室が出現する〈街茶〉、有名料亭での〈お座敷ライブ〉、
まちなかで歴史やカルチャーを体験する〈まちなか寺子屋〉〈まち歩きなごや〉など、
約150もの企画がさまざまな場所で同時多発的に開催されます。
担当するのは、初回からずっと関わってきた名古屋市職員の吉田祐治さんです。

そして、もうひとりのキーパーソンが、
名古屋のまち中をキャンパスとして活動する団体〈大ナゴヤ大学〉学長の加藤幹泰さん。
彼は、名古屋市の中心部に位置する名古屋テレビ塔周辺のまちの活性化を図る
〈ソーシャルタワープロジェクト〉などにも携わってきた、名古屋のまちをおもしろくする、
若きリーダーのひとり。
これまでどおり、歴史・文化を掘り起こしその魅力にあらためて気づかせてくれるだけでなく、
さらに、さまざまなイベントが行われる、
いわばこの文化祭の舞台となる名古屋のまちの魅力を見つめ直すきっかけをつくりたい……。
そんな主催者たちの思いがこのイベントには込められているようです。
やっとかめ文化祭の人気イベントのひとつである〈まち歩きなごや〉。
実際は、それぞれのまちのガイドさんがちょっと誇らしげに
自らのまちを案内するツアー企画となっていますが、
今回は、吉田さん、加藤さんそれぞれがおすすめのコースをチョイス。
まずはおふたりにまち歩きガイドをしてもらい、
その後やっとかめ文化祭にかけるその熱い思いについて語ってもらいました。

写真左がやっとかめ文化祭の主催者・吉田祐治さん。右が大ナゴヤ大学学長・加藤幹泰さん。

1200体以上の円空仏が眠る荒子観音寺

まず、最初に訪れたのは〈まち歩きなごや〉のコースのひとつに含まれる荒子観音。
名古屋市中川区荒子町にある天台宗の寺院で、
世界中にファンを持つ円空仏が1200体以上保管されていることでも有名です。

吉田: こちらの多宝塔、実は名古屋市内で一番古い木造建造物なんですよ。
この塔の中から円空仏が発見されて、現在保管、展示がされているんです。

加藤: 円空ファンの間では有名なお寺で、
円空仏を彫るワークショップも行われていたりするそうですね。

実際に、円空仏を見せてもらうため、寺の奥へと進んでいくふたり。

荒子観音寺の住職から、円空がなぜそこまで人々を惹きつけるのか、
お話を聞かせてもらいました。

住職: 円空像は庶民のための仏像であることがまず大前提にあります。
生涯において、全国さまざまな土地へ赴き、村人たちの声を聞き、
その悩みを解決するために仏像を彫っては手渡していたと言います。
円空と交流が深かったこの荒子観音には、数多くの木彫が残されていました。

加藤: なるほど。円空仏を見るポイントはありますか?

住職: 本来、仏様は高いところに祀られます。
なので、下から見上げるような角度で見るといいです。
円空ならではとも言える、髪の毛が逆だった怒りに満ちているような木彫も、
口角が上がっていることがわかります。この独特とも言える、
微笑みの表情が円空仏最大の魅力です。

加藤: 本当だ! 角度によって、怒っているようにも笑っているようにも見えるんですね。
引き込まれそうな深い魅力がありますね。

吉田: こちらに展示されている円空仏は、
木片からつくられたわずか2センチの小さな木像から、
大木を彫ったであろう3メートル級の木像までバラエティ豊かで、
円空仏の魅力に一度で触れることができるんですよ。

住職: 円空は、一本一本すべての木の中に神様が宿っているとし、
ひとつひとつ彫り出しています。
小さな木片から生まれた木像は、子どもたちのためにつくられたものだそうです。

第2土曜はこれらの円空仏が一般開放されています(団体の場合は要予約)。

10月30日(日)には、荒子観音寺にて編集工学研究所所長・松岡正剛と、名古屋市出身の歌人・岡井隆による 〈ナゴヤ面影座〉が開催された。

お参りを済ませたふたりは、寺のすぐ近隣に店を構える老舗和菓子店〈もち観〉さんへ。

創業90年を数えるこちらの店は、もともと荒子観音寺の門前通りにあった、
古くから地域に愛されてきた和菓子店。
そして、おみやげとしても人気なのが、この〈円空大黒天もなか〉です。

〈円空大黒天もなか〉1個110円〜販売中。

ほどよい甘みのあんが口の中に広がります。
あんにこだわり、菓子によって、あんの種類や炊き方も変えているそうです。
ちなみに、店主・野呂憲司さんの楽しみは、名古屋市内の和菓子青年会の集まりなのだそう。
「名古屋和菓子業界は、他県から不思議がられるほど、同業種同士で仲がいいんです」
と野呂さん。
そんな店主との会話も楽しみつつ、和菓子をほおばるふたり。

草もちも定番の人気商品。中にたっぷりと詰まったあんは、ほぼ毎朝炊いているのだそう。

こんな風に、直接まちの人と対話できるのも、まち歩きなごやの醍醐味。
ただ何となく歩いて見ているだけではわからない小さな発見の連続は、
知的好奇心をくすぐるはず。

〈新・秋田の行事 in おおだて2016〉 秋田の1年を2日に凝縮! 伝統芸能・工芸・そして肉

2016年10月29日(土)・30日(日)の2日間、
大館市の大館樹海ドームにて〈新・秋田の行事inおおだて2016〉が無料開催されます!
伝統芸能からグルメまで、秋田パワー全開の祭典になっています。

まず、お祭り広場では、秋田を代表する伝統芸能やお祭りが一堂に集結!
北秋田市の根子番楽、羽後町の西馬音内の盆踊、
大館市・神明社の曳山車、八郎潟町の願人踊、秋田市の竿燈、
男鹿市のなまはげ太鼓などなど
合計24もの舞いやお祭りがひっきりなしに上演。
「祭り囃子の共演」という、ほかでは見られないショーもあるようです。

メインステージは2,000席を超える観覧席

そのお祭り広場の反対側には、
秋田のおいしい地酒が味わえるSAKABARや
B級グルメがそろうブースがあり、
舞台を見ながら味わうことができます。

また、同時開催の〈肉×博 ~肉の博覧会 in おおだて2016~〉では、
大館特産の比内地鶏や大館さくら豚のほか、
馬肉煮込み、馬肉ステーキ、秋田牛サーロインステーキ、
なまはげスパイシーチキン、比内地鶏ラーメン、
熊肉の煮込み、仙台発祥牛タン塩焼などなど、
秋田県産を中心にしたさまざまな肉料理が堪能できます!

肉汁がそそる肉×博。

美髪になる手作り木櫛って?
ウテナから〈ゆず油 無添加
ヘアオイル 木櫛付きセット〉

日本で昔から使われてきた“木櫛”。
静電気を抑え、ツヤ感をUPし、うるおいをあたえる… 
そんなヘアケア効果があると言われる“木櫛”を、
手作りする女子が増えているのだとか。

このたび化粧品メーカーの〈ウテナ〉から発売されたのは、
無添加ヘアケアオイル〈ゆず油〉に木櫛がついた
〈ゆず油 無添加ヘアオイル 木櫛付きセット〉。

〈ゆず油〉は高知県北川村産のゆず種子油を使った、
ノンシリコンのトリートメント・ヘアオイル。
木櫛に染み込んだゆず油の効果で、とかすたびに美しい髪へと導く、
効果抜群の木櫛が作れるセットです。

ウテナ〈ゆず油 無添加ヘアオイル 木櫛付きセット〉

1,080円(税込参考価格)というお手頃な価格も魅力のこのセットは、
ただいま3万個の数量限定で発売中。
それではゆず油木櫛のつくり方をご紹介!

紙ヤスリをかける

まず、紙ヤスリをかけます。油が染み込みやすいように、
木櫛の表面を市販の紙ヤスリ(粗め)で削ります。
櫛表面に残った木くずは古い歯ブラシ・爪楊枝等で取り除きます。

ゆず油に浸す

続いて、ゆず油に浸します。
ジッパー付きポリ袋等に木櫛を入れ、ゆず油をたっぷりと浸し、
直射日光のあたらない所で1週間漬け込みます。
油が漏れないようにご注意下さい。
また木櫛に浸した油は新聞紙等に浸して捨てて頂くのがおすすめです。

乾かして完成

最後は、乾かしてフィニッシュ! 
ゆず油をティッシュ等でふき取り、1日乾燥させたら、
ほんのりゆずが香る木櫛の完成です。

オイルに漬けた木櫛は、染み込んだオイルが徐々に髪に浸透し、
使うたびに髪につやを与えてくれます。
また、髪に発生する静電気を抑える効果があるため、
髪が絡まりにくくなり、切れ毛の防止にも役立つのだとか。

〈多賀町ライトアップ~神あかり〉 輝くのは住民手作りの 1万個の照明

ただいま、滋賀県多賀町にある〈多賀大社〉が、
ライトアップ演出〈祈りの石ころあかり〉を実施中! 
2016年11月13日(日)まで、日没から21:00のあいだ、
鳥居や社殿が灯りに照られる、素敵なライトアップを行います。

〈祈りの石ころあかり〉は、多賀大社拝殿前に敷き詰めた、
約1万個もの“石ころあかり”が光り輝くインスタレーション。
このたくさんの“石ころあかり”は、シリコン製の照明。
地域住民と子ども達が作りました。

また大鳥居や太閤橋など各所を静かな光で装飾し、
神社の庭が、光のヒーリング空間“祈りの庭”に変貌を遂げるのがみどころ。
また11月11日(金)から13日(日)までの3日間は、
日本初“レーザーLEDサーチライト”のショーも行われるのだそう。

Lighting Designer 長町志穂 (株式会社 LEM空間工房 代表取締役)

ライティングデザインを手がけるのは、長町志穂さん。
大阪の堂島大橋(大阪)や、神戸の光のミュージアムなどを手がけるデザイナーさんです。

この期間は、LIGHT & ART FESTIVAL『近江国・彦根市+多賀町 城あかり神あかり』として、
〈多賀大社〉のほか、周辺スポットでもライトアップを実施しています。
大社の門前町、各家が所蔵するおそろいの提灯が通りの風情を醸しだす〈絵馬通りまちあかり〉、
“血染めのもみじ”といわれる美しい紅葉が有名な胡宮神社の〈神の庭・紅葉ライトアップ〉、
水をイメージしたブルーの光がゆっくりと変化し参道が輝く、
大瀧神社の〈水の森・ブルーライトアップ〉など。
光とアートで新たな魅力を発信するのが狙いです。

ブラックやきそば VS イタリアン ご当地グルメ対決 〈大新潟展〉開催!

2016年10月27日(木)~11月1日(火)の6日間にわたり、
神奈川県横浜市の〈京急百貨店〉に、新潟グルメが集合!!
“上越&佐渡の美味探究”特集ということで、
新潟県で親しまれてきたグルメや工芸の店舗が出店します!

目玉はなんといってもご当地グルメ。
糸魚川〈月徳飯店〉の人気メニューでもある〈糸魚川ブラックやきそば〉と、
半世紀の歴史を持つ新潟市〈みかづき〉の〈イタリアン〉による麺対決が登場!

糸魚川でとれる真イカのいか墨を使った、真っ黒な焼きそば〈糸魚川ブラックやきそば〉。
そして〈イタリアン〉は、自家製太麺とキャベツ・もやしを特製ソースで炒め、
粉チーズで味付けし、白生姜を添えて、特製トマトソースをかけたという
創意工夫あふれる逸品です。 
今回のフェアでは、オリジナルメニューである
〈2色のソースのハンバーグイタリアン〉を限定で提供します。

〈みかづき〉2色のソースのハンバーグイタリアン 570円(税込)※各日限定50食

また、新潟へぎそばの老舗〈小嶋屋総本店〉では
開店20周年記念のスペシャルメニュー〈秋の極み天へぎそば〉を提供。
つなぎにフノリを使用した、歯ごたえと甘みが自慢のへぎそばです。

京急百貨店 開店20周年記念〈小嶋屋総本店〉秋の極み天へぎそば 1,814円(税込)※各日限定40食

こちらは、佐渡沖などの旬の鮮魚を市場より直送。
地元佐渡でも人気の〈寿司弁慶〉による〈市場ちらし〉。

〈佐渡のすし 弁慶〉佐渡魚市場直送 市場ちらし(海老のお吸い物付)2,000円(税込)

株式会社建大工房 vol.1 僕が福井でカフェをつくった理由。 借金がすべてのはじまり?

株式会社建大工房 vol.1

みなさまはじめまして。ごく普通にただものづくりが好きで福井で設計施工の工務店を営む、
出水建大が筆を執らせていただきます。
日本が絶好調に浮かれ出す目前の1973年生まれです。
今回は、伝統工芸から食までとことんこだわる、
ものづくりのまち“福井”から執筆させていただきます。ホームページもなければ営業もしない、
そして大した学もないこんな僕ですが仕事を独立して来年で早10年が経とうとしています。

「リノベのススメ」の記事ということですが、
ここでは“リノベーション”という言葉についてもっと広義に、
かつ超個人的な意味で「建築=場をつくる」「“手”でつくる」と捉えて
僕なりの解釈で書き綴りたいと思います。

カフェの廃業、そしてホームレス工務店に

少しだけ自分のことを。
前述の通り1973年生まれの僕は思春期に幸か不幸かブルーハーツや尾崎豊、
湘南爆走族やビーバップハイスクールなんてものが流行ってしまい、
中学もろくに卒業しないまま大工や塗装工などの現場仕事に就きました。
それらを転々としながらバイクに乗ったり、
スノーボードやサーフィンを楽しむために海外に行ったりしながら
典型的な自由人(←精一杯の表現)の生活を送っていました。

当時、親も地元福井で小さいながらも設計施工の工務店を経営していました。
今でこそ設計も行う工務店は増えましたが父が開業した40数年前は、
設計もする工務店は福井ではめずらしい形態で、
つくる建物もほかと比べると個性的であったのも手伝って
仕事はそこそこ順調そうでした。

僕は25歳になりそろそろ落ち着こうと考え、
親の会社でとりあえず建築士の免許を取ってみようと本格的に設計の勉強を始めました。
もともと小さい頃から家に転がっている端材で工作をするのが得意だったのと、
中学校卒業後に転々としながらも職人として入る現場が大好きだったのですんなり免許取得。

しかし例に漏れず父と不仲な関係もあり、父の会社は住宅メインでしたが
僕はより個性の出せる店舗建築が好きでそういう仕事を積極的にしていました。
そのうちに自分でも店舗を持ちたくなり30歳になると同時に、
建築業のかたわらで小さな雑貨屋兼カフェ〈GARDEN〉(ガルデン)を始めました。
建築との二足の草鞋で昼間はバイトの子に任せ、夜は僕が店に立つというかたちで。

閉店時間は一応21時でしたが、隣が居酒屋ということもあり、
店を開けている限り夜中の0時を過ぎてもお客さんが入ってきて、入れ替わり立ち替わり、
数百円の雑貨を購入するかコーヒーだけで夜中の2時~3時までみんなが話し込む毎日。
そんな経営で商売が成り立つわけもないのですが、
僕自身は楽し過ぎて約2年間も営業していたのです。
しかし、そんな自転車操業を続けた結果、2005年に大きな借金だけが残り泣く泣く閉店。

また建築の仕事をこなしてお金貯めてカフェ再開するぞ~と意気込んだ矢先に、
親の工務店が倒産。

それから、自分の店の売れ残りの家具や雑貨が山ほど家にあったので
持っていかれてたまるかと、親戚の倉庫に毎晩配達(俗に言う夜逃げ)。
東京と九州出身の両親はなんとか遠方の親戚の家に住まわせてもらえたのですが、
僕はそんな状況でも建築の仕事の依頼が多少あったのと、
何となくこの境遇がおもしろかったので半年くらいネットカフェと倉庫と現場を
往復しながら「ホームレス工務店」を楽しんでいました。
ちょっとでもお金になることなら建築以外でもできることは昼夜問わず全部しました。

当時は結婚もしていませんでしたし、何よりも、
周囲の人たちに助けられたことが楽しめた理由です。
現場にまで来た借金取りを追い返してくれる施主だったり、
昼間現場仕事をしながら毎日朝まで家具の移動を手伝ってくれる
仲間の職人たちがいなかったら考えられない現実でした。

当然のように社会から切り離されたかのように見えるなかで、
強制的にふるいにかけられて残ってくれた周りの人たち。
それが後につながる最強のコミュニティだったと今になって思います。
そして不幸にも見えたこのカフェの廃業からでした。大きく変わり出したのは。

1再生で1円を 熊本・大分に寄付! HELLO KITTY ACTION “ONE ACTION for ONE LOVE”

サンリオが2016年10月にスタートした、熊本・大分の人を応援する
プロジェクト〈HELLO KITTY ACTION ~ONE ACTION for ONE LOVE~〉。
YouTubeで公開されているオリジナル動画が1回再生されるごとに、
1円をサンリオが熊本・大分へ寄付するというプロジェクトです。

熊本・大分では、まだまだたくさんの人が、復興に向けて頑張っています。
そんなみんなの“Loveー想いー”を、“Actionー行動ー”につなげ、
日本赤十字社を通して熊本・大分へと寄付を届けるのだそう。
ぜひご覧ください!

また本プロジェクトでは、Sanrio Friendship Club会員が
ポイントと景品を交換した際に、
1ポイント交換されるごとに1円をサンリオが
寄付するという取り組みも行われています。

ひとつの“Action”が熊本・大分への寄付につながる本プロジェクト。
手軽にできる支援から初めてみてはいかがでしょうか?
期間は2016年11月30日(水)まで。

information

HELLO KITTY ACTION
"ONE ACTION FOR ONE LOVE"

『WISE FORUM 2016』開催! にっぽんの未来を 一緒に考えよう

県土の約58%=約42万ヘクタールが森林に覆われている宮城県で、
全国の地域材を使って家具をつくっている〈WISE・WISE(ワイス・ワイス)〉。
1996年に設立し、現在は宮城・栗駒のスギや北海道のシラカバ、
北東北のクリなどの地元の木を使って、地元の職人さんにつくってもらう
家具シリーズなどを手がけています。

ワイス・ワイスの家具。宮城県に豊富にあるスギ材を使い、製材所の職人たちが何十年も慣れ親しんできた経験を活かした椅子やテーブルを考案した

2015年の様子

そんなワイス・ワイスが毎年秋に開催するフォーラム『WISE FORUM』が今年も開催! 
東京・渋谷区の日本看護協会ビルを会場に、
「WISE FORUM 2016 にっぽんの未来を考える3日間」として、
2016年10月26日(水)、27日(木)、28(金)にわたって充実の
シンポジウムを行います。

第一日、10月26日(水)のテーマは“環境・フェアウッド”。
豊かな森林木文化を次世代に継ぐために、
分野や立場の違いを超え、語り合うプログラム。

第二日、10月27日(木)のテーマは“生活・教育”。
子どもたちが夢と希望を持って成長していける教育、
そして地域社会とは?
教育現場で、そして地域社会で日々奮闘する各界のリーダーを招き、
ディスカッションします。

第三日の10月28日(金)のテーマは、“社会・経済”。
「経済的な豊かさだけでは人は決して幸せになることは出来ない。
ともに生きる社会、結び合いや関係性の中に、本当の幸せがあるのではないか。」
この考えを考察し、行動を起こす人と日本の未来について考えます。

ISHINOMAKI2.0 vol.4 空き家活用の交渉からスタート。 商店街に生まれたシェアハウス

ISHINOMAKI2.0 vol.4

第4回目となる今回は、石巻でデザインと建築の専門家からなる
まちづくりベンチャー〈合同会社巻組〉の渡邊享子さんにバトンタッチして、
石巻に移住したいと考える人々の暮らしの受け皿となる拠点づくりを紹介します。

石巻には震災以降、全国から私のように暮らしの拠点を移す人たちが
たくさんいます。その数は私が知るかぎりで数えても100名以上。
そうした地域外からの移住者や、
石巻に可能性を感じて戻ってきたUターン者の受け入れ先として、
中心市街地にたくさん存在する面積の大きな空き物件が活用されています。
石巻で活躍する出る杭のような人材をつくる巻組の活動。大注目です。

渡邊さん。(photo:和田剛)

まちに、住まいが足りない!?

こんにちは。私は、〈合同会社巻組〉の渡邊享子といいます。
宮城県石巻市を中心とした、東北の「田舎」で空き家を活用し、
20〜30歳代の移住者にむけた住まいとして提供しています。

そんな仕事をしている人は全国にいくらでもいると思いますが、
私たちが、そうした仕事を始めた理由は、2011年東日本大震災でした。
石巻市は水辺の平地の約30パーセントが浸水し、東北最大規模の被害を出しました。
こうしたなかで、都市部からのアクセスのよさや
受け入れ態勢が比較的充実していたという理由から、
2011年3月から1年間でのべ28万人ものボランティアが訪れました。

今回の震災の特徴は、こうしたボランティアの活動が非常に長期化し、
なかには震災復興の文脈を超えて、この地に定着する人々が現れた点です。

ひとつの民家に集まる、ボランティアとして石巻にきた若者たち。

2012年初頭に、被災した地域において住むための家がないという声が聞こえてきました。

人口減少が進む被災地域で、こうしたボランティアが定着し、
地域に関われる拠点をつくりたい。
それが、私たち巻組の活動のきっかけでした。
当時、石巻では大きくふたつの理由で住宅が不足していました。

ひとつは、震災で多くの住宅が被害を受け、地域の方々の住まいが不足していたこと。
当時、避難所が解散されたのが2011年秋頃、
5年たった現在でも仮設住宅を出られない方々がおられます。

もうひとつは、被災地に限らない問題でした。
いわゆる地方都市の中心市街地や、漁村・農村部は、
ほとんどの住宅が持ち家であり、単身者向けの賃貸住宅がそれほど多くありません。

2015年に石巻市により実施された空き家調査において、空き家と判断された住宅は、
中心市街地に108戸、2006年に合併した旧6町に189戸、計297戸ですが
それらの平均面積は約127平方メートル。
都心で単身の若者の住宅の標準面積が約36平方メートルなので、
都市部の単身世帯と比較して約3倍の広さの持ち家住戸が空き家となっている現状があり、
なかなか有効活用ができません。

「先日までおばあちゃんが住んでいたが、
ご高齢のため住まなくなって空いている広すぎる家」が、
日本の「田舎」には多く眠っているのにもかかわらず、なかなかヨソモノは入れない。
そんなことが課題になっていました。

2012年春。そんなふたつの不動産的な壁に打ち当たって途方にくれている……。
住むところがないという理由で石巻を去るボランティアの仲間たちもいました。

そんな時に、なんとかまちの中でモデルをつくりたいという気持ちで
まちを歩き回りなんとか見つけた平屋の空き家を
住まい手の方と一緒に直したのがきっかけで、
市外から石巻市にきて活動するよそ者に家を紹介する活動が始まりました。

初めて改修した空き家。住まい手自らの手でおしゃれな空間に。(photo:楠瀬友将)

「空き家」を探して歩き回るうちに、ひとつの重大な事実に気づきました。

誰にも一切使われていない純粋な「空き家」はほとんどない。

という事実です。

そこで、使われていたとしてもあまり有効活用されていない空きスペースも視野に入れて
活用する必要がありました。そのなかで、私たちの活動のシンボルになったのが
商店街に建ち並ぶお茶屋の2階を利用した〈SHARED HOUSE 八十八夜〉です。

このシェアハウスは80歳代の店主が運営するお茶屋の2階にあります。
もともとこの場所は30年前までは店主が家族で住んでいたのですが、
郊外に広い住宅を建てると、住まなくなり、2階は倉庫として使われていました。

とはいえ、この建物は「空き家」ではありません。
店主さんが営業を続ける建物を活用することなどできるのか。
店主の高橋仁次さんとも何度も意見がすれ違いそうになりました。

京都の香老舗×『おそ松さん』 コラボのお香&匂い袋発売!

京都で1705年創業の、老舗の香老舗〈松栄堂〉が、
なんとアニメ『おそ松さん』とコラボ!
妥協ない老舗の技で作られた〈松野家のお香〉、〈松野家の匂い袋〉
が販売開始されました。

この商品が生まれたのは、今年京都で開催された
マンガ・アニメ見本市〈京都国際マンガ・アニメフェア(京まふ)2016〉にて。
人気マンガ・アニメ作品と京都企業のコラボという企画がきっかけでした。

〈松野家のお香〉は、スティックタイプのお香。
甘く華やかなミックスベリー、クールでセクシーなマリンなど、
それぞれのキャラをイメージした6種類の香りです。
価格は各972円、6個セットは6,048円(いずれも税込)です。

おそ松:甘く華やかな香りのミックスベリー

カラ松:クールでセクシーな香りのマリン

チョロ松:清らかで落ち着く香りの煎茶

一松:深みがある優しい香りのバイオレット

十四松:元気はじける香りのグレープフルーツ

トド松:可愛らしく甘い香りのローズ

〈RENEW〉開催! 鯖江のものづくりを 見て・知って・体感する 体験型マーケット

福井県鯖江市の東部に位置する河和田地区は、
約1500年の歴史をもつ越前漆器や、
国内唯一の産地として眼鏡づくりを行う、ものづくりのまち。
このまちで、 2015年に始まった体験型マーケットが〈RENEW〉です。
今年も、来る2016年10月15日(土)・16 日(日)の二日間にわたり
ファクトリー・ツアー&マーケットが開催されます。

普段は閉ざされている工房を、つくり手たちが一同に開くこのイベント。
職人たちの手仕事を間近で見ることができるのはもちろん、
ワークショップへの参加や、この地で作られた産品も購入可能です。

2回目の開催となる今年は、
参加店舗数が22社から37社に増え、飲食ブースや宿泊施設も充実するそう。
昨年以上の盛り上がりで、
ものづくりとの出会いやつくり手の対話などを楽しめる2日間となりそうです。

昨年の〈RENEW〉の様子。秋空の下、ものづくりのまちが賑わいます

舞台となる河和田地区は、三方を山に囲まれた小さな集落。
かつて河和田の漆かき職人たちは、全国の漆かきの半数を占めたといわれ、
東北や関東まで、漆の樹液を求めて全国を行脚したといいます。
職人たちは訪れた各地の文化や情報を持ち帰り、それを柔軟に取り入れたため、
河和田には変化を受け入れる独特の文化が醸成されてきました。

今回〈RENEW〉に参加するのは、
ひとつ一つ手作りで、ぬくもりのある眼鏡を作る〈谷口眼鏡〉や、
この地で8代に渡り、200年以上漆器の製造・販売を手がける〈漆琳堂〉。
越前漆器の木地づくりの技術を応用した製品などを手がける〈Hacoa〉や、
伝統的な丸物木地師の技術を継承しつつ新たなプロダクトを生み出す〈ろくろ舎〉など。

古くから受け継がれてきた伝統的な技術を今に受け継ぎつつ、
そこに柔軟なアイデアを加え、
現代の暮らしに合うものを生み出す姿は、かつての漆かき職人たちに通じます。

河和田には、生活様式の変化に対して知恵を絞り、
暮らしを考え続けてきたからこそ出会える文化があるのです。

黄門様と薬草の関係って? 親子で触れる、初めての薬草 水戸 養命酒薬用ハーブ園 vol.1

茨城県水戸市と薬用養命酒でおなじみの養命酒製造株式会社が
薬草を活用するプロジェクトをこの夏から開始しました。
まずは、植物公園敷地内に〈水戸 養命酒薬用ハーブ園〉を2017年4月にオープンします。
水戸藩に古くから残る薬草・生薬文化と、
400年以上も前に創製された薬酒を継ぐ養命酒製造株式会社によって
新たな薬草文化の価値を今に伝えていく、官民協働の新しい取り組みのかたち。
コロカルでは、プロジェクトの重要な部分を担う
市民向けのワークショップやイベントをレポートしていきます。

薬草ってなに? 体験して実感してみよう

夏から秋に変わる9月中旬の休日。
水戸市植物公園を訪れると、たくさんの子どもたちが
マイク越しに話す女性の話を熱心に聞いていました。
今日は、「水戸 養命酒薬用ハーブ園プロジェクト」の第1回ワークショップ
「薬草を愉しむオリジナル水府提灯を作ろう!」の開催日。
植物公園の中の薬草園で、気に入った植物を採取することができる特別な日です。

園長の西川綾子さんの指導のもと、子どもたちは薬草・ハーブを好きなように採取し、
その後の水府提灯(すいふちょうちん)づくりに使います。
「みんな、南天って知ってる?
“難”を“転”じるから“南天”っていうの。
お赤飯を腐らせないように南天の葉を敷いたそうだよ」
西川園長のガイドで薬草の名前のいわれや
日頃どうやって使ったらいいかを教わりながら
子どもたちは薬草に触れていきます。
薬草といっても、普段なんとなく目にしているようなものもあり、みんな、興味津々。

ふだん通い慣れた植物公園の薬草園に、何かしらエピソードがあることを知って真剣に話を聞く子どもたち。ちなみに、西川園長はNHK『趣味の園芸』の講師をしており、テレビでもおなじみ。親しみやすい語り口で親子を魅了します。

現在、水戸市植物公園の中にある薬草園には
水戸藩ゆかりの薬草が植栽されています。
水戸徳川家第2代藩主である水戸黄門、水戸光圀公は
当時、病気になっても貧しくて医者にかかれないような人たちに
入手しやすい薬を、と身近な植物での処方について
藩医の鈴木宗与に編纂させました。
それが、日本最古の家庭療法の本ともいわれる『救民妙薬』です。
その『救民妙薬(きゅうみんみょうやく)』に出てくる薬草が
この薬草園の主役なのです。

2代藩主光圀公、9代藩主斉昭(なりあき)公が医学に関心を寄せ、自らも学んだこと
が水戸藩の医学の基礎につながりました。そんな経緯もあり、薬草園の入り口には、斉昭公のつくった藩校(今でいう総合大学)、弘道館の瓦がこのように敷き詰められています。弘道館は水戸の日本遺産にも指定されています。

藍染でおなじみのアイは、“河豚に酔いたるによし(フグ毒にあたったときの処方によい)”と『救民妙薬』に記された薬草のひとつ。解毒や解熱、虫刺されなどに効能があるとされています。

西川園長に後ろについて薬草園からハーブ園へと移動すると
ミントやローズマリー、オレガノ、タイムなど、
なじみのある食用ハーブが、こんもりと茂っていました。
どのハーブも色が濃く、葉先までピンと張って元気いっぱい。
西川園長は、その1枚を触らせました。
「持って帰りたいくらいフワフワ〜」と
子どもたちが頬につけてうっとりするのは
葉の周りを白い毛に包まれたラムズイヤー。
「薬草って見かけが地味でしょう?
でも、こうやって触ったり、香りを嗅いだりすると興味を持ってくれるのよね」
西川園長は子どもたちを植物に親しむ入り口へとガイドします。

自分で好きなだけ採ってみよう! と促され、きれいなかたちの葉を探す子どもたち。こうやって、自然観察をする力をつけていきます。

バジルなどの葉をちぎって香りをかいで香りを嗅いでみます。「スパゲッティバジリコのにおいだ!」

参加したお母さんに「植物公園には、よく来ていますか?」と声をかけると、
ふだんから子どもと一緒に遊びに来ているけど、
大きな植物や温室の中の熱帯植物に目がいって
薬草園には足を運んだことはなかったといいます。
だから、植物公園で実際に植物に触れるのは初めて、という人もいました。

『モノスゴ愛知でマツケン (待つ県)』松平健さんの ハイテンションに感服!

俳優・松平健さんが登場する愛知県のプロモーション映像がスゴイ!
このたび、YouTubeにて公開された『モノスゴ愛知でマツケン(待つ県)』が
あまりのハイテンション、ノリノリぶりで話題を呼んでいます。
いまSNS世代に大流行中の“顔認証カメラアプリ”を駆使し、
名古屋城やまねき猫など、愛知の名物をふんだんにご紹介!
まずは衝撃の映像をご覧ください。

愛知県は、武将に産業、“なごやめし”などのグルメ、自然や温泉などの
観光資源に恵まれ、アクセス面でも好条件なのにもかかわらず、
観光地としての認知度が高くないという状況があります...。
そこで繰り広げているのが、この〈モノスゴ愛知でマツケン(待つ県)〉キャンペーン。
愛知県豊橋市出身の松平健さんを観光PRキャラクターに起用し、
映像やサイト、広告などで展開していくのだそう。

動画で紹介されるのは、
徳川家康が築いた〈名古屋城〉にご当地グルメの〈大あんまき〉、
“常滑焼”のシンボル〈常滑まねき猫〉、
40万株の芝桜が咲き乱れる〈茶臼山高原の芝桜〉、
500年以上の歴史を持つ〈尾張津島天王祭〉など、
愛知県が誇る武将、食、観光、自然、祭りの数々。

顔認証カメラアプリのフレームを駆使したポップな映像は
見ていて飽きません。

スマホを手にとったマツケンさんが...

顔認証カメラアプリを開くと

愛知になっちゃった!

学生や島民みんなで空き家再生! 島ならではのワークショップとは。 坂東幸輔建築事務所 vol.5

坂東幸輔建築事務所 vol.5

こんにちは、建築家の坂東幸輔です。

前回は徳島県牟岐町にある人口70人の過疎の島、
出羽島(てばじま)の空き家再生まちづくりについて書きました。
今回はそのつづき、学生たちがデザインした〈旧・元木邸〉の設計提案は
いったいどのように実現したのでしょうか。

不便さが地域ならではの建築文化を守る

牟岐町は平成29年度を目標に
出羽島の「重要伝統的建造物群保存地区(重伝建)」指定を目指しています。
重伝建に指定されると古民家の外観を、
建物が建った元の状態に復元する工事に補助金が出るようになります。
指定を受けられれば出羽島では毎年数棟ずつ
建物を改修する予算を確保できることになりますが、
その次に問題となるのは伝統的な民家を改修できる大工がいないということでした。

〈旧・元木邸〉の改修工事には
伝統的な大工技術を学ぶ徳島の若手大工グループが参加してくれました。
若手の大工にとって、これから古民家の改修が継続して行われる出羽島は
貴重な練習場になるに違いありません。ぜひ、出羽島で大工技術を学んだ
“出羽島大工”のような人たちが育つ場所になってくれたらと思います。

2階の床を支える梁が腐っていたため、1階を残して解体された旧・元木邸。大工さんたちは機械ではなく手刻みで木材を加工。

私が出羽島に魅かれる理由のひとつが、島が小さく車が1台もない島であるという特殊性です。
牟岐港から連絡船で15分という近い距離にありながら、
建築を考えるうえでのさまざまな条件が日本の一般的な場所と大きく異なります。

車が走る道路があれば、流通している建材や工場で製作した建築の一部分を運搬し、
重機を使って組み立てるということが日本中どこでも可能です。
それは車が通るところなら日本中どこでも
同じ建物を建てることができてしまうということになり、
地域性とは関係なく同じような風景ができてしまいます。

しかし出羽島では、重機が使えないため建物を建てたり壊したりすることが大変です。
空き家再生をするうえでは大きな制約ですが、
地域の持つ強い個性であるとも言えます。材料の調達・運搬方法や、施工のしやすさなど
出羽島での合理性を追求したうえで
でき上がる建物はどの地域の建物とも違う建物になるでしょう。

その土地の材料を使い、その土地の職人の技術で、気候風土に合わせて建物をつくるという、
かつて日本の各地でどこでも行われていた建物のつくり方を
出羽島では再現できるかもしれない。
そんな“現代の民家”をつくるということを目標にしています。
建築家が建物だけをデザイン、設計するのではなく、地域の材料や交通、仕事といった、
地域全体を再生していくことに、私は興味があるのだと思います。

多様なワークショップを通して島を知る

〈旧・元木邸〉を巡るワークショップは、基本設計ができてからも、
牟岐町教育委員会の川邊洋二さんの
「建物にできる限りいろいろな人に関わってもらいたい」という思いから、
「焼き魚ワークショップ」「土壁塗りワークショップ」
「家具づくりワークショップ」などさまざまな種類のワークショップが行われました。

川邊さんが求めるワークショップは
建物を完成させるうえでは回り道をしているように見えます。
学生と実施設計を行う地域の建築士さんとの間に立って
デザインの調整を行う私にとっては、コントロールの難しい要素がどんどん増えていくので
ワークショップを求められるごとに不安を感じることもありました。

しかし、川邊さんが求めているものが出羽島に単におしゃれな建物をつくることではなく、
島の人や学生、移住者たちが愛着をもって一緒に活動できる場と状況をつくり出すことだと
ワークショップを重ねるごとに理解できるようになりました。

「焼き魚ワークショップ」は地域の産業である漁業に関わる魚の調理、
漁船を使ったクルージングや草刈りなどの島の困りごとを解決する取り組みを試すことで、
〈旧・元木邸〉が完成した後のソフトを開発するワークショップでした。

島の主要な産業である漁業について学ぶ、焼き魚ワークショップを行った。漁師さんから鱗の取り方など調理方法を教えてもらった。

左の丸いのがキダイ(レンコダイ)、右がイトヨリ。

「土壁塗りワークショップ」では
職人さんに教えてもらいながら竹小舞から荒塗りまでをやらせてもらいました。
建物が完成した後も自分の塗った土壁の場所は特別な思いがします。
ワークショップの参加者も〈旧・元木邸〉についての愛着を育んでくれたのではと思います。

〈旧・元木邸〉の土壁塗りをワークショップで行った。最初に職人さんから土壁の下地の竹小舞の編み方を教わった。

自分たちで編んだ竹小舞の上に土壁を塗った。ワークショップの参加者は学生だけでなく、自分の家を自分で改修したいという周辺地域への移住者の参加も多かった。

「家具づくりワークショップ」では、〈旧・元木邸〉の完成後に使用する家具を制作しました。
家具は徳島の伝統工芸である藍染めの塗料に加工したものを使い、仕上げました。

ワークショップで家具のアイデア出しを行った。椅子は出羽島の手押し車・ネコをモチーフにデザインした。

制作したテーブルに藍染め塗料を塗る。出羽島は温暖で沖縄でしか栽培できない琉球藍が栽培できる。移住者たちが中心となって、出羽島の耕作放棄地を活用して琉球藍を生産する取り組みが始まっている。藍という産業を通して、出羽島の風景が変わりつつある。

藍染め塗装をして完成した椅子。

6つを組み合わせると出羽島のかたちになるローテーブル。

自分でも島の空き家を購入?!

余談ですが、ワークショップで出羽島に何度も通う間に、
なんと私も出羽島に空き家を購入してしまいました。
神山や出羽島で空き家を改修して2拠点居住やサテライトオフィスを楽しんでいる人たちを見て
いつの間にか自分も古民家を手に入れたくなっていたのです。

空き家の持ち主と交渉し、土地・建物合わせて格安の値段で譲っていただくことができました。
雨漏りしている屋根を直したり、畳を新調したり、
水廻りを直したりという簡単な工事を行って、現在は出羽島での活動をサポートする
サテライトオフィス〈HARBOR出羽島〉として活用しています。

〈HARBOR出羽島〉外観。出羽島の折りたたみ式の雨戸をもった伝統的なミセ造りも残っています。

〈HARBOR出羽島〉内観。雨漏りで壁や畳のカビがひどかったのですが、きれいに改修できました。

話がそれてしまいましたが、本題に戻りましょう。
これまでのワークショップを通して島の方と仲良くなった学生が、
出羽島の家々には遠洋漁業で集めてきた宝物が
たくさんあるという話を聞いてきました。家の中に眠っている宝物を探して、
改修後の〈旧・元木邸〉で展示をしたいという学生たちの意見から
「島の宝物探しワークショップ」を開催しました。