〈あおぞらブランチ〉 豊岡の朝市が 新感覚フードマーケットに!
2016年10月1日(土)、2日(日)の二日間にわたり、
兵庫県豊岡市の伝統ある朝市〈あおぞら市場〉にて、
新感覚のフードマーケット〈あおぞらブランチ〉の第3回目が開催されます。
新鮮な食材が揃う朝市で、生産者との会話や買い物を楽しみながら、
休日の少し遅めの朝食と昼食を兼ねたブランチが楽しめるイベントです。
昔ながらの市場に並ぶのは、豊岡や養父など、地元のレストランや
フードクリエイターによる
おむすびやタルト、コーヒー、スープにマフィン・クッキー、
パン・焼き菓子などなど。

コウノトリ米を使ったおむすびや、但馬で一番のフランスパン、
絞りたてのジャージー牛ミルクを使った牧場ジェラード、
地元で大人気の精肉店のクラフトバーガー、
地元の小麦粉を使った老舗製麺所の生パスタなど、
他では食べられないオリジナルフードメニューが勢揃いです!
ラインナップについては〈あおぞらブランチ Facebookページ〉に
掲載されていますのでぜひチェックを。




豊岡市は兵庫県の北端。澄み渡る日本海や、野生復帰を実現したコウノトリが
空を舞う、豊かな自然に恵まれた但馬地方にある人口約8万人の市。
豊岡は全国でも有数の鞄産地であり、「小さな世界都市」を目指して
観光客に人気の城崎温泉にアートセンターを創設するなど、
最近何かと話題を集めています。底引き網による松葉ガニはもちろん、
神戸牛の素牛である但馬牛、大切に継承されてきた但馬の伝統野菜など、
海の幸に山の幸、四季を通じて最高の食材が揃うことも見逃せない魅力なのです。
〈あおぞらブランチ〉が行われるのは、そんな豊岡市の中心地、
表通りの駅通商店街から一歩入った路地裏にある、
時間がとまったような、味わいのある市場。
通称「あおぞら市場」と呼ばれています。


〈あおぞら市場〉は、新鮮な地元の食材を、生産者が直接販売する
昔ながらの行商用の朝市店舗で、
1958年につくられました。
南北約60mにわたりおよそ40店舗の露天スペースが並んでおり、
市街地北部を縦断する新川(しんかわ)水路上にあるため
正式名称は「新川野外市場」と言います。

1940年代、この市場が開設する以前は、大八車を引いて駅通りを中心に周辺の家々を廻り、
野菜や魚を行商する人たちが多く居たそうですが、交通事情の変化に伴い、
現在の場所に行商人が集まり、朝市を開くようになったそうです。

地域の方々に昔の様子を尋ねてみると、当時はこの市場を中心に但馬地域全域から
新鮮な食材が集まり、人が通れない程の賑わいを見せていたそうです。
かつては但馬の豊かな食文化を支えてきた「台所」であったのでした。

しかしながら、全国の地方都市と同様に、
時代の流れから近隣の国道にできた大型スーパーに
その役割も取って代わられてしまい、現在の客足はまばら、、、
数える程に少なくなったお店の数でも、毎日市場は開催されていますが、
地元の主婦でさえ存在を知らない人も多く、存続の危機にさらされています。
そんな中、この市場の歴史や空間の雰囲気を残しながら、
新しい形で活用していくことで観光資源として光をあてるプロジェクトが
スタートしました。このたび三度目の開催となる〈あおぞらブランチ〉はその一環。
今から1年半ほど前のことです。


この市場の復活を通じて、若い食の職人達が地元の生産者と直接繋がり、
地産地消を実践し、クリエイティブで新しい但馬の食文化をリードしていくことで、
美食の聖地で名高いスペインのサンセバスチャンのような
世界から尊敬されるまちを目指しています。
将来的には、市場から小さくスタートした店が成功し、周辺や
表通りの歴史的建築物(復興建築群)などに出店していくことで、
豊岡の商店街全体として発展していくことが思い描くビジョンです。

さて、少々大きな話になってしまいましたが、話を戻すと、
週末のゆったりした朝、どこか懐かしい市場で、美味しいブランチは
いかがでしょうか?というお誘いなのでした。
レトロな商店街や市場をぶらぶら歩けば、お腹も心も満たされる。
そんな気持ちの良い1日のはじまりをぜひ味わいにきてください。
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あおぞらブランチ
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