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〈 コロカルニュース&この企画は… 〉
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writer profile
Akiko Saito
齋藤あきこ
さいとう・あきこ●宮城県出身。図書館司書を志していたが、“これからはインターネットが来る”と神の啓示を受けて上京。青山ブックセンター六本木店書店員などを経て現在フリーランスのライター/エディター。
宮崎県西部にある、人口4万人あまりの小林市。
昨年、驚愕のオチで話題になった移住促進PRムービー〈ンダモシタン小林〉を
送り出すなど、クリエイティブなPRで注目を集めています。
そんな小林市の最新作、〈サバイバル下校〉がただいま話題!
テーマは“うらぎり”。下校中の普通の女子高生が、何かから逃げようと
懸命に走っています。一体彼女は何から逃げているのか…?!
この動画は、宮崎県立小林秀峰高等学校 商業科・経営情報科3年生の
生徒29人がCMプランナーとなって企画に参加したもの。
CMクリエイターが小林市を訪れ、高校生たちと
約5ヶ月にわたるワークショップと、コンペ形式のガチバトルを行いました。
そこで作られたユニークなアイデアから選ばれた企画を実際のPRムービーと
して制作したのがこの作品なんです。
ワークショップで高校生たちに与えられたのは「モチーフは自由」、
「うらぎりというテーマで、市民や出身者が元気になるようなPRムービー」
というお題。
小林市はクリエーティブディレクターの越智一仁さんの出身地ということで、
〈ンダモシタン小林〉が作られたのですが、
地元の高校生たちにもプロと一緒にCMを作る機会を提供しよう、
ということでこのプロジェクトが開催されました。
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ワークショップにおいては、まずはプロのCMクリエイターたちが、
基本的なCMの企画の仕方をレクチャー。
メッセージの届け方を、誇張、比喩など、具体的な演習を通して学び、
モチーフ探し、ストーリー作り、絵コンテ、プレゼンを行いました。
課題は、方言以外にも小林市の魅力を掘り出すこと。
コンテ化に四苦八苦したり、中間プレゼンでアイデアを絞って、
ブラッシュアップしていったり。
さらに各案をビデオコンテにしてプレゼンするという本格派。
見事選ばれたアイデアが、このCMになったというわけです。
CMの撮影には、高校生たちも参加。
街中を駆け抜ける同級生たちや木の上から合図を送る女の子、
草原にカムフラージュする男の子、川から上がってくる2人組など、
主人公を取り巻く“仲間”たちの役を演じるのは、
小林秀峰高等学校の学生たちなんです。
本作品のほか、高校生たちが企画したビデオコンテは、
スペシャルサイトにて公開中。こちらも合わせてどうぞ!
information
宮崎県小林市 高校生と作るWebCM
Web:公式サイト
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