「いかりや珈琲店」 徳島駅前喫茶めぐり〈その3〉

徳島中央郵便局のちょうど裏通りにひっそりと佇む喫茶店。
店内はイタリアンタイルでまとめられた床や壁、独創的で上品なランプなどで装飾され、
昭和30年創業当時にとってはモダンでハイカラだった様子が伺えます。
この“レトロ”と言える雰囲気が、ふと落ち着ける居心地の良さを味わわせてくれます。

ゆるやかなカーブを描く一枚板のカウンター。

店内の一部の壁面はこのようなイタリアンタイルで装飾されています。雰囲気抜群!

昔ながらの常連客が多いかと思いきや、若い女性にも人気の喫茶店です。
食べやすいように六つ切りにカットされたフレンチトーストや、
ワッフルセットなどが人気なのだそう。
なかでも一番人気はコチラ。

夏の時季はお客様の8割がコーヒーゼリーを注文するのだそう。テイクアウトも可。

先々代が創業当初につくった配合をそのまま引き継ぎ、
変わらない味を提供し続けている定番珈琲の「オリジナルブレンド」。
そのオリジナルブレンドを使ってつくられた、
「コーヒーゼリー」(450円 ※2014年4月1日より500円に変更予定)が、
30年前からの人気メニューです。
ほんのり苦みのあるコーヒーゼリーの上には、
甘さ控えめのアイスクリームがたっぷりと盛られています。
甘過ぎないのでさっぱりとした味わい。
さらにシロップを加えて味の変化を楽しみながら、あっという間に完食できます。

徳島名産の焼き物「大谷焼」でつくられた鉢に入れて珈琲豆を販売されています。

珈琲豆は年代ものの焙煎機を使って焙煎されています。
煙の出方や豆の音の微妙な変化を感じ取り“いつもの味”をつくっていくので
「使い慣れた焙煎機じゃないとわからない」とご主人は言います。

珈琲豆の販売も行っています。
ずらりと並ぶ珈琲豆がお客さまからも
手の届く位置にあるのは「ぜひ香りを感じてほしいから」とのこと。
店内でゆったりとコーヒーゼリーを味わって、帰りにはお土産に珈琲豆をぜひどうぞ。

「たかしまコーヒー店」 徳島駅前喫茶めぐり〈その2〉

昭和33年創業の「たかしまコーヒー店」。
コーヒーはもちろん、70種ほどもあるサンドイッチも人気のお店です。
ハンバーグを食パンで挟んだハンバーガー(370円〜)や、
クロックムッシュ(390円〜)などさまざまなメニューがあります。
電話予約でテイクアウトもOKです。

一番人気のスペシャルバーガー(500円)。ハンバーグ・ハム・タマゴ・チーズ・野菜が入っています。コーヒーは400円。

コーヒーのカップ&ソーサーは「冷めにくい」というかたちを採用したオリジナルです。
こちらのオリジナルカップ&ソーサーは1800円で購入することもできます。

手前が北イタリアの修道院で使われていたという一枚板のテーブル。

どしりとした存在感を放っている長い一枚板のテーブルが印象的な店内。
店主がイタリアを旅行中、偶然見た雑誌に載っていたテーブルに一目惚れし、
言葉もわからないままそのテーブルを求めて出向き、
修道院で使われいたというこの一枚板のテーブルを手にいれたのだそうです。

テーブルの高さが日本人の背丈には合わなかったので、
よく見るとテーブルの脚が床に埋め込まれているのがわかります。

店主の高島さん。

たかしまコーヒー店は平成9年に改装するまで、
たった4坪の小さなお店でした。
当時使われいたカウンターテーブルの木を使ってつくられたのが、
現在のカウンターのイスです。
そのためか、店が新しく大きくなっても、居心地の良い雰囲気は変わっていません。

常連さんのコーヒーチケットと、昔、店主がアメリカの蚤の市で買ってきたという古いレジ。

「高校生の時から通ってくれている人もいるんよ」
と帰省の度に寄ってくれる学生さんや、
親子3代で常連になっているご家族もいるそうです。
世代を越えて、愛されているたかしまコーヒー店。
店の前の看板には、店主の人柄を表すような言葉が。

徳島駅前に向かう通りに面した立地。

「来る人には良い味を。去る人には幸せを」
幸せを感じに、ぜひ一度お立ちよりください。

「森珈琲店」 徳島駅前喫茶めぐり〈その1〉

数年前から徳島駅前にも大手コーヒーチェーン店が進出してきました。
そんな中でも、変わらず地元の人に愛され続けている珈琲店が
JR徳島駅前にはいくつか残っています。

駅前ロータリーの脇にある昭和63年創業の「森珈琲店」。
昔から徳島駅前を行き交うビジネスマンを中心に
“ほっ”とひと息つける場所として愛されています。
まずは、入ってすぐのカウンターで出迎えてくれる、
店主・森富美子さんの笑顔に“ほっ”と癒されます。

店主の森富美子さん。「常に笑顔で」がモットーだそうです。

「お客様の雰囲気に合わせて選んでいます」という
カップ&ソーサーはすべて一脚ずつ選んで買い揃えたものだそうです。
お客さまの雰囲気や季節に合わせて、
お出しするカップ&ソーサーを変えているというから素敵なおもてなしです。
珈琲豆は神戸の「萩原珈琲」の炭火焙煎珈琲豆を使用。
炭焼き特有のまろやかな香りがあり、「後味がすっきりしている」ことに惚れ込んだそう。

壁には月代わりで絵や書などの展示を行っています。

徳島駅前という立地から、待ち時間や仕事や買い物の合間の休憩に
利用されることが多いといいます。
また、出張の度に訪れてくれるビジネスマンもいるのだそう。
店内には週替わりで常に花が生けられています。
各テーブルにも小さな花が飾られ、癒されます。

2000年プレミアムグッズとして作られたビートルズのカップ&ソーサーで。ブレンドコーヒー(550円)、ジンジャートースト(500円)。

いつも元気で明るい印象の店主、森富美子さんは
「自分が休まず働けているのはお客様のおかげ」と話します。
また、コーヒーはもちろんのこと、
ハーブティーは無農薬・無化学肥料でつくられたもの、ジュースはすべて生絞りのもの、
ご自身が安心して食べられるものを選んで提供してくれています。

伝票の裏にはこんなメッセージが。

「毎度ありがとうございます」
伝票の裏にそっと書かれた言葉は、お客さまの疲れた心も癒してくれるでしょう。

「cafe polestar」 小さなまちに誕生したのは、 土地に根づいたカフェでした

葉っぱビジネスの「いろどり」で知られる人口1800人の小さなまち・徳島県上勝町。
ここで、「上勝町を100年後まで残したい」という想いのもと
2013年12月「cafe polestar」がオープンしました。

「ポールスターとは北極星のことです。ここにヒトやモノ・情報が集り、
夜空に輝く北極星のように上勝町の発信拠点としていきたいです。
たくさんの人が集まり団らんする空間になることで、将来的に若者の移住に繋がっていけば」
と意気込むショップマネージャーの東輝実さん。

東さんは上勝町出身のUターン者。
ゼロ・ウェイスト」というごみを出さない活動を推進していた、
母親の故・東ひとみさんの意志をカフェのコンセプトに取り入れています。
例えば、「食材は皮をむかず、できるだけそのままで使用」、「生ゴミは堆肥化」、
「おてふきは出さず、なるべくハンカチを持参してもらう」、などを実践しています。
また、ゼロ・ウェイストの観点から、
カフェで仕入れた調味料や食材を量り売りできるような仕組みも計画しています。

「本日の定食」800円。

メニューには“上勝町らしい”ものをふんだんに取り入れています。
ランチのメインとなる「本日の定食」は上勝町のとれ立ての野菜を使った主菜、副菜、汁物と、
棚田でとれた貴重な米がセットになっています。

「ゆこうはちみつソーダ」500円。

また、ドリンクやケーキにも“上勝町らしい”ものとして、
上勝町が全国生産量のシェアのほとんどを占める、
「ゆこう」という柑橘を使ったものがいろいろあります。
ゆこうはポンカンとゆずが自然交配してできた柑橘。
すだちより酸味がまろやか、香りは強いがさっぱりしています。

各メニューにはさりげなくつまものも添えられていて、
聞くと葉っぱビジネスの「いろどり」に関わっているお年寄りが栽培した
大王松というものでした。

「cafe polestar」では今後様々なことを企画しているそうです。
そのひとつが、「上勝百年会議」。
「上勝町を100年後まで残すために今何をしないといけないのか」を考えるために、
ゲストを招いて話をしたり、参加者でディスカッションするというものです。
上勝町のファンや町民が集まり、今後のことを話し合あえる場作りを目的としており、
既に数回開催されています。
 「上勝百年会議」などのイベントにあわせてカフェに訪れ、
小さなまちでの若者たちの新しい動きを感じてみるのもよいかもしれません。

「あたりや」の大判焼きは 地元で60年以上愛される逸品

JR徳島駅前にある「あたりや」は大判焼きの専門店。
「創業以来、お客様に支えていただいているので感謝の気持ちを込めて……」と、
価格は据え置き1個60円という安さ!
手ごろな価格はもちろんのこと、
添加物を一切使用していない自家製あんこが60年以上愛され続けている秘密です。
何個でも食べられるほど、ちょうどよい甘さなんです。

1時間で500個つくることができるという特注の大判焼き機。

あたりやは10時に開店。
特注の大判焼き機がまわり始めると、次から次へとお客さまがやってきます。
1個だけ買って、そのまま歩きながら食べ始める人もいれば、
「来客があるから」とまとめて40〜50個買って帰る人も。
最大で200個買った人もいたと言います。
気づけば、すぐに店の前には行列ができているのです。

自家製あんこは朝5時頃から作りはじめているそう。
「ちょっとでもいつもと違うあんこだと機械が詰まってしまう」と、ご主人。

「何個ですか?」と店員さんが注文を聞くと、すぐさま焼き機から大判焼きを手に取り、
紙袋や紙箱にささっと入れる、その動作には無駄がありません。
「順番に並んでくださるお客様に申し訳ないから」と電話予約などは一切受けていません。
行列ができていても、手際よい対応で次々とお客さまへ大判焼きを渡していくので、
何十分も待つなんてことはありません。

1箱10個入り(600円)。家族へのおやつや手土産に。

取材中の数分の間にも入れ替わり立ち替わりやってくるお客さまを見ていると、
年配の世代から若い主婦、高校生までと幅広い層に支持されているのがわかります。
1個買って食べ歩くのよし、お土産に一箱買って帰るのもよし。
徳島駅前の名物をぜひ味わってみてください。

冷めても電子レンジで温めれば、またおいしくいただけます。

「阿波和三盆糖」 思わずとりこになる、 ほのかなやさしい甘さ

和三盆糖は全国でも徳島県と香川県のみでつくられています。
徳島での和三盆糖づくりは200年あまり前から始まったとされていて、
「阿波和三盆糖」として全国各地の和菓子・洋菓子店などを中心に愛用されています。

あくを抜き、不純物を取り除いたあと、木製の冷やし釜で自然冷却します。

徳島県板野郡上板町周辺で栽培される在来品種”竹糖”が阿波和三盆糖の材料となります。
12月頃から2月頃までに収穫をしたものを、
絞り、煮詰めて、あく抜き・不純物除きなどを行ったあと、冷却。
冬の気温で固形化した「白下糖」を麻布で包み、箱の中に入れて石の重しをかけます。
この状態で丸一日置かれ、糖蜜分が抜かれます。

2名の職人さんが和三盆糖の“研ぎ”の行程を行っています。

糖蜜を抜いたあとは“研ぎ”と呼ばれる行程へ。
手水を付けて、人の手で練っていくのですが、この作業はさらに糖蜜を抜くため。
昔はこの作業を3回繰り返していたため“三盆糖”の名が付いたと言われています。
(現在では、4〜5回行うのが通常だそう)
“研ぎ”の行程を終えると、ふるいにかけられて乾燥へ。
そして黄みがかったまろやかな甘さを持つ和三盆糖ができ上がるのです。

阿波和三盆糖(100g)315円。

和三盆糖は和菓子・洋菓子づくりだけでなく、
普段の料理に使ったり、コーヒーや紅茶に入れるのオススメです。
上板町の「岡田製糖所」で購入できるほか、
徳島駅前にある直営店「岡田糖源郷」などでも購入することができます。

1日1麺!博多から九州の麺文化を伝える、ヌードルライター山田祐一郎さんの「KIJI」

博多の豚骨ラーメンや熊本ラーメン、さらに長崎ちゃんぽんなど、
多彩な麺文化を有する九州。
この地において、
日本で唯一(※本人調べ)の「ヌードルライター」として
活動するフリーライターの山田祐一郎さんは、
自らのWebサイト「KIJI」を立ち上げ、
九州のおいしい麺類を紹介されています。

麺道 はなもこし

「KIJI」には、うどん、ラーメン、ちゃんぽんから皿うどん、パスタまで、
山田さんが食べ歩いたさまざまな麺類の情報が
おいしそうな写真と一緒に、ぎっしりと詰まっています。
食べ物の情報だけではなく、お店の方の麺類へのこだわりも
一緒に紹介されているのがグッとくるところ。
これを個人で運営されているのはスゴイです。
いったいどのようにこのwebサイトを運営されているのか、
山田さんにお伺いいたしました。

山田祐一郎さん

ーー「KIJI」はどんなメンバーで制作されているんでしょうか?
山田さん:僕一人の個人プロジェクトです。旧ブログがスタートしたのが2007年で、
以来、1日1麺をモットーに食べ歩きを続けています。
ネタは友人の麺友にいただくこともあり、たまに麺だけを食べるために
ドライブへ出掛けることもありますよ。
Webサイトはy2の横山氏に作っていただきました。
横山さんのWebサイト:http://yyyyyy.in

佐賀の「大久ラーメン」

ーー麺は子供の頃からお好きだったんですか?
山田さん:実家が小さな製麺の工場でして、毎日のように麺を食べて育ってきました。
それでも嫌になっていない現在を考えると、多分、相当の麺好きです。笑

ーー他地域と較べて、九州の麺の特徴はどのようなものでしょうか?
山田さん:ラーメンでいうと豚骨スープが主流です。
熊本はマー油、ニンニクチップ、鹿児島は焦がしネギと
いったように、各地で若干仕様が異なります。
豚骨といっても濃淡、油の量の違い、元タレの効かせ方で
随分と違った印象になります。
そのわずかな差異を楽しむのも食べ歩きの醍醐味です。笑

ーー九州はあまりうどんのイメージがありませんでしたが、
おいしそうなうどんがいっぱいあるんですね。九州や山口では、
うどんのコシを重要視していないと聞いたことがあります。
山田さん:博多うどんに限りますが、商人の街だったこともあり、
昔からせっかちだったと言います。
そのため、うどんであれば生麺から茹でる10分が待てない、
という理由から、湯でおきの麺を使っていた店が昔から数多くありました。
しかしながら“コシよりも早さ”はひと昔前の話で、
今では随分と讃岐系も麺も受け入れられていて、
新しくできているお店の大半が湯でおき麺は使っていないんですよ。

ーー九州の方が東京の豚骨ラーメンを食べると「本場とは全然違う」と
おっしゃることが多いのですが、どんな違いがあるんでしょうか?
山田さん:僕は東京の豚骨も大好きなので、その辺りは何とも言えないのですが、
強いて言うなら値段でしょうか。
福岡では今も数多く500円、もしくは400円台で楽しめる名店が数多くあります。
また、甘めの醤油を好むという点では、
ラーメンに少なからず影響しているように思います。
若干、関東よりも甘めかな、という気がしないでもありません。

つどいの「ギュウそば」

ーーKIJIで紹介されているなかでもお気に入りのメニューを教えて頂けませんか?
山田さん:お店でしたら、
1.麺道はなもこし(ラーメンにかける情熱がものすごく、
リスペクトしています。豚骨ではなく濃厚な鶏ガラのラーメン)
2.つどい(豚骨の街・博多で、ギュウそば、四次元そば、
生緑といった個性的な非とんこつを提供しています)
3.らーめん屋 たつし(店主夫妻の醸し出す雰囲気がとっても素敵。
大好きなお店です。豚骨はもちろん、限定の塩と醤油も美味)
麺でしたら、今はうどんでしょうか。出汁のバランス、麺の太さなど、
考え出すと楽しくてしかたありません。

見ているだけでお腹がすいてくる「KIJI」の麺類ラインナップ。
今後も続々追加されるということで、
楽しみです。

KIJI

今日のおやつ: スイーツ王国さっぽろの スイーツ店競演メニュー 「さっぽろ黒豆タルト」

今日のおやつは、北海道札幌市のお菓子屋さん「モンジェリ」の
「さっぽろ黒豆タルト」。
黒豆のふわふわのムースをチョコレートでコーティングし、
黒豆入りのタルト生地の上にのせました。
甘さ控えめ、あっさりとしたおいしいケーキです。

この「さっぽろ黒豆タルト」、じつは
札幌のいろいろなお菓子屋さんで作られているメニューなんです。
というのも、これは札幌をスイーツの街として位置づける
「スイーツ王国さっぽろ」活動の一環として、
札幌のお菓子屋さんが参加する「さっぽろスイーツコンペティション」
の2013年優勝メニュー。
札幌市内の25社54店舗で、それぞれ思い思いの
同メニューを作っているのだそう。
食べ比べてみたら面白いですね。
そもそも北海道は、
「洋菓子製造に使用されるミルクやバターなどの
原料を豊かに産出し、洋菓子製造に適した冷涼な
気候を持つ」ということから、スイーツ王国を打ち出しているのだそう。
納得です。

スイーツ王国さっぽろ

素焼き人形「ウマモナド」の、ぽか~んと口を開いた表情が可愛い! 鳥取・鹿野町のあちこちに潜伏中

鳥取市の鹿野町を歩いていると、
家の軒下や花壇のあたりに「ウマモナド」という
可愛らしい素焼き人形を見つけることができます。
いびつな形の雪だるまに、
丸い目と口だけ描いたような
素朴でとても愛嬌のある姿をしています。

ジブリ映画に出てきそう!ひとつひとつ手作りです

ほんの数センチと小さいこのウマモナドは
福祉施設「鹿野かちみ園」の馬田六男さんによって
制作されました。
変わった名前の由来は、
制作者の馬田さんの名前の「ウマ」と
ドイツの哲学者ライプニッツの単子論の単子を意味する「モナド」を
組み合わせたそうです。
あるとき施設職員が遊び心で街角にウマモナドをおいたところ
人気が出てきて売り出すまでになり、
今ではTシャツやストラップといったグッズも作られています。

鹿野町を静かに見守る妖精のようですね

町のあちこちにちょこんといるウマモナド。
ぽか~んと口を開けてる表情を見ていたら
なんだか肩の力が抜けてきてとても癒されます。
鳥取鹿野町の名物、
訪れた際はぜひ探してみてください!

鳥取市公式ウェブサイト

小規模作業所 すずかけ

「共楽園」の 具だくさんちゃんぽんで スタミナをチャージ!

この地に店を構えて60年以上の老舗ちゃんぽん店。
鮮やかな手つきで作り上げるちゃんぽん、皿うどんが
地元の人、観光客を問わず人気だ。
〈共楽園〉のちゃんぽん、皿うどんは具だくさんで、
たっぷりの野菜に豚肉、かまぼこ、
夏はアサリ、冬は牡蠣が入ったボリューム満点の一皿。

美しいデザインに込めた 「大守屋」の願い。 伝統ある長崎凧(ハタ)専門店

眼鏡橋近くにある、長崎の伝統的な凧(ハタ)を取り扱うお店。
凧は誕生日や結婚、端午の節句など祝い事に合わせて縁起物として贈られる。
漢字で福に似ていることから幸運の印とされる蝙蝠(コウモリ)が描かれたものや
干支にちなんだデザインのものなど、その種類は本当にさまざま。
「うまを逆さに読むとまう(舞う)となるから縁起物なんです」
と店主の大久保さんが教えてくれた。
その美しさやデザインに込めた願いもあって、県内外から注文が絶えない。
値段も手頃でちょっとした贈り物にもオススメ。

大守屋店主の大久保さん。

日本一動物園が多いのは横浜市! 入園料無料だけど充実の 「野毛山動物園」

日本で一番動物園が多い市区町村はどこでしょう?
それは神奈川県横浜市!

「ズーラシア」、「万騎が原ちびっこ動物園」、
「野毛山動物園」、「金沢動物園」と4つもの動物園があり、
市区町村単位では国内最多を誇ります。

そのうちの一つ「野毛山動物園」は、なんと入場無料の動物園。
高台の野毛山公園(総合公園)にある、60年の歴史を誇る動物園です。

「誰もが気軽に訪れ、憩い、癒される動物園
小さな子どもが初めて動物に出会い、ふれあい、命を感じる動物園」
がコンセプトで、モルモットなど小動物との
ふれあいコーナーも充実しています。

植木の動物たちがお出迎え。

高台にあるので、みなとみらい21地区を見下ろす絶景!

無料ですがアムールトラ、ツキノワグマなどの大物もいます。

レッサーパンダも!

お馬さんのマスコット。しぶい

無料といえどなかなか見応えのある内容で、
たくさんのこどもたちで賑わっていました。お近くに寄った際は是非!

横浜市立野毛山動物園

若者が島原に帰ってくるように。 高校生と大学生がもてなす 「島鉄ごちそうトレイン」

地元の恵みを楽しむ「島鉄ごちそうトレイン」

長崎県の南東部、島原半島の東端に位置する島原市。
海と山の恵みを存分に受ける島原の人々を運ぶのが島原鉄道。
「島鉄」の愛称で地元の人に親しまれているんです。

2014年の3月8日と9日の二日間、
そんな島鉄の列車を貸し切りにして、島原のまちの散策と
地元の恵みをいかしたオリジナルランチを楽しむイベント
「島鉄ごちそうトレイン」が開催されます!

黄色くてカワイイ島鉄

このイベントを仕掛けるのは、島原の現役高校生と島原出身の大学生たち。
農家、直売所、地元のシェフを巻き込んで、二日間限りの特別臨時列車を走らせて
おいしい本格ランチを提供するプロジェクトを立ち上げたのです。

OHYA UNDERGROUND 大谷石採石場跡地のプロジェクト

大谷石がつくりだした、神秘的な景観

栃木県宇都宮市の北西部・大谷(おおや)地域は、
古くから大谷石の産地として知られる。
大谷石は柔らかく加工しやすいのが特長で、
外壁や石蔵もしくは蔵の建材として使われてきた。
ちなみに、フランク・ロイド・ライトが1922年に設計した、
あの帝国ホテルにも大谷石は使用されているのだそう。
しかし、いまは、建築材料としての需要は減少し、
昭和30年代には、100社以上あったという事業者は数える程度になってしまった。

事業者は減っても、自然の産物である大谷石が無くなったわけではない。
かつて採掘されていた山も、当時の切り出されたままの風景が残り、
ほとんどは、空き地同然の状態になってしまっている。
稼働していない採掘場は250以上あり、広さもかなり広範囲に渡っている。
広いところで、2万平米以上あるところもあるから驚きだ。

大谷石の採掘跡地。

そんな、採掘場跡地の風景を改めて見ると、とても面白い。
ギリシアや中東の遺跡を彷彿させる迫力がある。
さらに、興味深いことは、地上にある採掘場の地下には、
同じ広さか、それ以上に掘られた地下空間が広がっているということ。
そこには雨水が溜まり、「地底湖」とも呼べるほどの、
深さも広さもある、水場が複数存在するのだという。

そんな採掘場跡地の話を聞き、
地底湖にカヤックやボートを浮かべて探検できたら……
広大な敷地に広がる地上の採掘場跡地も見学できたら……
きっと面白い! と、考えたメンバーがいる。それが、こちらの4人だ。

左から、坂内剛至さん、松本 謙さん、塩田大成さん、増渕隆宏さん。

このアイデアの主、塩田大成さんは、普段は宇都宮市内で空間プロデュースを手がける。
(塩田さんはコロカルで「リノベのススメ」を連載中)
地底湖で動かすカヤックやラフティングボートのアドバイザーとして参加するのは、
鬼怒川でカヤックツアーを行っている坂内剛至さんと、増渕隆宏さん。
そして、このアウトドア体験を観光事業として発展させようと、農業と食など
地域活性事業に携わる、ファーマーズ・フォレストの代表・松本 謙さんだ。

とは言え、どんな体験を提供できるのかはまだまだ模索段階だという彼ら。
事業化に向けて、モニターツアーを開催するというので、編集部も参加してきた。

地底湖がある採掘場跡の入り口。左手奥は、コンサートや演劇でも使えそうな舞台のような空間が広がっていた。

宇都宮ICから車で5分ほどのところにある、道の駅「ろまんちっく村」から、
バスに揺られること10分ほど。
訪れた採掘場跡は、いくつかあるうちの、ほんの一角だという。
まずは、地底湖でカヤックに乗ったり、ラフティング用のボートに乗ったりと、
地下空間を体験する。

雑草が生い茂った草原を抜けると、突然大谷石が切り出された空間が現れた。
「ジュラシックパークみたい」と参加者から歓声があがるほど、
採掘場は廃山してまだ30年にも関わらず、ジャングルのような雰囲気が漂う。
大きく切り出された横穴を進むと、奥からひんやりした空気が流れてきた。
「地下の気温は、5〜8℃。寒いんですよ(笑)。でも、
年中この温度に保てるので保冷庫として活用され始めています」
と塩田さんが教えてくれた。

増渕さんと坂内さんからボートやカヤックの乗り方をレクチャーしてもらい、
いざ地底湖へ。

採掘場のなか。奥から、ボート乗り場を見る。

今回の地下空間は、奥行き100〜200メートルとそれほど奥行きは広くはないが、
水深は30メートル以上あるらしい。
乗り口を灯す明かりがあるだけで、奥に進めば進むほど真っ暗。
目が暗闇に慣れてくると、
天井にある水滴がわずかな光に照らされ、とてもキレイだった。

地底湖でのカヤック体験中。水温は、5〜6℃だそう。

参加者はカヤックとラフティングボートを両方体験。
数名で一緒に乗り込むラフティングボートは、奥に進むと岩穴に上陸できる。
探検しているような、ワクワク感に駆り立てられながら、
120センチ角くらいの、にじり口のような穴をくぐると、
高さ2メートルほどの、周囲が石に囲まれた空間に出た。地面は砂でおおわれている。
さらに奥に進むと、地上から注がれる光が目に入ってきた。

暗闇に差し込む外の光は、どこか幻想的な雰囲気に包まれる。

採掘の方法には、横穴と縦穴があり、外の光が縦穴と呼ばれる穴から坑道に注がれる。
真っ暗闇のなかで見る太陽の光は、どこか神秘的な雰囲気だ。
ときおり、狭いトンネルのような小さな坑道を通ると、
まるで、考古学者にでもなったかのような気分。
採掘場は、こんなふうに横穴と縦穴が入り組んでいるのだという。

外から見た採掘場跡。遺跡のようにも見える。

1時間ほど暗闇の地底湖を楽しんだ後は、
この採掘場の持ち主のお宅の庭にお邪魔させてもらい、昼食をとった。
明治に開山したというこちらの採掘場。
昔は職人さんが夜通しで採掘することもあったくらい忙しかったのだと、
採掘場の持ち主の方が教えてくれた。
庭には、大谷石でつくられている蔵が建っていた。

午後は、また別の採掘場跡へ。
大きく切り出された大谷石がそのまま、外に積み上げられているのだという。

縦横約1.8メートル、高さ1メートルほどの大きさの大谷石が、ブロックのようにたくさん積み上げられている。

行ってみると、まるで、スーパーマリオのゲームの舞台のように、
大きな大谷石のブロックが無造作に積み上げられている。
参加者はブロックからブロックへと飛び移っていくが、
1ブロックを登るだけでもひと苦労。
巨大ジャングルジムとも言えるスケールに、驚きと楽しさがある。
一番高いところまで登り、見渡す風景は壮快だ。
参加者は、登ったり座ったり、思い思いの時間を楽しんでいた。

これが、あのブロックを切り出したという大きな機械。高さ15〜20メートル以上はありそうだった。

このワクワク感をたくさんの人に知ってもらうために。

実は、採掘場跡が産業遺産として残るこの大谷地域は、
宇都宮のなかでも、時間が止まってしまったような地域なのだという。
もちろん、住人も年々減っている。
「この土地を何とか生かせないだろうか」
地元の方からそう相談を受けた4人は、
「大谷石の採掘場跡があるこの地域そのものが価値を持つ」
ということをコンセプトに、「LLPチイキカチ計画」という会社をおこした。

坂内さん。

「最初、“地底湖”というフレーズを聞いただけで、
冒険心をかなりくすぐられましたよ。塩田さんから誘われて、
“すぐに、見に行きます!”って答えていましたね(笑)」
と坂内さん。実際にみんなで見にいくと、
廃墟のような、遺跡のような他にはない、大谷石の佇まいに圧倒された。
そして、通えば通うほど、その魅力にひかれるが、
ひとつケアしなければならないことがあった。
採掘場はもともと石を切り出していた工事現場のような場所。
危険と隣り合わせのところがまだまだ多く残っていたのだ。

松本さん。

もちろん、25年間にわたり行政による調査により、安全性の評価はでているが、
「事業化するとなれば、安全面を一番に考えなくてはならない。
アドベンチャーな面を残しつつも、どう安全を確保するかなんですよね」
と松本さんが話すように、安全面、土地の持ち主など、課題は山積みだった。
魅了されつつも自分たちもその価値に半信半疑。
しかし、モニターツアーを体験した参加者からは、
行く場所行く場所で歓声があがり、飛び交うアイデアはいくつも出てくる。
「音の反響が面白いから、ライブをすると面白いんじゃないか」
「野外演劇も面白い」
「景観を楽しむために、見晴らしのいいカフェを開いても」
「もっと広い地底湖探検を安全に行うには」
数回のモニターツアーを通して、
この風景に魅力を再認識した4人は、半年以上かけて安全面、エンターテイメント性など、
地元の方々と共に、実現可能なプランを練ってきた。

そして、このプロジェクトは「OHYA UNDERGROUND」として、
初夏になったら、本格的に始動する。
近くにカフェがオープンしたり、アウトドアツアーとして
体験コースも初級や上級など、いくつか設置することを考えているという。

誰も触れてこなかった、まちの遺産だけれど、そこには、大谷石の職人たちの軌跡が今も残り、
大谷地域の土地の記憶を物語っている。
その壮大な景観は、新しい価値へと再生され始めた。
今後もOHYA UNDERGROUNDプロジェクトに目が離せない。

見頃は3月中旬!? 全国180銘柄の梅酒も楽しめる 「第118回 水戸の梅まつり」 開催中

この時期、茨城県で楽しみなものといえば水戸の偕楽園に咲く見事な梅。
園内にはなんと、約100品種3,000本もの梅が咲くそうです。
その開花にあわせ、2月20日(木)から3月末まで
『第118回 水戸の梅まつり』が開催されます。

水戸市出身の女流棋士・本田小百合さんをはじめ
4名の女流棋士と将棋を楽しむ将棋フェスタを初めて開催するほか、
花火やキャンドルで幻想的に彩られる一夜限りの夜の偕楽園「夜・梅・祭」、
水戸の名産である納豆の早食い世界大会、と開催期間中は
水戸ならではの人気イベントがいくつも用意されています。

3月15日(土)の「夜・梅・祭」。フードエリアでは、地元ならではの美味しいグルメも!

なかでも気になるのが、日本全国から集まった約180銘柄から
梅酒のナンバーワンを決定する梅酒大会。3月7日(金)~9日(日)まで、
当日券600円(前売り500円/ファストパス入場券1,000円)で
全国の梅酒を試飲できるんです。
昨年は3日間で3,300人もの来場者が参加したそう。

美しく咲く梅の花を愛でながら、美味しい梅酒はいかがでしょうか。
ちなみに今のところ梅の見頃予想は3月中旬とのこと。
また、3月16日までの土・日曜日は無料バス「格さん号」「助さん号」が運行します。
下記サイトで詳細をご確認の上、ぜひお出かけください!

水戸の梅まつり

水戸の梅まつり梅酒大会2014

名古屋テレビ塔から 街の情報を発信! ディープな街歩きツアーも 「SOCIAL TOWER PROJECT」

名古屋市の繁華街にそびえ立ち、
街のシンボルとなっている名古屋テレビ塔。
アナログ放送配信の役割を終えたいま、
今度は街の情報の発信拠点として活用されています。

今回紹介する「SOCIAL TOWER PROJECT」は名古屋テレビ塔に
多くの人が集まり、コミュニケーションが生まれる場にしようと
活動するプロジェクトです。

テレビ塔1階に設置された「SOCIAL TOWER CITY GUIDE」では
名古屋・栄エリアの穴場や飲食店などイチオシの情報を案内。
月イチで新しい情報を追加しています。
また、栄を中心とした街の情報をまとめた本の発行や
「まちのことはまちの人から聞こう」をテーマにしたお散歩ツアーも企画。

多くの人が直接情報発信できるように、フライヤーラックも設置されています

こちらは先日おこなわれた「都会の喧騒からリラックスツアー」参加者。参加費500円+実費で気軽に楽しめるツアーが多い

双子の姉妹のおいしいケーキ 「mongo mongo」

「ひとりがパンを焼き、もうひとりが洋菓子を作っています」
掲げられたキャッチコピーのとおり、
双子の姉妹が営むパンと洋菓子のカフェ、「mongo mongo」。

高知市の中心部から車で約30分ほどの物部川を渡り、さらに静かな農道を進みます。
車を走らせながら「ほんとにお店があるの?」と
ちょっと不安になるほどのどかな風景。緑色の建物が目印です。

ドアを開けると、ずらりと窓際に並ぶパン。
天然酵母にこだわり、バゲットからフォカッチャ、おかず系まで充実。
ショーケースには季節のケーキから定番の焼き菓子など、
数種類の洋菓子が揃っています。
テイクアウトはもちろん、奥のカフェスペースいただいてもOK。
天井が高く開放的な空間で、ゆっくりと食事やお茶を楽しめます。
ランチはエッグベネディクトサンド、
挽き肉のココナッツカレーの2種類があります。

旬の食材をふんだんに取り入れていたり、
甘い中にも少しスパイスが利いていたり。
素朴だけど、季節のおいしさが閉じ込められた
ちょっと大人の雰囲気が漂う「mongo mongo」のパンと洋菓子。

モンブランはさっくりとした生地に栗がごろごろ、マロンペーストがふんだんに。サイズも大きめでたっぷり味わえます。

ご近所の常連さんから、市外からわざわざ足を運ぶ人まで大人気のお店。
駐車場も広いので、家族連れにも立ち寄りやすくおすすめです。
ランチ、食後のデザート、手みやげにパンを持ち帰って……と、
ついよくばりたくなる“フルコース”でいかがでしょう。

生地は自家製天然酵母からできていて、地元で採れた季節の食材がたっぷり使われています。

秋晴れの天日干し 「宮進商店の本からすみ」

天日干しにこだわり、からすみをつくり続けて30年

高知県須崎市の市街地を通り抜け海岸部に出ると、
海岸沿いの道に干物屋さんが軒を連ねています。
そのなかでも「宮進」という大きな文字が書かれている建物が目に飛び込んできます。

宮進商店は、大正10年創業。ちりめん加工業者として始まり、
今でもちりめん(シラス干し)の製造をメインに営んでいます。
30年前に須崎市で沖ボラがよく獲れる時期があり、
その際に何かできないかと、からすみの製造をスタートしました。
以来、何十年にもわたる試行錯誤の末、
納得できる独自の製法を確立しました。

「高知県の秋冬の気候は、からすみづくりに最適なんです」
そう教えてくださったのは、宮進商店の宮本進太郎さん。
気温が10度前後で雨が少なく、しかも日照時間が長い。
10月~12月中旬までの時期が、からすみづくりのベストシーズンです。

「他の産地は乾燥機を使うところもあるが、うちは天日干しにこだわっている。
 秋晴れの天日干しが自慢です」

宮本さん。

もっちりとした食感、まるで濃厚なチーズみたい

宮進商店のからすみの特徴は、絶妙な塩加減とねっとりとした食感です。
実際に食べてみると、まるで濃厚なチーズのような驚きの味わいなんです。

生臭さがなく、塩辛くもない。
上品な塩気と旨みがねっとりと舌に絡みつき、次から次へと食べたくなる味。
従来の日本酒のつまみという和食のイメージだけでなく、
パスタなどのイタリアンはもちろん、白ワインとも相性抜群です。

「原材料の沖ボラが年々少なくなってきて、 ますます貴重なものとなっている今、
 本当においしい『からすみ』を求めている人に直接届けたい気持ちが強くなっている」
と、宮本さん。

高知県須崎市を訪れる機会があれば、
決して安くはないが、高すぎるわけでもない
「宮進商店の本からすみ」を、購入して食べてみてはいかがでしょうか。
シーズン中の干場の風景も壮観です。

静かな秘湯「郷麓温泉」。 川のせせらぎに耳を傾けて入る お湯は格別!

四国の「いい湯」は、その多くが山奥にあります。
高知市から車を走らせること約二時間、
津野町にある「郷麓温泉」もそのひとつです。

かつては宿の人自身が「釣り人ぐらいしか泊まらない」というほどに鄙びた宿で、
湯船も小さなものがひとつあるだけだったのですが、
2年前に建物のほとんどを建て替える大規模なリニューアルを行いました。

一番の自慢は、もちろんお風呂。
ご主人が「一番眺めのいい場所に」と、
四万十川支流北川川の流れを望む高台に浴室が設けられています。

源泉自体の湧出量はとても少ないのですが、
ここ郷麓温泉はその湧出量に見合った小さな湯船しかありません。
それゆえ、源泉からひいているお湯は濃厚そのもの。
事前に到着時間を伝えておけば、新しいお湯を張って待っていてくれます。
貸切風呂なので、他のお客さんと一緒になることもありません。

四国では、山間部に点在していた小さな「いい湯」が少しずつ減っていますが、
ぜひともこれからも頑張ってほしいものですね。

源泉水で番茶をわかした「源泉茶」。これをずっと飲んでいると胃腸の調子が良くなるそうで、地元の方の中には源泉を持ち帰ってお米を炊く方もいるのだとか。

「あおぎ」食堂の名物 「ツガニうどん」。仁淀ブルーこと、 仁淀川のほとりでいただく絶品

ツガニの旨味たっぷりのおいしいうどん

高知県いの町を流れる清流・仁淀川。
仁淀川は、水質の美しさが日本一になったことでも知られています。
このほとりに、昔ながらのたたずまいをした一軒の食堂があります。
その名は、「あおぎ」。
知る人ぞ知る、仁淀川の川の幸がリーズナブルな値段で食べられる食堂です。

こちらの名物は、ずばり「ツガニうどん」。
ツガニとは、通称「モクズガニ」とよばれる、渓流や川で獲れるカニのこと。
うどんのスープは、小さなサイズのツガニを生のまま殻ごと粉々にし、
少しずつ水を流しながら、ガラだけが残るように漉してカニのエキスを取るという、
豪快な方法で作る「ツガニ汁」がベースになっています。

うどんの上には、ツガニ汁の中に含まれたカニの身やカニみそなどが熱せられ、
フワフワに固まっています。そのフワフワの身やカニのエキスが溶けだしたスープと一緒に、
アツアツの麺を口の中にそそぎ込むのです。
雄大で清涼感あふれる仁淀川の景色を見ながら食べるツガニうどんは、
川の幸が好きな人にはたまらないおいしさ。

ちなみに、夏のシーズンはツガニの冷やしそうめんもあります。
9月頃から10月にかけては鮎のシーズンでもあるので、
トッピングに鮎の甘露煮を加えるのもオススメです。
ぜひ、仁淀川のほとりで川の幸を口いっぱいにほおばりながら、
十分鋭気を養ってください。

あおぎから見渡す、美しい仁淀川の風景。

海遊びのメッカ、柏島の白浜

遠浅で静か。高知の美しい海岸

美しいサンゴ礁や熱帯魚が見られることで有名な「柏島」に渡る橋の手前。
通称「白浜」と呼ばれるこの砂浜は、細かな白い砂で波も穏やか、
しかも遠浅なので、小さな子どもも安心して遊べます。
地元の大月町民にとって、海は遊びに行くというよりも
「何か食べるものを取りに行く」という場所。
浜遊びにはあまり興味がないようで、遊んでいる人の多くは観光客です。
このあたりは断崖やゴロタ石の海岸が多く砂浜が少ないこともあり、
最近、海水浴の絶好のスポットとして人気となっています。

夏休み期間中の柏島はかなり人が多く、
特に週末ともなると駐車スペースがすぐに埋まってしまいます。
ゆっくりと遊びたい人は、夏休み期間中を避けるか、
期間中であれば平日に行くことをおすすめします。
ちなみに私たちがこの白浜に遊びに行ったのは、7月末の平日。
地元の人に教えてもらい、小さな子どもを連れて
どんな所かと砂浜へ下りていきました。

すると、なんと美しい!

しかも浜には人がほとんどいない。まさにプライベートビーチ。
地元の人いわく「今日の海の透明度はイマイチ」とのことですが、
そんな、そんな。十分きれいです!
夏休み期間中の柏島はかなり人が多く、
特に週末ともなると駐車スペースがすぐに埋まってしまいます。
ゆっくりと遊びたい人は、夏休み期間中を避けるか、
期間中であれば平日に行くことをおすすめします。

この砂浜にはアカウミガメが産卵にきたこともあるそう。
ウミガメたちの産卵場所を守るためには、
美しい砂浜を守らなければなりません。
白浜で遊んだら、浜辺で見つけたゴミは拾い、
出たゴミは持ち帰るなど、美しい「白浜」の保全に協力してほしいと思います。