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フルヤジオーガニックスの
「フルヤジ畑のラー油」

おでかけコロカル|高知編

posted:2014.2.19   from:高知県高知市  genre:旅行

〈 おでかけコロカルとは… 〉  一人旅や家族旅行のプラン立てに。ローカルネタ満載の観光ガイドブックとして。
エリアごとに、おすすめのおでかけ情報をまとめました。ぜひ、あれこれお役立てください。

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Shikoku tairiku

ウエブマガジン四国大陸

「ウエブマガジン四国大陸」は、食、暮らし、自然、風景、仕事、歴史など、四国の密やかな魅力を発信中。四国に住む、デザイナー。編集者、イラストレーターなど、20〜40代の他業種のメンバーで運営している。
http://459magazine.jp/

credit

text:眞鍋久美

体にやさしい野菜、調味料、おやつ

「フルヤジオーガニックス」は高知市中心地から車で20分ほど、
朝倉という郊外のまちで暮らす、大宮さん一家が営んでいます。
農場長である、共さんと、加工長である雅代さん夫婦、
加えて3人の元気な“フルヤジキッズ”がお届けしています。

大宮さん家族は、雅代さんの実家の家業であるユリ農家を継ぐために
神奈川県茅ヶ崎市から高知県に帰ってきました。
さらに普段自分たちが食べる米や小麦、野菜、果物などは自分たちで育てることに。
大宮さんは、アトピーの長女たみちゃんに
添加物を使わないものを食べさせてあげようと、
自分たちで育てる野菜などは、農薬や化学肥料を使いません。
また、卵や乳製品、白砂糖をできるだけ使用しないお菓子やパンを
手作りするように。それがきっかけで、「フルヤジオーガニックス」を設立し、
無農薬・無化学肥料で栽培した野菜や焼き菓子、
パンなどを販売するようになったのです。

高知は、月曜日以外は市内のどこかで
路面販売の「市」が開催されている、「市」文化を持つ地域。
まずは、全国でも高知が初めて開催したという、
土曜日のオーガニックマーケットに出店することに。
やがて、フルヤジオーガニックスのファンが増え、
木曜市にも出店するようになりました。
そして、ついには300年の歴史を持つ日曜市に出店。
日曜市は、雅代さんの親戚が出店していたブースを譲り受けたそうです。
高知の“市”文化はこうして若い世代に受け継がれていきます。

そんなフルヤジオーガニックスの中でも人気の高い商品が、
「フルヤジ 畑のラー油」。
大宮さん一家が、自分たちで育てた生姜、ニンニク、
ハーブなどを使って作られたラー油です。
小さな子供でも食べられるよう辛さは控えめで後味もさっぱり。
ハーブの香りが効いていて、白ご飯やチーズトースト、
炒め物などに使える万能調味料とあって、
そのおいしさは口コミで広がっていきました。今では、
「これが食卓にないと落ち着かない」と言うファンが続出するほどの人気ぶり。

フルヤジオーガニックスでは、
土日のオーガニックマーケットも子どもたちが一緒にお店番をします。
農作業も家族みんなで一緒に。
子どもたちは土を触ったり、
遊具がわりにトラクターに乗せてもらったり、動植物を愛でたり。
家族で暮らしを共にする。
そんな姿が、フルヤジオーガニックスのブランド力なのでしょう。

information

「フルヤジ 畑のラー油」が買える場所

箔座(高知市帯屋町1-10-14)
日曜市(高知市追手筋、毎週日曜日)
木曜市(高知市本町、毎週木曜日)
池公園の土曜市オーガニックマーケット (高知県立池公園、毎週土曜日)
※たまに子供の行事などでお休みすることがあります。

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