「お宝屋敷おおとよ」 懐かしい昭和がてんこ盛りの 面白ミュージアム

懐かしい昭和がてんこ盛り。

吉野川のほとりの小さな集落にある「お宝屋敷おおとよ」は、
道行く車を大きな赤鬼が睨みつける、
ぱっと見、どう考えてもちょっと怪しい、小さな小さなミュージアムです。

館長はすぐ隣の建物で写真館を営む中西三男さん。
本人がおっしゃるには「話の半分は冗談でできちゅう」とのこと。
そんな、お話好きの楽しいおじさんです。

展示品を丁寧に解説してくれていると思ったら、突然思い出したかのように、
「俺は現金で1億円を金庫に入れちゅうがよ~」と言いながら、
小さな金庫から《壱億円札》を取り出してにんまり笑ってみせる。
こんなふうに、次から次へと湧き出す冗談は、止まることがありません。

中西さんが言うには、
「いつもお客さんに喜んでもらうためのネタを考えちゅう。
お客さんとざっくばらんに話をしちゅう時間、笑っている時間が一番楽しいがよ」
とのこと。
わざわざ遠く大豊町までやってこられるお客さんのためにも、
中西さんはいつでもサービス精神全開でお客さんをお待ちしているのです。

そんな中西さんの「お宝屋敷おおとよ」は、ミュージアムとしても本格派です。
知り合いのおばあさんが住んでいたという古民家を改装し、
昭和30年代から40年代にかけて実際に使われたホーロー看板やポスター、
おもちゃ、家電製品やレコード、ミルク缶に学生服、ベビーグッズに
アイドルのカードに至るまで、3000点近い「お宝」が所狭しと展示されています。

驚くべきは、これらの展示物のほとんどが人から譲り受けたものだということ。
2006年の開館当初は地元の民家などから集めていたそうですが、
今ではリピーターの県外のお客さんからもお宝が送られてくるそうで、
増え続けるお宝を展示するために、ついに別館までオープンさせてしまいました。

「お宝」への愛情の厚さの分、お話がいつまでも止まらない中西さん。
その笑顔を見に、ぜひ訪ねてみてください。