今日のおやつ: 福岡「ほいあん堂」さんの シンプル無添加シナモンクッキー 「ひょうたん板」

今日のおやつは、福岡の「ほいあん堂」さんが作る
お菓子「ひょうたん板」。
国産の石臼小麦粉と、自然卵、黒糖、米粉など
完全無添加の材料で作られた、
ザクザクとした歯ざわりが魅力の
おいしいクッキーです。
縁日の出店でチャレンジしたような、ひょうたんの抜き型が
懐かしくもかわいらしい。
たっぷりとまぶされたシナモンがすごくきいていて、
コーヒーに良く合いそう。

「ほいあん堂」さんは、たまおきともこさんが
手がけるお菓子のブランド。
以前は佐賀県に店舗を構え、行列ができるほどの
大人気でしたが、いまでは福岡にてお菓子作りを手掛けられています。
通信販売は行われていないのですが、
セレクトショップの催事などで「ほいあん堂」さんの
お菓子が取り上げられることもしばしば。
いつも大人気のほいあん堂さんのおやつ、
見かけたらぜひチェックしてみてください。

今日のおやつ: パリパリおせんべいで おまんじゅうをサンド! 久留米の銘菓「塩屋の娘」

今日のおやつは、福岡県久留米市の銘菓「塩屋の娘」。
創業明治12年の老舗和菓子店「天神水月堂」さんの名物お菓子です。
雰囲気のある女性のイラストをあしらった
包み紙が目を引きます。
中身はどんなお菓子かというと..

パッケージをあけたところ

まんまるで分厚いウエハースのようなおせんべいで、
求肥でこしあんを包んだおまんじゅうを挟んでいます。
「たこせん」の和菓子版のような感じです。
食べてみると、パリパリでサクサクなウエハースの食感と、
もっちりしたおまんじゅうの組み合わせに最初は驚きますが、
段々癖になってきます。
珍しくもおいしいお菓子です。

包み紙もクラシック。

化粧箱もすてき。

手で持ったところ

そもそも「塩屋」とは旅館の名前。
廃藩置県のころ、東京から出張に来た官吏が泊まっていたところです。
店主が彼らをもてなすために、地元でも評判の美女を雇って
旅館で働かせたところすごく喜ばれたんだそう。
なかでも「おだいさん」という女性が人気になり、
東京に帰っても彼女のことを懐かしみ「塩屋の娘節」という
歌にするほどでした。この歌が東京の芸者さんの間で流行し、
逆輸入的に久留米で歌われたことにちなんで
銘菓「塩屋の娘」が作られたのだといいます。
「おだいさん」が米糠と黒砂糖で洗顔していたので、
おまんじゅうの味付けには黒砂糖が使われています。

天神水月堂さんの店舗の他にも、久留米のキオスクなどでも販売中。
おでかけの際は、ぜひチェックしてみてください。

・天神水月堂
住所:〒830-0033 福岡県久留米市天神町68-3

隠れリゾート 「ホテル&リゾート・マシオ」。 伊豆大島を五感で満喫!

伊豆大島のなかでも山の中腹にある「ホテル&リゾート・マシオ」。
豊かな自然に囲まれ、ホテルからは太平洋の地平線が望めます。

実はこちら、知る人ぞ知るリトリートが堪能できるホテルなんです。
地元産の椿オイルをふんだんに使ったトリートメントが人気で、
セレブたちも通う隠れリゾートなんだそう。
しかも1日3組限定なので、静かにのんびりと滞在できます。

食事はもちろん、島でとれた旬の食材をたっぷりと使ったものばかり。
伊豆大島の海と大地が育んだ食材、
その鮮やかな色はエネルギーに満ちています。
また、大島で飼育された乳牛のミルクと大島産の塩「海の精」を使った
マシオ特製のジャムもとろけるおいしさです。

鳥のさえずりや風のそよぐ音をBGMに、
五感を解放しながら、カラダ全体で大島を満喫してみては。

「大島温泉ホテル」では 三原山を望む露天風呂が自慢!

通り抜ける風、小鳥たちのさえずり、太陽が描く四季彩豊かな風景。
それらを心に刻みながら、島の大自然に存分に浸かって……。
伊豆大島にはそんな、心もからだも温まる個性豊かな温泉があります。
一番の魅力は、泉質はもちろん、そのロケーションです。
なかでも大島温泉ホテルの三原山温泉の露天風呂は、
雄大な三原山を背景に、夜になれば満天の星空に包まれます。

島の大自然を味わいながら入浴できる源泉かけ流しの温泉。
その絶景を見ながら、日々の疲れを癒してください。

〈ロンドン焼〉の人気のヒミツは? 京都・新京極の名物カステラ饅頭

京都の新京極にある〈ロンドンヤ〉さんの名物がこちらの〈ロンドン焼〉。
今川焼きにも似た大人気おやつです。
ロンドンという名前の由来や、賞味期限、通販・お取り寄せが
可能かどうかなども合わせてご紹介します。

京都・新京極で70年以上愛される〈ロンドン焼き〉とは?

京都市の中心部、三条通と四条通の間に広がっている
全長約500メートルの商店街「新京極」。
この地で戦後間もなくの1947年に創業した老舗〈ロンドンヤ〉さん。
レトロなフォントとオレンジ色の看板が目印です。

ここロンドンヤさんで販売されているのが、創業以来、
京都の人に親しまれ愛され続ける名物〈ロンドン焼〉です。
一口サイズのカステラ饅頭に白こしあんが入った、
今川焼きにも似たなんともやさしい味のおやつ。
焼きあがった生地はフワフワの食感で、いくつでも食べられそう!
1個70円程度の手軽な値段も魅力です(1つから購入可)。

インパクトのあるネーミングの〈ロンドン焼〉ですが
その名前の由来は、創業当時は目新しかったカステラ生地を使って
何か「ハイカラなお菓子をつくりたい」という思いから。

当時ハイカラな響きだった「ロンドン」を
このカステラ饅頭に名付けたことがきっかけだとか。
以来70年以上同じ味を守り続けているのだそう。

いざ購入しようとお店におもむくと、とにかく目を引くのが、
店頭に設置されたロンドン焼を焼くためのなかなか大掛かりな機械。
生地を流し込んで焼き始め、ひっくり返してさらに焼き、
ロンドンヤのロゴを刻印するところまでの全行程が自動で行われています。
(最後の仕上げにはみ出した生地、バリを取り除くのはやっぱり手作業だそうです)

ロンドン焼を焼く自動化機械

これが店頭に設置された焼き焼きマシーン。

見どころはなんといっても「ひっくり返し」の工程。
長年使われてきたアナログなマシーンの雰囲気と相まって、
なんとも愛らしい「働く姿」を見ることができます!(動画はこちら

雰囲気たっぷりの機械が店頭でせっせと焼いていく様子は、
観光で訪れた人たちにも人気で多くの人が動画におさめていくのだとか。

ゲストハウス「へんぼり堂」でヨガや染物を学ぶ! 東京本土唯一の村にある宿にはヒッチハイクで行くツワモノも

新宿から電車+バス、もしくは車を使って約2時間ほど。
東京都本土唯一の村「檜原村(ひのはらむら)」に
イベントスペース併設のゲストハウス「へんぼり堂」はあります。
築120年の古民家をのべ350人で協力しながら
改修したゲストハウスは
素泊り一泊3,000円、一棟貸切30,000円。
また、ヨガや染物、野点(屋外で楽しむお茶会)、
村ならではの美味しい食事作りなどが体験できる
魅力的な「習い事」がたくさん企画されています。

スーパーおばあちゃんヒロ子さん師匠。こんにゃく・蕎麦・うどん・おやきづくりを教えてくれます

大人気のヨガと座禅会はお寺で。玉傳寺からの景色も見ごたえ有り!

デザインから型作り、染めまで全部自分の手でやる本気の草木染め合宿

ヒッチハイクできたツワモノたち。檜原村は主要道が南北に1本ずつしかないため乗せてくれることがあるとか。*ヒッチハイクをおこなう場合は充分ご注意を!あくまで自己責任で

へんぼり堂は、ゲストハウスではありますが
一番の目的は「皆がつながる場」として機能すること。
檜原村に住む人や興味をもって村にやってきた人たちが
一緒に体験して学び、遊び、笑いながらつながっていきます。
そしてさらに、誰でも「教える人(師匠)」になれるのも
おもしろいところ。
檜原村でなにかをやってみたい!という師匠希望の方も募集しており
謝礼も出るそうです。

東京とは思えないほどの自然のなか
体を動かしながら学び、つながりができていくのは素敵ですね。
ぜひ遊びに行ってみてください!

【へんぼり堂の近日開催イベント】
4/19-20 倒壊した窯小屋を再生!超突貫小屋作りプロジェクト!
4/26-27 一泊二日本気の草木染め!
4/29(火) 日帰り特訓!村のおばあちゃんワークショップ!
5/5-6 プロジェクト発足から1年これからの1年をみんなで考えよう!+へんぼりファーム
5/12-13(月火)平日開催!ヨガと座禅合宿!てんこ盛りの二日間!
5/17-18(月火)春だ!ヨガと座禅合宿!てんこ盛りの二日間!

へんぼり堂
facebook

フォトいばらき 2014年春季号

茨城県『フォトいばらき』 
発行/茨城県

茨城県北エリアには、地球が形づくってきた大地の歴史や人間の文化的歩みを見ることができる貴重な自然・文化遺産が数多く残っています。
これら地域の環境保全と観光を整備し、まとめられたのが茨城県北ジオパークです。

フォトいばらき
http://www.pref.ibaraki.jp/photoiba/

発行日/2014.4

地元の自慢の観光体験を簡単に購入&販売できるWebサービス「TRIP」

旅行で訪れる人にはなかなか知られる機会がない、
地元の人だけが知っている、面白いこと。
日本各地にたくさんある、そんなワクワクするような体験を
簡単な手続きで購入&販売できるWebサイト「TRIP
がオープンしました。

サイトに並ぶ体験プログラムは、
静岡県南伊豆町の「仔山羊にミルクをあげて、薪を割ろう!
三重県鳥羽市相差の「海女小屋でいただく絶品海の幸
など、全国各地から集まったプログラム。見ているだけでも面白いです。

気になる体験を見つけたら購入&体験できるだけでなく、
地元の自慢のコンテンツを売ることが
できるのがTRIPの新しいところ。
これまで全国各地に埋もれていた地域の魅力や
資源が発掘されるといいですね。

・観光商品の売買プラットフォーム「TRIP

静岡で人気の 「げんこつハンバーグ」。 通は「ソースをかけても宜しいですか?」を断る

地元の人たちに絶大な人気を博し
福山雅治さんや長澤まさみさんからも愛されているという
「炭焼きレストランさわやか」のげんこつハンバーグ。
2014年4月現在、静岡に28店舗展開しています。
今回は静岡で出会ったさわやか通の方に、
普通とはちょっと違った食べ方を教えてもらったのでご紹介します!

店員さんが目の前で焼いてくれる。ここまでは同じです

ソースは人気No1のオニオンソースをチョイス。
テーブルに運ばれた焼きたての丸いハンバーグを
店員さんが目の前で半分に割り
鉄板にジュワーッと押し付けて完成。
少し赤みを残したくらいの焼き加減がお店のお薦めです。
さて、ここからがポイント。
普通なら店員さんがソースをかけてくれるのですが、
それを断っちゃいます。

ポイント1:店員さんが「ソースをかけてもよろしいでしょうか?」と親切心で聞いてくれますが「かけないでください」と勇気をもって断る。そして脇においてある塩コショウをかけていただく。これが肉の美味しさを一番感じる食べ方!

ポイント2:オニオンソースは付け合せの野菜にかける。蒸した野菜の甘みとソースの酸味が最高

ポイント3:ライスではなくライ麦パンを頼んでおく。ほかほかモッチリ、いい香り!このパンが美味しいのです

私もこんなさわやかな笑顔でお店をあとにしました

今回はじめてさわやかに行ってきたのですが、
牛肉100%のしっかりとしたかみ応えのあるハンバーグは
塩コショウで食べるといっそう旨みが感じられる気がしました。
途中でソースをつけていただくと2度楽しめますね。
美味しくてあっというまに食べ終えてしまいました。
ぜひお試しください!

炭焼きレストランさわやか

完熟いちご3個入り!「島いちごのどら焼き」。瀬戸内大三島、ボッコ製菓から今日のおやつを。

今日のおやつは、愛媛県今治市の島「大三島」にて
つくられている「島いちごどら焼き」。
大三島があるのは、瀬戸内海のどまんなか。
本州と四国を結ぶ「しまなみ海道」のほぼ中央に位置する大きな島です。
「ところミュージアム大三島」や「伊東豊雄建築ミュージアム」などの
個性的な美術館を擁するアートの島でもあります。

この「島いちごどら焼き」は、地元のボッコ製菓さん
がつくる、毎年大人気の期間限定メニュー。
一枚一枚手焼きしたどら焼きの生地で、
甘さあっさりめの手作り小豆餡をはさみ、
瀬戸内のあまーい島いちごを
3つも入れてしまいました。

こちらがパッケージ。

完熟いちごが3つも入っていてうれしい。

いちごの甘味と、あっさり味の小豆餡の
ハーモニーがたまりません。
春の定番になったいちご大福に続き、
いちごどら焼きもぜひ普及してもらいたい。
そう思わせてくれるどら焼きでした。
3/31現在、在庫はわずかですが通信販売できるようです。

ボッコ製菓「島いちごどら焼き」

陶板でみる世界の名画! 大塚国際美術館

本州から徳島県への玄関口、鳴門市には
世界の名画が一堂に会する美術館「大塚国際美術館」があります。
ポカリスエットやボンカレーで知られる
大塚グループが創立75周年記念事業として1998年に設立した施設美術館です。

美術館に入ると長さ41mのエスカレーター、112段ある階段に出迎えられます。

この美術館に所蔵されている作品は、
ピカソ、モネ、ルノワール、レオナルド・ダ・ヴィンチと
名だたる世界の画家のものばかり。その数なんと1000点余りにものぼります。
しかし、オリジナル作品は1点もありません。
それっていったいどういうこと?
その答えは、作品の素材にあります。

ここにある作品はすべて”絵画”ではなく”陶板”(板状の陶器)で
大きさや質感までもオリジナルに忠実に再現された名画たちなのです。

近代ギャラリーの様子。館内は写真撮影可、カメラをお忘れなく(ストロボ、フラッシュ、三脚などの使用や商業目的の撮影は厳禁)。こちらは大塚国際美術館の展示作品を撮影したものです。

陶板名画の果たす役割は大きくわけてふたつあります。
ひとつは、日本にいながらにして世界中の美術作品を原寸大で楽しめること。
もうひとつは、約2000年以上にわたってそのままの色とかたちで残ること。
退色劣化を逃れられないオリジナル作品をはじめとする、
文化財の今後の記録保存のあり方に大きく貢献するものとして注目されています。
(参考:大塚オーミ陶業株式会社/陶板名画ができるまで)

館内にはこんな庭園もあります。

楽しく美術に親しむための鑑賞サポートも豊富です。
なかでも「怖い絵」ツアーや「テルマエ・ロマエ」ツアーなど
人気の美術エッセイやコミックにちなんだギャラリートークツアーが人気です。
古代から現代まで、世界25か国の作品が展示されている
この美術館ならではの鑑賞サポートです。
また、ヴァティカンのシスティーナ礼拝堂を原寸大に立体再現したホールでは、
和と洋のコラボレーションが楽しめる「システィーナ歌舞伎」の公演も。

延床面積は私立美術館としては日本最大級。
全作品を順番に観てまわると歩行距離は約4kmになるそうです。
ゆっくり時間をかけて名画を楽しむ1日もいかがでしょうか。

※冒頭の写真は大塚国際美術館スクロヴェーニ礼拝堂を撮影したものです。

「ひょうたん島周遊船」 水のまち徳島をぐるり♪ 30分で周遊

街の中心に眉山が位置し、
大小138もの河川が流れる徳島市は緑と水の都です。
この景色を一度に味わえるこのまちならではの乗り物が船。
「ひょうたん島周遊船」に乗って30分の水上旅へでかけましょう。

25本の橋の下をくぐって進みます。普段は見られないこんな光景も見られます。

と、その前に「ひょうたん島」とはどこでしょう。
実は正式にはそんな地名は存在していません。
「ひょうたん島」とは徳島市中心部に位置する
新町川と助任川に囲まれた周囲6キロの中州のこと。
上空からみるとひょうたんのような形をしていることから名づけられました。

NPO法人「新町川を守る会」代表の中村英雄さん。「毎日川、川、川ばっかりじゃ」と笑います。

ひょうたん島周遊船はNPO法人「新町川を守る会」が運営し、
無料(保険料別途)で毎日運航されています。
水を切り、風を受けて進んでいく船上の時間を
さらに楽しくしてくれるのは船長・中村英雄さんの話。
橋や周辺の建物に関する歴史の話から
水辺の景観の話まで前をまっすぐ見据えながら話してくれます。

中村さんは75歳を迎えた今も毎日船を運転しています。
いくつまで運転したいですか?と尋ねると
「100までいかんとなあ。徳島行ったら100歳の人が船運転しよるぞって」
と軽快な答えが返ってきました。

えさをもらいにやってくる渡り鳥。冬には鳥が、初夏には赤エイが。自然のサイクルとの調和も楽しめます。

周遊船の上から手を振るとまちの人が
振り返してくることも魅力のひとつ。
まちのサイズ感、歴史、自然のすべてが感じられる
30分の水上旅をお楽しみください。

谷ちくわ商店の「竹ちくわ」は すだちとも相性抜群! 徳島のおいしい手土産

徳島県のソウルフードのひとつに「竹ちくわ」があります。
普通のちくわと何が違うのか? というと、
竹に刺さったままで販売されているのです。

これに慣れてしまっている徳島県民は、
竹に刺さっていないちくわには何か物足りなさを感じてしまいます。
ちょこんと出ている竹を両手で持って、
骨付き肉のごとく、かぶりつくのが基本。
すだちを絞ったり、スダチ醤油を付けて食べるのもおすすめです。

ちなみに、この竹ちくわの起源を辿ると、平安時代末期の源平屋島合戦の頃。
小松島市の漁夫たちが海岸でとりたての小魚の身を練り合わせ、
青竹に巻き付けて焼いて食べていたのがはじまりだと言われています。

竹ちくわ 1本90円。

竹ちくわを製造販売する「谷ちくわ商店」は朝6時からオープン。
奥の工房では竹ちくわも次から次へと焼かれ始め、一日約3000本つくられるそう。
(ほかの練り物は朝4時頃から製造されています)
谷ちくわ商店店頭のほかに、県内各地のスーパーマーケット、土産物売り場で販売されます。

朝からさまざまな種類の練り物が並びます。「かつ天」は1枚90円。

取材へうかがったときも朝7時から、
「ちくわ10本入りを5つ頂戴〜!」とお客さんが来店していました。
県外への方へのお土産として購入されたようです。

谷ちくわ商店では、竹ちくわのほかにも
こちらも徳島のソウルフード・フィッシュカツ(かつ天)も製造販売されています。
ぜひセットでご堪能ください。

自然が生んだ奇跡の造形 「阿波の土柱」

「土柱」とは、土塔、雨裂天然溝とも呼ばれ、様々な地質的、気候的な特殊条件によって
地形が柱状に造成されたもの。
徳島県阿波市で見られる「阿波の土柱」は、
130万年前の扇状地形が風雨による侵食と崩壊を繰り返す中で、
それを免れた抵抗力の強い礫層や硬い岩盤が柱状に残り、現在のかたちになりました。
世界的にも稀な地形である土柱の中でも「阿波の土柱」は、
昭和9年には国の天然記念物に指定され、世界三大土柱のひとつでもあるのです。

真上から見下ろす波濤嶽(はとうがたけ)、柵も何も遮るものがないので落下注意!

阿波の土柱は小高い丘陵地にそれぞれに名前のついた大小5つの土柱群が点在しています。
その中でも最も規模が大きく、圧巻なのが「波濤嶽(はとうがだけ)」。
高さ約50メートル幅90メートルの剥き出しの崖地に、
ふたつとして同型のものはない土の造形が林立しています。
夜間は年中ライトアップされているので、
夜まで滞在して暗転後の幻想的な土柱の舞台も同時に楽しむのがおすすめです。

ライトアップされた波濤嶽、闇夜に浮かぶ土の巨大造形。

土柱のもうひとつの魅力が、各土柱間を縫うように整備されたショートトレイル。
コース脇には、驚くほど多様な植物が生い茂り、季節ごとの草花で彩られています。
最高地点にある展望台まで行けば、
波濤嶽とその向こうに見える吉野川が同時に眺めることができて、なんとも壮観!
ぜひ立ち寄ってみてください。

遠くに望むのは「四国三郎」とも呼ばれる一級河川吉野川です。

那賀町名物「はんごろし」 おばあちゃん手づくりのおいしさ

徳島県那賀郡那賀町は徳島県の南部に位置し、
那賀川を囲む丹生谷地域にあった鷲敷町・相生町・上那賀町・木沢村・木頭村が合併し、
2005年に誕生したまちです。その面積は約700㎢と、県内で最も大きなまちでありながら
町域の約9割が森林。そんな緑あふれる、のどかな那賀町の相生地区に、
「はんごろし」と呼ばれる、物騒な名前の名物があります。

名物「はんごろし」は、あんこをうるち米ともち米のご飯で包み、
そのまわりにきな粉をまぶした、いわゆるおはぎです。売り場にはこんな張り紙があります。

 ぼくの相生の おばあちゃんは
 おはぎ のことを
 はんごろし って言う
 ほんなら おもちはって聞いたら
 ほら みなごろし じゃわだ
 と言って笑った

そう、「はんごろし」は、米粒を半分だけつぶしているため、
昔からこのように呼ばれているのです。
「草もち」という名前で売っていた時代もありましたが、
「昔からの名前を使おう」ということで7年ほど前からこの名前に戻りました。

はんごろしを並べるおばあちゃんと、名前の由来を書いた張り紙。

つくっているのは、那賀町のおばあちゃん10人のグループ「ビーンズあい」。
全員が70歳以上で、最高齢は82歳とのこと!
ビーンズあいでは、「はんごろし」のほか、豆腐やおからを使った蒸しパンもつくっています。
10人の中から交代で1日に4人が製造を担当しています。
冬場は朝7時から、夏場は6時半から集まって
10時の出荷までにこれらをつくっているそうです。
みなさん、とても元気でいらっしゃいます。

さらに、ビーンズあいは、もともとJA女性部の集まりから誕生したグループ。
つまり、農家のお母さんたちです。だから、素材は自分のところでとれたものを使います。
主な材料となるお米も、自分たちの田んぼでとれたもの。
中に入っているヨモギも自分たちで採ってきたものだそうです。まさに手づくり。

ビーンズあいのおばあちゃんたち。

はんごろし」は那賀川沿いの「もみじ川温泉」の向かいにある、
小さな農産物直売所「あいおい」で買うことができます。
朝10時の開店に合わせて来店し、まとめて買っていくお客さんも。
車で1時間以上かかる徳島市内からも買いに来る人がいるそうです。
開店と同時に来ればまだ温かいできたての「はんごろし」が買える、
というだけなく、実は売り切れるのも早いというのがその理由。
名前のインパクトやそのおいしさから評判になり、
平日は200個、休日は400個つくられていますが、昼過ぎには売り切れるほどの人気ぶり!
しかし、おばあちゃんたちのモットーは「無理をしない」。
だから、これ以上、製造数を増やすことは無いそう。
なかなか手に入らないという点も魅力のひとつかもしれません。

農産物直売所。新鮮な地元産野菜やゆず果汁、漬け物などが安く買える。

四国・吉野川ナイスラフティング。 激流体験で大自然を満喫!

徳島市内から西へ車を走らせること1時間。
大歩危小歩危(おおぼけこぼけ)と呼ばれる美しい渓谷があります。
秋には紅葉の名所として知られるこの地は夏には
ラフティングの聖地として全国にその名を知られています。

新緑の美しい夏の大歩危小歩危。電車の中からの景色も絶景!

なぜラフティングの聖地と呼ばれるのか。
その背景には吉野川の存在があります。
吉野川の上流に位置する四国山地は
太平洋側気候の影響で日本でも有数の多雨地帯。
大歩危小歩危周辺は、1900m級の山々の伏流水に恵まれた土地柄に加え、
水不足に悩む香川県へ水を供給するため
上流にある早明浦ダムが吉野川へ放流することで
シーズンを通して安定した水量が確保されているのです。
そして、青石と呼ばれる岩山を削り出す激流は日本一とも言われ、
山深い渓谷のなかを進んでいく美しい景観も訪れる人を魅了します。

日本とは思えないダイナミックな光景。大自然の前では小さな人間たち。

ラフティングが初心者の方でも、ご安心ください。
必要なものは水着、タオル、そして健康な身体です。
ヘルメット、ウエットスーツ、ライフジャケット、
リバーシューズ(別途利用料200円必要)を着込んだら
車で上流まで連れていってもらいます。
川岸でガイドさんにパドルの使い方や
ボートから落ちたときの対応などの
レクチャーを受けたらラフティングがスタート。

スタート直後。表情には余裕も。

ぷかぷかと遊覧を楽しんでいたのも束の間、
前から頭上を軽く超える水しぶきが現れびしょびしょに。
迫りくる岩の間をすり抜けたり、
ボートを止めて3mの岩山から飛び込んだり、
滝の下をくぐってみたりと大忙し。
そんな必死な姿を逃さずに追ってくれるのが
渓谷の脇から望遠レンズを構えたカメラマンたち。
ガイドさんが携帯している防水カメラの写真とあわせて
1日の思い出をDVDにしてプレゼントしてくれるのです。

大きな水しぶきが川の流れの激しさを物語っています。

太陽を見上げ、水に飛び込み、パドルを漕いで、全身で自然が堪能できる激流体験。
シーズン最盛期は4月末〜10月末頃まで。
壮大な激流にぜひ挑んでみてください。

「福寿醤油のすだちしょうゆ」 すだち消費量日本一の 徳島県民も納得の味

徳島県は日本一の“すだち”の生産量を誇り、 またその消費量も日本一。
夏から秋にかけて露地物の収穫時期にはスーパーや産直市で手頃な価格で買うことができます。
自宅で育てている方などからいただく機会も多く、
その時期は徳島の家庭の“常備菜”ならぬ “ 常備柑橘類”。
サンマや冷奴に使うのはもちろん、お鍋のポン酢替わりに、
お刺身に、お肉に、お味噌汁にと何にでもギュッギュッと絞って、贅沢に使われています。

つまり、“すだち”に対してとても舌の肥えた徳島県民。
そんな「徳島県民に合うすだちしょうゆ」をコンセプトにつくられたのが、
この福寿醤油の「すだちしょうゆ」です。

2012年に発売されたすだちしょうゆ。1本460円

「福寿醤油」は創業文政9年、およそ190年の歴史を持つ醤油蔵。
伝統的な製法を守り、諸味を一年以上発酵させる天然醸造で醤油づくりをされています。
深みある味わいとふくよかな香りの醤油は、地元鳴門はもちろん、
徳島県内津々浦々で家族代々愛用している方もたくさんいらっしゃるのだそう。

そして、このすだちしょうゆを発案したのは9代目の跡取り松浦亘修さん。
「新しくすだちしょうゆをつくるにあたって、
 すだちの味を一番よく知る徳島の人が食べて
 “おいしい!”と感じてもらえるものをつくろうと思いました」

9代目となる松浦亘修さん。東京で不動産などの営業を経験した後、32歳で跡を継ぎはじめたそう。代々受け継がれた醤油の味を広く知っていただきたいと、さまざまな活動を試みている。

試行錯誤の末、添加物や香料などを一切加えず、
すだちの果汁を贅沢にたっぷり使ったすだちしょうゆが完成。
「産直市などでも販売しているのですが、県内の方のリピーターもとても多いんですよ」
ということで、ひとくち舐めさせていただくと、なるほど納得!
天然醸造のお醤油とのバランスも良く、
すだちの爽やかな酸味がストレートに感じられ、まさに“徳島県民も納得の味”です。
150mlと、ちょっとしたお土産としても手頃なサイズ。
徳島県外の人へ差し上げても、すだちの魅力をしっかりお伝えできる逸品です。

なんとこの日は鳴門でとれた天然のワカメで味見をさせていただきました。天然のワカメは地元でもとても珍しく高価なもの。「鳴門のおいしいものを知って味わって欲しい」という松浦さんの心意気を感じることができました。

福寿醤油さんは四国八十八ヶ所一番札所の近くにあり、醤油蔵見学も受付けています。
「日本の伝統を守り続けている蔵の様子に触れる場を増やし、
文化を守り続けていきたい」と、松浦さん。
併設の店舗ではすだちしょうゆをはじめ、気になるお醤油もすべて味見できます。

天然醸造で手間ひまかけて作られた醤油達。とても良心的なお値段にも驚きました!

受け継がれた蔵や地元の良いものを伝えていきたい。
そんな熱い思いを持ったつくり手の心意気に触れるひとときを過ごすことができました。

旧街道に面した 板張りの外観も趣きがあります。

「菓游 茜庵」 日本の伝統と徳島の 美しいものをお菓子に

JR徳島駅の北側、こんもりとした城山の麓にある緑豊か案公園を通り抜け、歩くこと約10分。
公園を抜けたところに、趣き深い数寄屋造りの庵があります。
この地で和菓子を作り続けて34年になる「菓游 茜庵(かゆう あかねあん)」。
入り口にあるつくばいにはいつも時節の花がたおやかに飾られています。
暖簾をくぐると、障子越しにやわらかな光が射し込む凛とした空間に、
季節の和菓子やわらび餅、焼菓子などがゆったりと並んでいます。

午前中に訪れると目にも鮮やかな季節の生菓子がずらり。「おひとつからでもお気軽にご利用ください」と女性スタッフさん。

「徳島は和菓子作りには欠かせない清らかな水と、
たっぷりと太陽を浴びて育ったふくよかな果実や野菜が自慢の地です。
そんな美食の宝庫、四国徳島生まれの菓子屋として、
良い材料を使うことを、とにかく大切にしています。
毎年素材の生産地を訪れ、生産者さんと直に話をしながら、お菓子をつくっています」
と、庵主の西川佳男さんは話してくださいました。

創業時から人気の商品であり、茜庵を代表するお菓子が「淡柚(あわゆう)」。
赤ちゃんのほっぺたのようにやわらかな羽二重生地に、すっきりとした柚子の香り。
弾力があるのに口に入れた瞬間すっきりと溶けていくような軽やかな食感が特長です。
天然のくちなしで美しい翡翠色に色づけされた餡は、
皮を取り除いたなめらかな小豆を柚子の皮で風味付けし、
隠し味の白味噌で華やかな深みを添えて。
そして、餡をくるむ羽二重生地は熟練の職人の手によってきめ細かくふわふわに。
シンプルだけれども他では味わうことができない絶妙な味のハーモニーは、
最良の素材を大切に生かしきる手間を惜しまない、
茜庵の菓子づくりに対する信条をあらわしている逸品だからこそ。

創業当時から変わらぬ製法で作り続けられている淡柚。子どもからお年寄りまで幅広い世代の方に愛されている、茜庵の代表菓です。

そして、徳島の手土産として人気の一品が、有機栽培のすだちを使った「和のじゅうす」。
日本で初めてJAS認定を受けた徳島のすだち農園で育った果実だけを使って仕立てています。

「実は独特の酸味が特徴のすだち、菓子に仕立てるのは難しい食材なんですよ。
でも有機で大切に育てられたこのすだちは、まろやかで角の立たない優しい酸味。
すだちの果汁と阿波讃岐の和三盆糖を合わせ、
上品な酸味と甘みのあるじゅうすに仕立てることができました」
と、西川さん。

きりりと粋な和のじゅうすは、夏はクラッシャー氷で、冬はお湯で割って飲むのがおすすめ。
手ごろな価格と小粋なパッケージで、ちょっとした手土産にも使いやすく、うれしい商品です。

徳島の名産品“すだち”と”和三盆糖"のおいしさを味わっていただけるので、お土産や県外の方への贈り物におすすめ。1本945円。

また、呈茶席では季節の和菓子や、夏はかき氷、冬は善哉などを楽しむこともできます。
お抹茶コース(800円)は香煎茶、季節の主菓子と干菓子、薄茶、柚子じゅうすと
茜庵の魅力がたっぷり味わえます。
ここで出される主菓子は、この呈茶席のために職人さんが特別に仕立てたもの。
立春間近に伺ったこの日は“春遠からじ”という銘の、
春の息吹を感じる美しい きんとんのお菓子をいただきました。

「冬ながら 空より花の散りくるは 雲のあなたは春にあるらむ」という古今和歌集の和歌から着想を得てつくられたという主菓子。

「和菓子を、五感で楽しんでいただけたら、とてもうれしく思います。 
お茶席で四季折々の庭の風景をゆったりとご覧いただきながら
豊かな素材に恵まれた徳島のお菓子を気軽にお楽しみいただけたら」
美しい所作で薄茶をさし出しながら、そう話してくれたのは若女将の西川亮子さん。

洗練されたあたたかいおもてなしで、
すっと背筋の伸びる心地良いひとときを過ごすことができる
誰かに教えたいけど、秘密にもしておきたい、そんな素敵なお店です。

茶室からの風景を眺めるのも心和むひととき。四季折々のしつらいも美しく、“口福”だけならぬ“眼福”も味わえます。

小さなスーパー 「歩危マート」には 大歩危・祖谷地域そのものが 凝縮されています!

大歩危・祖谷地域でひときわ愛される小さなスーパー、「歩危(ぼけ)マート」。
お店入口の一番目立つ場所に設けられた「地場産(じ〜ば〜さん)」コーナーには、
地元の生産者から持ち込まれた食材が多く並びます。
生産者の見える食材を通して地域の人たちの交流も生まれ、
馴染みの食材と人が集う店内は、いつもわいわい賑やかで笑顔が絶えません。

お店ではお客さんとの会話が弾む、お店の茶臼で挽いた大歩危茶で一服するお父さんも(中央が山口由紀子さん)。

「やっぱりねぇ、地元のみんなが好きなもの、好きな味は変わらんのよね」
そう語るのは、開業から40年以上ここでお店を切り盛りしてきたオーナーの山口由紀子さん。
この地域の味を各家庭の食卓に届けるために。
また、ここに観光で訪れるお客さんにもその味を味わってもらうために。
その一貫した思いは、お店づくりの随所に表れています。

歩危マート遠景(右下)。手前が大歩危駅で、背後の山の急峻な斜面には家々と名産の茶畑が並ぶ。

歩危マートがあるのは、吉野川中流の景勝地「大歩危(おおぼけ)」の駅前。
ここは、日本有数の秘境と言われる非常に険しい山間地域で、
特徴的な集落景観が残る「祖谷(いや)」への入口に位置しています。

「ぼけあげ」を始めこの地域を代表する食材3品、すべて「ぼけ祖谷汁」に入っています。

気軽に地元の味を楽しめる立ち食い食堂、その名も「じ〜ば〜さんのお立ち食い処」も併設。
看板メニューは、何と言っても祖谷伝統のお雑煮「ぼけ祖谷汁」。
お餅の代わりに、「岩豆腐」という祖谷ならではの硬く締まった豆腐が入ったお雑煮を、
歩危マート流にアレンジしたもの。
ひと目見たら圧倒される歩危マートオリジナルの巨大油揚げの「ぼけあげ」をメインに、
地域の食材(岩豆腐、こんにゃく、そば粉など)がもりだくさんの一杯です。

祖谷そのものが凝縮された「ぼけ祖谷汁」。椎茸と表面を焼いたぼけあげから染み出すダシは、やさしい味わいです。

歩危マートは、その昔「大歩危マーケット」という屋号で営業していたそうです。
しかし、店前の駅へと向かう道路を拡張した際にお店の敷地が狭くなり、
それを機に店名も小さく「歩危マート」にしたそうです。
地元の方には、今や更に小さく親しみを込めて「歩危マ」と呼ばれています。
「小さくなったからこそ、すべての商品に目配りがきくようになり、
お客さんとの距離も縮まってよかった」と話す山口さん。
大歩危・祖谷地域を訪れたなら、
そんな小さな「歩危マ」で、地域の味と人のぬくもりに触れてください。

吟月の「あなん丼」を堪能。 高級食材のハモを 手頃においしく

京料理などの会席でときおりお目にかかる、高級食材ハモ。
実は、ハモの主な産地は京都周辺ではなく徳島県なのです。
ハモの全国1・2位を争う漁獲高を誇り、そのほとんどを阿南市で占めています。
ふだんは敷居の高いハモ料理ですが、
阿南市にある6軒のお店が産地ならではの格安な料金で食べられるメニューを作りました。
その名も「あなん丼」。
近くの椿泊港でとれた新鮮なハモを使った丼で、
天ぷらや照り焼きなど調理法はお店によって違います。
価格帯はどれも1000円未満と格安 。

6軒のお店の中でも水産会社が営む「吟月」は、
とれたてのハモを品質を保ったまま冷凍保存する技術を開発。
夏の風物詩であるハモ料理を、年中食べることができます。
吟月のあなん丼は、アツアツごはんの上にハモの天ぷらをのせた丼。
肉厚なハモをふんわりと揚げていて、食べた瞬間に口の中でとけるように旨みが広がります。
酢飯に照り焼きをのせたハモの棒寿司もおすすめ。

手に届かない存在のハモがランチ価格で食べられるのは、産地ならではの贅沢ですね。

「産直と道具と喫茶 フナトト」 歴史風情あるうだつの まち並みにある町家カフェ

徳島県には“うだつ”の残るまち並みが3カ所残っています。
その中で観光地としても一番有名なのが美馬市脇町にある「うだつの町並み」です。

脇町を中心とした吉野川流域は、江戸から明治にかけて日本最大の藍作地帯でした。
当時、脇町は周辺地域で産出される藍の集積と吉野川の水運を生かすことにより繁栄。
富の象徴であった“うだつ”の上がった立派な商家が軒を連ねました。
今もその面影が残っていて、観光スポットになっています。

その「うだつの町並み」の入口近くにある、
築125年の古民家を改装したお店が「産直と道具と喫茶 フナトト」です。

「フナトト」という不思議な響きの店名は、
店主の田村圭介さんの実家の屋号から。
そして店が川に近いことから名付けられました(船戸=ふなと、船の小屋)。
約90平米の広い店舗は、産直、雑貨、喫茶の3つのスペースに分かれています。

店内には産直コーナーもあり、季節ごとに地元で採れる有機・無農薬の野菜が並んでいます。
ハチミツや米、味噌、ゆず酢など地域の産品に加え、
徳島市で自家焙煎珈琲を販売している「aalto coffee」の珈琲豆や、
徳島市で新鮮で安心な野菜を使ってつくったものを販売している「vegifull」の野草茶など、
店主の気に入ったこだわりの商品も一緒に並んでいます。
また、藍の手延べ麺、藍ノ葉茶、藍チャイなど、
食用の“藍”をつかった商品も店頭に並んでいて、脇町らしさも感じるラインナップです。

藍の葉はデトックス作用、殺菌作用があり、昔は漢方として使われていたそうです。

産直コーナーの奥には雑貨コーナーも。
“人の繋がり”をコンセプトに、縁がある作家を中心にセレクトしており、
徳島県内ではなかなか見かけることのない商品が並んでいます。
そして、一番奥の中庭に面した部屋が喫茶スペースです。
こだわりある本がセレクトされている本棚もあり、自由に閲覧できます。
飲みものを片手に読書をしながらゆっくり過ごすのもオススメです。

店主の田村さんは美馬市の隣の東みよし町出身。
関西のアパレル店舗で10年ほど働き、
3年前に実家のイチゴ農家を手伝うためにUターンしてきました。
「田舎では若い人が集まる場所が少なく、自分もそういう場がほしい」とお店をオープン。
「ここを人が集まり、何かが始まる拠点にしていきたい。
人が出会えるような仕掛けも考えていきたい」
と、さまざまなイベント企画をあたためているようです。

「うだつマルシェ」 “四国のへそ”で年2回開催!

徳島県三好市池田町は、明治大正期にたばこ製造で栄え、
“うだつ”の上がった立派な古民家が立ち並ぶ地域。
しかし、過疎高齢化が進み空き家が増え、町並みの景観の存続が危ぶまれています。
「この町並みの魅力をもっと広く伝えていく」というコンセプトで、
地元のボランティアを中心にして始まったのが「うだつマルシェ」です。

うだつの町並みの軒先や空き家が一日だけ市場へと変身。
80店舗以上の作家や農家がこだわりの商品を直接販売します。
池田町は古来より“四国のへそ”と呼ばれていて、四県からのアクセスが便利な地域。
そのためか毎回必ず四県から出店者が集まっており、
四国中の美味しい食べ物や素敵な作り手に出会えます。

三好市の特産品ももちろん販売されます。
麺が太くて短いのが特徴の「祖谷そば」や、
芋・こんにゃく・豆腐を串刺しにして味噌をつけた「でこまわし」、
徳島県の山間部の伝統料理である「そば米雑炊」などです。
大変人気があるため、午前中で早々に売り切れてしまうことも。

また、名物になっているのが「うだつちんどん」です。
昔、うだつの町並みにちんどん屋が来ていたそうで、
それを再現し賑やかにしたいと、芸達者なボランティアが集まって始まりました。
和服や面白い仮装に身を包み、様々な芸を披露しながら町並みを練り歩いています。

商品の販売以外にも、様々なイベントが行われます。
例えば、11月に開催された時は文化と食の秋をテーマに
「一箱古本市」や「地域のzineを作っている方のトークショー」、
「四国パン祭り」が行われました。
その時のテーマに合わせてイベントは変わるので、何度来ても違った雰囲気を味わえます。
町並み内に残る古民家の中では、作家によるワークショプも多数あります。

毎月最終日曜日は 「とくしまマルシェ」へ。 徳島のこだわり食材が勢揃い!

毎月最終日曜日、徳島市の新町川沿いの遊歩道に
爽やかな白いパラソルが立ち並び「とくしまマルシェ」が行われます。
徳島県内でも選びぬかれた生産者が集まって、直接販売をするこのマルシェでは、
新鮮な野菜はもちろん、ドレッシングやジャムなどの加工品や、
パンやスイーツなども並びます。生産者と直接話ができるので、
それぞれのこだわりやお勧めの調理方法などを聞いているとあっというまに時間が経ちます。

徳島県は豊かな吉野川、急峻な剣山、太平洋や瀬戸内海と地形に恵まれているため、
このマルシェには多種多様な食材が揃い、まさに食の宝庫を実感できます。

「黄身の色が淡い卵は餌に米を使っているから。味は普通のものより甘みがあります。
養鶏の仕事は10年やってもまだまだ奥が深いです」と、
「たむらのたまご」の田村桂樹さんは語ります。
餌を変えることで風味を変えた3種類の卵と、
卵を使った加工品はひときわ目を引いていました。

販売を楽しみながら、商品のアピールをしていたのは、
徳島市の「徳島有機ファーム」の三栖谷耕一さん。
有機JAS認定を受けたほうれん草やチンゲンサイを販売しています。
「栄養価の高い、きちんとした土作りが有機栽培のポイントです。
土作りについていくらでも語れますよ。
一度味を試していただけると、お客さんがファンになってくれます」

県南の地魚の燻製を販売していた「日和佐燻製工房 浜吉水産」の濱真一さんは、
「山桜の原木を使って燻したスモークは、お魚が苦手なお子さんも食べやすい、
お肉のような味になります。とくしまマルシェのお客さんは
新しいものを受け入れてくれる雰囲気があり、励みになっています」
と熱く語ってくれました。

なかでも人気なのは「お届けマルシェ」。
事務局がマルシェ当日に届いたおすすめの旬野菜や加工品を、
セレクトしてくれる詰め合わせセットです。
「とくしまマルシェ」の魅力がぎゅっと詰まっており、
特に関東地方からの注文が多いそうです。

その発送拠点も兼ねて、
2014年1月に「とくしまマルシェHOME」というアンテナショップもオープン。
とくしまマルシェ出店者がつくる旬野菜や様々な加工品を販売しており、
月に一度のとくしまマルシェに行けない方は、
こちらで選びぬかれた徳島の味をおみやげとして選んでみてください。

「とくしまマルシェHOME」。

infomation


map

とくしまマルシェ

開催日 毎月最終日曜日 9:00〜15:00
場所 しんまちボードウォーク+徳島水際公園(徳島県徳島市東船場町1〜2 丁目)
問い合わせ 088-657-0052
http://www.tokushima-marche.jp

infomation


map

とくしまマルシェHOME

住所 徳島県徳島市東船場町2-31 吉成ビル1F
TEL 088-657-0052
営業時間 11:00〜19:00 日曜・祝日休

「可否庵(こーひーあん)」 徳島駅前喫茶めぐり〈その4〉

「可否庵」と書いて、「こーひーあん」と読みます。
また変わった店名です。
「これは日本初の本格的カフェの店名に使われていた、
コーヒーの当て字“可否”からとったもの」と、店主の近藤節昭さん。
昭和55年に創業。当時から“中古”だったという、
店主曰く“原始的な”焙煎機を使って毎日自家焙煎されています。

お店では常時10種類のコーヒーが味わえます。
そのうち、2週間ごとに、オススメの豆が3種登場します。

焙煎は本一冊を頼りに独学されたという店主の近藤さん。

「軽くて、飲みやすい珈琲を目指しています」
というのは、珈琲を何杯でも飲んでほしいからだそう。
苦み、渋み、酸味という珈琲の味をすべて味わえるようなブレンドになっています。
珈琲を淹れているその動作は俊敏で、
長年の経験から導き出されたこだわりの所作のひとつひとつに目を奪われます。

ベーグルセット(コーヒー付)は700円。写真のベーグルはアボカドエビチーズ。

セットメニューとして、ケーキセット(600円)、
トーストセット(630円〜)、ベーグルセット(700円)、
ナントーストセット(700円〜)、サンドイッチセット(750円)があります。

一番人気はベーグルセット。モチモチとした弾力があり食べ応えのあるベーグルの中に
具材もたっぷりと入っていて、ランチタイムにもぴったりなボリューム感です。
べーグルなどのパンは徳島市東新町にある、
人気の天然酵母パンの店「オーバッシュクラスト」さんのものを使っています。

店主自ら手づくりしたという看板。

「若い頃から古いもんが好きで集めてきた」という店主の近藤さん。
店内は、まるで山小屋を訪れたような古くて懐かしくてあったかい雰囲気。
古道具もあれば、店主自ら手づくりしたものや手直ししたものなど、
店主の愛着を感じるものたちが並んでいます。

「毎日来る人もいるし、毎週決まった曜日に来てくれる人もいて、
なかなか休めないんよ」
お客さまの7割が常連として通っているそうです。
可否庵の味と空間に、愛着を持つ人が数多くいるようです。