金沢のセレクトショップ [g]ift(ギフト)。 メイドイン北陸だけ! 魅力的なおみやげがいっぱい。

2015年3月の北陸新幹線開通まであと少し。
話題の多い北陸エリアですが、
石川県金沢市に気になるスポットがニューオープン!
北陸3県の魅力を集めたセレクトショップ「[g]ift(ギフト)」です。
白を基調に木のあたたかみも加わったオシャレな店内には
石川県、富山県、福井県の産地別やジャンル別に商品が丁寧に並んでいます。
石川県の伝統工芸・九谷焼はもちろん、
若手作家のデザイン性の高い陶磁器や木工品、アクセサリー、
お土産で渡したくなるような愛らしいパッケージのお菓子、
さらには北陸の奥深い食材や調味料まで、
個性のある商品たちは、どれも胸が高鳴るものばかりです!
(ちなみに取材後は私もカメラマンもかなり真剣にお買い物を楽しみました)

小サイズがうれしい能登の谷川醸造の醤油や、マーメイド印がキュートなオイルサーディンなど、福井県小浜市の福井缶詰の商品が並ぶ。

この長い筒は、酒のつまみに止まらなくなるという加賀伝統の珍味「巻鰤(まきぶり)」。塩漬けにした鰤を熟成させたものだそう。

ポップな色合いだけど品がある絵柄が印象的な「九谷焼」の豆皿。

和歌山県南紀白浜の「アドベンチャーワールド」で暮らすパンダファミリーに双子の赤ちゃん誕生!

実は日本でもっともジャイアントパンダを多く飼育する県、和歌山。
和歌山県白浜町にある動物公園「アドベンチャーワールド」では
パンダの飼育に力を入れていて、「PANDA LOVE(パンダラブ)」という
希少動物繁殖センターを運営しているんです。
ここでは動物たちが過ごすのに優しい環境が整備されていて、
パンダたちのいきいきとした姿を間近に見ることができます。

さてこのアドベンチャーワールドで、2014年の12月2日、
ふたごのパンダの赤ちゃんが生まれました!
どちらもメスで、体重は181g、全長22cm程度。
お母さんはアドベンチャーワールド生まれの「良浜(ラウヒン)」、
お父さんは「永明(エイメイ)」。
良浜は2000年アドベンチャーワールドで誕生し、
2008年から、これまでに5匹のパンダを
出産しています。

お母さんの良浜、第1子出産時。

アドベンチャーワールドに住むパンダファミリーの家系図

いまはまだ、お母さんと赤ちゃんパンダは産室での子育て中なので、
残念ながら直接見ることはできません。
公開される日を楽しみに、
7頭になったパンダファミリーを見守っていこうと思います。

・アドベンチャーワールド
住所:和歌山県西牟婁郡白浜町堅田2399
TEL:0570-06-4481
定休日:不定休
URL:特設サイトはこちら

展覧会のなかに宿泊し、美術を体験する。京都にアートホステル「クマグスク」オープン

京都市中京区に、「京都アートホステル クマグスク」が誕生しました。
「アートホステル」とは聞き慣れない言葉ですが、
これは"アート(展覧会)"と"ホステル"を合わせた言葉。
展覧会の中に宿泊し、美術を“体験”として深く味わうための、
宿泊型のアートスペースなんです。
展覧会は年一回のペースで開催され、
その度に全く違う宿泊空間に変貌を遂げるのが面白いところ。
宿泊鑑賞料が5,000円から8,500円(予定)とお手頃なのもうれしい。

初回は、奥脇嵩大キュレーターのもと、
グループ展「光の洞窟」を開催。
exonemo(アートユニット)、天野祐子(写真家)、
Sarah Vanagt(映像作家)、
国際科学映像アーカイブ「エンサイクロペディア・シネマトグラフィカ」の
作品が展示されます。
これらのアート作品を通して、時に価値観を覆し、
心を揺さぶるような”体験”が得られるかもしれません。

とてもユニークなスペースです

クマグスクの本オープンは、2015年1月の予定。
ここはもともと築60年以上の木造建築を、
dot architectsの設計、UMA/desgin farmによるデザインで
リノベーションしたところ。さらに「工芸の家(安藤隆一郎、石塚源太、染谷聡、中村裕太)」によって
クマグスク各所に施された工芸的な建築意匠(塀、階段、柱、三和土)も。
ご興味のある方はぜひ訪れてみてはいかがでしょう。

KYOTO ART HOSTEL kumagusuku /京都アートホステル クマグスク
住所:〒604-8805 京都市中京区壬生馬場町37-3
電話:075-432-8168
メール: mail@kumagusuku.info
オープン:2015年1月予定
宿泊鑑賞料:5,000~8,500円(予定)
予約開始:12月下旬
代表:矢津吉隆

生活文化誌『疾駆』第3号発売!写真家の畠山直哉さんと行く岩手県・陸前高田特集

春、夏、秋、冬と年に4号、
とても手間をかけてつくられている雑誌があります。
その名も、生活文化誌「疾駆/chic(シック)」。
編集者の菊竹寛さんが、
生活の豊かさの意味をきちんと考える場を作りたい
という想いを込め、さまざまなテーマとデザインでおくる雑誌です。

内容は、その土地に根ざした生活や食べものの話、
暮らしのそばにあるアートやインテリア、音楽のことなどなど。

「疾駆/chic」は、毎号毎号、どこかひとつのまちを特集。
第3号では、岩手県の陸前高田にフォーカスをあてます。
同地出身の写真家・畠山直哉さんの案内で陸前高田を巡り、
復興の拠点施設ともなっている「みんなの家」の管理人・菅原みき子さんや
アーティストの瀬尾夏美さんなど、さまざまな人の声を収録。
震災から3年と半が経過したいま、
ありのままの陸前高田の姿を伝える、貴重なルポルタージュです。

下の写真は、
取材先で仕入れた特産品やめずらしい食材を
東京・目黒のレストラン「BEARD」に持ち込み
ゲストとともに味わう連載「ロ・サンジンシリーズ」。

今号には、写真家の花代さんと
ベルリン在住のアーティスト・吉田真悟さんが登場します。
食材は東北から仕入れた帆立や塩蔵わかめ、いわて牛など。
なんといっても、三軒茶屋のビストロ「uguisu」で修行を積んだ
「BEARD」オーナーシェフ・原川慎一郎さんのつくる料理が美味しそう。

ほか、音楽家の蓮沼執太さんや
ミヤギフトシさんの洋菓子モーム、
“コーヒーのある風景”をつくりだすユニットL PACK、
BEAMS創造研究所の青野賢一さん、
テキスタイルデザイナーの安東陽子さん、
DIGAWELデザイナーの西村浩平さん、
画家の村瀬恭子さん、
キュレーターの保坂健二郎さん、
映像作家の石田尚志さんなど、
多彩な執筆者が登場します。

「疾駆/chic」は雑誌といっても、
見た目はまるでハードカバーの本のよう。
しかも、毎回装丁が変わるんです。

デザインは、ホンマタカシさんの作品集や、
アーティストユニット“Nerhol (ネルホル)”の活動などで知られる
田中義久さん。
この手間ひまかけた佇まいからも、
生活の豊かさの意味を考えるという
コンセプトが伝わってきます。
この雑誌は一部書店、または定期購読で購入が可能です。
くわしくは公式サイトをご覧ください。

疾駆/chic
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「カピバラ温泉」。埼玉県こども動物自然公園のぬっくぬくな冬の名物

日本列島に冬将軍がやってきました。
既に秋田では積雪30センチを記録!
こんな寒い季節には温泉が恋しくなりますね。
というのは人間だけではなく、かわいい動物の「カピバラ」も同じようです。
埼玉県東松山市の「埼玉県こども動物自然公園」では、
冬になると、カピバラのための温泉がスタート。
のんきな表情で温泉に浸かるカピバラの姿が、
見る人の心も温めています。

こちらがカピバラ用の温泉

そもそもカピバラは南米原産の大型ネズミ。
温暖な気候に生息しているので、寒さに弱く、暖かい場所が大好き。
こちらでは、太陽光で温めた45度のお湯をふんだんに使って
温泉や打たせ湯をカピバラのために用意しています。

寒い日にはカピバラが浴槽に殺到します。

午後2時からお湯をため始めるので、見頃は午後3時ぐらいだそう。

カピバラの気分や、気温が高い日は温泉に入らないことがあるそうです。狙い目は寒い日!

■人間も体験可能!

あったかそうなカピバラを見ていると
ついつい入りたくなってしまいますよね。
なんと人間も体験できるんです!
カピバラが温泉に入っている姿を近くで見ることができる、
有料の足湯体験もご用意。体験者にはもれなくオリジナルタオルを進呈します。
カピバラ温泉は3月下旬まで行われる予定です。

埼玉県こども動物自然公園
住所:埼玉県東松山市岩殿554
営業時間:9:30~17:00(11月15日~2月10日は~16:30まで)※入園は閉園の1時間前まで
定休日:毎週月曜日

京の里山をイメージした「オオサンショウウオぬいぐるみツリー」、クリスマスの京都水族館に登場!

12月に入り、まちはクリスマス一色!
いろいろなところでクリスマスツリーが設置されていますが、
このたび、京都水族館に変わり種のクリスマスツリーが登場。
世界最大級の両生類「オオサンショウウオ」の
ぬいぐるみを100個以上使ったスペシャル・クリスマスツリーです。
なぜオオサンショウウオなのか、そしてなぜクリスマスツリーなのか、
京都水族館の方にお話をお伺いしました。

ーーツリーを作ったきっかけは?
「大人気のオオサンショウウオのぬいぐるみをクリスマスツリーにしたい」というとこ
ろから企画が始まりました。テーマは「オオサンショウウオが川を上る様子」。
ぬいぐるみを巻きつけて表現しています。
今年のオオサンショウウオツリーは、「京の里山」をコンセプトにした展示ゾーンと連
動するイメージで、「京都×オオサンショウウオ」をテーマとして、全体的に「和」の
要素を取り入れたツリーの展示を予定しています。
ツリーの上部には「苔色」に近い緑色のリボンや、和的な「赤」「紫」の花菱柄のフェ
ルトのリボンや、金色の玉で装飾をしています。

こちらが大人気のオオサンショウウオぬいぐるみ

ーーなぜ京都水族館ではオオサンショウウオを推しているのでしょうか?
京都の水族館として京都の鴨川に元来生息しているオオサンショウウオを、皆さんにま
ずは身近に感じてよく知って欲しいと思っているからです。
そこからオオサンショウウオの生態や生息環境、現在抱える問題なども知ることでオオ
サンショウウオを守ることに繋がるため、京都水族館では展示やプログラムを通して啓
発活動を行っています。

ーーツリーを作るときの苦労やお客様の反応などありましたらお教えください。
企画の際は、ぬいぐるみをツリーとしてどう成立させるかということで悩みました。
また実際に作るときは大小のぬいぐるみのバランス、客観的に見たときのツリーとして
の見え方に苦労しました。
お客様の反応は「すごい」「可愛い」など様々ですが、喜んで見てくださっているよう
で記念撮影をされる方もいらっしゃいます。

京都と御縁が深いオオサンショウウオ。
京都水族館ではSサイズ(約20cm)860円(税込)から、
いろいろなサイズのオオサンショウぬいぐるみを取り揃えています。
ちなみに京都水族館のいきものをかたちどった「すいぞくパン」もカフェにて販売中。
ツリーの展示は12月25日(木)まで!

京都水族館「オオサンショウウオぬいぐるみツリー」

木ノ浦ビレッジ

何かに出会えるような体験を。

豊かな自然をたたえる石川県能登半島。
その美しさは「能登の里山里海」が世界農業遺産に認定されるなど、
訪れた人を魅了し続けている。
その能登半島の最北端に位置する珠洲市の体験宿泊施設が「木ノ浦ビレッジ」だ。
今年8月にオープンしたばかりの木ノ浦ビレッジには、
木ノ浦海岸に面した長期滞在向けのコテージが8棟あり、部屋からの眺めは抜群。
食事は奥能登の素材をいかした夕食と「一汁三菜」の朝食が味わえる。
週末は家族連れで利用する人も多いが、ものづくりの工房や
研修棟も併設しているため、研修などさまざまな用途にも対応している。

木ノ浦ビレッジはもともとは「木ノ浦荘」という国民宿舎だった。
老朽化して建て直しが決まり、新施設は地元の人たちで
運営してほしいという市の意向により、
現在は株式会社「日置之国」によって経営されている。
とはいえ、社員はふたり。30代の女性支配人と、今年新卒で入った女性社員で、
あとはパートで地元のお母さんたちが調理や清掃を担当している。

木ノ浦海岸に面したロケーションは抜群。各部屋から海が見える。

木ノ浦ビレッジの入り口となる「管理棟」。食堂や、おみやげを販売するショップもある。

中は明るい空間。この冬初めて火が入る薪ストーブは、今後大活躍しそう。

支配人の小寺美和さんは石川県白山市出身。
金沢の大学でまちづくりを専攻し、閉校になった小中学校の
利活用案を考えるという課題のために訪れたのが、珠洲との出会いだった。
その後、金沢で就職。まちづくりのコンサルタントのような仕事だったが、
もっと現場に入り込んで働きたいという思いがあり、6年前に珠洲に移住した。
「結局、まちづくりの総合計画のもとに事業を進めていても、
それが実際に地域住民にまで下りていっているかというと疑問でした。
だったら、何も手つかずのところにこそ、
自分ができることがあるんじゃないかと思ったんです」

管理棟を囲むように並ぶコテージ。6名用コテージが7棟と2名用コテージが1棟ある。

6名用コテージは家族がゆったり過ごせそうな空間。各部屋にお風呂とキッチンがある。

珠洲に移住後、珠洲市のまちづくり支援員として働き、木ノ浦ビレッジの支配人となった小寺さん。

木ノ浦ビレッジはただの宿泊施設ではなく、
「奥能登すず体験宿泊施設」と銘打っているように、
珠洲が体感できるような体験プログラムを用意している。
珠洲の地で太古の昔からできてきた「珪藻土」でつくった窯で
ピザを焼く「窯焼きピザづくり」。
木ノ浦に自生するやぶつばきの種から、
純度100%の天然つばき油をしぼる「つばき油しぼり」。
生豆を自分で焙煎し、ゆっくりコーヒーの時間を楽しむ「オリジナル焙煎珈琲」。
珠洲の自然を感じながら里山里海を歩く
「ノルディックウォーキング」の4つのプログラムだ。

この体験プログラムの企画を担当しているのが、志保石薫さん。
「“体験”ってどこでもやっていますし、私自身、
よくある“体験”にはあまり魅力を感じていませんでした。だからこそ、
ただ楽しかったで終わるのではなく、体験を通して何かに出会えるような、
何かのきっかけになるような体験になったらいいなと思いました。
地域のことを知ってもらうという面では、ここだけではなくて、
日本の地域でこんな問題があるんだとか、
何かを考えるきっかけや、自分の暮らしについて
もう一度見つめ直そうと思えるような体験になればと思っています」

能登の名産である珪藻土七輪と炭火で生豆を焙煎する体験プログラム。

インストラクターを務める志保石さん。体験プログラムをメインで担当している。

おしゃべりを楽しみながらじっくり時間をかけて焙煎していると、いい色に。

自分で焙煎したコーヒーはまた格別の味。味だけでなくこの時間を楽しむ。

珠洲の食材を乗せて、珪藻土のピザ窯で焼いたピザをみんなで食べる体験プログラム参加者たち。(写真提供:計画情報研究所)

新しい土台をつくる仕事。

志保石さんは東京生まれの東京育ち。
国際協力に興味があり、大学では国際地域学部という、
国際的な問題を地域規模で考えるような学部で学んでいた。
だが海外への短期留学がきっかけで「豊かさ」の価値観を見つめ直すようになり、
やがて国際協力より日本の地域に関心が向いていった。
「青春18きっぷ」で日本全国を旅して回ったことも大きかったという。
大学のゼミで初めて訪れた能登で、面白い人々との出会いがあり、
その人たちにまた会いたいという気持ちで能登に通うように。
友人とフリーペーパー『スズノコト』をつくり、珠洲は卒業論文の題材となった。

東京で就職する予定だったが、卒論を書き終えたとたん、
珠洲との関わりがなくなってしまうことに違和感を覚えた。
本当にこれでいいのだろうか……と考え直した志保石さんは、
東京での就職をやめ、能登で地域に携われるような仕事をしようと決意。
たまたま木ノ浦ビレッジのオープンに伴い、現在の仕事に就けたというわけだ。
まったく潔い行動だが、本人は
「新卒で失うものも何もなかったので。
私にとって東京で暮らすか珠洲で暮らすかの違いは、
高円寺で暮らすか吉祥寺で暮らすか程度の違いだったのかもしれません」と笑う。

志保石さんは体験プログラムの企画運営のほかにも、
厨房に入ることもあれば、配膳や掃除、予約や売り上げの管理など、
木ノ浦ビレッジの運営にまつわることは何でもする。
もちろん小寺さんも同じだ。
社員がふたりしかいないのだから当然なのだが、
ふたりとも生き生きと楽しみながら仕事をしているように見えた。

夕食の支度をする志保石さん。少ないスタッフで運営しているので1日中動き回っている。

この日の夕食は、金沢の郷土料理「治部煮(じぶに)」のほか、旬の魚の刺身、塩焼きなど。小鉢には「うみぞうめん」と呼ばれる海藻の酢の物などが並ぶ。

厨房では地元のお母さんたちが料理をつくる。地元の素材を使った素朴でおいしい家庭の味。

小寺さんは、珠洲でまちづくりの基本となるのがこの施設だと考えている。
体験プログラムを通して外から来た人に
珠洲を知ってもらうことができるということももちろんだが、
木ノ浦ビレッジがわずかでも雇用を生み出していることは、とても重要なことだ。
「この地域もどんどん人口が減っていっています。
若い世代にとどまってもらいたいですが、それには雇用を生み出さないといけない。
若い人がここに残りたいと思っても、就職先がないから残れないんです。
だからいまの目標は、来年4月に地元の飯田高校の卒業生をひとり雇うこと。
私みたいなIターンはそういう土台をつくることが仕事だと思っています」

木ノ浦ビレッジの駐車場の裏にはかつて棚田があった。
現在は荒れてしまっているが、その棚田を復活させるプロジェクトを、
高校生たちと進めている。
そんな小さな動きが、次の一歩につながっていくに違いない。

木ノ浦に自生するつばきの種からとれた椿油は、木ノ浦ビレッジのショップで販売。

夕食にも並んでいた「うみぞうめん」も販売されていた。

珠洲の魅力を小寺さんに聞いてみた。
「なんといってもこのロケーションのすばらしさ。
それに食べ物がおいしい。そして素朴なところでしょうか。
珠洲って細かく10地区に分かれるんですが、市長さんが
10の民族と表現するほど、それぞれにカラーがあって面白いんです。
海も山もある外浦とよばれる地域では、女の人たちが朝から晩まで働いているので、
おばちゃんたちの気性も荒い。冬も厳しいし、人間的に強くなりますよね。
生きていく大変さってこういうことなんだと思います」

志保石さんは、お客さんに「ここに来るのをとても楽しみにしていた」
と言われたことがとてもうれしかったと話す。
以前そのお客さんが木ノ浦の民宿に泊まったことがあり、
いまはやめてしまったその民宿を営んでいた女性が、
木ノ浦ビレッジの食事をつくっていたのだ。
「懐かしい味をとても喜んでくださって『ありがとう』と言われたときは、
この仕事をしていて本当によかったと思いました」

木ノ浦ビレッジは単なる宿泊施設ではなく、また人に会いに来たくなるような、
どこか民宿のような温かさが感じられる場所だった。

information


map

奥能登すず体験宿泊施設
木ノ浦ビレッジ

住所:石川県珠洲市折戸町ホ部25番1
TEL:0768-86-2014
http://kinoura-village.com/

元祖金沢カレー「ターバンカレー」。こってりの黒い中辛ルーとサクサクのカツ!

和菓子や伝統工芸が盛んなイメージがある
石川県金沢市。実は独自の「金沢カレー」というカレー文化が脈打つところ。
・ルーは黒色濃厚でドロッとしている。
・ステンレスの皿に盛られている。
・フォークまたは先割れスプーンで食べる。
・付け合わせとしてキャベツの千切りが載っている。
・ルーの上にロースカツを載せ、ソースがかかっている。
という独自の定義があるんです。(ターバンWebサイトより)
いまでは「ゴーゴーカレー」や「アルバカレー」などが
首都圏に進出し、金沢以外でも知られる存在になりました。

そんな「金沢カレー」の総本山なのが「カレーハウス・ターバン」。
昭和46年創業、石川県・長野県・京都府を中心に展開している
「金沢カレー」の元祖的存在なんです。
ターバンのカレーは、マイルドな辛さ。コクのある真っ黒なルーに、
お肉がゴロゴロ入っています。
その上には、皮はサクサク、中はジューシーで柔らかいカツの
コンビネーション!いろいろなトッピングが味わえるのも特徴。

メニューは、基本のカレーにロースカツなどをトッピングしていきます。こちらはスタンダードな「ターバンカレー」Sサイズ。

代表の岡田明さんに、味の秘密を聞いてみました。

「お肉は絶対冷凍は使いません。その日に仕入れた新鮮なものだけです。
ルーに関しては、先代から引き継いだ、20種類以上のスパイスをブレンドして作っています。
ルーは最近、ちょっと変えたんですよ。基本的にうちのカレーは中辛が基本なんですが、
前はもうちょっと辛かったんです。というのも、北陸新幹線の開業に向けて
お土産用のレトルトカレーを開発したんです。
その時から、お店のカレーにも加賀八つ房とうがらしと能登の塩を使うようにして。
すると、辛さが丸みを帯びて、より色んな世代に親しんで
もらえる味になりました」

今回お伺いした本店は
広坂という金沢の市街の中心地にあって、
徒歩5分もかからないところに21世紀美術館があります。

ターバンカレー本店の外観

カウンターがメインのお店です。

昭和46年創業当時のターバンカレー

創業者である、おかみさんの岡田良子(おかだよしこ)さん。

この本店の名物的存在が、創業者のおかみさん。
ふんわりあたたかい雰囲気を持つ、品があるとってもステキな方でした。
「起きたときに少し体調が悪いかなて思っても、
お店にくると元気になっちゃうの」
とのこと。
おいしいカレーとおかみさんに会いに、
金沢に行った際はぜひ立ち寄ってみてください!
ちなみにお土産のレトルトカレーは中辛1人前(200g)で700円(税込)。
店頭で購入可能です。

ターバンカレー
写真:片岡杏子

「宇宙戦艦ヤマト2199」と仙台市交通局がコラボ。ICカード乗車券「イクスカ」が仙台初登場

2014年12月6日。
宮城県仙台市の地下鉄に、ついに
ICカード乗車券「icsca(イクスカ)」が導入されます!
これがあれば、繰り返しチャージして使えますし、
地下鉄を一枚のカードで利用できますし、
パスケースに入れたままでも、タッチするだけでOK!!
文明の利器が仙台にやってくるというわけです。

スターシャ女王

これを記念し、12月6日に公開される映画「宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟
と仙台市交通局がコラボ。沖田十三艦長やスターシャ女王が
仙台市民にイクスカの登場をアナウンスする
本格的コラボアニメがYouTubeにて公開されました。

驚きのこの企画が始まったのは、今年の夏前。
仙台市交通局内にヤマトファンがいたこともあり、
交通局からプロダクションさんに声をかけて
実現したのだそう。

■イクスカとは?!

これがイクスカだ!

仙台初登場のICカード「イクスカ」。
名前は、「行く」と仙台弁の語尾「~すか」を組み合わせたもの。
カードデザインは、伊達家伝来の水玉模様陣羽織にちなみ、
水玉模様がモチーフ。キャラクターの雀は、伊達家の家紋「竹に雀」から。
また、11月22日(土)~12月20日(土)の期間は
「宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟」スタンプラリーも開催されます。

スタンプラリーの内容は、地下鉄泉中央駅、旭ヶ丘駅などの地下鉄駅6駅にある
ラリーポイントを回ってスタンプを集めると、先着でグッズをプレゼントがもらえるというもの。
仙台市交通局の方に、スタンプラリーのオススメポイントをお伺いしました。

「各駅をヤマトの旅路のポイントとなる星に見立てておりますので、
 地球となる泉中央駅から、イスカンダルとなる長町南駅まで楽しんで
 いただければと思います。長町南駅の最寄りに、
 映画上映が行われるMOVIX仙台長町がありますので、そこでプレゼントを
 引き換えて映画も楽しんでいただければと思います」

とのこと!
地元の方はぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
詳細は仙台市交通局Webサイトにて。

仙台市交通局「イクスカ」

阿波和紙のブランド 「アワガミファクトリー」は 名だたる世界の アーティストたちのご用達

グレゴリー・コルベール、サム・フランシス、細江英公、三好和義……など、
国内外の名だたるアーティストに愛用される和紙メーカーが徳島にあります。
徳島県を東西に流れる吉野川の中流域、高越山の麓にある「アワガミファクトリー」は、
1300年の歴史を持つ阿波和紙のブランドです。

「伝統を守っていくだけでは生き残っていけない。 
 時代のニーズをつかみ、
 新しい技術はどんどん取り入れて
 柔軟な発想でものづくりをしていかないと」

そう語るのは理事長の藤森洋一さん。

その言葉の通り、伝統的な技術を活かしつつ
オフセット印刷やインクジェット印刷できる和紙など、
新しい技術を積極的に取り入れ、
現在のライフスタイルに合った和紙を次々と提案しています。

近年、特に力を入れているのが「アワガミインクジェットペーパー」。
独自の技術で開発されたインクジェット紙は発色や耐久性に優れ、
アーティストだけではなく、
グラフィックデザイナーや装丁家たちからも絶大な支持を得ています。

デジタルで処理をした写真やイラストも、和紙のやわらかな風合いに出力すると特別な作品に。

写真家・川内倫子さんの写真集『やうやうしろく』にも
アワガミインクジェットペーパーが使われています。
「巻物になっている写真集で、インクジェット和紙の
さらなる表現の可能性を感じさせてくれる作品集になっています」
と話してくださったのは、東京企画室の工藤多美子さん。
2014年1月に代官山蔦屋書店で開催された写真展でも、
多くの方々がインクジェットペーパーに関心を寄せてくださったとのこと。
http://www.goliga.com/rinko/

川内倫子さんの最新作写真集『やうやうしろく』。

こちらは、竹と再生古紙を原料につくられた“竹和紙”のスケッチブック。
ふんわりと柔らかな風合いと描き心地、そしてスタイリッシュなカバーデザインで、
これまであまり和紙を使ったことない若い世代の方々にも人気のアイテムです。

スクラップ帳などステーショナリーとして愛用しているファンも多い。

工房に併設されているショップでは、
アーティストご用達のこれらの和紙を購入することができます。

工房併設ショップではさまざまな色、種類の和紙を実際に手に取って選ぶことができます。

他にも徳島の風景を愛らしいタッチの水彩画で描いたポストカードや
モダンなデザインの和紙を使ったステーショナリーなど、
紙好きにはたまらないオリジナルのペーパーアイテムが勢揃い!

こちらのポストカードのイラストを描いたのは入社して6年目の高田友季子さん。
芸術大学で絵画を学んだ後アワガミファクトリーに入社し、
和紙の製造も担いながら商品企画に携わっています。
若い作り手もがんばっている和紙メーカーです。

阿波おどりや眉山(びざん)など徳島の風景や名物を描いたポストカード。

また、工房では手漉き和紙体験も行なっています。
500円ワンコインではがきや半紙を手漉きで作ることができます。
トップクリエイターたちが魅了される、
表情豊かな阿波和紙の魅力に触れてみてはいかがでしょう。

取材に伺った日、工房では写真家のグレゴリーコルベール氏から特注があったインクジェット和紙を、この紙の制作のために特別に作った大きな桁を使って漉いていました。

Information


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阿波和紙伝統産業会館

住所:徳島県吉野川市山川町川東141
TEL:0883-42-6120
営業時間:9:00〜17:00
http://www.awagami.or.jp/
http://www.awagami.jp/

「豊田商店」で 鳴門の海の幸で干物作り体験!

太平洋と瀬戸内海、ふたつの海流がぶつかり合う鳴門海峡は豊かな漁場です。
そんな鳴門海峡で穫れた新鮮な魚を使って、干物作り体験ができるお店があります。
干物、鳴門わかめや鳴門金時などの四季折々の海の幸・山の幸を扱っている「豊田商店」です。

魚を背開きにするところから体験。丁寧に楽しく教えてくれるので、初心者やお子さまでもさばけるようになります! 左は体験者、右はスタッフさん。

干物作りの工程は次のとおり。
まず骨に沿って魚を背開きにします。
エラと内蔵を取り除いたら濃度を調整した塩水に1時間浸します。
さっと水洗いして1枚1枚天日に干すこと3時間、
太陽の光をたっぷり浴びた干物の完成です。

天日に干して3時間後、表面に幕が張って味がギュっと閉じ込められたアジ(魚は天候や季節によって変わります)。

干物が出来上がるまでの待ち時間にオススメなのが「焼き・食べコーナー」。
90分200円で自由に使えるコンロが設置されてあるので、
店内に並ぶサバ、タイ、ボウゼなど20種類以上の干物の中から好きなものを購入し、
その場で焼いて食べることができるのです。
「おにぎりの持ち込みもOK!」とのことなので、即席干物定食のできあがりです。

目の前には大鳴門橋が眺められる砂浜が。夏には海水浴も楽しめます。

店舗前すぐの砂浜でのんびりひと休みして待ち時間を過ごすのも良いですね。
自分で作った干物をおみやげとして持ち帰る、
そんなおでかけプランはいかがでしょうか。

information


map

豊田商店

住所:徳島県鳴門市鳴門町土佐泊浦字高砂203−2
TEL:088-687-0856
営業時間:7:00〜18:00
※要事前予約
(干すのに時間がかかるため、体験は午前中に)
体験料 大人1000円 子供500円(魚はひとり5匹)
※体験の所用時間は約3時間〜3時間半
http://www.toyota-web.com/

古民家宿「空音遊」。 自然菜食と豊かな自然に癒される

「空音遊(くうねるあそぶ)」という独特な名前の宿は、
JR土讃線大歩危駅から車で10分ほど走った三好市祖谷地方の榎という小さな集落にあります。
山の斜面にぽつりと佇むこの宿は、すぐ下には吉野川、目の前は生い茂る木々、
遠くの山肌には山間集落が見渡せるという、なんとも眺めの良い場所にあります。

オーナーの保坂行徳さんは千葉県出身。
2003年にカヌーインストラクターとして訪れたこの地に魅了され移り住みました。
それから1年後に、築90年の古民家を改装したゲストハウス「空音遊」をオープン。
奥さまの一和里さんと二人三脚で宿を続けて10年以上になります。

空音遊の人気の秘密は丁寧につくられた料理。
自然菜食と名付けられた動物性植物・化学調味料・砂糖を使用しない料理で、
マクロビオティックや精進料理、ローフードなどを独学し、
地域の食材と組み合わせて作る創作料理です。

宿泊客に夕食として提供していましたが、
人気を呼び予約制のランチとしても営業をするようになりました。
ランチは2000円〜で食後のスイーツとドリンク付き。
季節ごとに採れる地元産の食材を使い、毎日メニューは変わります。
最近は宿の体験メニューとして、料理教室も行われています。

祖谷の大自然の中で、ゲストハウスや予約制レストラン、料理教室と
さまざまな取り組みをしている保坂さんは、
「毎日を大切にしていると、自然とタイミングよく次のきっかけが与えられるんですよ」
と飄々としています。

空音遊でゆっくりと時間を過ごすことで、
自分にとっての自然に寄り添う暮らしに一歩近づけるかもしれません。

information


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自然菜食と田舎暮らしの古民家宿 空音遊

住所:徳島県三好市西祖谷山村榎443
TEL:090-9778-7133
宿泊料金 1泊2食 7500円、1泊夕食6500円
http://www.k-n-a.com/

絶妙塩味の釜出しちりめん 「三浦屋海産」。 ふんわりしっとりの美味

高知市から東へ車で30分ほど走ると、
絵金やどろめ祭りで有名な赤岡町(香南市)があります。
その町の海沿いにある三浦屋海産では、
加工場のすぐ傍らでちりめんが直販されています。
すぐ目の前に広がる土佐湾で、
毎日その日に揚がったしらす(イワシの稚魚など)を直ちに水洗いし、
釜ゆでにして昔ながらの手法で天日干しすることで作られるちりめん。
朝だけではなく、一日何度も獲られるそうです。

種類は「釜出しちりめん」「釜揚げちりめん」「かちりちりめん」など数種類。
そのなかでもおすすめしたいのは、「釜出しちりめん」です。
「釜出し」の特徴は、釜で茹でたのみで干されてはいないのですが、
それゆえになんともふんわりふっくらと柔らかく、
しっとりもしていて、やさしい塩味なのです。
後味は甘みさえも感じるほど。

日により、しらす自体の大きさはまちまちですが(一日の中でも違うそう)、
見慣れたちりめんとは違い、大きめなのもインパクトあり。
もちろん、小さいサイズのものもあります。
100グラム単位で販売されており、
何種類もの中から好きなものを選ぶとパックに詰めてくれます。

大根おろしを添えたり、
少しのお醤油に高知ならではの柚の酢をたらしていただくのもおすすめですが、
なんといってもアツアツの炊きたてごはんにちりめんをどさっとのせて
かきこんでいただくのが高知流。

遠方の方には店頭より配送も可能です。
ネット通販はしていないので、ぜひとも店頭で味見することをおすすめします。

information


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三浦屋海産

住所:高知県香南市赤岡町388-1
TEL:0887-54-3642
営業時間:8:15〜17:00
定休日:日曜
駐車場有り

小さいけれど、おもしろい。 高知城の楽しみ方

高知の歴史というと、
なんと言っても人気があるのは幕末期に活躍した坂本龍馬。
高知市内だけでも桂浜の高知県立坂本龍馬記念館、
上町の龍馬の生まれた町記念館と2つの施設があり、
それぞれ全国の龍馬ファンたちの聖地として賑わいを見せています。

さて、龍馬の生きた江戸時代の260年間にわたり、
土佐を治めていたのは、
現在の静岡県の掛川からやってきた山内家のお殿さまでした。
そして、その山内家が居城としたのが、ここ高知城です。

龍馬たち下級武士はもちろん登城する機会もなかったわけですが、
現代の私たちは隅から隅まで城内を巡ることができます。

迫力ある追手門(正門)。奥に見えるのは天守閣からは、高知市を360度一望できる。

迫力ある追手門(正門)からは山の頂上に立つ天守を見通すことができますが、
追手門と天守がセットで見られるお城は全国でも珍しいそうです。
追手門の前の石垣をよく見ると、恐らくは工事の際の目印として付けられたのであろう
「エ」や「シ」といった刻印もみられます。

毎週日曜日には、この追手門のすぐ前から日曜市がはじまります。
江戸時代初期から続く長い歴史を持つ市で、
春から夏にかけては朝の5時から夕方の6時まで、
秋から冬にかけては朝の6時から夕方の5時まで開かれる、
日本最古、日本最大の街路市です。

お堀のすぐ脇の公園では、
青空のもと椅子と机を並べて将棋を指しあうお年寄りたちの姿もみられます。
雑談をしながら真剣に打ち合う姿は、
かれこれ五十年以上続く高知の風物詩のひとつです。

さて、追手門をくぐって石積みの階段を上っていくと、
その途中に石垣から飛び出た石樋を見ることができます。
これは、雨の多い高知のお城ならではの工夫で、
石垣の裏に水がたまらないように埋設した水路で雨水を集め、
この石樋から排水しているのです。
城内にいくつか同じような仕掛けがあるので探してみてほしいのですが、
現在でも大雨になると石樋から水が吹き出てくることもあるそうです。

山の頂上にそびえる天守を仰ぎながらいくつかの階段を上がっていくと、
色とりどりのテープで仕上げられた
派手な看板が目印の売店が立つ「二ノ丸」へ着きます。
もともとは大きな御殿もあった一画で、
小さな池の跡も残っているところのですが、
ここではアイスクリームの原型とされる「アイスクリン」をぜひひとつ。
シャーベットのようなさわやかな食感で、
高知の暑い夏の炎天下で食べるとスーッと汗が引いていきます。

全国的にも珍しい渡り廊下型の櫓門である「詰門」を渡ると、
いざ闘いとなれば最後の砦ともなる「本丸」に到着します。
ここ高知城の本丸は姫路城や熊本城などと比べると圧倒的に小さいのですが、
注目すべきは江戸時代当時のまま本丸の全ての建物が残っているということ。
特に、外様大名の本丸御殿が残っているのは、ここ高知城だけです。
豪華な暮らしを禁じられていた外様大名らしく質素なつくりの御殿ですが、
波模様の欄間などは現代のデザインにも通じるシンプルさがあります。

右手前がお殿さまが座っていたであろう高座。奥に波の形の欄間が見えます。

天守の望楼からは、南北を山に挟まれて東西に細長く広がる高知市を
360度ぐるりと見渡すことができます。
この望楼も江戸時代初期の様式を残す珍しい例だそうで、
城郭建築としてはレトロな部類に入るものだそうです。

本丸の全景。いくつもの建物が広場を取り囲んで建っています。

高知城は規模としてはそれほど大きなものではありませんが、楽しみ方はいろいろ。
高知のパノラマを楽しんだら、ぜひ来たときとは違う道で帰ってみて下さい。
梅林や銀杏並木、美しく苔むした石垣、芝生の敷き詰められた辷山(すべりやま)など、
季節ごとに違う魅力を発見できるはずです。

information


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高知城

住所:高知市丸の内1-2-1
TEL:0288-22-2488
営業時間:9:00~17:00 (入場16:30まで)
定休日:12月26日 ~ 1月 1日
入場料 400円(18歳未満無料)

静岡県袋井市「たまごふわふわ」。江戸時代のセレブ料理が400円で楽しめる!口の中で瞬時にとけて…

静岡県袋井市でいただける「たまごふわふわ」。
日本最古のたまご料理といわれ、
今から200年ほど前には全国的にも人気があったそうです。
江戸時代の文献の中に、旧東海道の宿場である袋井宿の大田で
この「たまごふわふわ」が朝食に出されていたという記述が見つかり、
レシピを忠実に再現。
いまでは創作を出すお店もあわせて、
市内18店ほどでいただくことができます。

使われている材料はたまごとカツオ出汁だけ。
卵をかくはんしたものを出汁とあわせ蒸したもので、
お店によってはきのこを入れたり、
さらにアレンジを加えてお好み焼きの上にのせたりするお店も。
調理方法はシンプルながら、ふわっとさせるにはコツがいるそうです。
味は上品でとっても優しい口当たり。
出汁の旨みとあたたかさ、瞬時にとけていくたまごのふんわり感…
疲れているときにいただいたら涙が出てしまうかもしれないほど癒されます。

十返舎一九の「東海道中膝栗毛」にも登場するたまごふわふわ(「袋井とりや茶屋」では400円)。これから生まれたのが、現代の「茶碗蒸し」だそうです。見た目も食感も優しい。

江戸時代当時は将軍家や豪商などしか食べられない
高級料理として扱われていたそうですが
今では350円から500円ほどとお手ごろに。
さらに袋井市の小学校では料理教室で作ってみたり
歌まで歌ったりするほど身近なご当地メニューになっているとか。
口当たりだけでなく懐にも優しくなった、歴史あるたまご料理。
袋井市に訪れた際にはぜひお試しください!

たまごふわふわが食べられるお店(袋井市観光協会サイト)
袋井とりや茶屋

天然記念物・秋田犬に会えるスポットがたくさん!忠犬ハチ公のふるさと、秋田県大館市

天然記念物7犬種の一つ、秋田犬(あきたいぬ)。
三角の耳とクルッと巻かれた尻尾、大きな体と穏やかな性格が特徴です。
そのルーツは1630年代、大館地方の藩主佐竹侯が闘犬を奨励し、
秋田の山で狩りをする「マタギ」猟で使われていた犬と
土着の犬を掛けあわせたものと言われています。
その頃から秋田では、狩猟犬として、番犬として親しまれる存在。
なかでも秋田犬発祥の地である大館市は、忠犬ハチ公のふるさとであり、
秋田犬と縁が深いところ。
かわいくて心優しい秋田犬に会いたくて、大館ツアーをしてきました。

■大館駅前

まず行ったのは、「大館駅前ふれあいコーナー」。
2014年11月1日までの土日、大館駅前では秋田犬に会える
無料の「ふれあいコーナー」が開かれているんです。
みんな、とってもおとなしくていいこ。
ご主人様と一緒に、秋田犬好きの人が来るのを待っています。

すごくいいこなので、飼い主の方に「どんなしつけをするんですか?」と聞いたら
「そんなに厳しいしつけはしないよ。人間もうるさく言われると
いやになっちゃうでしょう」とのことでした。
そんな風に、愛情を持ってのんびり育てられている環境が良いみたいです。

■秋田犬会館

続いては、大館市内にある「秋田犬会館」に。
ここでは秋田犬の資料や、歴代の名犬の写真などを展示。
秋田犬と認められるには、実は
「沈毅にして威厳を備え悍威に富み、忠順にして素朴の感あり、
地味な中に品位を持ち、感覚鋭敏にして、挙措重厚敏活共に備う」
秋田犬標準(審査基準)についてより)
という項目をはじめとした、厳しい基準があるんです。
さらに、3年経たないと、秋田犬の本当の完成美は見られないとも
言われています。こちらには秋田犬ポストカードやキーホルダーなどの
グッズも販売されています。

こちらでは11月下旬まで秋田犬に会うことができます。
営業時間などについてはこちらをご参照ください。

会館にはレトロでかわいいジオラマも。

■「囲炉裏きりたんぽ ののや」

本格的な味です。

そして、「大館・北秋田芸術祭2014」に合わせ、
大館市大町に期間限定オープンしているきりたんぽ店「囲炉裏きりたんぽ ののや」へ。
こちらは、コロカルでもおなじみの「ののちゃん」が女将を
しているきりたんぽやさん。
地元の方が作る本格レシピの比内地鶏のきりたんぽや、
20種類以上の秋田の地酒がライナップ!
炭火を囲みながらきりたんぽを味わうことができます。
芸術祭は11月3日まで。

おいしいのん!

■ゼロダテ

ののちゃん、お休み中

最後にご紹介するのは、大館市の商店街にある「ゼロダテ」。
ここはののちゃんの職場であり、地元の方の憩いの場。
芸術祭終了後もオープンしています。
ののちゃんが出勤していれば、会うことができますよ。

ほか大館市では、
2月に開催される「大館アメッコ市 ふれあいコーナー・秋田犬パレード」
などでも秋田犬に会うことができます。
気になる方はこちらのWebサイトに情報が掲載されていますので是非!

忠犬ハチ公のふるさと 大館

今日のお弁当:愛媛県松山駅の名物駅弁「醤油めし」。伊予地方「ハレの日」メニューのお弁当。

今日のお弁当は、愛媛県は松山駅などで
販売されている名物駅弁「醤油めし」。
愛媛県伊予郡の松前町にある鈴木弁当店さんが
昭和35年から作っている、歴史あるお弁当です。
伊予弁が相撲の番付表として書かれた包み紙でもおなじみ。

そもそも「醤油めし」とは、伊予地方に伝わる郷土料理。
細かく刻んだ野菜や「松山揚げ」を濃口醤油で炊きこんだご飯は、
ハレの日の定番メニューなのだそう。
醤油の風味が香ばしい、コクのあるご飯は、冷めてもふっくらと
していておいしいまま。いちど食べるとやみつきです。
ご飯の上には、かしわ、レンコン、しいたけ、タケノコ、ゼンマイなど
ダシが染み込んだ煮物が乗っていて食べごたえもばっちり。
愛媛を訪れたら食べたい、安心のおいしいお弁当です。

・鈴木弁当店「醤油めし」

写真家・石川直樹さんが見た日本。『まれびと-海から現れし者たち-』岩手県の大船渡市立博物館にて開催!

岩手県の大船渡市立博物館にて、
写真家の石川直樹さんの写真展
「まれびと-海から現れし者たち-」が開催されています。

17歳の時から未知の場所に惹かれ、
世界最高峰の山々や北極、
アジア、アフリカなどを旅してきた石川さんが
日本で目を向けたのは、
海からやってきた来訪神を迎える、祭祀儀礼。
日本列島には、
民俗学者の折口信夫さんがいうところの「まれびと」、
すなわち異形の神を迎える儀礼が
数多く残されているそうです。
石川さんは10年以上前から
北陸や東北、九州、沖縄の海沿いの村を訪れ、
そうした来訪神儀礼を撮りつづけてきました。

© 石川直樹 アマノハギ(秋田にかほ市象潟石名坂)

今回の展示では、
大船渡市三陸町吉浜のスネカ、
秋田県男鹿半島のナマハゲ、
新潟県村上市のアマメハギ、
鹿児島県トカラ列島悪石島のボゼなど、
約90点を一挙に展示。

深い闇の中を歩く来訪神の姿や、
村の人と交流する姿、
白昼夢のような儀礼の様子など、
民俗学や人類学などの領域に興味をもち、
世界の辺境を旅してきた石川さんでなければ
撮れない写真ばかり!

© 石川直樹 アマハゲ(山形県遊佐町)

写真を通じて新しい地図を
つくりあげていく石川さん。
その写真を手がかりに“異人”たちの足跡を
たどっていくと、
日本の未知なる風景が見えてきそうです。

本物のプリントで見る迫力も、また格別。
展示は12月21日(日)まで。
ぜひ会場でご覧になってみてください。
先着900名には、特製ZINEをプレゼント!
期間:2014年10月18日(土)〜2014年12月21日(日)
会場:大船渡市立博物館 特別展示室 多目的ホール
時間:午前9時〜午後4時30分まで(受付は午後4時まで)      
休館日:毎週月曜日及び祝日 ※文化の日(11月3日)は特別開館
入館料:300円(高校生以下無料)
まれびと-海から現れし者たち-

※「アマノハギ」を「アマメハギ」と間違って記載しておりましたので、修正いたしました。(10月27日 17:35)

緑の山と青い海に映える 白亜の「桐教会」

教会の前から見下ろす海の美しさは上五島随一!

桐教会を訪れる前に、奈良尾港に降り立ったらぜひ訪れたいのが奈良尾神社。
この神社の境内では樹齢660年を超える、日本最大級のアコウ樹を見ることができます。
アコウ樹は西日本の南西部に自生する常緑広葉樹で、
奈良尾神社のアコウ樹は唯一の国指定天然記念物。
面白いのはそのかたちで、
支柱根が二股に分かれて参道をまたぐようにして立っているため、
天然の鳥居になっていてとても神秘的です。この鳥居をくぐると長寿になるといわれています。

桐教会は、奈良尾港から車で10分ほど。
教会は高台に立っていて、晴れた日にそこから見下ろす入り江は、
場所や光の加減によって微妙に水の色が異なり、息を呑むほどの美しさです。

1897年(明治30年)に桐小教区が設立されて、
現在の教会堂は1958年(昭和33年)に建てられました。
コンクリート造りの真っ白な尖塔と背後の赤い屋根は、
遠くからも目立つランドマークになっています。
教会の入り口横に立っている銅像は、禁教令が解かれた後、
五島の地にキリスト教を広めたガスパル与作と、
その父パウロ善七、ミカエル清川沢次郎の功績をたたえたもの。
教会の内部は、装飾の少ないシンプルで美しい造りになっています。

Information


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桐教会

住所:長崎県南松浦郡新上五島町桐古里郷357-4
※ミサ等、教会使用時は見学不可

五島に来たら絶対に外せない 「五島うどん」

いろんな食べ方を楽しめる、奥の深いうどんです。

五島列島滞在中にマストで食べておきたい五島うどんは、上五島の特産品。
遣唐使の寄港地として、大陸の文化がいち早く伝わったこの地に、麺作りの技術がもたらされ、
長い年月を経て五島うどんが生まれたといわれています。
五島うどんは細麺なのにしっかりとコシが強く、なめらかなのど越し。
島の人たちにとっては、ごく日常的な食べ物で、
それぞれにお好みの食べ方があるのも興味深いところ。
島の人におすすめの食べ方を聞くと、喜んで教えてくれるに違いありません。
上五島には五島うどんの製麺所がたくさんあり、その多くが家族経営です。
今回おじゃました「みやけ製麺」も、
お父さんの三宅 忠さんと息子さんの三宅伯宜さんが中心になって麺づくりに励んでいます。
現在は機械による作業が中心ですが、
そのときどきの温度や湿度によって水分や熟成時間を調整するのは、
長年の経験に基づく職人の腕の見せどころ。
季節の変わり目は特に気を使うそうで、ほんの少しの判断ミスで麺が割れてしまうのだとか。
「いい麺かどうかは、切断面を見るとわかりますよ。
いい麺はピカピカとアメ色に輝いていますから」
と三宅 忠さん。「30年以上、麺を作ってきたけれども、まだまだ満足できません。
毎日が勝負ですし、息子としょっちゅうケンカをしていますよ(笑)」

三宅製麺の三宅 忠さん

息子の三宅伯宜さん

有川港から徒歩3分のところにある「五島うどんの里」は、
食事処「遊麺三昧(ゆめざんまい)」や
お土産コーナーなどを併設した、五島うどんの総合施設。
さまざまな食べ方ができるのも五島うどんの魅力のひとつですが、
麺のおいしさを純粋に楽しみたいなら「地獄炊きうどん」がおすすめ。
ぐつぐつと沸騰する鉄鍋からうどんをすくって、
あつあつのままいただく釜揚げスタイルで、
五島うどん特有のコシとつるつるとしたのど越しを堪能することができます。

卵を割って醤油やネギを加えてつけ汁にするのがポピュラーですが、あごだしも絶妙。
さらにお腹に余裕があれば、ざるうどんで冷えた麺を食べ比べてみると、
ひと味違った印象で五島うどんの奥深さを感じることができるはず。
食べ終わった後は、お土産に麺を買うことも忘れずに!

Information


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みやけ製麺

住所:長崎県南松浦郡新上五島町阿瀬津郷608-1
TEL:0959-42-1534


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五島うどんの里

住所:長崎県南松浦郡新上五島町有川郷428-31
TEL:0959-42-2655
営業時間:8:30~17:00

食事処「遊麺三昧」
営業時間 11:00~14:00

充実のツアー「いやしの珠洲市と歴史の能登町」開催。世界農業遺産の能登におでかけ!

日本列島のほぼまんなか。石川県の、能登半島の
先端にある珠洲市と能登町。
ここは三方を海に囲まれ、豊かな海と山の恵みを受ける土地。
2011年には、この「能登の里山里海」が世界農業遺産に認定されました。

そんな珠洲市と能登町をめぐるツアー「いやしの珠洲市と歴史の能登町」が
この秋、開催されます!
日程は11月1日(土)と11月2日(日)。コースは4つ。
現地集合・現地解散、1コース2,000円という気軽に能登を楽しめるコースです。

1.波音をききながら歩く内浦エリア

こちらが蛸島

11月1日(土)は珠洲市エリアのツアー。
プラン1は、波音を聞きながら歩く「内浦エリア」。
能登半島北東端のまち「蛸島」を歩きます。
漁師町の風情あるまちなみを、ガイドさんと一緒に
ゆっくり1時間散策。

海辺の「クアの道」

昼食は珠洲ビーチホテルにて。
食後は地元で評判のおいしい珈琲、「二三味珈琲」でいっぷく。
「二三味珈琲」さんは来年春?公開予定の映画 「さいはてにて」のモデルです。
午後は海辺の「クアの道」を2時間散策します。
雨天の場合は珠洲焼体験になります。

2.アクティブに楽しむ外浦エリア

木ノ浦の風景

11月1日のツアー、もうひとつのプランは
「アクティブに楽しむ外浦エリア」。
国定公園特別地域に指定されている、美しい木ノ浦海岸に面した
「木ノ浦ビレッジ」にてコーヒー焙煎を体験。
ランチには地元の名物である、珪藻土の窯で焼いたピザを頂きます。

食後には木ノ浦ビレッジの方にご案内いただき、
1時間半のノルディック・ウォーキングに出かけましょう。
雨天の場合は大浜大豆の豆腐作りを予定しています。

3.縄文人のルーツに迫る真脇エリア

「真脇ポーレポーレ」のランチ!※当日とメニューが変わることがあります

11月2日は能登町のツアー。
能登町ツアーひとつめは、「真脇遺跡縄文館」で
能登町は、縄文時代、約4000年にもわたって繁栄を続けた地。
その遺跡が、他に例のない長期定住遺跡として残っています。
まずは真脇遺跡をじっくりと見学し、
竪穴式住居をイメージした建物が面白い「縄文真脇の宿 真脇ポーレポーレ」
でランチ。午後は野焼きや苧麻で縄編みなどの縄文体験をします。

4.神の盃で聖地巡盃 九十九湾エリア

九十九湾

11月2日、能登町のツアーのもうひとつは
「神の盃で聖地巡盃 九十九湾エリア」。
大小さまざまな、たくさんの入り江からなる
リアス式海岸の九十九湾をめぐります。
30分間のクルージングを楽しんだあとは、
能登豚チャーシューにいしり(魚醤)ベースのドレッシング、
能登野菜を盛り込んだ「のトン丼」でランチ。

午後は明治元年から能登杜氏の酒「大江山」を造る「松波酒造」を見学します。

■能登の食

ツアーにおでかけする方のために、能登のおいしい食のことも。
現地でのおやつは、能登の塩をつかったジェラート「マルガージェラート」や、
コロカル商店でもおなじみの、小木港のいかとんび串
おすすめのおみやげは、
名物のいも菓子や珠洲の塩ラスク、能登大納言小豆。
ひやしクリームパンが人気の古川商店のお菓子。
新海塩産業のオリジナルソルトやしおサイダー、
和平商店のいか糀漬け
横井商店のじろ飴などなど。

ほかにも書ききれない魅力がある珠洲・能登エリア。
申込締め切りは10月20日(月)、キャンセルは27日(月)までです。
ツアー以外の観光スポットについてなど、
下記お問い合わせ先までお気軽にご相談ください。

■ツアー「いやしの珠洲市と歴史の能登町」
2014年11月1日(土)、2日(日)
エリア:石川県珠洲市・能登町
締め切り:10月20日(月)※キャンセルは27日(月)まで

お申込み・問い合わせ先:
11日1日については:NPO法人能登すずなり
TEL 0768-82-4688 FAX 0768-82-6360
Eメール:info[at]notosuzu.org

11月2日については:能登町ふるさと振興課
TEL 0768-62-8532(土日、祝日を除く) 

すず観光ナビネット

「フルール フルール」 波の音に癒されるエステサロン

島の素材を使ったトリートメントが人気です。

エステティックサロン「フルール フルール」があるのは、
十字架型の上五島のほぼ東端にあたる友住地区。周辺には頭ヶ島教会があるほか、
坂本龍馬ゆかりの地も。
龍馬を中心に結成された亀山社中が、
練習船として購入したワイル・ウエフ号が暴風雨で難破して、
12人の若き同志が海へ散ってしまったのが、この先の潮合崎沖でした。
潮合崎沖を望むこの地は現在「坂本龍馬ゆかりの広場」になっていて、
慰霊碑と海を見つめる龍馬像が立っています。
そんな嵐はにわかに想像しがたいほど、この日の海は凪いでいて穏やか。
こんなのどかなところにエステティックサロンがあるなんてことは、
前情報がなければ絶対にわからないという意味で、
フルール フルールはまさに隠れ家といえそうです。

とある民家のドアを開けると、朗らかな女性が出迎えてくれました。
このサロンは、安永美穂さんがひとりで施術を行うため、1組限定の貸し切り制。
しかも施術を行う部屋から真っ青な海が一望できて、なんとも贅沢。

高校入学と同時に島を出た安永さんは、島に帰ってきてから結婚。
時間がたつほどに島のよさを感じるように。
生家にほど近いこの地で8年前にサロンを開業。
最近増えている島外からのお客さんには、
椿油やはちみつ、天然海塩など五島産の素材を使ったトリートメントが特に好評だそうです。
「椿油は保湿効果が高いので、肌がしっとりします。
秋から冬にかけて乾燥しやすい季節は、特におすすめですよ」

椿油でのマッサージを始めるようになってから、
安永さん自身もナチュラルな素材や自然治癒力により興味を持つようになり、
学生時代にやっていたヨガを再開。現在はこのサロンでヨガ教室も行っていて、
エステとヨガの組み合わせも人気なのだとか。
「ここから見える昼間の海もいいですけど、
夜に月明かりと波の音を聞きながらのヨガも最高ですよ」
安永さんの息子さんは、暑いときは家を飛び出して、
そのまま目の前の海に飛び込むのだとか。
安永さん自身も子どもの頃、目の前に浮かぶ島へ歩いて潮干狩りに出かけ、
夢中になっているうちに潮が満ちてしまい、
泳いで帰ってくることもあったと笑います。
雄大な自然の中で暮らす人特有の、温かさと優しさを感じさせる安永さんとの楽しい会話も、
このサロンの魅力のひとつといえるでしょう。

Information


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フルール フルール

住所:長崎県南松浦郡新上五島町友住438
TEL:0959-42-8208
営業時間:10:00~20:00(前日まで要予約)
定休日:不定休
http://www.fleur-shinkamigoto.jp/

「矢堅目(やがため)の駅」 塩工房を見学できる 休憩スポット

目の前の豊富な海水が唯一の原材料です!

絶景で知られる矢堅目は、奈摩湾入り口の海から突き出ている円錐形の奇岩。
複雑に入り組んだ海岸線がつくり出す、
上五島の象徴的な風景を堪能できる場所でもあります。
矢堅目という一風変わった地名は、その昔、海からの外敵の侵入を見張るために、
矢を持った兵士で堅めたことに由来しているそう。
その矢堅目を望む位置にある矢堅目の駅は、海水塩の工房になっていて、
塩づくりの様子を見学することができます。
工房の入り口には巨大な窯が並び、もうもうと湯気が立ち上っています。
2トンの容量を持つ窯の数は、全部で5つ。
朝に火を入れて夕方まで燃やし、残った火種で夜間も加熱を続け、
翌朝また火を入れることの繰り返し。
つまり24時間加熱して、じっくりと水分を蒸発させていきます。
こうして当初3%ほどの塩分濃度の海水を、20%以上になるまで煮詰めます。

ひとつの窯で4トンの海水を使って、最終的にできる塩の量は35~40kg。
海水に対して、わずか100分の1の量です。
薪で焚くとミネラル分が損なわれないそうで、1日に2トントラック2台分もの薪を使います。
「夏場は暑くてきついですけど、冬はここで焼き芋をして食べています(笑)」
と面白おかしく話すのは、代表の川口秀太さん。

次に水槽のような形の平釜に移して、弱火で4日ほど焚き上げ、
さらに仕上げ釜でまた4日間焚くことでようやく塩が結晶化します。

早い段階でできあがる結晶は粗く、濃度が上がるにつれ粒子が細かくなるのだとか。
全工程にかかる日数は、約2週間。
添加物や加工助剤などを一切加えず、五島の海水のみでつくった塩は、
豊富なミネラルを含んだまろやかな味わいで、まさに海からの贈り物といえます。
工房の隣は物産館になっていて、ここでつくられた塩を購入することも。
定番の「矢堅目の塩」のほかに、藻塩や昆布塩、お茶塩、いか墨塩など
ちょっと変わったものまで種類も豊富。
そして、ここに来たらぜひ食べてみてほしいのが、
矢堅目の塩とにがりの入った塩ソフトクリーム。
ほのかな塩の風味がバニラの甘さを引き立てて、さっぱりとしてとても上品な味わい。
矢堅目とどことなく形の似ているソフトクリームを、
海を眺めながら食べる気分は格別です。
矢堅目の駅の目の前は海になっていて、
海の日から8月いっぱいは期間限定でここがビアガーデンになるのだそう。
奈摩湾を挟んだ矢堅目の対岸は、上五島指折りの夕景スポットで、
奇岩のシルエット越しに東シナ海へ沈む美しい夕日を見ることができます。

「矢堅目の塩」は100g260円(右)。250g570円のパックも人気。「矢堅目の藻塩」は100g420円(左)

塩作りの工程を説明してくれた代表の川口秀太さん。

塩ソフトクリームは4月~12月の期間限定の発売で250円。

Information


map

矢堅目の駅(矢堅目の塩本舗)

住所:長崎県南松浦郡新上五島町網上郷688-7
TEL:0959-53-1007
営業時間:9:00~17:00
定休日:なし

「テラス計画」オープン!札幌の新スポット「赤れんが テラス」に赤れんがを見下す眺望ギャラリー

北海道・札幌に8月末にオープンした商業施設「赤れんが テラス」。
札幌駅前地下歩行空間「チ・カ・ホ」から直接行ける、アクセスの良さが魅力。
地下1階から地上4階には、27店舗ものショップやカフェ、レストランがひしめき、
北海道の旬の食材を用いたお食事などが味わえます。
施設のコンセプトは「札幌の中庭」。
緑を感じられる広場「アトリウムテラス」や、館内に配置するグリーンなど、
都会にいながら自然を感じて憩える配慮がされています。

■眺望ギャラリー「テラス計画」

5階には、「赤れんが」という名の通り、札幌の名物である
北海道庁旧本庁舎「赤れんが庁舎」を一望できる「展望テラス」があります。
ここに、眺望ギャラリー「テラス計画」がオープンしました。
展覧会やワークショップ、講演会など多彩なイベントが開催されていくのだそう。
運営は、2013年に期間限定でオープンしたスペース「越山計画」に続き、
様々なジャンルの企画メンバーと札幌駅前通まちづくり株式会社がてがけます。

この場所で行われていくのは、地元のアーティストやデザイナーだけでなく、
学生やビジネスパーソンらが交流し、札幌らしい生活・芸術文化の計画、提案をすること。
ここが「創造の場」になるように、若手アーティストの作品展示や、
都心に勤めるビジネスパーソン等を対象とした勉強会、ミニ講演会、ワークショップなどが
予定されています。

現在ギャラリーで行われているオープニング展示「はじまりのことば」は、
様々な分野で活躍している方々による、彼らが何度も挑んで乗り越えてきた「はじまり」
にちなんだ「ことば」を展示。デザイナーの大日本タイポ組合さんや、作家の小林エリカさんらが参加しています。
題字は5歳のおだこうめいくんが手がけたもの!
会期は9月28日(日)まで。
これからどんなことが起こるか楽しみです。

■テラス計画 オープニング企画展「はじまりのことば」展
日時|2014年8月28日(木) 〜 9月28日(日)10:00 〜 20:00
会場|眺望ギャラリー テラス計画
住所|札幌市中央区北2条西4丁目 札幌三井JPビルディング内 赤れんが テラス5階
主催・問い合わせ|札幌駅前通まちづくり株式会社(011-211-6406)

参加作家:赤松正行(メディア作家)、安藤誠悟(アンビシャス総合法律事務所 弁護士)、五十嵐威暢(彫刻家/デザイナー/多摩美術大学学長)、市川義一(グラフィックデザイナー)、上田文雄(札幌市長)、延藤安弘(NPO法人まちの縁側育くみ隊 代表理事)、大友良英(音楽家)、奥山倫行(アンビシャス総合法律事務所 弁護士)、小泉誠(家具デザイナー)、小林エリカ(作家/マンガ家)、小林英嗣(一般社団法人 都市・地域共創研究所 代表理事/北海道大学名誉教授)、齋藤亜矢(芸術認知科学者)、清水卓(建築デザイナー)、大日本タイポ組合(タイポ組合員)、端聡(美術家/アートディレクター)、松倉早星(ovaqe inc.クリエイティブ・ディレクター/プランナー)