いろんな食べ方を楽しめる、奥の深いうどんです。
五島列島滞在中にマストで食べておきたい五島うどんは、上五島の特産品。
遣唐使の寄港地として、大陸の文化がいち早く伝わったこの地に、麺作りの技術がもたらされ、
長い年月を経て五島うどんが生まれたといわれています。
五島うどんは細麺なのにしっかりとコシが強く、なめらかなのど越し。
島の人たちにとっては、ごく日常的な食べ物で、
それぞれにお好みの食べ方があるのも興味深いところ。
島の人におすすめの食べ方を聞くと、喜んで教えてくれるに違いありません。
上五島には五島うどんの製麺所がたくさんあり、その多くが家族経営です。
今回おじゃました「みやけ製麺」も、
お父さんの三宅 忠さんと息子さんの三宅伯宜さんが中心になって麺づくりに励んでいます。
現在は機械による作業が中心ですが、
そのときどきの温度や湿度によって水分や熟成時間を調整するのは、
長年の経験に基づく職人の腕の見せどころ。
季節の変わり目は特に気を使うそうで、ほんの少しの判断ミスで麺が割れてしまうのだとか。
「いい麺かどうかは、切断面を見るとわかりますよ。
いい麺はピカピカとアメ色に輝いていますから」
と三宅 忠さん。「30年以上、麺を作ってきたけれども、まだまだ満足できません。
毎日が勝負ですし、息子としょっちゅうケンカをしていますよ(笑)」

三宅製麺の三宅 忠さん

息子の三宅伯宜さん
有川港から徒歩3分のところにある「五島うどんの里」は、
食事処「遊麺三昧(ゆめざんまい)」や
お土産コーナーなどを併設した、五島うどんの総合施設。
さまざまな食べ方ができるのも五島うどんの魅力のひとつですが、
麺のおいしさを純粋に楽しみたいなら「地獄炊きうどん」がおすすめ。
ぐつぐつと沸騰する鉄鍋からうどんをすくって、
あつあつのままいただく釜揚げスタイルで、
五島うどん特有のコシとつるつるとしたのど越しを堪能することができます。

卵を割って醤油やネギを加えてつけ汁にするのがポピュラーですが、あごだしも絶妙。
さらにお腹に余裕があれば、ざるうどんで冷えた麺を食べ比べてみると、
ひと味違った印象で五島うどんの奥深さを感じることができるはず。
食べ終わった後は、お土産に麺を買うことも忘れずに!

Information
みやけ製麺
住所:長崎県南松浦郡新上五島町阿瀬津郷608-1
TEL:0959-42-1534
五島うどんの里
住所:長崎県南松浦郡新上五島町有川郷428-31
TEL:0959-42-2655
営業時間:8:30~17:00
食事処「遊麺三昧」
営業時間 11:00~14:00

