〈函館市縄文文化交流センター〉 北海道、唯一の国宝に会える!

縄文の人々のたぐいまれなセンスを知る

道南に、日本で唯一、国宝を鑑賞できる道の駅があるのを知っていますか?
函館市街地から車で約50分、緑深い峠道の先に広がる内浦湾に面した、
上質な真昆布の産地として名高いまち南茅部。

2011年に誕生した道の駅〈縄文ロマン南かやべ〉と
同じ建物にある〈函館市縄文文化交流センター〉は、2007年国宝に指定された、
まちが誇る、縄文の土偶〈中空土偶〉に会える、道南の大きな見どころです。

センター入り口。無機質なコンクリートで有機的なカーブを描き、館内の展示はもちろん、建物の海側にある縄文遺跡と現代とを隔てる結界をイメージしたという建物。

縄文遺跡は、市内に400か所以上!?

厳しい自然と共生し、優れた技術や豊かな精神性をもつ縄文文化。
函館市縄文文化交流センターでは、南茅部で発掘された中空土偶をはじめ、
縄文の歴史が色濃く残る函館市で発掘された
貴重な遺構や出土品をゆっくりと鑑賞することができます。

縄文遺跡の数は函館市内で400か所、南茅部地域だけでも90か所にのぼります。
函館で出土する縄文土器の中には青森県の同時代の土器との共通点も多いことから、
現在、道南〜道央の6つの縄文遺跡と、
青森県・岩手県・青森県の縄文遺跡を〈北海道・北東北の縄文遺跡群〉という名で
世界遺産登録を目指す動きも進んでいます。

博物館2階から眺める海側の丘。左奥の開けた場所には大規模な盛土遺構を有する史跡の縄文遺跡〈垣ノ島遺跡〉が広がっています。

秘境・祖谷の地域問題の解決策!?
フォレストアドベンチャー・祖谷
がオープン

祖谷の自然と戯れる、新たな観光スポット誕生

日本有数の激流、吉野川の上流に位置する徳島県三好市の祖谷(いや)地区。
昨今、祖谷への外国人観光客は2014年から1万人ずつ増えているという。
シラクチカズラでつくったかずら橋が有名だが、
四国一の名峰、剣山や世界的に有名なラフティングの聖地、吉野川もある。
日本らしい原風景の残る秘境を求めて国内外から多くの観光客がやってくる、
それが現在の祖谷の姿だ。

吉野川の渓流で行われるラフティング。今秋には世界大会も行われる。(写真提供:馬場秀司さん)

アウトドア好きが高じて吉野川に魅了され、この地に移住をした馬場秀司さんは、
祖谷でラフティング会社〈ゴーゴーアドベンチャー〉を営んでいる。
クオリティの高いフィールド、そして安全性を求めて
世界中からゲストがやってくるため、
山城地区に彼らを受け入れるゲストハウス〈モモンガビレッジ〉までつくってしまった。
それだけでは飽き足らず、祖谷の自然を山から谷まで遊び尽くす
自然共生型アウトドアパーク〈フォレストアドベンチャー〉を誘致、
この夏、7月29日にオープンさせたのだ。
三好市山間部の魅力を知り尽くす馬場さんが始めた施設とのこと、
ここでしかできないようなおもしろい体験ができるに違いない。

ちなみに祖谷は、徳島空港、高知空港、高松空港からの
いずれからも車で1時間半ほどの移動でアクセスできるという非常にアクセスがよい場所だ。
〈フォレストアドベンチャー・祖谷〉は
ミュシュラングリーンガイド2つ星で紹介されている祖谷街道(県道32号線)沿い、
祖谷ふれあい公園内にあった。

まずは、大きなログハウスにある案内所で受付をし、トレーニングを受けたスタッフに安全器具を装着してもらう。スリル満点のコースだけに安全第一。山の向こうの手前に祖谷川を渡る橋がある。

森の中にあるアスレチックコースは5つ。
すべてのコースを回って、速い人でおよそ2時間かかる。
スケールや難易度も含め、いったいどんなものかわからないまま
祖谷川を渡ってフィールドに向かうのは、ミステリーツアーに参加する気分だ。
傾斜のある深い谷ならではの自然の地形を生かした本格的なアスレチックコースは
四国では初めてだとか。期待に胸は高まる!

旭川〈ウラヤマクラシテル〉
DIYにかけた歳月は15年。
廃墟同然だった旅館が、
器ギャラリーへ

陶芸家が廃墟旅館に込めた、新たな息吹

北海道第二の都市、JR旭川駅から車で30分。
春を告げるカタクリの群生地で有名な〈男山自然公園〉のある突硝山への
細い山道を進んでいくと、森の中に大きな建物が見えてきます。
その名も〈ウラヤマクラシテル〉。

道内外で人気の陶芸家、工藤和彦さんが15年の歳月をかけて
リノベーションしてきた元旭川温泉の広大な施設に、
工藤さんの作品が並ぶ広々としたギャラリーがオープン。
まちから離れた小さな裏山に、多くのお客さんが訪れています。

山の緑に囲まれた入り口そばには、工藤さんの焼きものに使われる薪がうず高く積まれています。

工藤さんの作品〈黄粉引片口鉢〉5000円(税抜)、〈黄粉引片口小鉢〉3500円(税抜)。

「ここ北海道でしかつくれない日本の焼きもの」を探求し、
自ら手掘りした道北の粘土をベースに、土地の素材を使って生みだされる
工藤さんの器は、豪壮さと繊細さをあわせもち、
北の風土を連想させる空気感をまとっています。
手に取るとすっと馴染み、長く使い込んでみたくなる。
ギャラリーにはそんな器との出会いが待っています。

この土地でしかできない陶芸の追求

元旭川温泉の広大な施設のなかで最初に整備したという工房は元宴会場。窓の外の美しい借景に向かいながら主にこの蹴ろくろで作品づくりに励みます。

神奈川出身の工藤和彦さんは、高校生のときに焼きもののおもしろさに魅せられ、
卒業と同時に滋賀県の信楽焼作家、神山清子先生、賢一先生のもとで修業。
その後アウトサイダーアートに興味を持ち、滋賀県立の福祉施設の陶芸の職業指導員として勤務、
続いて、北海道剣淵町の福祉施設開設に伴い陶芸担当として移住し、
退職後、作家として独立します。

色も質感もさまざまな、制作途中の器たち。

工藤さんがこの旧旭川温泉に出会ったのは、まったくの偶然でした。

「剣淵町から当麻町に移り、その後急遽引っ越さなくてはならないときに
知人から紹介された物件が、ここ、元旭川温泉の隣の一軒家だったんです」

北海道愛別町〈成田農園〉
無農薬栽培米のゆめぴりかに感動!
ファームステイ体験も

大雪山の美しい水が育む、おいしいお米

上川盆地の北東端にあり、きのこの一大生産地として名高い愛別町は
源流を大雪山国立公園にもつ石狩川上流のおいしい水を生かした、
米づくりもさかんなまち。旭川市街地から大雪国道を40分ほど走った
愛別町の山あいの傾斜地に広がる田園風景。

ここで、一度食べるとリピーターになってしまうと噂の
無農薬栽培の米〈ゆめぴりか〉を生産している〈成田農園〉を訪ねました。

無農薬の田んぼのあぜ道にはシロツメクサが咲き誇る。無農薬の稲は慣行栽培のものより生育がゆっくりで、最初に田植えし最後に収穫するそう。

農業用水路には石狩川のきれいな水が勢いよく流れこむ。「この水が愛別のお米のおいしさの理由です」と誇らしげな真市さん。

広い敷地で米づくりを行っている成田農園の5代目、成田真市さんは
3枚の田んぼを使って化学肥料不使用、無農薬での米づくりをしています。
もともと味に定評のあるブランド米の“ゆめぴりか”ですが、
真市さんのつくる無農薬ゆめぴりかは、安心とともに、おいしさも格別。
白米は粒感がしっかりしていて、艶やかでみずみずしくふっくらとした炊き上がり。
玄米は香ばしさを残しながらも水分たっぷりでモチモチに。

どちらも、お米の甘みと風味を存分に味わうことができ
おかずなしでも食べられてしまう、ごちそうのような逸品です。

北海道・旭岳のふもとの
セレクトショップ〈SALT〉。
大自然を遊びつくす厳選アイテム

山の暮らしを体現する、セレクトショップ

「このまちで着たい服」。

それは、永く大切に使える良質なもの。
大雪山をはじめ、大自然がすぐそばにある東川で、
厳選された国内のアウトドアブランドを軸に、
つくり手やメーカーの思いの込められたアイテムを提案する〈SALT〉は、
このまちでのライフスタイルを体現するショップです。

〈ランドスケーププロダクツ〉が設計を手がけたショップ。背の高い立派な木々に包まれるよう。

〈道の駅ひがしかわ 道草館〉から旭岳や天人峡へと伸びる道道1160号線沿いを進むこと5分。
田園風景の先にある洗練されたショップには明るい日差しが差し込み、
東川というまちのもつ、自然に寄り添ったアクティブな雰囲気に馴染む
ウェアや雑貨が並びます。

メンズは〈MOUNTAIN RESEARCH〉を主軸に〈and wander〉や〈SASSAFRAS〉など、
すぐに着たくなる、使いたくなる商品が並びます。
ウィメンズでは〈ORCIVAL〉〈NO CONTROL AIR〉など、
タウンユースもできるユニセックスなムードのブランドを取り扱っています。

and wanderのサコッシュなど、アウトドアだけでなく手にした人それぞれの使い方ができるアイテムがたくさん。

共通したコンセプトは、
“山に行くときも山を降りてからも着られる、永く使える上質なもの”

「すぐ外がアウトドアのフィールドという東川のまちで、
SALTが扱っているものの物語や背景を、
お客さんがリアルな魅力として感じてくれたら一番うれしいですね」

そう語るのは、東川のまちで生まれ育ったオーナーの米山勝範さん。取り扱うものを通して、
自身が培ってきたこのまちでの遊び方や暮らし方を訪れる人に伝えています。

自然体で東川の暮らしを楽しむ米山勝範さん。「戻ったときはまだ周りにお店もなかったけど、北の住まい設計社の渡邉さん夫妻の暮らしを見て、東川に可能性を感じました」

ウィメンズのセレクトは奥さまの知美さんが手がける。自身も愛用する長く飽きのこない日常着を提案。SALTはカジュアル寄り、週末オープンの〈due SALT〉では女性らしいブランドをセレクト。

ショップ奥の木陰で、カフェタイムも

店内にはドリンクのテイクアウトができるカフェスタンドを併設。
注文すると、店の奥にある広々としたウッドデッキのカフェスペースに出られます。
チェアに腰かけて風に吹かれるひとときは格別。その奥に佇むテントは、
取引先の〈MOUNTAIN RESEARCH〉代表の小林節正さんから譲り受けたものだそう。

木々の緑に包まれたウッドデッキはカフェ利用者専用。MOUNTAIN RESEARCH〈HOLIDAYS in The MOUNTAIN〉のCpt.S社のベンチとカーミットチェア用のカスタムキットがおしゃれ。

とろりとした飲み心地のクランベリージュース(350円)、美瑛の〈Gosh〉によるオリジナルブレンドのコーヒー(350円)。

ベッドが入るテントはいっとき小林さんの山生活に使われていたもの。ブランドのディスプレイに、友人用ゲストハウスにと活用。

東川町〈北の住まい設計社〉
メイドイン北海道の家具づくりと
未来を見据えた北の暮らし

家具工房と、北国のライフスタイルショップ

大雪山のふもとで、真摯な家具づくり、家づくりをしながら
めぐる季節に寄り添う暮らしをのびのびと楽しむご夫妻がいます。
東川町道の駅から車でおよそ10分。山沿いを走るクラフト街道の先に現れる、
木々に囲まれた、まるで北欧の村のような建物群。
廃校となった小学校に家具工房を構え、
オリジナルの道産無垢材の家具づくりや自然素材の家づくり、
また生活雑貨ショップ、カフェを営むのが〈北の住まい設計社〉です。

自然を生かし、自然に寄り添う北国の暮らしをトータルで提案するショップには、
雰囲気ごと持ち帰り、長く大切に使いたくなるものとの出会いが待っています。

北の住まい設計社入り口に建つ大きな家。2階はオリジナル家具のショールーム、1階は雅美さんがプロデュースする生活雑貨を扱うショップ。

小学校跡地で始まった家具づくり

代表の渡邉恭延さん、雅美さんご夫妻は北の住まい設計社を1977年にスタート。
工房となる廃校の小学校に出会い、東川へ移り住んだのが1985年のことでした。

「自分たちの生業として、できることを通して人生や暮らしに触れながら、
北海道の四季折々の自然にリズムを合わせた生き方を表現していくと決め、
北の住まい設計社という名前をつけたんです」

雅美さんは、設立当時の思いをそう語ってくれました。

北の住まい設計社の家具は、元小学校の工房で加工を、別棟で乾燥や布貼りを手がけています。どの作業も職人の手仕事が中心。

その頃から家の設計を手がけることもあった渡邉さんご夫妻は、今と同じ
無垢材や天然素材の塗料を使った家づくりを提案していたものの
一般的にはその意識が浸透していなかったことから、
はじめの一歩として、オリジナルの家具づくりを始めます。

大手企業の下請けの仕事を経てオリジナルの家具を手がけ始めた頃、
研修に入っていたスウェーデン人学生デザイナーとの出会いが、
ご夫妻のものづくりに北欧デザインの要素を吹き込んでいきます。

すべて道産材でつくられる〈THE FOREST〉シリーズ一番人気、幅のサイズを変えられる〈エクステンションテーブル〉。ベテランの職人が熟練の技で組み立てていく。

乾燥中のエクステンションテーブル。仕上げに塗るのは体やさしい植物性のオイルなので、工房の中は木のいい香りが漂う。

「1年間ここで働いた学生の彼がここに残してくれた家具づくりの情報や
人とのつながりは大きく、そこから、自分たちのいいと思う北欧テイストの
生活雑貨も取り扱うようになったんです」

平泉町、世界遺産〈中尊寺〉は
平安美術と物語の宝庫。
赤いスーツのガイドさんが案内

岩手県一関市と平泉町を舞台に進めるこの連載の
第4回目は、近年世界遺産として登録された「平泉」をレポート。
古くから観光名所で親しまれた史跡のひとつ〈中尊寺〉だが、
長年その魅力を伝えてきた地元でおなじみのガイドさんたちがいる。

東北の地で独自に発展。平安美術の宝庫

平泉は、「仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群」として
2011年に世界遺産に登録され、平泉町に点在する中尊寺、毛越寺、
観自在王院跡、無量光院跡、金鶏山の5つの構成資産からなる。

真っ赤なユニフォームに身を包み、しゃんと背筋を伸ばした立ち振る舞いが若々しいガイドの向井早苗さん。

「平泉には仏教の中でも、とくに浄土思想の考えに基づいてつくられた、
さまざまな寺院・庭園及び遺跡が一群として良好に保存されていたことが、
世界遺産への登録の際に評価されたポイントでした。

それらの寺院や庭園は、度重なる戦乱によって荒廃していた当時の平泉に、
平和な思想世界をつくり出そうとしたもの。
海外からの影響を受けつつも、日本で独自に発展を遂げたものなんです。
平泉の理想世界の表現は、ほかにないものとされています」

中尊寺の門前で、まるで自慢の家族を紹介するように、
親しみを込めて話す向井早苗さん。
真っ赤なスーツが愛らしい〈平泉町観光ガイド事務所〉に所属するガイドさんだ。
彼女たちが着ているこのユニフォームは、半世紀近くデザインは変わっておらず、
地元では、誰もが知っている中尊寺ガイドのシンボルカラーなのである。

「いい歳をして赤いスーツなんてちょっと恥ずかしい気もありますけど、
地元の女性にとっては憧れのユニフォームだった。
だから、誇らしい気持ちのほうがちょっと強いかしら」

今年75歳になる向井さんは、ガイド歴50年の大ベテラン。
中尊寺境内で、北東北地方の歴史に触れながら、中尊寺はもちろん、
毛越寺などほかの世界遺産の構成資産についての説明をしてくれる。
女性ばかり、15名の同僚たちとともに、
大晦日以外は個人・団体問わずガイド業務を行っている。

中尊寺全体マップ。(中尊寺HPより引用

ひとつの山がまるっと、物語あふれる場所

定番コースは、ガイド事務所もほど近い中尊寺表門から続く
月見坂から中尊寺本堂、そして金色堂と讃衡蔵を巡るコース。
その間、参道沿いに点在する小さなお堂や神社など、
つきっきりでそれぞれの個人的なおすすめスポットの情報などを交えながら、
みっちり1時間30分ほどかけて丁寧にガイドしてくれる。

この坂で月見を楽しんだことから「月見坂」と呼ばれるようになった。

樹齢400年ほどの立派なスギの木が立ち並ぶ月見坂を歩きながら、
向井さんの中尊寺ガイドが始まった。

「西暦850年に、宮城県、松島の〈瑞巌寺〉や山形県の立石寺などを開いた
比叡山延暦寺の高僧・慈覚大師円仁によって開かれ、平安時代に奥州を治めた
奥州藤原氏の初代・清衡公が建立したのがここ中尊寺です。

中尊寺は、山号を関山(かんざん)といいます。
17の寺院により構成される天台宗の一山寺院で、本堂や金色堂だけではなく、
小さなお堂、すべての総称として中尊寺と呼ぶのです。
山号の『関山』は、平安時代前にこの辺にあった『衣川関』の『関』。
お隣の一関市の『関』ではないんですよ(笑)、よく間違われているようですけどね」

北海道〈ゴロンタトマトジュース〉
一度飲むと忘れられない味。
そのおいしさの秘密は?

まるでフルーツのようなさわやかな味わい

〈ゴロンタトマトジュース〉。
一度聞いたら忘れない名前のこのジュース。そして、
一度飲んだら忘れられないおいしさのジュースでもあります。
旭川空港から車で約30分、大雪山の麓に広がる旭川市の美しい丘陵地帯、桜岡地区で
不耕起栽培、無農薬のトマトづくりを手がける〈パラダイスファーム〉。
塩も水も使わず、トマト100パーセントでつくられる贅沢なゴロンタトマトジュースは
併設の〈SHOP ゴロンタ〉で手に入れることができます。

直売所〈SHOP ゴロンタ〉はファームを営む大井健太郎さんが古い納屋を移築してリノベーション。右にはトマトジュースをつくる〈工房 ゴロンタ〉がある。畑からは旭岳の山頂が望めます。

ひとくち飲むと、トマトの濃厚な甘みの中にほんのりと酸味も感じられ、
驚くほどさわやかなおいしさが体に染み渡るよう。
トロリとした飲み心地でえぐみもなく、まるでフルーツの後味。
普段はトマトジュースが苦手な人が、ファンになってしまうという逸品です。

訪れたのは、ちょうどトマトの収穫時期。とれたての美しいトマトはみずみずしく、かぶりつくと甘みとともに本来の酸味がしっかり味わえる。

おいしさの秘密

ゴロンタトマトの収穫時期は7〜9月。種から育てているという品種は
サカタの〈シンディースイート〉中玉と大玉の2種類。
トマトジュースは、このふたつをブレンドし、皮と種を除いた
トマトから出る水分だけでじっくりと煮詰められてできあがります。

現在は、収穫するトマトの9割をジュースに加工。
夏の収穫期に1年分のジュースをつくり、保存しているそう。
全体で5000株というトマトのハウスには、整然とトマトの木が並び
あちこちで真っ赤に熟れたトマトが、最初の収穫期を迎えていました。

日差しのたっぷり入るハウスで育つ中玉トマト。1本の木で10段もの実をつける。

先に熟れるのが大玉トマト。無農薬で育てているものの虫の被害もないというゴロンタトマトはつやつやで生命力に満ちているよう。

案内してくれたパラダイスファームの代表、大井健太郎さんに
ゴロンタトマトジュースのおいしさの理由をうかがうと、

「トマトを樹で完熟させていることですね」と教えてくれました。

「普通のトマトジュースの、収穫してから追熟させて赤くするやり方とは
甘みがまったく違うんです。その分、トマトの樹に負担がかかるし
病気になりやすいので管理が大変ですが、味を落としたくないので、
こだわってこのスタイルを続けています」

帯広畜産大学を経て、在学中に農作業の楽しさに目覚め、農家を志したという大井健太郎さん。

東川町〈大雪山旭岳源水公園〉
清流とコケも幻想的!
大雪山が育む美しき甘露の水

マイナスイオンたっぷり、湧き水の公園

東川のまちから旭岳、天人峡方面へ伸びる1160号線を
車で走ること30分ほど。忠別湖を越え、旭岳へと向かう道に
入ってすぐを左折すると〈大雪旭岳源水公園〉が見えてきます。
旭岳をはじめとした大雪山連峰の地下深く蓄えられる
雪解け水が何十年、何百年かけて自然に濾過された
清冽な湧き水を、自由に汲むことができる名所です。

きれいに整備された〈大雪旭岳源水〉への入り口。

駐車場直結の、いつも多くの人でにぎわう取水場〈源水岩〉から
小道を挟んだ向こうには、源泉から流れ出る川に沿って遊歩道があります。
ふかふかの苔や瑞々しい緑が生い茂る川岸を眺めながら、
空のマイボトルを忘れず持参して、300メートルほど先にある源泉へ。

国立公園内に位置するため、森林が守られていることも湧き水が豊かな理由のひとつ。

ミネラルが豊富な旭岳源水が流れる川べりの緑は力強く、ひとつひとつが小さな森のように苔むした石の姿も愛らしい。

緑に包まれた清らかな空気の中、遊歩道を歩くだけでも
心身がすっきりとリフレッシュされるよう。

道の先には、〈平成の水100選〉にも選ばれた、
毎分4600リットルという湧出量を誇る源水の取水口が並んでいます。
こんこんと湧き出る大雪山からの恵みを、ぜひその場で味わってみましょう。

北海道〈東川アウトドアセンター〉
走る森林浴! 自転車、カヌーなど
夏の大雪山を巡る、水の旅

東川の自然を満喫できるツアー

6月、日本一遅い雪解けと同時に、大雪山には短い夏が訪れます。
大雪ならではのさわやかな夏は、登山や散策はもちろんのこと
屋外でのアクティビティを楽しむには最高のロケーション。

〈東川アウトドアセンター〉が6月中旬〜9月中旬に開催しているツアー
〈水の旅〉は、大雪山の育んだ清流、忠別川に沿って自転車で山を下り、
ふもとにあるダム湖〈忠別湖〉でカヌーを楽しむという二本立て。
初心者でも安心して楽しめる、おすすめのツアーです。

まずは、サイクリングからスタート

大雪山の火山活動によって、上川の層雲峡と同時期にできたという天人峡の柱状節理を眺めながら。

サイクリングのスタート地点は、忠別川の上流にある〈天人峡〉入り口。
ここから忠別湖までは約10キロ、ガイドの大友泰治さんの案内で
景勝ポイントに立ち寄りながらゆっくり進んで約1時間の下り坂です。
比較的傾斜がゆるやかで車通りも少ないため、
東川からのサイクリングコースとしても人気のある道のりだそう。

車道やトンネルでの走行、スピードの出し過ぎに気をつけて、いざ出発!

奇岩のそびえる〈七福岩〉に立つ景勝ポイント案内図。天人峡の奥にある日本の滝百選のひとつ〈羽衣の滝〉は、2013年の土砂崩れにより残念ながら現在も通行止め。

忠別川の支流クワウンナイ川は大雪山国立公園の中心、トムラウシ山が源流。雪解け水がなくなる真夏、透明度を増す川はとても美しいそう。沢登りで山へ向かうコースの入り口でもある。

忠別川に沿った道沿いでは、崖に這うツルアジサイの花や
道脇に流れる湧き水の瀬など、車で走るのとはひと味違う
さまざまな風景が目に飛び込んできます。
深い緑が続く道はつい深呼吸したくなる気持ちよさで、
「走る森林浴」という大友さんの表現がぴったり。

自転車から降りて忠別川の岸辺でひと休み。7月初旬の暑い日も、未だ雪解け水が混ざる川の水はひんやりとしています。

大雪山の山々の名づけ親、
小泉秀雄を知ってる?
〈大雪山ライブラリー〉

知られざるパイオニアの足跡を集めたライブラリー

1911年に旭川へ赴任した、山形県出身のとある博物科教師。
以来、彼は大雪山を全山踏破し、膨大な植物を採集して
植生や地形、沢の名に至るまでを緻密に調べ上げ
大雪山の山々の名づけ親となり、その全容を世に知らしめるという偉業を果たします。

彼の名は小泉秀雄(1885〜1945)。その知られざる仕事や文献とともに、
大雪山を中心に集められた山岳資料を閲覧できるのが、
旭岳のふもと東川町に2016年に誕生した〈東川町文化芸術交流センター〉
1階にある〈大雪山ライブラリー〉です。

小学校だった建物につくられた東川町文化芸術交流センターは、大雪山ライブラリーのほか留学生たちでにぎわう日本語学校や、ギャラリースペース、おいしい定食で人気の〈ひがしかわ食堂ワッカ〉などが入っている。

東川町から、大雪山を望む。

大雪山は、最高峰の旭岳を筆頭に黒岳やトムラウシ山など
いくつもの山がゆるやかに連なる巨大な山塊。縦走を楽しむ登山者も多く、
冬はバックカントリーのメッカとしても知られます。

高山植物研究家として名を知られる小泉の北海道、本州での業績や
大雪山の山々のなかにある彼の名を冠した「小泉岳」に光を当てたのが、
〈日本山書の会〉会員の清水敏一さんでした。

若い頃から登山や山スキーに親しんできた京都出身の清水敏一さん。転勤で北海道の岩見沢市へ移住、現在は大雪山ライブラリーの専門員。小泉に関する書籍を何冊も手がけてきた。

ライブラリー開設とともに東川町に移住した清水さん。47歳のとき、登山仲間から

「大雪山には著名な人物の名前のついた山が多いが、“小泉岳”という山の由来は?」

と聞かれたことがきっかけで、謎に包まれた小泉秀雄の存在を調べ始めることに。
やがて、小泉が大雪山の学術調査研究の第一人者であり、
大雪山にある多くの山々の名づけ親であったことがわかっていきます。

登山家のみならず芸術家や作家も寄稿していたという日本山岳会の機関誌『山岳』(1917年刊)に発表された小泉の「大雪山登山記」。自宅のある旭川からの登山行程はもちろんすべて徒歩。

絵を得意とした小泉が手書きした登山ルート記録。現在の天人峡温泉から登山道へ入っている。「テント場」「お花畑」などの記載や、アイヌ語の沢の名も。

ぜひ訪ねたい!
北海道最高峰〈旭岳〉の
壮大なスケールの絶景と花畑

北海道最高峰からの眺めは格別

〈旭岳〉の標高1600メートルにあるロープウェイ姿見駅を出ると、
間近に迫る雄大な山の姿が目に飛び込んできます。

北海道のほぼ中央に広がる、国内最大の広さを誇る国立公園の大雪山国立公園。
標高2000メートルを超える大雪山系の山々の中でも最高峰の旭岳は、
その厳しい気候と緯度の高さから、
本州では3000メートル級の高山帯でしか見られない高山植物が豊富。
短い夏の期間には可憐な花々が一面に咲きほこり、
“天空のお花畑”と称えられる風景が待っています。

7月上旬でも残雪が見られる旭岳は、ちょうど新緑の時期。高山植物の時期は登山客が全国から訪れる。日本で唯一森林限界(森林として生育できる限界の場所)を越えるロープウェイからのパノラマの眺めも堪能したい。

麓のまち、東川町から車で約40分。
標高1100メートルの〈山麓駅〉から旭岳ロープウェイに乗れば、
5合目の〈姿見駅〉まで片道10分とあっという間。
姿見駅到着と同時に、高山植物や注意事項について常駐のガイドさんから
簡単なレクチャーが行われるので、初体験の方は参加してみて。

きれいな歌声で出迎えてくれた野鳥〈ノゴマ〉。喉が赤く愛らしい姿。

今回同行してくれるのは、旭岳のみならず大雪山全体に詳しいガイドで
ネイチャーフォトグラファーとしても活躍する、大塚友記憲さん。

夏の旭岳の楽しみ方、高山植物や絶景ポイントなどを教えてもらいながら、
1周1.7キロ、1時間ほどの〈姿見散策コース〉をベースに、
旭岳の雄姿はもちろん、希少な高山植物に出会える旅へと出発です。

2017年は例年に比べて夏の訪れが遅く、7月上旬でも大きな雪渓が。強風の吹く旭岳の天気は急変することも多く、下界とは気温差が10度を超えるため、脱ぎ着できる防水の上着は必須。雪の残る場所も多いので、登山靴か長靴で出かけましょう。

旭岳を望む第1展望台。これほどクリアな姿はまれだとか。冬はパウダースノーに包まれる旭岳には、世界初の人工雪を製作した中谷宇吉郎氏が雪の結晶観察や研究のため訪れている。

残雪のなかに咲く、可憐な花々

日本一遅い雪解けと日本一早い紅葉が訪れると言われる旭岳の夏は短く、
6月中旬から8月上旬のシーズンには、散策路沿いだけでも
20種類もの高山植物が花をつけ、短い夏を惜しむかのように、
美しい絨毯のごとく咲き誇ります。

お花を探すのはもちろん、あちこちから聞こえる鳥の声に耳を澄ましながら、
極上のおいしい空気を胸いっぱいに吸い込みましょう。

あちこちで群れて咲くチングルマが。あと1週間もすれば一面のお花畑シーズンが始まります。

最初に出会えたのが、落葉小低木のチングルマ。
その後は次々と、コメバザクラ、ヒメイソツツジ、
ツツジの仲間というエゾノツガザクラの群落も見つけることができました。
地面にへばりつくように咲く健気な姿は、
つい立ち止まって写真に収めたくなる愛らしさです。

第3展望台すぐそばの鏡池。すぐ左には摺鉢池があり、ふたつ合わせて夫婦池と呼ばれる。この辺りでは運が良ければエゾシマリスに出会えることも。

ハイマツが生い茂り、このマツをねぐらに日本ではここだけに生息する
希少な野鳥〈ギンザンマシコ〉を待つカメラマンがずらりと並ぶ
第3展望台を通りすぎ、夫婦池の間を抜けて第4展望台へと向かいます。
大塚さん曰く、旭岳の過酷な環境に育つ高山植物は成長が遅く、
特にこのハイマツは、年間で9ミリしか育たないそう。

「一年中風が強いので、冬は雪が降ってもほとんどが吹き飛ばされます。
雪がないと氷点下20度の世界なので、植物は枯れてしまう。
積雪より上には植物は育たないという過酷な環境なんです」

エゾノツガザクラ。

大塚さんに教えてもらった、散策路沿いに見かける穴は地熱の噴き出し口。穴の付近はほかの場所より早く雪解けが始まります。

北海道〈Villaニセウコロコロ〉
一棟貸し宿で、まちの日常を体感!
おすすめ東川のコーヒーショップへ

美しい山を眺めて、のんびり過ごすなら

道内でも有数のおいしい米どころとして知られる、
大雪山が宿した豊かな水が流れるまち、東川。
そんなこの土地を満喫するなら、自然に囲まれた一棟貸しの宿がおすすめです。

旭川空港から車で15分ほど走ると見えてくる
田園風景にそっと寄り添う3棟の愛らしいヴィラが、
大雪山を望む一棟貸しの宿〈ニセウコロコロ〉です。

〈ペロ〉のリビング。素材から厳選された建物は床材も棟ごと、部屋ごとに異なり、こちらはナラの木を、寝室にはウォルナットを使用。木のいい香りが深いくつろぎを誘います。

「ニセウ」とは、アイヌ語で「どんぐり」のこと。
アイヌの人々の暮らしに欠かせない存在だったどんぐりをモチーフに、
それぞれ間取りやインテリアに個性のある3つの棟にも
〈ペロ(ミズナラ)〉、〈チカプ(コナラ)〉、〈トゥンニ(カシワ)〉と
どんぐりの木の名前がつけられています。

どの棟もキッチン用具や食器、洗濯機まで揃った、美しい別荘のような佇まい。
暮らすように滞在できるしつらえが、すみずみまで行き届いています。

気持ちいい対面型キッチンつきの〈チカプ〉では料理も楽しみたい。夏なら野菜は車ですぐの〈道の駅ひがしかわ〉、新鮮な魚介はちょっと足をのばして旭川のスーパー〈ウェスタン〉へ。

新潟県燕市の〈吉田金属工業〉がつくるブランド〈グローバル〉の包丁をはじめ、キッチンの引き出しには、使ってみると良さが実感できて自分の暮らしにも欲しくなる上質なアイテムが並びます。朝食用にパンや卵などの〈ひがしかわのおいしいものセット〉が用意されているのもうれしい。

木材や漆喰など、体にやさしい空間

旅好きのオーナーの正垣智弘さんご夫妻が、自身の旅経験やこだわりを生かし
理想をかたちにしたという建物は、
東川に家具工房とショップ&カフェをもつ〈北の住まい設計社〉に依頼。
機能的でナチュラルな雰囲気をもつ空間と調和するような
雑貨やキッチン道具のセレクトはご夫妻自らで行い、
各棟とも北欧のようにシンプルな心地よさに包まれています。
3棟それぞれの特長や、オープンまでの詳しい経緯についてはコロカルのこちらの記事で。

朝を迎えるのが楽しみになる、光の美しい〈チカプ〉の洗面台。清潔感あふれる白いタイルがポイント。壁には調湿効果のある珪藻土を使用していて、室内の空気も清々しい。

一関、湯治トレッキングの旅!
秘湯〈須川高原温泉〉と栗駒山へ

岩手県の南端にある岩手県一関市には、
昔から地元民に親しまれ、知る人ぞ知る山の上の湯治場がある。
ほぼ秋田県と宮城県と岩手県の3県の県境にある栗駒山の〈須川高原温泉〉だ。

……宮城県と岩手県の県境近くの山の中に、小さなひなびた湯治場を見つけ、
そこでいったん移動を中断することにした。
深い渓谷の奥にある名もない温泉で、
地元の人々が療養のために長逗留するような宿だった。……
村上春樹『騎士団長殺し:第1部 顕れるイデア編』(新潮社)より

実は、村上春樹氏の長編小説にも登場し、
傷心の主人公の男性があてもなく旅をしながら行き着いた
その「ひなびた湯治場」をイメージさせる場所は、一関市の西端にある。

須川高原温泉の大露天風呂。湧き出てすぐは、無色でコバルトブルー。時間が経つと乳白色に変化。

自然が深い、栗駒国定公園の主峰・栗駒山の入り口に位置する須川温泉は、
修験の場として人が入り始めた1130年前に開湯したと伝えられる秘湯だ。
携帯電話もほとんどつながらず(2017年7月時にソフトバンクは圏外)、
原生的な自然以外にはこれといった娯楽もない。

標高1626メートルの栗駒山は、岩手県、宮城県、秋田県の3県にまたがり、
岩手県では「須川岳」の別称で親しまれている。
まずは、比較的初心者向けという須川岳を登ってみた。

真夏でも山頂の気温は10℃以下になることもあり、奥羽山脈の稜線ゆえに天気が変わりやすいので、しっかりとした装備を忘れるべからず。入山にあたっては、登山道口の施設で入山届けを提出すべし。

山の上のお花畑は、メルヘンチックワンダーランド

この山の魅力は、登山ルートが豊富なこと。1時間ほどで登れる緩やかなコースから、
湿原、峡谷、湖沼、ブナの原生林など変化に富んだ地形を楽しみながら
約5時間かけて登るベテラン向きのコースなど、10以上のコースが楽しめる。

岩手県、宮城県、秋田県にまたがる栗駒山は、各県から登山口があり、温泉が沸き出している。マップの赤線が登山道左奥は宮城県、右は秋田県へと続く。(Googleマップより作図)

「一関側からのルートだと、高山植物を楽しめる往復3時間弱の『須川コース』。
須川は、高山植物の宝庫として知られていて、
季節ごとにいろんな草木を楽しむことができる。
5〜6月はミツバオウレンやミネザクラ、
6〜7月のイワハゼにワタスゲ、7〜8月にはイワショウブ。
可憐な高山植物を愛でつつ、写真に収めながら歩くのにちょうどいい、
緩やかな勾配が気持ちいいよ」

そう話す千田典文さんは、地元の一関第一高校在学中から、
50年近く須川岳に登り続ける、岩手県認定の熟練のネイチャー・ガイドだ。

須川岳をはじめとする岩手県内外の山に登りまくること約50年の千田典文さん。岩手県認定の環境アドバイザーとして、取材前日も岩手山のガイドに赴いていたという健脚の持ち主だ。高山植物の知識は博士級。

ちょうど見頃を迎えていたオオバキスミレ。厳しい冬を乗り越えて一時だけ花を咲かせる高山植物の一生は、東北の人のよう。

可憐なピンク色のツリガネツツジ。

この日は秋田県側入り口から八幡平、地獄釜、賽の磧(さいのかわら)を抜け、
まずは、名残ヶ原へ。

幻想的な雰囲気のなか、八幡平から賽の磧へ抜ける。

「高山植物が多く群生するのは、
須川高原温泉の源泉から『ゼッタ沢コース』に向かう途中にある
〈展望台〉と呼ばれる辺り。7月頭のちょうど今頃だと、
通称〈お花畑〉と呼ばれる名残ヶ原の湿原は、
ワタスゲが残っているんじゃないかな」(千田さん)

その言葉通り、お花畑にはタンポポの綿毛にも似たワタスゲが群生しており、
どこかメルヘンチックな雰囲気が広がっていた。

山間に突然広がるその光景は、文字通り“お花畑”。季節に応じて、花の色が変わる。取材時はワタスゲ畑に。

〈キトウシ森林公園家族旅行村〉
レンタサイクルと森のコテージ。
アウトドア滞在ならココ!

まちにも近い、自然豊かな遊び場

澄んだ空気をめいっぱいに吸い込みながら、
気の向くまま美しい自然や一面に広がる田園風景、気になるお店を自転車で巡る……。
夏ならではの東川の魅力をたっぷり体感するなら、
誰でも気軽にトライできるサイクリングがおすすめ。

まちの北側に位置する〈キトウシ森林公園家族旅行村〉は、
レンタサイクルで最新式の高性能な自転車のレンタルができるほか、
一棟貸しケビンでゆっくりとした宿泊も楽しめる、人気のスポットです。

(写真提供:キトウシ森林公園家族旅行村)

アイヌ語で「ギョウジャニンニクが群生する」を意味するキトウシ。山をそのまま生かした、のどかで心地よい自然に包まれています。

超軽量のレンタサイクルで、リフレッシュ!

標高457メートルの岐登牛(キトウシ)山一帯に広がるキトウシ森林公園は、
東川のまちや道の駅から車で10分。
レンタサイクルの受付は駐車場側の事務所で行っています。
アウトドアブランド〈モンベル〉が
日本の地形や日本人の体格に合わせて開発した自転車〈シャイディック〉は
約9キロで、女性でも簡単に持ち上げられる軽さ。
初心者向きから上級者用まで、ハンドルの異なる3タイプから選べます。

今回取材で利用したのは〈ブルホーンハンドル〉タイプ。長く走行しても手の置き所が変えられて重心を動かしやすい。乗り手に合わせて高さを調節しているところ。

大雪山まわりのサイクリングの魅力は、風景のすばらしさはもちろん、
サイクリングロードの整備がしっかりとされていること。
さまざまなコースがあるので、レベルに合わせて選ぶことができます。

「サイクリングで回る東川は最高ですよ! 
ここから出発するなら、少し上級者向けですが、
忠別(ちゅうべつ)ダムへ向かうコースがおすすめ。
車では入れないダムの堤防から見える旭岳や湖がとてもきれいなんです」
そう教えてくれたのは、
キトウシ森林公園を管理する東川振興公社の莫日根(ムリグン)さん。
さっそく、東川ならではのサイクリングコースへと出かけてみましょう。

北海道、旭岳温泉〈湯元 湧駒荘〉
5種の源泉はすべてかけ流し。
静かに過ごす、山の美食宿

道産木材の山小屋ツインがリニューアルオープン!

あたり一面が輝くような緑に包まれる大雪山の夏。
この時期、全国から多くの登山客が訪れる旭岳ロープウェイのほど近くに、
名湯とうたわれる旭岳温泉があり、数軒の宿泊施設が建ち並びます。
冬季の積雪量が45メートルを超えるという旭岳。
大雪山国立公園の雄大な自然に抱かれた、まさに秘湯の宿です。

なかでも、ていねいな料理が味わえ、地下で豊かに蓄えられた
湧き水〈湧駒水(ゆこまんすい)〉とともに5種類もの源泉をもち、
3つのかけ流し温泉を湯巡りできるのが〈湯元 湧駒荘〉(ゆこまんそう)。

訪れたのは7月上旬。緑に包まれた宿の入り口からは旭岳の雄姿が見えます。

山の上の秘境にありながら旭川空港から車で45分とアクセスのいい湧駒荘。
ふもとのまち東川へも片道30分で行き来できます。

滞在するなら、木造建築を改装した別棟2階に
2017年6月にオープンしたばかりのハイグレードな洋室〈山小屋ツイン〉がおすすめ。
本館の趣ある和室とはまたひと味異なり、
北海道の素材やつくりにこだわった、上質な安らぎを感じられる空間です。

傾斜のある天井が高く、広々とした印象の山小屋ツイン。温泉のあとは東京西川の最高グレードの寝具に体を沈めよう。マットレスは快適な睡眠を提供する〈Air〉を採用。

あたたかみのあるサイドテーブルとチェア。木の質感を生かした家具は旭川家具の老舗〈匠工芸〉が手がけています。

自分で挽いた豆でゆっくりとコーヒーを淹れる。そんなくつろぎのひとときも楽しみのひとつ。豆は函館の老舗店〈美鈴コーヒー〉。

ホタテの貝殻でつくられた漆喰があたたかみのある白壁。
高い天井を見上げると、北海道でかつて主に大きな建物に使われた
洋小屋トラスと呼ばれる構造が、どっしりとした存在感を放っています。
建材はタモやトドマツなど北海道産。
地元の素材に包まれた空間でまずはゆっくりとひと息ついたら、
お楽しみの湯巡りに出かけてみましょう。

毛利悠子、大きな作品への旅。
札幌国際芸術祭2017
参加アーティストが旅する北海道

撮影:在本彌生

札幌市内各所で開催され、話題となっている札幌国際芸術祭(SIAF)2017。
公式ガイドブック『札幌へアートの旅』では、
参加アーティストたちによる北海道の旅も紹介している。
その中から、札幌市立大学で作品を展示中の毛利悠子さんの寄稿を掲載。
「スカイウェイ」と呼ばれる、キャンパスをつなぐ長い空中廊下で展開される作品に
インスピレーションを与えた旅。
ぜひこの文章を読んでから作品を体験してほしい!

北海道の海、そして炭鉱遺産へ

大きな作品がつくりたいと思った。
それは、今回のゲストディレクターである大友良英さんから
SIAF2017へのお誘いの電話をもらった時点でうっすらと考え始めたことなのだけれど、
それが、空間的に大きいものなのか、大きな彫刻のことなのか、
時間が長いものなのか、音が大きなものなのか、その時点ではまだ見当もついていない。

大きな北海道の大地で大きな作品を制作する! といささか単純すぎる思考回路に
自分でもあきれつつ、特に具体的な目標を決めずにふらっと旅に出ることにした。
偶然に出会った風景からひとつの道筋を見つけられればと淡い期待を込めながら。

とはいえ、選択肢がメチャクチャ多い北海道。
小樽、根室、別海、知床などを横断していたら、SIAFの会期が終わってしまう。
ひとまず気になっていた場所をさらっと2泊3日にあてはめてみると、
意外にすてきな道のりになった。
石狩の海から始まり、ゆっくりと河口の上流へと身を任せて
音威子府(おといねっぷ)まで北上する、という行程だ。

SIAFスタッフ斎藤ふみさんの運転で、まずは真勲別川(まくんべつがわ)のほとりにある
〈石狩川治水史資料館(川の博物館)〉へ。
ここは事前に電話予約することで、普段は水流管理をしている方が
わざわざ展示の説明をしてくれるシステム。

展示物からは、当時の水害から田畑を守るために
どのような土木の発展があったかが学べる。
実際につくられた人工の川(放水路)を眺めることもできた。
そこから少し北上すると、日本海側にある石狩湾に着く。
初めて訪れる北海道の海で、しばらく深呼吸をした。

数年前、詩人の吉増剛造さんが制作した多重露光写真の作品『廃バス』を購入した。
錆びた亡霊のような姿で写されたバスが
廃材のユートピアのように見えるところが気に入っているのだが、
実はこの光景は湾からもう少しだけ河口のほうに行ったところで撮影されたものだったと、
この数か月後に吉増さん自身から教えてもらうことになる。

前回のSIAFでは水が大きなテーマでもあり、川や海を見ることから旅がスタート。

水の流れをさかのぼるように移動し三笠市に到着。
前回のSIAFと同じ2014年、
ここで〈そらち炭鉱(やま)の記憶アートプロジェクト2014〉という
アートプロジェクトが展開されていた。

私は前回のSIAFに参加していたので、炭鉱の跡地で展示されている
岡部昌生さんや端 聡さんのインスタレーションの噂は耳にしていたのだが、
自分の展覧会準備に追われてしまい、結局訪れることはかなわなかった。
そういった経緯もあったので、アートプロジェクトが
行なわれている時期ではなかったけれど、訪れてみることにした。
かつて北海道の産業を支えた場所はどのようなところなのだろう。

夕張で炭鉱遺産を活用したまちづくりに取り組んでいる
〈清水沢アートプロジェクト〉の佐藤真奈美さんに案内していただく。
まずは幌内(ほろない)炭鉱跡地で、石炭を輸送した線路や
坑口跡(入口はブロックで塞がれていた)などを手づくりの路上地図に沿って見学する。

夏にぴったりなハイヒールを履いていたところ、佐藤さんに
「えーと、その靴だと一気にダメになります」と指摘され、
大荷物を積んだ車のなかから長靴を引っぱりだしてもらった。
ワンピースに長靴を履いて、なんだかグーニーズ気分(そんなシーンはない)。
建物跡には草木がまとわりついているが、当時の炭鉱仕事の様子へと想像が膨らむ。

続いて訪れた旧幌内変電所は、つい先日まで使われていたのではないかと思うほど
しっかりとした建物だった。
大正中期(約100年前)に建てられたというのに、やけに生々しい。

ふと足元を見ると、乳白色の茶碗のようなものがいくつも転がっている。
陶器でできた碍子(がいし)であった。
建物の外観と比べるとまだつるりと真新しく、握ると少しヒンヤリした。
思わず持ち帰りそうになったけれど、グーニーズ的には、
持って帰ることで大きな岩が転げ落ちてくる展開になるのでグッとこらえた。

送電などに使われる、絶縁のための陶磁器製の器具、碍子。作品に使いたい欲望が……。

さらに2、3分ほど歩いたところには、
炭山と地域守護の山神信仰を司る幌内神社の跡があった。
現在は本殿などの建物はすべて撤去されていて、
石が崩れた灯籠や鳥居だけが残されていた。
炭鉱は平成元年に閉山し、建物だけが残された。
草木がまとわりついて遺跡のようになったもの、まだ生々しく建ち続けるもの、
そして跡形もなく消えていったものが同居する、不思議な空気が漂う場所だ。

さらにもう少しだけ車を飛ばして、旧市街地をまわってみる。
そこで目にしたのは数々の廃屋だった。
建具や家具は瓦礫となって、将棋崩しの駒のように青空の下に積まれている。
これらは人の手によって積み上げられたのではなく、むしろ人が住まなくなった途端に
雪の重みによってきれいに押し潰されていったのだという。

瓦礫といえば、東日本大震災後の福島県浪江町を訪れた際に見た
トラクターによって道路脇に積まれた建具や街路灯が思い起こされたが、
ここの印象はそれとはまた少し違ったものだった。

雪で潰れていく炭鉱住宅。北海道の隆盛の象徴であり失われていく風景である炭鉱に、ぐっとくるという毛利。

飛騨市〈FabCafe Hida〉の グリーン・ツーリズムで ハイテクなものづくりにトライ!

2017年8月、岐阜県飛騨市にある〈FabCafe Hida〉にて、
森とものづくりを楽しむ宿泊プランがスタートしました!

FabCafe Hidaは、コロカルでもおなじみのヒダクマこと〈飛騨の森でクマは踊る〉
2016年4月にオープンした施設。

築100年を超える古民家を改装した建物のなかに
宿とカフェ、デジタル工房があり、
木工やデジタルものづくりなどを体験できるようになっています。

飛騨の森でクマは踊る(通称ヒダクマ)は飛騨市と、林業・地域再生を手掛けるトビムシ、ロフトワークの3社が手を組み、広葉樹の活用を通じて地域活性を目指す会社。社名には「クマも踊り出すような健康な森にしよう」という想いがこめられています。

本宿泊プランは、FabCafe Hidaが
農林漁業体験民宿(※)に登録されたことを機に始まるもの。

〈森の宝物探しピクニックプラン〉〈初めての木工体験プラン〉
〈オリジナル家具DIYプラン〉の3つがあり、
飛騨の自然を満喫しながら、森歩きやものづくりに挑戦できます!

※ 農林漁業体験民宿:農林漁業体験民宿とは「施設を設けて人を宿泊させ、農山漁村滞在型余暇活動に必要な役務を提供する」宿。農林水産大臣から「登録実施機関」 の登録を受けた一般財団法人 都市農山漁村交流活性化機構が運用しています。

おいしい長野県の野菜を味わう! 信州デスティネーション キャンペーンに合わせイベント続々

〈銀座NAGANO〉やエキナカに長野の旬がたくさん!

信州を代表する農産物や伝統食、地酒やジビエなど、
信州の暮らしを感じるさまざまな商品をセレクトした
東京・銀座のアンテナショップ〈銀座NAGANO〉。
2014年3月のオープン以来、2階のイベントスペースでは、
長野にまつわる多彩なイベントが行われています。

長野県の農産物や食材、伝統食、世界に誇るNAGANO WINEや地酒、ジビエなど、長野県の暮らしと季節を感じるさまざまな商品と施設を取り揃えているアンテナショップ〈銀座NAGANO〉。

6月に開催されたもののひとつが、「信州産の旬を発信! 
野菜ソムリエKAORUと信州の旬を愉しもう!」というイベント。

全国第1号のシニア野菜ソムリエとして活躍する長野県出身のKAORUさんを進行役に、
「美しすぎるタクシードライバー」としてタレント活動も行う
長野県安曇野市出身の生田佳那さんをゲストに迎え、
自然豊かな長野県で生産される農産物を試食しながら、
その特徴やおいしさをKAORUさんが解説する企画でした。

「旬の時期の野菜はおいしく、見た目の美しさも香りも楽しめるのはもちろん、栄養価も高く、本来、人間の体がその時期に求める栄養素をバランスよく含んでいます」と長野県の旬の野菜を紹介したKAORUさん。

KAORUさんによると、全国4位の面積を誇る長野県は、
日本アルプスをはじめとする2000~3000メートル級の山々に四方を囲まれ、
南北に広く四季の変化に富んだ地域のため、
野菜や果物、米、きのこなど、バラエティに富んだ農産物が生産されているそう。
また、内陸地特有の気候によって昼夜の寒暖差が大きいため、
長野県産の農産物には旨みがギュッと蓄えられているのが特徴だと言います。

そして、農地の標高差を生かして旬の農産物の収穫期が次々とリレーをする
「産地リレー」ができることで、長期出荷が可能なのだとか。
さらに、長野県は関東や中京、関西などの大消費地からも近距離のため、
新鮮な農産物をいち早く都市に出荷できているそうです。

今回は、そんな環境で生産されている長野県の旬のレタスやセルリー、夏ハクサイなど、
15種類の長野県産食材をふんだんに使った「信州森のごちそうサラダ」や、
夏ハクサイとリンゴジュースを使ったヨーグルトスムージーなどを味わいながら、
旬の野菜の見分け方や栄養素、おいしい食べ方などについてトークを弾ませました。

リンゴジュースのドレッシングでさっぱりと味わった「信州森のごちそうサラダ」。レタスやセルリー、ズッキーニやキノコなど、長野県産食材がたっぷり。

デザートには、大阪の名店〈FORMA〉の信州産ブルーベリーを使用したチーズケーキと、長野県産あんずを使用した〈OGGI〉のアプリコショコラテリーヌが登場。

客席ではトークに耳を傾けながら、次々と登場する試食も楽しみました。

実は、こうした長野県産の野菜やスイーツにまつわるイベント、
JR東日本の駅構内でも開催されています。
9月30日までJR東日本の駅構内や新幹線車内で開催されているのが、
地域の素材を生かしたスイーツやお土産を開発し、販売する
〈地域素材応援プロジェクト〉。
長野県産のブルーベリーや信州ジビエを使った44アイテムが販売されています。

長野県はブルーベリーの生産量日本一を誇ります。

また、JR東日本のエキナカ商業スペース〈エキュート〉では、7月23日まで、
信州産食材を使用したオリジナルメニュー全55種を販売する
〈“心のごちそう”信州〉も開催中。エキュートに出店している各ショップで、
〈“心のごちそう”信州〉に沿うオリジナルメニューを開発する企画です。

デザートで提供されたOGGIのアプリコショコラテリーヌもこの〈“心のごちそう”信州〉のために開発されました。JR上野駅構内〈エキュート上野〉で販売中。

スマイルズの〈檸檬ホテル〉は 泊まって鑑賞して楽しむ 体験型アート作品

香川県の豊島に、古民家を改装した体験型アート作品があります。
その名も〈檸檬ホテル〉。
なんでも、鑑賞することも泊まることもでき、
宿泊はキャンセル待ちが出るほどの人気なのだとか。

作品なのにホテル?なぜ人気なの?と
疑問がわいてきますが、いったいどんなホテルなのでしょうか。

シンボルマークデザイン:takram design engineeringの渡邉康太郎さん、山口幸太郎さん、太田真紀さん、前澤知美さん。

ホテルの“作者”は〈Soup Stock Tokyo〉
〈PASS THE BATON〉などを運営するスマイルズ。
〈瀬戸内国際芸術祭2016〉にアーティストとして
参加して〈檸檬ホテル〉を発表し、
会期終了後もホテルを作品および宿泊施設として運営しています。

檸檬ホテルは高台のレモン畑のなかにあります。
おもてなしも、豊島レモンを使った自家製レモンサワーに、レモンを効かせた料理、
レモンの木の下のお風呂、レモンで草木染めされた布などとレモンずくし。

古民家の改装を手がけたのは岡野道子建築設計事務所の岡野道子さん。

シンプルでいて、なんとも温かみのある空間です。
たしかにこんなに素敵なお部屋なら、一度は泊まってみたい!

〈LYURO 東京清澄〉 まちに開かれた シェア型複合ホテルが 隅田川沿いにオープン!

東京の下町エリア、江東区清澄にまちに開かれたシェアスペースや
ギャラリー、ショップ、コーヒースタンド、
ビールブルワリーなどを備えた“シェア型複合ホテル”がオープンしました!

その名も〈LYURO 東京清澄 -THE SHARE HOTELS-
(リュウロ トウキョウキヨスミ ザ シェア ホテルズ)〉は
2017年4月にグランドオープンしたばかり。
隅田川に面し、客室からは下町風情あふれるリバービューが見渡せます。

このホテルがユニークなのは、宿泊客だけではなく、
まちの人や清澄を訪れた人たちも利用できること。

夏の京都でよくみられる「川床」の東京版を目指した〈かわてらす〉。

上の写真は誰でも利用できる多目的スペース〈かわてらす〉。
2階デッキにあり、朝ごはんを食べたりヨガをしたりと、
いろんな使い方ができます。気持ち良さそうですね!

かわてらすへとつながる2階には、バーベキューレストラン〈PITMANS〉と
クラフトビールのブルワリー〈清洲橋醸造場〉も。

清洲橋醸造場はクラフトビールメーカー〈アウグスビール〉初のブルワリー。
アウグスオリジナルや谷中ビールなど、アウグスビールの
オリジナルクラフトビールがいただけます。

お部屋のタイプは、ゆったり楽しめる個室と、
2 段ベッドを備えたドミトリーのふたつ。

RIVER VIEW 個室タイプ

RIVER VIEW 個室タイプ

リバービューがのぞめる個室には、川に面したバスルームが。
夜にはライトアップされた清洲橋とスカイツリ―が見渡せ、
下町好きな方には、たまらないロケーションです。