連載
posted:2017.9.6 from:北海道上川郡東川町 genre:旅行
PR 北海道観光振興機構
〈 この連載・企画は… 〉
“北海道の屋根”と言われ、日本最大の〈大雪山国立公園〉を有する大雪山。
深く美しい大自然のなかで、コテージや温泉宿に滞在しながら、北の暮らしを旅します。
photographer profile
Asako Yoshikawa
吉川麻子
フォトグラファー。北海道苫小牧市生まれ。札幌市在住。2006年からのスタジオ勤務を経て2011年より独立し、フリーランスとなる。主にポートレイト、衣食住、それらに関わる風景など幅広く撮影。おいしいものといい音楽があると笑顔になります。
気のいい犬1匹と現在二人暮らし。
writer profile
Akiko Yamamoto
山本曜子
ライター、北海道小樽生まれ、札幌在住。北海道発、日々を旅するように楽しむことをテーマにした小冊子『旅粒』発行人のひとり。旅先で見かける、その土地の何気ない暮らしの風景が好き。
旅粒
http://www.tabitsubu.com/
東川のまちから旭岳、天人峡方面へ伸びる1160号線を
車で走ること30分ほど。忠別湖を越え、旭岳へと向かう道に
入ってすぐを左折すると〈大雪旭岳源水公園〉が見えてきます。
旭岳をはじめとした大雪山連峰の地下深く蓄えられる
雪解け水が何十年、何百年かけて自然に濾過された
清冽な湧き水を、自由に汲むことができる名所です。
駐車場直結の、いつも多くの人でにぎわう取水場〈源水岩〉から
小道を挟んだ向こうには、源泉から流れ出る川に沿って遊歩道があります。
ふかふかの苔や瑞々しい緑が生い茂る川岸を眺めながら、
空のマイボトルを忘れず持参して、300メートルほど先にある源泉へ。
緑に包まれた清らかな空気の中、遊歩道を歩くだけでも
心身がすっきりとリフレッシュされるよう。
道の先には、〈平成の水100選〉にも選ばれた、
毎分4600リットルという湧出量を誇る源水の取水口が並んでいます。
こんこんと湧き出る大雪山からの恵みを、ぜひその場で味わってみましょう。
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日本の湧き水は軟水がほとんどですが、大雪旭岳源水は国内でも珍しい中硬水に当たる水質。
そのまま飲むのはもちろんのこと、コーヒーを落としたり
麺を茹でると、おいしさが増すと評判です。
通年で6〜7度を保つ真夏でも冷たい湧水は甘く清らかで、体にすっと浸透していきます。
そして、このすばらしい天然のミネラルウォーターは、
旭岳ふもとの東川のすべての家庭に引かれ、日々の生活に使われています。
北海道でも唯一上水道のないまち東川の豊かな暮らしに思いを馳せながら、
源水公園で大雪山からの恵みそのものをいただいてみませんか?
information
大雪旭岳源水公園
住所:北海道上川郡東川町ノカナン
駐車場:あり
※冬季間、大雪旭岳源水は雪により閉鎖
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