〈函館市縄文文化交流センター〉 北海道、唯一の国宝に会える!

縄文の人々のたぐいまれなセンスを知る

道南に、日本で唯一、国宝を鑑賞できる道の駅があるのを知っていますか?
函館市街地から車で約50分、緑深い峠道の先に広がる内浦湾に面した、
上質な真昆布の産地として名高いまち南茅部。

2011年に誕生した道の駅〈縄文ロマン南かやべ〉と
同じ建物にある〈函館市縄文文化交流センター〉は、2007年国宝に指定された、
まちが誇る、縄文の土偶〈中空土偶〉に会える、道南の大きな見どころです。

センター入り口。無機質なコンクリートで有機的なカーブを描き、館内の展示はもちろん、建物の海側にある縄文遺跡と現代とを隔てる結界をイメージしたという建物。

縄文遺跡は、市内に400か所以上!?

厳しい自然と共生し、優れた技術や豊かな精神性をもつ縄文文化。
函館市縄文文化交流センターでは、南茅部で発掘された中空土偶をはじめ、
縄文の歴史が色濃く残る函館市で発掘された
貴重な遺構や出土品をゆっくりと鑑賞することができます。

縄文遺跡の数は函館市内で400か所、南茅部地域だけでも90か所にのぼります。
函館で出土する縄文土器の中には青森県の同時代の土器との共通点も多いことから、
現在、道南〜道央の6つの縄文遺跡と、
青森県・岩手県・青森県の縄文遺跡を〈北海道・北東北の縄文遺跡群〉という名で
世界遺産登録を目指す動きも進んでいます。

博物館2階から眺める海側の丘。左奥の開けた場所には大規模な盛土遺構を有する史跡の縄文遺跡〈垣ノ島遺跡〉が広がっています。