連載
posted:2017.8.26 from:北海道上川郡東川町 genre:旅行
PR 北海道観光振興機構
〈 この連載・企画は… 〉
“北海道の屋根”と言われ、日本最大の〈大雪山国立公園〉を有する大雪山。
深く美しい大自然のなかで、コテージや温泉宿に滞在しながら、北の暮らしを旅します。
photographer profile
Asako Yoshikawa
吉川麻子
フォトグラファー。北海道苫小牧市生まれ。札幌市在住。2006年からのスタジオ勤務を経て2011年より独立し、フリーランスとなる。主にポートレイト、衣食住、それらに関わる風景など幅広く撮影。おいしいものといい音楽があると笑顔になります。
気のいい犬1匹と現在二人暮らし。
writer profile
Akiko Yamamoto
山本曜子
ライター、北海道小樽生まれ、札幌在住。北海道発、日々を旅するように楽しむことをテーマにした小冊子『旅粒』発行人のひとり。旅先で見かける、その土地の何気ない暮らしの風景が好き。
旅粒
http://www.tabitsubu.com/
道内でも有数のおいしい米どころとして知られる、
大雪山が宿した豊かな水が流れるまち、東川。
そんなこの土地を満喫するなら、自然に囲まれた一棟貸しの宿がおすすめです。
旭川空港から車で15分ほど走ると見えてくる
田園風景にそっと寄り添う3棟の愛らしいヴィラが、
大雪山を望む一棟貸しの宿〈ニセウコロコロ〉です。
「ニセウ」とは、アイヌ語で「どんぐり」のこと。
アイヌの人々の暮らしに欠かせない存在だったどんぐりをモチーフに、
それぞれ間取りやインテリアに個性のある3つの棟にも
〈ペロ(ミズナラ)〉、〈チカプ(コナラ)〉、〈トゥンニ(カシワ)〉と
どんぐりの木の名前がつけられています。
どの棟もキッチン用具や食器、洗濯機まで揃った、美しい別荘のような佇まい。
暮らすように滞在できるしつらえが、すみずみまで行き届いています。
旅好きのオーナーの正垣智弘さんご夫妻が、自身の旅経験やこだわりを生かし
理想をかたちにしたという建物は、
東川に家具工房とショップ&カフェをもつ〈北の住まい設計社〉に依頼。
機能的でナチュラルな雰囲気をもつ空間と調和するような
雑貨やキッチン道具のセレクトはご夫妻自らで行い、
各棟とも北欧のようにシンプルな心地よさに包まれています。
3棟それぞれの特長や、オープンまでの詳しい経緯についてはコロカルのこちらの記事で。
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東川は全国でも珍しい、北海道では唯一の「上水道のない」まち。
蛇口をひねると、おいしい地下水が出てくるという貴重な環境も体感できます。
ニセウコロコロでゆっくりしたいけど、料理は苦手という人は、
近隣のお店からオーダーできるデリメニューもあります。
この日は北の住まい設計社のカフェメニューを注文。
素材の安心感はもちろん、味もボリュームも大満足の内容です。
3種類のコースから選べ、地元を中心にこだわりの生産者さんから仕入れた
安心な食材でつくられる北の住まい設計社のデリメニューは、
どれもしっかりと手の込んだおいしさ。
夏場ならワインを購入して、外のテラスでゆっくりといただくのもよさそう。
夏の夜は、カエルの大合唱に包まれるというニセウコロコロ。
「まわりは田んぼが多く、里山の風景が楽しめる場所。
この“なにもなさ”をぜひ楽しんでほしいです」
そんな思いで、訪れる旅人を温かく迎えている正垣さんご夫妻も
東京から一家で東川へ移住します。その決め手は、豊かで美しい水と、
大雪山を望むこの田園風景だったそう。
今は4人のお子さんとともに、この地での暮らしを忙しくものびのびと楽しんでいます。
東川のいいものをたくさんご存知の正垣ご夫妻おすすめのお店、
ご夫妻が毎朝飲むコーヒーで、ニセウコロコロではお客さん用の
コーヒー豆としても置いているという〈YOSHINORI COFFEE〉へ、
夫妻と一緒に訪ねてみることにしました。
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宿から車で5分ほど。木の風合いが心地いい店内には焙煎機をはじめ、
コーヒーにまつわる機械やグッズが並び、豆のいい香りが立ち込めています。
ドリンクはテイクアウトが基本で、店内のカウンターでもいただけるスタイル。
“飲む人に感動を与える”というスペシャルティコーヒーを
おいしい水のまち東川で、リーズナブルに提供しています。
コーヒーマイスターの資格を持ち、焙煎で豆ごとの個性を引き出す轡田芳範さんは
旭川出身で、東川は若い頃から遊び場としてよく訪れていたそう。
ふとしたきっかけでコーヒーの世界にのめり込み、東川に移住。
2015年、道北ではここだけのスペシャルティコーヒー専門店をオープンします。
世界で流通するコーヒー豆のうち、わずか5パーセント未満という
スペシャルティコーヒー。生産から販売まで徹底した品質管理のもと
おいしさが評価された貴重な豆を、ここで味わうことができます。
「持続可能な未来につながる一杯を、まずは飲んでいただいて
このおいしさを知ってもらえたらうれしいですね」
種類豊富なコーヒー豆はティーバッグタイプもあり、お土産にもぴったり。
東川を散策するときにはぜひ立ち寄りたいスポットです。
「お店をしている方同士がそれぞれの仕事を尊重して、
連携しあっているのが東川の魅力」と紗世さんは語ってくれました。
住む人同士がつながり、高め合い、生かし合うまち。
そんな東川に暮らすように滞在できるニセウコロコロで、
ゆっくりと流れる週末時間を過ごしてみませんか?
information
Villa ニセウコロコロ
住所:北海道上川郡東川町東3号北12
TEL:0166-82-4747
チェックイン:15:00〜(18:00を過ぎる場合は事前にご連絡ください)
チェックアウト:〜11:00
駐車場 あり
information
YOSHINORI COFFEE
住所:北海道上川郡東川町北町12丁目11番1
TEL:0166-56-0099
営業時間:10:00~18:00
定休日:水・木曜日
駐車場 あり
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