テーマは「半島と食」。 銀座で日本の半島を知る展覧会 「半島のじかん2014  半島の台所」

2014年1月29日(水)から、
松屋銀座7階・デザインギャラリー1953にて、
展覧会 半島のじかん2014「半島の台所」が開催されます。
半島とは、三方を海に囲まれ、
すぐそばに里と山を持つ、豊かな自然に恵まれたところ。
海に囲まれた日本列島には、たくさんの半島がありますよね。
この展覧会は、そんな日本の「半島」をテーマに、
日本デザインコミッティーと国土交通省が共同開催しているイベントです。
今年で3回めの開催となります。

今回のテーマは、「半島と食」。
会場では、半島と食をテーマとした展示 「半島の台所」
やクリエイターによる制作エピソード、
生産者とクリエイターが語る半島の食のデザインなどのトークショーもあるんです。

(c) 日本デザインセンター

2014年2月2日(日)には、
「半島のじかん2014」のグラフィックデザインを手がけた
日本デザインセンターの大黒大悟さん、原研哉さん、
みつばち先生こと鈴木輝隆(江戸川大学 社会学部教授)さん、
有城利博(ありしろ道具店店主・伊豆中南部地域)さんや
金七聖子(松波酒造若女将・能登地域)さんらが登場する
トークショーもあります。
入場は無料。半島出身の方も、そうでない方も
ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょう。

第701回デザインギャラリー1953企画展 半島のじかん2014「半島の台所」

今日のおやつ: 半生のあんぽ柿のなかに柚子餡! 広島・三原うまれの 「柿中柚香」

うう、今日も寒いですね〜。
本日のおやつは、広島うまれの「柿中柚香」。
広島県三原市のお菓子屋さん「旬果瞬菓 共楽堂」さんのお菓子です。
柔らかい干し柿のなかにさっぱりした柚子あんを詰めこみました。
「あんぽ柿」とは、内部まで乾燥している「干し柿」
とは違って、中身が半生状態の柿のこと。
表面がぱりっとしていて、中身がすごく柔らかいのが特徴。
柿の甘みと柚子あんのハーモニーがとろけるような
おいしさです。

割ってみたところ。

ちなみにこちら、冬期の期間限定ですので
売り切れ次第販売終了。通信販売は残念ながら終了していますが、
全国のデパートにあるお店では購入できるところも。
共楽堂さんがつくる、季節を代表する果物を使った
和テイストのスイーツたち。
通信販売は下記より。

旬果瞬菓 共楽堂

今日のおやつ: 神戸六甲のおしゃれなバターサンド 「BonbonROCKett」

今日のおやつは、洋菓子天国・神戸生まれのお菓子
「BonBonRockett(ボンボンロケット)」。
フレッシュなバタークリームを、
サクサクのサブレでサンドしたボリュームたっぷりの
お菓子です。アイスサンドのバタークリーム版とでも
言いましょうか。バタークリームはフレッシュでデリケートなので、
アメリカ製の小さなミキサーでふんわり仕上げているそう。
甘いもの好きさんにはたまらないお菓子といえるでしょう。

おしゃれなまち・神戸生まれのお菓子らしく、
パッケージもおしゃれさん。なんと20種類の
フレーバーがあるのだそう。
もともと「クリーム・サンディ」は
アメリカやカナダで食べられているサンドに
ルーツがあるようですね。
通信販売も開始されましたので、
ぜひスイーツ好きの方はチェックしてみてください。

BonBonRockett(ボンボンロケット)

若き玄人蔵人が生む濃口醤油 静岡・栄醤油醸造

「醤油」は、日本人が最もよく使い、食卓に欠かせない調味料でありながら、
きちんと選んで使っている人は、どれくらいいるでしょう? 
食卓をおいしく豊かにするための案内人、醤油ソムリエールの私が、
全国から選りすぐりの蔵元をご紹介していきます。

社長とひとりの若き熟練の造り手が進化させる、歴史ある手造り醤油。

「栄醤油」のことを振り返るとき、真っ先に思い浮かぶのが、
蔵を案内していただいた最後に
「ちょうど火入れしたばかりの醤油があるんです。味わってみてください」
と、急いで容器を探して醤油を汲み、渡してくれた蔵人・古川真輔さん。
少しの不安と期待を交えた真っすぐな目で答えを待っていました。
え! 私のような若輩者で、何者かもわからない相手に……と、思わず恐縮しました。
しかし、その目を見て、これは本気で味利きして、お世辞抜きのことを伝えないと。
と、感覚を澄まして味と香りを確認したところ、驚くほどみごとな醤油。
それを伝えても「ダメなら正直に、言ってくださいよ」と、
安堵の中に不安が混ざった目で次の言葉を待っていました。
この姿勢が栄醤油醸造そのものなのだと、しみじみと感じるのです。

200年以上前に城下町に創業。

訪問したのは2013年7月末。
かつて城下町として栄えた静岡県掛川市横須賀の閑静なまち並みを眺めていると、
ふと「栄醤油」と書かれた看板があることに気づきました。
まち並みに溶け込む素朴な建物ながら、
創業寛政7年から刻々と刻まれ続けたわびさびが漂います。

中に入ると、栄醤油醸造7代目の深谷益弘さんが、挨拶もそこそこに
「もともとは鍛冶屋で、江戸時代に醤油屋も始めました。
ここにある道具は、鍛冶屋の時代に使っていたものです」
と、苔むした鍛冶屋の道具を指差しながら案内してくれました。

100年以上続く醤油屋に出会うことはよくあるけれど、
200年以上となると限られます。
いつからあるのだろうと思わせる道具が並ぶ蔵の中を進むほどに、
先への興味が増します。

江戸時代から残る鍛冶屋の道具。

古き良き味を進化させる、ベテラン36歳。

「この先の醤油蔵の案内は、蔵の担当者に変わります」
と、深谷さんに案内していただいた先で待っていたのが、
冒頭に紹介した古川さん。ひと目見て驚きました。
若い! 
通常、蔵の担当者というと、大企業でない限り通常は「工場長」。
そして、工場長は修業した年月と熟練の経験が問われるため、
50代以上であることが多いのです。
しかし、古川さんはまだ36歳。さらに
「この蔵の製造を僕ひとりでやっています。今年で18年目です」
ひとりで!? 36歳なのに18年間も!? 
と、異例のことに思わず目が丸くなります。

蔵の中も異質。とにかく道具が歴史あるもの。
見渡して目に入るものすべてが一昔も二昔も前のもので、
中には栄醤油醸造の他では見たことがない道具もあります。
古い道具を修繕しながら使い続けるより
最新の機械を導入したほうが効率が良くて便利。
けれども「もっと昔の造り方を取り入れたい」と古川さんは意気込みます。
なぜかは、一道具、一工程を真心こめて説明する様子が物語っていました。
私が、どのような変化をしながら麹が育っていくのですか? 
温度調整は? など、質問を重ねると、
「こういう熱心な方が見学に来てくれるのは嬉しいです。僕も刺激になります」
と、やっぱり心をこめて説明してくれます。
そうか、昔ながらの道具は手間ひまかかるからこそ、心が通い合うんだ。

そして、その真心がみごとに味と香りに反映されているのだから唸らされます。
芯あるすっくとした高い香り。その後に続く柔らかな甘い香りと味。
しかも、歴史があるとは言えど、おいしさは日々成長しており、
専門家は「以前はもっと塩辛い印象があったけど、変わったなぁ」と評します。
この成長も「手で造る」ゆえ。造り手自身の成長と想いを反映しています。

栄醤油で造るのはほとんどが濃口の醤油。
卯の花や五目煮などの大豆系食材を使った煮炊きや、
かまぼこや白身の焼き魚などによく合い、
淡白な食材にしっかりとした味付けをしてくれます。

昔は静岡では、愛知などと同様「たまり醤油」を造る蔵元が多かったようです。
しかし、次第に静岡の生産者も大消費地である関東に意識が向くようになり、
関東の人が好む味の醤油を造るようになりました。
しかしそうすることで、関東に出荷するもの以上に、
関東のものが静岡に入ってくるようになり、静岡の市場すらも、
関東のメーカーに抑えられてしまっている状態だそうです。
静岡の年配の人は醤油のことを「たまり」と呼びますが、
いまではそう呼ぶ人はほとんどいなくなったそうです。

小麦を煎って割る機械。見たことがないかたち。

大豆を蒸すNK管。一昔も二昔も前の型。

麹を造るむろ。(写真提供:栄醤油醸造)

春夏秋冬の温度変化の中で発酵・熟成されたもろみ。

18年の経験を積む36歳ベテラン蔵人・古川真輔さん。

「昔ながら」の価値を進化させる。

見学後、深谷さんが事務所に招いてくださいました。
古川さんの姿勢を褒めると、小さく頷いて
「昔ながらの造り方にこだわりすぎるくらいにこだわります。
しかし、ただ昔ながらの造り方だったらいいというわけではないんですよ」
と、深谷さん。そして経営者としての視線で話を続けてくださいました。

「横須賀は、江戸時代こそ城下町として栄えたけれど、
現在は社会に取り残されています。
戦前まで、この周りにも醤油屋はいくつかありましたが、
戦後の高度経済成長をきっかけに駐車場にしたりして辞めていきました。
さらに製造を共同化しようという動きがあり、
半分ほどがそれに乗じて、共同で製造するようになりました。
もし自社で造るとしても、昔ながらの製法ではなく効率的な方法になったんです。
そんな中、私たちはあえて『こだわり』の道を選びました。
国産丸大豆(*1)や木桶(*2)の醤油の存在価値を認めてくれる人に届けようと」
戦後の高度経済成長をきっかけに製造態勢を効率的な方法に切り替えたのは、
横須賀だけの話ではなく、日本全体の話です。
つまり、栄醤油醸造は、戦後の時代の変動の中で、あえて伝統製法を選択し、
その製法でできた醤油を望むお客様と心を通い合わせながら
歩んでいく道を選択したのです。

*1 国産丸大豆:全国で造られる醤油の原材料の大豆は、丸大豆が約18%、残りの約82%は脱脂加工大豆を使用しているのが現状。国産丸大豆に限るとわずか約2.3%。

*2 木桶:国内の生産量のうち、木桶仕込みによる醤油は1%未満。栄醤油醸造はすべて木桶で仕込む。

こだわりの醤油造りをする決意をし、その価値を認めてくれる人に届けたいという7代目の深谷益弘さん。

できたもろみに圧をかけて搾る。いまでは希少な「袋」で搾る。

搾りたての醤油。

お話をうかがっている間に、ひとりのお客様が醤油を買いに来ました。
直接買いに来る方は多いのですか? と、私が尋ねると
「直接うちに買いに来るお客様は、まだ多いんですよ」と、深谷さん。
いまや、醤油は量販店で買うことが主流。しかも栄醤油醸造の周りは閑静な住宅街。
それでも長年お客様が足を運び続けるのは、それほど支持されている証拠です。
「しかし、昔ながらの部分を大切にするだけではなく、これから続く方法を築かないと」
と、深谷さんは先を見つめます。

昔ながらの製法から生まれるおいしさを、真心こめて追求する古川さん。
そして、育んだ味を経営の筋道にしながら展開していく深谷さん。
二人三脚で一歩一歩進むごとに、歴史は根強く進化しています。
私もふたりの未来を見つめながら、蔵を後にしました。

もろみ蔵。栄醤油醸造は、すべて木桶で仕込む。

今日のおやつ:岐阜県発、 富有柿のおいしさを閉じ込めた ドライフルーツ「かゆり柿」

今日のおやつは、岐阜県岐阜市で作られている「かゆり柿」。
ちょっと珍しい、ドライフルーツの柿です。
生の柿の色が美しく残っているのが特徴。
噛みしめると柿の甘みがじゅわっと広がります。

原料は、岐阜県の瑞穂市が発祥とされている富有柿。
高級ブランドである富有柿は、ちょっとでも
傷がついていると出荷できません。
おいしいのに出荷できない、もったいない柿を
有効利用したのがこの「かゆり柿」。
日本が誇る秋の味覚・柿のおやつといえば
干し柿がポピュラーですが、ドライフルーツもあるんですね。

「かゆり柿」の作り手は、岐阜市にある障がい者の
就労支援施設「嘉百合園(かゆりえん)」。
地元の柿農家から「出荷できない富有柿を商品化したい」
という相談を受けたことがきっかけで製造を開始しました。

かゆり柿の製造は、ほとんどが手作業です。出荷できなかった柿の、ヘタや皮、傷んだ部分を丁寧に取り除きます。柿は9.5ミリほどにスライス。乾燥後は5ミリ程度の厚みになります。

剥いた柿を、ひとつひとつトレーに載せて、30時間ほど乾燥させます。柿の大きさはちょっと縮まりますが、おいしそうな色はそのまま。乾燥させる途中で霧吹きで水をかけたりして、色と食感が残るように工夫しているんです。

嘉百合園の職員さんが作った、かわいいゆるキャラもいます。名前は「のぶ殿くん」。

柿のおいしさがぎゅっとつまった「かゆり柿」は
おいしくて全国のアンテナショップでも好評。
そのことが、嘉百合園に通う方の励みにもなっているそうです。
下記より通信販売も行っています。

嘉百合園「かゆり柿」

DIYな食べ放題スタイルで人気の 牡蠣小屋が東京・立川の 国営昭和記念公園にオープン!

冬の海の恵みの「牡蠣」を思う存分味わえる「牡蠣小屋」。
低価格で、自分で好きなだけ牡蠣を焼いて食べるという
DIYスタイルが受けて、ここ数年日本中に牡蠣小屋スタイルの
お店がオープンしています。

新鮮な牡蠣を提供しているだけに、一般的に牡蠣小屋といえば
海辺にあるイメージでしたが、このたび東京都の西部にある
ベッドタウン立川市の変わった場所にオープンした牡蠣小屋が話題を呼んでいます。

果たしてどこかというと、緑あふれる国営昭和記念公園。
バーベキューガーデン内に、広島、兵庫、宮城県産の牡蠣
を90分2,500円〜3,000円で食べられる牡蠣小屋が冬期限定でオープンしました。
都会のなかで、海の恵みがたっぷりいただけるのが面白いですね。
もし牡蠣に飽きてしまったら、当日受付限定のバーベキュープランもあるそうなので、
気軽にお出かけしてみてはいかがでしょうか。

国営昭和記念公園「かき小屋」

今日のおやつ: 沖縄を代表するアイスといえば! 飛行機で味わう、 ブルーシールのアイス

今日のおやつは、沖縄を代表するアイスクリーム、
「ブルーシール」のバニラアイス。
沖縄から帰る飛行機のなかで、300円で購入したものです。
目的地につくまでの間に、ちょっとかわいく装飾してみました。

まず、窓を利用してアイスをいい感じに溶かします。

溶けたアイスで目と口、耳を作ります

顔の周りを猫形に掘っていきましょう

完成!

あとはおいしくいただくだけ。
濃厚なバニラアイスを味わいながら、
楽しい沖縄の想い出を思い返すのでした。
沖縄って、帰るそばからまた行きたくなっちゃうんですよね。

ブルーシール

写真:タムラカヨさん、井上慶太郎さん

今日のおやつ:徳島・鳴門の 熟成さつまいもだけで作った 「なると金時スィートポテト」

今日のおやつは、徳島県で人気のおみやげ、
あとりえ市さんが作る「なると金時スィートポテト」。
徳島の名産品であるさつまいもの「なると金時」
だけで作ったスイートポテト。
卵や小麦粉は一切使っていません。
さつまいもの甘みだけでつくられた、
手作りのようなしっとりとしたスイートポテトなんです。

使用している芋は、すべて徳島県鳴門市の
協力農家さんの芋畑で育てられた「なると金時」。
収穫後、約一ヶ月半〜2ヶ月貯蔵して
糖度を高めてからスイートポテトにするのだそう。
濃厚な甘みも納得です。
徳島土産に喜ばれそうですよ。

しっとり、濃厚なスイートポテト。

あとりえ市「なると金時スィートポテト

甘さとアルミ鍋が特徴! ワンコインで食べられる 愛媛・松山のソウルフード 「鍋焼きうどん」

愛媛県松山市のソウルフード、鍋焼きうどんには大きな特徴が2つ。
ひとつは甘めの味つけです。戦後、砂糖が貴重だった時代に
甘いものを食べられるようにと考案されたのが始まりだそう。
甘く煮込んだ牛肉が柔らかめの麺とつゆ全体を優しい味にしています。

そしてもうひとつの特徴は、アルミ製の小ぶりの鍋とレンゲ。
昭和の庶民的な感じがただよい、とても懐かしい気分に。

アルミ鍋についた焦げがまたいい感じ

ワンコインで食べられます!

また、鍋焼きうどんは松山にある食堂などで通年食べられるそうですが、
特に有名な老舗の店「ことり」と「アサヒ」の2軒は歩いてすぐの場所にあり
ワンコインで量も軽めにいただけることから、
味の違いを楽しもうとハシゴするお客さんが多いそうです。

「ことり」は昆布といりこのダシが引き立ち、
「アサヒ」は甘みがより強いとのこと。
松山に訪れた際には、ぜひ食べ比べてみてください!

こちらは昭和24年創業「ことり」。こだわりの食材で変わらない味を伝えます

撮影地:「ことり」

〒790-0012 愛媛県松山市湊町3-7-2

電話番号:089-921-3003

定休日:水曜日

営業時間:10:00~売り切れまで

※ただいまデイリーポータルZとのコラボ「鍋ダス」にて鍋の写真をツイッターで投稿受付中! → 終了しました。

投稿した場所の位置情報で日本地図がアメダスのように赤くなります。
美味しそうな鍋写真がたくさん並んでますよ。
あなたの鍋で日本を赤くしよう!

今日のおやつ: 三角せんべいの中には おもちゃと夢が!山形の 「からからせんべい」

今日のおやつは、山形県・庄内地方の
名物「からからせんべい」。
沖縄黒糖を使った、三角形のおせんべいの中に、
お楽しみの玩具が入っています。
庄内に昔から伝わる、おいしくて楽しい駄菓子です。

中に入っている玩具は、庄内の昔ながらの工芸品たち。
ちょっとレトロなデザインがかわいいんです。
庄内藩のお殿様は甘いものが大好きだったので、
昔から盛んに駄菓子が作られていたそうです。

これがパッケージ。

かわいい左馬が入ってました。

おみくじいりの「フォーチュンクッキー」みたいに、
食べて遊んで楽しいからからせんべい。通信販売も行われています。
みんなで分けて食べると、楽しそうです。

からからせんべい

今日のおやつ: 丁寧な手焼き菓子がうれしい。 広島・御調の近藤菓子店 「みつきせんべい」

広島県尾道市の北部にある御調町は、
昔から山陽と山陰を結ぶ役割を果たしてきたちいさなまち。
コロカルニュースでも、まるみデパートからはじまる町の『サイコウ』
として取り上げさせて頂きました。

今日のおやつは、そんなみつぎにある
老舗菓子店、近藤菓子店さんの名物「みつきせんべい」。
昔ながらの伝統をまもって、
一枚一枚手焼きしている、あまーいさくさくとした食感のおせんべいです。
みつきせんべいが誕生したのは、
7つの村が合併して「御調町」になった、昭和30年。
近藤菓子店の店主は近藤治司さん。
20代半ばでお父さんが創業したお店を継ぎ、
以来昔ながらの製法でこつこつとおいしいお菓子を作り続けられています。

先日、編集部・塚原が近藤菓子店さんにお邪魔して、
おいしいおせんべいができるところの
写真を撮ってきました。ぜひ御覧ください!

こちらがお店の外観です。趣き深い。

店主さんとおせんべい焼きマシン。50年
前から使っている手動手焼き機です。ガスなので、夏場はとても暑いのだそう。

種を入れて、

レバーをガチャン!

焼き上がりました!

「みつきせんべい」の刻印がくっきりと。1日14時間お菓子作りに費やされてるのだそうです。

こんなすてきな包装紙に入れて売られます。デザインは「みつぎさいこう実行委員会

滴るみかん果汁をキープするための ローカルルール。「和歌山剥き」

この前、和歌山県田辺市産のみかんを買ったら
ものすごくジューシーで皮が薄くて、
普通に剥くと果汁があふれてしまって、
もったいないくらいでした。
そのことを和歌山県出身の友人に話したら、
「和歌山剥き」と呼ばれるみかんの剥き方を教えてくれたのです。

まず、指を入れて割ります。

そこから4つに分けます。(3つという説も)

皮から身を剥がします。

これだと袋が破れにくく、果汁が溢れることはありません。
直接お口へどうぞ。
動画もありましたのでこちらもご参考に!

今日のおやつ:愛されて50年。 広島・タカキベーカリーの復刻版 「デンマークロール」

今日のおやつは、広島県が誇るパン屋さん、
タカキベーカリーの、復刻版「デンマークロール」。
卵とミルクを混ぜ込み、溶かしバターを塗った生地を渦巻状にして、
フォンザン(液化して固めた砂糖)をトッピングしています。

小麦の素朴な味わいが噛みしめるほどに
拡がる固めの生地と、甘い砂糖のコンビネーション。
レトロなフォントのパッケージデザインとともに、
全国的なファンを誇るカリスマ的おやつです。

「デンマークロール」が生まれたルーツは、
1959年にさかのぼります、当時、タカキベーカリーの創業者である
高木俊介さんがデンマークのコペハーゲンで宿泊したホテルで、
バターを練り込んだ生地を何層にも重ねた
デニッシュ・ペストリーのおいしさとデンマークの人たちの
やさしさに感動したのだそう。

高木さんは日本でこの味を再現してほしいと、
パン職人たちに電報でおいしさを伝えました。
職人たちはその情報を元に、想像で作り上げたのがこのパンなんです。

なので、デニッシュ・ペストリー風では
ありますが、決定的に異なるぎっしり詰まった硬い生地。
一時は時代の流れとともに廃番になりましたが、
2007年に復刻版として復活。想像で作られた「ヨーロッパの味」が
いまもたくさんの人に愛されています。

復刻版「デンマークロール」

容器にもおつまみにもなる、 日本のクラフトマンシップ! いかで作った「いか徳利」

日本が誇る、おいしい工芸品「いか徳利」。イカの胴の部分を
徳利のように成型して、天日で乾燥した、先人の知恵が光る逸品。
内臓を取り除いた後、何度も空気を入れて成型するのだそう。
熱燗を入れると、イカの味が日本酒にしみだしておいしいんですよ〜。

日本のいろいろなところで作られているのですが、
函館や三陸、新潟など北のほうでは「いか徳利」、
京都などでは「徳利いか」と呼ばれているような気がします。
が定かではありません。

パッケージもかわいいです。

こんなかたち。

徳利を上から覗いたところ。

だいたい、ワンカップ1瓶が入ります。

おちょこまでついてるのが最高ですよね。

3回ほど徳利として楽しんだあとは、ちぎってスルメとして頂きます。
いかをちょっと炙るとますます美味しいそうです。
さむーい季節に、のんびり楽しみたい逸品です。

京都宮津産名産 鞍岡商店「徳利いか」

今日のおやつ: 昭和初期からの超ロングセラー。 レトロな缶詰ラベルが人気の 青森「りんごジャム」

今日のおやつは
昭和16年創業の老舗、A.R.K.(青森リンゴ加工株式会社)の
「りんごジャム」をご紹介。

まず驚くのが、ジャムなのに「缶詰」という珍しさ。
今までジャムといえば瓶しかないと思っていました。
それにこのとても可愛らしいラベル! 「レトロ風」なのではなく、
ジャムを作り始めた頃からずっと変わらないデザインだそうです。

珍しい缶タイプのジャム。裏側はりんごを集荷するもんぺ姿の女性が。配色も素敵

クラッカーにのせていただきました。ザラっとした濃厚な舌触り。甘さと酸味がほどよい優しい味!

他にも、シャキシャキとした食感が楽しめる「スライスりんごジャム」や
イチゴがそのままごろごろと入った「いちごジャム」も
昔ながらのレトロ缶で売られています。

可愛らしい缶はそのままとっておいて
ペン立てや小物入れにも使えますし、瓶タイプよりも日持ちするので
お土産やプレゼントに喜ばれそうですね!

A.R.K.(青森リンゴ加工株式会社)

今日のおやつ: 栃木県産のおいしいイチゴ とちおとめ入り!「いちご羊羹」

今日のおやつは、栃木県産のおいしいイチゴ
とちおとめを使った「いちご羊羹」。
いちごを模したパッケージと、とちおとめの果肉の風味、
そしてプチプチとした種の食感が楽しめる、ハイカラな羊羹です。

作っているのは、足利市の北部にあるお菓子屋さん「虎谷」さん。
足利市が本拠地の、「月星ソース」で有名な月星食品さんと、
JA全農とちぎ、そして虎谷さんの三者がコラボしたお菓子なんだそう。

虎谷さんでは、相田みつをさんが
デザイン&ネーミングしたお菓子「ミートサブレ」
なども人気。ミートとは出会いの「逢」のことで、
お肉が入ってるわけではないそうです。
どちらも、足利市に行ったらチェックしてみたいですね。

今日のおやつ: 静岡・掛川にあるパラダイス 「掛川花鳥園」の かわいい鳥おやつ

今日のおやつは、静岡県掛川市にある、
花と鳥のパラダイス「掛川花鳥園」で
買ってきたおみやげたち。

まずひとつめは、「小窓から小鳥クッキー」。
ポップな鳥たちのイラスト入りパッケージには
まるい穴が空いていて、
かわいい小鳥が顔をだしています。

デザインを手がけたのは、
オリジナルデザインの小鳥雑貨をつくっている「KOTORITACHI」。
中に入っている鳥達の種類は、
ハシビロコウ、梟、セキセイ、オカメ、
文鳥、コマドリです。
箱のなかには、ポストカードとミニカード入り。
空箱はポストカード入れにしたり、
小鳥を買ってらっしゃる方は、
顔を出してもらってもかわいいようです。

いおさんのTwitter投稿より

もう一つは「ペンギンのチョコレート」。

パッケージにペンギンがプリントされていて、
なかには砂糖でコーティングされたボール状のチョコレートが
ふたつ。

ビニールから白いお菓子がのぞくだまし絵的な仕掛けで、
ペンギンたちが浮かび上がってくるのがかわいらしい、
イワトビペンギン、ジェンツーペンギンなど、
いろいろな仲間が入っています。

掛川花鳥園

今日のおやつ: 冬の宮城県で作られる、 霜柱のように繊細な 「銘菓晒よし飴」

今日のおやつは、宮城県大河原町の
老舗、元祖晒よし飴本舗「市場家」さんが作る
「晒よし飴」(さらしよしあめ)。
まるで北国の寒い朝に出来る霜柱のような、真っ白なお菓子です。
上品な甘さと香ばしさ、口にいれるとスッとほどける
口溶けが特徴。冬季限定ということもあって、
珍重されています。

晒よし飴が入っている缶。

晒よし飴は割れやすいので、でんぷんを原料としたらくがん粉を緩衝材として使用。

これが晒よし飴。美しい飴細工。

割ってみたところ。飴細工が蜂の巣状になっています。

お砂糖だけで作った薄い飴を引き伸ばし、
葦の茎のようなチューブを作って撚り合わせた晒よし飴。
これを作るには、職人さんの熟練の技術が必要です。
適度の温度と湿度を保った作業場で、機械をいっさい
使わずに人力だけで飴を極限まで引き延ばして作っているのだそう。
ひとつの飴のために撚り合わされる
茎の数は240本あまりにのぼるそうです。

晒よし飴が最初に作られたのは、今から300年前。
大河原町のお隣、角田のお殿様が市場家さんのご先祖に
「珍しいお菓子を作れ」と命じたのが始まりでした。
悩んだご先祖様は近くの沼に出かけ、沼のほとりに
生えていた葦にピンときて、晒よし飴を作ったのだそう。
300年経ついまも愛されるお菓子になったなんてステキですね。
下記Webサイトから購入できます。

仙台のお菓子屋さん「玉澤」でも
霜ばしら」という姉妹品が作られています。
こちらは晒よし飴あめよりも小さめのサイズなんだそうです。
お好みでどうぞ。

元祖晒よし飴本舗市場家「晒よし飴」

皆さんのお家のお雑煮は何式? 伝承料理研究家が作った、 日本全国お雑煮分布図。

みなさん、お正月の定番料理「お雑煮」は食べました?
餅は四角いのか丸いのか、焼くのか煮るのか、
醤油味なのか味噌味なのか、
地域によってレシピが違うので、
それぞれのお国柄が出て楽しいんですよね。

年明けに会社や学校などで地元のお雑煮についてのお話に
花が咲いた方も多いかも!

そんなお雑煮が、日本各地でどんなふうに食べられているのか、
わかりやすく地図になった図がこちら。
東ではすまし汁に焼いた角餅、
西では味噌や小豆の汁に煮た丸餅など、
地域によって傾向が違うのが面白いですね。

この図の作者は、神戸山手大学教授をされていた
奥村彪生(おくむらあやお)先生。
奥村先生は日本で唯一の伝承料理研究家。
テーブルコーディネイトフェア2001で展示された図です。

ちなみにこちらは宮城県仙台市のあるご家庭のお雑煮。
すまし汁、七輪で焼いた角餅、鶏肉と大根と人参、
なると、そしてせりが入っています。

お雑煮とかお餅ってすごくおいしいのに、
一年にいっぺんしか食べないのってなんだか勿体無い。
今年はちょくちょくお餅を食卓にあげて行きたいと思っています!

日本列島雑煮文化圏図

今日のおやつ: 仙台のお茶屋さんが作る サックサクの絶品 「抹茶クロワッサン」

今日のおやつは、仙台生まれの
老舗茶屋「お茶の井ヶ田・喜久水庵」の「抹茶クロワッサン」。

喜久水庵といえば、コロカル商店でも
好評発売中のおやつ、生クリーム大福「喜久福」
を作っているお菓子ブランド。
抹茶クロワッサンは、6店舗限定販売のレアなおやつです。

サクサクのクロワッサンを開けてみると、
お茶の井ヶ田自慢の抹茶とカスタードを合わせたクリームが
たっぷり詰まっているんです。
外側のクロワッサンは香ばしい本格派。
中に入っているクリームは、「喜久福」のように抹茶の香り高い
あっさりとした甘さ。何個でも食べられちゃいそうです。

抹茶クロワッサン

もう食べた? うどん県が提唱する 年越しそばならぬ「年明けうどん」

明けましておめでとうございます!
今日から仕事始めの方も多いのではないでしょうか。
本年もよろしくお願いいたします。

本日ご紹介するのは「年明けうどん」。
大晦日に縁起を担いで食べる「年越しそば」は
もうお馴染みですが、こちらは新年らしい彩りの
うどんを食べようという新習慣です。
言い出しっぺはもちろんうどん県こと香川県。
さぬきうどん振興協議会が提唱するメニューなんです。

上記の写真は、香川で食べる「白みそにあんもち」雑煮に
ちなんで、うどんに赤いあんもちが入っている
「さぬきの年明けうどん」 。
年明けうどんのレシピにあまり細かい規定はなく、
白いうどんに赤い食材が入っていればOK。
梅干しやエビ、にんじん、明太子、いくらなど、
うどんと合いそうな赤い食材はいっぱいありますね。
大体1月15日くらいまでに食べるものとされています。

こちらはきしめん

年明けうどん、推しているのは香川県だけではありません。
「稲庭うどん」が有名な秋田県でも、明日7日、
イベント「商店街年明けうどん」が開催されます。
場所は秋田県湯沢市の北都銀行湯沢支店駐車場にて、
同市特産の稲庭うどんや名古屋のきしめんを
無料で振る舞うのだそう。お近くの方はぜひ
おでかけしてみてはいかがでしょうか。

・香川県「年明けうどん

商店街年明けうどん

えびせんに乗った極旨寿司! 食べ歩きできて最後まで 美味しくいただける 「飛騨牛にぎり寿司」

岐阜県高山市の名物といえば「飛騨牛にぎり寿司」。
もともとは飛騨牛料理屋「御食事処 坂口屋」の4代目(現社長)が
江戸時代の屋台寿司のように手軽に飛騨牛を
食べてもらおうと考案したそうです。
さらに、食べ歩きできるようにとえびせんに乗せちゃいました!
ゴミが出ず、最後まで美味しくいただける良いアイディアですよね。

えびせんに乗った飛騨牛にぎり寿司は2貫500文(円)。こちらはプレミアム飛騨牛にぎり寿司 2貫800文。とけだしそう…

上にかかった甘辛いタレと酢飯の相性が抜群!
今では同じスタイルで出すお店が増え、
すっかり高山名物となりました。
坂口屋の方がお薦めする「プレミアム飛騨牛にぎり寿司」は
牛1頭からわずかしか取れない希少部位を使っており
「極旨でとろけますよ!」とのこと。

岐阜県高山市上三之町にある飛騨牛が堪能できるお店「坂口屋」。明治中期創業です

坂口屋さんでは他にも飛騨牛をたっぷり乗せた丼、お蕎麦セット、
飛騨牛をじっくりと煮込んだカレー、など
とにかく飛騨牛を堪能できるメニューが豊富です。

店内の土蔵内には高山祭屋台 龍神台1/4模型とからくり人形実物大が展示されており、操り体験もできます

落ち着いた雰囲気の店内で存分にいただくも良し、
古きよき街並みを観光しながら食べ歩きするのも良し。
どちらにしてもとても贅沢!
高山に訪れた際はぜひ。

御食事処 坂口屋

今日のおやつ: 100年前から作られている、 博多じまんの ふわふわマシュマロ「鶴乃子」

今日のおやつは、福岡県にある石村萬盛堂の銘菓「鶴乃子」。
博多で100年以上愛され続けている、ふくよかなマシュマロ生地の中に
黄味あんが入った、甘さ控えめのハイカラなお菓子です。

真っ白でふっかふか、柔らかなマシュマロにうっとり。
パッケージは和風ですが、中身は完全に洋菓子! 
これが100年前から作られているなんて驚きです。

割ってみると、なかには黄身餡が。まるでゆでたまごみたいですね。

100年の歴史を感じさせるエピソードが、
Webサイトで紹介されていました。

なんでも、賞味期限というものがなかった昔は、商品と一緒に松の葉を入れていたのだそう。
鶴乃子はだいたい14日間は美味しく食べられるのですが、
その期間と松の葉が茶色に変化する日数がほぼ同じだからだそう。
松の葉が緑のうちに食べてくださいね、ということなんですね。
創業者石村善太郎さんの知恵なんだそう。粋です。

年始に、博多に帰省される方のお土産に頂く方も
いらっしゃるかもしれませんね。

石村萬盛堂「銘菓 鶴乃子」

今日のグルメ: ビールのおともにぴったり! 長崎県島原市の香ばしい「うに豆」

今日のおやつは、長崎県島原市で作られている
「うに豆」です。乾燥させたソラマメに、長崎県近海でとれたウニをまぶした、
ソラマメのポリポリとした食感と、ウニのコクがおいしいおやつ。
九州銘菓として愛される「ラッキーチェリー豆」の兄弟分です。

作り手さんは長崎県島原市で創業九十有余年の老舗
「藤田チェリー豆総本店」。
見るからにビールに合いそうで、実際素晴らしい相性ですよ!
年末年始のテレビのお供におすすめです。

うに豆