今日のおやつ: ソックリかわいい! 奈良市の軒先にぶらさがる 身代わり猿の和菓子「庚申さん」

今日のおやつは、奈良県奈良市にある老舗の和菓子屋
「寧楽菓子司 中西与三郎」の「庚申さん」。

歴史的町並みが残る奈良市の「奈良町」には
通称「庚申(こうしん)さん」と呼ばれる庚申堂があり
その使いの猿をかたどった赤いお守りを軒先に吊るす風習があります。
災いから守ってくれる「身代わり猿」として、または
背中に書いた願いを叶える「願い猿」として。

そんな縁起の良いお守りをお菓子で表現したのが今回ご紹介する「庚申さん」。
赤い体を丸めている姿がお守りとソックリです!

最初の写真の上生菓子は自家製の白あん(白小豆)を使用した練り切りで、中のあんがこしあんと白あんがあり、やわらかい甘さ。こちらは卵白と寒天を使用したお干菓子。お干菓子だけれどやわらか食感で上品な甘さ。どちらも赤が映えてきれい!

和三盆製もあります。こくのある上品な甘さと、口の中ですっと溶ける口溶けの良さが特徴

「庚申さん」のお菓子は3種類。
上生菓子、卵白と寒天を使用したお干菓子、和三盆製のお干菓子、と
それぞれ異なる風味が楽しめます。また、寧楽菓子司 中西与三郎さんでは
布のような質感で人気の「幻の絹」(お干菓子)や
季節にあわせた生菓子も展開しており、味だけではなく目も楽しませてくれます。

お店では季節にあわせた生菓子も展開中。こちらは奈良の鹿、ではなくクリスマス向け赤鼻のトナカイ

奈良に訪れた際は、赤いお守りが連なる風情豊かな町並みを楽しむとともに
上品で美味しくかわいらしい「庚申さん」もぜひいただいてみてください!

寧楽菓子司 中西与三郎

冬至の定番メニュー! 鳥取県の中部地域で作られる 「とうふ飯・どんどろけ飯」とは

今日、12月22日は冬至です。
冬至とは、一年のうちで最も昼が短く、夜が長い日。
寒さが厳しくなってきましたが、これから少しづつ日が長くなっていって、
春の訪れが毎日近づくんですね。

ところで冬至といえば、全国的に柚子をお湯に浮かべて入浴する「柚子湯」や、
かぼちゃを食べるのがポピュラーですが、
鳥取県中部地域では冬至に「とうふ飯」というものを食べる風習があるそう。

「とうふ飯」には2つ種類があって、
ひとつはさいの目に切った湯豆腐を、ご飯の上にのせてだし汁をかけたもの。
もう一つは、油で炒めた豆腐、ごぼう、人参などを炊き込んだ炊き込みご飯です。
こちらは「どんどろけ飯」とも呼ばれます。
「どんどろけ」というのは「雷」という意味の方言で、
豆腐を炒める音が雷鳴のように聞こえるから。
寒い冬に体力を落とさないよう、栄養価の高い豆腐を食べる
ことから始まった風習。冬至のほかに法事などでも食べられるそうです。

ちなみに私は宮城の実家だと、あずきとかぼちゃを煮た「いとこ煮」が
冬至の食卓には欠かせないものでした。
冬至の日に食べると、風邪を引かないんだとか。
みなさんのお住まいの地域では、何を食べますか?

・写真:「鳥取食録」より

今日のおやつ: 冬の寒さに負けない。美しい椿の花束が詰まった 京都のお菓子「椿」

今日のおやつは、京都の和菓子屋さん
「菓匠 清閑院」の、冬季限定のお菓子「椿」。

甘く煮詰めた金柑の果肉を、紅色に染めた、
プルプルのきんとんにとじ込めたお菓子です。
趣向を凝らしたパッケージがとってもかわいらしいんですよ。

5個入りのギフトセットです。

きれいな紙の風呂敷を開けると、椿の花が詰まっています。

椿の花を模したパッケージ。

可憐な花は椿そのもの。

横から見てもカワイイ。

椿の花を開いて、お菓子に到達。

2つに割ると、きんかんの餡が入っています。

家族や友人とのティータイムで盛り上がりそう。
お日持ちも20日ほどしますので、
またお土産にしても喜ばれそうな、華やかなお菓子です。

菓匠 清閑院「椿」

本当においしい蜜入りりんごを 食べてもらうために。 山形県朝日町から届く 「ameiro ringo」

りんごのなかでもひときわ甘い、
蜜入りりんご。そんな蜜入りりんごの名産地・山形県朝日町にある
清野力二農園(せいのりきじのうえん)では、ひとつひとつ手をかけて育てた
蜜入りの完熟りんごを「ameiro ringo」と名付けて
消費者の方に届けるプロジェクトをスタートしました。

デザインと読み物というツールを使って、
ほんとうにおいしいりんごのことを伝える。
そんなコンセプトでリブランディングを手がけるのは、
デザインファーム、HITSFAMILY。清野力二農園の清野琴絵さんに、
「ameiro ringo」についてお話をお伺いしました。

りんごで特別な体験をつくりたい

単身者や小家族でも手頃に食べられるように、3個で1パッケージになっている。

ーーameiro ringoプロジェクト誕生のきっかけは?

始まりはすごく単純で、ただ「おいしい」ということを伝えたかったんです(笑) 。
「本当においしいりんご」を食べたことがないという人も多くて、
そんな状況が少し悲しかった。
東京は、日本や世界の美味しい食べ物を高品質で食べることができるまち。
こんな街で好きな食べ物を聞いても、「りんご」と答える人はほぼ居ないでしょう。
日常的すぎるし、安価ですぐに手に入るので意識しづらい。
ケーキだったら特別なイメージがありますけどね。
だったらその “体験” や “特別と感じる物事” を
つくってみよう、そして「おいしい!りんごが好き!」と
感じてもらおうと思ったのがきっかけでした。
また、農業というクリエイティブを
もっと世の中に知ってもらいたい思いもあります。

同じ農園内のりんごでも微妙に味が異なるので、色による区別とメニュー表を制作して、それぞれの特徴を伝えている。ロゴはりんごのお尻をシンプルな形でビジュアライズ。

ーー蜜入りりんごはどうやってつくるのでしょうか?

りんごに蜜が入るのは完熟したしるし。
ameiro ringoも、しっかりと樹上で完熟させ、蜜でりんごが “あめ色”になったのを見て、
ひとつひとつ収穫しています。
りんごの樹が冬支度するにあたり、光合成してつくりあげた栄養分の糖が、
完熟りんごの中にあふれるのが蜜なんです。
りんごの蜜は一般にふじ等の晩生種のりんごにみられるもので、
ameiro ringoは蜜入りりんごの代表・サンふじという品種です。

一つ一つのりんごに愛着を持ってもらえるようにしっかり包装。清野力二農園の丁寧なりんご作りが伝わるように、クラフト感があるものを選んだ。

ーー今後どのような展開を予定されていますか?

りんごを贈ることが、お土産にケーキを持って行くような気軽な特別感になるというか。
ある意味 “軽さ” のある特別感に、剥くという “手間” がプラスされることで、
人々をあたたかい空気で包み、心を繋げてくれる。
そんな感じのプロジェクト展開を目指しています。

今年はイベントでの販売のみでしたが、
来年からは店舗販売も決定。
おいしいりんごを知らない方にもおいしさを
届けようと、いまからワクワクされているそうです。

・ameiro ringo

seino kotoe(rikigi farm)

清野琴絵(清野力二農園)

リブランディング:HITSFAMILY

鹿児島定番の お祝い・お正月メニュー。 スイーツのようにあまーい 「こが焼き」

日本各地で食べられている、個性豊かなご当地のお正月メニュー。

今回ご紹介するのは、
鹿児島のお正月メニュー「こが焼き」。
伊達巻の鹿児島版といいますか、
白身のすり身、卵、豆腐を混ぜ合わせて蒸し上げた
あまーい卵焼きとはんぺんの中間のような食べ物です。

特徴は、この真四角なかたち。
表面の焼き色がとっても食欲をそそります。
やさしい甘さで、まるでお菓子のような味わいなんです。

スライスしてみました

お正月のほか、お祝いごとの定番として、
ご家庭でも作られることが多く、
イモ焼酎や鹿児島地酒などが入れられることもあるのだとか。
鹿児島の、おふくろの味です。

今日のおやつ: 金沢のお正月には欠かせない! おもちゃやお菓子が飛び出す 「福徳せんべい」

今日のおやつは、お正月のお菓子!
和菓子王国、石川県の金沢市にて
200年前から作られている「福徳せんべい」です。
袋に入っているのは、福俵、打出の小槌、砂金袋など、
おめでたいモチーフをかたちどった、
素朴な味の米のおせんべいたち。
2つに割ると、中にはかわいらしい土人形や砂糖菓子など、
おめでたいものが入ってるんです!
おいしいおせんべいとかわいいおもちゃ、
ひとつで二度楽しめる、年末年始だけのお菓子です。

こちらがパッケージ。

おせんべいは最中のようなお味。バリっと割ると、中には縁起の良いかたちの人形や金平糖などのお菓子が入ってます。

色鮮やかな土人形たち。

このお菓子の作り手は、
金沢市の「金沢落雁・諸江屋」さん。
江戸時代の文化6年(1809年)に考案されて以来、
金沢のお正月には欠かせないものなんだとか。
明治時代にはいろいろなお菓子やさんが
福徳せんべいをつくっていたのですが、
いまでは諸江屋さんだけが続けておられるそう。
通信販売も受け付けています。

金沢落雁・諸江屋「福徳せんべい」

今日のおやつ: 福井産ヘルシーアイス! 牛乳・卵不使用「豆美人」& 「上庄里芋アイス ムージー」

今日のおやつは、福井県で作られている
ヘルシーなアイス「豆美人」と「上庄里芋アイス ムージー」。
どちらも乳製品・卵を使用していないので、
アレルギーの方からヴィーガンの方、
マクロビオティックの方まで
食べられる安心のアイスです。

「豆美人」を作っているのは、
福井県福井市の(株)ごーる堂さん。
福井県産の大豆と豆乳をベースに、
ナチュラル野菜の旨味を活かした100%植物性アイスです。
紫いも、あずき、ゴールドとまと、きな粉バニラなどの
フレイバーがあります。あっさりとした味わい。

そして「上庄里芋アイス ムージー」は、
福井県大野市の建石農園さんが作っている、
里芋を使ったアイス。
ココナツ、マンゴ、ブルーベリー、抹茶、あずき、いちごなど
豊富なフレイバー。里芋のちょっとネバっとした
舌触りが面白いですよ。
どちらも、普通のアイスよりも
カロリー控えめでダイエッターにもおすすめです。

豆美人

上庄里芋アイス Mu.G

今日のおやつ:茨城の地元限定! 黄金色に輝くやわらかな 「茨城干し芋 雪ん子」

今日のおやつは、茨城県産の干しいも!
先日は小さいお芋をまるごと干した「丸干し芋」をご紹介しましたが、
今回ご紹介するのは、
茨城県出身のコロカル編集部、塚原さんの実家で
取り寄せた茨城県鉾田市産の干し芋です。
全国流通はしておらず、
口コミで注文販売されているもの。
この季節になると、茨城では産地の方と
直接やりとりをして、箱で干し芋を注文されることが
多いのだとか。茨城以外ではなかなか見られない風習だと思います。

レトロなパッケージがかわいらしい。「こやわら(谷和原という地域)推奨」とのこと。

横面の注意書きもレトロ。

箱を開けると、つやつやとしたほしいもがぎっしり!

ダンボールにぎっしりと詰まった、
黄金に輝く、肉厚の干し芋。
市販されているものと違って、
白い粉(糖分)が吹いていません。
食べてみると、半生のような食感で、
ものすごく柔らかい!
甘さも控えめで、お芋の旨味が
凝縮された、ご当地だけのおやつです。
おこたに入って、テレビを見ながら
かじったりしたら最高ですね。

今日のおやつ:年末年始の運試し! 京都・亀屋良長のおみくじ汁粉 「宝入船」

も〜い〜くつ寝ると〜お正月〜
ということで、今日のおやつは京都の和菓子店
「亀屋良長」さんの、年末年始の人気商品「宝入船」。
お湯を注いで汁粉にして味わう、
いわゆる懐中しるこなのですが、
運試しのおみくじ入りというしかけつき。
家族や親戚が集まった時に
やってみると盛り上がりそうです。

おみくじとして入っているのは、
松竹梅、亀、ハートのいずれかのゼリー。
梅:大吉 幸福に満ちた年となるでしょう
松:心身ともに健やかな一年となるでしょう
竹:仕事や学業が順調に伸び進むでしょう
ハート:想いが成就するでしょう 出会いを大切に
亀:こつこつと努力したことが実を結ぶでしょう
ということで、入っていたもので新年を占います。
それでは実際に食べてみましょう。

袋に入れたまま2つに割ります。

お湯を注ぎます。アツアツのお湯推奨。

私は松が入ってました!

お湯をいれると皮がモチモチになって、
甘いこし餡のお汁粉と合っておいしいです!
餅皮には、白もち、よもぎ餅、五穀餅の3種があります。

亀屋良長「宝入船」

今日のおやつ: 鳥取の砂丘をイメージした ブレンド和三盆クッキー 「宝月堂 砂の丘」

今日のおやつは、鳥取県のお菓子やさん「宝月堂」の
名物「砂の丘」。
サックサクのおいしい和風クッキーです。
発酵バターがほのかに香るクッキーに、
鳥取砂丘の砂をイメージした和三盆のパウダーが
たっぷりとかかっています。
この和三盆は、阿波和三盆糖、沖縄・鹿児島産粗糖など、
数種の和糖をブレンドしたもの。上品な甘さが特徴です。
クッキーを食べたあとに余った砂糖は、
コーヒーや紅茶に入れてお楽しみください。

そしてなんとも雰囲気のあるパッケージの
イラストは、なんと宝月堂店主の方が描かれたもの。
山陰ジオパーク内の鳥取砂丘を中心に、
因幡の白兎や鳥取市の鳥取港に誕生した
ショップ「地場産プラザ わったいな」などの名所が
登場しています。
ぜひイラストにも注目してみてください。

「砂の丘」通信販売サイト

今日のグルメ: 香川県小豆島の地元メニュー。 ツルツルでコシのある「ふしめん」

今日のおやつは、香川県小豆島の「ふしめん」。
ふしめんとは、手延べそうめんをつくる過程で
出てしまう余った部分。
そうめんは棒に吊るして乾燥させるのですが、
この時に、棒にひっかけて曲がってしまった
部分をカットして出荷するんです。
この余った部分だけを食べるのが「ふしめん」。
別名「そうめんバチ」などとも呼ばれ、
そうめんの産地を中心に食べられています。

そうめんの重量を支える部分だからか、
コシがあってのどこしがつるっとした、変わった食感で美味しいんです。
ちょっとした手間で食べられるので、
地元では味噌汁に入れたり、
食べ盛りのこどものおやつにしたり、
食卓の定番メニューになっているそう。
今回はコンソメスープに入れてみました。
バジルソースなど、洋風のソースに和えてもおいしいですよ。

そのたくましさたるや、不死身! ホンビノス貝をご存知? 定番は酒蒸し、フライもいける!

【学名】Mercenaria mercenaria
【標準和名】ホンビノスガイ
【英名】Hard clam, chowder clam

資生堂初代社長の愛した藻塩蒸し

ホンビノス貝ってご存知ですか?
ホンビノスガイは1998年に千葉県の幕張で発見されました。
それまでは日本にはいなかった外来生物で、
北米から貨物船のバラスト水に混じってやってきたそうです。

アメリカではクラムチャウダーやワイン蒸しにして
よく食べられている貝ですが、それが
はるばる太平洋を渡ってきたわけです。
今では、どこにでもいる、ありふれた貝になり、
お台場の人工海岸を掘っても見つかります。

クラムチャウダー、うまいですよね。
特に寒い季節に屋外で食べるのは最高です。
マンハッタン風(トマトスープ仕立て)よりも
クリームスープ仕立てのボストン風が僕は好きですね。

現在、ホンビノスガイは千葉県の船橋や行徳で水産物として漁獲されています。

どんな風に採っているのでしょう。
千葉県市川市行徳で採貝漁を営む三代目漁師、
澤田洋一さんに同行させてもらいました。

夜明け前に待ち合わせて、夜明けとともに出港。
今日の漁場は東京湾奥に残された貴重な干潟、三番瀬です。
船溜まりから船を走らせること約15分。

朝日に輝く海から陸を眺めると、ディズニーランドにスカイツリー、
あちらには巨大工場群、こちらには高層マンション。その向こうには富士山。

こんなメトロポリタンな海で漁をするなんて、
かなり不思議な感覚です。

澤田さんは船尾から錨(アンカー)をうつと、
アンカーロープを伸ばしながら70mほど船をゆっくりと前進させました。
そこで大巻(おおまき)籠をおろすと、ウインチのスイッチを入れ、
アンカーロープを巻き取りながら船をゆっくりバックさせます。
このバックする力を利用して、海底の表面を掘り進むのです。

籠の歯が鋭いので、浅く掘ると貝を傷つけますし、
深いと砂ばかりが籠に入ってしまい、重くなってしまいます。
そのへんのさじ加減が難しいらしい。

錨の位置まで戻ったら籠をあげて、採れた貝を船の上にざざーっと開けます。

再び船を前進させて、同じことを繰り返すのですが、
錨を支点に前進する方角を扇状に少しずつ変えて、
さっき掘ったところと重ならないように底をさらっていきます。

でも、素人が見ても、微妙に角度を変えていることは、なかなかわからず、
適当にやっているようにしか見えません(失礼!)。

一回にドサリと採れることもあれば、スカに近いこともある。

デッキに水揚げされた貝を見てみましょう。
中にはハマグリやアサリ、シオフキ、トリガイ、サルボウガイなども
まじっています。

立派なハマグリ!

貝殻の表面が毛羽立ったようになっているトリガイ。

アカガイの仲間は貝殻の表面にトタン屋根の波状の溝(放射肋)があり、その数によって判別は簡単と書かれていますが、意外と難しいものです。アカガイ(42本前後)サルボウガイ(32本)サトウガイ(38本)。

潮干狩りをしたことのある人のなら、シオフキはご存知でしょう。
砂をなかなか吐き出さないので敬遠されていますが、
アサリに劣らず美味しい貝です(写真右上の橙色っぽい丸い貝)。

サルボウガイは馴染みがないかもしれませんが、アカガイの仲間です。
アカガイが高級品になってしまったので、
アカガイの缶詰の原料にも代用品として使われています。

今日採れたものは都内のタイ料理さんに届けられ、
ホーイ・クレーン・ルワック(貝を半生にゆでた料理)になるそうです。

カピン珈琲

クリエイティブが生まれる原点としての珈琲。

カピン珈琲は、カフェを持たず、出張喫茶を中心に活動する夫婦のユニット。
各地の職人やアーティストとともにオリジナルの珈琲道具をデザインし、
出張先やウェブサイトで販売している。
山口だけでなく福岡や松本、東京などで約8年
そういった活動を続けてきたカピン珈琲が、「珈琲豆御渡所」というかたちで、
11月1日に山口市の自宅の隣に初めてのショップ「龜」をオープンした。

もともとは山口県宇部市を拠点に音楽イベントの企画などをしていた
亀谷靖之さんと妻の千晴さんが、自宅を設けるにあたり、
ひと目で気に入った日本家屋の平屋を見つけたのを機に、
2012年春より山口市に拠点を移して活動を始めた。

暖簾が掛かっているときは展覧会やイベントが開催されている目印。お蕎麦やさんのような白さが清々しい。

カピン珈琲として活動を始めたのは、ふたりが出会ってすぐの8年前。
萩市にある窯元・大屋窯の濱中史朗さんのアトリエで
喫茶をすることになったことが始まりだった。
そのために濱中さんがオリジナルの器をつくってくれたという。
それまでは個人的な趣味として焙煎をして飲むだけだったが、
そのことがきっかけで、日頃飲んでいる珈琲を記憶として残したいと思うようになった。
出張喫茶も、記憶として残すという意味で思いついた形式だ。

「珈琲はいまや日常の節目に句読点的な感じで飲まれていますが、
遡るとイギリスで流行ったコーヒー・ハウスでは、政治や文化が育まれていました。
自分も珈琲をクリエイティブなことが生まれる原点として追求してみたいと思い、
珈琲に絞って活動しています。
味を楽しむだけでなく、さらにおいしく飲むために、
空間や音楽など、五感で楽しむ方法を、自分なりのフィルターを通して
紹介していきたいという想いがあります」(靖之さん)

萩市にある大屋窯の濱中史朗さんの工房での出張喫茶の様子。じっくりと珈琲を淹れる靖之さんの後ろで千晴さんがちゃきちゃきと現場を切り盛りをする。

「カピン珈琲」とは、ポルトガル語の
「黄金の草」(カピン・ドゥラード Capim Dourado)に由来し、
亀谷という名字の「亀」を意識し、Capimの最後にeをつけている。
シンボルマークは、両手で珈琲に向き合えるように取手を敢えてなくした
カピン珈琲オリジナルの器(ボル)を、珈琲豆で形どったもの。
ボルのほか、ドリップポット、砂糖入れ、ミルクピッチャーなど
珈琲を抽出する道具から器まで、珈琲に関わるさまざまな道具は、
濱中さんをはじめとする各地の作家と一緒に開発し、販売している。
毎日使うものだからシンプルで飽きのこないものをつくりたいという想いから、
経年美が期待でき、機能美を兼ね備えたものを
納得がいくまで時間をかけてつくっている。
開発中のメジャースプーンは2年越しでようやく完成するという。

抽出する道具はすべてオリジナル。

ボル、シュガーポットなどは濱中史朗さんによるもの。珈琲のお供には、島根の津和野にある老舗和菓子処「三松堂」による羊羹をオリジナルでパッケージングしている。

そのように自分たちは器や道具を提案するブランドとして
活動しているというスタンスから、カフェを持たない方針でやってきた。
それは「それぞれの人が家をカフェのように楽しんでほしい」
という想いがあったからだ。
「かつてのカフェブームはインテリアを楽しむ要素も大きかったのではないか」
と靖之さんは語る。部屋もカフェ並みにこだわる人が増えてきたなかで、
自分の空間でそういった時間を楽しむ人も増えてきた。
エスプレッソではなくドリップにこだわったのもそれが理由だ。
淹れる道具が高価なエスプレッソは外で、
自宅では自分がカフェのマスターになった感覚で
気軽にドリップし珈琲の時間を楽しむ。そんな使い分けができるのではと考え、
豆や道具を提案するスタンスを保ち続けてきた。

豆はイエメンやブラジル、コロンビアなどの在来のものを使い、
大量につくられているものがたくさんあるなかで、手のこんだものをセレクトしている。
試行錯誤の末たどり着いた独自の焙煎方法は、
天気や湿度、室温を見ながら靖之さんだけが担当する。
品質が良いことは当たり前。
シンプルに、冷めても飲めるものかどうか、常においしく飲めるかどうか。
あとは嗜好品なので好きか嫌いかで自由に選んでもらえばいいという考え方だ。
ただ「素材が良くないとそれ以上においしく飲むことはできないので、
まずはいい豆がちゃんと焙煎されているか、次に淹れ方」(靖之さん)

「私はゼロから何かを生み出すのは少し苦手だけれど、何かきっかけをもらって、具体的につくる方法を見つけるのが好きなタイプ」(千晴さん)

実は靖之さんと出会った頃は珈琲が嫌いだった千晴さん。
「まったく興味がないからこそ、言われたことを受け止めて、
喧嘩せずにいいアイデアが出し合えると思った」と話す。
そしていろいろと試していくなかで、自分の体に合うものや、
必要な条件が整っていれば飲めるということがわかってきて、
「洗脳されたのかな」と笑う。

ふたりのものづくりの役割分担は、
アイデアを出して、構成や監修をするのは靖之さん、
イラストや図面に起こすのは工学部でデザインを学んでいた千晴さんと、
はっきりしている。
珈琲においても、焙煎、ドリップ以外のすべて、豆の状態のチェックから、
出張喫茶の荷作り、接客、片づけまでを千晴さんが受け持つ。

カフェでもスタンドでもない、珈琲文化を育む空間。

そんなカピン珈琲が山口市に移ったという噂を聞きつけ、
豆を直接買いたいと家を訪れる人が増えてきた。
それを受けて、自宅に隣接していたトタン張りの物置小屋だった場所を改装し、
カフェではなく、珈琲豆を取りに来てくれる場所を設けようと考えた。
最初に考えたのは、タバコ屋のようなスタイル。それが発展し
「茶室のようにプロセスが詰まった小さな空間に入る体験自体を楽しんでもらえたら、
わざわざ取りにきてもらう楽しみができるのでは」(靖之さん)と考えた。
いちばんこだわった入口は、茶室のにじり口のように頭を下げて入るようになっていて、
2、3歩先を曲がったところでようやくカウンターが見えてくる。

約4畳の空間で狭いなりの心地よさを表現した。カウンターは移動式でイベントに応じて前に出すことができるようになっている。

自宅の改装をお願いした建築家の石丸和広さんに相談し完成した模型。

構想は1年前頃から始めた。
道具同様、素材にこだわり、経年美を大切にしたいので
風化が味になる土壁にしたいと考えた。
下関市の安養寺に建てられた、隈研吾設計による阿弥陀如来像収蔵施設の
土壁を担当した福田靖さんという左官屋さんを紹介してもらい、
土壁のタイルからオリジナルのものを一緒につくった。
サンプルをつくってもらい、日数を経た変化なども踏まえ、
土とモルタルの配合を決めた。
入口のドアを銅にしたのも風化を念頭にしている。

自宅の改装を格闘しながら完成させた妻の千晴さんが職人さんとやり取りし、靖之さんがチェックしながら4畳ほどの御渡所が完成した。

隣接する建物がない土地にポツンと立つ亀谷さんの自宅。
暖簾をくぐって中に入り、和室を脇に見ながら廊下を抜けると、
右手にみごとな吹き抜けの空間が広がる。
半年ほどかけて改装されたモダンなリビングスペースは
修道院をイメージして白を基調としており、珈琲豆御渡所「龜」のオープンを機に、
これからは時にギャラリー空間にも生まれ変わる。

第一回目の展覧会は、東京・元麻布の「さる山」を主宰する
猿山修さんによるオリジナルの食器やカトラリーなどを中心とした
「猿山修展」が開催された(11月1日〜17日)。
オープニングには福岡のビストロ「mi:courier」を迎え、
濱中さんの器を使ってパーティーが開かれた。
ギャラリーに限らず、生活する空間でもあり、アトリエ空間でもある、
多目的な空間として運用していく予定だ。

「猿山修展」の様子。普段はリビングスペースとは思えないほど、凛とした空間。

11月2日に開かれたオープニングパーティーの様子。濱中さんの器に素材にこだわった料理が並ぶ。

「龜」でも、ただモノを売り買いする場所ではなく、
例えばパンや音楽など、自分たちでは扱っていないけれど
さらに珈琲を楽しめる要素を体験できる場所にしていきたいという。
「豊かな自然と食が楽しめる山口に、少しずつカルチャーの要素を足していきたい」
と、靖之さん。
ただ、お店ができたからといってそこに来てもらえば完成ではなく、
お客さんが持ち帰った豆を抽出して飲んでもらって
初めて完成するというスタンスは変わっていない。

「住みながら完成に近づけていくつもり」(靖之さん)という亀谷家は、
一年半が経ったいまでも、部屋の延長として庭に敷石が加えられたり、
訪れるたびに手づくりの家具が増えていたり、
亀谷夫妻の生活を豊かにする試みはとどまることを知らない。
珈琲豆御渡所「龜」は、カフェでもスタンドでもないあり方で
珈琲文化を豊かにするための提案だ。

外にドリップポットが掛かっていたら、御渡所のオープンの合図。

今日のおやつ: 鳥取県境港市のソウルフード! アンテナショップで ダントツ人気の「ブドーパン」

今日のおやつは、鳥取県境港市の
伯雲軒さんのパン「ブドーパン」。
ブドーとはぶどうのこと。
ふっくらと焼き上げられた、コッペパンタイプの
レーズンパンの中に、たっぷりのラム酒入りバタークリームと
干しぶどうが詰まっています。そしてパンからは、
シナモンの香りが!
このハーモニーが、クセになってしまうんですね〜。
アンテナショップでも、ダントツの人気を誇っているんです。

境港周辺では誰もが知るソウルフード的存在のブドーパン。
戦後、配給パンが終了後すぐに、このブドーパンの製造を
始められたそうで、昭和39年度に
厚生労働大臣賞受賞との記載も誇らしげな
歴史あるパンです。
境港市・米子市のスーパー、量販店やアンテナショップで
購入可能となっております。

伯雲軒「ブドーパン」

今日のおやつ: デラックスサイズの特大あまおう 乗っけました! 広島・三原の「大いちご大福」

今日のおやつは、
広島県三原市の和風スイーツ店「共楽堂」さんの「大いちご大福」。

福岡県で作られている、いちごの王様こと「あまおう」の、
Lや2Lよりさらに大きい「デラックスサイズ」をドーンと乗っけた
いちご大福です。そもそも大福に入りきらない
大きさのいちごを使っているので、上に乗っけちゃいました。
一口では頬張りきれないほどの大きさです。

果たしてどうやってバランスを取っているのか謎だったのですが、
半分に切ってみると、巨大いちごが大福に突き刺さっているんですね〜。
オススメの食べ方は、半分に切るもよし、
もしくは大福の内部を開いて、
いちごを大福で包むようにして食べるのも良いとのこと。
あっさりしたこしあんと、いちごの甘みのハーモニー
が普通の倍サイズ楽しめます。通信販売も受け付けていますよ。

共楽堂「大いちご大福」

今日のおやつ: 普通のあんぱんじゃない! 北海道・月寒の道路を作った 「月寒あんぱん」

今日のおやつは、北海道札幌市の和菓子店「ほんま」さんの
名物「月寒あんぱん」。ほんまさんが明治39年に創業して以来、
ながく愛されているロングロングセラーな商品です。

あんぱんといっても、パン屋さんで売られている
ふわふわのパンに包まれているものではなく、
小豆のこし餡を薄い皮で包みこんだ、どっしりとしたまるで月餅のようなお菓子。
十勝産のこし餡を使った、素朴で食べごたえがある、ほっとするおやつです。

なぜちょっとかわったあんぱんが生まれたのか?
という理由は、100年前にまでさかのぼります。
当時の日本は、東京で生まれた「あんぱん」がブーム。
それを聞きつけた北海道の職人は、自分でもあんぱんを
つくってみようとしたのですが、レシピを
知る人がいませんでした。
そこで聞いた情報で、見よう見まねで作ったのが
この「月寒あんぱん」というわけです。

明治44年には、兵隊さんたちが月寒に道路をつくっている際、
感謝をこめて毎日このあんぱんを差し入れていました。
この道路は愛称を込めて「アンパン道路」と呼ばれ、
記念碑も建てられているんだそうです。いい話!
詳しいエピソードはこちらに掲載されています。

お値段はひとつ120円、お味は元祖の小豆こしあんから
南瓜あん、黒糖あん、黒胡麻あん、抹茶などバラエティゆたかに取り揃えています。

株式会社ほんま 「月寒あんぱん」

今日のおやつ: 山形のカワチ製菓さんがつくる 中東風の特製グラノーラ「ハーブ&スパイス」

今日のおやつは、
山形県のカワチ製菓さんがつくる、
特製グラノーラ「ハーブ&スパイス グラノーラ」。
ローズマリー、タイム、クミンなどが入っていて、
まるで中東のスナックのように香辛料がぴりっときいた、
スパイシーな塩味のおやつです。豆乳などをかけても、
このままボリボリ食べても、とってもおいしく頂けます。
カワチ製菓さんのトレードマークである
焼き印で、ハーブの「は」の字が入ってます。

カワチ製菓さんは、2012年に山形に移住後、
金属のカトラリーやお菓子づくりを手がける
川地あや香さんによるとってもすてきなプロジェクト。
他のお菓子もおいしそうで、いつか全部食べてみたい!
通信販売も条件によって受け付けておられます。

カワチ製菓

今日のおやつ: 長野の山のめぐみがぎっしり。 上田の名物、信濃路うさぎや 「くるみそば」

今日のおやつは、長野県上田市のお菓子屋さん
「信濃路うさぎや」さんの名物おやつ「くるみそば」。
といっても、くるみで出来た蕎麦、ではなくて、
白ささぎ豆でつくった餡を、
香り豊かなそば粉の皮で包んで
たっぷりのくるみとお砂糖をまぶしたお菓子です。

山国ムードあふれる風味。

長野の山のめぐみがいっぱいつまった
素朴な味わいに、ほっこりします。
すてきなイラストのパッケージも魅力で、
さらに上田の魅力をイラストで描いたビジュアルマップも
同封されているんですよ。
日持ちもするので、お土産にも喜ばれそうですね。

信濃路うさぎや「くるみそば」

淡路島・ちょぼ汁

幻の産後食を求めて。

前回に引き続き、兵庫県・淡路島よりお届けします。
今回ご紹介するのは「ちょぼ汁」です。

本題のちょぼ汁に触れる前に、ここまでの流れを少し。
神戸出張から少し足を伸ばし、淡路島へやって来ました。
市役所にご紹介いただいた地元の方を訪ね、郷土料理を教わっています。
生まれも育ちも淡路島というおふたり、河野さかゑさんと野村かよ子さん。
[ff_textlink_by_slug slug="tpc-foo-tasty-006"]前回作って頂いたのは、淡路島名物「たこ飯」と、「いびつ餅」[/ff_textlink_by_slug]です。
ほんわり優しく香るたこ飯、熱々とろ~りいびつ餅、極上の味わいでした。

今回のちょぼ汁は、私からお母さんにリクエストしたもの。
『聞き書き日本の食事』というシリーズ本があり愛読しているのですが、
その中にこんな記述がありました。

ちょぼ汁は、乳の出を良くすると言って、産婦には必ず食べさせるもの。
もち米の粉を耳たぶくらいのやわらかさに練り、
生まれた子が男の子ならひょうたん形、
女の子は俵形にする。

うーーーん、なにやら温かい、ぐっとくる。
ぜひぜひ、この郷土料理に触れてみたい。
河野さんに伺ったところ、「作れますよー」とのご返答をいただき、
今回お願いした次第。

それでは、調理室に戻ります。

今日のおやつ:津軽名物! 素朴な手作りのねじねじがおいしい 「縄かりん糖」

今日のおやつは、青森県弘前市の老舗、
石崎弥生堂の「縄かりん糖」。
津軽でかりんとうといえばこれ、
というくらい、地元ではメジャーなおやつです。
長崎の定番の中華菓子「よりより」にも似ていますね。

かりんとうといえば周りに砂糖蜜を
からめているものが多いのですが、
縄かりんとうは見てのとおり、
とってもシンプルな、
素朴で優しい味わい。
小麦と砂糖、マーガリンを練りあげた生地を
ねじねじとひねり、
大豆油でカラッと揚げました。
甘すぎず香ばしい、歯ごたえのある食感が
お茶請けにピッタリなんです。

袋も素朴でかわいらしい。かりんとうの数が減っているのはひとつ食べてしまったからです

このねじねじの工程は機械化できないため、
なんとひとつひとつを石崎弥生堂さんが
手作業でねじっているそうです。
おかあさんが作ったドーナツのような、
素朴な味わいが最高です。
宮城にいたころ、青森に住む母の友人が
たまに買ってきてくれるのが楽しみでした。

石崎弥生堂さんは1854年創業の老舗!
3代目さんがこの「縄かりん糖」を作り始められたのですが、
当時の製法では冬になると寒さのために
ポキポキ折れてしまって売れなかったそうです。
それを改良して、現在では通年販売されるようになりました。
通信販売も行われています。

石崎弥生堂「縄かりん糖」

今日のおやつ: じつは岐阜県中津川市が発祥の地! シンプルな栗の旨味が詰まった 「栗きんとん」

今日のおやつは、岐阜県中津川市の老舗お菓子屋さん
「御菓子司 美濃屋」さんの「栗きんとん」。
材料は中津川産など、選りすぐりの国産栗と砂糖だけ。
なめらかな栗の舌触りと程よい甘さで
栗の風味が存分に味わえます。

そもそも栗きんとんとは栗をゆでて裏ごしし、
茶巾に絞ったお菓子。
実はこの栗きんとん発祥の地が、
岐阜県の東部、長野県に隣接する中津川市なんです。
中津川市は人口8万人あまりのまちですが、
なんと28店舗もお菓子屋さんが
それぞれの趣向を凝らした栗きんとんを作っています。
9月から12月には食べ歩く「栗きんとんめぐり」が
行われているほどです。

中津川では、栗きんとん情報満載の
Webサイト「栗きんとんめぐり」を公開中。
各店舗によって個性豊かな栗きんとんの図鑑もあります!
栗きんとんめぐりにお出かけしたくなっちゃいますね。

栗きんとんめぐり

ついに出版! 「オカザえもんの八丁味噌レシピ」〜おっさんでも作れるキモかわ料理でござる

「子どもが泣くゆるキャラ」の異名を取る
個性的な容姿と、謙虚な姿勢で愛されている、
愛知県岡崎市の「オカザえもん」。
メディアでもひっぱりだこで、お茶の間でも人気の彼が、
なんとレシピ本を出しました!

その名も「オカザえもんの八丁味噌レシピ」。
岡崎名物の「八丁味噌」を使ったレシピが
60種類も掲載されているレシピ本です。

紹介されているのは、
オカザえもんをかたどったグラフィカルな「太巻きずし」や
ご当地料理「岡崎まぜめん」からミソドーナツやパイなど、
味噌のスイーツまでさまざま。

「オカザえもんの八丁味噌レシピ  おっさんでも作れるキモかわ料理でござる」 著者:岡崎衛門之介 定価:1,050円(税込) ISBN:978-4-07-292474-7 発売中

著者のオカザえもんと、出版社のご担当様に
この本について聞いてみました。 

ーー本をつくったきっかけは?

出版社担当様(以下担当):「名古屋めし」と言われる中に、
みそ煮込みうどんやみそかつが含まれるせいか
八丁味噌も名古屋のものだと思っている人が多いんですが、
岡崎で丸2年かけて作られる豆みそだけが『八丁味噌』なんです。
名前の由来も、岡崎城から西へ8丁(約870メートル)離れた
八丁村で作られていたことなんですよ。
このことを、多くの人に知ってほしいという思いから企画しました。

かわいらしいデザイン

ーー実際に料理を作っている方はどなたですか?

担当:...あくまでも岡崎衛門之介ということでお願いします。

オカザえもん:拙者、料理するでござる。

ーーですよね。オカザえもんお気に入りのレシピは?

オカザえもん:いろいろあるでござるが、拙者の考案した
みそを入れたコーヒーをひろめようとしているでござる。

ーー味噌入りコーヒー!!!まさに岡崎ならではのレシピですね。
それではこのレシピ本を使う人へのメッセージをお願い致します。

担当:八丁味噌ってこんな風に使えるんだ、
という新たな発見や魅力を得てもらえるとうれしいです。

スタンダードな味噌カツから
味噌チョコレートなどの変わり種まで、
オカザえもんファンも味噌ファンも要チェック!
お値段は1,000円(税抜)、主婦の友社より発売中です。

オカザえもんの八丁味噌レシピ

今日のおやつ: 食べる手が止まらない! 山形の貴重な青大豆 「厳選炒り豆 秘伝大豆」

今日のおやつは、山形県東根市の
戸田商店さんが作っている「厳選炒り豆 秘伝大豆」。
一見ふつうの乾燥豆のようですが、
こちら、ただの炒った大豆ではありません!

素材の「秘伝豆」は、デリケートな植物のために日本でも
生産量が少ない「青大豆」という品種の大豆。
普通の大豆は、若い時が「枝豆」の状態で
熟成すると「大豆」になるのですが、この青大豆は
熟成しても青いままなので「青大豆」と呼ばれています。
寒暖の差がある豊かな土地の山形だからこそ
育つ品種で、青いまま成熟させるのも
大変な苦労があるそうです。

「厳選炒り豆 秘伝大豆」は、
この貴重な青大豆を丁寧に炒りあげたもの。
お口に入れると、豆の香ばしさとふくよかな
甘みが口いっぱいに広がります。
ポリポリという心地良い音ともに、箱からなくなるまで
つまむ手が止められなくなる、ある意味危険なおやつです!
この文章を書いている間も手が止まりません。

この大豆、そのまま食べてもおいしいですが、
水で戻してから煮立てるとふっくら、つやつやの青豆になります。
山形や宮城では、この戻した大豆と数の子を一緒に
あえたものがお正月の定番メニューだったりします。

戸田商店 Facebook

三重県名物! 食べ慣れたお菓子の新食感に おどろく「お茶漬けあられ」

三重県のあられ、「田舎あられ」。
一見ふつうのあられですが、
パッケージには「お茶漬けあられに最適」と書いてあります!
いったいどういうことなんでしょう。

聞きなれないフレーズ、「お茶漬けあられ」。
それは三重の伊勢志摩・松坂から京都あたりで
食べられている、お茶漬けのご飯のかわりにあられを
使った食べ物です。
別名「ぶぶあられ」とも呼ばれています。

お湯をいれてみました

作り方は..
茶碗もしくはどんぶりにあられを入れて、
塩または砂糖をお好みでおかけください。
塩は小さじに小盛り一杯程度、
砂糖は大さじ一杯程度。
そこにアツアツのお湯を注いだら、
ふたをしてあられがやわらかくなるまで待ちましょう。
ふたをするのは、ふやけたあられがお皿から
飛び出すことがあるから。
だいたい、30秒から1分くらいが目安です。
昔は七輪であられを炙ってお茶を入れて食べていたのだそう。

海苔をのせてみました

ふたをとって食べてみると、
お湯にふやけつつもちょっとだけ
香ばしいところが残ったあられの食感が新鮮!
ふにゃっとやわらかく香ばしく、
つるつると食べてしまいました。
これは一杯では止まらなくなってしまいそう!

このお茶漬けあられは、
塩でも砂糖でもおいしくいただけるように
あまり味がついていないプレーンなもの。
そして水分を含んでも適度なやわらかさを
保っているのがすごいんです。
一般にうられているあられでは、
やわらかすぎたり、かたすぎたりしてしまうことがあるそう。
今回頂いたのは、松坂の「菓匠たばね庵」さんのもの。
ぜひおうちでお試しください!

たばね庵 田舎あられ