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今日のおやつ:
ソックリかわいい!
奈良市の軒先にぶらさがる
身代わり猿の和菓子「庚申さん」

コロカルニュース

posted:2013.12.24   from:奈良県奈良市  genre:食・グルメ

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Maruko Kozakai

小堺丸子

こざかい・まるこ●東京都出身。
読みものサイト「デイリーポータルZ」ライター。江戸っ子ぽいとよく言われますが新潟と茨城のハーフです。好きなものは犬と酸っぱいもの全般。それと、地元の人に頼って穴場を聞きながら周る旅が好きで上記サイトでレポートしたりしています。

今日のおやつは、奈良県奈良市にある老舗の和菓子屋
「寧楽菓子司 中西与三郎」の「庚申さん」。

歴史的町並みが残る奈良市の「奈良町」には
通称「庚申(こうしん)さん」と呼ばれる庚申堂があり
その使いの猿をかたどった赤いお守りを軒先に吊るす風習があります。
災いから守ってくれる「身代わり猿」として、または
背中に書いた願いを叶える「願い猿」として。

そんな縁起の良いお守りをお菓子で表現したのが今回ご紹介する「庚申さん」。
赤い体を丸めている姿がお守りとソックリです!

最初の写真の上生菓子は自家製の白あん(白小豆)を使用した練り切りで、中のあんがこしあんと白あんがあり、やわらかい甘さ。こちらは卵白と寒天を使用したお干菓子。お干菓子だけれどやわらか食感で上品な甘さ。どちらも赤が映えてきれい!

和三盆製もあります。こくのある上品な甘さと、口の中ですっと溶ける口溶けの良さが特徴

「庚申さん」のお菓子は3種類。
上生菓子、卵白と寒天を使用したお干菓子、和三盆製のお干菓子、と
それぞれ異なる風味が楽しめます。また、寧楽菓子司 中西与三郎さんでは
布のような質感で人気の「幻の絹」(お干菓子)や
季節にあわせた生菓子も展開しており、味だけではなく目も楽しませてくれます。

お店では季節にあわせた生菓子も展開中。こちらは奈良の鹿、ではなくクリスマス向け赤鼻のトナカイ

奈良に訪れた際は、赤いお守りが連なる風情豊かな町並みを楽しむとともに
上品で美味しくかわいらしい「庚申さん」もぜひいただいてみてください!

寧楽菓子司 中西与三郎

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