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Akiko Saito
齋藤あきこ
さいとう・あきこ●宮城県出身。図書館司書を志していたが、“これからはインターネットが来る”と神の啓示を受けて上京。青山ブックセンター六本木店書店員などを経て現在フリーランスのライター/エディター。
11月も折り返し地点。
冬が近づいてくると、恋しくなるお菓子が「干し芋」。
さつまいもを蒸したものを干しただけの、素朴なお菓子。
砂糖を使わない、自然な甘さが後をひくおいしさです。
食物繊維もたっぷりで、ヘルシーなおやつですね。
茨城県や静岡県、兵庫県など各地で作られていて、
茨城県が全国生産量の8割を占めています。
この干し芋は、茨城で作られた丸干しタイプ。
小ぶりの芋をスライスせずに
まるごと干してある、
柔らかくておいしい干し芋なんです。
そもそも干し芋の作り方は……
さつまいもを収穫する
↓
1、2時間かけて蒸す
↓
皮をむく
↓
スライスする
↓
天日で干す
というもの。通常の干し芋は一週間ほど干すのですが、
冒頭の「丸干し芋」は芋をまるごと干すために
20日間もかかるので、高級品とされています。
また茨城県では、干し芋を家庭で作る人も少なくなく、
その完成度を上げるべくサツマイモの甘味を増すために、
12月になってから寒気にあてて糖化させるなどの工夫もしているんだそうです。
こたつに入って、ゆっくり食べたいおやつですね。
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