地元クリエイターが総力を結集! 宇都宮で夜のファッションショー 「FASHION STREET PROJECTION」

栃木はダサい!? そんな悲しい評判をものともしない、
画期的なファッション・イベント「FASHION STREET PROJECTION」が
2014年6月28日(土)の夜、宇都宮市の釜川にて開催されます。

イベントのモデルは、地元・釜川周辺に住む20代から60代の
男女やご家族など約20名。
地元の洋服店・雑貨店がモデルの服装を提供し、
美容師がヘアメイク。ファッションサークルがトータルコーディネート、
映像製作集団がその模様を撮影。
プロのお手伝いで地元の皆さんをおしゃれに大変身させるというイベントです。

お洋服やアクセを提供する釜川の雑貨屋さん「un*inc」さんの撮影風景

さらなる仕掛けとして、モデルが釜川沿いを歩く姿を事前に動画で撮影し、
当日は釜川沿いの店舗壁面や川面の上部に設置した複数のスクリーンに映像を投影。
“まるでモデルが釜川沿いをランウェイに見立てて
歩いているよう”な演出で、釜川沿いをファッションストリートと
して盛り上げるのだそう。

投影する映像のテスト中!

場所は、栃木県宇都宮市二荒町と中央町付近、オリオン通り下流の釜川、
出雲橋から井登橋間。時間は18:30〜22:00での開催です。
釜川エリアのお店の営業を22時まで延長し、お買い物を楽しみながら
釜川を参加するイベント「釜川よるさんぽ」の一環として開催されるので、
お買い物を楽しみながらファッションショーを見ることができます。

本イベントを企画するのは、釜川沿いの
アトリエ兼イベントスペース「KAMAGAWA POCKET」に集う、
学生と社会人による実行委員会「aha!(Antara Honmani Ahoya!の略称)」。
県内でファッションサークル代表として活動する女性や
音楽作品制作を手がける映像作家、釜川周辺のシェアハウスで
暮らす男性など、釜川を愛する19名の有志によるグループ。

KAMAGAWA POCKETは宇都宮大学建築学科の学生が空き家を再設計・改装し、
昨年12月にオープンした場所なのだそうで、aha!はそこから
派生したグループです。
新しい場所から地域を巻き込んだ新しいイベントが生まれるのは素敵ですね。
詳細は下記Webサイトにて。

FASHION STREET PROJECTION

買う人もつくる人もハッピーに。 アフリカメイドの エシカルファッション。 「TEGE UNITED ARROWS」前編

アフリカでものづくりを行う新ブランド誕生

セレクトショップ・ユナイテッドアローズから2014 S/Sのニューブランドとして
デビューした「TEGE(テゲ)UNITED ARROWS」。
これは国連機関International Trading Centerのフラッグシッププログラムである
エシカル・ファッション・イニシアティブ(Ethical Fashion Initiative、以下EFI)と
組んでスタートしたブランドである。

EFIは、アフリカ各国やハイチ、パレスチナなどの女性の手仕事にフォーカスし、
世界のトップファッションデザイナーとともにものづくりを行うプロジェクト。
フェアトレードではなく、女性の雇用を創出し、
社会進出などをうながす“エンパワーメント”が目的である。
これまで世界では、ヴィヴィアン・ウエストウッドやステラ・マッカートニー、
ステラ・ジャンなどのブランドがこのプログラムを利用し、
アフリカでものづくりを行ってきた。

そして日本で初めてビジネスパートナーとなったのが、ユナイテッドアローズだ。

「もともとバティック柄やビーズなど、
アフリカのカルチャーやクラフトが好きでした」と語る
ユナイテッドアローズ上級顧問の栗野宏文さんのもとに、
2013年3月、このプログラムを考えたEFI代表のシモーネ・チプリアーニさんが訪れた。
すぐに意気投合した。

栗野宏文さん

TEGE UNITED ARROWSを立ち上げた栗野宏文さん。ユナイテッドアローズの立ち上げメンバーでもあり、ファッション業界の重鎮。

これまでも途上国などでものづくりをしようというチャリティはたくさんあった。
しかしシモーネさんが栗野さんに語った言葉は
「かわいそうだからものを買うというのはかえって失礼だ。
それではせっかく買っても使わない。
それよりも本当に素敵なものをつくって、
買うひとも、つくるひともハッピーにしたい」というものだった。

「これはユナイテッドアローズのポリシーと同じでした。
ぼくはこの会社をつくったひとりなので、ピタッときました」と栗野さんは言う。
まさに“Not Charity. Just Work”というEFIのコンセプトに共感したということだ。

ケニアの現地スタッフと打ち合わせをする栗野さん

ケニアの現地スタッフと打ち合わせをする栗野さん。(写真提供:EFI)

仙台Fablabで開催!漆が身近になる「”乾漆シート”でつくる、こけしブローチワークショップ」

素朴で愛らしい表情で、
全国に根強いファンを持つ郷土玩具、「こけし」。
このたび仙台の「FabLab SENDAI FLAT」にて、
郷土玩具である「こけし」と、先端技術を組み合わせた
ユニークなワークショップが6月21日(土)に開催されます。
その名も、「”乾漆シート”でつくる こけしブローチワークショップ」!
本ワークショップでは、もぐら社 Gonさんの指導のもと、
こけしの上にレーザーカッターで加工した乾漆シートを
レイアウトして、思い思いのこけしブローチを作ります。
こけしのモデルは、宮城を代表する鳴子系です。

■漆が身近な素材になる「乾漆シート」

参考画像:漆とレーザーカッターによる作品の例。オープンデザインの革プロダクトデザイナーのクルスカさんのiPhoneバックプレート作品。引用:土岐謙次さんTumblr

参考画像:こちらは以前のワークショップで制作された『2色の乾漆シートで作るiPhoneパネル』(講師:宮城大学デザイン情報学科土岐研究室 沼田健太朗、佐藤慧介)。今回のワークショップはこけしのみです。 

「乾漆シート」とは、麻布を漆で固める伝統造形技法で
ある「乾漆(かんしつ)」でつくられたシート状の漆のこと。
漆のしっとりとした色と質感はそのままですが、
レーザーカッターでの加工も容易。
漆がアマチュアにも手軽な素材になった、すぐれものなんです。
「工芸品」や「高価なもの」というイメージの漆を身近に感じてもらいたいと、
仙台市泉区在住の漆デザイナー/宮城大学デザイン情報学科助教の
土岐謙次さんと、仙台市内の「郷 自然工房」さんによって
開発・制作されました。
乾漆シートの上に、イラストや文字を金箔貼りするなど
の試みも行われていて、日本の伝統の技法がさらに
モダンに進化しています。
ワークショップのお申込みは下記より。

6月21日(土)開催!『”乾漆シート”でつくる、こけしブローチワークショップ』

プランターからはじまる綿の物語

身近な素材、綿の国内自給率は0%

四季が豊かな日本では、衣替えを繰り返しながら
コットン(木綿、綿)、リネン、ウール、化学繊維などさまざまな素材が
クローゼットに並びます。
特にコットンは、肌着からジャケットまで1年を通して
袖を通す回数が多く、もっとも身近な素材だと言えます。

しかし、コットン衣料の原料となる「わた」の国内自給率は
限りなく0%だと言われています。
Made in Japanと書かれたタグでも、
綿の原料は、アメリカやインドから輸入されたものを使っています。

僕自身、国内最大の綿織物の産地として有名な
兵庫県西脇市や静岡県浜松市を訪れることはあっても、
綿畑を訪れたことがありませんでした。

現在、国内のわたの栽培は個人や有志団体などの小規模のみですが、
日本の気候風土はわたの栽培に適しています。
実は明治時代の中期にはわたの国内自給率は100%を誇っていたんです。
しかし徐々に、海外から安価なわたや綿布の輸入が拡大し、
それに伴い、国内の綿畑の数もなくなっていきました。

繊維産地を歩き、セコリ荘ではさまざまな方と服づくりについて
語り合う日々の中で、「和綿の復活」とまではいかなくても
みんなでプランターからわたを育て、
もっとも身近な天然素材であるコットンに対して、
新しいアクションを起こせないかと考えはじめました。

みんなでつくる生地

プロジェクトスタートに向けて、
栃木県真岡(もおか)市の「真岡木綿会館」を訪れました。

真岡木綿会館の外観。真岡市までは東京から車で3時間ほど。

真岡木綿の全盛期は、江戸時代。その質の高さから、
江戸の木綿問屋の仕入高の約8割が真岡木綿という人気の品でした。
当時、真岡一帯で、綿の栽培から機織りまでが行われていましたが、
戦後になるとその生産はほとんど途絶えてしまったそうです。

会館には3名の機織りの伝統工芸師が在籍していて、綿栽培から手紡ぎ、機織りまでさまざまなアドバイスを受けることができます。こちらはカーディングと呼ばれる作業。

和綿は海外の綿より繊維が太いのが特徴で着物に適していたと言われています。
現在、真岡木綿会館では、独自に管理する畑で採れたわたを糸にして、
手織り機を使った生地づくりが体験できます。

会館の2階に多くの手織り機があります。

ここでは、個人栽培用の和綿の種を受け取ることができます。綿の歴史や育て方が載ったしおりが同封されています。

個人のプランターや花壇でのわた栽培は、
ほとんどが観賞用になることが多いです。
もちろんわたも収穫できますが少量の糸しか紡げません。
しかし、このプランターや花壇の規模を、何倍何十倍へと広げて、
秋のわたの収穫でそれを集めることができれば、
大量の糸を紡ぎ、大きな生地を織っていけるのではないか!
とこのプロジェクトを始めようと思い立ったのです。

収穫されたわたと種です。コットンの中に種が入っていて、わたと同時に翌年の種も採れることになります。

興味が連鎖して広がるように

「自宅の空いているプランターにコットンの種を植えてみませんか」

フェイスブックでのこんなカジュアルな呼びかけから、
このプロジェクトはスタートしました。

今年の5月10日。
コットンの日に、15名の方々がセコリ荘に集まってくれました。
参加者と一緒に、真岡木綿会館と
西脇にある「大地のぬくもりコットンボール銀行」に
送ってもらっていた種をプランターに植えました。

大阪や埼玉など、県外からの参加者も。

近所の方も賛同してくれて、空いているプランターを貸してくれました。

ひとつひとつの点であるプランターが、
線で繋がりプラネタリウムの星空のように、
広がっていくようにと思いを込めて
このプロジェクトを「週末プランタリウム」と命名。

集まった参加者は、世代も職業もバラバラ。
家庭用の種を配り、みんなで協力して100種ほど植えました。

わたの種植えは6月いっぱいまで可能です。
ベランダで栽培できるようなプランターひとつから参加できるので、
「週末プランタリウム」は随時参加者を募集しています。
参加希望の方には、コットンの種と育て方のしおりを送ります。

種と同封されて届く育て方のしおりです。

成長日記をインスタグラムとフェイスブックで共有していくので、
全国各地のプランターの成長を見るのが楽しみです。

5月10日のイベント後に植えられたプランター。

北は北海道、南は広島まで、
各地の団体が管理する綿畑へも訪れていく予定です。

セコリ荘から伝えたい服が生まれる背景

インターネットを使えば、一瞬で商品の価格比較をして、
ほしい服を素早く買うことができます。
注文後、翌日には手にすることも可能です。

一方、日本では年間約100万トンの服が捨てられると推測されています。
捨てられた服の一部はリサイクルされますが、そのほとんどが焼却されます。

誰もが日常的に袖を通している身近な素材のコットン。
Tシャツ1枚をつくるためにはどれくらいのわたを収穫しないといけないのか。
プランターのわたの成長をインターネットで共有しながら、
服が生まれる背景について、考えるきっかけになればと考えています。

5月10日からスタートした週末プランタリウムは、
宮城、大阪、京都、静岡、埼玉、千葉と、思いが広がり始めています。

ちなみに、6月15日には千葉県柏市沼南町のヨシオカ農園の協力のもと、
畑をお借りして、コットンの種を植えにいく予定です。
また、この企画に協力してくれている、
真岡木綿会館や兵庫県西脇市の綿畑へのプチツアーも
7月と8月に計画しています。

小さな規模でも、この思いが連鎖して各地に広がって、
みんなの生地をつくっていきたいと思っています。

information


map

真岡木綿会館

住所 栃木県真岡市荒町2162-1
電話 0285-83-2560
営業時間 10:00〜16:00 火曜休
http://www.mokamomen.com/

information

週末プランタリウム

参加者のプランターに植えたコットンの成長の様子は、
「週末プランタリウム」のfacebookで確認できます。

水につけておくだけの益子焼「モスモス」にめちゃくちゃ癒される~! 頭に苔を乗せたヒヨコちゃん。

丸い顔にとがった口。
頭の上にはちょこんとコケを乗せ、
なんとも可愛らしい表情をした小鳥の素焼き「モスコトリ」。
栃木県の益子にお店を構える真山 茜さんの作品で
素焼きの器に土とヤマゴケを植え込んだ
「モスモス」シリーズの一つです。

ひとつひとつ手作りのため、素焼き部分もコケ部分も大きさや表情が微妙に違います

さらにちっちゃいのもいた!親子バージョンは出産祝いにいいかも

モスモスの育て方はとても簡単。
器に水をはるだけで肥料はなにもいりません。
素焼きの陶器の小さい穴から
器の水を吸い上げ、苔まで水分を供給しています。
あとは涼しくて風通しよい場所と
本が読める程度の明るさがあれば、
何年も見た目が変わらないまま楽しめるそうです。

こちらは鼻がコケになった犬バージョン。水遊びしているようにみえますね

コケといえば日本庭園や盆栽など敷居が高い印象ですが
モスモスなら気軽に、机の上に置いたりしても楽しめますね。
梅雨に入って憂鬱になるこの時期、
素焼きの独特な風合いや
モスモスの可愛い顔を眺めて癒されてみては。
ほか、猫・ウサギ・蛙などのシリーズもあります。
ぜひチェックしてみてください!

苔玉(こけだま)や盆栽・苔盆栽の専門店:みどり屋 和草(にこぐさ)

作陶家・五十嵐元次とデザイナー・角田陽太による民藝とデザインの出会い「MINGEI meets DESIGN」展

福島県会津美里町の作陶家、五十嵐元次さんと、
宮城県仙台市出身で、現在東京を拠点に活躍する
デザイナーの角田陽太さん。
二人がコラボレーションし創りあげる、
白磁の日用器のシリーズ「IGARASHI/KAKUDA」。
この展覧会「MINGEI meets DESIGN」が、
6月21日(土)より 29日(日)まで、
東京・中目黒の「SML」と「RED CLOVER nakameguro」にて
開催されます。

五十嵐さんは1948年会津若松市うまれ。
無名の職人が実用性、複数性、廉価性、伝統性などを
追求してものづくりをしていた「民藝」の流れを汲む作家。
角田陽太さんは1979年仙台市生まれ。
無印良品のプロダクトデザイナーなどを経て
自らのデザインスタジオ、YOTA KAKUDA DESIGNを設立。
国内外のクライアントを持ち、
さまざまな分野のデザインを手がけるデザイナーです。
30歳ほども年の差のある二人ですが、コラボレーションの
息はぴったり。
そのジャンルはうつわだけでなく、シャツのデザインを
角田さんがおこない、白磁のボタンを五十嵐さんが手がけると
いうものにも及びます。

今回の展覧会、一つ目の会場「SML」では、
「IGARASHI/KAKUDA」のうつわを中心に、
五十嵐さんの個人作品や、角田さんがデザインを
手掛けるテーブルウェアブランドや壁掛け時計、
備中和紙「KAMI」やシャツなどを展示・販売。
もう一つの会場「RED CLOVER nakameguro」では
「IGARASHI/KAKUDA」のほかにも
今回のためにセレクトされたモダンな民藝の
うつわが揃います。

初日の6月21日(土)には、フードスタイリスト中山暢子
によるお料理とお酒を、五十嵐さんのうつわで楽しむ
オープニングパーティーも開催。
民藝とデザインの融合、ぜひチェックしてみてください。

MINGEI meets DESIGN

時代を超えるアートを通じて 「価値観をつくる」。 株式会社studio「仕組」後編

前編:[ff_titlelink_by_slug slug='tpc-thi-tsukuru-007' append=' はこちら']

studio「仕組」の仕組み

studio「仕組」はアーティストや職人からなる組合。
さまざまな技術を持つ職人やアーティストが集まっている。
前回、職人の共同工房「studio u5」を訪ね、
伝統工芸の支援・プロデュースについて伺った。
今回はstudio「仕組」の仕組みについて
代表の河内晋平さんにお話を伺う。

「studio「仕組」は全員が作家であり、職人なんです。
職人やアーティストの目線で、クライアントと直接話し合ってプロジェクトを進める。
職人やアーティスト自身が中心となって事業を行っている会社です。
素材選択、企画立案、制作、展示会、販売までワンストップで行えるのが強みです」

現在、5つのプロジェクトが走っている。

1)美術品管理(美術品の保存、アーカイブ、展覧会企画、販売)

2)仕組ワークス(映像、グラフィック、デザイン、Web、空間デザイン、プロダクトなどの制作)

3)TUKURITE(アーティストや職人のつくり手とともに商品を研究開発)

4)ORIGAMI(伝統工芸の支援・プロデユース)

5)studio u5 (職人の共同工房)

アーティストや職人のつくり手たちとともに研究開発し、さまざまなもの・ことを提供する。
なによりもアーティストや職人であることを最大限生かしていくのだという。

「たとえば素材は、ホームセンターで買うよりも職人のルートで仕入れるほうが
希望に添っていたり、価格が安かったりする。
そういうつくり手の利点を生かすものづくりを提案しています」

そして時代を超えるアートを通じて「価値観をつくる」ことも
studio「仕組」の事業のひとつだ。

「折り紙つきという言葉があります。“信用できる価値がある”ということです。
“折り紙”というのは江戸時代に日本刀などの価値を証明するために
折った紙を付けたことに由来します。
例えば、本阿弥家が“これはいい刀だ”とすることで、あらたな価値が付与される。
それが“折り紙付き”という言葉なんです。
アーティストや職人の作品に
付与されるべき価値に光を当てようとやっているのが“ORIGAMIプロジェクト”なんですね」

現代においての「折り紙」をつける。
商品であるまえに、アーティストや職人の「作品」であること。
それがstudio「仕組」のこだわりでもある。

CHACONNEの木型

職人の共同工房「studio u5」の皮製品工房 CHACONNEの木型。

何百年も残り続けるものづくりを目指して。伝統工芸のまち高岡で「新しいクラフト」大募集!

伝統工芸がさかんな富山県・高岡市。
全国的にも有名な高岡銅器は
近年ではこち亀やキャプテン翼の銅像などにも使われており
多彩な鋳造技術が再注目されています。
そのルーツはなんと400年前。
加賀前田家二代当主・利長公が呼び寄せた
鋳物師7人衆により伝えられたのだとか。
ほか、同じ頃に始まった高岡漆器から
アルミを使った新産業まで
日本の工芸を支える
まさに「ものづくりのまち」なんです。

400年の伝統を受け継ぐ高岡銅器発祥の地「金屋町」

さてそんな高岡市で1986年より毎年開催されている
「高岡クラフトコンペティション」では、
これからの伝統産業の未来を切り拓こうと
全国より「新しいクラフト」を募集。
「実用性」と「チャレンジ」の
異なる基準でグランプリを2作品選ぶ(副賞80万円!)ほか、
ウェブサイト「スタイルストア」での出展、
松屋銀座「デザインギャラリー」で展示といった特典が受けられます。

実用性を基準にしたファクトリークラフト2013年グランプリ受賞作品「華」篠宮敏明

チャレンジを基準にしたコンテンポラリークラフト2013年グランプリ受賞作品「蛻(もぬけ)」松永圭太

利長公が鋳物師を呼び寄せたように、
高岡クラフトコンペティションもまた
この先何百年も残り続けるようなものづくりや
新しい発想をもった作り手を発掘する場となります。
今年の出品申し込み締め切りは7月7日(月)。
ものづくりを志すみなさんぜひ!

工芸都市高岡クラフトコンペティション

「よたんぼ父さんセット」お酒好きの高知県式!飲み干すまで置けない盃が入った贈り物

来週6月15日は、父の日。
お父さんに感謝の気持ちを伝えるチャンス!

ただいま、高知県室戸市のブランド「むろっと」が、
高知の美味しいお酒と海産物を組み合わせた
ギフト「よたんぼ父さんセット」を限定販売しています。
「よたんぼ」とは高知県の方言で、「酔っぱらい」のこと。
日本で家計における飲酒の出費がナンバーワン*という
日本一のお酒好きの県である「土佐流」の
飲み方で日本酒が楽しめるセットです。

これがべく盃!

注目は、お酒大好き土佐名物の“飲み干さなければ置くことが
できない”特殊な形の盃「べく盃(べくはい)」。
べく盃の底は、飲み干さない限り置くことができない
尖った形状。土佐の内原野焼の匠、西邨出さんに
よるもので、高知県ならではのギフトです。

お酒は創業明治10年の高知県土佐山田町の酒蔵「アリサワ」の辛口純米酒。

ほか、おいしいお酒とおつまみも。
お酒は土佐山田の辛口純米酒「文佳人」、
黒潮がぶつかる室戸の海で育ったトコブシを使った「トコブシの西京漬け」、
脂ののったうまいイワシだけを使った「真イワシの干物」、
室戸岬で水揚された、旨みの多い魚を使った「マルソウダ鰹のコンフィ」
がセットになっています。

室戸の海と山の恵みがたくさん。

父さんもご満悦

「よたんぼ父さんセット」のお値段は
3500円(税込み + 送料1000円。
販売予約受付は10日まで!
詳細は下記Webサイトをご参照ください。

よたんぼ父さんセット
*総務省の家計調査から都道府県別飲酒費用ランキング(2008年~2012年)より

伝統に培われた日本の職人の 技術や芸術性を 世界へ伝えるプラットホーム。 株式会社studio「仕組」前編

ものづくりに関わる人たちのための「職人組合」

studio「仕組」は工芸家、大工、グラフィックデザイナー、
映像制作者からプログラマーまで、各業界の職人たちからなる、
ものづくりに関わる人たちのための「職人組合」。
原宿の一角にヘッドオフィスがあり、
埼玉県朝霞市に、アーティストや職人たちが共同で運営する工房「studio u5(スタジオ ユーゴ)」がある。
アーティストや職人に場を提供し、作品制作支援や海外などに作品販売のマーケットを開拓することで、伝統工芸職人や美術作家の制作支援を行っている。

「日本の技術を守る。それがスタジオ仕組の理念なんです」
とstudio「仕組」代表の河内晋平さん。

「たとえば日本にいる200人ほどの刀鍛冶の職人のなかで
刀鍛冶の収入だけで生活できているのは10%〜20%程度なんです」

職人の高価な作品を購入してくれるマーケットは不足している。
それを世界中から観光客やセレブの集まるドバイや、
日本文化が注目されているロシアの市場を狙っていく。

河内晋平さん

studio「仕組」代表の河内晋平さん。朝霞のstudio u5にある舞台美術アトリエにて。

「もともと奈良・吉野で日本刀をつくる家に僕は生まれたんです。
しかし現代では日本刀はあまり売れない。単純に武士がいないですしね(笑)。

うちの父は40年余り刀鍛冶をやっているので、少しずつ売れてくる。
しかし、若い世代が10年修業して独立してもなかなか商品としては売れないんです。
世代が受け継がれていく中でようやく少しずつ売れてくるんですよ。
マーケットのパイが少ないそういう構造だと若い人はやっていけないんですね。

伝統工芸の若い職人が、技術を守りながら、ちゃんと食べていけるようにしたい」

太刀。渡邊満氏蔵

太刀。渡邊満氏蔵、写真・宮田昌彦

常滑焼を更新!「TOKONAME」を体験するプロジェクト、原宿ROCKETにて展示会開催

900年を超える歴史を持ち、「やきものの街」と呼ばれる、
愛知県の常滑。
長い伝統と培われた職人の技術をもちいて、
常滑焼の伝統を更新する、クリエイターたちによる
プロジェクト「TOKONAME」が行われています。

これは常滑焼の窯元「有限会社山源陶苑」の
鯉江優次さんが呼びかけで始まったもの。
土そのものの質感と、ミニマルなデザインが魅力的な
ティーポット、カップ、プレートなどを手がけていて、
ただいま東京・原宿の「ROCKET」にてお披露目会となる
展示販売イベント「TOKONAME」展が開催中なんです。
イベントのテーマは「体験」。会期中はTOKONAMEの器に
あわせた特別なスープや焼き菓子を日替わりで提供し、
気に入った器は購入するすることも可能です。
イベントの詳細はこちらをご参照ください。
開催は6月3日(火)まで。

■常滑焼の、なにを守って、なにを刷新するか。

そもそも「TOKONAME」はどうやって始まったのでしょうか?
発起人の鯉江さんは、東京の陶器問屋に務めたあと、
地元常滑の実家の窯に戻ってきました。
それが10年前のこと。
以来ずっと「常滑焼の伝統を更新するチャレンジ」に
向けて準備を進めてきました。

鯉江さんが考えていたテーマは
「常滑焼の、なにを守って、なにを刷新するか。」ということ。

「急須ではなく、ポットを作る」
「茶器を作るために蓄積された産地の技術と素材を活かす」
「作る事と、伝える事を等価に」

これらのコンセプトを念頭に、「あたらしい常滑焼き」の
器を作るプロジェクトが発足。
参加メンバーは高橋孝治さん、
岡篤郎さん、岡崎智弘さん、加藤晋平さん、
鈴木崇之さん、両見英世さん。
メンバー全員で、常滑の様々な人や場所を訪ね、
常滑焼についての話を聞き、ものに触れることで
かたちを探っていきました。

TOKONAMEの器は、釉薬を施さず焼成するため、色や質感は土そのもの。

そうして出会ったのが、地元の陶業組合が、
10年ほど前に実験的に作って使われていなかった土。
しっとりと肌理の細かく、淡い発色で、
思わず触れたくなるような土でした。
すっかり魅了された「TOKONAME」チームは、
日本茶だけではなく、紅茶やコーヒーなど、
色んな使い方ができる事を条件に、土、成型、焼成、形状を
検討。最終的に、6色の土と、7つの器ができました。

「素材の魅力に導かれ、自ずと器のかたちや、
ディテールが決まっていった」のだといいます。

今後、「TOKONAME」は地元常滑を含む全国各地で
展示販売会を予定。全国各地のクリエイターや場と
協同し、TOKONAMEの魅力を引き出すこころみを行います。
全国でも、「体験」をテーマに、TOKONAMEを使って食事を
提供する予定だそう。その名もTOKONAMEの”TOUR(ツアー)”!
各地での開催が楽しみです。

95.TOKONAME 「TOKYO / TOKONAME / ROCKET」
・「TOKONAME

岐阜・中津川のこだわりメーカー恵那眼鏡工業の「EnaLloid」ポップアップショップがオープン

京都、金沢に並ぶ和菓子処としても知られる岐阜県中津川市は、
たくさんの職人さんがいるまちでもあります。
恵那眼鏡工業」は、中津川市で1947年に創業した
眼鏡のプラスチックフレーム工場。
全ての作業を一貫生産(ひとつの工場で一定の管理状態で生産)
し、職人による手作業を組み込むことで、
クオリティを追求しているんです。
なかでもフレームの磨きに関しては、
かなりの手間をかけているのだとか。

一貫生産を行っている工場は、日本でもわずか二社しかないと言われています。

■ポップアップショップが6月オープン!

そんな「恵那眼鏡工業」による、オリジナルのアイウエアブランド「ENa」。
三島正ディレクターのもと、
サングラスラインの「ENa(エナ)」と
オプティカルライン「EnaLloid(エナロイド)」という、
トラディショナルかつユーモアのあるアイウエアを
手がけているんです。

このたび、6月12日より25日まで、
渋谷ヒカリエShinQs5階「CraftBureau」に
エナとエナロイドのフルラインナップが揃うポップアップストア
「EnaLloid STORE」がオープンすることになりました。
会場では検眼、調整にも対応するとのこと。
中津川発のアイウエア、ぜひチェックしてみてください。

「HAYAO(ハヤオ)」 価格:27,000円 カラー展開:6色

「Jose(ホセ)」 価格:27,000円 カラー展開:6色

・EnaLloid STORE
会期:2014年6月12日(木)~25日(水)
会場:Craft Bureau
住所:東京都渋谷区渋谷2-21-1 渋谷ヒカリエ ShinQs 5F
営業時間:10:00~21:00
URL:http://shinqs.jp

日本の伝統技術を、 ジュエリーに込めて。 「SIRI SIRI」後編

前編:[ff_titlelink_by_slug slug='tpc-thi-tsukuru-005' append=' はこちら']

職人と二人三脚のものづくり

東京の下町の技術を取り入れてものづくりをしているSIRI SIRI。
そのガラス商品のうち、7割以上を製作しているという工房に、
デザイナーである岡本菜穂さんと訪れた。
近所にはガラスを扱う工房が集まるという浅草の住宅地に八木原製作所はあった。

中に入ると、まるで理科実験室のようだ。
それもそのはず、八木原製作所は、
フラスコやビーカーなどの実験器具を製作している工房で、
それらの製品に囲まれてなんだか理系気分。

バーナーでガラスをあぶりる

バーナーであぶりながら、パーツを接続していた。

八木原敏夫さんは、今では理科機器製作の合間に、
ほぼ毎日SIRI SIRIの商品をつくっている。
取材に訪れたときは、ピラミッド型の指輪“STUD”を製作していた。
バーナーで熱しながら台座や四角錐を丁寧に成形していく。
「実験器具をつくるより繊細ですよ」と八木原さんが言うくらい、
岡本さんが求める精度は高いそうだ。

かたわらには、図面が置いてある。

「ジュエリーのデザイナーは、
デザイン画のようなもので発注することが多いようですが、
私は建築の技術を応用して図面で渡しています」と岡本さんは言う。

図面で難しければみずからスタイロフォーム(模型の材料)などを削って
微妙なアールを伝えたり、直接横について作業に付き合ったりする。
職人によって伝え方は変わってくるが、
分野は違っていても、「目指す方向性が一緒でないとうまくいかない」という。

「新しいことをやってみたいという思いがあれば、一緒に試行錯誤してくれます。
“これをつくってください”と発注して“はい、できました”という
単純なことではありません。
職人さんからも、“こうしたほうがもっときれいにできる”とか
“このやり方が合理的だ”という“返り”がないと、
いいものができないと思っています」

そういう岡本さんに対して八木原さんいわく、
「最初は結構ケンカしたよね(笑)」
しかしそれがコミュニケーションであり協働。
職人と二人三脚。そうじゃないと、きっといいものは生まれない。

「わたしが思い描いている段階ではまだ70%くらい。
それが職人さんの力で100%にも120%にもなっていくんです。
わたしの想像をこえたものができたときは、帰りの銀座線が気持ちいい(笑)」
(岡本さん)

八木原敏夫さんと岡本菜穂さん

打ち合わせを始める八木原敏夫さんと岡本菜穂さん。

和菓子ユニット・日菓の『日菓のしごと 京の和菓子帖』。伝統ある京菓子の革新的アレンジに衝撃!

平安時代から宮中と深い関わりを持ち、茶の湯とともに
発展を遂げてきた、京都のお菓子文化「京菓子」。
京都を拠点に活動する「日菓」は、
和菓子、そして京菓子を自由な感性でアレンジするユニットです。
内田美奈子さんと杉山早陽子さんの女性お二人が、
和菓子職人を目指してやってきた京都で出会い、
結成されました。

日菓のお菓子は、何気ない日常のひとコマから切り取られた、
ユーモアあふれるもの。
冒頭の写真は、生砂糖で作られた「京都タワーのものさし」。
おやつの時間を差す「3時のようかん」、
口のなかで消して楽しむ「テトリス」、
琥珀で作られた夫婦のためのお菓子「結婚初心者マーク」など、
和菓子にあまり馴染みがない若い世代にも、受け入れられやすい
ものになっています。

左:「3時のようかん」、右:「テトリス」

型破りなのに、正統派の和菓子の趣きもある。
かわいいだけではない、凛としたたたずまい。
それは、材料や生地、色の付け方などすべての伝統の京菓子の
製法を守って作るという「日菓のルール」があるからなんです。

きんとんで出来た「鬼のあたま」。京都・大山崎町の名産、タケノコがテーマ。

そんな日菓の世界がいつでもどこでも堪能できる、
彼女たちの作品集「日菓のしごと 京の和菓子帖」。
この本が今年、造本装幀コンクールにて「日本書籍出版協会理事長賞」を
受賞しました!
日菓のお菓子と、新津保建秀さんの写真、
デザイナーの須山悠里さんによるデザインで、
いつまで眺めても見飽きない本です。
作品約80点のほか、アイデアスケッチや制作風景も収録。
ぜひこの機会に、手にとってみてください。

日菓のしごと 京の和菓子帖

著者:日菓(内田美奈子+杉山早陽子)

作品撮影:新津保建秀

ブックデザイン:須山悠里

定価:2,000円+税

出版社:青幻舎

記事内写真

撮影:新津保建秀

写真提供:青幻舎

気鋭のジュエリーデザイナーが 語るものづくり。 「SIRI SIRI」前編

土地の技術で表現する統一感のあるものづくり

オバマ大統領来日時、横にいたキャロライン・ケネディ駐日大使が着用していた
クリアガラスチェーンが連なるデザインのネックレス。
それはメゾンブランドのものではなく、
日本のジュエリーブランド〈SIRI SIRI〉のものであった。

既存の金属や宝石など、
常識的なジュエリーの素材から脱却したものづくりが特徴のSIRI SIRI。
デザイナーの岡本菜穂さんは、
学生のときは建築やスペースデザインなどを学び、インテリア業界で働いていた。
しかし、次第に自分の表現としてジュエリー製作に興味を持ち始めた。

「昔から、アンティークのジュエリーが好きでした。
学校をさぼって買いに行ったりして(笑)。
高いものもあるので、あまりたくさんは買えませんが、
店員さんからウンチクを聞くのも好きです」と語る岡本さん。
ものづくりの背景が好きな理由を続ける。

「いまのほうが技術的には進んでいるはずなのに、手でしかつくれない時代のものでしか
表現できないものが結構あります。
ありもののパーツなんかも売っていないので、
すべて自分たちの手でつくり出さなければなりません。
きちんとつくられているものは、とても美しいです」

デザイナーの岡本菜穂さん

デザイナーの岡本菜穂さん。スラッとした素敵な女性。

建築などを学んでいた岡本さんは「構造が好き」。
その部分が、自然と建築やインテリアとジュエリー結びつける。

「建築やインテリアは、人間の身体や動きにあわせてデザインしないといけません。
ジュエリーも同じく身体に身に着けるもの。
“座る”ことも、“留める”ことも同じように構造的なこと。
それを考えるのが好きで、自然とリンクしていました」

SIRI SIRIは、先述のとおり金属などを使わず、
ガラスや籐などを使ったジュエリーが特徴的だ。
自身に金属アレルギーがあったこともあり、
金属を使わないジュエリーをつくりたいという「実験精神」もある。

「かごバッグとか、ガラスのコップとか、インテリアや雑貨だといろいろな素材があるし、
女性はそういう素材が好き。
既成概念にないものでも、デザイン次第できれいなものができないかなと、
いまでも常に考え続けています」

伝統技術を取り入れる意味

SIRI SIRIを代表するガラスの商品は、とてもカットが繊細で美しい。
それは江戸切子でできている。
江戸切子とは東京の下町に伝わる伝統的なガラスのカット技法。
だから“日本の伝統技術を取り入れたブランド”と紹介されがちだが、
それはSIRI SIRIのひとつの側面にすぎない。

「これはインテリアの話ですが、日本のプロダクトは、
いろいろなところから取って付けたようなパーツが多く、それが不自然に見えました。
一方、海外では、地元にあるものを使ってものづくりしています。
それが美しく見える要因なのではないかと思ったんです」

地元でできる範囲でやることで統一感が生まれ、“自然”な美しさが生まれ、
そうやって伝統が育まれていくという側面もある。
だからなるべく東京でのものづくりにこだわり、
“結果的に”東京下町へ通う回数が増えていった。
そのほうが、直接会ってコミュニケーションがとれる。
会って話したほうがスムーズなことも多い。至極当然のものづくり。

伝統工芸に関わって残していきたい気持ちはもちろんある。
しかしそれにこだわっているわけではないし、
誤解を恐れず言うなれば「需要のないものは廃れていってもしょうがない」ともいう。

「需要を無理矢理生み出すのではなく、いまあるもの、いま必要なものを。
それにともなう技術を残していけばいい。
技術を残すということを目的にするより、
結果的に残っていくことのほうがいいと思います」

プロダクトありきの技術であって、逆ではない。
意識せずとも、優れた技術を取り入れている。
そんな健全な流れを生んでいるのがSIRI SIRIといえる。

石黒智子さん監修「亀の子束子 白いたわし」。東京・下町生まれのたわしがモダンに大変身!

日本のお掃除には欠かせない「たわし」。
その元祖が生まれたのは明治40年、
東京都北区の下町「滝野川」でのことでした。
誰もが知るたわし屋さん「亀の子束子西尾商店」の初代社長、
西尾正左衛門さんのアイデアがきっかけです。

それまで、家庭では丸めた縄などで洗い物を行っていたのですが、
正左衛門さんは母が編んでいた、シュロを針金で巻いた
靴拭きマットにヒントを得て「亀の子束子」を考案。
力を入れなくても汚れが落ちる画期的な構造で、
以来100年以上にわたり、日本だけでなく世界にも
輸出されて好評を博す定番商品となっています。
そのたわしが、このたびモダンに大変身!
まるでベーグルのような愛らしいかたちで登場しました。
カリスマ主婦の、石黒智子さんのプロデュースです。

亀の子束子は、いまも熟練の職人が、
厳選されたパームやしを使って
1つ1つ手作りしているもの。
「白いたわし」では材料にサイザル麻と
ホワイトパームを使用しました。
石黒さんがこのかたちにしたのは、
フライパンやザルなど円形のものを洗うときに
くるくると回しながら洗えること、乾きやすさ、そして
吊るしたときのかわいらしさを考えてのことなんです。

ホワイトパームのたわし

サイズは大と小があります。

ちょっと茶色の方の素材はホワイトパームで
パーム椰子を過酸化水素で少しだけ漂白したもの。
漂白すると張りが出るので、ゴボウや里芋などの根菜を洗ったときに
たわしの中に入った皮の汚れが
乾いたときに出てきやすいのだとか。
きめ細やかなアイディアに脱帽です。

また白い方の素材がサイザル麻で、
こちらは無漂白。フライパン、ザル、まな板、水切りカゴなどを
洗うのに適しています。

「たわしはごしごし力を入れて洗うというイメージがあるけれど
力を入れ過ぎると、水が跳ねます。力を入れなくても汚れが落ちるから
むしろ、やさしくなでるように、使います。
使用後は水をしっかり切って、乾かしてください」(石黒さん)

お値段は、小さいたわしが432円(税込)から。

亀の子束子西尾商店「白いたわし」

楽しく日本地図を学ぶ「ケンミンクッキー型 全国セット」。職人のまち、新潟・燕のメーカー製!

ちょっと気になるカワイイグッズをご紹介。
新潟県燕市のメーカー、曙産業さんが作る
「ケンミンクッキー型 全国セット」です。

これは日本の各地域ごとに成型されていて、
都道府県のかたちが作れるクッキー型。
クッキーだけでなく、チーズやかまぼこ、
野菜などの抜き型としても使用可能です。
北海道、東北、関東甲信越、北陸・東海、近畿、
中国・四国、九州・沖縄などのバラ売りのほか、
全国セットもご用意されています。

地元エリアのクッキーを作るもよし、
都道府県の勉強に役立てるも良し。
いろんな楽しみ方ができそうですね。
職人のまち、燕から生まれた
画期的なクッキー型です。
通信販売は下記より。

・「ケンミンクッキー型 全国セット
曙産業

「京都流スタンダード」をつくる。 「株式会社ウエダ本社」後編

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働き方が変わる、住めるオフィス

五条通に株式会社ウエダ本社のふたつのビルがある。
京都発のコミュニティデザインの拠点であり、
コワーキング(Co-working)といわれる働き方が可能なスペースを提供している。
コワーキングとは、事務所スペース、会議室、打ち合わせスペースなどを
共有しながら独立した仕事を行う共働ワークスタイルを指す。

株式会社ウエダ本社は京都で「事務機のウエダ」として知られる
オフィス用事務機器のディーラー。
文具の卸しからスタートし、今年で創業77年目をむかえるオフィス事務用品の会社である。

働き方と働く場から考えると、本当に良いオフィス環境とは?
こんな問いかけからはじまった。
株式会社ウエダ本社の岡村充泰社長にお話を伺った。 

「もともとうちの会社は事務機器のディーラーなんです。
チェンジワーキング(ワークスタイルの変革)のようなことは、
メーカーさんもみな言っています。
でもメーカーのチェンジワーキングは“器”ありきなんです。
しかしそれでは“働き方のチェンジ”にはならない。
“器”ではなく、いろんなひとが出入りすることによって“場”の価値が高まるんです。
そんな仕掛けをしていきたい」

KYOCA。ウエダ本社が企画・運営の「食とデザイン」の新しいスペース。

さっそく事務機のウエダビルと南ビルを見せていただいた。
1968年につくられたレトロなオフィスビルをリノベーション。
SOHOを意識したデザインで、現在22の団体が入居している。
入り口はアートスペース。そして多種多様な植物が印象的だ。

「リノベーションするときに、上のほうは住めるようなオフィスにしたんです。
これはなぜかというとSOHO、つまり住みながら働くということを意識しました」

と岡村社長。
住めるオフィスとはどういうことなのだろう。

「極端にいうとオフィスは無くなるよ、ということに立脚しているんです。
築四十数年たったビルを“レトロでかっこいい”と感じる層はどんなひとかなと考えた時に、
それはクリエイターだと思ったんですね」

そんなひとが集まり、働きやすいオフィスにしたいと考えた。
いわゆるノマドワークやシェアオフィスなどの視点だ。

「クリエイターの働き方は9時〜5時ではないですよね。
ゆっくりめからスタートして夜通しとか。そんな仕事の仕方がイメージできます。
そういうひとが集まる場所。
そうするとそれは寝泊まりができるオフィスだな、と」

南ビルは古いレトロなエレベータをあえて残し、可動部分だけを最新式に変えた。
オフィスにはバス、キッチン、トイレなどを充実させ、そのまま住める空間にしている。
仕事と暮らしがひとつになった働き方を前提とした創造空間。
店舗と住まいがつながり、いくつもの軒が連なる
京都の町家的生活の新しいカタチともいえる。

入居した団体が、有機的につながり創発し交流できるようなスペース。
フリーアドレス的な発想。そこにひとが集い、風合いが生まれる。

未来の子供達に、山一面の桜を見てもらいたい。福島・いわき万本桜プロジェクト

コロカルでご紹介した「桜の森 夜の森」プロジェクト
MUSUBU)の宮本英実さんから、すてきな取り組みを教えて頂きました。
福島県のいわき市で行われている「いわき万本桜プロジェクト」です。
これは、いわきの里山に桜を植樹し、今後99年という長い年月を
かけて9万9千本の桜を植樹していく長期間のプロジェクト。
既に2千本の桜が植樹されています。
スタートは2011年5月、東日本大震災の2ヶ月後のこと。
地元で会社「東北機工」を営む志賀忠重さんが代表者となり、
いわきの地元の人たちと始めました。

「いわき万本桜プロジェクト」では、
プロジェクトのWebサイトにて、自分で植樹まで行なう「自主植樹」と、
現地の人が植樹作業を行なう「代行植樹」の二種類のコースを公開。
購入者はそれぞれの方法で植樹を行い、その木には思い思いの木札に
メッセージを書く事ができます。
一人一人の記念樹として、一本一本に参加してくれた人の名前をつけるのだそう。
ちなみに料金は、自主植樹が特大15,000円、大8,000円。
代行植樹は代行植樹は特大18,000円、大10,000円です。
それでは宮本さんが実際に自主植樹にチャレンジされた様子をどうぞ!

万本桜の看板

この山に植樹していきます

宮本さん、植樹作業中!

代表の志賀忠重さんと宮本さん。

スコップでザクザクと掘っていきます。

植樹した桜には名前のプレートを掲げます。

植樹終了!「MUSUBUプロジェクト 桜の森 夜の森」の名前が。

■蔡國強さんコラボの美術館も

「いわき回廊美術館」

本プロジェクトの協力者には、世界的な現代美術家の蔡國強さんも名を連ねます。
というのも、蔡さんはかつていわきで作品制作をしていた縁があり、
志賀さんらいわきの人々との繋がりが深いんです。
蔡さんがいわきをテーマに作品制作をしたり、逆に蔡さんの作品設営の
ためにいわきの人たちが海外に行くこともあったのだとか。
そうして20年以上も友情をあたためてきたのだそう。
いわき万本桜プロジェクトが進められている里山には、
蔡國強さんとの共同プロジェクトである、
長さ約99メートルもの回廊を歩きながら作品を鑑賞できる「いわき回廊美術館」もあります。
植樹に行かれた際には、ぜひお立ち寄り下さい。

いわき万本桜プロジェクト

(READYMADE)PRODUCTS/吉田木型製作所

“型”屋がつくる、ライフスタイルプロダクト

直接炭火にもかけられて、食材の旨味を凝縮させる調理器具「ダッチオーブン」。
キャンプやバーベキューなどを楽しむには欠かせないアイテムのひとつだ。
そんな鋳物のダッチオーブンシリーズ「WEEKENDER」を展開するのが、
プロダクトブランド「(READYMADE)PRODUCTS」。
つくられているのは、鋳物の産地としてはあまり耳にすることも少ない、
福岡県南部の八女郡広川町。
博多から南へ車を走らせること1時間ほど、田園風景の広がる広川町を訪れた。

(READYMADE)PRODUCTSのダッチオーブンシリーズ、WEEKENDER。写真はスクエア型。リフターも別売りされている。

左3点がスクエア型で、右がラウンド型。WEEKENDERはフタと合わせてスタッキングできるのも特徴。フタは単体でも使用でき、いずれもうれしいIH対応。

WEEKENDERは、
鉄板皿のようなスクエアタイプと鍋のようなラウンドタイプがあり、
フタのデザインは、シンプルなものとパターンが施されたものと2種。
ちなみに、この(READYMADE)PRODUCTSは、
2014年春に立ち上がったブランドで、
WEEKENDERは、その第一弾として販売がスタートしたばかりだ。

このブランドを主導するのは、
福岡県八女郡広川町にある吉田木型製作所の吉田いずみさんと、
ブランディングをサポートしているのは、福岡を拠点に活動している
クリエイティブディレクターでデザイナーの中垣幸成さん。
(READYMADE)PRODUCTSは、吉田木型製作所の
技術を活用して立ち上げられたプライベートブランドだ。

吉田木型製作所 常務を務める吉田いずみさん。

いずみさんの祖父が始めた吉田木型製作所は、昭和10年創業。
その名の通り、鋳造用の「型」をつくる工場を始めた。
隣まちである久留米市を中心に、広川町周辺のエリアでは、
軍事用のさまざまな鉄工部品を製造するための型の需要があったのだそう。
現在は、農機具や造船などの機械部品の型など精密なものから、
公共の橋の欄干、地域モチーフのマンホールなど大型なものまで
産業向けを中心に、あらゆる鋳物の型をつくっている。

佐賀県武雄市のマンホールの古い木型。

そもそも、鋳造用の「型屋」とは、どういう仕事なのか。
鋳造は、砂でできた「砂型」に溶鉄を流し込み、
鉄が冷え固まったら、その砂型を叩き割って取り出すという加工法。
その砂型をつくるにも、元となる型が必要になる。
この元型を専門につくっているのが吉田木型製作所の仕事だ。
現在は、用途に応じて木型、樹脂型、金型を製造。
さらに金型を用いたシェルモールドと呼ばれる特殊な砂型まで製造している。

木型は、一部現在でも手彫りで行っている。特に仕上げや細かな調整などは、熟練職人の勘と技術が必須という。細部の精密さはまるでアート作品のような雰囲気も。

木型場の引き出しには大小さまざまな鉋(かんな)がたくさん!

こちらはマシニングによる木型を削り出しているところ。

WEEKENDERは、シェルモールドと呼ばれる特殊な砂型で製造されており、
特に精度が高い製品に仕上がっている。
さまざまな素材の型を状況に合わせて対応できるのが吉田木型製作所の強み。
何より、熟練した技術を有する職人が揃っている。

金型に樹脂を含有した砂を吹き込み、熱で砂を硬化させて砂型(シェルモールド)をつくる。

完成した大量の砂型を最終微調整する地道な作業。

そんな吉田木型製作所を取り巻く状況も変化しつつある。
「北部九州エリアの鋳物産業は、
鋳造所と木型屋に分業化されているのがスタンダードなんです。
木型屋といえば、2〜3人の家族経営の会社がほとんど。
かつては公共事業などによる大規模な受注も多かったけれど、
時代の変化とともに、
後継者がおらず廃業されていくところも少なくないです」
と、いずみさんが教えてくれた。

たくさんの砂型(シェルモールド)鋳造所への出荷を待つ(写真は、WEEKENDERのものではない)。

「今は、まだ父が社長であり、現役で職人として勤めていますが、
この先、女性である私がこの会社を受け継ぐ番になったとき、
これまでの経営、事業展開のままでいいのだろかと不安を抱え、
今できることは何だろうかと考えていました」
といずみさんは続ける。

そこで彼女が約4年前に参加したのが「九州ちくご元気計画」だ。
これは、福岡県が主導する雇用促進のためのプロジェクトで、
筑後地域の15市町村の事業者が新規事業や販路開拓などを勉強するための、
講座や研究会などさまざまなプログラムが設けられている。
ここで、当時東京から帰郷したばかりで、
このプロジェクトに関わっていた中垣さんと出会った。

プロジェクト企画、デザイン、プロモーション、販売に至るまで一貫して吉田木型製作所のパートナーとしてブランディングのサポートを行っている中垣さん。インテリアデザイナーとして多くのコマーシャルスペースのデザインに携わった経歴を持つ。

中垣さんと相談しながら、いずみさんが考えたのは、
「これからは、培ってきた技術力とノウハウを生かした、
吉田木型製造所のものづくりを外へも発信していくことが
必要なんじゃないだろうか」ということ。

そこで、(READYMADE)PRODUCTSを立ち上げることになるが、
製造、企画、販売までを自社で行うことを想定すると、
製造業にとっては、覚悟のいることだった。
製造業であり職人集団である吉田木型製作所は、
受注したものをつくることには長けているが、
自ら何かを生み出し、外へ発信することに対しては経験がない。
いずみさんは、ひとつひとつ、時間をかけて実現可能な方法を選んでいった。

最初のデザインをベースに自社の木工技術を活用してつくった木製のモックアップ(プロダクトの模型)。

最終的に、自社商品の候補にあがったのが「ダッチオーブン」。
もともといずみさんが、以前から手ごろな鉄皿がほしくて、
自社でつくれるんじゃないかなと考えていたのが、きっかけとなった。

「単純だけど、地元には新鮮な食材が豊富にあり、
それを自分たちの技術でつくった道具で
最高においしく食べられるって素敵なんじゃないか」
と中垣さんは考え、いずみさんに提案。
「まずは自分たちが楽しくなるような道具からつくろう」
と家庭でも気軽に楽しめるようなダッチオーブンの開発がスタートした。

WEEKENDERラウンドタイプの金型。これで砂型(シェルモールド)が製造される。ラウンドタイプを製造するために金型は8型も必要となる。

完成までに、一番苦労したのは、
砂型(シェルモールド)の精度をあげることだった。
デザインから金型をおこして、
砂型(シェルモールド)を製造するところまでは比較的スムーズに。
しかし、その砂型で実際に鋳造試作してみると、
製品として流通させるクオリティーにはほど遠く、
不良率がかなり高かったのだ。

大量につくる工業用製品とは違った視点を持つ必要がある。
さまざまな視点と可能性を模索しながら、
砂型の精度と協力先の鋳造技術とも向き合い、
1カ所1カ所、検証しながら、細かい修正作業が続いた。

そして、最初の鋳造試作から半年を経て
ようやく納得のいくクオリティーに仕上がった。

プロジェクト自体の構想からすると足かけ4年、
(READYMADE)PRODUCTSのダッチオーブンシリーズ、
WEEKENDERが完成したのだ。

職人たちにとっても、新たな発見の機会となったよう。
これまで、自分たちが納品した型からどんな鋳物がつくられるかは
ほとんど見ることも知ることもなかったが、
WEEKENDERをつくるのは、最終的なかたちを見据えた作業。
今回のことで、製造に対する向上心や意識がより深まったという。

改良途中のWEEKENDERのシェルモールド(砂型)。何個つくったかわからないくらい試作を重ねたそう。

使いやすいサイズ感で気軽にダッチオーブン料理を楽しめるWEEKENDER。
洗練されたデザインも反響が大きく、
販売開始後間もないが、オーダーが増え始めているのだそう。

「吉田木型製作所の技術には、
既存の鋳造専門の型屋にはとどまらないポテンシャルが眠っています。
(READYMADE) PRODUCTSでは、
『型から生まれるプロダクト』をキーワードに、
鋳物以外にも他の素材を使ったアイテムも
少し時間をかけて展開して行く予定です」
と今後について中垣さんは話す。さらに、
「一方で、背伸びしすぎない自分たちのスタンスを大切に、
進化していく型屋として、
吉田木型製作所のビジネスモデル構築を
裏方としてサポートできればと思います」と続けた。

いずみさんの思いと職人の技術を融合し完成した
ダッチオーブンシリーズ、WEEKENDER。
これからの吉田木型製作所を担っていく、
いずみさんのチャレンジはまだまだ始まったばかりだ。

吉田木型製作所のスタッフのみなさん。

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吉田木型製作所

住所 福岡県八女郡広川町藤田1423-12
電話 0943-32-3806
www.yoshidakigata.jp

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別冊コロカルでは、(READYMADE) PRODUCTSのダッチオーブンシリーズWEEKENDERを扱っている久留米市内のライフスタイルショップ「PERSICA」を訪ねました!
詳しくはこちらから

東京の下町、三ノ輪に自由で新しいスペース「undō(運動/ウンドウ)」が誕生

都電がのどかに走り、元気な商店街がある、
いまも東京の下町の風情が色濃く残るまち、三ノ輪。
ここに、2014年5月1日、オルタナティブ・スペース
「undō(運動/ウンドウ)」がオープンしました。
3階建てのビルの3階が倉庫で、2階はキッチン、1階が店舗になっています。
カフェでありギャラリーでありバーでもある、自由な場所。
展示やイベントを行ったり、ちょっとしたお酒や食べ物を
囲んで人が集います。
主宰の中心メンバーも、編集者、写真家、
翻訳家、神主という一風変わった集まりなんですよ。

もともとは自転車屋さんだったビル。自分たちでリノベーションしました

オープン後には地元の人やおしゃれなご夫婦も訪れてくれる場所になっているとか

今後undoでは写真展などの開催を予定。
夜はバーとしても営業しています。
何か新しいことが起こりそうな予感がする場所。
ご近所の方は、ぜひ気軽に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

undō(運動/ウンドウ)

伝統的な紙ふうせんに、タコ型や鈴入りまで。メイドインジャパンにこだわる新潟・磯野紙風船

1919年(大正8年)から紙ふうせんを作り続けている
新潟県出雲崎町の「磯野紙風船製造所」。
紙の素材も製造工程もメイドインジャパンにこだわり、
昔ながらの伝統的でぬくもりある
紙ふうせんを作り続けています。
また、近年ではより心を和ませてくれる
工夫がされたオリジナル商品も扱っています。

こちらは中に星型の色紙が入っています。かわいい!

こちらは鈴入り。シャンシャンという音に癒される

表情があるとまた違った意味でも楽しい

紙は意外と丈夫なので、しまう時はたたんで何度も遊べます

何度かポンポンと飛ばしていると、
子供の時に遊んだなあと懐かしい気持ちになりました。
昔はもう少し大きいサイズだったような気がしますが
これくらいの小ささのものならたたまずに
部屋に飾っておくのもいいかもしれませんね。
また、他にも猫やペンギンやサッカーボールなど
ユニークなものも取り扱っており
オーダーメイドもできます。
遊び方がシンプルで安価、
そして和を感じる彩りやぬくもりは
子供から大人、また海外の方へのお土産にもおすすめです!

磯野紙風船製造所

「食べ物と暮らす場所」をつくる KYOCA FOOD LABO 「株式会社ウエダ本社」前編

京都の新しい魅力、「市場」が注目されている

京都のまちが生まれ変わろうとしている。
京都駅から北西の方角、梅小路公園、丹波口駅の周辺、下京区西部エリア。
このエリアは古くは平安京の入り口、朱雀大路と重なり、
忠臣蔵や新撰組など、歴史の舞台にも何度も登場した京都島原の遊郭跡の博物館があり、
暮らしが息づく商店街、社寺,大学,文化・観光施設など、
魅力あるさまざまな施設等が集積する地域である。
2年前に京都水族館ができ、2年後には鉄道博物館ができる予定もある。
新しい京都の観光スポットとして今後、注目されているエリアだ。

そんななかでも注目されているのは京都中央卸売市場第一市場。
全国からの食材が集まり、京都の食を支える「市場」である。
鮮魚・塩干・青果、京野菜を中心に小売業者や料亭の求めに応じ多種多様な食材が集まる。
東京において築地が日本を訪れた外国人にも注目される観光スポットであるように、
京都の「市場」も「食」を体験するワンダースポットに変わろうとしている。

複合型商業施設「KYOCA」

京都青果合同の京果会館が複合型商業施設「KYOCA」へと変わる。

食べ物と暮らす場所〈KYOCA〉

その中心となるのが2014年7月にオープン予定のKYOCAだ。
京都中央卸売市場に隣接した京果会館がリノベーションされ、
食とデザインのラボラトリーとして生まれ変わろうとしている。

今回、新しい「京都」を「つくる人」として、
KYOCAの企画・運営をする株式会社ウエダ本社の岡村充泰社長にお話を伺った。
岡村社長は京都スタンダードを探求する「京都流議定書」のキーパーソン。
どんな「場」を目指しているのだろうか。

「“食とデザイン”をテーマに集い、学び、暮らせる場所をめざしています。
もともとKYOCAは、京都中央卸売市場第一市場に集まるすべての野菜・果物を扱う、
京都青果合同が持っていた古いビルのリノベーションから話がスタートしました。
通常、建築という意味でのリノベーションは
設計事務所と建築業者がいればできるのですが、
そうではなくて、いろんなひとが集まるとか、いろんなひとをつなぐ、
そういうことで価値を生み出していきたいという思いがあるんです」

岡村充泰社長

京都で「事務機のウエダ」として知られる事務機器のディーラー、株式会社ウエダ本社の岡村充泰社長。京都スタンダードを探求する「京都流議定書」のキーパーソンである。

KYOCAには「食」に関する複合的な出会いの場を演出する仕掛けがある。
1Fには市場から届く新鮮な食材のレストラン、
2Fにはこだわりの専門店、3Fは、食や地域に関する学びの場として、
ワークショップやイベントで人が集い、出会いを紡いでいく場、情報発信をする場となる。
住居スペースでもある4~5Fでは食に関心のある人が
事務所や住まいにすることもできる。

「世界でもこういう『食』の複合スペースは例がないんじゃないかと思います。
そして、ビルができたあと、いろんなひとが出入りすることによって
ビルの価値が高まる、そんな仕掛けをしていきたい」

今から30、40年前、ニューヨークのSOHOにアーティストなどが住み始め、
そこからまちが変わった。
下町はトレンドスポットとなり、その流れはマンハッタンからブルックリンにまで至ったという。

「そんな流れをKYOCAから生み出したい」と岡村さんは語る。

今号は「中野区」に深くつっこむ!毎号1つの区がターゲットのタウンマガジン『TOmag』

毎号、東京23区からひとつの区に焦点をあて
ディープに街を紹介していくタウンマガジン「TOmag」。
足立区、目黒区に続く第3号は「中野区」を特集、
4月25日(金)に発売されました。
表紙を飾るのは、上京後に約5年間中野区に住み
青春時代を過ごしたという女優の長澤まさみさん。
巻頭では当時の同級生を呼んで同窓会を開いています。

また、中野区在住歴20年超の掟ポルシェさんの濃厚な中野区談義や、
中野駅の北口の人たちによる
「北口に来たらこの6人に会うといい」
南口の人たちによる
「愛すべき南口のはなし」といった
同じ街でも全く違った側面がのぞける
趣きあるコンテンツも。
色んな角度から中野区の魅力を徹底的に掘り下げ
凝縮した一冊になっています。

誰しもが持ってる「地元に帰ると食べたくなる味」を紹介するページ。中華屋のオヤジさんのやりがいにフォーカス

マニアックな店はブロードウェイだけじゃない!と、全国のインスタント麺や焼酎が集まるお店を紹介

「真 中野十景」。あまり中野区のイメージにない風景ですが、地元の人にはあるある?ちなみに右は元DPEショップを再利用したギャラリーだそう

7年前から中野に住む芸人やついいちろうさんは「中野駅は南口がアツイ!」と豪語

そこに住む人たちならではの
情報、風景、おもしろエピソード。
中野区のことボンヤリとしか知らない人には新発見が、
地元の人には共感と再発見が
きっとできると思います。ぜひ!
ちなみに次号は品川区を予定しているとのこと。

【コンテンツ】
・長澤まさみの呼びかけで、中野で同窓会をひらくことになりまして。
写真:大森克己 インタビュー:掟ポルシェ
・真 中野十景
写真:酒航太
・中野ブロードウェイ 地上10 階、地下3 階建ての物語は終わらない
写真:後藤啓太 文:川田洋平
・ホール文化の行方
写真:塩田正幸 文:北沢夏音
・中野サンプラザ ライブ伝説
さやわか/鹿野淳/モリタタダシ/杉作J 太郎
・北口の人たち − 北口に来たらこの6 人に会うといい。
・南口の人たち − 潜入!中野会。夜な夜な、愛すべき南口のはなし。
やついいちろう/松本素生/峯田和伸/庄司信也
・コラム特集:中野クロニクル
・西武新宿線で一日を楽しく過ごすために。
・中野の味。
・中野でお宝さがし。
東京都内の各書店で販売。価格は1,000円(税別)。

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