colocal コロカル マガジンハウス Local Network Magazine

連載の一覧 記事の検索・都道府県ごとの一覧
記事のカテゴリー

news

石黒智子さん監修「亀の子束子 白いたわし」。東京・下町生まれのたわしがモダンに大変身!

コロカルニュース

posted:2014.5.16   from:東京都北区  genre:ものづくり / 買い物・お取り寄せ

〈 コロカルニュース&この企画は… 〉  全国各地の時事ネタから面白情報まで。
コロカルならではの切り口でお届けする速報ニュースです。

writer profile

Akiko Saito

齋藤あきこ

さいとう・あきこ●宮城県出身。図書館司書を志していたが、“これからはインターネットが来る”と神の啓示を受けて上京。青山ブックセンター六本木店書店員などを経て現在フリーランスのライター/エディター。

日本のお掃除には欠かせない「たわし」。
その元祖が生まれたのは明治40年、
東京都北区の下町「滝野川」でのことでした。
誰もが知るたわし屋さん「亀の子束子西尾商店」の初代社長、
西尾正左衛門さんのアイデアがきっかけです。

それまで、家庭では丸めた縄などで洗い物を行っていたのですが、
正左衛門さんは母が編んでいた、シュロを針金で巻いた
靴拭きマットにヒントを得て「亀の子束子」を考案。
力を入れなくても汚れが落ちる画期的な構造で、
以来100年以上にわたり、日本だけでなく世界にも
輸出されて好評を博す定番商品となっています。
そのたわしが、このたびモダンに大変身!
まるでベーグルのような愛らしいかたちで登場しました。
カリスマ主婦の、石黒智子さんのプロデュースです。

亀の子束子は、いまも熟練の職人が、
厳選されたパームやしを使って
1つ1つ手作りしているもの。
「白いたわし」では材料にサイザル麻と
ホワイトパームを使用しました。
石黒さんがこのかたちにしたのは、
フライパンやザルなど円形のものを洗うときに
くるくると回しながら洗えること、乾きやすさ、そして
吊るしたときのかわいらしさを考えてのことなんです。

ホワイトパームのたわし

サイズは大と小があります。

ちょっと茶色の方の素材はホワイトパームで
パーム椰子を過酸化水素で少しだけ漂白したもの。
漂白すると張りが出るので、ゴボウや里芋などの根菜を洗ったときに
たわしの中に入った皮の汚れが
乾いたときに出てきやすいのだとか。
きめ細やかなアイディアに脱帽です。

また白い方の素材がサイザル麻で、
こちらは無漂白。フライパン、ザル、まな板、水切りカゴなどを
洗うのに適しています。

「たわしはごしごし力を入れて洗うというイメージがあるけれど
力を入れ過ぎると、水が跳ねます。力を入れなくても汚れが落ちるから
むしろ、やさしくなでるように、使います。
使用後は水をしっかり切って、乾かしてください」(石黒さん)

お値段は、小さいたわしが432円(税込)から。

亀の子束子西尾商店「白いたわし」

コロカル商店

Feature  特集記事&おすすめ記事

Tags  この記事のタグ