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posted:2017.3.28 from:東京都北区 genre:ものづくり
〈 コロカルニュース&この企画は… 〉
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コロカルならではの切り口でお届けする速報ニュースです。
writer profile
Yu Miyakoshi
宮越裕生
みやこし・ゆう●神奈川県出身。大学で絵を学んだ後、ギャラリーや事務の仕事をへて2011年よりライターに。アートや旅、食などについて書いています。音楽好きだけど音痴。リリカルに生きるべく精進するまいにちです。
たわしといえば〈亀の子束子(かめのこたわし)〉。
あまりにも身近すぎて、その名がブランド名であるということを
忘れてしまう存在ですよね。
亀の子束子は1907年(明治40年)に亀の子束子西尾商店の初代、
西尾正左衛門さんが発明した商品。
それまでは藁や縄を束ねた洗浄道具が使われていましたが、
やしの実の繊維を針金で巻いた亀の子束子は丈夫で使い勝手がよく、
たわしのスタンダードになりました。
そんな亀の子束子西尾商店の〈亀の子スポンジ〉が、
このたびリニューアルされるそう。
亀の子スポンジは、2015年に発売されたばかりのニューフェイス。
一見するとごく普通のスポンジですが、
商品開発には、引き続きコラムニストの石黒智子さんに協力を依頼し、
いろんなこだわりがつまったスポンジに仕上がりました。
ひとつめのこだわりは、銀イオンによる抗菌効果。
このたびのリニューアルでは、スポンジ全体に銀イオンを練り込み、
抗菌効果が旧商品の約6倍長持ちするようになっています。
ふたつめのこだわりは、手になじむ厚みと握りやすさ。
厚くすると腰が強くなりすぎ、薄いと頼りなく感じるスポンジ。
27mmという厚みが最適な握り心地なのだそうです。
リニューアル後は、表面に塗布していた銀イオンを
全体に練り込んだため、より柔らかに。
みっつめのこだわりは水切れと泡切れの早さ。
スポンジの目を粗めにすることで水切れと泡切れが良くなり、
スポンジが清潔で長持ちします。
こうしたひとつひとつの工夫がスタンダードを生み出していくんですね!
パッケージデザインは、引き続き
グラフィックデザイナー/アートディレクターの菊地敦己さん。
印刷が剥がれないように印刷面を2枚のフィルムに挟むなど、さまざまな工夫も。
このデザインは「日本パッケージデザイン大賞2017大賞」を受賞しました。
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スポンジホルダー〈亀の子スポンジホルダー〉もすぐれもの。
大木製作所製による、亀の子スポンジ専用サイズのホルダーです。
新しくなった亀の子スポンジは、2017年3月25日(土)より、
亀の子束子本店、亀の子束子谷中店、亀の子スポンジ取扱店、
オンラインショップにて一斉販売開始されました。
東京都北区・滝野川にある亀の子束子本店は、本社の一階にあります。
当時の佇まいを今に残す西洋建築は、近代建築ファンにも愛される観光スポット。
さまざまなたわしはもちろん、たわしキーホルダやTシャツ、
トートバッグ、パーカーなどのオリジナルグッズもあります。
ぜひ一度いってみたいですね!
information
亀の子束子 滝野川本店
TEL:03-3916-3231
住所:東京都北区滝野川6-14-8
アクセス:三田線 西巣鴨駅 徒歩8分/埼京線 板橋駅 徒歩8分
営業時間:9:00〜12:00/13:00〜17:00
定休日:土日祝日 ※臨時休業有り。臨時休業はFacebookなどでお知らせします。
information
亀の子束子谷中店
TEL:03-5842-1907
住所:東京都台東区谷中2-5-14
アクセス:地下鉄千代田線 千駄木駅 徒歩5分
営業時間:11:00〜18:00
定休日:月曜日(祝祭日の場合は翌火曜日)※臨時休業有り。臨時休業はFacebookなどでお知らせします。
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