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何百年も残り続けるものづくりを目指して。伝統工芸のまち高岡で「新しいクラフト」大募集!

コロカルニュース

posted:2014.6.9   from:富山県高岡市  genre:ものづくり

〈 コロカルニュース&この企画は… 〉  全国各地の時事ネタから面白情報まで。
コロカルならではの切り口でお届けする速報ニュースです。

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Maruko Kozakai

小堺丸子

こざかい・まるこ●東京都出身。
読みものサイト「デイリーポータルZ」ライター。江戸っ子ぽいとよく言われますが新潟と茨城のハーフです。好きなものは犬と酸っぱいもの全般。それと、地元の人に頼って穴場を聞きながら周る旅が好きで上記サイトでレポートしたりしています。

伝統工芸がさかんな富山県・高岡市。
全国的にも有名な高岡銅器は
近年ではこち亀やキャプテン翼の銅像などにも使われており
多彩な鋳造技術が再注目されています。
そのルーツはなんと400年前。
加賀前田家二代当主・利長公が呼び寄せた
鋳物師7人衆により伝えられたのだとか。
ほか、同じ頃に始まった高岡漆器から
アルミを使った新産業まで
日本の工芸を支える
まさに「ものづくりのまち」なんです。

400年の伝統を受け継ぐ高岡銅器発祥の地「金屋町」

さてそんな高岡市で1986年より毎年開催されている
「高岡クラフトコンペティション」では、
これからの伝統産業の未来を切り拓こうと
全国より「新しいクラフト」を募集。
「実用性」と「チャレンジ」の
異なる基準でグランプリを2作品選ぶ(副賞80万円!)ほか、
ウェブサイト「スタイルストア」での出展、
松屋銀座「デザインギャラリー」で展示といった特典が受けられます。

実用性を基準にしたファクトリークラフト2013年グランプリ受賞作品「華」篠宮敏明

チャレンジを基準にしたコンテンポラリークラフト2013年グランプリ受賞作品「蛻(もぬけ)」松永圭太

利長公が鋳物師を呼び寄せたように、
高岡クラフトコンペティションもまた
この先何百年も残り続けるようなものづくりや
新しい発想をもった作り手を発掘する場となります。
今年の出品申し込み締め切りは7月7日(月)。
ものづくりを志すみなさんぜひ!

工芸都市高岡クラフトコンペティション

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