種類は日本一!? もちカルチャーをまとめた 岩手県一関市の冊子『もちのまち』

日本の伝統食としてしられる“もち”ですが、
一般的な食べ方は、あんこやきなこ、雑煮など。
しかし一関市を含む岩手県南地域には、ずんだもち、くるみもち、ごまもち、
しょうがもちなど、豊富なもち料理で知られています。

そんな郷土のもち食文化をまとめようと、
コロカルがお手伝いした冊子『もちのまち』がこの度、完成しました。

冊子では、歴史、暮らし、もち料理、市内へのアンケート結果、
もち食の雑学などさまざまな方向から一関のもちカルチャーについてまとめられています。

稲がたわわに実った一関市、萩荘地区の棚田の風景。

もちにまつわる雑学を集めたページ。デザインは、朴なおみさん。イラストは、表紙とともに、服部あさ美さん。

かつては、年中行事や冠婚葬祭のごちそう、冬季の保存食として親しまれ、
春はよもぎもち、夏はずんだもちや豆腐もち、秋はくるみもち……など、
季節の食材を使い、工夫を凝らしたもち料理が親しまれてきました。
地域や家族の最大の「おもてなし」だったもち料理ですが、
昔に比べてその機会もだんだんと減っているそうです。

結婚式には、庭で近所のみなさんが集まり、縦につく千本杵を使って大勢でついて祝ったそう。(写真:『年月のあしおと』より)

冊子では今も家族でもちつきを楽しんでいるという千葉さんご家族を取材。
特に千葉さんの住む花泉地区は、一関でももち料理がさかんなエリア。
7月に、日本一のもちつき大会というお祭りまで開催されているところです。

かまどでしっかり蒸したアツアツのもち米をついていきます。

千葉さんは、自家栽培のもち米〈コガネモチ〉で、
毎年お正月やイベントなどで杵と臼でついていて、
機械でつくのとは比べられないおいしさがあると言います。

〈虎屋菓寮のかき氷〉 苺みぞれがリニューアル! 白小倉餡と濃厚な苺蜜の ハーモニーを召し上がれ

〈虎屋菓寮のかき氷〉苺みぞれが10年ぶりにリニューアル!

2017年5月1日(月)から虎屋菓寮にて、
もう夏の甘味「かき氷」が始まりました!

注目は、このたび10年ぶりにリニューアルされた
〈苺みぞれ〉(1512円、小サイズ1188円)。

「あまおう」の果肉が残るようにつくられた苺蜜は、
あざやかな赤がなんともきれい。
その濃厚な苺蜜と白小倉餡が生み出すハーモニーが絶妙なのだそう。
こちらは虎屋菓寮 銀座店のみの限定発売です。
(販売期間:2017年5月1日~9月30日)

白小倉餡は、希少な白小豆を100%使用した、さっぱりとした餡。
苺みぞれのほか、〈生姜みぞれ〉と〈宇治みぞれ〉でも楽しめます。

生姜みぞれ 1188円 TORAYA TOKYO限定

宇治みぞれ 1404円、1080円(小) TORAYA TOKYOを除く全店で販売

今年販売されるのは、苺みぞれ、宇治金時、日向夏と温州みかんの氷、
生姜みぞれ、氷あんず、すだち氷、みくりや煎茶金時、
宇治みぞれ、氷あずき、宇治氷の10種類です。
(店舗により種類、販売期間が異なります)

TORAYA TOKYO(東京ステーションホテル2階)

帝国ホテル店

東京ミッドタウン店

新宿小田急に 北海道の絶品パンが集合! パンコーディネーター・ 森まゆみさん厳選 〈北海道パン特集〉

北海道のパンを知り尽くす専門家が選ぶ「いま食べたい、絶品パン」

国産小麦で約7割の生産量を誇る、北海道。
〈ハルユタカ〉〈春よ恋〉など、パンに合うおいしい小麦が多く誕生し、
北海道産小麦を使用したパン店が増えていることから
パン好き注目の地になっています。

そんな北海道から選りすぐりのパンが集結する〈北海道パン特集〉が、
2017年5月3日(水・祝)~9日(火)にわたり、
小田急百貨店新宿店本館11階で開催中の〈北海道物産展〉に登場!

北海道在住のパンコーディネーター、森まゆみさんが厳選した6店の
魅惑のパンが、特設コーナーにて販売されます。
それでは気になるラインナップをご紹介!

帯広市〈風土火水〉十勝(660円 1/4カット)・風土火水(風土火水(柑橘)440円 1/2カット)

帯広市の〈風土火水〉より。
希少な十勝のオーガニック小麦と自家製酵母を使用した生地を、
薪窯で焼き上げた小麦の香ばしさ漂うカンパーニュ“風土火水”が人気。
できるだけ自然に近い素直な製法で、
自然に寄り添ったやさしいパン作りをしています。

札幌市〈お菓子のドルチェヴィータ〉渋皮栗の山食パン(1個390円)

札幌市の〈お菓子のドルチェヴィータ〉。
 “ハルユタカ”を中心とした厳選した北海道産ブランド小麦を
使用したパンは、小麦の香りと素材の深い味わいが魅力。
スライスした渋皮栗の甘煮を白ごまといっしょに生地に
練りこんだ〈渋皮栗の山食パン〉など人気パンを販売。

富良野市〈ブーランジェリー・ラフィ〉 フルーツのロデヴ(1個580円)、カエデ(1個550円)

富良野市の〈ブーランジェリー・ラフィ〉。
「富良野の大地にパンの文化を広めていきたい」をコンセプトに、
ドライフルーツの甘みと香りが人気のフランス・ロデヴ地方の
伝統的なパン〈フルーツのロデヴ〉など、ハードブレッドを中心に販売。
じっくり長時間発酵したパン生地を、
フランス製の薪窯で焼き上げ小麦の旨みを引き出しているのだそう。

ふくや創業前夜の味! 〈アルプスアイスキャンデー〉 復活

明太子で知られる、福岡市博多区の〈ふくや〉は、
今年2017年10月5日に創業70年目を迎えます。
これを記念し、創業70周年特別企画第一弾として、
〈ふくや〉を開店させる前に販売していた〈アルプスアイスキャンデー〉を現代版にアレンジ!
2017年5月1日(月)より販売されます。

〈アルプスアイスキャンデー〉とは、〈ふくや〉創業者の川原俊夫さんが、
戦後にふくやを開店させる前に〈アルプス〉という屋号で
販売していたアイスキャンデー。
お店は福岡県の天神町にある市場にあり、
甘い食べ物が不足している時代に、
子どもから大人までたいへん人気だったのだそう。

〈アルプスアイスキャンデー〉

復活したアイスキャンデーは、
原料にこだわった6種類の風味。
熊本県阿蘇郡南小国町産、高村武志牧場のジャージー牛乳を使用した「ミルク味」。
福岡県八女市矢部村産、千代乃園の無農薬玉露を使用した「抹茶味」。
福岡県産(JA柳川)のあまおうを使用した「あまおう味」。
福岡県能古島産の甘夏を使用した「甘夏味」。
佐賀県、友桝飲料のソーダシロップを使用した「ソーダ味」、
北海道産の小豆を使用した「小豆味」がラインナップ。

福岡県柳川市にある〈椛島氷菓〉で、
昔ながらの製法で一本一本手作りされています。

料理ユニット〈つむぎや〉がつくる
干しえのき、昆布、いりこを使った
土と緑のSUNDAYスープ

自然の力を取り入れた、春らしいスープ

1年でもっとも気持のいい季節になりました。
野山はまぶしいほどの緑。植物は一気に芽吹き、
夏にかけて勢いよく伸びようとするエネルギーに満ちています。

そんな自然の力を体にも取り入れたい! 
と料理家の〈つむぎや〉さんにお願いしたのは「土と緑」がテーマのスープ。
菜の花や新ごぼう、新じゃがなど季節の野菜を用いて、
味のベースには干しえのきに昆布、いりこなどの和だしを使います。
うまみはしっかり、でもやさしい味わいのスープができました。

つむぎやは金子健一さんとマツーラユタカさんのおふたりからなる料理ユニット。
「もともと仲間うちで集まったときによくふたりで料理していたのが始まりです。
つくるのも好きだったし、その場で食べた人から
おいしい! って反応がダイレクトに得られるのがうれしくて。
とにかくふたりで料理しまくってました(笑)」

ごく自然に料理が仕事になっていったというおふたりは、今年で活動12年目。
雑誌やイベントなどに引っ張りだこです。
日本各地で行われる展示会などにも声がかかるようになると、
食材との出会いも多くなりました。
とくに3年前、金子さんが長野県松本市の奥さんの実家に住まいを移して以来、
生産者の知り合いも増え、つむぎやで扱う食材の幅もぐんと広がったのだとか。

昨年1年かけて松本、安曇野の生産者や木工作家のもとをまわり、
その人たちの食材や調理道具を使って料理のイベントを行ったという金子さん。

「直接生産者の方々に話をうかがうことで、新しい料理のアイデアが浮かんだり、
試食した野菜に合った調理法を考えてみたり、思考が広がります。
イベントには生産者の方もお呼びして、お客さんと交流してもらうことで、
近くに無農薬でいい野菜をつくっている農家さんがいることや
その思いを知ってもらうきっかけにもなりました」

東京駅に行列必至の 〈プレスバターサンド (PRESS BUTTER SAND)〉 登場! はさみ焼きで 新食感を実現

サクサククッキーと、バタークリーム&キャラメルの新食感!

4月27日(木)、東京駅に
〈PRESS BUTTER SAND(プレスバターサンド)〉がオープンします。

プレスバターサンドとは?

プレスバターサンドは、和の製法をルーツとする「はさみ焼き」製法で焼いたクッキーで
バタークリームとバターキャラメルをサンドしたお菓子。

クッキーはこの商品のために開発したオリジナルプレス機で焼きあげています。

北海道産フレッシュバターを使用した
濃厚なバタークリームとなめらかなバターキャラメル、
サクサクしたクッキーのおいしさを一度に楽しめます。
正方形のクッキーに包まれているのがかわいい!

工房を備えたお店では、目の前でプレスしているところを見られます。

老舗和菓子店から 人気洋菓子店が参加! 大丸京都店で 〈動物スイーツグランプリ〉

〈ケーキハウス ショウタニ〉ライオン君 税込430円

もうすぐゴールデンウィーク。
家族や友だち同士で集まるこの季節のお土産にぴったりな
イベント〈動物スイーツグランプリ〉が、
4月26日(水)~5月9日(火)の期間にわたり、
京都市・大丸京都店の地階和洋菓子売場にて開催されます。
老舗の和菓子店から人気の洋菓子ショップまでが手がけた、
かわいい動物の形をしたスイーツが勢揃いするイベントです。
イベント期間中は、前日の販売個数がランキングで発表されるのだそう。

〈パティスリー モンシェール〉ムース・オ・コッコ 税込500円

〈ガトー・ド・ボワイヤージュ〉ひよこのパイカスター 税込162円

洋菓子売場に集うのは、
兵庫の〈ケーキハウス ショウタニ〉や
大阪の〈パティスリー モンシェール〉による、
動物をかたどったスイーツ。
食べるのがもったいないくらいかわいらしい、
味にも自信ありのラインナップが揃いました。

〈老松〉生菓子 獅子 税込432円

〈鳴海餅本店〉動物上用トラさん 税込226円

そして、京都の〈老松〉や〈鳴海餅本店〉など、
老舗和菓子店もグランプリに参戦!
上生菓子が、かわいい動物に変身しました。
ほか、京都市動物園売店で販売されている、
〈京阿月〉のゴリラの蒸しどらも期間限定で登場します。

〈京阿月〉ゴリラの蒸しどら(カスタード・抹茶) 各税込216円

コーヒースタンドに 日本酒バー、ショップまで! 〈Tokyobike Rentals Yanaka〉 オープン

人混みや信号、坂道の多い東京のまちを走るために生まれた、
東京生まれの自転車ブランド〈トーキョーバイク〉。
このたび、レンタルバイクを中心とした
新しいコンセプトのショップ〈Tokyobike Rentals Yanaka〉を、
2017年4月27日(木)、東京都台東区の谷中にオープンします。

〈Tokyobike Rentals Yanaka〉の店舗は、創業300年を超える
酒屋〈伊勢五本店〉の、築80年以上の建物をリノベーションしたもの。
1日2500円で、トーキョーバイクをレンタルすることができるんです。
レンタル特典の、ポケット付きオリジナルノートに、
まちで気になったことをメモすれば、自分だけのガイドができあがり。
そのほか、日本酒バーや生活雑貨のショップ、コーヒースタンドなども
登場します!

こちらは生活雑貨の販売コーナー。〈MoonStar〉のシューズや
〈KINTO〉のコーヒー用具、〈SyuRo〉の器、〈山の形〉の道具など、
日々の暮らしがちょっと楽しくなるようなアイテムを販売します。

〈伊勢五本店〉セレクトの日本酒も。

夕方、自転車を返したら、バーコーナーで〈伊勢五本店〉セレクトの
日本酒に舌鼓を打ちながら一日を振り返りましょう。

〈第11回青山パン祭り〉 東京・青山にてちょっと大きな パンピクニック開催!

季節は春。ピクニックが恋しい季節になってきましたね。
5月20日(土)、21日(日)の〈青山パン祭り〉は
「パンピクニック」をテーマに開催されるそうです。

青山パン祭りは、2013年秋に始まった
全国のパン屋さんが集うパンのフェスティバル。
2日間のあいだに、のべ80店以上のパン屋さんが出店し、
約5万人が訪れ、いつも大盛況になっています。

今回の参加店は、ルヴァン、ひらみぱん、
パンとエスプレッソとonkaと、
パラダイスアレイ、空と麦と、麻布十番モンタボー、
小麦と酵母 満、三浦パン屋 充麦、ドイツパンの店 タンネなどなど! 
初出店のお店含め、人気店がたくさん。

ぜひチェックしたいのは、〈Bread Lab〉と6人のシェフがつくる
スペシャルピクニックサンドイッチセット。

今回はBlanc、コーデュロイ、nichinichi、発酵所、
KANEL BREAD、soil by HOUTOUBAKERYの人気パン屋さん6店舗と、
クラフトビールのCOCONO HOP、
ナチュールワインと料理のワインショップFUJIMARU、
こだわりのコーヒー店Ambient Brewとコラボ。
青山パン祭り限定のサンドイッチとドリンクのセットをつくるそうです。
ご予約、詳細はこちらから!

また、無料で楽しめるブースも。
〈Boursin Cheese Bar (ブルサン チーズバー)〉では、
フレッシュフレーバーチーズ「ブルサン」を
青山パン祭りの人気パン屋さんのパンにぬって楽しめるそう。

軒下にプリン店?
地元のおいしい卵を使った
三重の〈いなべプリン店〉

子育てをしながらでも、できるかたちを模索

田んぼに囲まれたのどかな集落に、月に2回だけオープンするプリン屋さんがある。
ごく普通の民家の軒下にテーブルを置き、プリンを販売するその店の名前は
〈いなべプリン店〉と、シンプルかつストレート。
窓を開け放して、軒下に座っている日置愛彩さんの背中では、
看板息子の官助くんがにこにこと愛嬌を振りまいている。
日置さんはいなべ出身のだんなさんと結婚して、
2014年に生まれ育った同県の鈴鹿から移住してきた。
しかしなぜ、自宅の軒下でプリンを売ろうと思ったのだろう。

「鈴鹿にいた頃、ひとりで喫茶店をやっていたんです。
U字型のカウンターしかないちょっと変わったお店なんですけど、
昼間は私が喫茶店をやり、夜は母がスナックをやっていました。
喫茶店のメニューのひとつにプリンがあって、
積極的にお勧めしていたわけでもないのに、お客さんには結構人気だったんです。
移住とともに喫茶店は閉じてしまったのですが、
いなべでも何かやりたいと思って。この辺にはプリン屋さんもないし、
子育てをしながらでもできるかたちが“軒下プリン”でした」

ストライプのシェードが目印。「わざわざ足を運んでくれる人には、『めっちゃ家やん!』ってびっくりされます(笑)」と日置さん。

いなべプリン店の定番商品は3つ。鈴鹿のときの喫茶店の名前を冠した「カリカのプリン」は、
人気メニューのレシピを踏襲したシンプルで懐かしい味わい。
食べ方も昔ながらのスタイルで、お皿に盛りつけて楽しんでほしいという思いから、
このプリンだけはプラスチックのカップを使っている。
「よそいきプリン」はコクのあるなめらかな味わいで、どちらかというと女性に人気。

「茶っぷりん」はまちのヒット商品で、いなべ産のお茶を使ったプリンというのが定義。
パティスリーやカフェ、レストランなどさまざまな店がオリジナル商品を販売しているのだが、
いなべプリン店ではその発案者でもある〈マル信 緑香園〉のほうじ茶を使用。
甘さ控えめの生クリームと香り豊かなほうじ茶のプリン、
そしてほろ苦いカラメルが層になっている。

右側のカップに入っているのが「カリカのプリン」、真ん中がリッチな味わいが人気の「よそいきプリン」、左側はほうじ茶の香ばしさを生かした「茶っぷりん」。

ほかにもバレンタインの時期はチョコのプリン、
夏はアイスプリンなど季節限定の商品が登場するのだが、
共通してこだわっているのは、やはり素材。
いなべプリン店という店名にふさわしく、できるだけ地産地消にしたいと思っている。

勝手に作る商店街サンド:
百合根がこんなにおいしいとは!
北海道帯広編

商店街サンドとは?

「商店街サンド」とは、
ひとつの商店街(地域)で売られているパンと具材を使い、
その土地でしか食べられないサンドイッチを作ってみる企画。
必ずといっていいほどおいしいものができ、
ついでにまちの様子や地域の食を知ることができる、一石二鳥の企画なのだ。

真冬の帯広でサンドをつくる!

今回は北海道の帯広市にやってきた。
食料自給率1000パーセントを超えるといわれる食の宝庫、十勝地域にある。
世界で唯一のばんえい競馬場があったり、
縁起が良さそうと多くの人が訪れる〈幸福駅〉(廃駅だけど)、
豚肉を甘いタレで食べる〈豚丼〉で有名である。

そしてさすが北海道、冬となれば寒さも売りのひとつ。
夜はマイナス20度にもなり、
だからこそ見ることのできる幻想的な光景に出会える。

冬の帯広は純白の世界が見られる! 空気がキラキラと光るダイアモンドダストも。

まさに白銀の世界。

早朝に参加した十勝川の川下りでは、これまで見たことのないファンタジックな光景が見られた。▶︎協力:サムライプロデュースへリンク

そんな帯広での商店街サンド作り。
帯広観光コンベンション協会の中村 絵美さんに協力いただき、
マイナス7度のなかでスタートした。

中村さんはもともと東京出身だが、
大学がきっかけで帯広に住むようになってからは「もう東京には戻れない」という。
その魅力を聞きながら駅前の商店街を進んだ。

見事な十勝晴れ。十勝地方は雪以外、基本的に晴れらしい。

晴れor雪!

帯広の魅力のひとつに、とにかく天気がいいというのがある。
〈十勝晴れ〉と言うそうで、
梅雨はなく、一年を通して9割も晴れているのだそうだ。
残りの1割は? というと雪なのである。
雪は、はたけば落ちるから傘いらずの気候といえるかもしれない。
それだけでもうらやましい!

もう東京には戻れないですね、と中村さん

そして、このあたりは〈モール温泉〉という茶色に濁った温泉がわいている。
車で少しいけば、すばらしい眺めとおいしい食事が堪能できる温泉宿が多数あるのだが、
駅まわりのビジネスホテルや銭湯でも同じ温泉に入れちゃうそうだ。

帯広といえば豚丼だ。ここは駅前にある元祖豚丼のぱんちょうさん。サンドに入れられないので残念だけどスルー。

近くの精肉店は何かあるかな。

コロッケなどの加工品は売り切れていたが豚丼の特製ダレが売られているのを発見。豚丼のタレは店によって微妙に違うそう。

帯広は魚よりだんぜん肉!

少し歩いただけでも帯広名物の〈豚丼〉のお店や精肉店、
ジンギスカンが食べられるという焼き肉屋さんが見つかった。
帯広は肉料理が豊富なのだ。

逆に、海鮮料理屋さんは少ない。
北海道のなかでも内陸部にあって魚がとれないためだ。
なのに「北海道に来たら海鮮でしょ!」と
勘違いする観光客が多くいるそうだが、
帯広に来たら肉を食べるべきなのである。

海鮮がどうしても食べたいという人に案内するお店。帯広では貴重かも。

中村さんはほかにも、帯広にはおいしいものが多いことや、
春夏秋冬がしっかりと感じられるところが好きだと言っていた。
冬は確かに寒いけど、意外と苦ではないという。

夜に来たい、〈北の屋台〉。

帯広グルメの登竜門

商店街の一角には〈北の屋台〉そして、
車道を挟んだ向こう側には〈十勝の長屋〉へと続く、
小さな飲食店が並ぶ飲み屋街があった。
あわせて4〜50ほどの店がありそうだ。
昼なので開いていなかったけれど、夜は地元の人や観光客で賑やかになるという。
どこもすぐに満杯になってしまいそうな小さいお店は
とても居心地よさげに見えた。
隣の店で注文したものを食べてもOKというのもおもしろい。

ちなみに、ここに並ぶお店は老舗ではなく、どちらかというと
独り立ちをするための登竜門のようなものらしい。

お晩です=こんばんは。北海道でよく使われる方言なのだとか。

こちらはスナックが集まるビル。飲みどころには不自由しないまちだな。

〈京丹後黒豆チーズケーキ〉 弁当忘れても傘忘れるな! 傘の最中のチーズケーキ

京都・京丹後市の和菓子店〈御菓子司あん〉が
チーズケーキづくりに挑戦

京都府京丹後市にある〈御菓子司あん〉が
チーズケーキづくりに挑戦しました。
そして誕生したのが〈京丹後黒豆チーズケーキ〉。

今年の1月に発売され、発売開始から
3ヶ月で販売個数1,000個を突破したそうです。

京丹後黒豆チーズケーキ 4個入 特別価格1,600円(税込)で発売中。(通常価格 税込1,728円)

ケーキを手がけたのは、御菓子司あんの工場長であり
和菓子一筋23年の職人、中原さん。
和菓子の文化を若い人たちにもっと知ってほしいと、
上質な黒豆を使用した黒豆あんとチーズをサンドしたケーキをつくりました。

花のようなかたちの最中は、じつは傘。
雨の多い京丹後には「うらにし模様」という言葉があり、
「弁当忘れても傘忘れるな」という意味があるそう。
この最中はそのうらにし模様の傘をモチーフにしているんです。

豆腐生地100%のトーフハム! 東京・町田の ハム・ソーセージ専門店 〈クロイツェル〉が開発

〈トーフハム〉豆腐生地100% 100g 240円(税抜)

国産大豆100%豆腐を使用した、ハムとフランクフルトが誕生

東京・町田にあるドイツ製法手づくりハム・ソーセージの専門店
〈クロイツェル〉が、国産大豆100%豆腐を使用した
ハムとフランクフルトをつくってしまいました!

種類は豆腐を原材料とした「トーフハム」と
豆腐と豚・牛肉のソーセージ生地を原材料とした
腸詰「トーフヴルスト」「トーフ(白)ヴルスト」の3種類。
いずれも東京のお店と通販にて販売されます。

〈トーフ(白)ヴルスト〉豆腐生地50%・ソーセージ(豚・牛)生地50% 100g 280円(税抜)

〈クロイツェル〉

豆腐は、東京・町田市にある〈いくた食品〉の国産大豆100%の豆腐を使用。
山桜を中心とした独自ブレンドのチップでスモークしているため、
燻製の薫りが香ばしく、クセ少ない味に仕上がっているのだそう。

〈クロイツェル〉は、ドイツのコンテスト(DLG)で金賞を受賞しているほどの実力店。
新鮮で良質な材料を使い、ひとつひとつ手づくりした
ハム・ソーセージを常時30種類以上販売しています。
そんな、本物のハムとソーセージのお店が
豆腐に目をつけるなんて、ちょっと驚きですね。

日本初〈レストランバス〉 走るレストランで新潟の ガストロノミーツーリズムを体験!

1階がキッチン、2階がテーブル席の〈レストランバス〉

4月1日(土)〜6月28日(水)まで、
新潟を日本初の〈レストランバス〉が走ります。

レストランバスとは、1階がキッチン、
2階にテーブル席を備えた観光バス。
点在する地域の魅力をつなぎ、
食を通じて自然、歴史、文化などを知り、楽しむツアーです。
料理は、シェフが地域の食材から仕立てたコース料理というのもうれしい。

これは、新潟市が取り組んでいるガストロノミーツーリズム(※1)の
一環として行われるもの。

新潟市は、港まちとして発展した歴史の中で育まれた
料亭文化や地酒、発酵食など多彩な食の魅力をあわせもちます。

バスが向かう先は、酒蔵やワイナリー、港まち、田園、砂丘などなど。
天気が良ければ、オープンルーフ(※2)の席でご飯が楽しめます。
気持ち良さそうですね!

※1 ガストロノミーツーリズム:田園と港まちの共存による多様な食文化を活用し、食と農と文化を融合することで、地域活性化や交流人口の拡大につなげるため、食を通じて地域の自然、歴史、文化などを知り楽しむツーリズム。

※2 一部のテーブルの天井はオープンルーフではありません。

〈山里乃蕎麦家 拘留孫〉
山の麓の頑固な蕎麦屋!?
地産地消は地域で生きる道。

ついでに蕎麦を出すつもりが……

蕎麦に一家言ある人は少なくないが、〈山里之蕎麦家 拘留孫(くるそん)〉は、
蕎麦好きを満足させる本格的な味と言っていいだろう。
身体の大きな松下祐康さんの打つ蕎麦は、香り豊かで繊細。
さらには奥さまの清子さんが作る天ぷらや小鉢、
デザートも素材の味が生きていて、味わい深い。

遠方から訪れる蕎麦好きを唸らせる、本格派。使う野菜はほぼ自家製。天ぷら、小鉢、変わりご飯(この日はむかごご飯)、デザートがついた「蕎麦定食」(1300円、税別)。

拘留孫があるのは、いなべ市藤原町篠立。
藤原岳の麓に位置する旧藤原町は、岐阜県や滋賀県と隣接していて、
いなべのなかでも特に自然豊かなエリアとして知られている。
この蕎麦屋はどうやらこだわりが強いらしく、メニューの1ページをさいて
「ざる蕎麦の食し方の一例」なるものが紹介されている。それによると、
最初はつゆにつけずに蕎麦だけを食べて、香りと甘みを楽しむ。

次につゆを味わって甘辛さを確認したら、蕎麦を3分の1ほどつけて食べる。
薬味は蕎麦に少しだけ乗せて食べてみてから、つゆに入れて食す。
最後に残しておいた薬味ねぎを入れて、蕎麦湯で割って飲む、
というのがいいらしい。こんなふうに細かくレクチャーする辺りに、
頑固な蕎麦職人を想像していたのだが……。

「蕎麦屋をするつもりは、まったくなかったんですよ。
こんなことになるとは思いませんでした」と、
こちらの不安(?)をあっさり消し去ってくれたご主人の祐康さん。

いなべ市職員をしていた祐康さんが、定年の1年前に早期退職して〈拘留孫〉を開業したのは、
2015年9月のこと。その大きなきっかけとなったのが、父親の死だった。

「親父が大切にしてきた畑や、山菜が採れる山をこの先どうしようかと思ったんです。
全部で500坪ほどの土地なのですが、基本的には自家栽培で、
収穫した野菜を周りの人におすそ分けして楽しんでいるようなかたちでした。
親父なりにいろいろ研究していたようで、
亡くなる前にこれまで集めた資料などももらったのですが、
僕は農業なんかしたことがなかったから。毎日仕事から帰ってきたら野菜に水をやって、
土日は草取りや山の掃除に追われ、死ぬまでこんなことをしていくんかな、と悩み始めて……」

先祖代々受け継がれてきた土地なので、荒らすこともできない。
かといって産地直売所などで販売しても、少量なので大した金額にもならない。
率直に言ってしまうと、祐康さんは土地に振り回されてしまっていた。

「なんとかならんかと思いついたのが、農家レストランでした。
それでいろんな人に聞いて歩いたり、講習会に行ったりするなかで、
僕も10年ばかり蕎麦打ちを習っていたもんで、
“ついでに”蕎麦も出そうかなと思うようになったんです」

自宅を利用した店内。美しい建具は古道具店で揃えたという。

伊藤まさこさんらが開発した 新しい金沢のお弁当 〈金沢笹寿し 小笹〉

金沢名物〈笹寿し〉の、スタイリッシュなお弁当

北陸新幹線の開業3年目を迎えた石川県金沢市。
訪日外国人数が前年比133%増を記録するなど、観光地として
注目が集まる金沢ですが、実は観光客に地元の食文化を体験してもらえる
代表的なお土産が少ない、という悩みがあったのだそう。

このたび発売された〈金沢笹寿し 小笹〉は、金沢名物〈笹寿し〉のお弁当。
もともと、金沢の各家庭でお祭りやハレの日に作られていた押し寿しを、
40年前に〈芝寿し〉の創業者が笹寿しとして商品化した名物メニューが、
スタイリッシュなお弁当になりました。値段は1,058円(税込)。
金沢駅と富山駅の〈芝寿し〉二店舗、また全国宅配にて発売中です。

紅鮭

〈金沢笹寿し 小笹〉の開発は、株式会社〈Hotchkiss〉の水口克夫さんを中心に行われ、
スタイリストの伊藤まさこさんも参加しています。

笹寿しひとつひとつの大きさを通常よりも小さくし、
地元金沢や北陸にゆかりのある食材を使用した、6種類の具材を入れました。

真鯛

金時草にのどぐろ、生麩巻き寿しまで

加賀野菜 金時草

のどぐろ

国産の素材を丁寧に加工、熟成させた真鯛や
加賀野菜の金時草(きんじそう)、炙ったのどぐろなど、
食べやすいサイズで金沢の食文化が堪能できる組み合わせ。

生麩巻き寿し

こちらは珍しい“生麩巻き寿し”。
生粟麩を揚げて甘辛く煮込み、味をしみ込ませた、
食感豊かな味わいのお寿司です。

ヌードルライター・ 山田祐一郎が綴る 福岡の「うどんのはなし」。 第四回〈立花うどん〉

第四回は、福岡県久留米市〈立花うどん〉

『うどんのはなし 福岡』の出版を機に始まった、
福岡のうどん文化とその名店を紹介するこのシリーズ。
第四回は、福岡県久留米市にある〈立花うどん〉をご紹介します!

〈立花うどん〉があるのは九州自動車道久留米ICのすぐ近く。

この〈立花うどん〉は「筑後うどん」と呼ばれるご当地うどんの代表格です。
ちなみに“筑後”とは、福岡県を「福岡」「北九州」「筑豊」「筑後」
というように4つに分割したエリアの一つで、この筑後エリアがあるのは県の南部。

久留米市や大牟田市、柳川市などから成り、
その中でも久留米市が同エリアにおける最も大きな都市です。

そんな筑後には、筑後川という九州地方で最大の河川があり、
そこからもたらされる豊富な水、その水が潤す肥沃な大地が広がっています。
その土地では古くから米と小麦による二毛作が盛んでした。
収穫した小麦を使って各家庭でうどんを作って食べていたそうです。

“やわらかなコシ”という相反するような表現の麺が筑後うどんの身上です。

こうして筑後エリアに根付いたうどん。
そんな背景が「筑後うどん」のルーツにあります。
この筑後うどんの特徴とされているのが「ふんわりねばりコシ」。
ふんわりしているのに、コシがある? 
そうなんです、この特徴こそ、筑後うどんの醍醐味。

これは博多うどんにも共通する点かもしれませんが、
コシというと力強く、しっかり噛みしめるようなイメージがあります。
ただ、コシにもいろいろとあるんだと思うんです。

歯の圧力を跳ね返すような強いコシ、心地よい弾力感のほどよいコシ、
やわらかさの延長にあるようなしなやかなコシ。
そして、筑後うどんのコシは「ふんわりねばりコシ」なのです。

筑後地区には約180ものお店があるそうで、
それぞれにつゆも違えば、麺の太さも違い、味わいもさまざま。
だからこそ、「筑後うどん」の食べ歩きも楽しい。

開店直後からお客さんがやってくる地元きっての繁盛店。

立花うどんは1981年4月の開業。九州自動車道久留米インターから
車ですぐの場所にあるロードサイド店舗です。

店主に話を聞くと、創業当時はまだまだ自動車文化が成熟しておらず、
高速道路もそれほど利用されていなかったとのこと。
もちろん、店の周りに他の飲食店は皆無。まさに平野のようだったそうです。

テーブル席がメイン。小あがりもあり、小さな子供連れでも気軽に利用できます。

店内に飾ってある暖簾が歴史を感じさせます。

そんな時期を乗り越え、モータリゼーションも経て、
今や地域で知らない人はいないほどの有名店に。高速道を利用する
ドライバーを中心に、近隣の住人たちも家族連れで訪れるなど、
開店時間の9時半から、終日客足が途切れない人気ぶりです。

福岡のおいしい麺情報がぎっしり! おすすめスマホアプリ 〈KIJI NOODLE SEARCH〉

ラーメン、うどん、そば……。スマホアプリで、福岡の地元の麺探し

コロカルでもお馴染みの、
福岡を拠点に活動する“ヌードルライター”山田祐一郎さん。
九州を中心に食べ歩き、感動した麺をまとめた山田さんのWebマガジン
『その一杯が食べたくて。』がなんとスマホアプリになりました!

その名は〈KIJI NOODLE SEARCH(キジヌードルサーチ)〉
グーグルマップと連動し、福岡の麺類を厳選して紹介してくれるアプリです。
周辺のおいしい麺の店を、スマートにナビゲートしてくれます。

このアプリの特徴はなんといっても、全麺類を包括したデータベース。
人気のラーメンだけでなく、うどん、そば、担々麺、ちゃんぽん、
油そば、つけ麺、パスタ、まぜ麺など、ジャンルごとに検索可能です。
その日の気分の麺類に内容を絞り込めます。

山田さんが独自に取材した地元の名店、取材拒否店をも含めて多数掲載されており、
観光ガイドブックや飲食検索サイトでは見つからない、おいしい本場の麺を探すことができます。
ちなみに2017年3月現在、400を越える多種多彩な麺の情報を網羅。
麺のプロが心から教えたい、とっておきの店のみ掲載しているのです。

山田さんが紹介するうどん。「錦うどん 本店」

山菜の栽培を研究して20年余り。
「山菜には夢がある!」と、
86歳の今も意欲を燃やす
小田島 薫さん

西和賀にんげん図鑑Vol.6
山菜栽培研究家 小田島 薫さん

西和賀の特産品、と聞いて真っ先に思い浮かぶのが、山菜。
「西わらび」はその代表で、一般的なワラビよりも粘り成分が多く、
やわらかく、アクが少ないことから評価が高い。
町外から毎年食べに訪れるファンもいるほどだ。

西わらびに限らず、奥羽山系に位置する西和賀町の山菜は、アクが少ないのが特徴。
そしてそれは、〈母ちゃんの店わがや〉の記事にもあるとおり、
豪雪が温室の代わりとなって土や根を守り、
たっぷりの雪解け水が短期間の成長を促すから、といわれている。

そんな魅力的な西和賀の山菜だが、高齢化により山で採取する人は次第に減少。
そこで町では、山菜を特産品として安定供給するため、畑での栽培に取り組むことを決める。
その立役者のひとりが、「山菜栽培名人」として知られる御年86歳の小田島 薫さんだ。

長い年月をかけて研究し確立してきた技術を、惜しみなく披露する小田島さんの人柄を慕う人は多い。

平成3年に営林署を定年退職後、自宅裏の広大な畑で山菜栽培の研究を始め、
平成7年に町の農林課などとともに「ゼンマイ研究会」を発足。
その後平成13年から、町やほかの生産者とともにワラビの栽培にも取り組んだ。
「西和賀の土地や気候が山菜に適していることは確信していましたが、
初めての試みだったので、秋田県の阿仁町や山形県の朝日村(当時)などに出かけて
勉強したんですよ」と当時を振り返る。

ワラビを畑で栽培するためには、山で自生しているワラビの地下茎を掘り出し、
植え替えることが必要だ。
そして、商品価値の高い、太いワラビに育てるためには、
地下茎も太く大きく育てることが求められる。
そこで小田島さんたちは、春に畑の土に生たい肥を混ぜてやわらかくすることで、
地下茎が大きく育つよう工夫。
育てた株は「ポット苗」にして希望者に無料で提供し、栽培者を少しずつ増やしていった。
こうして町ぐるみで普及を進めた結果、平成21年には「西わらび」の商標登録が実現したのだ。

小田島さんはその後、黒系統(茎が紫色)のワラビの栽培にも取り組む。
ワラビには多くの系統があり、現在出回っている西わらびは緑系統。
しかし小田島さんによると、黒系統のほうが粘りが強く、
生で食べられるほどアクが少ないことが、食味試験で実証されたという。

小田島さんが自分の畑で栽培している西わらびは、すべて黒系統。「サラダで食べてもおいしいですよ」

ユキノチカラの主役たち(3)
“雪の力”の恩恵を受けた、
西和賀の農作物で新商品づくり

岩手県の山間部にある西和賀町。
積雪量は県内一、人口約6,000人の小さなまちです。
雪がもたらす西和賀町の魅力あるコンテンツを、
全国へ発信していくためのブランドコンセプト〈ユキノチカラ〉。
西和賀の風景をつくりだし、土地の個性をかたちづくってきた雪を、
しっかりタカラモノとしてアピールしていくプロジェクトです。
昨年度の第1弾に続き、今年度も第2弾として4事業所による新商品が誕生しました。
西和賀ならではの気候や自然、食文化がぎゅっと詰まった味わいです。

「地元の野菜や特産品の西わらびをもっと活用したい!」 そんな熱い想いをカタチに

2月半ばのその日は、西和賀の冬では珍しい雨模様の天気だった。
アスファルトの道路は、所どころがシャーベット状。
でも脇の田畑には、厚い雪がこんもりと積もっている。
「昨年の12月中旬から1か月間ほど、この雪の下に人参や大根、
白菜などの野菜を保存していたんですよ」と説明するのは、
〈西和賀産業公社〉の副部長兼生産加工課長の廣瀬稔さんだ。

〈西和賀産業公社〉の廣瀬稔さん。

昨年度にどぶろく〈ユキノチカラ〉を開発した同社では、
今年度は地元の野菜を使って、
漬け物以外の、付加価値の高い加工品をつくりたいと考えていた。
そこで着目したのが、「雪」。
野菜を雪の中に保存して糖度を高め、「雪下野菜」として差別化し、
さらにその風味を生かしたドレッシングをつくることを思いついたのだ。

12月中旬から1月中旬の雪の中の温度は0度前後。ここに保存されることで、野菜の甘みは増す。

このドレッシング〈ユキノチカラ 生ドレ〉は、
〈雪下ばっけ〉〈山ぐるみ〉〈雪下人参〉〈雪下野菜〉の4種類。
「ばっけ」とは「ふきのとう」の方言で、
〈山ぐるみ〉には県内で採れたくるみを使っている。
4種類ともそれぞれの素材の味を生かすため、
化学調味料を使っていない点もこだわりだ。

〈ユキノチカラ 生ドレ〉4種。どれもとろみがあるので、ドレッシングとしてはもちろん、ディップや肉料理のソースとしてもおすすめ。

今年度開発したもうひとつの商品が、〈西わらびピクルス〉。
「当社ではすでに、西わらびの加工品として
〈西わらび水煮〉を製造・販売していますが、
年々生産量が増えている西わらびの用途を拡大するためにも、
西わらびを使って別の加工品をつくれないだろうかと考えていました。
水煮はおひたしなど和風のイメージなので、
今回は洋風のピクルスに決まったんです」と、
同社の統括部長・藤原勝さんは開発の経緯を振り返る。

黒胡椒が効いたスパイシーなおいしさの〈西わらびピクルス〉。西わらびならではの食感や色を重視し、塩蔵した西わらびを戻して使っている。

そのほか同社では、すでに商品化している
〈寒ざらしそば〉〈西わらび水煮〉もパッケージをリニューアルした。
前者は、ソバの実を冷水に浸したあと寒風にさらして、アクや雑味を抜いたもの。
ひと手間もふた手間もかけただけあって、
できたそばは甘みと風味が強く、喉ごしが良い。
また、アクが少なくやわらかく粘りのある西わらびを、
一年中楽しませてくれるのが後者。
どちらの商品もすでに安定した人気を獲得しているが、
今回パッケージのリニューアルによって「ユキノチカラブランド」に組み込み、
ブランド強化を目指している。

〈寒ざらしそば〉や〈西わらび水煮〉の味わいは、西和賀の冬の寒さや雪が育くんだもの。

坂本龍馬の書簡だけじゃない! ちりめん丼に焼きナスアイス &かんば餅。 おいしい食とともに楽しむ 〈志国高知 幕末維新博〉

高知県ではただいま〈志国高知 幕末維新博〉が開催中!
大政奉還150年となる今年と、明治維新から150年となる平成30年にかけ、
歴史を中心とした大規模な観光博覧会を催しています。

幕末維新博のなかで今最も注目されているのは、
なんといっても昨年新らしく発見された〈坂本龍馬の書簡〉の公開。
京都で暗殺される5日前に書かれた手紙で、
〈新国家〉という文字が初めて確認されたという貴重な資料となっており、
龍馬が〈新しい幕府〉ではなく〈新しい国家〉の設立を
目指していたことがよくわかります。

新発見された龍馬の書簡。

3月にオープンしたばかりの高知城歴史博物館にて5月7日まで展示されています。

しかしもちろん、幕末維新博の魅力はそれだけではありません。

龍馬の書簡が展示されている高知城歴史博物館や、
坂本龍馬記念館(平成30年春リニューアルオープン)といった施設のほかに、
高知県内各地にある歴史文化施設が会場となっているのです。
その数なんと23か所!

土佐が生んだ多くの偉人達ゆかりの地を巡りながら、
そこにしかない貴重な歴史資料を見たり、
各地域ならではのおもてなしが体験できるようになっています。

幕末維新博の会場のひとつ中岡慎太郎館。ゆずで有名な北川村にあります。

薩長同盟締結の際活躍した慎太郎の生涯をドラマ仕立ての映像や展示で演出。企画展も開催予定。

近くには生家が残されており、いろりを囲みながら地元の方たちが慎太郎や幕末時代の話を聞かせてくれました。

歴史を学びつつ……。おいしい地元グルメも楽しみ!!

また、歴史を学びつつ注目したいのがやっぱり食!
幕末維新博をまわりながら食べられる
おいしいものたちを、一部ですがご紹介したいと思います。

今回周ったのは、龍馬の盟友である中岡慎太郎の生家と、
海援隊を支え、現在の三菱グループの礎を築いた岩崎弥太郎の生家。
どちらも高知県の東側に位置する安芸・室戸エリアで、
ゆずやナスや海産物が豊富な地域です。

まずは安芸地方の名物、シラスをこれでもかというくらい使った釜揚げちりめん丼。

こちらはかき揚げちりめん丼。かき揚げの下にもシラスがたっぷり!

安芸地方にきたらぜひ食べたいのがちりめん丼。
他の地域で食べるシラス丼と一風違うのが、
地元産のユズ酢をかけて食べるところです。
特にかき揚げとの相性はバッチリ!
爽やかでサッパリとした風味がクセになります。

安芸地方はナスが特産のため、ナスカレーも人気。

『COEDO 花見 -Hanami- 2017』 開催。クラフトビール醸造所を 特別解放!

〈COEDOクラフトビール醸造所〉にてお花見イベント!

歴史的な建築をリノベーションしたビール醸造所で、
春を楽しむ「野点(のだて…野外で自然にふれながら行う茶会)」をテーマに、
青空と桜の花のもと、土地のビールを楽しむ。
そんな素敵なイベント『COEDO 花見 -Hanami- 2017』が、
4月1日(土)、〈COEDOクラフトビール醸造所〉にて開催されます。

川越の大地の恵みから生まれた美しい琥珀色のビール

そもそも〈COEDOブルワリー〉とは、
風情ある蔵造りの街並みが「小江戸」として親しまれ、
観光地として人気を博す埼玉県川越市で、1996年に誕生したビール醸造所。

母体である協同商事は、
1970年代から農業の盛んな川越の地で有機農業に取り組んでおり、
土壌を健全に保つために栽培されていた麦を使ってビールを作れないか?
という着想を得たことから、ビール造りに挑戦。

日本には独立した麦芽製造会社がなかったため、
川越の麦芽を使ってのビール造りは叶わなかったものの、
川越の大地で育まれた「さつま芋」のビール醸造に成功しました。

このビールには、形が悪い・大きすぎるなどの理由から
規格外品として廃棄されてきた農作物が有効活用されており、
〈COEDO〉のビールづくりは、日本の農業が抱える問題に向き合ったものでもあります。

さて、そんなCOEDOブルワリーが、
2016年9月、次の100年を見据えて新たに作った醸造所こそ、
今回の花見イベントの舞台でもある、COEDOクラフトビール醸造所!
昭和50年代に建てられ、企業の研修所として使われてきた美しい建築を醸造所に改修。
武蔵野の田園風景が広がり、桜の木が並ぶ、自然豊かな環境です。

岡山県高梁市でつくられる 柚子胡椒〈吹屋の紅だるま〉 おいしくてかわいいから大人気!

岡山県高梁市の、とっておきの柚子胡椒

今日は、岡山県高梁(たかはし)市でつくられている
とっておきの柚子胡椒をご紹介します。
その名も〈吹屋の紅だるま〉。
インパクト大のだるまがかわいいですね!

吹屋の紅だるまは高梁産の赤く熟した唐辛子と柚子、
岡山産の塩を使って、地元の方々が手づくりしています。
添加物を使用していないというのもうれしい!

ちなみに柚子胡椒は赤い唐辛子を使用すると赤くなり、
青い唐辛子を使うと緑色になるのだそうです。
(胡椒が入っているものだと思っていました!)

口に入れるとはじめに辛味を感じ、後から柚子の風味が。
なんとも上品な辛さです。
うどん、パスタ、鍋、餃子、お好み焼き、卵かけごはん、
納豆にちょっと入れるだけでもおいしい!

こちらの柚子胡椒、毎年すぐに売り切れてしまっていたのですが、
最近生産量が増やされ、入手しやすくなりました。

鳥取の郷土料理「こもどうふ」 を作る料理教室開催! フリーマガジン 『まなざし』編集部が主催

鳥取の郷土料理「こもどうふ(こも豆腐)」とは?

2017年3月26日(日)、鳥取駅前の商店街にて
「こもどうふ」という郷土料理をつくる会が開かれます!

「こもどうふ」は、豆腐と具材をわらで包みこんだものをそのまま茹でる、
とってもシンプルな料理。包みを紐とくと、わらのいい匂いが香ります。
鳥取では冠婚葬祭のときなどに振る舞われる、特別な料理なのだそう。
見た目もかわいらしい〜!

今から100年ほど前、魚があまりとれなかった鳥取では、
よく豆腐が食べられていました。豆腐は庶民の貴重なタンパク源だったのです。
でも、いつも豆腐ばかりでは飽きてしまう……というわけで
生まれたアイデア料理が「こもどうふ」でした。
身近にあるものでできて、香り豊かで、わくわくするひと皿。
すてきなアイデアですね。

主催は、大学生によるプロジェクト〈コトバのたび〉と
鳥取県庁が手がけるフリーマガジン『まなざし』。
コトバのたびは、日本全国の高校生が森や海、川の名手を訪ね、
その知恵や技術、人生そのものを聞き書きするプロジェクト
〈聞き書き甲子園〉の大学生版です。

『まなざし』では地域の方々から聞き書きしたことを、イベントや紙媒体、動画など、さまざまな形に変えて地域と共有していきます。