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posted:2017.3.17 from:京都府 genre:食・グルメ
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writer profile
Akiko Saito
齋藤あきこ
さいとう・あきこ●宮城県出身。図書館司書を志していたが、“これからはインターネットが来る”と神の啓示を受けて上京。青山ブックセンター六本木店書店員などを経て現在フリーランスのライター/エディター。
みんなが大好きな“カレー”で大学生がまちおこし?!
京都市・京都大学で活動する〈京大カレー部〉の
四代目部長・石崎楓さんの書籍『京大カレー部 スパイス活動』が発売されました。
京大カレー部がすごいのは、自分たちでレシピを考案し、
日本各地のイベントで販売して大好評を得ていること。
さらにはまちおこしまで手がける、エネルギッシュなカレー愛に脱帽する一冊です。
〈京大カレー部〉は2010年に京都大学総合人間学部にて発足。
学内、京都、関西、日本全国のイベントで、スパイスから作る
創作カレーを制作・販売する活動を行ってきました。
京大付近のシェアカフェにて不定期出店も行っているのだそう。
本書では、本場インドでのカレー探求記のほか、
地方創生としてのカレー活動についても綴られています。
『冬に利賀村で出店してからというもの、何度大学内でさまざまな創作カレーに挑戦しようとも、どこか物足りなさを感じていた。もう一度、豊かな山へみんなで出かけて、その土地の恵みを詰め込んだカレーを地元の人に提供したい、とずっと思っていた。地域活性化や町おこしを謳うイベントに足を運び、「私はあなたの町村で、カレーを作りたいです」と地域担当者に営業するようになっていた。』(本文より)
豪雪の富山・秘境で地産地消カレーを作ったり、
奈良では獣害対策としてシカカレーを、
富山県氷見市で里山里海カレーを、和歌山の梅園で梅カレーを…
ユニークな活動から、まちおこしのヒントが見つかるかもしれません。
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書籍では、京都のおいしいカレー屋さん&個性豊かな
京都のカレーパンもイラストコラムにて紹介。
ほかにもインド遠征記など、
あらゆる角度からカレーを考える一冊です。
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京大カレー部 スパイス活動
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