news
〈 コロカルニュース&この企画は… 〉
全国各地の時事ネタから面白情報まで。
コロカルならではの切り口でお届けする速報ニュースです。
writer profile
Yu Miyakoshi
宮越裕生
みやこし・ゆう●神奈川県出身。大学で絵を学んだ後、ギャラリーや事務の仕事をへて2011年よりライターに。アートや旅、食などについて書いています。音楽好きだけど音痴。リリカルに生きるべく精進するまいにちです。
東京・町田にあるドイツ製法手づくりハム・ソーセージの専門店
〈クロイツェル〉が、国産大豆100%豆腐を使用した
ハムとフランクフルトをつくってしまいました!
種類は豆腐を原材料とした「トーフハム」と
豆腐と豚・牛肉のソーセージ生地を原材料とした
腸詰「トーフヴルスト」「トーフ(白)ヴルスト」の3種類。
いずれも東京のお店と通販にて販売されます。
豆腐は、東京・町田市にある〈いくた食品〉の国産大豆100%の豆腐を使用。
山桜を中心とした独自ブレンドのチップでスモークしているため、
燻製の薫りが香ばしく、クセ少ない味に仕上がっているのだそう。
〈クロイツェル〉は、ドイツのコンテスト(DLG)で金賞を受賞しているほどの実力店。
新鮮で良質な材料を使い、ひとつひとつ手づくりした
ハム・ソーセージを常時30種類以上販売しています。
そんな、本物のハムとソーセージのお店が
豆腐に目をつけるなんて、ちょっと驚きですね。
Page 2
開発のきっかけは、長野県八ヶ岳にある〈ごぱん〉という
マクロビオテックのレストランで食べた雑穀でつくられたソーセージが
とてもおいしかったこと。
さっそくレシピを教えてもらい商品化しようとしたところ、
食感が悪かったり、スライスしたらボロボロになったりと、さまざまな問題が。
大豆ミートや粒そば、グルテンといったさまざまな素材を試し、
〈ごぱん〉シェフの小山さんや大学の先生、ソーセージマイスターの
協力を仰ぎながら完成にこぎつけたのだとか。
あまりに商品化が難しく、途中で挫折しそうになったことも。
そんな時、糖質制限されているお客さんから
「豆腐と肉ばかりでだんだん飽きてきたので何か食べ応えのある
他のバリエーションをつくれないか」と依頼されたことや、
ドイツを訪れた際、どこのスーパーでも売られている
ソーセージの1割ほどがベジタブルのソーセージであったことが
モチベーションにつながったそうです。
トーフハムは肉を控えている方でもおいしく食べられ、
トーフヴルストとトーフ(白)ヴルストは通常のフランクフルトを
あっさり軽くしたような味わいなのだとか。
ベジタリアンの方もそうでない人も、一緒に楽しめそうですね!
information
Feature 特集記事&おすすめ記事