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posted:2017.4.16 from:京都府京丹後市 genre:食・グルメ
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writer profile
Yu Miyakoshi
宮越裕生
みやこし・ゆう●神奈川県出身。大学で絵を学んだ後、ギャラリーや事務の仕事をへて2011年よりライターに。アートや旅、食などについて書いています。音楽好きだけど音痴。リリカルに生きるべく精進するまいにちです。
京都府京丹後市にある〈御菓子司あん〉が
チーズケーキづくりに挑戦しました。
そして誕生したのが〈京丹後黒豆チーズケーキ〉。
今年の1月に発売され、発売開始から
3ヶ月で販売個数1,000個を突破したそうです。
ケーキを手がけたのは、御菓子司あんの工場長であり
和菓子一筋23年の職人、中原さん。
和菓子の文化を若い人たちにもっと知ってほしいと、
上質な黒豆を使用した黒豆あんとチーズをサンドしたケーキをつくりました。
花のようなかたちの最中は、じつは傘。
雨の多い京丹後には「うらにし模様」という言葉があり、
「弁当忘れても傘忘れるな」という意味があるそう。
この最中はそのうらにし模様の傘をモチーフにしているんです。
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御菓子司あんがチーズケーキづくりに
踏み切った背景には、
京丹後市の観光産業の変化がありました。
昭和50年代から1998年頃にかけて大きく成長した京丹後市の観光は、
夏季の海水浴、冬季のカニなどを目当てに訪れる、団体客が中心でした。
ところが、近年の少子化や海水浴離れに加え、
旅の楽しみ方が変化し団体旅行客が減ってきたため、
以前人気だった箱菓子の人気に陰りが。
そこで子ども連れの家族や女性にも喜んでもらえるお菓子をと、
フルーツの産地である京丹後の資源を生かしてつくった
いちごやキウイ、ブドウ、かき、ブルーベリー、栗、
いちじく、トマトなどのフルーツ大福が人気に。
その経験から「和菓子も工夫すれば、普段なじみのない
小さなお子様連れのファミリーにも支持される」と
確信を得たことが今回の開発につながりました。
京丹後黒豆チーズケーキもフルーツ大福も食べてみたいですね!
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