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Akiko Saito
齋藤あきこ
さいとう・あきこ●宮城県出身。図書館司書を志していたが、“これからはインターネットが来る”と神の啓示を受けて上京。青山ブックセンター六本木店書店員などを経て現在フリーランスのライター/エディター。
北陸新幹線の開業3年目を迎えた石川県金沢市。
訪日外国人数が前年比133%増を記録するなど、観光地として
注目が集まる金沢ですが、実は観光客に地元の食文化を体験してもらえる
代表的なお土産が少ない、という悩みがあったのだそう。
このたび発売された〈金沢笹寿し 小笹〉は、金沢名物〈笹寿し〉のお弁当。
もともと、金沢の各家庭でお祭りやハレの日に作られていた押し寿しを、
40年前に〈芝寿し〉の創業者が笹寿しとして商品化した名物メニューが、
スタイリッシュなお弁当になりました。値段は1,058円(税込)。
金沢駅と富山駅の〈芝寿し〉二店舗、また全国宅配にて発売中です。
〈金沢笹寿し 小笹〉の開発は、株式会社〈Hotchkiss〉の水口克夫さんを中心に行われ、
スタイリストの伊藤まさこさんも参加しています。
笹寿しひとつひとつの大きさを通常よりも小さくし、
地元金沢や北陸にゆかりのある食材を使用した、6種類の具材を入れました。
国産の素材を丁寧に加工、熟成させた真鯛や
加賀野菜の金時草(きんじそう)、炙ったのどぐろなど、
食べやすいサイズで金沢の食文化が堪能できる組み合わせ。
こちらは珍しい“生麩巻き寿し”。
生粟麩を揚げて甘辛く煮込み、味をしみ込ませた、
食感豊かな味わいのお寿司です。
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パッケージにあるロゴマークは、創業以来使用している元祖笹寿しの
「笹」の一文字をリデザインしたもの。
伝統の継承と新たな挑戦への想いが込められています。
全ての笹寿しを本物の笹で丁寧に包んだ笹寿しは、
北陸三県で年間1100万個以上の製造数を誇り、
今では石川県のソウルフードとして県民に親しまれる存在。
新しい名物として定着していくことを目指しているそうです。
information
金沢笹寿し 小笹(かなざわささずし こささ)
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